JP2000165999A - 半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン - Google Patents
半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンInfo
- Publication number
- JP2000165999A JP2000165999A JP10340584A JP34058498A JP2000165999A JP 2000165999 A JP2000165999 A JP 2000165999A JP 10340584 A JP10340584 A JP 10340584A JP 34058498 A JP34058498 A JP 34058498A JP 2000165999 A JP2000165999 A JP 2000165999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- semiconductor
- condenser microphone
- electret condenser
- case
- Prior art date
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- Granted
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- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を減少させ、かつより小型化を達成
し、しかもマイクロホン自体としての性能も向上させ
る。 【構成】 必要な電子回路110が形成された半導体チ
ップ100と、この半導体チップ100の表面に絶縁層
130を介して積層された電極層140と、この電極層
140の上に形成された絶縁膜150と、絶縁性のリン
グ230に貼着された振動膜200と、前記リング23
0と前記絶縁膜150との間に介在して、振動膜200
と絶縁膜150との間に所定の空間180を設けるスペ
ーサ層170とを備えており、前記振動膜200は、片
面に電極層220を形成した高分子FEPフィルムをエ
レクトレット化したものである。
し、しかもマイクロホン自体としての性能も向上させ
る。 【構成】 必要な電子回路110が形成された半導体チ
ップ100と、この半導体チップ100の表面に絶縁層
130を介して積層された電極層140と、この電極層
140の上に形成された絶縁膜150と、絶縁性のリン
グ230に貼着された振動膜200と、前記リング23
0と前記絶縁膜150との間に介在して、振動膜200
と絶縁膜150との間に所定の空間180を設けるスペ
ーサ層170とを備えており、前記振動膜200は、片
面に電極層220を形成した高分子FEPフィルムをエ
レクトレット化したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体エレクトレ
ットコンデンサーマイクロホンのうち、振動膜をリング
に貼着したホイルエレクトレットタイプのものに関す
る。
ットコンデンサーマイクロホンのうち、振動膜をリング
に貼着したホイルエレクトレットタイプのものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のホイルエレクトレットタイプのエ
レクトレットコンデンサーマイクロホンを図14を参照
しつつ説明する。この種のエレクトレットコンデンサー
マイクロホンは、携帯電話等のマイクロホンとして使用
されることが多い。従来のホイルエレクトレットタイプ
のエレクトレットコンデンサーマイクロホンは、リング
1に貼着されたエレクトレット化された高分子FEPフ
ィルムからなる振動膜2と、この振動膜2と対向する背
極3と、この背極3と前記リング1との間に介在され
て、振動膜2と背極3との間に所定の空間を形成するス
ペーサ4と、前記背極3を保持する背極ホルダ5と、前
記背極3と接続され、前記背極ホルダ5に収納されたイ
ンピーダンス変換素子用IC6と、背極ホルダ5の全体
をカバーするケース7とを有している。なお、ケース7
の前面の裏面側には、前記振動膜2が貼着された側を背
極3側に向けた状態でリング1が接している。なお、図
面中、8はプリント基板、9は前面クロスである。
レクトレットコンデンサーマイクロホンを図14を参照
しつつ説明する。この種のエレクトレットコンデンサー
マイクロホンは、携帯電話等のマイクロホンとして使用
されることが多い。従来のホイルエレクトレットタイプ
のエレクトレットコンデンサーマイクロホンは、リング
1に貼着されたエレクトレット化された高分子FEPフ
ィルムからなる振動膜2と、この振動膜2と対向する背
極3と、この背極3と前記リング1との間に介在され
て、振動膜2と背極3との間に所定の空間を形成するス
ペーサ4と、前記背極3を保持する背極ホルダ5と、前
記背極3と接続され、前記背極ホルダ5に収納されたイ
ンピーダンス変換素子用IC6と、背極ホルダ5の全体
をカバーするケース7とを有している。なお、ケース7
の前面の裏面側には、前記振動膜2が貼着された側を背
極3側に向けた状態でリング1が接している。なお、図
面中、8はプリント基板、9は前面クロスである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のホイルエレクトレットタイプのエレクトレット
コンデンサーマイクロホンには、以下のような問題点が
ある。すなわち、部品点数が多いのである。図14に示
したものでも、9つの部品が必要である。このため、小
型化には一定の限度がある。例えば、直径が6mm、厚
さが1.6mmのものが現時点では最小である。その
上、マイクロホン自体としても感度が低くなり、S/N
が低下する等の点で問題がある。
た従来のホイルエレクトレットタイプのエレクトレット
コンデンサーマイクロホンには、以下のような問題点が
ある。すなわち、部品点数が多いのである。図14に示
したものでも、9つの部品が必要である。このため、小
型化には一定の限度がある。例えば、直径が6mm、厚
さが1.6mmのものが現時点では最小である。その
上、マイクロホン自体としても感度が低くなり、S/N
が低下する等の点で問題がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、部品点数を減少させ、かつより小型化を達成するこ
とができ、しかもマイクロホン自体としての性能も向上
させた半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン
を提供することを目的としている。
で、部品点数を減少させ、かつより小型化を達成するこ
とができ、しかもマイクロホン自体としての性能も向上
させた半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体エレ
クトレットコンデンサーマイクロホンは、必要な電子回
路が形成された半導体チップと、この半導体チップの上
面側に積層された電極層と、この電極層の上層側に形成
されたスペーサ層と、リングに取り付けられた振動膜と
を備えており、前記スペーサ層は、振動膜と電極層との
間に所定の空間を形成するものであり、前記振動膜は、
片面に電極膜を形成した高分子フィルムをエレクトレッ
ト化して構成する。
クトレットコンデンサーマイクロホンは、必要な電子回
路が形成された半導体チップと、この半導体チップの上
面側に積層された電極層と、この電極層の上層側に形成
されたスペーサ層と、リングに取り付けられた振動膜と
を備えており、前記スペーサ層は、振動膜と電極層との
間に所定の空間を形成するものであり、前記振動膜は、
片面に電極膜を形成した高分子フィルムをエレクトレッ
ト化して構成する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンの概略
的断面図、図2は本発明の実施の形態に係る半導体エレ
クトレットコンデンサーマイクロホンに用いられる振動
膜の概略的拡大断面図、図3は本発明の実施の形態に係
る半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンに用
