JP2000167478A - 多色化粧板、およびその製造方法 - Google Patents

多色化粧板、およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000167478A
JP2000167478A JP10350291A JP35029198A JP2000167478A JP 2000167478 A JP2000167478 A JP 2000167478A JP 10350291 A JP10350291 A JP 10350291A JP 35029198 A JP35029198 A JP 35029198A JP 2000167478 A JP2000167478 A JP 2000167478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
coating film
colored
coating
step surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10350291A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kobayashi
林 誠 司 小
Koji Nakagawa
川 好 治 中
Kenji Miyagawa
川 健 二 宮
Koji Morimoto
本 耕 二 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Marine Paints Ltd
Original Assignee
Chugoku Marine Paints Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Marine Paints Ltd filed Critical Chugoku Marine Paints Ltd
Priority to JP10350291A priority Critical patent/JP2000167478A/ja
Publication of JP2000167478A publication Critical patent/JP2000167478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】多段面を有する被塗物基材20の少なくと
も一方面に塗膜が形成された化粧板10であって、被塗
物基材が、基底面22と、該基底面より一段高い第1段
面24と、第1段面よりさらに一段高い第2段面26と
を有し、塗膜が、被塗物基材の一方面に沿ってその全面
に形成された下地乾燥塗膜30と、被塗物基材の第1段
面上及び第2段面上に下地乾燥塗膜を介して形成され
た、下地乾燥塗膜と色調の異なる第1着色塗膜40と、
被塗物基材の第2段面上に下地乾燥塗膜及び第1着色塗
膜を介して形成された、第1着色塗膜と色調の異なる第
2着色塗膜50と、で構成されている多色化粧板10及
びその製造方法。 【効果】色彩豊かで立体感のある凹凸模様を有し、しか
も該模様に高級感があり、住宅等の外壁サイディング、
内装ボード等に好適に使用し得る多色化粧板が簡単かつ
低コストで量産できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、多色化粧板およびその製
造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、色彩豊か
で立体感のある凹凸模様を有し、しかも該模様に高級感
があり、住宅等の外壁サイディング、内装ボード等に好
適に使用し得る多色化粧板、およびこのような化粧板が
簡単かつ低コストで量産できるような多色化粧板の製造
方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、外壁サイディング、内
装ボード等の化粧板としては、無機系被塗物基材の表面
に着色塗装したものが種々提案されている。
【0003】例えば、図7(A)に示すように平板状基材
の表面に1色で彩色したもの(モノカラー)、図7(B)
に示すように凹凸状基材の全面に1色で彩色したもの、
図7(C)、(D)に示すようにそれぞれ上記図7(A)、
(B)に示す基材にさらに溝部を設けた点以外は上記と同
様に1色で塗装したもの、図8(A)、(B)に示すように
溝部と平面部(図8(B)では凹凸状面)とを塗り分け2
色仕上げ(ツートンカラー)にしたもの、図9に示すよ
うに図8(B)の凹凸状面の凸部2Aにのみさらに1色塗
装して3色仕上げとしたもの、図10に示すように溝部
を有する平面状基材の全面に下地塗装した後、平面部の
みに下地塗料とは異なる色調で平面部塗装し、さらに必
要によりこの平面部表面に印刷インキにて多色柄6を印
刷し、次いで溝部を含めて化粧板の全面にクリヤ塗料7
を塗装したもの等が挙げられる。
【0004】これらのうちで、図8(B)に示すように、
溝部(目地)を含めて2段柄で構成し、2段目の凹凸状
面に凹凸模様を付したものが主流である。しかしながら
上記のような従来の外壁サイディング、内装ボード等の
化粧板には、下記のような問題点があった。
【0005】すなわち、図7(A)〜(D)に示すようなモ
ノカラーの化粧板では、1色のみで彩色されるため単調
であり、図8(A)、(B)に示すように溝部と平板部(図
8(B)では凹凸状面)とで塗り分けてもツートンカラー
までが限度であり、やはり単調の感は否めない。
【0006】これに対して、図9に示す化粧板では3色
までの彩色が可能であり、また、図10に示す化粧板で
は多色柄の彩色も可能であるが、何れも立体感に乏し
く、ある程度離れた位置から該化粧板を観察すると、や
はり単調な色彩に感じられてしまい、何れの化粧板にお
いてもさらなる改良の余地があった。
【0007】このため鋭意研究を重ねたところ、基材の
表面に溝部(基底部)及び深さの異なる多段面を設ける
と共に、これら溝部を含めて基材の表面を段差や凹凸等
に応じてそれぞれ異なる色調に塗り分けることなどによ
り、多彩色で立体感のある凹凸模様を有する多色化粧板
が得られることなどを見出して本発明を完成するに至っ
た。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、工場等でのラ
イン生産に適応可能であり、より少ない工程で、多彩色
で、立体感のある凹凸模様を有し、しかもこの模様に高
級感もあるような多色化粧板を提供することを目的とし
ている。
【0009】また本発明は、このような多色化粧板を低
コストでライン生産できるような化粧板の製造方法を提
供することを目的としている。
【0010】
【発明の概要】本発明に係る多色化粧板は、多段面を有
する被塗物基材の少なくとも一方面に塗膜が形成された
化粧板であって、上記被塗物基材が、基底面と、該基底
面より一段高い第1段面と、第1段面よりさらに一段高
い第2段面とを有し、上記塗膜が、被塗物基材の一方面
