JP2000167208A - 遊技場管理システム - Google Patents

遊技場管理システム

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JP2000167208A
JP2000167208A JP10351338A JP35133898A JP2000167208A JP 2000167208 A JP2000167208 A JP 2000167208A JP 10351338 A JP10351338 A JP 10351338A JP 35133898 A JP35133898 A JP 35133898A JP 2000167208 A JP2000167208 A JP 2000167208A
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Japan
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clerk
card
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JP10351338A
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Kazunari Kihara
一成 木原
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DAIO DENSHI KK
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DAIO DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ台を備えた遊技場において、監視を
要する事象の発生に店員が関与しているかどうかの判断
を正確に行なうことができるようにする。 【解決手段】 各パチンコ台(P)に隣接して付設され
たパチンコ台付設処理装置(T)が、店員カード(3
2)の読取りを行ない得るカード読み取り部(27)を
有し、上記カード読取り部(27)により読み取られて
から所定の時間内に管理の対象になっている事象が発生
したときは、該事象の発生に店員が関与したと判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ台を備
えた遊技場の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ台を備えた遊技場においては、
パチンコ台に対する不正行為の防止のため、監視をする
必要がある。ここで言う不正行為としては、パチンコ台
のガラス戸を開け、釘に変更を加えること、パチンコ台
の木枠を開け、内部の電子部品例えばプログラムを記憶
しているROMを入れ替えることなどがある。これらの防
止のために、マイクロスイッチを付け、木枠やガラス戸
が開放されたときにこれを検知して、遊技場の全体を監
視する中央管理装置に知らせるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、木枠やガラス
戸を店員が開けることもあり、中央管理装置において木
枠やガラス戸を開けたのが店員かそれ以外のものかの区
別ができないという問題があった。
【0004】また最近は、各パチンコ台に対応して、各
パチンコ台の脇に、玉貸しや、飲み物の注文などのため
のパチンコ台付設処理装置が設けられていることが多い
が、そのパチンコ台付設処理装置により飲み物の注文を
した場合に、店員が飲み物等の配達を終えた際、それを
中央管理装置に知らせるため、パチンコ台付設処理装置
に設けられた完了キーを押すようにしているが、遊技客
が誤ってこのキーを押すと、誤った情報が中央管理装置
に伝えられることになり、不都合であった。
【0005】さらに、客がパチンコ台付設処理装置を使
って休憩の処理を行なう場合に、休憩の開始時や休憩の
終了時に店員が開始キー、終了キーを押すようにしてい
るが、これらのキーを客が誤って押すこともあり、同様
の問題があった。
【0006】上記の事象に限らず、その他の管理のため
監視の対象になっている事象が生じた場合にも同様に店
員が関与しているかどうかの判別を行なう必要がある
が、これを実現するための適切な方法がないという問題
があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、管理の対象にな
っている事象の発生に店員が関与しているかどうかの判
