JP2000166394A - 水稲苗箱載置箱及びその載置箱搭載台 - Google Patents

水稲苗箱載置箱及びその載置箱搭載台

Info

Publication number
JP2000166394A
JP2000166394A JP10351967A JP35196798A JP2000166394A JP 2000166394 A JP2000166394 A JP 2000166394A JP 10351967 A JP10351967 A JP 10351967A JP 35196798 A JP35196798 A JP 35196798A JP 2000166394 A JP2000166394 A JP 2000166394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice seedling
horizontal
box
frame
seedling box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10351967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2981224B1 (ja
Inventor
Seiji Okazaki
清治 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP35196798A priority Critical patent/JP2981224B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2981224B1 publication Critical patent/JP2981224B1/ja
Publication of JP2000166394A publication Critical patent/JP2000166394A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水稲苗箱の複数個の一括取扱う水稲苗箱載置
箱と、この箱の搭載台車と水稲苗箱及び一括取扱い箱の
自動載置及び搭載装置の提供して、取扱い効率をはか
る。 【解決手段】 水稲苗箱15よりやや高く長辺側壁3と
2段構造の下部側壁5と張出段部8と上部側壁6の短辺
側壁4と底板7を有する長方形箱体2からなり、長方形
箱体2の内側の短辺長さは水稲苗箱15の外側の長辺長
さよりやや長く、長方形箱体2の内側の長辺長さは水稲
苗箱15の外側の短辺長さの4〜6倍よりやや長くし、
下部側壁5に給排水孔9を設け、対面する上部側壁6間
に2条のコ字状金属枠12を架け渡して上部側壁6上面
と上部側壁6側面との間に回動自在にした水稲苗箱載置
箱1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水稲苗育成用の苗
箱を積み重ねて取扱い得る載置箱及びその取扱い装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水稲播種及び苗育成用の苗箱は、
標準規格の600mm×300mm×40mm箱体から
なり、この苗箱を育成場所に搬送し並置して育成した
り、多段式の載置棚に積み重ねて育成したり、或いは田
植えのために水田の畦に直接並べたり段積みしている。
この場合、この苗箱はそのまま1個ずつ個別に取り扱わ
れるので、数が多いと取扱いに時間がかかることとな
る。特に育成中にはその生育状態に応じて苗箱を移動す
る必要が生じるが、その都度苗箱を1個ずつ取り扱うの
では一層効率が悪い。また、苗箱自体は高さが決まって
いるので、苗の生育状態に合わせて段積みの箱間の高さ
を変える必要にせまられても、箱間の高さを変えること
ができない。そこで、多段式育成棚に載置する場合に
は、苗箱を各棚に一段積みし、そしてこれらの棚間に間
隔を十分に空けておくことにより、苗の育成状態に対処
するようにしている。この結果多段式育成棚に載置でき
る苗箱の数は限定されることとなり、多数の苗箱を扱う
には広い面積を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、個別に取扱う水稲の苗箱を複数個を一括に
して取り扱える箱体とし、さらに、この複数個の苗箱の
一括にして取り扱う箱体としたものを多段積みする場
合、段積み間の高さを変更可能とし、さらにこれらの箱
体を搭載する台車により台車毎移動可能として搬送の効
率を高め、さらに以上の台車への搭載までを自動的に行
なう装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、請求項1の発明では、長辺側壁3
と短辺側壁4と底板7を有する長方形箱体2からなり、
長辺側壁3は標準規格の水稲苗箱15よりやや高くし、
短辺側壁4は水稲苗箱15の略2倍の高さの下部側壁5
と該下部側壁5から水平に外方に張出す張出段部8と該
張出段部8の最外部から立ち上がる水稲苗箱15高さの
上部側壁6とを有し、長方形箱体2の内側の短辺長さは
水稲苗箱15の外側の長辺長さよりやや長く、長方形箱
体2の内側の長辺長さは水稲苗箱15の外側の短辺長さ
の4〜6倍よりやや長くし、下部側壁5に栓着脱可能の
給排水孔9を配設し、該長方形箱体2の対面する短辺側
の上部側壁6の両端部上面10に長辺に平行な溝11を
設け、対面する上部側壁6間に2条のコ字状金属枠12
を架け渡して該溝11に嵌合自在とし、かつ該コ字状金
属枠12の端部13をさらに曲折して上部側壁6外面に
設けた縦向き長孔14に外側から挿着して該コ字状金属
