JP2000163915A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2000163915A
JP2000163915A JP10338324A JP33832498A JP2000163915A JP 2000163915 A JP2000163915 A JP 2000163915A JP 10338324 A JP10338324 A JP 10338324A JP 33832498 A JP33832498 A JP 33832498A JP 2000163915 A JP2000163915 A JP 2000163915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
exhaust port
case body
main chamber
rib
Prior art date
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Pending
Application number
JP10338324A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Mizutani
光 水谷
Kenji Ota
健司 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
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Publication of JP2000163915A publication Critical patent/JP2000163915A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクを高速度で回転駆動する際に、ディ
スク表面に生じる流動空気による空気抵抗を減少して、
その分だけディスクドライブの電力消費を抑止し、連続
運転時間を増加する。 【解決手段】 ディスク1の回転駆動に伴って生じる流
動空気は、ディスク1が収容される主室部10の外へ逃
がす。そのために、主室部10を囲む区画リブ11の一
部に、排気口12を形成し、その外面を防塵用の短リブ
14で覆う。排気口12はケース内四隅の緩衝空間13
に面して開口する。ディスク駆動時には、ディスク1の
表面に生じた流動空気を、排気口12を介して主室部1
0の外へ放出できるので、ディスク1の空気抵抗が減少
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光磁気ディスク
に代表されるディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスクカートリッジは、情報
信号を記録するためのディスクと、ディスクを収容する
四角形の薄いケース本体と、ケース本体に設けた信号読
み書き窓をスライド開閉するシャッターとを備えてい
る。不使用状態において、シャッターはケース本体の内
部に設けたロック爪でロック保持されて、信号読み書き
窓を閉じている。信号読み書き窓と共に、ケース本体の
下面中央に開口する駆動穴をシャッターで同時に閉じる
形態のディスクカートリッジもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光磁気ディスクを信号
記録媒体とするディスクカートリッジのひとつにミニデ
ィスクがあるが、これをさらにひと回り小さくし、さら
に信号記録容量を向上することを狙った次世代のディス
クカートリッジが提案されている。ディスクドライブ、
とくにポータブル型のディスクドライブの小型化や軽量
化の要求に応えるためである。そこでは、ディスクの直
径寸法が小さい分だけ周速度が低下する。そのため、よ
り高速度でディスクを回転して信号の読み書きを行うこ
とが想定される。ところが、ディスクの回転速度が高速
化するのを伴って、それまで殆ど無視できた空気抵抗が
問題になって来る。
【0004】ディスクを高速度で回転駆動すると、その
表面で引き擦られた空気が渦を形成し、ケース本体内を
流動する。この流動空気や渦はディスクの回転を阻害す
る要因のひとつとなる。そのため、ディスクドライブ側
では先の流動空気や渦による空気抵抗に打ち勝ってディ
スクを高速回転させる必要があり、その分だけディスク
ドライブの電力消費量が増す。とくに、電池を電源とす
るポータブル型のディスクドライブや、ノート型のパー
ソナルコンピュータに組み込まれたディスクドライブな
ど、連続使用時間が重要な商品仕様となる機器において
は、電力消費量の多さが問題視される。
【0005】この発明の目的は、ディスク駆動時の空気