別を行ない得る管理システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、各パチンコ台
(P)に隣接して付設されたパチンコ台付設処理装置を
有し、各パチンコ台付設処理装置が、店員カード(3
2)の読取りを行ない得るカード読取り部(27)を有
し、管理の対象になっている事象が、上記店員カード
(32)が上記カード読取り部(27)により読み取ら
れてから所定の時間内に発生したかどうかに応じて上記
管理の対象になっている事象の発生に店員が関与したか
どうかの判断をする判断手段(35,110)をさらに
備えたことを特徴とする遊技場管理システムを提供する
ものである。
【0009】上記パチンコ台付設処理装置は、遊技客カ
ード(30)を挿入するための挿入口(26)と、上記
カード読取り部は、該挿入口(26)に挿入された遊技
客カード(30)の読取りを行ない得るものであり、上
記カード読取り部(27)は、遊技客カード(30)が
上記挿入口(26)に挿入された状態であっても、店員
カードが近づけられると、該店員カードの読取りをも行
ない得るものであっても良い。
【0010】上記判断手段が各パチンコ台付設処理装置
内に設けられていても良い。
【0011】上記カード読取り部(27)により、店員
カードから店員識別番号を読取り、それを記憶する手段
(36)をさらに備えても良い。
【0012】上記管理の対象となっている事象は、例え
ば、パチンコ台の木枠(W)の開放である。
【0013】上記管理の対象となっている事象の他の例
は、パチンコ台のガラス戸(G)の開放である。
【0014】鍵穴(KH)と、鍵穴に鍵が挿入され操作さ
れたことを検出する鍵操作検出手段(S1,S2)と、上記
木枠又はガラス戸を開くための駆動手段(D1,D2)と、上
記店員カードが上記パチンコ台付設処理装置の読取り装
置により読み込まれた後、所定の時間内に上記鍵操作検
出手段により鍵が操作されたことが検出されると、上記
駆動部を動作させて上記木枠またはガラス戸を開放させ
る制御手段(35,210)とさらにを有しても良い。
【0015】上記パチンコ台付設処理装置が、客による
飲食物の注文を受付けて遠隔の装置に該注文を伝えるた
めの手段と、該注文に応じる処理が完了したときに操作
される完了キー(20)を有し、上記パチンコ台付設処
理装置において、上記店員カードが読み取られてから、
所定の時間内に、上記完了キーが操作されると、上記完
了キーの操作が店員によって行なわれたと判断する手段
(35,310)をさらに有することとしても良い。
【0016】上記パチンコ台付設処理装置は、客の休憩
のための処理を行なう手段(35)を有し、さらに休憩
の開始及び終了の際に操作されるキー(20)を有し、
上記パチンコ台付設処理装置において上記店員カードが
読み取られてから、所定の時間内に、上記休憩開始キー
又は休憩終了キーが操作されると、上記開始キーや上記
終了キーの操作が店員によって行なわれたと判断する手
段(35,310)をさらに有することとしても良い。
【0017】上記休憩の開始の時刻と休憩の経過時間を
表示する表示手段(10,42)をさらに有することと
しても良い。
【0018】上記表示手段(10)は例えばパチンコ台
付設処理装置に設けられている。
【0019】複数のパチンコ台に共通に設けられてこれ
らに関するデータの監視を行ない得る共通の監視手段
(40)をさらに備え、上記表示手段(42)を上記共
通の監視手段に設けても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態につき説明する。
【0021】図1に示すように、パチンコゲーム機Pは
複数台が列をなすように配置され、パチンコ台付設処理
装置Tは、各パチンコゲーム機Pの左側に、各パチンコゲ
ーム機Pに対応して配設される。複数のパチンコ台付設
処理装置Tは、ローカルエリアネットワーク(LAN)によ
り、すべて中央管理装置40に接続され、中央管理装置
40との間でデータ、制御信号の授受を行なっている。
中央管理装置40は表示部42を備え、パチンコ台付設
処理装置Tから伝達されたデータをこの表示部42で表
示する。
【0022】図2に示すように、各パチンコ台Pは、木
枠Wと、ガラス戸Gとを備え、木枠Wを開けるとパチンコ
台を制御する電子部品の修理交換ができるようになって
いる。またガラス戸Gを開けると釘の調整を行ない得る
ようになっている。
【0023】また、木枠Wを開けたときにこれを検知す
るマイクロスイッチM1と、ガラス戸を開けたときにこ
れを検知するマイクロスイッチM2が設けられ、これら
