JP2000168205A

JP2000168205A - プリンタの印刷制御方法

Info

Publication number: JP2000168205A
Application number: JP10352226A
Authority: JP
Inventors: Muneyuki Kikuchi; 宗志菊池
Original assignee: Hitachi Koki Co Ltd
Current assignee: Koki Holdings Co Ltd
Priority date: 1998-12-11
Filing date: 1998-12-11
Publication date: 2000-06-20

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、プリンタ制御装置における印刷制
御に関するものであり、連続印刷中に別の印刷文書を割
り込み印刷し、割り込み印刷終了後に割り込み印刷前の
印刷文書を中断時の続きから印刷再開可能にすることを
課題とする。【解決手段】プリンタ制御装置の印刷制御において、
印刷中の印刷データを記録媒体に記録し、入力ポートを
切り替え別の印刷文書を印刷実行する。割り込み印刷終
了後に前の入力ポートにポートを切り替え、記録媒体に
記録しておいた印刷データを読み出し印刷を再開するこ
とで、一時中断した印刷文書を中断時の続きから印刷再
開できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、印刷中であるプリ
ンタの制御装置の印刷制御方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のプリンタ制御装置の印刷制御は、
ホストコンピュータ等から受信した順に文書の印刷を実
行するというように、オンライン印刷中の印刷文書が印
刷終了しなければ、別の印刷文書を印刷することが出来
ないようになっていた。

【０００３】また、受信した印刷文書があるプリンタ制
御装置においては、印刷を一時中断してオフライン印刷
を実行することが出来ないようになっていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来のプリンタ制御装
置の印刷制御においては、割り込み印刷の機能を持って
いないために最初に印刷を開始した印刷文書の量が非常
に多い場合であっても、その印刷文書が終了するまでは
プリンタを独占し別の印刷文書を割り込みで印刷できな
いという問題点があった。

【０００５】更に、印刷文書の量が非常に多い印刷を実
行中に、割り込みで別の印刷文書を実行しなければなら
ない場合、その印刷文書をキャンセルして別の印刷文書
を実行し、また始めから最初の印刷文書を実行しなけれ
ばならないという非効率的な印刷を行わなければならな
かった。

【０００６】本発明は、印刷中の印刷文書を一時中断
し、割り込みで別の印刷文書の印刷を実行することを可
能とする。また、割り込みで印刷した印刷文書の印刷終
了後に、一時中断していた印刷文書を中断時の続きから
印刷できるプリンタの印刷制御方法を得ることを目的と
している。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリンタにおいては、印刷中の印刷文書の
印刷を一時中断する。このとき、印刷展開済みの印刷文
書はすべて印刷してから停止する。

【０００８】そして、受信済みの印刷データを一時記録
する記録媒体に格納し、割り込みで印刷文書を実行する
別の入力ポートに切り替え、その印刷文書の印刷を実行
する。

【０００９】前記記録媒体は、新たに追加することも可
能であるが、プリンタ制御装置のプログラムを格納する
既存の記録媒体とすることが製造コストの面からも効果
的である。

【００１０】また、割り込みで印刷を実行した印刷文書
の印刷終了後は、印刷を一時中断した印刷文書を実行す
るポートに入力ポートを切り替え、一時記録していた受
信済みの印刷データを記録媒体より読み出し、中断時の
続きから印刷を再開する。

【００１１】上記のように制御されたプリンタ制御装置
の印刷制御は、オンライン印刷中に別の印刷文書を割り
込みで印刷でき、また、一時中断した印刷文書を中断時
の続きから印刷再開することを可能とすることで、前記
課題を達成する。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下実施例図面を参照して本発明
を説明する。図１に本発明におけるプリンタ制御装置の
機能概略ブロック図を示す。図１に示す構成において、
ホストＣＰＵ群１は、プリンタ制御装置全体を制御す
る。受信処理部２は、ホストＣＰＵ群１から送信コマン
ドやパラメータを受信し、受信したことをメイン制御部
３に知らせる。メイン制御部３は、当該プリンタ制御装
置の管理やホストＣＰＵ群１からのコマンドやパラメー
タの解析を行う。受信データ一時格納部４は、本発明に
おける印刷を一時中断した印刷文書の印刷データを格納
しておく。プリンタの操作パネル５は印刷のオプション
設定を行う。ページバッファ部６は、ページデータを格
納する。編集処理部７は、ページバッファ部６のページ
データに従い編集し、１ページ分の画像データ展開指示
を画像展開部８に指示する。画像展開部８は編集処理部
７からの指示に従いフォント格納部９からフォントデー
タを読み出し、フルドットメモリ部１０に１ページ分の
画像データを展開する。フォント格納部９は、画像展開
部８が展開動作時に使用するフォントデータが格納され
ている。フルドットメモリ部１０は、１ページ分の展開
された画像データを格納する。ＦＩＦＯ部１１は、エン
ジン制御部１２に画像データを送出するときの中間バッ
ファとして使用する先入れ先出しメモリである。エンジ
ン制御部１２は、フルドットメモリ部１０から画像デー
タを読み出し、エンジン１３に送出する。エンジン１３
は、エンジン制御部１２からの指示により印刷動作を実
行する。これらによりプリンタ制御装置１４を構成して
いる。