に沿ってその全面に形成された下地乾燥塗膜と、前記被
塗物基材の第1段面上及び第2段面上に上記下地乾燥塗
膜を介して形成された、下地乾燥塗膜と色調の異なる第
1着色塗膜と、前記被塗物基材の第2段面上に上記下地
乾燥塗膜及び第1着色塗膜を介して形成された、第1着
色塗膜と色調の異なる第2着色塗膜と、で構成されてい
ることを特徴としている。
【0011】本発明においては、上記第2着色塗膜表面
には、印刷にて彩色が施された印刷膜が形成されていて
もよい。本発明においては、上記基底面と第1段面との
段差が1.0〜5.0mmであり、第1段面と第2段面
との段差が1.5〜3.5mmであることが好ましい。
【0012】本発明においては、各段の段差が上記範囲
にあり、しかも基底面や第1段面が、段差の異なる複数
の段面から形成されているか、凹凸状であってもよい。
本発明においては、上記第2段面の表面が、凹凸状であ
ってもよい。
【0013】このように上記第2段面の表面が凹凸状で
ある場合、上記第2段面の凸状部表面には、さらに凸部
塗膜が形成されていてもよい。本発明に係る上記多色化
粧板は、上記基底面と第1段面と第2段面との多段面を
有する被塗物基材(a)の表面に沿ってその全面に下地塗
料を塗布硬化して下地乾燥塗膜(b)を形成し、上記被塗
物基材(a)の第1段面上と第2段面上の下地乾燥塗膜(b)
の表面に第1着色塗料を塗布硬化して第1着色塗膜(c)
を形成し、次いで、上記被塗物基材(a)の第2段面上の
第1着色塗膜(c)の表面に、第1着色塗膜の色調と異な
る色調の第2着色塗料を塗布硬化して第2着色塗膜(d)
を形成して得ることを特徴としている。
【0014】本発明においては、上記第2着色塗膜(d)
を、印刷インキによる印刷にて形成してもよい。本発明
においては、上記第2着色塗膜(d)の表面に、印刷イン
キによる印刷にて、さらに印刷膜(e)を形成してもよ
い。
【0015】本発明においては、上記第2段面が凹凸状
であり、第2着色塗膜(d)表面凸部には、さらに凸部着
色塗料を塗布硬化して凸部着色塗膜(f)を形成してもよ
い。本発明においては、上記下地塗料の塗布を噴霧塗装
にて行い、第1着色塗料の塗布をスポンジロールコータ
ー塗装にて行い、第2着色塗料の塗布を軟質ゴムロール
コーターにて行うことが好ましい。
【0016】本発明においては、上記凸部着色塗料の塗
布を硬質ゴムロールコーターにて行うことが好ましい。
本発明によれば、色彩豊かで立体感のある凹凸模様を有
し、しかも該模様に高級感があり、住宅等の外壁サイデ
ィング、内装ボード等に好適に使用し得る多色化粧板が
得られる。
【0017】本発明によれば、このような化粧板が簡単
かつ低コストで量産できる。
【0018】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る多色化粧板お
よびその製造方法について本発明の好ましい実施態様を
添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0019】図1は、本発明に係る多色化粧板の第1の
実施態様を示す縦断面図である。図2〜図4は、それぞ
れ本発明に係る多色化粧板の他の実施態様を示す縦断面
図である。図6(A)は、本発明に係る多色化粧板用の
被塗物基材の1態様を示す縦断面図であり、また塗装機
の種類と被塗物基材の表面からの塗装可能な深さとの関
係を測定した際に用いた被塗物基材の断面図でもある。
図6(B)は、図6(A)に示す多段状被塗物基材の表
面に段差、溝の深さ等に応じた彩色を施してなる多色化
粧板を示す縦断面図である。図7〜図10は、従来例で
ある。各図において、同一部材には、同一符号を付して
いる。
【0020】[多色化粧板]まず、図1に示す多色化粧
板10では、多段面を有する被塗物基材20の一方面に
塗膜が形成されている。
【0021】以下、このような多色化粧板10を構成す
る各層について順次説明する。 <被塗物基材>この多色化粧板10では、被塗物基材2
0は、基底面(すなわち溝部底面)22と、該基底面2
2より一段高い第1段面24と、第1段面24よりさら
に一段高い第2段面(すなわち表面)26との三段面を
有している。
【0022】このような被塗物基材20では、基底面2
2と第1段面24との高低差aは、通常、1.0〜5.
0mm、好ましくは2.0〜3.0mmである。この高
低差aがこのような範囲にあると、該基材強度も適度に
保持され、しかも後述する着色1色目の下地塗料の塗装
は容易であり、さらに着色2色目の第1着色塗料のスポ
ンジロールコーター塗装時に、基底面に塗設されている
下地乾燥塗膜に第1着色塗料が付着せず、優れた意匠性
が発揮される。
【0023】基底面22の幅dは、通常、意匠性の観点
から適宜選択され、通常、3.0〜10.0mm、好ま
しくは4.0〜8.0mmである。このような範囲にあ
ると、一般的なタイル目地幅とほぼ同等であり、意匠性
に優れた多色化粧板が得られる傾向がある。
【0024】また、基底面22と高低差のある隣接する
各面との端部同士を接合する接合面(側面)28Aが基
底面と成す角度gは特に制限されず、0<g≦90度の
範囲で図1に示すような緩斜面、急斜面あるいは図示せ
ぬ垂直面(g,h=90度)で接合されていてもよい。
但し、この接合面の角度gが90度に近くなると、該基
材用部材(例:セメント)を型内に流し込んで固化させ
た後、型抜きして該基材を製造する場合には、型抜き困
難となり、また下地塗料をスプレー塗装する場合に、均
一膜厚で塗装することが困難となる傾向がある。このた
め、接合面(第1側面)28Aが基底面と成す角度gは
通常、60〜90度、好ましくは75〜85度である。
【0025】第1段面24と第2段面26との高低差b
は、通常、1.5〜3.5mm、好ましくは2.0〜
3.0mmである。高低差bがこのような範囲にある
と、後述するようにスポンジロールコーター塗装される
着色2色目としての第1着色塗料の塗装の際に、第1段
面及び第2段面に均一膜厚での塗装ができ、しかも、第
2段面への第2着色塗料のロールコーター塗装の際に、
第1段面に第2着色塗料が付着することがなく、意匠性
に優れた多色化粧板が得られる傾向がある。
【0026】また、第1段面の幅eは、通常、意匠性の
観点から適宜選択され、通常、3.0〜30.0mm、
好ましくは5.0〜15.0mmである。また、第1段
面24と高低差のある隣接する第2段面26の端部同士
を接合する接合面(第2側面)28Bの角度hは特に制
限されず、0<h≦90度の範囲で図1に示すような緩
斜面、急斜面あるいは図示せぬ垂直面(h=90度)で
接合されていてもよい。本発明の好ましい態様において
は、この接合面の角度hは、通常、30〜80度、好ま
しくは40〜60度である。
【0027】第2段面には、通常、意匠性の観点から凹
凸柄を付与することが多く、このような意匠性の観点か
らは、第2段面の幅fは、通常5.0〜80.0mm、
好ましくは10.0〜40.0mmである。