による検知信号は,パチンコ台付設処理装置内の制御部
35(図4)に伝えられるようになっている。
【0024】さらに、この実施の形態のパチンコ台P
は、木枠Wを開放するための駆動部D1とガラス戸Gを開
放するための駆動部D2と、鍵穴KHを有する錠LKと、鍵
穴KHに図示しない鍵が挿入され、操作されると、これを
検出する鍵操作センサS1, S2とを備えている。鍵操作
センサS1は、鍵が鍵穴KHに挿入された後、右に回され
たときにこれを検出するものであり、一方、鍵操作検出
センサS2は、鍵が鍵穴KHに挿入された後、左に回され
たときにこれを検出するものである。駆動部D1は、鍵
操作センサS1により、鍵が挿入され右に回されたこと
が検出され、かつ後述の所定の条件が満たされたとき
に、動作して木枠Wを開放する。駆動部D2は、鍵操作セ
ンサS2により、鍵が挿入され左に回されたことが検出
され、かつ後述の所定の条件が満たされたときに、動作
してガラス戸Gを開放する。
【0025】図3に示すように、この実施の形態のパチ
ンコ台付設処理装置Tは、筐体1の前面に上から順に設
けられた、表示部10と、処理キー入力部12と、カー
ド挿入口26と、カード取り出しボタン28とを有す
る。
【0026】カード挿入口26は、遊技客カード30を
挿入させるものであり、挿入口に挿入されたカード30
は付設処理装置Tの内部に設けられたカード読取り/書込
み部27(図4)により、カード内のデータの読取り及
びカード内へのデータの書込みが行なわれる。カード読
取り/書込み部27はさらに、挿入口に後述の店員カー
ド32が近づけられると(例えば距離が約30cm以下に
なると)、そのカードのデータをも読取ることができ
る。このように、2つのカードからのデータを同時に
(並行して)読取ることができるようにするためには例え
ば、アンティ・コリジョン(anti-collision)方式のカー
ド及びカード読取り/書込み部を用いれば良い。これは
複数のカードからの送信信号が同時に読取り/書込み部
27で受信されたときは、読取り/書込み部27から再
送要求を出し、各カードの固有の待ち時間(異なるカー
ドで異なる待ち時間となるように乱数などを用いて設定
される)後に再送するものである。
【0027】遊技客カード30は、玉貸し、貯玉、預り
金の増加、商品の注文等に用いられる。
【0028】店員カード32は、後述の管理の対象とな
る事象の発生に店員が関与したかどうかの判断、及び関
与した店員の特定のために利用される。
【0029】店員カード32には、店員の識別番号が記
憶されており、カードが読み込まれるときに店員の識別
番号も読み込まれ、これらに基づきカードが有効なもの
かどうかの判断が行われる。また、読み込まれた店員の
識別番号はデータメモリ37や中央管理装置40内のデ
ータメモリ41に記憶される。これにより、管理の対象
となっている事象(例えば後述の木枠、ガラス戸の開
放、商品の配達の完了、客の休憩開始、終了)にどの店
員が関与したかについて知ることができ、また記録を残
すことができる。
【0030】カード取り出しボタン28は、挿入口26
内のカードを取り出す際に操作される。
【0031】表示部10は、例えば液晶表示装置で構成
され、処理のための操作の案内に用いられる。
【0032】処理キー入力部12は、処理種類選択キー
15、品目選択キー16、増減キー17、実行キー1
8、処理終了キー20を含む。増減キー17は、増加キ
ー17aと減少キー17bとから成る。
【0033】処理種類選択キー15は、処理種類の選択
に用いられる。このパチンコ台付設処理装置は、玉貸
し、貯玉、預り金の増加、商品(飲食物ないし嗜好品)
の注文、休憩開始が行なえるようになっており、処理種
類選択キー15はこの処理種類の選択の際に操作され
る。
【0034】品目選択キー16は、処理種類が商品の注
文である場合に、注文する商品を選択するのに用いられ
る。注文し得る商品は、例えば、コーヒー、ジュース、
タバコなどである。
【0035】増減キー17は、数量の増減、表示されて
いる処理種類、品目の変更のために操作される。例え
ば、処理種類の選択を行なう段階においては、最初にデ
フォルト値して設定されている所定の処理種類が表示さ
れるが、増加キーを押す毎に、表示される処理種類が順
次変更される。また、減少キーを押す毎に、表示される
処理種類が順次、増加キーを押した場合とは逆の順に変
更される。品目の選択を行なう段階においては、最初に
デフォルト値として設定されている所定の品目が表示さ
れるが、増加キーを押す毎に、表示される品目種類が順