枠12を上部側壁6上面と上部側壁6側面との間に回動
自在にしたことを特徴とする水稲苗箱載置箱1である。
【0005】請求項2の発明では、長方形の4隅位置の
下部に着脱自在のキャスター25を設けて該長方形短辺
に沿う2個の下部水平横枠26と、各下部水平横枠26
を連結する水平縦枠27と、各下部水平横枠26の同位
置側の一端から立垂する垂直枠28と、垂直枠28間を
連結する支持材29と、垂直枠28の上端30よりやや
下がる位置から下部水平横枠26と同方向に水平に片持
ち状に延びる上部水平横枠31と、垂直枠28の下部水
平横枠26と上部水平横枠間31を2等分する位置から
下部水平横枠26と同方向に水平に片持ち状に延びる中
間部水平横枠32から多段枠体を構成し、多段枠体の各
水平横枠の端部を垂直上方に曲折して係止部33とした
ことを特徴とする水稲苗箱載置箱1の単列型搭載台車3
4である。
【0006】請求項3の発明では、長方形の4隅位置の
下部に着脱自在のキャスター40を設けて該長方形短辺
に沿う2個の下部水平横枠41と、各下部水平横枠41
を中央部で連結する伸縮自在の下部水平縦枠42と下部
水平横枠41の両端部を連結する着脱自在の2個の連結
枠43と、各下部水平横枠41の中央から立垂する垂直
枠44と、各垂直枠44の上端間を連結する伸縮自在の
上部水平縦枠45と、下部水平縦枠42と上部水平縦枠
45間を連結する支持材46と、各垂直枠44を3等分
する上下の2か所の位置から下部水平横枠41と同方向
に水平に片持ち状に各垂直枠44の両側に延び且つ下部
水平縦枠42に平行に内側に折畳み自在の上段水平横枠
47と中段水平横枠48と、各垂直枠44の上端の両側
面から上段水平横枠47の長さと同長に延びる水平棒部
49とその端部から下方にカギ状に折曲して下方の上段
水平横枠47に到る垂直棒部50と垂直棒部50の下端
に下方の上段水平横枠47に係合する係合片51からな
り且つ回動自在に上部水平縦枠45に沿わせて収納でき
る上段水平横枠47の吊り下げステー52と、上段水平
横枠47及び中段水平横枠48の枠内に収容可能でそれ
ぞれ直下の水平横枠に係合する固定ステー53から多段
並列枠体を構成したことを特徴とする水稲苗箱載置箱1
の並列型搭載台車69である。
【0007】請求項4の発明では、始端に播種機70を
備えて播種した水稲苗箱15を搬送しながら取出す水稲
苗箱搬送テーブル71と、該水稲苗箱搬送テーブル71
の後半側に並置され且つ水稲苗箱載置箱1を搬送しなが
ら前半側で水稲苗箱15を水稲苗箱載置箱1に載置し後
半側で水稲苗箱載置箱1を取出す処理テーブル72と、
水稲苗箱載置箱1を多重積載した載置台73から個別に
取出した水稲苗箱載置箱1を処理テーブル72の始端に
向けて送る搬送手段74と、処理テーブル72の終端近
傍に配設した水稲苗箱載置箱1の単列型搭載台車34ま
たは並列型搭載台車69である搭載台車75と、水稲苗
箱搬送テーブル71の終端と処理テーブル72の前半間
に設置の苗箱15の取出し及び載置用移送ロボットアー
ム76と、処理テーブル72の終端と搭載台車75との
間に設置の水稲苗箱載置箱1の取出し及び搭載用の移送
ロボットアーム77からなることを特徴とする水稲苗箱
15の水稲苗箱載置箱1への自動載置及び搭載台車75
への水稲苗箱載置箱1の自動収納装置86である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は、本発明の水稲苗箱載置箱1を説
明する図で、水稲苗箱載置箱1は長辺側壁3と短辺側壁
4と底板7を有する長方形箱体2からなる。長辺側壁3
は標準規格の水稲苗箱15の高さ40mmよりやや高い
50mmとする。短辺側壁4は下部側壁5と上部側壁6
からなり、下部側壁5は水稲苗箱15の略2倍の高さか
らなり、この下部側壁5から水平に外方に張出す張出段
部8を有し、この張出段部8の最外部から上部側壁6が
立ち上がっている。上部側壁6の高さは水稲苗箱15高
さと略同一の高さからなっている。長方形箱体2の内側
の短辺側の長さは水稲苗箱15の外側の長辺の長さの3
00mmよりやや長く、水稲苗箱15の外側の長辺の長
さと長方形箱体2の内側の両側の長辺側壁3に設けられ
た補強用のリブ17の両側の張出長さを加えた長さより
やや長くする。さらに、長方形箱体2の内側の長辺側の
長さは水稲苗箱15の外側の短辺側の長さの600mm
の4〜6倍よりやや長くする。また、下部側壁5には給
排水孔9を設け、この給排水孔9には栓(図示しない)
を着脱可能に設けている。
【0009】長方形箱体2の対面する短辺側の上部側壁
6の上面両端部10には長辺方向に平行な溝11を設け
る。図2に見られるように、長方形箱体2の短辺側の上
部側壁6の両端は肉厚に形成し、この肉厚部に縦長孔1
4を形成する。一方、長さが長方形箱体2の長さよりや
や長いコ字状金属枠12を設け、このコ字状金属枠12
の端部13をさらに曲折して、縦長孔14に挿通して係
止し、対面する上部側壁6、6間に架け渡す。コ字状金
属枠12は縦長孔14の上部にコ字状金属枠12の端部
13を持ち上げて縦長孔14を中心にして回動すると、
図2に示す長辺側の横位置から図1に示す上部側壁6の
上面端部10上に持ち上がり、溝11に嵌合して溝11
内に落とし込み固定することができる。この状態は、図
7に示し、(a)のコ字状金属枠12を、(b)のよう
に上方に持ち上げ、矢印24の回転方向に回動して、
(c)のようにコ字状金属枠12を横側に倒す。このよ
うにコ字状金属枠12は縦長孔14とすることで溝11
に嵌合自在になって、水稲苗箱載置箱1が形成されてい
る。
【0010】図1、図2に示す実施の形態では、水稲苗