【0028】このような多段面状の被塗物基材20を、
各面の高さ方向(被塗物基材の厚さ方向)から見た場合
には、溝部は、任意の方向に任意の長さで複数本延び、
必要により任意の位置で複数の溝部が互いに交わること
などにより、碁盤目状、平行・網目葉脈状など、任意の
形状・大きさの溝模様を形成していてもよい。また、各
面22,24,26の配列順序に特に制限はなく、第1
段面24は、図1に示すように基底面22と第2段面2
6との間に存在して階段状になっていてもよく、基底面
22と基底面22との間に存在していてもよく、第2段
面26と第2段面26との間に存在していてもよい。こ
れらのうちでは、基底部22と第1段面24と第2段面
26との配列順序は、図1に示すような階段状であるこ
とが意匠的に好ましい。
【0029】また、このような被塗物基材20の材質と
しては、その表面に3段面以上の多段面、特に好ましく
は三段面を有する限りその材質は特に限定されず、例え
ば、樹脂(プラスチック)、木材、金属、スレート、ケ
イ酸カルシウム板、木片セメント板等が挙げられ、平板
状被塗物基材の表面に段差加工を施すことにより上記被
塗物基材20を作成する場合には、段差加工の容易な無
機質系基材が好ましい。
【0030】また、その寸法は、特に限定されないが、
工場生産性、取扱いの利便性等の点から、通常、縦1〜
3m×横0.3〜1m×厚さ0.01〜0.05m程度
であることが多い。
【0031】また、その被塗物基材20の表面は、シー
ラー処理などが施されていてもよい。特に、該基材の材
質が、アルカリ性で多孔質の無機質系基材である場合に
は、該基材表面へのアルカリ滲出し防止、及び該基材表
面の粉化脆部の固化強化のために、シーラー処理などを
予め施しておくことが望ましい。
【0032】このようなシーラー処理には、一般的に使
用されるウレタン系、エポキシ系、アクリル系などの各
種シーラーを使用でき、中でもウレタン系シーラーが基
材への含浸性補強効果に優れるため好ましい。
【0033】ウレタン系シーラーとしては、例えば、M
DI(4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート)
のプレポリマー、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネ
ート)のプレポリマーなど、イソシアネート系のものが
挙げられる。 <塗膜>図1に示す多色化粧板10では、このような多
段面(三段面)を有する無機質系被塗物基材20の表面
に塗膜が形成されており、この塗膜は、被塗物基材表面
部位により異なる層構成となっているが、最も層構成数
の多い部位は、下地乾燥塗膜30と、第1着色塗膜40
と、第2着色塗膜50とで構成されている。
【0034】これらの塗膜のうちで、下地乾燥塗膜30
は、図1に示すように、無機質系被塗物基材20の基底
面22,第1段面24,第2段面26,接合面28A、
Bを含む該被塗物基材表面全体に塗設されている。な
お、図1においては、この下地乾燥塗膜30は、無機質
系被塗物基材20と独立した層として表現したが、無機
質系被塗物基材20に一部含浸硬化して該被塗物基材と
下地乾燥塗膜とが結合一体化することにより、明確に独
立した層(界面)を形成していなくとも良い。
【0035】第1着色塗膜40は、図1に示すように前
記無機質系被塗物基材20の第1段面24上及び第2段
面26上に上記下地乾燥塗膜30を介して形成されてい
る。また第2着色塗膜50は、図1に示すように前記無
機質系被塗物基材の第2段面上に上記下地乾燥塗膜30
及び第1着色塗膜40を介して形成されている。
【0036】この多色化粧板10を構成するこれらの塗
膜30,40,50は、互いに異なる色調を有してい
る。 <下地乾燥塗膜>このような下地乾燥塗膜(下地塗膜、
下地層)30材すなわち下地塗料としては、従来より公
知のものが使用され、アクリル樹脂、アクリル-ウレタ
ン樹脂、アクリルシリコーン樹脂等、後述する第1着色
塗膜40材、第2着色塗膜50材と同様の樹脂分を含有
しており、さらに顔料例えば、着色顔料、体質顔料を含
有するものが好ましい。このように少なくとも他の塗膜
と同様な樹脂分を含有すると、得られる下地塗膜30
は、該被塗物基材20に密着し、その表面を隠蔽被覆
し、耐候性に優れる傾向がある。
【0037】下地乾燥塗膜30の厚さは、その表面に図
1に示すように、被塗物基材表面の多段面と同様な多段
面が現れる限り特に限定されないが、例えば、10〜2
00μm厚、好ましくは20〜80μm厚程度である。
【0038】<第1着色塗膜および第2着色塗膜>第1
着色塗膜(第1着色層)40および第2着色塗膜(第2
着色層)50は、それぞれ透明であっても、不透明であ
っても良いが、何れも不透明であるものが好ましく、ま
た第1着色塗膜の色調と第2着色塗膜の色調とは、色相
を変えるなど互いに異なる色調であることがより立体的
で深みがあり意匠性に優れた多色化粧板が得られるため
好ましい。
【0039】第1及び第2着色塗膜形成材としては、ア
クリル樹脂系、アクリル-ウレタン樹脂系 、アクリルシ
リコーン樹脂系、酢酸ビニル樹脂系、ウレタン樹脂系、
エポキシ樹脂系、アルキッド樹脂系など、従来より公知
の樹脂分が含まれているものが挙げられる。このような
第1及び第2着色塗膜形成材には、これら樹脂と共に、
着色顔料、体質顔料、充填剤、殺菌剤、防腐剤、防黴
剤、耐候安定剤、シリカ等の艶消し材、骨材等が含有さ
れていても良い。上記骨材としては、マイカ、硅砂、ガ
ラスビーズ、ガラス破砕物、ガラス粉体およびこれらの
着色物が挙げられる。
【0040】特に本発明の好ましい態様においては、第
1及び第2着色塗膜は、上記樹脂分と、着色顔料等を含
有する不透明塗膜であることが、製造時に該塗膜膜厚な
どを把握する上で好ましい。なお、第2着色塗膜は、意
匠性の観点からカラークリヤ塗膜であってもよい。
【0041】このような第1及び第2着色塗膜40、5
0の乾燥膜厚は、特に限定されないが、通常、5〜10
0μm厚、好ましくは10〜30μm厚程度である。こ
のような多色化粧板10は、工場等でより簡易な工程で
ライン生産でき、立体感のある多彩模様を有し、自然で
高級感があり、天然石目調、タイル調等の意匠性に著し
く富んでいる。 [多色化粧板の製法]以下、図1に示す多色化粧板の好
ましい製法について図1を参照しつつ、工程順に説明す
る。
【0042】<下地乾燥塗膜用塗料の塗布>図1に示す
多色化粧板10を製造するには、まず、必要により被塗
物基材20のシーラー処理(図示せず)を行った後、被
塗物基材20の基底部22、第1段面24、第2段面2
6および接合面28A,28Bの全表面に、スプレー
(エアスプレー、エアレススプレー)、刷毛等にて下地
乾燥塗膜30材としての下地塗料30を塗布する。
【0043】このような下地塗料を被塗物基材表面に塗
布し、熱風などで乾燥すると、得られる下地乾燥塗膜3
0は、該被塗物基材に密着し、該被塗物基材表面を隠蔽