いられる半導体チップの製造工程を示す説明図、図4は
本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデ
ンサーマイクロホンに用いられるケースの概略的分解斜
視部図、図5は本発明の実施の形態に係る半導体エレク
トレットコンデンサーマイクロホンに用いられるケース
の図面であって、同図(A)は概略的断面図、同図
(B)は概略的底面図である。
半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンの概略
的断面図、図2は本発明の実施の形態に係る半導体エレ
クトレットコンデンサーマイクロホンに用いられる振動
膜の概略的拡大断面図、図3は本発明の実施の形態に係
る半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンに用
いられる半導体チップの製造工程を示す説明図、図4は
本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレットコンデ
ンサーマイクロホンに用いられるケースの概略的分解斜
視部図、図5は本発明の実施の形態に係る半導体エレク
トレットコンデンサーマイクロホンに用いられるケース
の図面であって、同図(A)は概略的断面図、同図
(B)は概略的底面図である。
【0007】また、図6は本発明の他の実施の形態に係
る半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンの概
略的断面図、図7は本発明の他の実施の形態に係る半導
体エレクトレットコンデンサーマイクロホンにおけるス
ペーサ層の概略的平面図、図8は本発明のその他の実施
の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサーマイク
ロホンにおける半導体チップの図面であって、同図
(A)は概略的平面図、同図(B)は概略的側面図、同
図(C)は同図(B)の概略的拡大図、図9は本発明の
さらにその他の実施の形態に係る半導体エレクトレット
コンデンサーマイクロホンの概略的断面図、図10及び
図11は本発明のさらにその他の実施の形態に係る半導
体エレクトレットコンデンサーマイクロホンに用いられ
る半導体チップの図面であって、同図(A)は概略的平
面図、同図(B)は概略的断面図、さらに図12及び図
13はさらにその他の実施の形態に係る半導体エレクト
レットコンデンサーマイクロホンの概略的断面図であ
る。
る半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンの概
略的断面図、図7は本発明の他の実施の形態に係る半導
体エレクトレットコンデンサーマイクロホンにおけるス
ペーサ層の概略的平面図、図8は本発明のその他の実施
の形態に係る半導体エレクトレットコンデンサーマイク
ロホンにおける半導体チップの図面であって、同図
(A)は概略的平面図、同図(B)は概略的側面図、同
図(C)は同図(B)の概略的拡大図、図9は本発明の
さらにその他の実施の形態に係る半導体エレクトレット
コンデンサーマイクロホンの概略的断面図、図10及び
図11は本発明のさらにその他の実施の形態に係る半導
体エレクトレットコンデンサーマイクロホンに用いられ
る半導体チップの図面であって、同図(A)は概略的平
面図、同図(B)は概略的断面図、さらに図12及び図
13はさらにその他の実施の形態に係る半導体エレクト
レットコンデンサーマイクロホンの概略的断面図であ
る。
【0008】本発明の実施の形態に係る半導体エレクト
レットコンデンサーマイクロホンは、必要な電子回路1
10が形成された半導体チップ100と、この半導体チ
ップ100の表面に絶縁層130を介して積層された電
極層140と、この電極層140の上に形成された絶縁
膜150と、リング230に取り付けられた振動膜20
0と、前記リング230と前記絶縁膜150との間に介
在して、振動膜200と絶縁膜150との間に所定の空
間180を設けるスペーサ層170とを備えており、前
記振動膜200は、片面に電極膜220を形成した高分
子フィルムとしての高分子FEPフィルム210をエレ
クトレット化したものである。
レットコンデンサーマイクロホンは、必要な電子回路1
10が形成された半導体チップ100と、この半導体チ
ップ100の表面に絶縁層130を介して積層された電
極層140と、この電極層140の上に形成された絶縁
膜150と、リング230に取り付けられた振動膜20
0と、前記リング230と前記絶縁膜150との間に介
在して、振動膜200と絶縁膜150との間に所定の空
間180を設けるスペーサ層170とを備えており、前
記振動膜200は、片面に電極膜220を形成した高分
子フィルムとしての高分子FEPフィルム210をエレ
クトレット化したものである。
【0009】この半導体エレクトレットコンデンサーマ
イクロホンは、半導体チップ100や振動膜200等
は、ケース300の内部に収納されている。
イクロホンは、半導体チップ100や振動膜200等
は、ケース300の内部に収納されている。
【0010】このケース300は、次のように構成され
ている。まず、ケース300は、図1等に示すように、
半導体チップ100が嵌まり込む凹部330が形成され
たケース本体310と、このケース本体310を閉塞す
る蓋体320とを有している。
ている。まず、ケース300は、図1等に示すように、
半導体チップ100が嵌まり込む凹部330が形成され
たケース本体310と、このケース本体310を閉塞す
る蓋体320とを有している。
【0011】まず、ケース本体310について説明す
る。このケース本体310は、図4に示すように、セラ
ミックスシートからなる4つの略額縁状部材、すなわち
第1層311、第2層312、第3層313及び第4層
314を積層して構成されたものである。この第1層3
11、第2層312、第3層313及び第4層314
は、外形寸法が等しく設定されている。従って、これら
を積層すると、1つの略直方体が形成されることにな
る。
る。このケース本体310は、図4に示すように、セラ
ミックスシートからなる4つの略額縁状部材、すなわち
第1層311、第2層312、第3層313及び第4層
314を積層して構成されたものである。この第1層3
11、第2層312、第3層313及び第4層314
は、外形寸法が等しく設定されている。従って、これら
を積層すると、1つの略直方体が形成されることにな
る。
【0012】まず、最下層2第4層314の表面側に
は、ほぼ全面にグランドに接続される導電層314Bが
ニッケルメッキ或いはアルミニウムメッキ等で形成され
ている。第4層314の側面に形成された2つの凹部3
14C、314Dとその表面側及び裏面側とには、Ou
t端子に接続されるOut端子導電層314Eと、Vc
c端子に接続されるVcc端子導電層314Fとがそれ
ぞれ形成されている。
は、ほぼ全面にグランドに接続される導電層314Bが
ニッケルメッキ或いはアルミニウムメッキ等で形成され
ている。第4層314の側面に形成された2つの凹部3
14C、314Dとその表面側及び裏面側とには、Ou
t端子に接続されるOut端子導電層314Eと、Vc
c端子に接続されるVcc端子導電層314Fとがそれ
ぞれ形成されている。
【0013】なお、この第4層314の中央部には、背
室350となる凹部314Zが形成されている。なお、
この凹部314Zは、半導体チップ100が入り込まな
いように、半導体チップ100より小さく設定される。
室350となる凹部314Zが形成されている。なお、
この凹部314Zは、半導体チップ100が入り込まな
いように、半導体チップ100より小さく設定される。
【0014】この第4層314の上に積層される第3層
313は、中央に開口313Aが開設されている。従っ
て、第3層313を第4層314の上に積層すると、第
3層313の開口313Aからは、第4層314の導電
層314Aが覗けることになる。そして、この第3層3
13の表面側には、前記開口313Aを除いたほぼ全面
にグランドに接続される導電層313Bがニッケルメッ
キ或いはアルミニウムメッキ等で形成されている。な
お、第3層313の側面に形成された2つの凹部313