【００１３】図２は、図１の操作パネル５がタッチパネ
ルである場合の印刷データ受信済みのＳＴＯＰ画面の表
示例である。本発明である割り込み印刷は、ＩＮＴＥＲ
ＲＵＰＴＰＲＩＮＴキー２ｂを押下することにより実
行可能となる。ＤＡＴＡＲＥＡＤＹ表示２ｃは、印刷
データ受信済みであることを表す。また、ＳＴＯＰ表示
２ｄは、印刷データ送受信不可能および印刷停止状態を
表す。

【００１４】図３は、図１の操作パネル５がタッチパネ
ルである場合の入力ポート切り替え画面の表示例であ
る。入力ポート番号３ｄは、矢印キー３ｃを押下するこ
とにより図１のホストＣＰＵ群１に示すホストＣＰＵの
数だけ切り替えることがき、本発明である割り込み印刷
および印刷再開を実行可能とする。

【００１５】図４は、図１の操作パネル５がタッチパネ
ルである場合の割り込み印刷用ＳＴＯＰ画面の表示例で
ある。ＩＮＴＥＲＲＵＰＴ表示４ｃは、連続印刷中であ
る印刷文書が別の入力ポートにあることを表す。

【００１６】図５は、図１の操作パネル５がタッチパネ
ルである場合の割り込み印刷用ＲＥＡＤＹ画面の表示例
である。ＰＲＩＮＴＩＮＧ表示５ｂは、印刷実行中であ
ることを表す。また、ＲＥＡＤＹ表示５ｃは、印刷デー
タ送受信可能状態を表す。ここで、ＳＴＯＰキー５ａを
押下すると割り込み印刷停止状態に移行する。

【００１７】図６は、図２の印刷データ受信済みのＳＴ
ＯＰ画面の表示からキー押下により、本発明における割
り込み印刷実行へ移行時の処理フローである。ステップ
６ａおよび６ｇでキー押下の有無を監視する。ここで、
ＲＥＡＤＹキー２ａを押下すると、ステップ６ｂで印刷
準備処理が起動されプリンタを印刷データ送受信可能状
態とする。次にステップ６ｃで受信済み印刷データの有
無を判定し、有りの場合ステップ６ｄでＰＲＩＮＴＩＮ
Ｇ画面を表示し、ステップ６ｅで印刷を開始し終了す
る。無しの場合は、ステップ６ｆでＲＥＡＤＹ画面を表
示し終了する。また、ＩＮＴＥＲＲＵＰＴＰＲＩＮＴ
キー２ｂを押下すると、ステップ６ｈで、現在受信中の
印刷データおよび受信済みの印刷データを図１の受信デ
ータ一時格納部４に退避する。次にステップ６ｉで受信
中であるページデータを図１のページバッファ部６より
削除し、ステップ６ｊで１ページ分の展開された画像デ
ータを図１のフルドットメモリ部１０より削除する。そ
して、ステップ６ｋで図３の入力ポート切り替え画面を
表示し終了する。

【００１８】図７は、図３の入力ポート切り替え画面の
表示からキー押下により本発明である入力ポートの切り
替えおよび印刷再開移行時の処理フローである。ステッ
プ７ａ、７ｈ、７ｊでキー押下の有無を監視する。ここ
で、ＥＸＩＴキー３ａを押下すると、ステップ７ｂで割
り込み印刷かどうかの判定をし、割り込み印刷の場合、
図４の割り込み印刷用ＳＴＯＰ画面を表示し終了する。
また、割り込み印刷ではない場合、ステップ７ｄで図１
のフルドットメモリ部１０をクリアし、ステップ７ｅで
図１のページバッファ部６のページデータ領域をクリア
する。そして、ステップ７ｆで、図１の受信データ一時
格納部４に格納しておいた印刷データを復帰し、ステッ
プ７ｇで図２のＳＴＯＰ画面を表示して終了する。ま
た、矢印キー３ｃを押下すると、ステップ７ｉに進み、
上矢印キー押下で入力ポート番号３ｄの位置にポート番
号をインクリメント表示し、下矢印キー押下でポート番
号をデクリメント表示する。また、ＥＮＴＥＲキー３ｂ
を押下すると、ステップ７ｋで一時印刷を中断している
ポートのホストＣＰＵは停止状態のままポートをオフラ
イン状態にして、ポート番号３ｄに表示されたポート番
号のポートをオンライン状態にする。これにより、オン
ライン状態のポートは、印刷データ送受信可能になり入
力ポートを切り替えることができる。