被覆し、耐候性に優れた多色化粧板が得られる傾向があ
る。
【0044】詳説すると、下地塗料としては、従来より
公知のものが使用され、溶剤系、水系、無溶剤系の何れ
であってもよく、また顔料が配合された不透明のエナメ
ル塗料、あるいは顔料が配合された半透明のカラークリ
ヤ塗料であってもよく、顔料を含有しないクリヤ塗料あ
るいは顔料を含有しない溶剤系のワニスであっても良い
が、本実施態様では、被塗物基材20に密着し、該被塗
物基材表面を隠蔽でき、耐候性に優れ、しかも被塗物基
材20表面への塗料の塗布状況を把握しやすい等の点を
考慮すると、上記不透明エナメル塗料が好ましい。な
お、硬化方法は、UV硬化、熱硬化、常温硬化の何れで
も良いが、通常、熱風乾燥が採用される。
【0045】なお、上記溶剤系塗料としては、熱硬化
性、熱可塑性など従来より公知の何れのタイプのもので
あっても良い。また、上記塗料中に含まれる塗膜形成成
分としては、特に限定されず、合成樹脂系、天然樹脂
系、ゴム系の何れであっても良い。この合成樹脂系の塗
膜形成成分としては、アクリル樹脂系、アクリルウレタ
ン樹脂系、アクリルシリコン樹脂系、酢酸ビニル樹脂
系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系、アルキッド樹脂
系、炭化水素樹脂系、ビニルブチラール樹脂系、フェノ
ール樹脂系のものが挙げられ、これらの塗膜形成成分の
うちでは、アクリル樹脂系、アクリルウレタン樹脂系、
アクリルシリコン樹脂系のものが好ましい。
【0046】溶剤あるいはシンナーとしては、脂肪族系
あるいは芳香族系炭化水素、アルコール、ケトン、エー
テル、エステル等が挙げられる。なお、後述する上塗ク
リヤ塗料では、キシレン、PGM−AC(正式名称:Pr
opylene glycol methylether acetate)等のように、揮
発スピードの遅いものが散布された砂等の骨材と良好に
密着するため望ましい。なお、後述する水系塗料におけ
る分散・希釈媒体の水も揮発スピードが遅く、上記キシ
レンなどと同様の効果が得られるため好ましい。
【0047】このような塗膜形成成分を含む溶剤系塗料
のうちで、熱硬化性タイプの塗料としては、二液型アク
リルウレタン樹脂塗料、2-ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート等の水酸基含有エチレン性不飽和モノマー
の(共)重合物、メラミン樹脂及びポリイソシアネート
などが配合された熱硬化性アクリル樹脂塗料が挙げら
れ、熱可塑性タイプの塗料としては、アクリルラッカー
等が挙げられる。
【0048】またこのような塗料には、さらに必要に応
じて着色顔料、体質顔料、増粘剤、分散剤、消泡剤、成
膜助剤、防腐剤等の各種添加剤が配合されていても良
い。本発明では、上述したように、塗膜形成成分の他に
着色顔料を含有し、さらには体質顔料等をも必要により
含有する着色塗料である不透明エナメル塗料が好まし
い。
【0049】水系塗料は、水または、水と少量の有機溶
媒とで分散・希釈可能な塗料であって、塗料のバインダ
ーとして用いられる疎水性の樹脂が、エマルジョン、デ
ィスパージョン、水溶液、粉体懸濁(スラリー)あるい
はこれらの複合タイプなどの形態で、好ましくはエマル
ジョンの形態で塗料中に水性化されている、アクリルエ
マルジョン塗料、酢酸ビニルエマルジョン塗料等が挙げ
られる。
【0050】水系塗料用の分散・希釈媒としては、水も
しくは、水と少量例えば、水100重量部に対して20
重量部以下の量の有機溶剤等からなる分散媒が挙げられ
る。このような水系塗料用のアクリル樹脂は、例えば、
界面活性剤の存在下に水中でアクリルモノマー、あるい
はアクリルモノマーと少量の下記共重合モノマーとをエ
マルジョン重合して得られ、例えば0.1〜数μm程度
の粒子径を有し、重合液中にアクリル樹脂が水性分散し
ている。なお、上記共重合モノマーとしては、例えば、
酢酸ビニル、マレイン酸エステル、アクリル酸エステル
などが挙げられる。
【0051】また水系塗料用の酢酸ビニル樹脂は、例え
ば、モノマーとして酢酸ビニルを、あるいは酢酸ビニル
と下記二重結合含有共重合性モノマーとを、保護コロイ
ドが配合された水溶液中で、触媒の存在下に乳化重合し
て得られる。なお、上記二重結合含有共重合性モノマー
としては、アクリル酸エチル、マレイン酸ジブチル、ビ
ニルアルコールエステル、エチレンなどが挙げられ、保
護コロイドとしては、ポリビニルアルコール、ヒドオキ
シメチルセルロース等が挙げられる。
【0052】なお、エナメル塗料には、通常、顔料と、
溶剤としての有機溶剤とが含まれるが、本明細書では、
特にその趣旨に反しない限り有機溶剤に代えて水を溶剤
として含むものもエナメル塗料に包含する。
【0053】このような下地塗料30を被塗物基材20
の表面全体に塗布するには、リシンガン、スプレー、刷
毛塗り、浸漬など従来公知の方法を採用できる。また、
乾燥方法としては、加熱硬化、常温硬化、紫外線硬化な
ど塗料の種類に応じて適宜選択される。
【0054】なお、この際用いられる下地塗料の塗布量
は、通常、一回当たり、5〜300g/m2、好ましく
は50〜200g/m2の量で塗布することが望まし
い。
【0055】このようにして形成された下地乾燥塗膜3
0上に、後述するような方法で、図1に示すように第1
着色塗膜40、第2着色塗膜50などを形成すると、下
地乾燥塗膜30は、被塗物基材20に密着し、その下地
乾燥塗膜30表面に設けられる第1着色塗膜、第2着色
塗膜などの各層も互いに堅固に密着し、塗膜全体が被塗
物基材20から剥離しにくくなり、しかも被塗物基材表
面は隠蔽されるため意匠的に優れた多色化粧板10が得
られる。
【0056】上記のような下地塗料を塗布硬化してなる
下地乾燥塗膜30の厚さは、得られる多色化粧板の表面
に、被塗物基材の多段面と同様な表面形状の多段面が現
れる限り特に限定されないが、第1下地乾燥塗膜30の
膜厚は、例えば、2〜100μm厚、好ましくは10〜
60μm厚程度である。
【0057】<第1着色塗膜用塗料の塗布>次いで、本
実施態様では、図1に示すように、下地乾燥塗膜30の
表面に、上記下地乾燥塗膜30用塗料と同様な樹脂分を
含有し、下地乾燥塗膜30と色相の異なる顔料などを含
有する第1着色塗膜40用の塗料(第1着色塗料)40
を塗布する。
【0058】この場合、第1着色塗料40は、図1に示
すように、下地乾燥塗膜30の目地部(基底面)32を
除き、下地乾燥塗膜の第1段面34および第2段面36
に塗布する。なお、第1着色塗料40は、図1に示すよ
うに、下地乾燥塗膜の第1段面24と第2段面26との
接合面38Bにも塗布されてもよい。
【0059】このように目地部32を除く、凹凸状面3
4,38B,36にのみ第1着色塗料40を塗設する
と、少なくとも下地塗膜の目地部32とそれ以外の部位
(被塗物基材凹凸部)上とで色調が異なる多彩模様付き
化粧板となり、さらに後述するような第2着色塗膜を第