次変更される。減少キーを押す毎に、表示される品目が
順次、増加キーを押した場合とは逆の順に変更される。
数量の増減の際には、現に表示されている数量に対し、
増加させたいか、減少させたいかに応じて、増加キー1
7a又は減少キー17bを押す。玉貸し、貯玉の際は、
ユニット単位で増減を行なう。1ユニットは例えば25
個である。
【0036】実行キー18は、現に表示されている処理
種類、品目、数量等を選択したい場合に操作される。
【0037】処理終了キー20は、注文された商品の配
達が完了したとき、休憩の開始のとき、及び休憩の終了
のときに店員により操作される。
【0038】図4は、パチンコ台付設処理装置Tのう
ち、以下に述べる本実施の形態の特徴に関連する部分
を、これに接続されたパチンコ台P内のマイクロスイッ
チM1, M2及び駆動部D1, D2ならびに中央管理装置4
0を示すブロック図である。中央管理装置40には実際
には図1に示すように複数台のパチンコ台付設処理装置
Tが接続されているが、図4では1台のパチンコ台付設
処理装置Tのみが示されている。
【0039】表示部10、処理キー入力部12、及びカ
ード読取り/書込み部27は、上記したものに対応す
る。
【0040】制御部35は、プログラムメモリ36及び
データメモリ37を備え、パチンコ台付設処理装置の全
体を制御する。特に、キー入力部12、カード読取り/
書込み部27、マイクロスイッチM1, M2から入力され
るデータを受け、所定の論理演算、算術演算等を行な
い、表示部10の表示内容を制御する。また、算術演算
等の結果に基づき、カード内へのデータの書込みの制御
を行なう。制御部35はまた、対応するパチンコ台の鍵
操作センサS1, S2からの信号を受け、木枠W,ガラス戸
Gの駆動部D1, D2による駆動を制御する。制御部35
はさらに、中央管理装置40に接続され、中央管理装置
40との間でデータ、制御信号の授受を行なう。
【0041】中央管理装置40はパチンコ店内の全ての
パチンコ台付設処理装置Tと接続されているもので、デ
ータメモリ41と表示部42とを備え、データメモリ4
1によるデータの蓄積、及び表示部42によるデータの
表示等を行なう。
【0042】中央管理装置40にはさらに商品注文受け
所の端末44と接続されている。この端末は、商品の注
文に応じて商品を用意する場所に設置されているもの
で、注文の内容が表示部46に表示される。
【0043】パチンコ店の営業中に、パチンコ台の点
検、修理等のために木枠Wや、ガラス戸Gの開放が必要に
なることがある。この場合、店員は、点検、修理を要す
るパチンコ台Pのところに行き、脇のパチンコ台付設処
理装置Tのカード読取り/書込み部27に店員カード32
を近づけ、その後木枠W、ガラス戸Gの開放を行なう。カ
ード読取り/書込み部27に店員カード32を近づけこ
となく、木枠W、ガラス戸Gの開放が行なわれると、異常
(店員以外のものが不正行為を行なっている)と判断
し、これが中央管理装置装置40に伝えられて、表示部
42で表示され(及び/または警報が発せられ)、この
表示(及び/又は警報)に基づき、該当するパチンコ台P
のところに店員が行き、不正行為に対する対処を行な
う。
【0044】上記の処理を行なうための制御部35の動
作を図5を参照して説明する。ここでは、制御部35が
プログラムメモリ36に記憶されたプログラムにより動
作するCPU38を含むものとして説明する。動作中、制
御部35は店員カード32がカード読取り/書込み部2
7により読取られたかどうかの判定(102)及びマイ
クロスイッチM1, M2のいずれかが動作したかどうか、
即ち木枠W、ガラス戸Gの開放が検知されたかどうかの判
断 (104)を周期的に繰り返し行なう。ステップ10
2でYESであれば(即ち店員カードが読取られたとき
は)、図示しないタイマーを起動し、また店員カードの
識別番号を読取って、データメモリ37に記憶させる
(106)。ステップ104でYESであれば(即ちマイク
ロスイッチM1,M2のいずれかが動作したときは)、次に
上記タイマーに予め設定された所定の時間が経過したか
どうか、言い換えると所定時間内であるかどうかの判断
を行なう(108)。所定時間内であれば、木枠、ガラ
ス戸の開放に店員が関与しているとの判断をし、そのこ
とを示す情報、及び店員の識別番号(カード読取り/書
込み部27により読取られたもの)、及び木枠、ガラス
戸が開放されたパチンコ台を示す情報を中央管理装置4
0に送る(110)。中央管理装置40ではこの情報を
データメモリ41に蓄積する。制御部35では、その後