箱載置箱1の底面は底板7により密閉されている。底板
7の上面には、図1の(b)に見られるように、凸条1
8が適所に形成されており、水稲苗箱15を載置したと
きに水稲苗箱15の底の下面が水稲苗箱載置箱1の底面
から少し浮くようにしている。さらに、給排水孔9の中
の1か所を残して他の給排水孔9に栓をして閉じ、この
1か所から水を供給すると、水稲苗箱載置箱1の内部に
はプールとして水を貯めることができる。他の1か所の
栓を空けると排水することもでき、また、給排水孔9を
図のように上下2段に形成すれば、プールの高さを変更
することができ、水稲苗箱載置箱1内に載置した水稲苗
箱15に育成中の水稲苗(図示しない)の生育状況に応
じて適切な水供給が行なえる。さらに、長方形箱体2の
短辺側壁4の上部側壁6には搬送時に保持するための抜
穴19をそれぞれ設けている。また、短辺側壁4の外壁
には両端部からやや内側に入った位置と中央部に外側に
張り出すリブ16を設け、このリブ16の下部は底板7
の外面の下まで延びて足部を構成している。
【0011】図3ないし図6に、水稲苗箱載置箱1を段
積みして管理する状態を示す。図3及び図4はコ字状金
属枠12を立てて上部側壁6の上面端部10の溝11内
に嵌合した状態とした水稲苗箱載置箱1を段積みする例
を示す。なお、水稲苗箱載置箱1内には水稲苗箱15が
載置されているが、図面上は水稲苗箱載置箱1の段積み
状態を分かり易くするため水稲苗箱15を省略して示し
ている。図3の水稲苗箱載置箱1の1箱を順次段積み状
の水稲苗箱載置箱1上に矢印のように載置して積み上げ
る。この場合、両端側の各リブ16の外側面が溝11内
に嵌合した状態のコ字状金属枠12の内側に当接して横
にずれることが防止される。さらに、コ字状金属枠12
上にはその上の水稲苗箱載置箱1の底板7の外底面が当
接して載置されている。このため下側の水稲苗箱載置箱
1とその上側に載置した水稲苗箱載置箱1との間は、広
い間隙20が形成されて段積みされることとなる。従っ
て、この広い間隙20を設けた状態にすると、運搬時に
生育した成苗を傷めることなく運搬できる。
【0012】図5及び図6は、コ字状金属枠12を溝1
1から外して横に倒して、段積みする例を示す。この場
合は、図5に示すように、1個の水稲苗箱載置箱1を矢
印のように段積みされた水稲苗箱載置箱1に重ねる。図
6に示すように、水稲苗箱載置箱1のリブ16の底面側
が、下段の水稲苗箱載置箱1の張出段部8上に載ること
となる。そこで、下側の水稲苗箱載置箱1とその上側の
水稲苗箱載置箱1の間には、狭い間隙21が形成され、
多数の水稲苗箱載置箱1を段積みすることができる。そ
して、この狭い間隔21で段積みした水稲苗箱載置箱1
には発芽から3〜4cmまでの幼苗をその状態で段積み
して育成することができる。
【0013】本発明の水稲苗箱載置箱1は、多数の水稲
苗箱載置箱1を段積みすることができるので、田植え時
に、田植機に順次セットするために田の近くに置くとき
に広い場所を占めることはないので、畦に段積みするこ
とができる。また、搬送において、このように多数の水
稲苗箱載置箱1が段積み可能であるので、一度に多量の
水稲苗箱載置箱1として搬送することができる。なお、
以上の実施の形態において、リブ16は補強の役割の外
に足部となってストッパーの作用をする。
【0014】図8は、水稲苗箱載置箱1の他の実施の形
態を示すものであるが、上記の水稲苗箱載置箱1とは箱
の底板7が相違するもので、他の構成は相違する点はな
い。図8の(a)は水稲苗箱載置箱1の底板7に長さ1
00mmの長孔22が短辺側で100mm毎に、また、
長辺側で50mmごとに多数形成されている孔空きタイ
プのものを示す。さらに(b)は水稲苗箱載置箱1の底
板7に200mm×200mmの大きな開口を間隔50
mmを空けて多数設けた開口タイプのものである。これ
らの水稲苗箱載置箱1は下方が空いているので、底面か
らの空気の流通がよく、苗箱を乾燥状態で載置すること
ができ、陸稲として苗を生育させることができる。図8
に示すこれらの水稲苗箱載置箱1においても、底板7上
にインナーシートを敷いて密閉状態とすることも可能
で、この場合はプール育苗とすることもできる。
【0015】以上説明した実施の形態ににおける水稲苗
箱載置箱1は、材料は剛性の高いポリカーボネートで形
成する、さらに補強材を適所にステンレスなどで施すこ
ともできる。なお、材料はポリカーボネートに代えて他
の剛性のある素材とすることができるのはいうまでもな
い。コ字状金属枠は径6mmの耐食性の良好な金属、例
えばステンレス棒とする。
【0016】次いで、図9ないし図16を参照して、上
記した水稲苗箱載置箱を搭載し、適宜場所に移動した
り、或いは搭載した状態で育苗したりするために使用す
る水稲苗箱載置箱搭載台車について説明する。
【0017】図9は、水稲苗箱載置箱1の単列型搭載台
車34である。これは次の構成からなっている。長方形
の4隅位置において、この長方形の短辺に沿ってそれぞ
れの位置に下部水平横枠26が配設され、これらの下部
水平横枠26同志を中央部で連結する水平縦枠27から
最下段の枠組みが形成されている。この中央部の水平縦
枠27の長さは1000mmに形成する。そして、長方
形の各隅に相当するこの最下段の枠組みの下部水平横枠
26の端部の下部にはキャスター25が取り付けられて
いる。この取付けは着脱自在とし、単に水稲苗箱載置箱
搭載台として使用するときは、キャスター25を取り外
すものとする。各下部水平横枠26の同位置側の一端
に、それぞれ垂直枠28を立垂させる。そして、各垂直
枠28が倒れないように剛体とするために、左右の垂直