C、313Dとその表面側及び裏面側とには、Out端
子に接続されるOut端子導電層313Eと、Vcc端
子に接続されるVcc端子導電層313Fとがそれぞれ
形成されている。これらは、第4層314のOut端子
導電層314DとVcc端子導電層314Fとに接続さ
れるものである。
313は、中央に開口313Aが開設されている。従っ
て、第3層313を第4層314の上に積層すると、第
3層313の開口313Aからは、第4層314の導電
層314Aが覗けることになる。そして、この第3層3
13の表面側には、前記開口313Aを除いたほぼ全面
にグランドに接続される導電層313Bがニッケルメッ
キ或いはアルミニウムメッキ等で形成されている。な
お、第3層313の側面に形成された2つの凹部313
C、313Dとその表面側及び裏面側とには、Out端
子に接続されるOut端子導電層313Eと、Vcc端
子に接続されるVcc端子導電層313Fとがそれぞれ
形成されている。これらは、第4層314のOut端子
導電層314DとVcc端子導電層314Fとに接続さ
れるものである。
【0015】また、第3層313の上に積層される第2
層312は、中央に第3層313に形成された開口31
3Aより大きな開口312Aが開設されている。従っ
て、第2層312を第3層313の上に積層すると、第
2層312の開口312Aからは、第3層313の導電
層313Bが覗けることになる。そして、この第2層3
12の表面には、前記半導体チップ100の電極191
と前記ボンディングワイヤ190で接続される3つのパ
ッドが形成されている。このパッドは、前記導電層31
3B、314Bと接続されるグランド用パッド312G
と、Out端子導電層313E、314Eと接続される
Out用パッド312Eと、Vcc端子伝導層313
F、314Fに接続されるVcc用パッド312Fとが
形成されている。このグランド用パッド312Gは角の
凹部312Kに、Out用パッド312EとVcc用パ
ッド312Dとは側面の2つの凹部312C、312D
とその表面側及び裏面側とにそれぞれ形成されている。
層312は、中央に第3層313に形成された開口31
3Aより大きな開口312Aが開設されている。従っ
て、第2層312を第3層313の上に積層すると、第
2層312の開口312Aからは、第3層313の導電
層313Bが覗けることになる。そして、この第2層3
12の表面には、前記半導体チップ100の電極191
と前記ボンディングワイヤ190で接続される3つのパ
ッドが形成されている。このパッドは、前記導電層31
3B、314Bと接続されるグランド用パッド312G
と、Out端子導電層313E、314Eと接続される
Out用パッド312Eと、Vcc端子伝導層313
F、314Fに接続されるVcc用パッド312Fとが
形成されている。このグランド用パッド312Gは角の
凹部312Kに、Out用パッド312EとVcc用パ
ッド312Dとは側面の2つの凹部312C、312D
とその表面側及び裏面側とにそれぞれ形成されている。
【0016】また、この第2層312の上に積層される
第1層311は、中央に前記第2層312の開口312
Aより大きな開口311Aが開設されている。この第1
層311には、全面にニッケルメッキ或いは金メッキが
施されている。この場合、ニッケルメッキであれば厚さ
5.0μm前後、金メッキであれば厚さ0.3μm前後
を確保することが望ましい。
第1層311は、中央に前記第2層312の開口312
Aより大きな開口311Aが開設されている。この第1
層311には、全面にニッケルメッキ或いは金メッキが
施されている。この場合、ニッケルメッキであれば厚さ
5.0μm前後、金メッキであれば厚さ0.3μm前後
を確保することが望ましい。
【0017】このように構成された第1層311、第2
層312、第3層313及び第4層314からなるケー
ス本体310は、図1及び図5(A)のように積層され
る。すなわち、図5(A)における左側を一致させた状
態で積層する。すると、ケース本体310に凹部330
が形成される。そして、この凹部330の一側面は、第
1層311の開口311A、第2層312の開口312
A及び第3層313の開口313Aの寸法関係から側面
が段々状になる。
層312、第3層313及び第4層314からなるケー
ス本体310は、図1及び図5(A)のように積層され
る。すなわち、図5(A)における左側を一致させた状
態で積層する。すると、ケース本体310に凹部330
が形成される。そして、この凹部330の一側面は、第
1層311の開口311A、第2層312の開口312
A及び第3層313の開口313Aの寸法関係から側面
が段々状になる。
【0018】なお、第3層313の開口313Aは、半
導体チップ100が嵌まり込むように、半導体チップ1
00より若干大きいサイズに設定されている。
導体チップ100が嵌まり込むように、半導体チップ1
00より若干大きいサイズに設定されている。
【0019】このケース本体310は、前記第1層31
1、第2層312、第3層313及び第4層314を積
層した状態で焼成することで形成する。なお、このよう
に4層構造でなはく、第2層312と第3層313とを
一体化して全体として3層構造とすることも可能であ
る。
1、第2層312、第3層313及び第4層314を積
層した状態で焼成することで形成する。なお、このよう
に4層構造でなはく、第2層312と第3層313とを
一体化して全体として3層構造とすることも可能であ
る。
【0020】また、図1等に示すように、半導体チップ
100の真下に背室350を形成したケース300の場
合には、前記スペーサ層170Aは、図7(A)に示す
ように、略1/4円弧状の4つのスペーサ片171Aか
ら構成することで、各スペーサ片171Aの間を切れ目
172Aとする。この切れ目172A等と背室350A
とを連通させる連通路360をケース本体310Aに形
成するのである。すると、前記空間180は、切れ目1
72A等及び連通路360を介して背室350Aと連通
するのである。
100の真下に背室350を形成したケース300の場
合には、前記スペーサ層170Aは、図7(A)に示す
ように、略1/4円弧状の4つのスペーサ片171Aか
ら構成することで、各スペーサ片171Aの間を切れ目
172Aとする。この切れ目172A等と背室350A
とを連通させる連通路360をケース本体310Aに形
成するのである。すると、前記空間180は、切れ目1
72A等及び連通路360を介して背室350Aと連通
するのである。
【0021】一方、このように構成されたケース本体3
10を閉塞する蓋体320の裏面側には、振動膜200
が取り付けられたリング230を押さえ込むリング状凸
脈321が形成されている。また、この蓋体320の中
央部近辺には、音孔322が開設されている。従って、
この音孔322は、蓋体320でケース本体310を閉
塞すると、振動膜200に対して垂直に形成されている
ことになる。
10を閉塞する蓋体320の裏面側には、振動膜200
が取り付けられたリング230を押さえ込むリング状凸
脈321が形成されている。また、この蓋体320の中
央部近辺には、音孔322が開設されている。従って、
この音孔322は、蓋体320でケース本体310を閉
塞すると、振動膜200に対して垂直に形成されている
ことになる。
【0022】一方、このように構成されたケース300
に収納される半導体チップ100は、インピーダンス変
換用のFETやアンプ回路やノイズキャンセル回路等の
必要な電子回路110が常法により形成されている。ま
た、前記絶縁層130の上には、アルミニウム等からな
るゲート電極用の電極層140が積層されている。さら
に、前記電極層140の上にはTiNからなる絶縁膜1
50が積層されている。
に収納される半導体チップ100は、インピーダンス変
換用のFETやアンプ回路やノイズキャンセル回路等の
必要な電子回路110が常法により形成されている。ま
た、前記絶縁層130の上には、アルミニウム等からな
るゲート電極用の電極層140が積層されている。さら
に、前記電極層140の上にはTiNからなる絶縁膜1
50が積層されている。
【0023】なお、前記絶縁膜150は、電極層140
がアルミニウム等の耐腐食性の低いものである場合に必