1着色塗膜の第2段面46上に塗設することにより、よ
り多彩となり、より深みのある天然石目調等の意匠性に
優れた多色化粧板を得ることができる。
【0060】このように下地乾燥塗膜30の基底面(目
地部底面)32を除き、その第1段面34及び第2段面
36に第1着色塗料を塗布するには、スポンジロールコ
ーター等により、下地乾燥塗膜30の目地部32を除
き、その第1及び第2段面にのみ第1着色塗料を被着さ
せるようにし、次いで、例えば、熱風乾燥、紫外線硬化
等すれば良い。
【0061】なお、上記スポンジロールコーターは、多
孔質のゴムあるいはスポンジにて形成され、弾性変形量
が大きく、塗装時には、目地部ほどの大きな段差のある
凹凸部では、全面塗装困難であっても、段差の少ない多
段面、緩やかな凹凸状面ではその多段面、凹凸表面に密
着させて塗装可能である。なお、ゴムロールコーターに
比して、スポンジロールコーターは、塗料を多量に含ま
せて一度に多量(厚膜)に塗装でき、またゴムロールコ
ーターでは困難な多少の凹凸状面などの塗装も可能であ
る。
【0062】この際用いられるスポンジロールコーター
の発泡程度は、一般に「中目」とよばれるものが好まし
く、その硬さは、20〜40度が好ましい。なお、この
スポンジロールコーターは、上記基底面32に第1着色
塗料が付着しないように、塗布ロールと送りロールの間
隔を調整して用いることが望ましい。
【0063】このようにスポンジロールコーター等に
て、下地塗膜付き被塗物基材上に第1着色塗料を塗装す
ると、スポンジロルコーター等に被着した塗料は、被塗
物基材の第1段面及び第2段面上の下地塗膜30表面3
4,36さらにはその壁面38Bにのみ転着し、下地塗
膜の基底面(目地部底面)32にはロールコーターは接
触せず塗料が転着しないため、第1着色塗膜40は、下
地乾燥塗膜30の第1段面34及び第2段面36(さら
にはその壁面38)上にのみ形成される。
【0064】なお、この際用いられる第1着色塗料40
の粘度、塗布量は、スポンジロールコーター塗装を行っ
た際に、目地部32に塗料が垂れたり付着したりしない
限り特に限定されず、被塗物基材の目地部22の深さや
幅(すなわち下地塗膜30の目地部32の深さや幅)に
もより異なり一概に決定されないが、通常、40〜90
ku、好ましくは50〜80kuであることが好まし
い。この粘度が40Ku未満、特に30ku未満では、
目地部32を含む全面に第1着色塗料40が流延して全
体が同一色になってしまい、多色の模様付き被塗物基材
が得られなくなる傾向があり、90kuを超え、特に1
00kuを超えると、流動性が低下し、塗装効率が低下
する傾向がある。
【0065】またその塗布量は、通常、一回当たり、5
〜200g/m2、望ましくは30〜100g/m2の量
となるように塗布することが好ましい。またこのように
塗料組成物を 1回〜数回繰り返して塗布してなる乾燥
硬化塗膜の膜厚は、特に限定されないが、通常、2〜7
0μm厚、好ましくは5〜30μm厚程度である。
【0066】<第2着色塗膜用塗料の塗布>次いで、図
1に示すように、第1着色塗膜40表面のうちで被塗物
基材の第2段面に対応する位置46(第1着色塗膜の第
2段面とも言う)に、第2着色塗膜50用の塗料(第2
着色塗料とも言う)50を塗布し、上記第1着色塗料の
場合と同様に熱風等で乾燥すると、第2着色塗膜50が
得られる。この第2着色塗料50としては、前記第1着
色塗料40と色相が相違する点以外は、第1着色塗料4
0と同様のものが用いられる。
【0067】なお、このように第2着色塗料50を塗布
する際には、スポンジロールコーター等が用いられる。
このスポンジロールコーターの発泡程度は、一般に、
「細目」と呼ばれるものが好ましく、またその硬さは4
0〜60度が好ましい。
【0068】また、この第2着色塗料50としては、前
記下地塗料あるいは第1着色塗料と同様の樹脂分(造膜
成分)と、少なくとも第1着色塗料用着色顔料、好まし
くは下地塗料用および第1着色塗料用着色顔料の何れと
も色相の異なる着色顔料とを含有し、さらに必要により
造膜助剤などを含有するエナメル塗料、カラークリヤ塗
料が用いられる。なお、このエナメル塗料等は、上記下
地塗料と同様に、溶剤系、水性エマルジョン系等の何れ
でも良いが、水性もしくは水溶性塗料が好ましい。
【0069】このようにして得られた第2着色塗膜50
の膜厚は、特に限定されないが、通常、2〜50μm
厚、好ましくは3〜20μm厚程度である。このように
して得られる多色化粧板10では、被塗物基材20、下
地乾燥塗膜30、第1着色塗膜40及び第2着色塗膜5
0が相互に密着しており、しかもその表面外観は、多彩
色で、立体感のある凹凸模様を有し、しかもこの模様に
は、自然で高級感も感じられる。
【0070】本発明の上記第1の実施態様では、第2着
色塗料50を、スポンジロールコーター等にて塗布する
ことにより、第2着色塗膜50を形成する態様について
説明したが、本発明は、かかる実施態様に限定されず、
例えば、図2中、付番60で示すように、第1着色塗膜
40の第2段面46に版画、シルクスクリーン、凸版印
刷等の各種印刷手段にて装飾を加えることで、意匠性を
高めてもよい。このような印刷手段にて第1着色塗膜の
第2段面46に形成される塗膜は、第1着色塗膜の第2
段面46全面に形成されていてもよく、図2に示すよう
に部分的にあるいは散在するように形成されていてもよ
い。
【0071】また、本発明の多色化粧板は、図3付番1
0Bで示すように、図2に示す多色化粧板10Aの全面
に、さらにクリヤ塗膜70が形成されたものであっても
よい。
【0072】本発明の多色化粧板は、図4に示すよう
に、被塗物基材20の第2段面26は、凹凸状26A、
26Bに形成されており、しかも凹凸状第2着色塗膜5
1の凸部50Aの表面に、第2着色塗膜とは色相の異な
る凸部着色塗膜80が形成されている点以外は、図1に
示す多色化粧板10と同様な塗膜構成となっていてもよ
い。
【0073】このような多色化粧板10Cを製造するに
は、上記図1に示す多色化粧板10と同様にして、被塗
物基材表面に第1着色塗膜、第2着色塗膜をそれぞれ所
定部位に形成した後、この第2着色塗膜の凸部51に、
例えば、上記第2着色塗料と同様な組成で色調のみ異な
る凸部着色塗料(エナメル塗料)を、ゴムロールコータ
ー等にて塗布し、熱風乾燥などすればよい。このゴムロ
ールコーターは、その硬度が40〜60度程度でやや高
硬度であることが望ましい。このような多色化粧板にお
いても、その表面にクリヤ塗膜が形成されていてもよい
(図示せず)。
【0074】また、本発明の他の実施態様では、被塗物
基材20の基底面及び第1段面が何れも図6(A)に示
すように多段面になっており、このような被塗物基材2
0を用いた多色化粧板の一例は図6(B)付番10Dで
示される。
【0075】このような多色化粧板10Dを製造するに
は、例えば、まず必要により被塗物基材表面20の全面