枠28間には、支持材29で連結する。この場合図9に
示すように2本の筋交いとして左右の垂直枠28間を連
結すると強固に支持することができる。一方、垂直枠2
8の立垂位置と反対側に延びる下部水平横枠26の先端
部は上方に曲折して係止部33を形成して水稲苗箱載置
箱を搭載した時にずれ落ちることを防止する。従って下
部水平横枠26の長さは水稲苗箱載置箱の短辺側壁の長
さ大とする。ところで、この垂直枠28の上端30より
やや下がった位置から、下部水平横枠26と同方向に垂
直枠28と直角に水平に片持ち状に延びる上部水平横枠
31をそれぞれ形成する。この上部水平横枠31の長さ
は水稲苗箱載置箱1の短辺側壁の長さ大とする。そし
て、以上の結果、垂直枠28の上端30は上部水平横枠
31より上方に突出した形状となる。この上端30の突
出部は上部水平横枠31に水稲苗箱載置箱1を搭載した
時に垂直枠28側にずれを防止する掛かり部となる。ま
た、上部水平横枠31の先端部は垂直上方に曲折して係
止部33を形成し、垂直枠28の上端30の突出部と同
様に水稲苗箱載置箱1がずれて外れることを防止してい
る。そして、この上部水平横枠31と下部水平横枠26
との中間部に垂直枠28から上下の水平横枠と同方向に
水平に片持ち状に延びる中間部水平横枠32を形成す
る。この中間部水平横枠32の先端部は上部水平横枠3
1同様に垂直上方に曲折して係止部33を形成してい
る。さらに、この中間部水平横枠32の長さは上下の水
平横枠の長さと同様に水稲苗箱載置箱1の短辺側壁の長
さ大とする。以上において、下部水平横枠26、中間部
水平横枠32、上部水平横枠31の各水平横枠間の高さ
は、それぞれ600mmとする。また、それぞれの枠体
の径は30mm×30mmの角材とし、その材質はスチ
ール製とし、錆びないように塗装をするか或いはステン
レス製とする。上記の構成から本実施の形態の水稲苗箱
載置箱搭載台車34は形成されており、この単列型搭載
台車34は垂直枠28の片側にのみ水稲苗箱載置箱1を
片持ち的に搭載することができる。この場合、図16に
みられるように、下部水平横枠26、中間部水平横枠3
2および上部水平横枠31の上にそれぞれ水稲苗箱載置
箱1を1段ずつ載置するが、各段の水平横枠状に他段に
積みした、例えば3段積みした、水稲苗箱載置箱1を載
置することもできる。
【0018】次いで、図10を参照して水稲苗箱載置箱
1の並列型搭載台車69の実施の形態について説明す
る。この並列型搭載台車69は、上記の単列型搭載台車
34と対比すると、片持ち的に水稲苗箱載置箱を搭載す
る点は同一であるが、単列に搭載するのではなく、垂直
枠の両側に並列に搭載することができる。また、下部水
平横枠を連結する下部水平立て枠の長さが変更でき、搭
載する水稲苗箱載置箱の長辺の長さに合わせて変更でき
ることである。これらの点で基本的に、この並列型搭載
台車69は、上記の単列型搭載台車34と相違し、並列
に水稲苗箱載置箱1を搭載できることで、その搭載する
水稲苗箱載置箱の数を大幅に増加できるので、大規模施
設に対応することのできるものとなっている。
【0019】以下に、順次その構成を説明する。長方形
の両短辺に沿ってそれぞれ下部水平横枠41を設け、こ
の2個の下部水平横枠41から構成される長方形の4隅
位置の下部にキャスター40を着脱自在に取り付ける。
この場合、下部水平横枠41は幅100mm×高さ50
mm×厚さ3.2mmの断面コ字状の寸法からなる鉄枠
とする。次いで、各下部水平横枠41の中央部にこの中
央部で左右の下部水平横枠41を連結する下部水平縦枠
42を取り付ける。そしてこの下部水平縦枠42は幅1
00mm×高さ50mm×厚さ3.2mmの外枠66及
びその中に一端が挿通された幅90mm×高さ45mm
×厚さ3.2mmの内枠67の二重構造枠とし、テレス
コピックに伸縮自在にし、その長さは内外を貫通する孔
68をそれぞれ150mmずつ離間して3個設け、その
内外の枠体をずらしてその孔68の位置を互いにずらし
て一致させ、その一致した孔68に後記する支持材46
の一端を挿通して固定することにより長さを変更する。
最も外側の孔68に支持材46を係合して下部水平縦枠
42を最も縮めた場合は、長さ1200mmの水稲苗箱
載置箱1を搭載することができ、中央の孔68に支持材
46を係合した場合、下部水平縦枠42は中間の長さに
伸び、長さ1500mmの水稲苗箱載置箱1を搭載する
ことができ、そして最も内側の孔68に支持材46を係
合した場合、下部水平縦枠42を最も長く伸び、長さ1
800mmの水稲苗箱載置箱1を搭載することができ
る。そこで、この実施の形態では中央の下部水平縦枠4
2の両側に並列に水稲苗箱載置箱1が載置することがで
きる。下部水平横枠41の各先端部即ちキャスター40
の取付け位置のやや内側の位置に、左右の下部水平横枠
41間をフォークリフト等で持ち上げる場合に、下にフ
ォークを通して受けるために固定補強する連結枠43を
取り付ける。この連結枠43は、上記の中央部の下部水
平縦枠42の長さの変更に合わせて、長さの異なる連結
枠43と取り替えるものとする。従って、図11に示す
ように、その取替の便宜を図って、下部水平枠体41を
下方からコの字上に受ける連結受け金具55を取り付け
て補強し、この連結受け金具55とその内側の下部水平
枠体41とにボルト56により連結枠43の端部を締結
する。
【0020】各下部水平横枠41の中央には垂直枠44
をそれぞれれ立垂させる。この垂直枠44の長さは15
00mmとし、断面コ字状の断面寸法100mm×10
0mmで厚さ3.2mmの鉄枠からなるものとする。そ
して、各垂直枠44の上端間には、下部水平縦枠42と