上記所定時間が経過するのを待って(112)、ステッ
プ102に戻る。
【0045】ステップ108で所定時間内でないとき
は、異常と判断し、異常が発生したパチンコ台Pを示す
情報とともに、中央管理装置40にその旨を伝える(1
14)。
【0046】中央管理装置Pではこれに応じ、異常を示
す表示を行ない及び/又は警報を発し、監視を担当して
いる店員にその知らせる。店員はこれに応じ、異常が発
生したパチンコ台のところに行き、対処をする。
【0047】なお、実際には、タイマーの所定時間内に
マイクロスイッチM1,M2が2度以上動作する(同じマイ
クロスイッチM1, M2が繰り返し動作する場合及び2つ
のマイクロスイッチが相次いで動作する場合が含まれ
る)ことがあり、これに対する対策も可能であるが、こ
こでは説明を省略する。 (2) 鍵操作による木枠、ガラス戸の開放 本実施の形態のパチンコ台は木枠W、ガラス戸Gを開放す
るための駆動部D1, D2を有し、店員により鍵操作が行
なわれると駆動部D1,D2により、木枠、ガラス戸が開放
される。鍵操作が店員により行なわれたかどうかの判定
は、店員カードがカード読取り/書込み部27により読
取られたかどうかによって行なう。このような処理を行
なうための制御部の動作が図6に示されている。図6は
図5と類似である。異なるのは、ステップ104, 11
0, 114が、ステップ204,210, 214で置き
換えられている点である。
【0048】ステップ204では、鍵操作が行なわれた
かどうかの判断が行なわれる。これは鍵操作センサS1,
S2からの信号に基づいて行なう。ステップ210で
は、駆動部D1による木枠Wの開放又は、駆動部D2によ
るガラス戸Gの開放を行ない、そのことを示す情報、開
放されたパチンコ台Pを示す情報、及び関与した店員の
識別番号が中央管理装置に伝達する。中央管理装置40
ではこの情報をデータメモリ41に蓄積する。
【0049】ステップ214では店員以外のものが鍵操
作を行なったので異常と判断し、そのことを示す情報及
び鍵操作が行なわれたパチンコ台を示す情報を中央管理
装置40に伝達する。中央管理装置では、これに応じ異
常を示す表示を行ない、及び/又は警報を発する。 (3) 商品の配達の完了 パチンコ台付設処理装置は、商品、即ち飲食物、タバコ
などの注文(配達依頼)にも利用できる。商品の注文が
行なわれると、中央管理装置40又は注文受け所の端末
44の表示部46に注文の内容、注文をしたパチンコ台
の番号などが表示される。これに応じて、注文の品を用
意し、店員が配達する。配達が終ると、店員は所持して
いる店員カードを読み取らせ、処理終了キー20を押
す。店員カード32の読取りから所定時間内に終了キー
20が押されたことを確認されると、終了キー20の操
作が店員により行なわれたものと判断する。そして、配
達が終了したことをパチンコ台付設処理装置Tのデータ
メモリ37で記憶するとともに、これを中央管理装置4
0に伝える。このとき、店員の識別番号も読取られ、中
央管理装置40に伝えられる。伝えられた情報は中央管
理装置40のデータメモリ41に蓄積される。この情報
は、後で問題が生じたとき(例えば客から注文した商品
をまだ受け取っていないとの訴えがあったとき)などに
利用される。
【0050】上記の処理を行なうときの制御部35の動
作が図7に示されている。図7は図5と類似である。異
なるのは、ステップ104, 110が、ステップ30
4, 310で置き換えられていること、ステップ114
に対応するステップがないこと、ステップ108でNO
の場合はにステップ102に戻ることである。点であ
る。
【0051】ステップ304では、処理終了キー20が
操作されたかどうかの判断が行なわれる。ステップ31
0では、処理終了キー20が店員により操作されたと判
断し、そのこと、したがって商品の配達が完了したこと
を示す情報、その配達先のパチンコ台を示す情報、及び
関与した店員の識別番号が中央管理装置に伝達する。中
央管理装置ではこの情報をデータメモリ41に蓄積す
る。 (4) 休憩開始 休憩開始は、パチンコ台Pの専用状態及び皿の玉を維持
したまま、一旦遊技を中断し、パチンコ台から離れたい
ときに行なう処理である。休憩の意思表示は、パチンコ
台付設処理装置Tの操作により、或いは他の方法(例え
ば近くにいる店員に声を掛ける)により行なう。休憩の
意思表示が伝えられると、店員が該当するパチンコ台P
の所に来て、休憩中であることを示すプレートを立てる
などして、他の遊技者がそのパチンコ台に付かないよう
にする。さらに、店員カード32を読み込ませ、処理終