シーラー塗装をスプレー、刷毛塗り、浸漬等にて行った
後(図示せず)、下地塗料30を該基材の全面22、2
4、26に上記シーラー塗装と同様な方法で塗布する。
【0076】次いで、下地塗料30とは色調の異なる第
1着色塗料40をスポンジロールコーター等にて、上記
各実施態様と同様に塗装する。このようにスポンジロー
ルコーター塗装すると、第2段面(表面、最上段面)2
6から段差(深さ)が4mm程度までの範囲で、良好に
塗装できる。これにより、上記基材の付番26に対応す
る位置である、下地塗膜の第2段面(最上段面)と、そ
れより深い低位置にあり、上記基材の付番24に対応す
る位置である多段状第1段面との塗装が行われる。な
お、該基材表面(最上段面)から見下ろして第1段面よ
り深い部位である基底面(凹凸状、多段面状の基底面を
含む。)22の塗装は、スポンジロールコーターでは通
常行うことができないため、多段状基材20を段差や凹
凸、溝深さ等に応じて多彩に色分けして多色化粧板を得
ることができる。
【0077】なお、本実施態様においては、次いでこの
第1着色塗料とは異なる色調の塗料(第1a着色塗料)
を、上記第1着色塗料塗布の際に用いたスポンジロール
コーターよりも高硬度のものを使用して、上記塗装の行
われた第1段面及び第2段面に塗装してもよい。このよ
うにすれば、第1段面がこの図6に示すように多段状で
ある場合には、この多段状の第1段面自体もさらに多彩
色化でき、意匠性に優れた多色化粧板を得ることができ
る。
【0078】次いで、このように第1着色塗膜(及び必
要により第1a着色塗膜)の形成された被塗物基材の表
面に、第1着色塗料(及び必要により第1a着色塗料)
とは色調の異なる第2着色塗料を、例えば、スポンジロ
ールコーターより硬質のゴムロールコーターにて塗布す
ると、第1段面24上には塗料は付着せず、第2段面
(表面)26上のみに該塗料を良好に付着させることが
できる。このようにすれば、いっそう多彩色に彩色され
た多色化粧板10Dを得ることができる。
【0079】以上詳述したような本発明に係る多色化粧
板は、工場等でのライン生産に適応可能であり、このよ
うな方法によれば、より簡易な工程で、上記のような多
色化粧板を製造できる。
【0080】このようにして製造された多色化粧板1
0、10A、10B、10C、10Dは、裏面側に接着
剤等を塗布しあるいは釘などで打付けて、木材、合板、
金属板、合成樹脂板、ラス(金網)、あるいはコンクリ
ート(建造物)の表面など、任意の基材表面に貼設する
ことができる。
【0081】
【発明の効果】本発明に係る多色化粧板は、被塗物基材
の基底面(溝部底面)と第1段面と第2段面とで相異な
る色調の彩色が施されて立体感のある3色以上の凹凸多
彩模様となっており、深みがあり、高級感のある天然石
目調、タイル調、モザイク柄など、自然物のような実在
感が溢れ、著しく意匠性に優れている。特に骨材が散布
被着されたクリヤ塗膜付き多色化粧板では、深みがあ
り、高級感があり、その骨材の質感が全くといって良い
ほど損なわれず、天然石目調、タイル調、モザイク柄な
ど、自然物のような実在感が溢れ、著しく意匠性に優れ
ている。
【0082】本発明に係る多色化粧板の製造方法によれ
ば、上記のような天然物に近い多色化粧板が少ない工程
で簡単に得られる。しかも、この方法では、長時間にわ
たり工場等で製造ラインを運転してこの模様付き化粧板
を製造しても、模様の安定性を維持でき、生産性の向
上、コストダウンを図ることができる。
【0083】
【実施例】以下、本発明について実施例によりさらに具
体的に説明するが、本発明は、このような実施例により
何等制限されるものではない。 [各種ロールコーターにより塗装可能深さの確認試験]図
5に示すような断面形状の各種台形状試験板(左下端部
内角(エッジ角)y=40度、70度、90度であり、
右上端部内角及び右下端部内角が何れも90度であり、
試験板厚み12mmのものを準備)した。この試験板の
表面に、水性塗料[商品名:ハイビゾールL上塗白、中
国塗料(株)製、成分:アクリル樹脂、酸化チタン、塗
膜調整剤を含有。]を、下記表1に示すスポンジロール
コーター(中目、硬度30度。細目、硬度50度)
及びゴムロールコーター(硬度50度)で各々塗装し、
塗装可能な深さxを試験した。
【0084】結果を表1に示す。
【0085】
【表1】
【0086】
【実施例1】図6(A)に示すような溝部22[溝幅6
mm、基底面最奥部(22O)から3.0mm(22A)
と4.0mm(22B)の段状凸部あり。]、第1段面2
4[基底面最奥部から5.0mm(24A),6.0mm
(24B),7.0mm(24C),8.0mm(24
D)の多段面あり。]及び第2段面26[基底面最奥部か
ら9.0mmの段差あり。]を有し、各段の幅が50m
mである無機質基材20(外壁サイディングボード)の
表面に、下記要領にて塗装を行った。
【0087】(イ)シーラー塗装(図示せず) シーラー[(商品名:ハイビゾール含浸シーラー、中国
塗料(株)製、成分:水乳化型ポリイソシアネート系樹
脂]/水=100/1000(体積比)で混合したもの
を、無機質基材20の表面に全面スプレー塗装し、シー
ラー処理した。
【0088】(ロ)下地塗装(図6の付番30) このようにシーラー処理された基材の全面に、下地塗料
[商品名:ハイビゾールL上塗ダークグレー、中国塗料
(株)製、水性塗料、成分:アクリル樹脂、酸化チタ
ン、カーボン、塗膜調整剤を含有。]を、スプレー塗装
し、熱風乾燥(温度:80℃)して、膜厚30μmの下
地着色塗膜を得た。
【0089】(ハ-1)1色目の第1着色塗装(図6の付番
40) 次いで、この下地塗膜30の第1段面34、(凹凸状。
図面上は省略。)第2段面36及び壁面38に第1着色
塗料[商品名:ハイビゾールLブラウン、中国塗料
(株)製、成分:アクリル樹脂、酸化チタン、カーボ
ン、弁柄、塗膜調整剤を含有。]を、スポンジロールコ
ーター(中目、硬度30度)にて塗装し、熱風(温度:
80℃)にて乾燥させ、膜厚20μmの第1着色塗膜4
0を得た。
【0090】この塗装により、基底面最奥部から9.0
〜5.0mmの範囲の段部(第1段面及び第2段面)は
均一な膜厚に塗装されたが、基底面最奥部から4.0m
mと3.0mmの段部(基底部)は塗装されなかった。
【0091】(ハ-2)2色目の第1着色塗装(図6の付番
40a) 次いで、この下地塗膜30の第1段面34、(凹凸状)
第2段面36及び壁面38に2色目の第1着色塗料[商
品名:ハイビゾールL上塗りアイボリー、中国塗料
(株)製、成分:アクリル樹脂、酸化チタン、カーボ
ン、弁柄、塗膜調整剤を含有。]を、スポンジロールコ
ーター(細目、硬度50度)にて塗装し、熱風(温度:
80℃)にて乾燥させ、膜厚15μmの2色目の第1着
色塗膜40aを得た。
【0092】この塗装により、基底面最奥部から9.0
mmと8.0mmの段面(多段状第1段面の一部と第2
段面)は塗装できたが、基底面最奥部から7.0〜3.