同構造で伸縮自在になった上部水平縦枠45を連結す
る。そして、下部水平縦枠42と上部水平縦枠45間を
連結する支持材46を筋交い状に2本張る。そしてこの
筋交い状の支持材46の直角に曲がった端部を各上下の
水平縦枠の横側に形成の孔68に上述のように挿通して
水平縦枠を固定し、下部水平縦枠42及び上部水平縦枠
45のそれぞれの長さを定める。各垂直枠44を500
mm間隔で3等分する下部水平縦枠42から500mm
と1000mmの位置の上下の2か所の位置には、それ
ぞれ下部水平横枠41と同方向に水平に片持ち状に各垂
直枠44の両側に延び且つ下部水平縦枠42に平行に、
かつ内側に折畳み自在の上段水平横枠47と中段水平横
枠48を取り付ける。その取付けは図12に見られるよ
うに、水平横枠の枠の一端を蝶番65により垂直枠44
の側面に取付け回動自在とし、図13に見られるよう
に、垂直枠44の枠側端に設けた係止具59で水平横枠
の垂直枠44側の下向き折曲片の端片を挟持することに
よる。各水平横枠の長さは搭載する水稲苗箱載置箱1の
短辺側壁4の長さ大とする。
【0021】さらに、各垂直枠44の上端の両側面から
上段水平横枠47の長さと同長に延びる水平棒部49と
その端部から下方にカギ状に折曲して下方の上段水平横
枠47に到る垂直棒部50からなる上段水平横枠47の
吊り下げステー52を垂直枠44に回動自在に設ける。
垂直棒部50の下端には下方の上段水平横枠47に係合
する係合片51を設けている。そして回動した結果、こ
の上段水平横枠47の吊り下げステー52の水平棒部4
9は上部水平縦枠45に沿わせて収納できるものとなっ
ている。さらに、上段水平横枠47及び中段水平横枠4
8の枠内に収容可能でそれぞれ直下の水平横枠に係合す
る固定ステー53が具備されている。そしてこれら固定
ステー53の取付け状況は、図14に見られるように、
端部をピン60を有し他端に係合片51を有する固定ス
テー53は上段水平横枠47の中に係止具61で係止さ
れて収納されており(a)、固定ステー53を引出し方
向64に引き出し(b)、次いで固定ステー53を矢印
の回転方向62の方向に回動して下段の水平横枠の係合
孔63に係合片51を係合しビス54で取り付けた押さ
え片57に挟み込み、押さえ片57を係止具58に係止
して取り付ける。吊り下げステー52および固定ステー
53は径9mmの鉄製の丸棒からなるものとする。
【0022】以上の構造からなる本発明の並列型搭載台
車69は、水稲苗箱載置箱1を各段に1段ずつ搭載する
場合もあるが、通常は、コ字状金属枠12を立てて広い
間隙20を設けて水稲苗箱載置箱1を段積みした場合
は、各段に3段積みの水稲苗箱載置箱1を搭載でき、コ
字状金属枠12を横に寝かせて狭い間隙21を設けて水
稲苗箱載置箱1を段積みした場合は、各段に5段積みの
水稲苗箱載置箱1を搭載でき、大規模施設用の育苗、搬
送のための水稲苗箱載置箱1の搭載台車として、さらに
キャスター40を取り外すと非移動式の搭載台として使
用できる。
【0023】次に、水稲を播種した水稲苗箱を水稲苗箱
載置箱に自動載置し、さらにこの水稲苗箱載置箱を搭載
台車に自動搭載する装置について、以下に図17を参照
して説明する。始端に水稲種籾の播種機70を備え、水
稲苗箱15内に播種した水稲苗箱15を始端側から搬送
方向82に搬送し、終端側でこの水稲苗箱15を取り出
すための搬送取出す水稲苗箱搬送テーブル71を配設す
る。この水稲苗箱搬送テーブル71はベルト又はローラ
ーからなる。この水稲苗箱搬送テーブル71の後半側に
隣接して並行にベルト又はローラーで載置物を搬送方向
83に搬送する処理テーブル72を配設する。この処理
テーブル72は水稲苗箱載置箱1を搬送しながら前半側
で水稲苗箱15を水稲苗箱載置箱1に載置し、後半側で
水稲苗箱載置箱1を取出す。
【0024】さらにこの処理テーブル72の始端側に
は、水稲苗箱載置箱1を多重積載した載置台73から個
別に手で取出し、始端に載置した水稲苗箱載置箱1を処
理テーブル72の始端側に向けて搬送方向81に送る搬
送手段74を配置する。この実施の形態では、図17に
示すように、空の水稲苗箱載置箱1を多重積載した載置
台73を処理テーブル72の移送方向と直角の離れた位
置に配設している。そして、この載置台73から1箱ず
つ取り出した空の水稲苗箱載置箱1を処理テーブル72
の始端側へ処理テーブル72の搬送方向82と直角の搬
送方向81に送る搬送ローラー又はベルト78と処理テ
ーブル72の始端に隣接するその上流側の位置に搬送さ
れてきた空の水稲苗箱載置箱1をさらに直角方向の処理
テーブル72の始端に送る横送りローラー79から搬送
手段74はなっている。横送りローラー79は上昇手段
を有し、その位置に空の水稲苗箱載置箱1が搬送ローラ
ー又はベルト78により送られてくると、上昇して横送
りする。また、搬送ローラー又はベルト78の始端の両
サイドには水稲苗箱載置箱1の長手方向の長さに合わせ
て幅方向位置を可変できるガイドレール80が設けられ
ており、このガイドレール80で水稲苗箱載置箱1の位
置を定める。また、処理テーブル72の終端の近傍に
は、水稲苗箱載置箱を搭載する単列型搭載台車34また
は並列型搭載台車69である搭載台車75を配設する。
【0025】さらに、水稲苗箱搬送テーブル71の終端
と処理テーブル72の前半部の間には水稲苗箱搬送テー
ブル71上を搬送されてきた苗箱15を掴んで取出し、
隣接の並走する処理テーブル72の前半上に送られてき
た空の水稲苗箱載置箱1に掴んで取り出した苗箱15を
移送方向84に動いて載置する載置用の移送ロボットア
ーム76を設置する。さらに、処理テーブル72の終端