【００１９】図８は、図４の割り込み印刷用ＳＴＯＰ画
面の表示からキー押下により本発明である割り込み印刷
を実行するときの処理フローである。ステップ８ａおよ
び８ｆでキー押下の有無を監視する。ここで、ＲＥＡＤ
Ｙキー４ａを押下すると、ステップ８ｂで印刷準備処理
が起動されプリンタを印刷データ送受信可能状態とし、
ステップ８ｃで図５の割り込み印刷用ＲＥＡＤＹ画面を
表示する。次に、ステップ８ｄで印刷データ受信の有無
を判定し、無しの場合は終了する。有りの場合はステッ
プ８ｅで割り込み印刷を実行し終了する。また、ＥＸＩ
Ｔキー４ｂを押下すると、ステップ８ｇで図３の入力ポ
ート切り替え画面を表示し終了する。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
時間プリンタを独占するような印刷文書を実行中でも、
別の印刷文書を割り込みで印刷することができる。

【００２１】更に、一時中断していた印刷文書を中断時
の続きから印刷再開することができ、効率的な印刷を可
能とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明におけるプリンタ制御装置の機能概略
ブロック図を示す模式図である。

【図２】本発明の一実施例である印刷データ受信済み
のＳＴＯＰ画面を示す模式図である。

【図３】本発明の一実施例である入力ポート切り替え
画面を示す模式図である。

【図４】本発明の一実施例である割り込み印刷用ＳＴ
ＯＰ画面を示す模式図である。

【図５】本発明の一実施例である割り込み印刷用ＲＥ
ＡＤＹ画面を示す模式図である。

【図６】本発明の一実施例である割り込み印刷実行へ
移行時の処理フローチャートである。

【図７】本発明の一実施例である入力ポートの切り替
えおよび印刷再開移行時の処理フローチャートである。

【図８】本発明の一実施例である割り込み印刷を実行
するときの処理フローチャートである。

【符号の説明】

１・・・ホストＣＰＵ群、２・・・受信処理部、３・・・メイ
ン制御部、４・・・受信データ一時格納部、５・・・操作パ
ネル、６・・・ページバッファ部、７・・・編集処理部、８
・・・画像展開部、９・・・フォント格納部、１０・・・フル
ドットメモリ部、１１・・・ＦＩＦＯ部、１２・・・エンジ
ン制御部、１３・・・エンジン、１４・・・プリンタ制御装
置、２ａ・・・ＲＥＡＤＹキー、２ｂ・・・ＩＮＴＥＲＲＵ
ＰＴＰＲＩＮＴキー、２ｃ・・・ＤＡＴＡＲＥＡＤＹ表
示、２ｄ・・・ＳＴＯＰ表示、３ａ・・・ＥＸＩＴキー、３
ｂ・・・ＥＮＴＥＲキー、３ｃ・・・矢印キー、３ｄ・・・ポ
ート番号表示、４ａ・・・ＲＥＡＤＹキー、４ｂ・・・ＥＸ
ＩＴキー、４ｃ・・・ＩＮＴＥＲＲＵＰＴ表示、５ａ・・・
ＳＴＯＰキー、５ｂ・・・ＰＲＩＮＴＩＮＧ表示、５ｃ・・
・ＲＥＡＤＹ表示、６ａ〜６ｋ・・・割り込み印刷実行へ
移行時の処理ステップ、７ａ〜７ｋ・・・入力ポートの切
り替えおよび印刷再開移行時の処理ステップ、８ａ〜８
ｇ・・・割り込み印刷を実行するときの処理ステップ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の入力ポートを有するプリンタにお
いて、印刷中の印刷文書を一時中断し、別の印刷文書を
割り込みで印刷するとともに、前記割り込み印刷終了
後、中断前の印刷文書を中断時の続きから印刷を再開す
ることを特徴とするプリンタの印刷制御方法。
【請求項２】プリンタ操作パネルを設け、操作パネル
によって入力ポートの切り替えを可能とし、前記割り込
み印刷及び印刷再開を実行可能とすることを特徴とする
請求項１記載のプリンタの印刷制御方法。