JPH04243082A - ディスク駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、記憶媒体ディスクを交
換可能な媒体交換型のディスク駆動装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、記憶媒体が交換可能な磁気ディ
スク駆動装置では、記憶媒体として用いる磁気ディスク
を収容している磁気ディスクカートリッジ、および、磁
気ディスク駆動部が呼吸することで、それらの内部に外
気が流入し、それによって、外気に含まれている塵埃も
磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスク駆動部に
侵入する。

【０００３】このようにして、塵埃が侵入した状態のま
まで磁気ディスクをアクセスすると、磁気ヘッドを破損
するなどの障害が発生するために、従来では、磁気ディ
スク駆動装置内部に塵埃除去機構を備えて、磁気ディス
クのアクセスを介する前に磁気ディスクカートリッジお
よび磁気ディスク駆動部に侵入している塵埃を除去して
いる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。

【０００５】すなわち、通常、上述した従来装置の防塵
機構は、磁気ディスクがセットされている状態で、磁気
ディスクを収容しているディスクカートリッジの外周面
と、磁気ディスク装置の防塵機構とが接触し、磁気ディ
スク装置の内部機構に塵埃が侵入しないような構造とな
っているため、磁気ディスクがセットされていない状態
では、外気が侵入するために同時に塵埃も侵入する。

【０００６】このために、磁気ディスクを回転駆動する
スピンドルモータの周辺に侵入した塵埃が付着し、この
塵埃が磁気ディスクアクセス中に磁気ディスクに付着し
、データエラーの原因となるという不都合を生じるおそ
れがある。

【０００７】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、防塵効果を向上できる磁気ディスク駆動
装置を提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、記憶媒体ディ
スクを支持するスピンドルモータの周辺部に配設された
略円環状の粘着部材を備えたものである。また、記憶媒
体ディスクを支持するスピンドルモータから所定距離の
位置に配設された防塵部材と、この防塵部材とスピンド
ルモータで挟まれる部分に配設された粘着部材を備えた
ものである。

【０００９】

【作用】したがって、スピンドルモータの周辺部に侵入
した塵埃は、粘着部材の捕獲されて固定されるため、デ
ータアクセス時にその塵埃が記憶媒体ディスクに移動し
て付着するような事態を防止することができる。

【００１０】

【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。

【００１１】図１、図２および図３は、本発明の一実施
例にかかる媒体交換型の磁気ディスク駆動装置を示して
いる。

【００１２】同図において、磁気ディスク装置１０の前
面パネル１１には、磁気ディスクカートリッジ（後述）
を挿入するための窓１２が形成されており、この窓１２
を開閉するドア１３が、磁気ディスク駆動装置１０の内
側に設けられている。

【００１３】磁気ディスク駆動装置１０のベース部材１
４には、磁気ディスクカートリッジに収容されている磁
気ディスク（後述）を回転駆動するためのスピンドルモ
ータ１５が配設され、また、磁気ディスクカートリッジ
を着脱するためのローディング機構１６が設けられてい
る。

【００１４】磁気ディスク駆動装置１０の後部には、磁
気ディスクにデータを記録／再生するための磁気ヘッド
１７，１８、この磁気ヘッド１７，１８を磁気ディスク
の半径方向に移動するディスクアクセス機構１９などが
収容されている磁気ディスク駆動部２０が配設されてい
る。

【００１５】磁気ディスク駆動部２０から磁気ヘッド１
７，１８を突出するための開口部２０ａ、および、スピ
ンドルモータ１５の周辺部には、それぞれ防塵のための
シール部材２１，２２が配設されており、また、スピン
ドルモータ１５と、シール部材２２との間の部分には、
幅広の両面テープを整形してなる略円環状の粘着部材２
３が配設されている。

【００１６】また、ベース部材１４の下面には、冷却用
空気を取り入れるためのダクト２４が形成されており、
このダクト２４の空気取り入れ側の開口部２４ａには、
吸気に含まれている塵埃を除去するためのエアフィルタ
２５が取り付けられている。また、ダクト２４のベース
部材１４の内側の開口部２４ｂに対応して、粘着部材２
３にも開口部２３ａが形成されている。

【００１７】図４は、磁気ディスク駆動装置１０に装着
する磁気ディスクカートリッジの外観を示している。

【００１８】この磁気ディスクカートリッジ３０には、
その挿入端側には、磁気ヘッドを挿入するための磁気ヘ
ッド挿入窓３１、および、内部の気流を磁気ディスク駆
動部２０に流出するための排気窓３２が形成されている
。また、磁気ヘッド挿入窓３１は、シャッタ３３により
開閉される。

【００１９】以上の構成で、磁気ディスクカートリッジ
３０を磁気ディスク駆動装置１０に装着すると、図５に
示すように、磁気ディスク駆動装置１０の図示しないシ
ャッタ開閉機構によりシャッタ３３が移動され、ヘッド
挿入窓３１および排気窓３２が開放されるとともに、デ
ィスクアクセス機構１９により、ヘッド挿入窓３２を介
して磁気ヘッド１７，１８が挿入され、それにより、磁
気ディスク４０をアクセス可能な状態になる。

