JP2000166479A - 米菓の製造方法 - Google Patents
米菓の製造方法Info
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- JP2000166479A JP2000166479A JP10352803A JP35280398A JP2000166479A JP 2000166479 A JP2000166479 A JP 2000166479A JP 10352803 A JP10352803 A JP 10352803A JP 35280398 A JP35280398 A JP 35280398A JP 2000166479 A JP2000166479 A JP 2000166479A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】重層した2以上の層を有するおかき、あられ又
はせんべい等の米菓を製造する際に、材料であるつきた
ての柔らかい餅を容易且つ均等に重層し、大量生産に適
した米菓の製造方法を提供する。 【解決手段】底の抜けた中枠4を、中枠4よりも広巾で
有底の外枠5の底板51に着脱自在に載置し、中枠4内
に米菓1の各層11、12、13の材料となるつきたて
の柔らかい餅2A(2a)、2B(2a)、2A(2
a)を順次重層した後中枠4を取り外すとともに、この
重層した餅2bを外枠5の内法寸法一杯に略均等に拡幅
することにより、一個の米菓1の基となる餅片2eに裁
断するための板状の餅2cを形成した。
はせんべい等の米菓を製造する際に、材料であるつきた
ての柔らかい餅を容易且つ均等に重層し、大量生産に適
した米菓の製造方法を提供する。 【解決手段】底の抜けた中枠4を、中枠4よりも広巾で
有底の外枠5の底板51に着脱自在に載置し、中枠4内
に米菓1の各層11、12、13の材料となるつきたて
の柔らかい餅2A(2a)、2B(2a)、2A(2
a)を順次重層した後中枠4を取り外すとともに、この
重層した餅2bを外枠5の内法寸法一杯に略均等に拡幅
することにより、一個の米菓1の基となる餅片2eに裁
断するための板状の餅2cを形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おかき、あられ又
はせんべい等として食される米菓の製造方法に関するも
のである。
はせんべい等として食される米菓の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、おかき、あられ又はせんべい等の
米菓として、2以上の層を有するものを製造する際に
は、各層毎に炊いた原材料のもち米をついて餅を作り、
つきたての柔らかいうちに、まず第1層目となる餅を広
巾有底の枠に敷いて該枠の内法寸法一杯に広げ、次いで
第2層目以降の餅を順次同様に先に敷いた餅の上に敷き
広げて重層している。このようにして重層した板状の餅
を、裁断、乾燥等の工程を経て小さい餅片とし、この餅
片を直接油で揚げたり、餅片を焼いた後醤油又はサラダ
油で味付けすることにより最終製品である米菓を製造し
ている。
米菓として、2以上の層を有するものを製造する際に
は、各層毎に炊いた原材料のもち米をついて餅を作り、
つきたての柔らかいうちに、まず第1層目となる餅を広
巾有底の枠に敷いて該枠の内法寸法一杯に広げ、次いで
第2層目以降の餅を順次同様に先に敷いた餅の上に敷き
広げて重層している。このようにして重層した板状の餅
を、裁断、乾燥等の工程を経て小さい餅片とし、この餅
片を直接油で揚げたり、餅片を焼いた後醤油又はサラダ
油で味付けすることにより最終製品である米菓を製造し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法であると、各層の餅がまだ柔らかいうちに重層する
ために、第2層目以降を完全に敷き広げる前に下に敷い
た餅とくっついてしまい、十分に敷き広げて重層するこ
とが困難である。また、このような理由により、複数の
層を枠内に均等に重層するためには多大な手間ひまを必
要とするので、このような米菓の製造方法に実用的なも
のはなかった。
方法であると、各層の餅がまだ柔らかいうちに重層する
ために、第2層目以降を完全に敷き広げる前に下に敷い
た餅とくっついてしまい、十分に敷き広げて重層するこ
とが困難である。また、このような理由により、複数の
層を枠内に均等に重層するためには多大な手間ひまを必
要とするので、このような米菓の製造方法に実用的なも
のはなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
問題を解決するために、柔らかい餅を容易且つ均等に重
層することができ、実用に適した米菓の製造方法を構成
することとした。
問題を解決するために、柔らかい餅を容易且つ均等に重
層することができ、実用に適した米菓の製造方法を構成
することとした。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の米菓の製造方
法は、重層した2以上の層を有する米菓を製造する方法
であって、底の抜けた中枠を、前記中枠よりも広巾で有
底の外枠の該底板に着脱自在に載置し、前記中枠内に前
記米菓の各層の材料となるつきたての柔らかい餅を順次
重層した後中枠を取り外すとともに、この重層した餅を
外枠の内法寸法一杯に略均等に拡幅することにより、一
個の米菓の基となる餅片に裁断するための板状の餅を形
成することを特徴とする。
法は、重層した2以上の層を有する米菓を製造する方法
であって、底の抜けた中枠を、前記中枠よりも広巾で有
底の外枠の該底板に着脱自在に載置し、前記中枠内に前
記米菓の各層の材料となるつきたての柔らかい餅を順次
重層した後中枠を取り外すとともに、この重層した餅を
外枠の内法寸法一杯に略均等に拡幅することにより、一
個の米菓の基となる餅片に裁断するための板状の餅を形
成することを特徴とする。
【0006】このような方法であれば、前記餅がつきた
てで柔らかいものであっても、この餅を比較的狭い面積
の中枠内に入れて重層するので、各層の餅を略均等に重
層することが容易である。また、このように一旦重層し
た餅を外枠の内法寸法一杯に広げることは比較的容易で
あり、得られた板状の広い面積を有する餅を裁断するこ
とにより、一度に大量の米菓を作ることができるので極
めて実用的である。
てで柔らかいものであっても、この餅を比較的狭い面積
の中枠内に入れて重層するので、各層の餅を略均等に重
層することが容易である。また、このように一旦重層し
た餅を外枠の内法寸法一杯に広げることは比較的容易で
あり、得られた板状の広い面積を有する餅を裁断するこ
とにより、一度に大量の米菓を作ることができるので極
めて実用的である。
【0007】また、前記中枠内に重層した餅を、更に容
易に外枠の内法寸法一杯に広げることができるようにす
るためには、中枠の巾寸法以外の外形寸法を、前記外枠
の対応する内法寸法と略同一とすることが効果的であ
る。このような製造方法に適し、また、おかき、あられ
又はせんべい等として好ましい風味を味わうことができ
る米菓としては、3又は4の層を有するものが挙げられ
る。
易に外枠の内法寸法一杯に広げることができるようにす
るためには、中枠の巾寸法以外の外形寸法を、前記外枠
の対応する内法寸法と略同一とすることが効果的であ
る。このような製造方法に適し、また、おかき、あられ
又はせんべい等として好ましい風味を味わうことができ
る米菓としては、3又は4の層を有するものが挙げられ
る。
【0008】また、異なる風味の層を有する米菓を製造
するためには、隣接する層が相互に異なる素材を含有す
る餅を材料としたものとするか、又は隣接する層の一方
が前記素材を含有し他方が該素材を含有しない白餅を材
料としたものとすることが望ましい。このような素材と
して好ましいものには、青海苔、醤油、サラダ、えび、
チーズ、トマト、カシュナッツ又はアーモンド等を挙げ
ることができる。
するためには、隣接する層が相互に異なる素材を含有す
る餅を材料としたものとするか、又は隣接する層の一方
が前記素材を含有し他方が該素材を含有しない白餅を材
料としたものとすることが望ましい。このような素材と
して好ましいものには、青海苔、醤油、サラダ、えび、
チーズ、トマト、カシュナッツ又はアーモンド等を挙げ
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。本実施例の米菓であるおかき1の製造方法
は、図1〜図11に示すように、つきたての柔らかい餅
2aを、底の抜けた中枠4内に順次重層した後で該中枠
4を取り外し、有底の外枠5上でその内法寸法一杯に広
げることにより、裁断する前段階の板状の餅2cを形成
するものである。
説明する。本実施例の米菓であるおかき1の製造方法
は、図1〜図11に示すように、つきたての柔らかい餅
2aを、底の抜けた中枠4内に順次重層した後で該中枠
4を取り外し、有底の外枠5上でその内法寸法一杯に広