要となるが、電極層140が金等の耐腐食性の高いもの
である場合には、図13に示すように、前記絶縁膜15
0に相当するものを特に設ける必要はない。
がアルミニウム等の耐腐食性の低いものである場合に必
要となるが、電極層140が金等の耐腐食性の高いもの
である場合には、図13に示すように、前記絶縁膜15
0に相当するものを特に設ける必要はない。
【0024】また、前記絶縁膜150には、略リング状
のスペーサ層170が形成されている。このスペーサ層
170は、ポリイミド樹脂に後述するような工程を加え
て形成されたものである。
のスペーサ層170が形成されている。このスペーサ層
170は、ポリイミド樹脂に後述するような工程を加え
て形成されたものである。
【0025】このスペーサ層170は、上述したよう
に、切れ目172Aが形成されたものである。従って、
前記切れ目172Aと連通路360とを介して前記空間
180と背室350とが連通する。
に、切れ目172Aが形成されたものである。従って、
前記切れ目172Aと連通路360とを介して前記空間
180と背室350とが連通する。
【0026】なお、前記絶縁層130、電極層140及
び絶縁膜150は、半導体チップ100の表面の全面に
形成されているのではなく、一部の表面を露出させて形
成されている。この露出された部分は、ボンディングワ
イヤ190で後述する3つのパッドと接続される電極部
191として形成されているのである。
び絶縁膜150は、半導体チップ100の表面の全面に
形成されているのではなく、一部の表面を露出させて形
成されている。この露出された部分は、ボンディングワ
イヤ190で後述する3つのパッドと接続される電極部
191として形成されているのである。
【0027】このように構成される半導体チップ100
は、図3に示すようにして形成される。まず、4〜5イ
ンチのシリコンウエハ900に常法を用いて必要な電子
回路110を形成する(図3(A)参照)。例えば、こ
の半導体チップ100は、2mm角の大きさに形成され
る。さらに、常法によって、絶縁層130、電極層14
0、絶縁膜150及びスペーサ層170を形成する。
は、図3に示すようにして形成される。まず、4〜5イ
ンチのシリコンウエハ900に常法を用いて必要な電子
回路110を形成する(図3(A)参照)。例えば、こ
の半導体チップ100は、2mm角の大きさに形成され
る。さらに、常法によって、絶縁層130、電極層14
0、絶縁膜150及びスペーサ層170を形成する。
【0028】このようにしてスペーサ層170まで形成
された半導体チップ100をシート710に貼着した状
態でカッター720等でダイシングする(図3(B)及
び(C)参照)。そして、前記シート710を外側方向
に引っ張ることによって個々の半導体チップ100に分
割する。その後、シート710から個々の半導体チップ
100を剥がして洗浄する。このようにして構成された
半導体チップ100は、例えば図3(D)に示すよう
に、厚さが0.3mmの2mm角のものとなる。
された半導体チップ100をシート710に貼着した状
態でカッター720等でダイシングする(図3(B)及
び(C)参照)。そして、前記シート710を外側方向
に引っ張ることによって個々の半導体チップ100に分
割する。その後、シート710から個々の半導体チップ
100を剥がして洗浄する。このようにして構成された
半導体チップ100は、例えば図3(D)に示すよう
に、厚さが0.3mmの2mm角のものとなる。
【0029】次に、このようにして構成された半導体チ
ップ100と対向する振動膜200について説明する。
振動膜200は、片面に電極膜220を形成した高分子
FEPフィルム210をエレクトレット化したものであ
る。具体的には、図2に示すように、厚さが5μm〜1
2.5μmの高分子FEPフィルム210の表面側にニ
ッケルを厚さ400Å程度に蒸着して電極膜220とし
たものである。そして、電極膜220が形成されていな
い側、すなわち、裏面側にコロナ照射、EB照射等のそ
の他の分極処理を施すことにより、高分子FEPフィル
ム210に半永久的に電荷をチャージしてエレクトレッ
ト化する。
ップ100と対向する振動膜200について説明する。
振動膜200は、片面に電極膜220を形成した高分子
FEPフィルム210をエレクトレット化したものであ
る。具体的には、図2に示すように、厚さが5μm〜1
2.5μmの高分子FEPフィルム210の表面側にニ
ッケルを厚さ400Å程度に蒸着して電極膜220とし
たものである。そして、電極膜220が形成されていな
い側、すなわち、裏面側にコロナ照射、EB照射等のそ
の他の分極処理を施すことにより、高分子FEPフィル
ム210に半永久的に電荷をチャージしてエレクトレッ
ト化する。
【0030】なお、電極膜220として、アルミニウム
を厚さ400Å程度に蒸着するとともに、ポリイミド等
の絶縁コートを積層することで対環境的に強化すること
も可能である。また、アルミニウムとニッケルとを蒸着
してもよい。
を厚さ400Å程度に蒸着するとともに、ポリイミド等
の絶縁コートを積層することで対環境的に強化すること
も可能である。また、アルミニウムとニッケルとを蒸着
してもよい。
【0031】このように形成された振動膜200は、振
動膜200の電極膜220との導電性を考慮して導電性
のリング230に取り付けられている。このリング23
0としては、真鍮やステンレス等が適している。なお、
リング230に絶縁性の素材を用いた場合には、他の手
段、例えばボンディングワイヤ等によって電極膜220
と導電性を確保する。
動膜200の電極膜220との導電性を考慮して導電性
のリング230に取り付けられている。このリング23
0としては、真鍮やステンレス等が適している。なお、
リング230に絶縁性の素材を用いた場合には、他の手
段、例えばボンディングワイヤ等によって電極膜220
と導電性を確保する。
【0032】このようなケース本体310と蓋体320
とから構成されたケース300に半導体チップ100等
を組み込む手順について説明する。まず、導電性の接着
剤を用いて半導体チップ100をケース本体310の底
部、すなわち第4層314に取り付ける。すると、半導
体チップ100に開設された貫通孔160は、第4層3
14に形成された凹部314Z(背室350)に臨む。
また、半導体チップ100の裏面側は、第4層314の
導電層314Bと電気的に接続される。
とから構成されたケース300に半導体チップ100等
を組み込む手順について説明する。まず、導電性の接着
剤を用いて半導体チップ100をケース本体310の底
部、すなわち第4層314に取り付ける。すると、半導
体チップ100に開設された貫通孔160は、第4層3
14に形成された凹部314Z(背室350)に臨む。
また、半導体チップ100の裏面側は、第4層314の
導電層314Bと電気的に接続される。
【0033】また、半導体チップ100に形成された電
極191と、前記3つのパッド、すなわち、前記グラン
ド用パッド312G、Out用パッド312E及びVc
c用パッド312Fとをボンディングワイヤ190で接
続する。これで、半導体チップ100とケース本体31
0との間の電気的接続が完了する。
極191と、前記3つのパッド、すなわち、前記グラン
ド用パッド312G、Out用パッド312E及びVc
c用パッド312Fとをボンディングワイヤ190で接
続する。これで、半導体チップ100とケース本体31
0との間の電気的接続が完了する。
【0034】次に、振動膜200が取り付けられたリン
グ230をスペーサ層170の上に載置する。この場
合、上述したように、振動膜200がより絶縁膜150
に近くなるように振動膜200を下向きにした状態で載
置する。すなわち、振動膜200の表面に形成された電
極膜220が絶縁膜150と対向するようにするのであ
る。そして、振動膜200と絶縁膜150との間には、
スペーサ層170があるので、振動膜200と絶縁膜1
50との間には、スペーサ層170の厚さに相当する所
定の空間180が形成されることになる。
グ230をスペーサ層170の上に載置する。この場
合、上述したように、振動膜200がより絶縁膜150
に近くなるように振動膜200を下向きにした状態で載
置する。すなわち、振動膜200の表面に形成された電