抵抗を減少させて、その分だけディスクドライブの電力
消費を抑止して、連続使用時間を延ばすことができるデ
ィスクカートリッジを提供することにある。この発明の
他の目的は、ケース構造を一部変更するだけで、ディス
ク駆動時の空気抵抗を減少でき、従って、新たな部品の
追加などのコスト増を伴うこともなく、ディスク駆動時
の空気抵抗を効果的に減少でき、とくに高速度で回転駆
動されるディスクに好適なディスクカートリッジを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のディスクカー
トリッジでは、情報信号を記録するディスク1と、ディ
スク1を回転可能な状態で収容するケース本体2と、ケ
ース本体2に開口した信号読み書き窓3を開閉するシャ
ッター4とを備えている。ケース本体2の内部には、デ
ィスク1を収容するための主室部10がケース内面に突
設したほぼ円形の区画リブ11で区画されている。ディ
スク1の周面と対向する区画リブ11の少なくとも一部
に排気口12を形成し、ディスク1の回転駆動に伴って
生じる流動空気を、排気口12を介して主室部10の外
へ逃がす。
【0007】具体的には、排気口12の外面側を覆う防
塵用の短リブ14を設ける。この短リブ14は区画リブ
11の外周面と小隙間Eを隔てる状態で、ケース本体2
の内面に突設する。排気口12は、ケース本体2の内面
四隅に位置する三角形状の緩衝空間13に面して開口す
ることができる。
【0008】
【作用】ディスク1の回転に伴って生じる流動空気は、
排気口12を介して主室部10の外へ逃がすので、その
分だけディスク回転時の空気抵抗を減少し、ディスク1
の駆動に要する電力量を減少できる。従来からある区画
リブ11の一部を省略し、あるいは切り欠いて排気口1
2を形成するので、ケース本体2のリブ構造の変更を行
うだけで、ケース内部の流動空気を逃がすことができ
る。
【0009】排気口12の外面側を覆う短リブ14は、
ケース内部に侵入した塵埃が排気口12を介して主室部
10内へ入り込むのを防止する。短リブ14は区画リブ
11の外周面と小隙間Eを隔てる状態で設けてあるの
で、ディスク駆動時の有害な流動空気は小隙間Eから逃
がしながら、塵埃の侵入を効果的に阻止できる。
【0010】四角形に形成されたケース本体2の内部四
隅には、三角形状の余剰空間が主室部10を囲むように
して形成される。この余剰空間を緩衝空間13に利用し
て、排気口12を緩衝空間13に面して開口すると、主
室部10から排出される流動空気を緩衝空間13内で拡
散できる。従って、ディスク1の回転駆動によって生じ
る流動空気は、主室部10の外へ抵抗なく逃がすことが
できる。緩衝空間13内に排出された流動空気は、緩衝
空間13に面する隙間や開口を介してケース外へ排出さ
れる。
【0011】
【実施例】図1ないし図3はこの発明に係るディスクカ
ートリッジの実施例を示す。図2において、ディスクカ
ートリッジは情報信号を記録する円盤状のディスク(光
磁気ディスク)1と、ディスク1を回転自在な状態で収
容するケース本体2とからなる。ディスク1はディスク
本体の片面ないし両面に情報信号を記録でき、ディスク
本体の下面中央に回転駆動用のハブが固定してある。
【0012】ケース本体2は、それぞれプラスチック成
形されたシェル状の上ケース2aと下ケース2bとを接
合した、平面視が四角形のケースからなり、上下面の一
側寄りに信号読み書き窓3が開口してある。この窓3は
シャッター4でスライド開閉できる。シャッター4は閉
じ位置においてロック爪5でロック保持され、捻じりコ
イル形のばね6で閉じ勝手に移動付勢してある。ケース
本体2の上下面には、シャッター4の開閉領域に対応し
て、浅いスライド凹部7が凹み形成してある。
【0013】図1および図3に示すように、ケース本体
2の内部には、ディスク1を収容するための主室部10
が区画してある。詳しくは、下ケース2bの内面から上
向きにディスク1より僅かに大径の区画リブ11を円形
に突設して主室部10を区画形成する。この区画リブ1
1を一部省略することにより排気口12を設け、ディス
ク1の回転駆動時に生じる流動空気は、排気口12を介
して主室部10の外へ逃がす。
【0014】図1に示すように、排気口12はケース本
体2の内面四隅に位置する三角形状の緩衝空間13に面
して4個所に開口する。さらに、排気口12の外面側を
防塵用の短リブ14で覆って、緩衝空間13に侵入した
塵埃が排気口12を介して主室部10内へ入り込むのを
阻止する。短リブ14は上ケース2aの内面から下向き
に突設した、区画リブ11と同心状の部分円弧形のリブ
からなり、その周方向長さを排気口12の周方向長さよ
り幾分大きめに設定する。
【0015】上下ケース2a・2bを接合した組み付け