げることにより、裁断する前段階の板状の餅2cを形成
するものである。
【0010】前記外枠5は、図1に示すように、餅を裁
断するための裁断機に対応した内法寸法を有する木製矩
形状のもので、4側板52及びそれらの底部に配設した
底板51とからなり、各部毎にばらばらに分解し又は枠
状に組み立て得るものである。一方、中枠4は、図1に
示すように、4側片41からなり底の抜けた矩形状の木
製枠体で、その外形が、前記外枠5の巾寸法の約1/3
の巾寸法と、外枠5の内法の奥行き寸法及び高さ寸法と
略同一の奥行き寸法及び高さ寸法を有しているものであ
る。さらに、これら中枠4及び外枠5につきたての柔ら
かい餅2aがくっつかないように、図示しない小麦粉や
米粉を適宜振り掛けている。
断するための裁断機に対応した内法寸法を有する木製矩
形状のもので、4側板52及びそれらの底部に配設した
底板51とからなり、各部毎にばらばらに分解し又は枠
状に組み立て得るものである。一方、中枠4は、図1に
示すように、4側片41からなり底の抜けた矩形状の木
製枠体で、その外形が、前記外枠5の巾寸法の約1/3
の巾寸法と、外枠5の内法の奥行き寸法及び高さ寸法と
略同一の奥行き寸法及び高さ寸法を有しているものであ
る。さらに、これら中枠4及び外枠5につきたての柔ら
かい餅2aがくっつかないように、図示しない小麦粉や
米粉を適宜振り掛けている。
【0011】また、本実施例で製造するおかき1は、図
11に示すように3層11、12及び13からなるもの
で、中央の層12として例えば醤油、サラダ、えび、チ
ーズ、トマト、カシュナッツ、アーモンド等の素材3を
それぞれ練込んで風味付けした餅2Bを材料とし、両端
の層11及び13としてこれら素材3を含まない白餅2
Aを材料としている。
11に示すように3層11、12及び13からなるもの
で、中央の層12として例えば醤油、サラダ、えび、チ
ーズ、トマト、カシュナッツ、アーモンド等の素材3を
それぞれ練込んで風味付けした餅2Bを材料とし、両端
の層11及び13としてこれら素材3を含まない白餅2
Aを材料としている。
【0012】以下、このような中枠4及び外枠5を用い
た本実施例のおかき1の製造方法を、図2〜図11に従
って説明する。まず、図2に示すように、前記中枠4の
4側片41を組み立てた状態で外枠5の巾方向略中央部
に載置する。そして、おかき1の第1層11となる餅の
第1層目21として、予めもち米を炊きついてできた柔
らかい白餅2A(2a)を該中枠4に入れ、中枠4の内
法寸法一杯に敷き詰める。次いで、図3に示すように、
おかき1の第2層12となる餅の第2層目22として前
記素材3のうち一つを練込んで風味付けした柔らかい状
態の餅2B(2a)を前記第1層目21の白餅2Aの上
に重層し、さらに、図4に示すように、おかき1の第3
層13となる餅の第3層目23として柔らかい白餅2A
(2a)を第2層目22の餅2Bの上に重層する。この
ようにして3層21、22、23に厚く重層した餅2b
は、図5に示すように、それぞれ中枠4の内法寸法一杯
に略均一に詰めた状態となる。しかる後、図6に示すよ
うに、中枠4を引き抜くとともに、重層した餅2bを同
図に矢印で示す外枠5の巾方向に引っ張ることにより、
図7に示すように、外枠5の内法寸法一杯に敷き広げ
る。このとき敷き広げられた板状の餅2cの厚さは、中
枠4の高さ寸法の約1/3まで薄くなっている。また、
この敷き広げる作業は、つきたての柔らかい状態で重層
した餅2bの隣接する層の餅2A、2B及び2A同士が
既に相互にくっついているために、比較的容易に行うこ
とができる。
た本実施例のおかき1の製造方法を、図2〜図11に従
って説明する。まず、図2に示すように、前記中枠4の
4側片41を組み立てた状態で外枠5の巾方向略中央部
に載置する。そして、おかき1の第1層11となる餅の
第1層目21として、予めもち米を炊きついてできた柔
らかい白餅2A(2a)を該中枠4に入れ、中枠4の内
法寸法一杯に敷き詰める。次いで、図3に示すように、
おかき1の第2層12となる餅の第2層目22として前
記素材3のうち一つを練込んで風味付けした柔らかい状
態の餅2B(2a)を前記第1層目21の白餅2Aの上
に重層し、さらに、図4に示すように、おかき1の第3
層13となる餅の第3層目23として柔らかい白餅2A
(2a)を第2層目22の餅2Bの上に重層する。この
ようにして3層21、22、23に厚く重層した餅2b
は、図5に示すように、それぞれ中枠4の内法寸法一杯
に略均一に詰めた状態となる。しかる後、図6に示すよ