0mmの段面(多段状第1段面の残部)は塗装されなか
った。
【0093】(ニ)第2着色塗装(図6の付番50) 次いで、このように第1着色塗膜も形成された被塗物基
材の表面に、上記第1着色塗膜の色調と異なる色調の第
2着色塗料[商品名:ハイビゾールL上塗りライトブラ
ウン、中国塗料(株)製、成分:アクリル樹脂、酸化チ
タン、カーボン、弁柄、塗膜調整剤を含有。]を、ゴム
ロールコーター(硬度50度)にて塗装し、熱風(温
度:80℃)にて乾燥させ、膜厚10μmの第2着色塗
膜50を得た。
【0094】この塗装により、基底面最奥部から9.0
mmの段面(表面)のみ塗装できた。なお、各種塗料塗
布の可否と、被塗物基材最奥部からの各段面までの高さ
(mm)との関係を表2に示す。
【0095】
【表2】
【0096】以上の結果より、溝(目地)を含めて、第
1段面及び第2段面(表面)の塗装には、スプレー塗装
が好適なことが分かる。また、第1段面と第2段面との
塗装には、中目・硬度30度・スポンジロールコーター
が好適であり、第1段面と第2段面の2色目の塗装に
は、細目・硬度50度・スポンジロールコーターが好適
であり、第2段面のみの塗装には、硬度50度のゴムロ
ールコーターが好適であることが分かる。
【0097】また、被塗物基材溝部と第1段面との段差
は、6.0mm程度までが好ましいく、第1段面と第2
段面との段差は、1.5mm〜3.5mm程度が好まし
いことが分かる。
【0098】このような塗装の結果、従来の外壁サイデ
ィングに比して、立体的で色彩豊かな仕上がりの外壁サ
イディングが簡単な工程により得られた。このような塗
装方法に従えば、簡単な工程により、安価に外壁サイデ
ィングの工業的量産が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る第1の実施態様に係る多
色化粧板の断面を模式的に示す説明図であり、またこの
多色化粧板の製法の説明図である。
【図2】図2は、本発明に係る他の実施態様に係る多色
化粧板の断面を模式的に示す説明図であり、またこの多
色化粧板の製法の説明図である。
【図3】図3は、本発明に係る他の実施態様に係る多色
化粧板の断面を模式的に示す説明図であり、またこの多
色化粧板の製法の説明図である。
【図4】図4は、本発明に係る第1の実施態様に係る多
色化粧板の断面を模式的に示す説明図であり、またこの
多色化粧板の製法の説明図である。
【図5】図5は、塗装機の種類と、被塗物基材の壁面の
角度yと被塗物基材表面からの塗装可能深さxとの関係
を測定した際に用いた被塗物基材の断面図である。
【図6】図6(A)は、塗装機の種類と、被塗物基材の
表面からの塗装可能な深さとの関係を測定した際に用い
た被塗物基材の断面図である。また図6(B)は、この
図6(A)に示す被塗物基材に塗装して成る多色化粧板
の断面を模式的に示す説明図であり、またこの多色化粧
板の製法の説明図である。
【図7】図7(A)〜(D)は、従来例に係る化粧板の
段面を模式的に示す説明図である。
【図8】図8(A)〜(B)は、従来例に係る化粧板の
段面を模式的に示す説明図である。
【図9】図9は、従来例に係る化粧板の段面を模式的に
示す説明図である。
【図10】図10は、従来例に係る化粧板の段面を模式
的に示す説明図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C、10D・・・・・本発明の
多色化粧板 20・・・・・被塗物基材 22・・・・・被塗物基材の基底面(目地部底面) 22o・・・・・被塗物基材の基底面底部 22A、22B、22C、22D・・・・・多段状被塗物基材の
基底面頂部(段状部) 24・・・・・被塗物基材の第1段面 24A、24B、24C、24D・・・・・多段状被塗物基材の
第1段面頂部(段状部) 26・・・・・被塗物基材の第1段面よりさらに一段高い第
2段面(すなわち表面) 26A・・・・・被塗物基材の第2段面凸部 26B・・・・・被塗物基材の第2段面凹部 28A、28B・・・・・第1着色塗膜の壁面(接合面) 30・・・・・下地塗膜(層)、下地塗料 32・・・・・下地塗膜の基底面(目地部底面) 34・・・・・下地乾燥塗膜の第1段面 36・・・・・下地乾燥塗膜の第2段面 38A、38B・・・・・下地塗膜の壁面(接合面) 40・・・・・第1着色塗膜(1色目の第1着色塗膜
(層))、第1着色塗料 40a・・・・・2色目の第1着色塗膜(塗料)、 42・・・・・第1着色塗膜の基底面(目地部底面) 44・・・・・第1着色塗膜の第1段面 46・・・・・第1着色塗膜の第2段面 50・・・・・第2着色塗膜(層)、第2着色塗料 51・・・・・凹凸状第2着色塗膜 60・・・・・印刷膜 70・・・・・クリヤ塗膜、クリヤ塗料 80・・・・・凸部塗膜、凸部塗料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮 川 健 二 滋賀県野洲郡野洲町字三上2306番地の7 中国塗料株式会社内 (72)発明者 森 本 耕 二 滋賀県野洲郡野洲町字三上2306番地の7 中国塗料株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AA01 AC30 AE03 CB26 CB33 CB36 DA06 DB12 DC02 DC31 EA05 EA33

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多段面を有する被塗物基材の少なくとも一
    方面に塗膜が形成された化粧板であって、 上記被塗物基材が、基底面と、該基底面より一段高い第
    1段面と、第1段面よりさらに一段高い第2段面とを有
    し、 上記塗膜が、 被塗物基材の一方面に沿ってその全面に形成された下地
    乾燥塗膜と、 前記被塗物基材の第1段面上及び第2段面上に上記下地
    乾燥塗膜を介して形成された、下地乾燥塗膜と色調の異
    なる第1着色塗膜と、 前記被塗物基材の第2段面上に上記下地乾燥塗膜及び第
    1着色塗膜を介して形成された、第1着色塗膜と色調の
    異なる第2着色塗膜と、 で構成されていることを特徴とする多色化粧板。
  2. 【請求項2】上記第2着色塗膜表面には、印刷にて彩色
    が施された印刷膜が形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の化粧板。
  3. 【請求項3】上記基底面と第1段面との段差が1.0〜
    5.0mmであり、第1段面と第2段面との段差が1.