状態において、短リブ14の両端内面は、それぞれ区画
リブ11の外面外方を覆って、小隙間Eを介して内外に
対向している。この小隙間Eは、その値が小さいほど塵
埃の侵入を確実に阻止できる反面、流動空気の抜け出し
が困難になるので、両方の機能をある程度満足できる値
に設定する必要がある。
【0016】上記のように各排気口12を緩衝空間13
に面して設けると、ディスク1の回転駆動に伴って生じ
た流動空気は、排気口12を通り抜けて緩衝空間13へ
入り込み、そこで拡散する。つまり、流動空気を主室部
10内から緩衝空間13へ向かって抵抗なく排出でき
る。また緩衝空間13内へ排出された流動空気は、拡散
した後、緩衝空間13に面する上下ケース2a・2b間
の接合隙間や、開口などを介してケース外へ放出され
る。従って、ディスク1の高速回転によって生成された
流動空気による空気抵抗を減少し、その分だけディスク
1の回転駆動に要する動力消費、つまり電力消費量を軽
減できる。
【0017】上記の実施例では、区画リブ11の周方向
の一定長さ部分を省略して排気口12とし、その外面に
防塵用の短リブ14を設けたが、その必要はない。例え
ば、図4に示すように、区画リブ11の一部を厚肉壁で
形成し、そこにディスク1の回転方向に沿う複数のスリ
ット15を隣接形成して、これらのスリット群で排気口
12を構成することができる。この場合のスリット15
間の区分壁16は、先の実施例における短リブ14と同
様に防塵作用を発揮する。
【0018】上記以外に、排気口12は区画リブ11の
少なくとも一個所に設けてあればよい。区画リブ11や
短リブ14は、上下ケース2a・2bの内面から対向突
設した、上下のリブ壁で形成してあってもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明では、ディスク1の周面と対向
する区画リブ11に排気口12を形成して、ディスク1
の回転駆動に伴って生じる流動空気を、排気口12を介
して主室部10の外へ逃がし、これによりディスク駆動
時の空気抵抗を減少できるようにした。従って、ディス
ク駆動時の空気抵抗を減少できる分だけ、ディスクドラ
イブの電力消費を抑止し、連続使用時間を向上できる。
【0020】区画リブ11の一部を省略し、あるいは切
り欠いて排気口12を形成するだけの構造によって、デ
ィスク駆動時の空気抵抗を減少できるので、新たな機能
が付加されたディスクカートリッジでありながら、その
製造コストを抑止できる点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクカートリッジの横断平面図である。
【図2】ディスクカートリッジの平面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】排気口の別の実施例を示す横断平面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ケース本体 10 主室部 11 区画リブ 12 排気口 13 緩衝空間 14 短リブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号を記録するディスク1と、ディ
    スク1を回転可能な状態で収容するケース本体2と、ケ
    ース本体2に開口した信号読み書き窓3を開閉するシャ
    ッター4とを備えているディスクカートリッジであっ
    て、 ケース本体2の内部には、ディスク1を収容する主室部
    10が、ケース内面に突設した円形の区画リブ11で区
    画されており、 ディスク1の周面と対向する区画リブ11の少なくとも
    一部に、ディスク1の回転駆動に伴って生じる流動空気
    を主室部10の外へ逃がす排気口12が形成してあるデ
    ィスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 排気口12の外面側を覆う防塵用の短リ
    ブ14が、区画リブ11の外周面と小隙間Eを隔てる状
    態で、ケース本体2の内面に突設してある請求項1記載
    のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 排気口12が、ケース本体2の内面四隅
    に位置する三角形状の緩衝空間13に面して開口してい
    る請求項1または2記載のディスクカートリッジ。
JP10338324A 1998-11-30 1998-11-30 ディスクカートリッジ Pending JP2000163915A (ja)

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