了キー20を押す。これにより、付設処理装置Tは、処
理終了キーが店員により押されたものと判断し、休憩開
始時刻を記憶するとともに、休憩開始時刻からの経過時
間を計時して、これを表示部10で表示する。また、中
央管理装置40に対し、休憩が開始したこと、休憩開始
時刻及び経過時間を伝達し、中央管理装置においてもこ
れらのデータをデータメモリ41に蓄積し、必要に応じ
て表示部42で表示される。
【0052】休憩を終了する際は、客は、その旨を店員
に知らせる。店員はパチンコ台Pのところに来て、店員
カード32を読み取らせた後、処理終了キー20を押
す。これにより付設処理装置Tは、終了キー20が店員
により押されたものと判断する。そして、休憩終了の処
理を行なう。すなわち、休憩開始時刻及び経過時間の計
時を止め、休憩時刻及び経過時間の表示を止める。ま
た、中央管理装置にも休憩が終わったことを知らせる。
この休憩に終了に関するデータもデータメモリ41に蓄
積され、必要に応じて表示部42で表示される。
【0053】店員はまた、休憩中を示すプレートを外す
等の処理を行なう。その上で、客は遊技を再開する。
【0054】上記の処理を行なうときの制御部の動作
は、図7を参照して説明したのと同様である。
【0055】なお、休憩開始と休憩終了を同じ処理終了
キー20で兼用しているが、別々のキーを設けても良
い。兼用している場合、休憩開始時も休憩終了時も同じ
処理終了キー20が押されるのが、遊技客から休憩開始
の要求があった後、最初に処理終了キー20が押された
ときに、休憩が開始し、次に押されたときに休憩が終了
すること意味するので、区別可能である。また、同じ目
的(例えば休憩開始)で処理終了キー20を繰返し押す
ことがあるので、所定時間内に重ねて2度以上押された
場合には、同じ目的の操作であると判断するようにして
も良い。
【0056】なお、上記(1)〜(4)の2つ以上を行な
うようにしても良い。
【0057】また、店員カードの識別番号(店員を識別
する番号又は、店員カードであることを示す識別番号)
又は各店(遊技場)のすべての店員カードに共通の識別
番号を時々変更することとしても良い。これにより、事
故などにより店員カードが店員以外のものの手に渡った
場合のセキュリティーを図ることができる。
【0058】また、店員カードが紛失したとき、代わり
となる店員カードを発行する際、各店員カード固有の識
別番号、又は共通の識別番号、又はこれらの両者を変更
し、紛失した店員カード(変更前の識別番号を有する)が
使われてもこれを無効と判断するようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、監視を
要する事象の発生に店員が関与しているかどうかの判断
を正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ台とパチンコ台付設処理装置の配列
を示す概略図である。
【図2】 本発明の一実施の形態の適用対象となるパチ
ンコ台の概略を示す図である。
【図3】 本発明の一実施の形態のパチンコ台付設処理
装置の外観を示す図である。
【図4】 一実施の形態におけるパチンコ台付設処理装
置の主要部及びこれに接続されたパチンコ台のマイクロ
スイッチ、駆動部、及び中央管理装置を示すブロック図
である。
【図5】 木枠、ガラス戸の開放を監視するための制御
部の動作を示すフローチャートである。
【図6】 木枠、ガラス戸を駆動部で行なう際の制御部
の動作を示すフローチャートである。
【図7】 商品の配達の完了を監視するための制御部の
動作を示すフローチャートで
【符号の説明】
D1, D2: 駆動部; M1, M2: マイクロスイッチ;
S1,S2: 鍵操作センサ; P:パチンコ台;
T:パチンコ台付設処理装置; 10:表示部;
12:処理キー入力部; 27:カード読取り/書
込み部; 29:カード挿入検出器; 30: 遊
技客カード; 32: 店員カード; 35:制御部; 40:中央管理装置; 42:表
示部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各パチンコ台(P)に隣接して付設され
    たパチンコ台付設処理装置を有し、各パチンコ台付設処
    理装置が、店員カード(32)の読取りを行ない得るカ
    ード読取り部(27)を有し、 管理の対象になっている事象が、上記店員カードが上記
    カード読取り部により読み取られてから所定の時間内に
    発生したかどうかに応じて上記管理の対象になっている
    事象の発生に店員が関与したかどうかの判断をする判断
    手段(35,110)をさらに備えたことを特徴とする
    遊技場管理システム。
  2. 【請求項2】 上記パチンコ台付設処理装置は、遊技客
    カード(30)を挿入するための挿入口(26)と、上
    記カード読取り部(27)は、該挿入口(26)に挿入
    された遊技客カード(30)の読取りを行ない得るもの
    であり、上記カード読取り部(27)は、遊技客カード
    (30)が上記挿入口(26)に挿入された状態であっ
    ても、店員カード(32)が近づけられると、該店員カ
    ードの読取りをも行ない得るものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技場管理システム。
  3. 【請求項3】 上記判断手段が各パチンコ台付設処理装
    置内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の遊技場管理システム。
  4. 【請求項4】 上記カード読取り部(27)により、店
    員カードから店員識別番号を読取り、それを記憶する手
    段(36)をさらに備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の遊技場管理システム。
  5. 【請求項5】 上記管理の対象となっている事象が、パ
    チンコ台の木枠(W)の開放であることを特徴とする請
    求項1に記載の遊技場管理システム。
  6. 【請求項6】 上記管理の対象となっている事象が、パ
    チンコ台のガラス戸(G)の開放であることを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技場管理システム。
  7. 【請求項7】 鍵穴(KH)と、鍵穴に鍵が挿入され操作
    されたことを検出する鍵操作検出手段(S1,S2)と、上
    記木枠又はガラス戸を開くための駆動手段(D1,D2)と、
    上記店員カードが上記パチンコ台付設処理装置の読取り
    装置により読み込まれた後、所定の時間内に上記鍵操作
    検出手段により鍵が操作されたことが検出されると、上
    記駆動部を動作させて上記木枠またはガラス戸を開放さ
    せる制御手段(35,210)とをさらに有することを
    特徴とする請求項1に記載の遊技場管理システム。
  8. 【請求項8】 上記パチンコ台付設処理装置は、客によ
    る飲食物の注文を受付けて遠隔の装置に該注文を伝える
    ための手段と、該注文に応じる処理が完了したときに操
    作される完了キー(20)を有し、 上記パチンコ台付
    設処理装置において、上記店員カードが読み取られてか
    ら、所定の時間内に、上記完了キーが操作されると、上
    記完了キーの操作が店員によって行なわれたと判断する
    手段(35,310)をさらに有することを特徴とする
    請求項1に記載の遊技場管理システム。
  9. 【請求項9】 上記パチンコ台付設処理装置は、客の休
    憩のための処理を行なう手段(35)を有し、 さらに
    休憩の開始及び終了の際に操作されるキー(20)を有
    し、 上記パチンコ台付設処理装置において上記店員カ
    ードが読み取られてから、所定の時間内に、上記休憩開
    始キー又は休憩終了キーが操作されると、上記開始キー
    や上記終了キーの操作が店員によって行なわれたと判断
    する手段(35,310)をさらに有することを特徴と
    する請求項1に記載の遊技場管理システム。
  10. 【請求項10】 上記休憩の開始の時刻と休憩の経過時
    間を表示する表示手段(10,42)をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の遊技場管理システム。
  11. 【請求項11】 上記表示手段(10)がパチンコ台付
    設処理装置に設けられていることを特徴とする請求項1
    0に記載の遊技場管理システム。
  12. 【請求項12】 複数のパチンコ台に共通に設けられて
    これらに関するデータの監視を行ない得る共通の監視手
    段(40)を備え、上記表示手段(42)が上記共通の
    監視手段に設けられていることを特徴とする請求項10
    に記載の遊技場管理システム。
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