    5〜3.5mmである請求項1〜2の何れかに記載の化
    粧板。
  4. 【請求項4】基底面及び/又は第1段面が、段差の異な
    る複数の段面から形成されているか、凹凸状であること
    を特徴とする請求項3に記載の化粧板。
  5. 【請求項5】上記第2段面の表面が、凹凸状であること
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の化粧板。
  6. 【請求項6】上記第2段面の凸状部表面には、さらに凸
    部塗膜が形成されていることを特徴とする請求項5に記
    載の化粧板。
  7. 【請求項7】上記基底面と第1段面と第2段面との多段
    面を有する被塗物基材(a)の表面に沿ってその全面に下
    地塗料を塗布硬化して下地乾燥塗膜(b)を形成し、 上記被塗物基材(a)の第1段面上と第2段面上の下地乾
    燥塗膜(b)の表面に第1着色塗料を塗布硬化して第1着
    色塗膜(c)を形成し、 次いで、 上記被塗物基材(a)の第2段面上の第1着色塗膜(c)の表
    面に、第1着色塗膜の色調と異なる色調の第2着色塗料
    を塗布硬化して第2着色塗膜(d)を形成して請求項1に
    記載の化粧板を得ることを特徴とする多色化粧板の製造
    方法。
  8. 【請求項8】上記第2着色塗膜(d)を、印刷インキによ
    る印刷にて形成することを特徴とする、請求項7に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】上記第2着色塗膜(d)の表面に、印刷イン
    キによる印刷にて、さらに印刷膜(e)を形成することを
    特徴とする請求項7〜8の何れかに記載の方法。
  10. 【請求項10】上記第2段面が凹凸状であり、第2着色
    塗膜(d)表面凸部に、さらに凸部着色塗料を塗布硬化し
    て凸部着色塗膜(f)を形成することを特徴とする請求項
    7に記載の方法。
  11. 【請求項11】上記下地塗料の塗布を噴霧塗装にて行
    い、第1着色塗料の塗布をスポンジロールコーター塗装
    にて行い、第2着色塗料の塗布を軟質ゴムロールコータ
    ーにて行うことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  12. 【請求項12】上記凸部着色塗料の塗布を硬質ゴムロー
    ルコーターにて行うことを特徴とする請求項10に記載
    の方法。
JP10350291A 1998-12-09 1998-12-09 多色化粧板、およびその製造方法 Pending JP2000167478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350291A JP2000167478A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 多色化粧板、およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350291A JP2000167478A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 多色化粧板、およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000167478A true JP2000167478A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18409507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10350291A Pending JP2000167478A (ja) 1998-12-09 1998-12-09 多色化粧板、およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000167478A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004057988A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Kubota Corp 窯業系建材の化粧方法
JP2004225296A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Sk Kaken Co Ltd 陶磁器タイル面の改修方法
JP2004225452A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Sk Kaken Co Ltd 陶磁器タイル面の改修方法
JP2004244862A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Sk Kaken Co Ltd 陶磁器タイル面の改修方法
JP2004244861A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Sk Kaken Co Ltd 陶磁器タイル面の改修方法
JP2015085515A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 旭トステム外装株式会社 建築用化粧材及びその製造方法
JP2018193703A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 Ykk Ap株式会社 建具
JP2019520239A (ja) * 2016-05-31 2019-07-18 ナイキ イノヴェイト シーヴィーNike Innovate C.V. カラー層と構造層とを使用して起伏のあるオブジェクトを印刷する方法
JP2020084498A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 ケイミュー株式会社 窯業系建築板及びその製造方法
JP2020121237A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 ベック株式会社 被膜形成方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004057988A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Kubota Corp 窯業系建材の化粧方法
JP2004225296A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Sk Kaken Co Ltd 陶磁器タイル面の改修方法
JP2004225452A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Sk Kaken Co Ltd 陶磁器タイル面の改修方法
JP2004244862A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Sk Kaken Co Ltd 陶磁器タイル面の改修方法
JP2004244861A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Sk Kaken Co Ltd 陶磁器タイル面の改修方法
JP2015085515A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 旭トステム外装株式会社 建築用化粧材及びその製造方法
JP2019520239A (ja) * 2016-05-31 2019-07-18 ナイキ イノヴェイト シーヴィーNike Innovate C.V. カラー層と構造層とを使用して起伏のあるオブジェクトを印刷する方法
JP2018193703A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 Ykk Ap株式会社 建具
JP2020084498A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 ケイミュー株式会社 窯業系建築板及びその製造方法
JP7128726B2 (ja) 2018-11-21 2022-08-31 ケイミュー株式会社 窯業系建築板及びその製造方法
JP2020121237A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 ベック株式会社 被膜形成方法
JP7161417B2 (ja) 2019-01-29 2022-10-26 ベック株式会社 被膜形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102733534A (zh) 建筑板及其制造方法
CN108480166A (zh) 一种家具木板表面喷涂金属漆的方法
JP5420520B2 (ja) 模様面の形成方法
JP2000167478A (ja) 多色化粧板、およびその製造方法
TW200900564A (en) A building boards and coating method of the same
JP2023181279A (ja) 模様面の形成方法
JP5420522B2 (ja) 模様面の形成方法
JP5232734B2 (ja) 模様面の形成方法
JPH11235775A (ja) 無機質模様付き化粧板、およびその製造方法
JP7144275B2 (ja) 模様面の形成方法
JP2664626B2 (ja) 建築用化粧板の製造方法
JP5865592B2 (ja) サイディング材の塗装方法
JP5420521B2 (ja) 模様面の形成方法
JP2008266911A (ja) 打放しコンクリート等の多彩模様を塗装形成する工法
CN114273175A (zh) 仿砖饰面的涂装方法
JP5232834B2 (ja) 模様面の形成方法
JPH11156818A (ja) 模様付き化粧板、およびその製造方法
JP2001003002A (ja) 建築物又は構築物表面装飾用塗装材
JP4069507B2 (ja) 化粧塀用化粧板の製造方法
JP3187365B2 (ja) 化粧板の製造方法
JPH10230220A (ja) 模様付き塗膜、化粧板およびこれらの製造方法
JP4895540B2 (ja) 押圧具及びそれを用いた模様形成方法
JP4367753B2 (ja) 化粧工法
JP4810178B2 (ja) 化粧シートの製造方法及び化粧シート
JPH10315364A (ja) 無機系化粧板

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees