JPS6038781A - 磁気デイスク装置のエアフイルタ構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ディスクエンクロージャ内部とディスクエン
クロージャ外部との通気を行い、ディスクエンクロージ
ャ内部の雰囲気を塵埃の非常に少ない清浄な状態に保つ
（Ｒ気ディスク装置のエアフィルタ構造に関する。

一般にハードディスクと称される磁気ディスク装置では
、磁気記録媒体である磁気ディスクに高密度の磁気記録
再生を行っており、記録再生手段としてサブミクロンの
浮上量（磁気ディスク面からの浮上量ンを有する浮上磁
気ヘッドを使用するために、磁気ディスク周辺の空気に
塵埃等の粒子が混入した場合、浮上ヘッド或いは磁気デ
ィスクを損１易する恐れがあり、正常な磁気記録再生を
不１ｊＣにする危険性がある。従って、磁気ディスク装
置では、磁気ディスク周辺を塵埃の非常に少ない状態に
するだけでなく、外部からの塵埃の侵入を最小限にしな
ければならない。

従来の磁気ディスク装置のディスクエンクロージャ部の
断面概観図を第１図に示す。第１図に於て、フレーム１
にはフレーム蓋２が固定されモータフレーム３が配設さ
れ、外部から塵埃の侵入しにくい密封構造をとっている
。この密封構造内部をディスクエンクロージャと称する
。磁気記録再生媒体である磁気ディスク４はスピンドル
６に固定されたハブ５によって保持され回転し、モータ
フレームに配設された磁性流体シール７によってスピン
ドル部分の防塵構造をとっている。ディスクエンクロー
ジャにはフィルタケース８が配設され、フィルタケース
内には、ディスクエンクロージャ内を循環する空気の塵
埃をフィルタリングするアプソルートフィルタ９及び外
気と通気口１０を経て外部から流入する空気のフィルタ
リングを行うプリージングフィルタ１１が配設されてい
る。ココテ、循環空気に対するエアフィルタをアブソル
ートフィルタ、外気に対するエアフィルタをプリージン
グフィルタと呼ぶ。磁気ディスクの回転によりディスク
エンクロージャ内では位ｔＷ　Ｋ　Ｊ：る圧力差を生じ
、特にプリージングフィルタ近傍が外気に対して負圧の
場合外部から空気がプリージングフィルタを通してディ
スクエンクロージャ内に取り入れられる。面し乍ら、概
して、負圧となる部分は回転中心であるスピンドル２１
１５分であり、磁気ディスクの外周或いはアブソルート
フィルタの空気や一人日付近では正圧となっており、磁
気ディスクが回転している場合、プリージングフィルタ
では外気との通気は殆んど行なわれておらず、例えばデ
ィスクエンクロージャのフレームとフレーム蓋の固定部
のような微小聞届１近傍で負圧を生じている場合、塵埃
を多く含む外気がディスクエンクロージャ内に混入する
恐れがあり、また、磁気ディスクの起動停止時にディス
クエンクロージャ内に不均一な圧力差を生じるとディス
クエンクロージャを構成している部材の取付微小間隙か
らｆ！；Ｊ　ｊＡを多く含む外気がディスクエンクロー
ジャ内ｎＩＳに混入する恐れがあり、正常な磁気記録再
生を妨げる恐れがある。

本発明はかかる欠点を除去したもので、その目的は、デ
ィスクエンクロージャ内への外気の侵入を防止すると共
に、ディスクエンクロージャ内で負圧となる位置にプリ
ージングフィルタを配設し、プリージングフィルタによ
ってフィルタリングされた空気を積極的にディスクエン
クロージャに取り込み、ディスクエンクロージャを構成
する部拐間に微小間隙があってもこの微小間隙からはデ
ィスクエンクロージャ外部へ空気を放出し、ディスクエ
ンクロージャ内で循環する空気を非常に塵埃の少ない状
態に保つことにある。更に他の目的は、プリージングフ
ィルタを通して流入する清浄な空気をハブに設けた穴を
通して磁気ディスク方向へ強制的に流出させ磁気ディス
ク表面付近を塵埃の少ない状態に保つことである。

以下実施例に基づいて本発明をｎ′［細に説明する第２
図は本発明の一実施例の４社気ディスク装置のディスク
エンクロージャ部の断面概観図で、第１図と同様の機能
を有する部材には共通の番号を施しである。第２図に於
て、フレーム１及びフレーム蓋２及びモータフレーム６
により外気との密封性を高めたディスクエンクロージャ
２０ヲｔｆ’／　成しており、磁気ディスク４を保持す
るハブ５はスピンドル６と嵌合され、スピンドル乙のＩ
ＧＪ　転ＦＸＩＳ　分は磁性流体シール７により防塵構
造をとっており、ディスクエンクロージャにはフィルタ
ケース８の中に循環空気をフィルタリングするアブソル
ートフィルタ９が配設される。第２図に於て、本発明で
はフレーム蓋２のハブ５に近接する部分に通気穴２１を
設け、該通気穴１９１Ｓにはプリージングフィルタ２２
を配設し通気穴２１を経てディスクエンクロージャ内部
に流入する空気をフィルタリングして塵埃の非常に少な
い状態にしており、また矢印の如く空気が流れており外
気に対して最も負圧になり易い回転中心付近刃あるハブ
の上部に通気穴及びプリージングフィルタを配設したこ
とにヨリ、ディスクエンクロージャは外気に対して比較
的正圧になり易く、フレームとフレーム蓋との取付微小
間隙ｌＩｔ２６及びフレームとモータフレームと、の取
イ」微小間隙２４から微小な塵埃の混入を非常に小さく
することが可能で、前記取付微小間隙２３及び２４が外
気に対して正圧を保っていればディスクエンクロージャ
内部から取付微小間隙２３及び２４を経てディスクエン
クロージャ外部の空気を放出することが可能でディスク
エンクロージャ内部の空気の清浄度はさらに向上する。

第３図は本発明の他の実施例の磁気ディスク装ｊｆのエ
アフィルタ構造の断面概観図で、フレーム蓋３１にはハ
ブ３５の回転中心に近接する部分に通気穴３２を設はプ
リージングフィルタ６３が前記通気穴４ｇ分に接着等に
より配設され、前記通気穴よりディスクエンクロージャ
３０内に至る部分には中空円筒状のパイプ３４が接着等
により前記フレーム蓋に配設される。第６図の如きエア
フィルタ構造をとることにより図中の矢印の如きフィル
タリングされた空気の流入を促進することが可能であり
、第２図の実施例で述べたようにディスクエンクロージ
ャ内部の空気を塵埃の非常に少ない状態に保つことが可
能である。

第４図は本発明の更に他の実施例のエアフィルタ構造の
断面概観図であり、フレーム蓋４１にはハブ４５の回転
中心に近接する部分に通気穴４２が設けられており、該
通気大部分には中空円筒状のフィルタベース４４に予め
接着等によりプリージングフィルタ４６を配設したエア
フィルタユニット（４３及び４４で構成）が配設され、
ディスクエンクロージャ４ｏの外部より内＆ｌｉへ図中
の矢印の如く流入する空気をフィルタリングしており、
ディスクエンクロージャ内部の空気をハ埃の非常に少な
い状態に保っている。

第５図は本発明の更に他の実施例を示すもので第４図に
示した如きエアフィルタ構造を例にとった場合に、外部
より流入する清浄空気を磁気ディスク付近へ積極的に清
浄空気を流通させる磁気ディスク装置のエアフィルタ構
造（空気の流通構造も含む）の部分断面概観図（第２図
と同等な磁気ディスク装置の部分図ンである。第５図に
於て）磁気ディスク４を保持するハブ５１はスピンドル
６と嵌合され、スピンドル乙の回転部分はモータフレー
ム３に配設された磁性流体シール７により防塵密封構造
をとっており、フレーム蓋４１には第４図と同様のエア
フィルタ構造を例にとっていて、ハブ５１の回転中心に
近接する部分に設けられた通気穴４２の部分にプリージ
ングフィルタ４３及びフィルタベース４４が配設されて
いる。

１−気ディスク表ｕＪｊ付近では遠心力により回転中心
に対し外周方向へ空気わ１じの成分が生じるからディス
クエンクロージャ内の空気の流れは第５図の矢印の如く
なり、第５図に於て、ハブの回転中心付近では外部に対
して負圧を生じ矢印αの如く外気が流入するがプリージ
ングフィルタ４３を通している為に非常に塵埃の少ない
状態であり、続いてハブの上面より磁気ディスク表面へ
矢印Ｃの如く流れるものと、ハブ５１の上面に設けたハ
ブ上１ｌｉｊ穴５２を通ってハブ内部に矢印すの如く流
入しハブ下方より矢印ｄの如く流入する空気と一緒にハ
ブ５１の側面に設けたハブ側面穴５３を通って矢印ｅの
如く磁気ディスク付近へ空気を放出する。

この構造によれば第２図で述べた如きアブソルートフィ
ルタ′によりディスクエンクロージャ内部の空気が非常
に塵埃の少なくなる状態になるまでの空気の循環時間を
低減し、磁気ディスク装置の電源を投入してから磁気記
録再生を行うまでの待時間を大幅に低減可能となり、ま
た、非常に塵埃の少ない空気を回転中心から外周へ放出
させることにより例えばコンタクトスタートストップを
用いた浮上磁気ヘッドと磁気ディスクの起動時に発生す
る塵埃等も磁気ディスク外周へ空気と一緒に放出でき浮
上ヘッド或いは磁気ディスクを塵埃により破損する危険
性を低減しており、従来より信頼性の高い磁気ディスク
装置が可能になった。一方１ハブの上面穴及び側面穴を
通して空気流を起こすのであるから磁気ディスク装置に
於る風損は増大するが、ｔ’１４ｆ略化されたエアフィ
ルタ構造をとり、さらにハブに通気用の穴を設けて、磁
気ディスク装置の防庖による信頼性を向上したことに意
味がある。

本発明は以上の如く、磁気ディスク装置のエアフィルタ
モ１を造に於て、磁気ディスクの回転中心に近接した部
分にプリージングフィルタを配設することによってディ
スクエンクロージャ内の空気の清浄吸を向上でき、塵埃
による浮上磁気ヘッドの破損や磁気ディスクの破損の如
き悪幣を低減し、磁気ディスク装置の信頼性を著しく向
上せしめたものであり、ハードディスク等と称される磁
気ディスク装置のような助層性の高い磁気ディスク装置
＆に応用可【ｊ目である。

【図面の簡単な説明】

！ｔｓ　１図は従来の磁気ディスク装置のディスクエン
クロージャ部の断面概観図。 ＮＳ　２図は本発明の一実施例の磁気ディスク装置のデ
ィスクエンクロージャ部の断面概観図。 第６図は本発明の他の実施例の磁気ディスク装第４図は
本発明の更に他の実施例のエアフィルタ構造の断面概観
図。 第５図は本発明の更に他の実施例の４１晟気デイスク装
置のエアフィルタ構造のＭｌｉ分断面概観図。 各図に於て、 １・・・・・・フレーム ２．３１．４１・・・・・・フレーム給３・・・・・・
モータフレーム ４・・・・・・磁気ディスク ５．３５，４５．５１・・・・・・ハ　プロ・・・用ス
ピンドル ７・・・・・・磁性流体シール ８・・・・・・フィルタケース ９・・・・・・アプソルートフィルタ ２０．３０，４０．５０・・・・・・ディスクエンクロ
ージャ ２１．３２．４２・・・・・・通気穴 ２’２，３５．４５・・・・・・７１Ｊ−ジングフィル
タ３４・・・・・・パイプ ４４・・・・・・フィルタベース ５２・・・・・・ハブ上面穴 ５３・・・・・・ハブ側面穴 以　上 出願人　株式会社諏訪精工舎 代理人　弁理士　最上　務 １０ 第１図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１〕テイスクエ／クロージヤを溝成するフレーム或い
   は７レーム蓋等を有する磁気ディスク装置に於て、磁気
   ディスクを保持しているハブのｌ１＝ｉｎ中心に近接す
   る前記フレーム蓋の部分に通気穴を設け、該通気穴部に
   プリージングフィルタを配設したことを特徴とする磁気
   ディスク装置のエアフィルタイノ４危。 （２）　ｔＪＵ記フレーム蓋の前記ｉ田気穴部で前記デ
   ィスクエンクロージャ側の部分に中空円筒状のパイプを
   配設し、該パイプは１ｊｆｆ　Ｎ己ハブの近傍まで前記
   プリージングフィルタを通気した空気を流通しているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気ディス
   ク装置のエアフィルタ構造。 （３）　前記ハブの前記パイプの中空部分に近接した面
   に前記ハブの内部と貫通する複截のハブ上面穴を設け、
   前記ハブの側面にも磁気ディスク面付近とハブ内部とが
   流通４する複数のハブ側面穴を設け　−１前記パイプの
   中空部分と前記ハブの内部と前記ディスク面付近とが相
   互に空気で流通可能なことを特徴とする特許請求の範囲
   第２項記載の磁気デ４スク装置のエアフィルタ構造。