極膜220が絶縁膜150と対向するようにするのであ
る。そして、振動膜200と絶縁膜150との間には、
スペーサ層170があるので、振動膜200と絶縁膜1
50との間には、スペーサ層170の厚さに相当する所
定の空間180が形成されることになる。
【0035】この状態で、ケース本体310を蓋体32
0で閉塞することにより、半導体エレクトレットコンデ
ンサーマイクロホンが完成する。
0で閉塞することにより、半導体エレクトレットコンデ
ンサーマイクロホンが完成する。
【0036】上述した説明では、前記スペーサ層170
Aは、図7(A)に示すように、略1/4円弧状の4つ
のスペーサ片171Aから構成することで、各スペーサ
片171Aの間を切れ目172Aとしていた。
Aは、図7(A)に示すように、略1/4円弧状の4つ
のスペーサ片171Aから構成することで、各スペーサ
片171Aの間を切れ目172Aとしていた。
【0037】しかしながら、スペーサ層は、図7(B)
〜図7(F)に示すように構成してもよい。例えば、図
7(B)に示すように、より多くのスペーサ片171B
からスペーサ層171Bを形成し、切れ目172Bの数
を多くするのである。すると、全体としての開口面積が
増大するので、音響抵抗が小さくなるという効果が生じ
る。
〜図7(F)に示すように構成してもよい。例えば、図
7(B)に示すように、より多くのスペーサ片171B
からスペーサ層171Bを形成し、切れ目172Bの数
を多くするのである。すると、全体としての開口面積が
増大するので、音響抵抗が小さくなるという効果が生じ
る。
【0038】また、図7(C)に示すように、略1/4
円弧状のスペーサ片171Cの両端部を補足して細長い
三日月状にし、各スペーサ片171Cの一部を重ね合わ
せるようにしてスペーサ層170Cを形成することも可
能である。すなわち、スペーサ層170Cをあたかも渦
巻きのように形成するのである。すると、音響抵抗が図
7(B)に示すものより若干増すという効果がある。
円弧状のスペーサ片171Cの両端部を補足して細長い
三日月状にし、各スペーサ片171Cの一部を重ね合わ
せるようにしてスペーサ層170Cを形成することも可
能である。すなわち、スペーサ層170Cをあたかも渦
巻きのように形成するのである。すると、音響抵抗が図
7(B)に示すものより若干増すという効果がある。
【0039】さらに、図7(D)に示すように、4つの
略1/4円弧状のスペーサ片171Dの一部を重ね合わ
せるようにしてスペーサ層170Dを形成することも可
能である。この場合は、図7(C)の場合とは違って各
スペーサ片171Dの両端部は補足形成されておらず、
斜めに形成されている。
略1/4円弧状のスペーサ片171Dの一部を重ね合わ
せるようにしてスペーサ層170Dを形成することも可
能である。この場合は、図7(C)の場合とは違って各
スペーサ片171Dの両端部は補足形成されておらず、
斜めに形成されている。
【0040】一方、図7(E)に示すように、図7
(A)に示すタイプのスペーサ層170E1、170E
2のように二重にしてもよい。この場合には、内側のス
ペーサ層170E1のスペーサ片171E1の切れ目1
72E1と、外側のスペーサ層170E2のスペーサ片
171E2の切れ目172E2とが重ならないようにす
る。
(A)に示すタイプのスペーサ層170E1、170E
2のように二重にしてもよい。この場合には、内側のス
ペーサ層170E1のスペーサ片171E1の切れ目1
72E1と、外側のスペーサ層170E2のスペーサ片
171E2の切れ目172E2とが重ならないようにす
る。
【0041】一方、図7(1)に示すように、図7
(D)に示すタイプのスペーサ層170F1、170F
2のように二重にしてもよい。この場合にも、内側のス
ペーサ層170F1のスペーサ片171F1の切れ目1
72F1と、外側のスペーサ層170F2のスペーサ片
171F2の切れ目172F2とが重ならないようにす
る。
(D)に示すタイプのスペーサ層170F1、170F
2のように二重にしてもよい。この場合にも、内側のス
ペーサ層170F1のスペーサ片171F1の切れ目1
72F1と、外側のスペーサ層170F2のスペーサ片
171F2の切れ目172F2とが重ならないようにす
る。
【0042】特に、図7(E)及び(F)に示されるよ
うに、二重になったスペーサ片171E1、171E
2、171F1、171F2や、図7(C)及び(D)
に示されるように、切れ目172C、172Dが斜めに
形成されたスペーサ層170C、170Dでは、振動膜
200に加えられる力の不均衡に起因するしわの発生を
抑制するという効果がある。
うに、二重になったスペーサ片171E1、171E
2、171F1、171F2や、図7(C)及び(D)
に示されるように、切れ目172C、172Dが斜めに
形成されたスペーサ層170C、170Dでは、振動膜
200に加えられる力の不均衡に起因するしわの発生を
抑制するという効果がある。
【0043】なお、上述した実施の形態では、スペーサ
層170A〜170Fは、半導体チップ100に積層し
た絶縁性樹脂であるポリイミド樹脂にエッチングを施し
て形成するとしたが、ポリイミド樹脂等からなる絶縁樹
脂膜を予め略リング状に形成してスペーサ層とし、この
スペーサ層を半導体チップ100に積層するようにして
もよい。また、スペーサ層170A〜170Fは、印刷
によって形成してもよいことはもちろんである。
層170A〜170Fは、半導体チップ100に積層し
た絶縁性樹脂であるポリイミド樹脂にエッチングを施し
て形成するとしたが、ポリイミド樹脂等からなる絶縁樹
脂膜を予め略リング状に形成してスペーサ層とし、この
スペーサ層を半導体チップ100に積層するようにして
もよい。また、スペーサ層170A〜170Fは、印刷
によって形成してもよいことはもちろんである。
【0044】これらの場合には、ポリイミド樹脂の積層
及びエッチングという工程を削減することができるとい
う効果がある。ただし、上述のように、スペーサ層17
0A〜170Fのように、切れ目172A〜172Fを
形成する場合には、積層する工程が困難になるという問
題点も有している。
及びエッチングという工程を削減することができるとい
う効果がある。ただし、上述のように、スペーサ層17
0A〜170Fのように、切れ目172A〜172Fを
形成する場合には、積層する工程が困難になるという問
題点も有している。
【0045】また、スペーサ層170に上述した切れ目
172A〜172Fを形成することなく、図8に示すよ
うに、半導体チップ100の表面に断面略V字形状の連
通溝111を形成してもよい。すなわち、連通溝111
を形成することによって、半導体チップ100とスペー
サ層170との間で空間180と前記連通路360とを
連通させるのである。
172A〜172Fを形成することなく、図8に示すよ
うに、半導体チップ100の表面に断面略V字形状の連
通溝111を形成してもよい。すなわち、連通溝111
を形成することによって、半導体チップ100とスペー
サ層170との間で空間180と前記連通路360とを
連通させるのである。
【0046】なお、背室350は半導体チップ100の
裏面側に形成されていたが、図6(B)に示すように、
ケース本体310Bの横側、すなわち半導体チップ10
0の側方に設けてもよい。この場合には、ケース本体3
10Bを薄く形成することができるので、半導体エレク
トレットコンデンサーマイクロホンの全体を薄型化でき
るという効果がある。
裏面側に形成されていたが、図6(B)に示すように、
ケース本体310Bの横側、すなわち半導体チップ10
0の側方に設けてもよい。この場合には、ケース本体3
10Bを薄く形成することができるので、半導体エレク
トレットコンデンサーマイクロホンの全体を薄型化でき
るという効果がある。
【0047】さらに、背室350(350B)と空間1
80とを連通する手段としてはスペーサ層に形成された
切れ目等を挙げたが、次のような手段もある。すなわ
ち、図6(A)に示すように、半導体チップ100に貫
通孔160を開設するのである。この貫通孔160は、
前記半導体チップ100と、それらに積層された絶縁層
130と電極層140と絶縁膜150とに、半導体チッ
プ100に形成された電子回路110を避けた直径0.
5mm程度の貫通孔160を開設される。そして、この
貫通孔160を介して背室350Aと空間180とを連
通させるのである。
80とを連通する手段としてはスペーサ層に形成された
切れ目等を挙げたが、次のような手段もある。すなわ
ち、図6(A)に示すように、半導体チップ100に貫
通孔160を開設するのである。この貫通孔160は、
前記半導体チップ100と、それらに積層された絶縁層
130と電極層140と絶縁膜150とに、半導体チッ
プ100に形成された電子回路110を避けた直径0.
5mm程度の貫通孔160を開設される。そして、この
貫通孔160を介して背室350Aと空間180とを連
通させるのである。
【0048】この場合には、電子回路110は、次に形
成される貫通孔160にかからない位置に形成されるこ
とが必要である。この貫通孔160は、超音波加工やレ
ーザ加工によって開設される。また、この貫通孔160
は、略リング状のスペーサ層170の中に開口している
ことはもちろんである。
成される貫通孔160にかからない位置に形成されるこ
とが必要である。この貫通孔160は、超音波加工やレ
ーザ加工によって開設される。また、この貫通孔160
は、略リング状のスペーサ層170の中に開口している
ことはもちろんである。
【0049】また、上述した実施の形態では、蓋体32
0に設けられた音孔322は、振動膜200に対して垂
直に形成されていたが、図9に示すように、音孔322
を振動膜200に対して平行に設けてもよい。すなわ
ち、蓋体320の横側に略円筒形状の音孔322を形成
する。
0に設けられた音孔322は、振動膜200に対して垂
直に形成されていたが、図9に示すように、音孔322
を振動膜200に対して平行に設けてもよい。すなわ
ち、蓋体320の横側に略円筒形状の音孔322を形成
する。
【0050】この場合には、振動膜200が貼着される
リング230は、ケース本体310と蓋体320との間
に挟み込まれるような形状に形成される。
リング230は、ケース本体310と蓋体320との間
に挟み込まれるような形状に形成される。
【0051】このように、音孔322を振動膜200に
対して平行に設けると、外部からの光が電子回路110
に入射しにくくなる。このため、電子回路110に光が
入射することに起因する光ノイズの発生を抑制すること
が可能となる。
対して平行に設けると、外部からの光が電子回路110
に入射しにくくなる。このため、電子回路110に光が
入射することに起因する光ノイズの発生を抑制すること
が可能となる。
【0052】また、図10のようにしてもよい。このよ
うに電子回路110を形成すると、蓋体320の音孔3
22を介して光が入射しても、電極層140によって遮
られるので、電子回路110に光が入射しない。このた
め、電子回路110に光が入射した場合に発生する光ノ
イズを抑制することができるのである。
うに電子回路110を形成すると、蓋体320の音孔3
22を介して光が入射しても、電極層140によって遮
られるので、電子回路110に光が入射しない。このた
め、電子回路110に光が入射した場合に発生する光ノ
イズを抑制することができるのである。
【0053】さらに、電子回路110を電極層140の
真下に形成できない場合には、図11に示すように、電
子回路110の真上に遮光性を有する金属層141を形
成してよい。これによって、光ノイズの発生を抑制する
のである。
真下に形成できない場合には、図11に示すように、電
子回路110の真上に遮光性を有する金属層141を形
成してよい。これによって、光ノイズの発生を抑制する
のである。
【0054】ところで、上述した説明では、振動膜20
0は蓋体320とは別体のリング230に取り付けられ
るとしたが、図12に示すように、蓋体320の裏面側
に形成された凸脈をリング325とし、このリング35
2に振動膜200を取り付けるようにしてもよい。
0は蓋体320とは別体のリング230に取り付けられ
るとしたが、図12に示すように、蓋体320の裏面側
に形成された凸脈をリング325とし、このリング35
2に振動膜200を取り付けるようにしてもよい。
【0055】また、振動膜200は高分子FEPフィル
ム210の片面に電極膜220をFし、前記高分子FE
Pフィルム210をエレクトレット化したものであると
説明したが、逆に金属箔の片面にエレクトレット化可能
な絶縁層を形成し、前記絶縁膜をエレクトレット化する
ことによって形成してもよい。
ム210の片面に電極膜220をFし、前記高分子FE
Pフィルム210をエレクトレット化したものであると
説明したが、逆に金属箔の片面にエレクトレット化可能
な絶縁層を形成し、前記絶縁膜をエレクトレット化する
ことによって形成してもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る半導体エレクトレットコン
デンサーマイクロホンは、必要な電子回路が形成された
半導体チップと、この半導体チップの上面側に積層され
た電極層と、この電極層の上層側に形成されたスペーサ
層と、リングに取り付けられた振動膜とを備えており、
前記スペーサ層は、振動膜と電極層との間に所定の空間
を形成するものであり、前記振動膜は、片面に電極膜を
形成した高分子フィルムをエレクトレット化したもので
ある。
デンサーマイクロホンは、必要な電子回路が形成された
半導体チップと、この半導体チップの上面側に積層され
た電極層と、この電極層の上層側に形成されたスペーサ
層と、リングに取り付けられた振動膜とを備えており、
前記スペーサ層は、振動膜と電極層との間に所定の空間
を形成するものであり、前記振動膜は、片面に電極膜を
形成した高分子フィルムをエレクトレット化したもので
ある。
【0057】この場合には、振動膜自体がエレクトレッ
ト化されているとともに、片面に電極層が形成されてい
るので、従来のエレクトレットコンデンサーマイクロホ
ンにおける背極に相当するものが不要になり、全体とし
て部品点数を減少させ、小型化を図ることが可能とな
る。特に部品点数は従来の9つから、半導体チップ、振
動膜、リング、ケースのケース本体及び蓋体の5つに減
少させることができた。
ト化されているとともに、片面に電極層が形成されてい
るので、従来のエレクトレットコンデンサーマイクロホ
ンにおける背極に相当するものが不要になり、全体とし
て部品点数を減少させ、小型化を図ることが可能とな
る。特に部品点数は従来の9つから、半導体チップ、振
動膜、リング、ケースのケース本体及び蓋体の5つに減
少させることができた。
【0058】また、本発明に係る半導体エレクトレット
コンデンサーマイクロホンは、必要な電子回路が形成さ
れた半導体チップと、この半導体チップの上面側に積層
された電極層と、この電極層の上層側に形成されたスペ
ーサ層と、リングに取り付けられた振動膜とを備えてお
り、前記スペーサ層は、振動膜と電極層との間に所定の
空間を形成するものであり、前記振動膜は、片面にエレ
クトレット化可能な絶縁層を形成した金属箔である。
コンデンサーマイクロホンは、必要な電子回路が形成さ
れた半導体チップと、この半導体チップの上面側に積層
された電極層と、この電極層の上層側に形成されたスペ
ーサ層と、リングに取り付けられた振動膜とを備えてお
り、前記スペーサ層は、振動膜と電極層との間に所定の
空間を形成するものであり、前記振動膜は、片面にエレ
クトレット化可能な絶縁層を形成した金属箔である。
【0059】このように構成しても、上述したものと同
様に、背極に相当するものが不要となるので、全体とし
て部品点数を減少させ、小型化を図ることが可能とな
る。
様に、背極に相当するものが不要となるので、全体とし
て部品点数を減少させ、小型化を図ることが可能とな
る。
【0060】また、本発明に係る半導体エレクトレット
コンデンサーマイクロホンでは、前記電極層とスペーサ
層との間に絶縁膜が形成されている。
コンデンサーマイクロホンでは、前記電極層とスペーサ
層との間に絶縁膜が形成されている。
【0061】電極層がアルミニウム等の耐腐食性の低い
ものである場合には、このような絶縁膜を形成すること
によって電極層の腐食を防止することが可能となる。従
って、電極層が金等の耐腐食性の高いものである場合に
は、絶縁膜に相当するものを特に設ける必要はない。
ものである場合には、このような絶縁膜を形成すること
によって電極層の腐食を防止することが可能となる。従
って、電極層が金等の耐腐食性の高いものである場合に
は、絶縁膜に相当するものを特に設ける必要はない。
【0062】また、前記半導体チップと絶縁層と電極層
と絶縁膜とには、半導体チップに形成された電子回路を
避けた貫通孔が開設されている。
と絶縁膜とには、半導体チップに形成された電子回路を
避けた貫通孔が開設されている。
【0063】この貫通孔により前記空間と背室とを連通
させるので、音響特性の補正が容易になるという効果が
ある。
させるので、音響特性の補正が容易になるという効果が
ある。
【0064】さらに、前記スペーサ層は、電極層又は絶
縁膜の上に塗布された絶縁性樹脂をエッチングして形成
されたものである。このため、半導体チップの製造工程
においてスペーサ層を同時に形成することができるとい
う効果がある。
縁膜の上に塗布された絶縁性樹脂をエッチングして形成
されたものである。このため、半導体チップの製造工程
においてスペーサ層を同時に形成することができるとい
う効果がある。
【0065】一方、スペーサ層は、リング状の絶縁性樹
脂を前記電極層又は絶縁膜の上に積層したものであって
もよい。このようにすると、半導体チップの製造工程に
おいてスペーサ層を同時に形成することはできないが、
絶縁性樹脂の積層及びエッチングという工程を減らすこ
とができる。
脂を前記電極層又は絶縁膜の上に積層したものであって
もよい。このようにすると、半導体チップの製造工程に
おいてスペーサ層を同時に形成することはできないが、
絶縁性樹脂の積層及びエッチングという工程を減らすこ
とができる。
【0066】また、前記半導体チップは、半導体チップ
が嵌まり込む凹部が形成されたケース本体と、このケー
ス本体を閉塞する蓋体とを有するケースに収納されるよ
うになっている。
が嵌まり込む凹部が形成されたケース本体と、このケー
ス本体を閉塞する蓋体とを有するケースに収納されるよ
うになっている。
【0067】一方、前記ケースのケース本体には、振動
膜と電極層との間の空間と連通する背室が形成されてい
る。このため、音響特性の補正が容易になるという効果
がある。
膜と電極層との間の空間と連通する背室が形成されてい
る。このため、音響特性の補正が容易になるという効果
がある。
【0068】また、前記背室と空間とは、半導体チップ
に開設された貫通孔を介して連通されるものである。す
ると、ケース等に連通路を形成する必要がないので、ケ
ースの小型化、すなわち全体の小型化を図ることができ
る。
に開設された貫通孔を介して連通されるものである。す
ると、ケース等に連通路を形成する必要がないので、ケ
ースの小型化、すなわち全体の小型化を図ることができ
る。
【0069】また、前記背室と空間とは、ケース本体の
本体側連通部と、この本体側連通部と連通する蓋体側連
通部とを介して連通するようにすれば、半導体チップに
貫通孔を形成する必要がないので、必要な電子回路の配
置が容易になるとともに、半導体チップの製造工程がよ
り単純化される。
本体側連通部と、この本体側連通部と連通する蓋体側連
通部とを介して連通するようにすれば、半導体チップに
貫通孔を形成する必要がないので、必要な電子回路の配
置が容易になるとともに、半導体チップの製造工程がよ
り単純化される。
【0070】さらに、前記ケースの蓋体は、振動膜に対
して垂直な音孔を有している。このようにすると、音孔
を通過した音が短い距離で振動膜に到達することができ
る。
して垂直な音孔を有している。このようにすると、音孔
を通過した音が短い距離で振動膜に到達することができ
る。
【0071】一方、前記ケースの蓋体は、振動膜に対し
て平行な音孔を有している。すると、光が侵入しにくい
ので、電子回路に光が入射することに起因する光ノイズ
の発生を低減させることができる。
て平行な音孔を有している。すると、光が侵入しにくい
ので、電子回路に光が入射することに起因する光ノイズ
の発生を低減させることができる。
【0072】さらに、前記ケースのケース本体は、複数
の板材を積層して形成したものである。このようにする
ことによって、ケースの製造が容易になる。
の板材を積層して形成したものである。このようにする
ことによって、ケースの製造が容易になる。
【0073】また、前記背室と空間とが、半導体チップ
の必要な回路を避けて形成された貫通孔を介して連通し
ているように構成するならば、ケース側に連通路を形成
する必要がないので、ケースの構成をより単純化するこ
とが可能となる。
の必要な回路を避けて形成された貫通孔を介して連通し
ているように構成するならば、ケース側に連通路を形成
する必要がないので、ケースの構成をより単純化するこ
とが可能となる。
【0074】一方、前記必要な電子回路は、半導体チッ
プの表面に絶縁層を介して積層された電極層の真下に形
成されていることにすると、音孔を振動膜に対して垂直
に形成したとしても、音孔から入射した光は電極層に遮
られるので、光ノイズの発生を低減させることができ
る。
プの表面に絶縁層を介して積層された電極層の真下に形
成されていることにすると、音孔を振動膜に対して垂直
に形成したとしても、音孔から入射した光は電極層に遮
られるので、光ノイズの発生を低減させることができ
る。
【0075】また、前記必要な電子回路の真上には、遮
光性を有する金属層が形成されているようにすると、電
子回路の配置をより自由にすることができるとともに、
音孔から入射した光は金属層に遮られるので、光ノイズ
の発生を低減させることができる。
光性を有する金属層が形成されているようにすると、電
子回路の配置をより自由にすることができるとともに、
音孔から入射した光は金属層に遮られるので、光ノイズ
の発生を低減させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレッ
トコンデンサーマイクロホンの概略的断面図である。
トコンデンサーマイクロホンの概略的断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレッ
トコンデンサーマイクロホンに用いられる振動膜の概略
的拡大断面図である。
トコンデンサーマイクロホンに用いられる振動膜の概略
的拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレッ
トコンデンサーマイクロホンに用いられる半導体チップ
の製造工程を示す説明図である。
トコンデンサーマイクロホンに用いられる半導体チップ
の製造工程を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレッ
トコンデンサーマイクロホンに用いられるケースの概略
的分解斜視部図である。
トコンデンサーマイクロホンに用いられるケースの概略
的分解斜視部図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る半導体エレクトレッ
トコンデンサーマイクロホンに用いられるケースの図面
であって、同図(A)は概略的断面図、同図(B)は概
略的底面図である。
トコンデンサーマイクロホンに用いられるケースの図面
であって、同図(A)は概略的断面図、同図(B)は概
略的底面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る半導体エレクト
レットコンデンサーマイクロホンの概略的断面図であ
る。
レットコンデンサーマイクロホンの概略的断面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る半導体エレクト
レットコンデンサーマイクロホンにおけるスペーサ層の
概略的平面図である。
レットコンデンサーマイクロホンにおけるスペーサ層の
概略的平面図である。
【図8】本発明のその他の実施の形態に係る半導体エレ
クトレットコンデンサーマイクロホンにおける半導体チ
ップの図面であって、同図(A)は概略的平面図、同図
(B)は概略的側面図、同図(C)は同図(B)の概略
的拡大図である。
クトレットコンデンサーマイクロホンにおける半導体チ
ップの図面であって、同図(A)は概略的平面図、同図
(B)は概略的側面図、同図(C)は同図(B)の概略
的拡大図である。
【図9】本発明のさらにその他の実施の形態に係る半導
体エレクトレットコンデンサーマイクロホンの概略的断
面図である。
体エレクトレットコンデンサーマイクロホンの概略的断
面図である。
【図10】本発明のさらにその他の実施の形態に係る半
導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンに用いら
れる半導体チップの図面であって、同図(A)は概略的
平面図、同図(B)は概略的断面図である。
導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンに用いら