うに、中枠4を引き抜くとともに、重層した餅2bを同
図に矢印で示す外枠5の巾方向に引っ張ることにより、
図7に示すように、外枠5の内法寸法一杯に敷き広げ
る。このとき敷き広げられた板状の餅2cの厚さは、中
枠4の高さ寸法の約1/3まで薄くなっている。また、
この敷き広げる作業は、つきたての柔らかい状態で重層
した餅2bの隣接する層の餅2A、2B及び2A同士が
既に相互にくっついているために、比較的容易に行うこ
とができる。
【0013】このようにして外枠5内に敷き詰められた
板状の餅2cの表面がある程度固まった段階で、この餅
2cを外枠5の側板52及び底板51をばらばらに分解
することにより取り出したものを、図8に示している。
この板状の餅2cの各部の寸法は、後述の裁断機に対応
したものである。このようにして得られた板状の餅2c
を、図示しないベルトコンベア等に乗せ、同じく図示し
ない裁断機のカッターに餅が付着しないように水を掛け
ながら図8に一点鎖線で示す裁断線に従って裁断するこ
とにより、図9に示すような帯状の餅2dを得る。さら
に、この帯状の状態で餅2dを乾燥し、さらに図示しな
い裁断機によって図9に一点鎖線で示す裁断線に従って
裁断することにより、図10に示すような小さい餅片2
eを得る。この餅片2eを直接油で揚げたり、餅片2e
を焼いた後醤油又はサラダ油で味付けすることにより、
図11に示すような餅の3層21、22及び23に対応
した第1層11、第2層12及び第3層13を有するお
かき1ができあがる。本実施例では、前記餅片2eの各
寸法を、おかき1の食べ易い大きさを考慮して、例え
ば、巾8mm、奥行き3mm、厚さ15mm程度に設定
している。
板状の餅2cの表面がある程度固まった段階で、この餅
2cを外枠5の側板52及び底板51をばらばらに分解
することにより取り出したものを、図8に示している。
この板状の餅2cの各部の寸法は、後述の裁断機に対応
したものである。このようにして得られた板状の餅2c
を、図示しないベルトコンベア等に乗せ、同じく図示し
ない裁断機のカッターに餅が付着しないように水を掛け
ながら図8に一点鎖線で示す裁断線に従って裁断するこ
とにより、図9に示すような帯状の餅2dを得る。さら
に、この帯状の状態で餅2dを乾燥し、さらに図示しな
い裁断機によって図9に一点鎖線で示す裁断線に従って
裁断することにより、図10に示すような小さい餅片2
eを得る。この餅片2eを直接油で揚げたり、餅片2e
を焼いた後醤油又はサラダ油で味付けすることにより、
図11に示すような餅の3層21、22及び23に対応
した第1層11、第2層12及び第3層13を有するお
かき1ができあがる。本実施例では、前記餅片2eの各
寸法を、おかき1の食べ易い大きさを考慮して、例え
ば、巾8mm、奥行き3mm、厚さ15mm程度に設定
している。
【0014】以上のように、本実施例のおかき1の製造
方法では、底の抜けた狭巾の中枠4を外枠5に載置し、
この中枠4に柔らかい餅2A(2a)、2B(2a)、
2A(2a)を順次重層した後で中枠4を取り外し、こ
の重層した餅2bを外枠5の内法寸法一杯に敷き広げる
ことにより、おかき1の基となる餅片2eに裁断する前
の板状の餅2cを形成するようにしているので、複数の
柔らかい餅2A(2a)、2B(2a)及び2A(2
a)を容易に略均等に重層し、さらに、裁断に適した大
きさに各層21、22、23の均等を保ったまま容易に
拡幅することができる。その結果、従来は困難であった
複数の層11、12及び13を有するおかき1の大量生
産を可能とすることができる。
方法では、底の抜けた狭巾の中枠4を外枠5に載置し、
この中枠4に柔らかい餅2A(2a)、2B(2a)、
2A(2a)を順次重層した後で中枠4を取り外し、こ
の重層した餅2bを外枠5の内法寸法一杯に敷き広げる
ことにより、おかき1の基となる餅片2eに裁断する前
の板状の餅2cを形成するようにしているので、複数の
柔らかい餅2A(2a)、2B(2a)及び2A(2
a)を容易に略均等に重層し、さらに、裁断に適した大
きさに各層21、22、23の均等を保ったまま容易に
拡幅することができる。その結果、従来は困難であった
複数の層11、12及び13を有するおかき1の大量生
産を可能とすることができる。
【0015】また、前記中枠4の巾方向以外の外形寸法
を、外枠5の巾方向以外の内法寸法と略同一にしている
ので、中枠4内に重層した餅2bを、主に外枠5の巾方
向に引っ張るだけで該外枠5の内法寸法一杯に敷き広げ
ることができる。さらに本実施例では、おかき1を3層
11、12及び13からなるものとしており、中央の層
12が醤油、サラダ、えび、チーズ、トマト、カシュナ
ッツ、アーモンド等の素材3をそれぞれ練込んで風味付
けした餅2Bを材料とし、両端の層11及び13がこれ
ら素材3を含まない白餅2Aを材料としているので、米
菓として良好な風味を持ち、しかも製造し易いおかき1
を得ることができる。
を、外枠5の巾方向以外の内法寸法と略同一にしている
ので、中枠4内に重層した餅2bを、主に外枠5の巾方
向に引っ張るだけで該外枠5の内法寸法一杯に敷き広げ
ることができる。さらに本実施例では、おかき1を3層
11、12及び13からなるものとしており、中央の層
12が醤油、サラダ、えび、チーズ、トマト、カシュナ
ッツ、アーモンド等の素材3をそれぞれ練込んで風味付
けした餅2Bを材料とし、両端の層11及び13がこれ
ら素材3を含まない白餅2Aを材料としているので、米
菓として良好な風味を持ち、しかも製造し易いおかき1
を得ることができる。
【0016】なお、本発明は、上記実施例のおかきに限
らず、あられやせんべい等の米菓にも適用し得るもので
あり、それら米菓の層を3以外の複数の層からなるもの
としてもよく、各層が全て異なる風味を有するものとし
てもよい。また、前記素材として、上記実施例以外のも
のを用いてもよい。また、重層した餅を外枠内に広げる
際には、機械で広げたり、引っ張った後に上方から落と
し蓋のようなもので押し広げたりしてもよい。
らず、あられやせんべい等の米菓にも適用し得るもので
あり、それら米菓の層を3以外の複数の層からなるもの
としてもよく、各層が全て異なる風味を有するものとし
てもよい。また、前記素材として、上記実施例以外のも
のを用いてもよい。また、重層した餅を外枠内に広げる
際には、機械で広げたり、引っ張った後に上方から落と
し蓋のようなもので押し広げたりしてもよい。
【0017】その他、各部の具体的構成は、上記実施例
に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。
に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の米菓の製造方法は、底の抜けた中枠をこの
中枠よりも広巾で有底の外枠に載置し、先ずつきたての
柔らかい餅を該中枠内に順次重層し、次いで中枠を取り
外して重層した餅を外枠の内法寸法一杯に拡幅している
ために、従来は困難であった柔らかい餅の略均一な重層
を容易にするとともに、その重層した餅を裁断機にかけ
易い大きさに広げることも容易にすることができる。そ
の結果、最終製品たる複数層からなる米菓の基となる小
さい餅片を、前記板状の餅を裁断することにより一度に
大量に得ることができ、このような米菓を大量生産する
ことが可能となる。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の米菓の製造方法は、底の抜けた中枠をこの
中枠よりも広巾で有底の外枠に載置し、先ずつきたての
柔らかい餅を該中枠内に順次重層し、次いで中枠を取り
外して重層した餅を外枠の内法寸法一杯に拡幅している
ために、従来は困難であった柔らかい餅の略均一な重層
を容易にするとともに、その重層した餅を裁断機にかけ
易い大きさに広げることも容易にすることができる。そ
の結果、最終製品たる複数層からなる米菓の基となる小
さい餅片を、前記板状の餅を裁断することにより一度に
大量に得ることができ、このような米菓を大量生産する
ことが可能となる。
【0019】このような米菓の製造方法において、前記
中枠の巾方向以外の外形寸法を、外枠の対応する内法寸
法と略同一にしている場合には、中枠を取り外した後に
重層した餅を主として外枠の巾方向に拡幅するだけで該
外枠の内法寸法一杯に広げることができ、この作業の手
間を削減することができる。また、米菓が、3層又は4
層からなるものである場合は、本発明の製造方法に適
し、米菓として風味の良いものを得ることができる。
中枠の巾方向以外の外形寸法を、外枠の対応する内法寸
法と略同一にしている場合には、中枠を取り外した後に
重層した餅を主として外枠の巾方向に拡幅するだけで該
外枠の内法寸法一杯に広げることができ、この作業の手
間を削減することができる。また、米菓が、3層又は4
層からなるものである場合は、本発明の製造方法に適
し、米菓として風味の良いものを得ることができる。
【0020】さらに、米菓の隣接する層が異なる素材を
含有する餅を材料としたり、隣接する一方の層が該素材
を含む餅を材料とし他方が該素材を含まない白餅を材料
とする場合には、異なる風味の層をバランス良く有し、
米菓全体として非常においしいものを製造することがで
きる。また、このような素材として、青海苔、醤油、サ
ラダ、えび、チーズ、トマト、カシュナッツ又はアーモ
ンド等を用いると、特に風味の良い米菓を得ることがで
きる。
含有する餅を材料としたり、隣接する一方の層が該素材
を含む餅を材料とし他方が該素材を含まない白餅を材料
とする場合には、異なる風味の層をバランス良く有し、
米菓全体として非常においしいものを製造することがで
きる。また、このような素材として、青海苔、醤油、サ
ラダ、えび、チーズ、トマト、カシュナッツ又はアーモ
ンド等を用いると、特に風味の良い米菓を得ることがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の一製造工程を断面で模式的に示す工
程説明図。
程説明図。
【図3】同工程説明図。
【図4】同工程説明図。
【図5】同工程説明図。
【図6】同工程説明図。
【図7】同工程説明図。
【図8】同実施例の板状の餅を示す斜視図。
【図9】同実施例の帯状の餅を示す斜視図。
【図10】同実施例の餅片を示す斜視図。
【図11】同実施例のおかきを示す斜視図。
1…米菓(おかき) 11…層(第1層) 12…層(第2層) 13…層(第3層) 2A…白餅 2B…素材を含有する餅 2a…柔らかい餅 2b…重層した餅 2c…板状の餅 2e…餅片 3…素材 4…中枠 5…外枠 51…底板
Claims (5)
- 【請求項1】重層した2以上の層を有する米菓を製造す
る方法において、 底の抜けた中枠を、該中枠よりも広巾で有底の外枠の該
底板に着脱自在に載置し、前記中枠内に前記米菓の各層
の材料となるつきたての柔らかい餅を順次重層した後中
枠を取り外すとともに、この重層した餅を外枠の内法寸
法一杯に略均等に拡幅することにより、一個の米菓の基
となる餅片に裁断するための板状の餅を形成することを
特徴とする米菓の製造方法。 - 【請求項2】前記中枠の巾寸法以外の外形寸法が、前記
外枠の対応する内法寸法と略同一であることを特徴とす
る請求項1記載の米菓の製造方法。 - 【請求項3】米菓が、3又は4の層を有することを特徴
とする請求項2又は3記載の米菓の製造方法。 - 【請求項4】隣接する層が相互に異なる素材を含有する
餅を材料とする米菓、又は隣接する層の一方が前記素材
を含有し他方が該素材を含有しない白餅を材料とする米
菓を製造することを特徴とする請求項1、2又は3記載
の米菓の製造方法。 - 【請求項5】前記素材が、青海苔、醤油、サラダ、え
び、チーズ、トマト、カシュナッツ又はアーモンド等で
あることを特徴とする請求項4記載の米菓の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352803A JP2000166479A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | 米菓の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352803A JP2000166479A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | 米菓の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000166479A true JP2000166479A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18426550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10352803A Pending JP2000166479A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | 米菓の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000166479A (ja) |
-
1998
- 1998-12-11 JP JP10352803A patent/JP2000166479A/ja active Pending
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