と搭載台車75との間に水稲苗箱15を載置した水稲苗
箱載置箱1を処理テーブル72から把持して取出し、移
送方向85に動いて搭載台車75に搭載する移送ロボッ
トアーム77を設置する。
【0026】以上の構成の水稲苗箱15の水稲苗箱載置
箱1への自動載置及び搭載台車75への水稲苗箱載置箱
1の自動収納装置86においては、水稲苗箱15の移動
速度と水稲苗箱載置箱1の移動速度とさらに移送ロボッ
トアーム76の作動速度と移送ロボットアーム77の作
動速度は、それぞれ同期して関連ある動きとする。特
に、処理テーブル72の搬送速度は、処理テーブル72
の前半部にある水稲苗箱載置箱1の中の一定位置に水稲
苗箱15を載置していくために、移送ロボットアーム7
6の移送方向84の往復一動作毎に、水稲苗箱15の短
辺長さ毎の間欠移送速度とし、一定の位置に動かして水
稲苗箱15を載置する。また、これに合わせて、水稲苗
箱載置箱1を処理テーブル72に搬送する搬送手段74
の搬送速度および水稲苗箱15を搬送する水稲苗箱搬送
テーブル71の搬送速度を同期させる。さらに、処理テ
ーブル72の後半部に搬送されて所定位置に到達する水
稲苗箱載置箱1の一箱毎の到達速度に合わせて、この水
稲苗箱載置箱1を取り出して搭載台車75に搭載する移
送ロボットアーム77の移送方向85の往復一動作を同
期させるものとする。さらに、移送ロボットアーム77
は搭載台車75に水稲苗箱載置箱1を段積みするため
に、上下動作できるものとする。さらに、水稲苗箱載置
箱1を狭い間隙21で多段積みする場合は、図面で示し
ていないが、搭載台車75の上流側の適宜位置に水稲苗
箱載置箱1のコの字状金属枠12を横に自動的に倒す装
置(図示しない)を配設するものとする。また、搭載台
車75のサイドにこの倒す装置を設けてもよい。なお、
これらの装置が取扱う苗箱は水稲苗箱に限ることなくそ
の他の植物の苗箱も取り扱えるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、個別に
取扱う水稲の苗箱を複数個を一括にして収納して取り扱
える箱体として水稲苗箱載置箱を形成したので、水稲苗
箱の取扱の手間が減り、さらにこの複数個の苗箱の一括
取り扱う水稲苗箱載置箱を段積みする場合に上下の箱体
間の高さを変更可能とし、目的に対応して段積み高さを
変えることにより、単に水稲苗箱の搬送箱として使用す
るのみでなく育苗箱として使用できるものとし、さらに
畦等の狭い場所にも多数段積みして置けるものとし、さ
らにこの水稲苗箱載置箱の段積みを効率よく段積みする
搭載台車を設け、一括して台車毎取扱いかつ搬送を可能
として効率を高め、さらに以上の水稲苗箱載置箱への水
稲苗箱の載置から水稲苗箱載置箱搭載台車への搭載まで
を自動的に行なう装置を設けることで、大規模施設用の
自動化をはかり、労力の低減、および取扱時間の短縮な
どを図り、本願の発明は、従来に無い優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水稲苗箱載置箱の斜視図で、(a)は
コ字状金属枠を立てた水稲苗箱載置箱の空箱を、(b)
は水稲苗箱を載置した水稲苗箱載置箱を示す。
【図2】コ字状金属枠を横に倒した水稲苗箱載置箱を示
す斜視図。
【図3】コ字状金属枠を立てた水稲苗箱載置箱の段積み
の斜視図。
【図4】図3の段積み状の水稲苗箱載置箱の拡大部分斜
視図。
【図5】コ字状金属枠を横にした水稲苗箱載置箱の段積
みの斜視図。
【図6】図5の段積み状の水稲苗箱載置箱の拡大部分斜
視図。
【図7】コ字状金属枠の回動を説明する図。
【図8】水稲苗箱載置箱の他の実施の形態を示す図。
【図9】水稲苗箱載置箱の単列型搭載台車の斜視図。
【図10】水稲苗箱載置箱の並列型搭載台車の斜視図。
【図11】水稲苗箱載置箱の並列型搭載台車の連結枠の
取付け状態の説明図。
【図12】水稲苗箱載置箱の並列型搭載台車の上段水平
横枠吊り下げステーおよび水平横枠の取付け状態の説明
図。
【図13】水稲苗箱載置箱の並列型搭載台車の水平横枠
の取付け状態の説明図。
【図14】水稲苗箱載置箱の並列型搭載台車の固定ステ
ーの取付け状態の説明図。
【図15】水稲苗箱載置箱の並列型搭載台車の支持材の
取付け状態の説明図。
【図16】水稲苗箱載置箱の単列型搭載台車に水稲苗箱
載置箱を搭載した斜視図。
【図17】水稲苗箱の水稲苗箱載置箱への自動載置及び
水稲苗箱載置箱搭載台車への水稲苗箱載置箱の自動収納
装置を模式的に説明する平面図。
【符号の説明】
1 水稲苗箱載置箱 2 長方形箱体 3 長辺側壁 4 短辺側壁 5 下部側壁 6 上部側壁 7 底板 8 張出段部 9 給排水口 10 上面端部 11 溝 12 コ字状金属枠 13 端部 14 縦長孔 15 水稲苗箱 16 リブ 17 リブ 18 凸条 19 抜穴 20 広い間隙 21 狭い間隙 22 長抜孔 23 開口 24 回動方向 25 キャスター 26 下部水平横枠 27 水平縦枠 28 垂直枠 29 支持材 30 上端 31 上部水平横枠 32 中間部水平枠
体 33 係止部 34 単列型搭載台
車 40 キャスター 41 下部水平横枠 42 下部水平縦枠 43 連結枠 44 垂直枠 45 上部水平縦枠 46 支持材 47 上段水平横枠 48 中段水平横枠 49 水平棒部 50 垂直棒部 51 係合片 52 吊り下げステー 53 固定ステー 54 ビス 55 連結受け金具 56 ボルト 57 押さえ片 58 係止具 59 係止片 60 ピン 61 係止具 62 回転方向 63 係合孔 64 引出し方向 65 蝶番 66 外枠 67 内枠 68 孔 69 並列型搭載台
車 70 播種機 71 水稲苗箱搬送
テーブル 72 処理テーブル 73 載置台 74 搬送手段 75 水稲苗箱載置
箱搭載台車 76 移送ロボットアーム 77 移送ロボット
アーム 78 搬送ローラー又はベルト 79 横送りローラ
ー 80 ガイドレール 81 搬送方向 82 搬送方向 83 搬送方向 84 移送方向 85 移送方向 86 自動収納装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長辺側壁3と短辺側壁4と底板7を有す
    る長方形箱体2からなり、長辺側壁3は標準規格の水稲
    苗箱15よりやや高くし、短辺側壁4は水稲苗箱15の
    略2倍の高さの下部側壁5と該下部側壁5から水平に外
    方に張出す張出段部8と該張出段部8の最外部から立ち
    上がる水稲苗箱15高さの上部側壁6とを有し、長方形
    箱体2の内側の短辺長さは水稲苗箱15の外側の長辺長
    さよりやや長く、長方形箱体2の内側の長辺長さは水稲
    苗箱15の外側の短辺長さの4〜6倍よりやや長くし、
    下部側壁5に栓着脱可能の給排水孔9を配設し、該長方
    形箱体2の対面する短辺側の上部側壁6の両端部上面1
    0に長辺に平行な溝11を設け、対面する上部側壁6間
    に2条のコ字状金属枠12を架け渡して該溝11に嵌合
    自在とし、かつ該コ字状金属枠12の端部13をさらに
    曲折して上部側壁6外面に設けた縦向き長孔14に外側
    から挿着して該コ字状金属枠12を上部側壁6上面と上
    部側壁6側面との間に回動自在にしたことを特徴とする
    水稲苗箱載置箱1。
  2. 【請求項2】 長方形の4隅位置の下部に着脱自在のキ
    ャスター25を設けて該長方形短辺に沿う2個の下部水
    平横枠26と、各下部水平横枠26を連結する水平縦枠
    27と、各下部水平横枠26の同位置側の一端から立垂
    する垂直枠28と、垂直枠28間を連結する支持材29
    と、垂直枠28の上端30よりやや下がる位置から下部
    水平横枠26と同方向に水平に片持ち状に延びる上部水
    平横枠31と、垂直枠28の下部水平横枠26と上部水
    平横枠間31を2等分する位置から下部水平横枠26と
    同方向に水平に片持ち状に延びる中間部水平横枠32か
    ら多段枠体を構成し、多段枠体の各水平横枠の端部を垂
    直上方に曲折して係止部33としたことを特徴とする水
    稲苗箱載置箱1の単列型搭載台車34。
  3. 【請求項3】 長方形の4隅位置の下部に着脱自在のキ
    ャスター40を設けて該長方形短辺に沿う2個の下部水
    平横枠41と、各下部水平横枠41を中央部で連結する
    伸縮自在の下部水平縦枠42と下部水平横枠41の両端
    部を連結する着脱自在の2個の連結枠43と、各下部水
    平横枠41の中央から立垂する垂直枠44と、各垂直枠
    44の上端間を連結する伸縮自在の上部水平縦枠45
    と、下部水平縦枠42と上部水平縦枠45間を連結する
    支持材46と、各垂直枠44を3等分する上下の2か所
    の位置から下部水平横枠41と同方向に水平に片持ち状
    に各垂直枠44の両側に延び且つ下部水平縦枠42に平
    行に内側に折畳み自在の上段水平横枠47と中段水平横
    枠48と、各垂直枠44の上端の両側面から上段水平横
    枠47の長さと同長に延びる水平棒部49とその端部か
    ら下方にカギ状に折曲して下方の上段水平横枠47に到
    る垂直棒部50と垂直棒部50の下端に下方の上段水平
    横枠47に係合する係合片51からなり且つ回動自在に
    上部水平縦枠45に沿わせて収納できる上段水平横枠4
    7の吊り下げステー52と、上段水平横枠47及び中段
    水平横枠48の枠内に収容可能でそれぞれ直下の水平横
    枠に係合する固定ステー53から多段並列枠体を構成し
    たことを特徴とする水稲苗箱載置箱1の並列型搭載台車
    69。
  4. 【請求項4】 始端に播種機70を備えて播種した水稲
    苗箱15を搬送しながら取出す水稲苗箱搬送テーブル7
    1と、該水稲苗箱搬送テーブル71の後半側に並置され
    且つ水稲苗箱載置箱1を搬送しながら前半側で水稲苗箱
    15を水稲苗箱載置箱1に載置し後半側で水稲苗箱載置
    箱1を取出す処理テーブル72と、水稲苗箱載置箱1を
    多重積載した載置台73から個別に取出した水稲苗箱載
    置箱1を処理テーブル72の始端に向けて送る搬送手段
    74と、処理テーブル72の終端近傍に配設した水稲苗
    箱載置箱の搭載台車75と、水稲苗箱搬送テーブル71
    の終端と処理テーブル72の前半間に設置の苗箱15の
    取出し及び載置用移送ロボットアーム76と、処理テー
    ブル72の終端と搭載台車75との間に設置の水稲苗箱
    載置箱1の取出し及び搭載用の移送ロボットアーム77
    からなることを特徴とする水稲苗箱15の水稲苗箱載置
    箱1への自動載置及び搭載台車75への水稲苗箱載置箱
    1の自動収納装置86。