れる半導体チップの図面であって、同図(A)は概略的
平面図、同図(B)は概略的断面図である。
【図11】本発明のさらにその他の実施の形態に係る半
導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンに用いら
れる半導体チップの図面であって、同図(A)は概略的
平面図、同図(B)は概略的断面図である。
導体エレクトレットコンデンサーマイクロホンに用いら
れる半導体チップの図面であって、同図(A)は概略的
平面図、同図(B)は概略的断面図である。
【図12】さらにその他の実施の形態に係る半導体エレ
クトレットコンデンサーマイクロホンの概略的断面図で
ある。
クトレットコンデンサーマイクロホンの概略的断面図で
ある。
【図13】さらにその他の実施の形態に係る半導体エレ
クトレットコンデンサーマイクロホンの概略的断面図で
ある。
クトレットコンデンサーマイクロホンの概略的断面図で
ある。
【図14】従来のこの種のエレクトレットコンデンサー
マイクロホンの概略的断面図である。
マイクロホンの概略的断面図である。
100 半導体チップ 110 電子回路 130 絶縁層 140 電極層 150 絶縁膜 160 貫通孔 170 スペーサ層 200 振動膜 230 リング 300 ケース
Claims (16)
- 【請求項1】 必要な電子回路が形成された半導体チッ
プと、この半導体チップの上面側に積層された電極層
と、この電極層の上層側に形成されたスペーサ層と、リ
ングに取り付けられた振動膜とを具備しており、前記ス
ペーサ層は、振動膜と電極層との間に所定の空間を形成
するものであり、前記振動膜は、片面に電極膜を形成し
た高分子フィルムをエレクトレット化したものであるこ
とを特徴とする半導体エレクトレットコンデンサーマイ
クロホン。 - 【請求項2】 必要な電子回路が形成された半導体チッ
プと、この半導体チップの上面側に積層された電極層
と、この電極層の上層側に形成されたスペーサ層と、リ
ングに取り付けられた振動膜とを具備しており、前記ス
ペーサ層は、振動膜と電極層との間に所定の空間を形成
するものであり、前記振動膜は、片面にエレクトレット
化可能な絶縁層を形成した金属箔であることを特徴とす
る半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項3】 前記電極層とスペーサ層との間に絶縁膜
が形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の半
導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項4】 前記スペーサ層は、前記電極層又は絶縁
膜の上に塗布された絶縁性樹脂をエッチングして形成さ
れたものであることを特徴とする請求項1、2又は3記
載の半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項5】 前記スペーサ層は、リング状の絶縁性樹
脂を前記電極層又は絶縁膜の上に積層したものであるこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載の半導体エレク
トレットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項6】 前記半導体チップは、半導体チップが嵌
まり込む凹部が形成されたケース本体と、このケース本
体を閉塞する蓋体とを有するケースに収納されることを
特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の半導体エ
レクトレットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項7】 前記リングは、前記蓋体の裏面側に一体
的に形成されていることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5又は6記載の半導体エレクトレットコンデン
サーマイクロホン。 - 【請求項8】 前記ケースのケース本体には、スペーサ
層で形成された空間と連通する背室が形成されているこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記
載の半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項9】 前記背室と空間とは、ケース本体の本体
側連通部と、この本体側連通部と連通する蓋体側連通部
とを介して連通していることを特徴とする請求項8記載
の半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項10】 前記背室と空間とは、半導体チップの
必要な回路を避けて形成された貫通孔を介して連通して
いることを特徴とする請求項8記載の半導体エレクトレ
ットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項11】 前記ケースの蓋体は、振動膜に対して
垂直な音孔を有していることを特徴とする請求項6、
7、8、9又は10記載の半導体エレクトレットコンデ
ンサーマイクロホン。 - 【請求項12】 前記ケースの蓋体は、振動膜に対して
平行な音孔を有していることを特徴とする請求項6、
7、8、9又は10記載の半導体エレクトレットコンデ
ンサーマイクロホン。 - 【請求項13】 前記ケースのケース本体は、複数の板
材を積層して形成したものであることを特徴とする請求
項6、7、8、9、10、11又は12記載の半導体エ
レクトレットコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項14】 前記必要な電子回路は、半導体チップ
の上面側に形成された電極層の真下に形成されているこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11又は12記載の半導体エレクトレッ
トコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項15】 前記必要な電子回路は、半導体チップ
の上面側に形成された電極層の外側に形成されているこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11又は12記載の半導体エレクトレッ
トコンデンサーマイクロホン。 - 【請求項16】 前記必要な電子回路の真上には、遮光
性を有する遮光層が形成されていることを特徴とする請
求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
又は12記載の半導体エレクトレットコンデンサーマイ
クロホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34058498A JP3472493B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34058498A JP3472493B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000165999A true JP2000165999A (ja) | 2000-06-16 |
JP3472493B2 JP3472493B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=18338404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34058498A Expired - Fee Related JP3472493B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 半導体エレクトレットコンデンサーマイクロホン |
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---|---|
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- 1998-11-30 JP JP34058498A patent/JP3472493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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