【００２０】また、スピンドルモータ１５と磁気ディス
クカートリッジ３０との間の隙間、および、ヘッド挿入
窓３１と磁気ディスク駆動部１６の開口部２０ａの間の
隙間は、それぞれシール部材２１，２２により密閉され
る。

【００２１】この状態で、スピンドルモータ１５を駆動
すると、磁気ディスク４０が回転し、それにより発生し
た気流は、排気窓３２を通って、磁気ディスクカートリ
ッジ３０の内部と磁気ディスク駆動部１６の内部を循環
し、その循環経路に設けられているフィルタ（図示略）
により、気流中に浮遊している塵埃が捕獲され、磁気デ
ィスクカートリッジ３０および磁気ディスク駆動部１６
の内部に侵入していた塵埃が除去される。

【００２２】また、エアフィルタ２５を介し、ダクト２
４を通って流入した冷却用の外気は、スピンドルモータ
１５と磁気ディスクカートリッジ３０との間の隙間を通
って磁気ディスクカートリッジ３０の内部に導かれ、そ
れにより、磁気ディスク駆動部１６を冷却する。

【００２３】このようにして、磁気ディスク駆動装置１
０の内部における塵埃が除去されるとともに、冷却用空
気に含まれる塵埃が除去されるので、磁気ディスク４０
の表面に塵埃が付着することが防止される。

【００２４】また、磁気ディスクカートリッジ３０を装
着していない状態で、磁気ディスク駆動装置１０の内部
に侵入した塵埃のうち、スピンドルモータ１５とシール
部材２２の間の部分に侵入した塵埃、および、シール部
材２２のスピンドルモータ１５に対向する側面に付着し
ている塵埃は、粘着部材２３の粘着力により捕獲されて
その表面に固定される。

【００２５】したがって、上述したように、磁気ディス
ク４０を回転して形成される気流に乗りにくい、スピン
ドルモータ１５の陰になる部分に侵入した塵埃も、磁気
ディスク４０の表面に付着することが防止される。

【００２６】そして、スピンドルモータ１５を駆動開始
してから、磁気ディスクカートリッジ３０および磁気デ
ィスク駆動部１６の内部に侵入していた塵埃が充分に除
去されるまでに要する時間を経過した時点で、磁気ヘッ
ド１７，１８によりデータ記録／再生動作が可能な状態
となる。

【００２７】以上のようにして、本実施例では、粘着部
材２３によってスピンドルモータ１５とシール部材２２
との間に侵入した塵埃を除去することができ、それらの
塵埃が磁気ディスク４０に付着するような事態を回避で
きる。したがって、装置全体としての塵埃除去能力が向
上し、磁気ヘッド１７，１８の保護をより適切に行うこ
とができ、装置全体の信頼性が向上する。

【００２８】ところで、上述した実施例では、スピンド
ルモータの周囲にシール部材が配置されているディスク
駆動装置について、本発明を適用したが、スピンドルモ
ータの周囲にシール部材が配置されていないようなディ
スク駆動装置、例えば、光ディスク駆動装置についても
、本発明を同様にして適用することができる。その場合
でも、本実施例と同等の塵埃除去効果が発揮される。

【００２９】また、上述した実施例では、粘着部材とし
て両面テープを用いたが、それ以外の粘着材料を用いる
こともできる。

【００３０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶媒体ディスクを支持するスピンドルモータの周辺部
に配設された略円環状の粘着部材を備えたので、スピン
ドルモータの周辺部に侵入した塵埃が粘着部材の捕獲さ
れて固定されるため、データアクセス時にその塵埃が記
憶媒体ディスクに移動して付着するような事態を防止す
ることができるという効果を得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかる磁気ディスク駆動装
置を示す部分破断談概略斜視図。

【図２】本発明の一実施例にかかる磁気ディスク駆動装
置を示す概略断面図。

【図３】スピンドルモータ周辺の構成例を示す部分概略
斜視図。

【図４】磁気ディスクカートリッジの一例を示す概略斜
視図。

【図５】図１の装置に磁気ディスクカートリッジを装着
したときの様子を示す概略断面図。

【符号の説明】

１４　　ベース部材 １５　　スピンドルモータ ２３　　粘着部材

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　記憶媒体ディスクを交換可能な媒体交
   換型のディスク駆動装置おいて、記憶媒体ディスクを支
   持するスピンドルモータの周辺部に配設された略円環状
   の粘着部材を備えたことを特徴とするディスク駆動装置
   。
2. 【請求項２】　　記憶媒体ディスクを交換可能な媒体交
   換型のディスク駆動装置おいて、記憶媒体ディスクを支
   持するスピンドルモータから所定距離の位置に配設され
   た防塵部材と、この防塵部材とスピンドルモータで挟ま
   れる部分に配設された粘着部材を備えたことを特徴とす
   るディスク駆動装置。