JP35196798A 1998-12-10 1998-12-10 水稲苗箱載置箱及びその載置箱搭載台 Expired - Fee Related JP2981224B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35196798A JP2981224B1 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 水稲苗箱載置箱及びその載置箱搭載台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35196798A JP2981224B1 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 水稲苗箱載置箱及びその載置箱搭載台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2981224B1 JP2981224B1 (ja) 1999-11-22
JP2000166394A true JP2000166394A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18420864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35196798A Expired - Fee Related JP2981224B1 (ja) 1998-12-10 1998-12-10 水稲苗箱載置箱及びその載置箱搭載台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2981224B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002176856A (ja) * 2000-12-15 2002-06-25 Iseki & Co Ltd 苗箱段積み装置
US7423784B2 (en) * 2001-08-22 2008-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Processing of signals from image sensing apparatus whose image sensing area includes a plurality of areas
JP2012500624A (ja) * 2008-08-22 2012-01-12 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 育苗箱

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114988060A (zh) * 2022-06-30 2022-09-02 北京金晟达生物电子科技有限公司 一种牧草种植盘上塔系统
CN114982524A (zh) * 2022-06-30 2022-09-02 北京金晟达生物电子科技有限公司 一种便于堆叠的牧草种植盘

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002176856A (ja) * 2000-12-15 2002-06-25 Iseki & Co Ltd 苗箱段積み装置
US7423784B2 (en) * 2001-08-22 2008-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Processing of signals from image sensing apparatus whose image sensing area includes a plurality of areas
JP2012500624A (ja) * 2008-08-22 2012-01-12 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 育苗箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2981224B1 (ja) 1999-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101062270B1 (ko) 육묘베드 이송장치 및 이송방법
JP2981224B1 (ja) 水稲苗箱載置箱及びその載置箱搭載台
JPH0422525B2 (ja)
KR102145426B1 (ko) 파종기용 모판 자동적재 장치 및 그 제어방법
JP3849327B2 (ja) 育苗箱積替装置
JPH0414998Y2 (ja)
JP2831913B2 (ja) 育苗箱移し換え施設
JPH09323829A (ja) 育苗箱処理装置
JP3546435B2 (ja) 苗箱の土落し装置
CN217487201U (zh) 一种水培植物栽培板及具有其的植物培养架
JPH0629922Y2 (ja) 育苗箱移載装置
JPH0629923Y2 (ja) 育苗箱移載装置
JP3816574B2 (ja) 育苗棚
JPS63273422A (ja) 苗箱の積替え装置
JPH084851Y2 (ja) 発芽・育苗装置
JP2884147B2 (ja) 可撓性ポット苗箱の運搬具
JPH0623208Y2 (ja) 田植機の苗供給構造
JPH052607U (ja) 苗継ぎカセツト
KR20120090336A (ko) 육묘상자 운반용 이송베드
JPH03243525A (ja) 育苗箱積出し装置
JPH06225643A (ja) 育苗装置
JPH0661038U (ja) 発芽・育苗装置
JP2548424B2 (ja) 苗移載兼田植施設
DK172289B1 (da) Anlæg til dyrkning af planter
JPS6374407A (ja) 育苗箱分離取出し装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees