JP2000163901A - ヘッドロード/アンロード方式のディスク装置に適用される速度補正値キャリブレーション方法 - Google Patents

ヘッドロード/アンロード方式のディスク装置に適用される速度補正値キャリブレーション方法

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JP2000163901A
JP2000163901A JP10340058A JP34005898A JP2000163901A JP 2000163901 A JP2000163901 A JP 2000163901A JP 10340058 A JP10340058 A JP 10340058A JP 34005898 A JP34005898 A JP 34005898A JP 2000163901 A JP2000163901 A JP 2000163901A
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coil motor
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head
speed detection
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辰春 楠本
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度変化等に起因するVCM速度検出値の誤差
を補正するための速度補正値を高精度に取得することで
正確な速度フィードバック制御を実現する。 【解決手段】ヘッドロード/アンロード方式のディスク
装置において、ランプ上のヘッドをディスク上にロード
するロード制御開始に際して、キャリッジを外周ストッ
パに押し当ててVCMの実際の速度をゼロにしている状
態で、VCM速度検出回路により検出されるVCM速度
検出値を読み込み、当該速度検出値に基づいて、VCM
電流値とVCM速度検出値との関係を補正するための速
度補正値を取得するキャリブレーション動作を行う(ス
テップA1,A2)。ロード動作後のヘッド位置決め制
御の期間は、タイマを用いて定期的にキャリッジを内周
ストッパに押し当てた状態で上記キャリブレーション動
作を再実行して上記速度補正値を更新し、元のヘッド位
置に戻る動作(ステップB1〜B6)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドのロード/
アンロード方式を適用するディスク装置に係り、特にア
ンロード動作時に使用する速度検出値を自動調整するの
に好適な速度補正値キャリブレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ヘッドにより情報の記録再生を行
うディスク装置、例えば小型磁気ディスク装置の中に
は、ロード/アンロード方式と呼ばれるヘッドの退避方
法を適用するものが出現している。ロード/アンロード
方式の特徴は、ディスク(記録メディア)の回転停止状
態など、データのリード/ライト動作を行わない状態で
は、ヘッドはディスクの外周より更に外側に位置するラ
ンプ機構上に停止している。この状態で、ホストからの
命令によって、ヘッドをランプ機構上の退避位置からデ
ィスク上に移動させて、リード/ライト動作を行う。リ
ード/ライト動作終了後、ヘッドをディスク上からラン
プ機構上に戻す。
【0003】ここで、ヘッドをランプ機構上からディス
ク上に移動させることをロード動作、逆にディスク上か
らランプ機構上に移動させることをアンロード動作とい
う。
【0004】さて、特開平8−63920号公報には、
ヘッドスライダを有するアームをアクチュエータにより
駆動して回転型情報記録ディスクにロード・アンロード
する装置において、アクチュエータのボイスコイル型駆
動機構の逆起電圧が検出されて、駆動制御回路にフィー
ドバックされることにより、この制御回路が、アクチュ
エータの位置及び速度の制御を行う構成が記載されてい
る。つまり、上記公報には、ロード動作、またはアンロ
ード動作を行う場合、ボイスコイルモータ(VCM)に
発生する逆起電圧を用いてVCM速度を検出し、速度フ
ィードバック制御を行うことが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来技
術によって、ボイスコイルモータ(VCM)に発生する
逆起電圧を用いてVCM速度を検出し、速度フィードバ
ック制御を行う場合、温度変化等によってVCMのコイ
ルの抵抗値が変化すると、VCMに流している電流値
(VCM電流値)とVCM速度検出値の関係が変化し
て、正しく速度フィードバック制御がを行えないという
問題があった。しかし、上記公報には、温度変化等によ
ってVCMのコイルの抵抗値が変化して、VCM電流値
とVCM速度検出値の関係が変化した場合の問題の所在
と、その解決手法については何も記載されていない。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ボイスコイルモータに流れるボイスコイ
ルモータ電流の値とボイスコイルモータ速度検出回路に
より検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関係
を補正するための速度補正値を高精度に取得することが
でき、もってロード/アンロード時の正確な速度フィー
ドバック制御を行うことができる速度補正値キャリブレ
ーション方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、温度変化等によって
VCM抵抗値が変化して、VCM電流値とVCM速度検
出値の関係が変化する虞がある状態を検出し、その際に
は速度補正値を取得し直すことにより、検出速度の精度
を向上させ、一層正確な速度フィードバック制御を行う
ことができる速度補正値キャリブレーション方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドロード
/アンロード方式のディスク装置において、ヘッドをラ
ンプ機構上からディスク上にロードするためのロード制
御開始に際して、ボイスコイルモータ(VCM)の実際
の速度をゼロにした状態で、ボイスコイルモータ速度検
出回路(VCM速度検出回路)により検出されるVCM
速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基づいて、V
CMに流れるVCM電流の値とVCM速度検出回路によ
り検出されるVCM速度検出値との関係を補正するため
の速度補正値を取得するキャリブレーション動作を行
い、ロード動作後には、定期的に上記キャリブレーショ
ン動作を再実行して上記速度補正値を更新することを特
徴とする。
【0009】本発明においては、VCMの実際の速度を
ゼロにした状態で、VCM速度検出回路により検出され
るVCM速度検出値を読み込みことで、当該速度検出値
に基づいて、VCMに流れるVCM電流の値とVCM速
度検出回路により検出されるVCM速度検出値との関係
を補正するための速度補正値(VCM速度補正値)を高
精度に取得することができる。このため、当該速度補正
値を利用することで、アンロード動作での速度フィード
バック制御で、VCM速度検出回路により検出された速
度検出値を正しく補正することができ、正しいアンロー
ド動作が可能となる。
【0010】但し、ロード動作から一定時間以上経過す
ると温度変化によってVCMのコイルの抵抗が変化し
て、ロード時に測定した速度補正値(VCM速度補正
値)の誤差が大きくなり、アンロード動作(における速
度フィードバック制御)が正しく行えなくなる虞が生じ
る。
【0011】しかし本発明においては、ロード動作後に
定期的に上記のキャリブレーション動作を再実行して速
度補正値を更新するようにしているため、アンロード命
令を受けた時期に無関係に正しいアンロード動作を行う
ことが可能となる。
【0012】また本発明は、ロード後のキャリブレーシ
ョン動作の再実行を、ロード時に対するVCMまたはそ
の周辺の温度(VCM温度)の変化が規定値以上あるこ
とを検出した場合に行うようにしたことをも特徴とす
る。
【0013】温度変化によってVCMコイル抵抗が変化
すると、ロード時に取得した速度補正値が現在の状態を
反映しなくなり、誤差が大きくなってくる。そのため
に、アンロード動作が正しく行えない可能性がある。し
かし本発明では、ロード時に対してVCM温度の温度変
化が規定値以上あった場合、上記のキャリブレーション
動作を再実行して速度補正値を更新するようにしている
ため、正しいアンロード動作を行うことが可能となる。
【0014】また本発明は、ロード後のキャリブレーシ
ョン動作の再実行を、ロード制御からオントラック制御
に移行した直後に対するVCM速度検出値のずれが規定
値以上あることを検出した場合に行うようにしたことを
も特徴とする。
【0015】ロード制御からオントラック制御に移行し
た直後に検出したVCM速度検出値と、ヘッドがディス
ク上に位置している状態(ヘッド位置決め制御の状態)
においてモニタされるVCM速度検出値との差の絶対
値、つまりVCM速度検出値のずれが規定値以上ある場
合は、VCMコイル抵抗が変化している可能性が大き
い。この場合、ロード時に取得した速度補正値の誤差が
大きくなり、アンロード動作が正しく行えない可能性が
ある。しかし本発明では、VCM速度検出値に規定値以
上のずれがある場合、上記のキャリブレーション動作を
再実行して速度補正値を更新するようにしているため、
正しいアンロード動作を行うことが可能となる。
【0016】ここで、上記のキャリブレーション動作の
再実行を、キャリッジを内周ストッパ位置に移動させて
行うと良い。この場合、キャリッジが内周ストッパに押
し当てられて、VCM速度ゼロの状態が実現でき、キャ
リブレーション動作を高精度に行うことが可能となる。
【0017】また、上記のキャリブレーション動作の再
実行を、アンロード動作を行ってキャリッジを外周スト
ッパ位置に移動させて行い、キャリブレーション終了後
に再ロードするようにしても構わない。この場合、キャ
リッジが外周ストッパに押し当てられて、VCM速度ゼ
ロの状態が実現でき、キャリブレーション動作を高精度
に行うことが可能となる。
【0018】また本発明は、アンロード命令を受けた場
合であって、且つロード時から一定時間を経過している
という条件が成立した場合に限り、上記キャリブレーシ
ョン動作を再実行して速度補正値を更新し、しかる後に
アンロード動作を行うようにしたことをも特徴とする。
【0019】既に述べたように、ロード時から一定時間
以上経過すると温度変化によってVCMコイル抵抗が変
化して、ロード時に測定した速度補正値の誤差が大きく
なり、アンロード動作が正しく行えない可能性がある。
しかし本発明においては、アンロード命令を受けた際
に、ロード時からの経過時間をチェックし、一定時間以
上経過している場合には上記のキャリブレーション動作
を再実行して速度補正値を更新してから、アンロード動
作を行うようにしているため、正しいアンロード動作を
行うことが可能となる。
【0020】また本発明は、アンロード命令を受けた場
合であって、且つロード時に対するVCM温度の変化が
規定値以上あるという条件が成立した場合に限り、上記
キャリブレーション動作を再実行して速度補正値を更新
し、しかる後にアンロード動作を行うようにしたことを
も特徴とする。
【0021】既に述べたように、温度変化によってVC
Mコイル抵抗が変化すると、ロード時に取得した速度補
正値が現在の状態を反映しなくなり、誤差が大きくなっ
てくる。そのために、アンロード動作が正しく行えない
可能性がある。しかし本発明では、ロード時に対してV
CM温度の温度変化が規定値以上あった場合、上記のキ
ャリブレーション動作を再実行して速度補正値を更新し
てから、アンロード動作を行うようにしているため、正
しいアンロード動作を行うことが可能となる。
【0022】また本発明は、アンロード命令を受けた場
合であって、且つロード制御からオントラック制御に移
行した直後に検出したVCM速度検出値に対する、ヘッ
ドがディスク上に位置している状態(ヘッド位置決め制
御の状態)においてモニタされるVCM速度検出値のず
れが規定値以上あるという条件が成立した場合に限り、
上記キャリブレーション動作を再実行して速度補正値を
更新し、しかる後にアンロード動作を行うようにしたこ
とをも特徴とする。
【0023】既に述べたように、VCM速度検出値のず
れが規定値以上ある場合には、VCMコイル抵抗が変化
している可能性が大きく、ロード時に取得した速度補正
値が現在の状態を反映しなくなり、誤差が大きくなって
くる。そのために、アンロード動作が正しく行えない可
能性がある。しかし本発明では、VCM速度検出値に規
定値以上のずれがある場合、上記のキャリブレーション
動作を再実行して速度補正値を更新してから、アンロー
ド動作を行うようにしているため、正しいアンロード動
作を行うことが可能となる。
【0024】ここで、上記したアンロード命令を受けた
場合のキャリブレーション動作の再実行を、内周ストッ
パ位置までヘッドを移動させて行うと良い。この場合、
キャリッジが内周ストッパに押し当てられて、VCM速
度ゼロの状態が実現でき、キャリブレーション動作を高
精度に行うことが可能となる。
【0025】また本発明は、アンロード命令を受けた場
合に、ロード時のキャリブレーション動作で取得した速
度補正値を用いてアンロード動作を行い、当該アンロー
ド動作が異常終了したならば、キャリッジを内周ストッ
パ位置に移動させてキャリブレーション動作を再実行し
て速度補正値を更新し、その更新後の速度補正値を用い
てアンロード動作を再実行することをも特徴とする。
【0026】アンロード命令に従うアンロード制御を行
った際、ロード時に取得した速度補正値の誤差によっ
て、アンロード動作が正しく行えない可能性がある。ア
ンロード制御中のVCM電流値がランプ機構にヘッドを
アンロードさせられるだけの電流値に達していない場
合、アンロード動作異常となる。この場合、ヘッドはラ
ンプ機構上に存在しない可能性が高い。そこで本発明で
は、アンロード動作異常時には、内周ストッパ位置まで
キャリッジを移動させて当該キャリッジを内周ストッパ
に押し当ててキャリブレーションを再実行して速度補正
値を更新し、その更新後の速度補正値を用いてアンロー
ド動作を再実行するようにしている。これにより、正し
いアンロード動作を行うことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、ヘッドのロード/アンロード方式を適用する磁気デ
ィスク装置に適用した場合を例に図面を参照して説明す
る。
【0028】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置の全体構成を示すブロック図である。
【0029】図1において、101はデータが記録され
る媒体であるディスク(磁気ディスク)、102はディ
スク101へのデータ書き込み(データ記録)及びディ
スク101からのデータ読み出し(データ再生)に用い
られるヘッド(磁気ヘッド)である。ヘッド102は、
ディスク101の各面に対応してそれぞれ設けられてい
る。図1の構成では、単一枚のディスク101が配置さ
れた磁気ディスク装置を想定しているが、複数枚のディ
スクが積層配置された構成であっても構わない。
【0030】ディスク101の各面には同心円状の多数
のトラックが形成され、各トラックには、位置決め制御
等に用いられるサーボデータが記録された複数のサーボ
エリアが等間隔で配置されている。これらのサーボエリ
アは、ディスク101上では中心から各トラックを渡っ
て放射状に配置されている。サーボエリア間はデータエ
リア(ユーザエリア)となっており、当該データエリア
には複数のデータセクタが設定される。サーボデータは
対応するサーボエリアが存在するシリンダのシリンダ番
号を示すシリンダコード、当該シリンダコードの示すシ
リンダ内の位置誤差を波形の振幅で示すためのバースト
データを含む。
【0031】ヘッド102はロータリ型アクチュエータ
としてのキャリッジ(ヘッド移動機構)103に取り付
けられており、当該キャリッジ103の角度回転に従っ
てディスク101の半径方向に移動する。これにより、
ヘッド102は、目標トラック上にシーク・位置決めさ
れるようになっている。ディスク101の外周の更に外
側には、図2に示すように、ディスク101の回転停止
状態等においてヘッド102をリトラクト(退避)させ
ておくためのランプ(ランプ機構)200が配置されて
いる。このランプ200は、ディスク101に近接し
て、且つキャリッジ103に取り付けられたサスペンシ
ョン103aの先端(タブ)の移動経路上の所定位置に
設けられている。ランプ200の先端部(ディスク10
1側の端部)はヘッド102をリトラクトし易いように
傾斜部201を形成している。ヘッド102をディスク
101上からランプ200に移動するアンロード動作時
には、キャリッジ103のサスペンション103aの先
端(タブ)が、ランプ200の傾斜部201上を摺動し
て上る。これによりヘッド102はディスク101から
持ち上げられ、ランプ200上を摺動して移動して所定
位置で停止する。
【0032】ディスク101はスピンドルモータ(以
下、SPMと称する)104により高速に回転する。キ
ャリッジ103は、ボイスコイルモータ(以下、VCM
と称する)16により駆動される。
【0033】SPM104は、SPMドライバ(SPM
駆動回路)106から供給される制御電流(SPM電
流)により駆動される。VCM105は、VCMドライ
バ(VCM駆動回路)107から供給される制御電流
(VCM電流)により駆動される。VCM速度検出回路
108はVCM105の駆動に応じて当該VCM105
に発生する逆起電圧(VCM逆起電圧)で決まるVCM
105の駆動速度(VCM速度)を(表す電圧を)検出
する。このVCM速度の検出値は、ヘッド102の移動
速度を示す。本実施形態において、SPMドライバ10
6、VCMドライバ107及びVCM速度検出回路10
8は、1チップに集積回路化されたドライバIC110
によって実現されている。SPMドライバ106からS
PM104に、VCMドライバ107からVCM105
に、それぞれ供給される制御電流を決定するための値
(制御量)は、後述するCPU113により決定され
る。
【0034】ヘッド102は、ディスク101の目標ト
ラック上にシーク・位置決めされた後、当該ディスク1
01の回転動作により、そのトラック上を走査する。ま
たヘッド102は走査により、そのトラック上に等間隔
を保って配置されたサーボエリアのサーボデータを順に
読み込む。またヘッド102は走査により、目標データ
セクタに対するデータの読み書きを行う。
【0035】ヘッド102はフレキシブルプリント配線
板(FPC)に実装されたヘッドアンプ回路(ヘッドI
C)111と接続されている。ヘッドアンプ回路111
はヘッド102との間のリード/ライト信号の入出力等
を司る。ヘッドアンプ回路111は、ヘッド102で読
み取られたアナログ出力(ヘッド102のリード信号)
を増幅すると共に、リード/ライト回路(リード/ライ
トIC)112から送られるライトデータに所定の信号
処理を施してこれをヘッド102に送る。
【0036】リード/ライト回路112は、ヘッド10
2によりディスク101から読み出されてヘッドアンプ
回路111で増幅されたアナログ出力(ヘッド102の
リード信号)を一定の電圧に増幅するAGC(自動利得
制御)機能と、このAGC機能により増幅されたリード
信号から例えばNRZコードのデータに再生するのに必
要な信号処理を行うデコード機能(リードチャネル)
と、ディスク101へのデータ記録に必要な信号処理を
行うエンコード機能(ライトチャネル)と、上記リード
信号からのサーボデータ抽出を行うサーボ抽出機能とを
有している。
【0037】CPU(Central Processing Unit )11
3は、制御プログラムが格納されている図示せぬROM
(Read Only Memory)を内蔵し、当該制御プログラムに
従って磁気ディスク装置の各部の制御を行う。CPU1
13は、上記のROMの他に、RAM(Random Access
Memory)等で構成されるメモリ114、タイマ115、
リード/ライト回路112で抽出されたサーボデータ中
のバーストデータ(バースト信号)ディジタル化するA
/D(アナログ/ディジタル変換器)変換器116a、
VCM速度検出回路108で検出されたVCM速度検出
値、及び後述する温度センサ119で測定されたVCM
105の温度測定値(VCM温度)をディジタル化する
A/D変換器116b、及びI/O(入出力)インタフ
ェース117を内蔵している。
【0038】CPU113は、リード/ライト回路11
2により抽出されたサーボデータ中のシリンダコード、
及び当該リード/ライト回路112により抽出されてA
/D変換器116aを介して入力されるサーボデータ中
のバーストデータをもとにヘッド位置を算出して、ヘッ
ド102を目標トラックの目標位置に移動(シーク・位
置決め)するための制御量をサーボエリア単位で決定
し、その制御量をI/Oインタフェース117を介して
VCMドライバ107に供給することで、ヘッド102
を目標位置にシーク・位置決めするヘッド位置決め制御
を行う。
【0039】またCPU113は、ヘッド102をラン
プ200上からディスク101上に移動させるロード動
作時及び当該ヘッド102をディスク101上からラン
プ200上にリトラクトさせるアンロード動作時に、V
CM速度検出回路108にて検出されてA/D変換器1
16aによりディジタル化されたVCM速度検出値をも
とにロード/アンロード速度制御量を算出し、その制御
量をI/Oインタフェース117を介してVCMドライ
バ107に与える速度フィードバック制御(によるロー
ド/アンロード制御)を行う。
【0040】HDC(ディスクコントローラ)118
は、ホスト装置(ホストシステム)との間でコマンド、
データの通信を行うためのプロトコル処理、リード/ラ
イト回路112を通じてのディスク101に対する読み
出し/書き込み制御、ホスト装置との間のリード/ライ
トデータの転送制御を司る。
【0041】温度センサ119は、VCM105の温度
またはVCM105の周辺(近傍)の温度(VCM温
度)を測定するのに用いられる。
【0042】さて、VCM速度検出回路108は、図3
に示すようにVCM105に接続されて用いられる周知
の回路構成を有しており、オペアンプ301,302、
及び抵抗303〜309からなる。抵抗303はセンス
抵抗であり、その抵抗値はRsである。また、抵抗30
4,305の抵抗値はR1,R2、抵抗306〜309の
抵抗はいずれもRである。
【0043】図3において、VCM105の両端間に発
生する電圧Vvcmは、次式 Vvcm=Rvcm*Ivcm+Lvcm*dI/dT+BEF …(1) Vvcm :VCM両端にかかる電圧 Rvcm :VCM抵抗 Ivcm :VCMに流れる電流 Lvcm :VCMコイルインダクタンス BEF:逆起電圧 で表される。
【0044】上記(1)式よりVCM105の逆起電圧
BEFを求めると、 BEF=Vvcm−Rvcm*Ivcm−Lvcm*dI/dT …(2) となる。ここで、時間が十分に経過したものと考えると、 Lvcm *dI/dT≒0 …(3) となり、(2)式は BEF=Vvcm−Rvcm*Ivcm …(4) として求められる。
【0045】上記Rvcm(VCM抵抗)は Rvcm=Rvcm-25℃*(1+K△T) …(5) Rvcm-25℃:常温(25℃)でのVCM抵抗値 K:温度係数 △T:温度変化値 として求められる。
【0046】今、Rvcmを求めるために次式(6)を考
える。 Rvcm=Rs*R2/R1 …(6) この(6)式を考慮すると、逆起電圧BEFは次式 BEF=一(Vvcm−Ivcm*Rs*R2/R1)十VREF …(7) Rs :センス抵抗 VREF:リファレンス電圧 のように表される。つまり、(7)式より、逆起電圧F
EFを検出できる。
【0047】また、上記(7)式により算出した逆起電
圧BEFを用いて、 VCM速度検出値=G*BEF …(8) G:速度換算係数 として、逆起電圧BEFに対応した(比例した)VCM
速度を算出できる。VCM速度検出回路108では、こ
の逆起電圧BEFと速度換算係数Gとから決定されるV
CM速度検出値(G*BEF)が検出される。ここで、
速度換算係数GはVCM速度検出回路108の回路ゲイ
ンであり、逆起電圧BEFからVCM速度検出値を求め
るのに必要な値に設定されている。
【0048】本来、VCM電流値に対する速度0での逆
起電圧の検出値(に対応するVCM速度検出値)は0で
あるはずである。ところが、回路誤差によってVCM電
流値(Ivcm)に対するVCM速度ゼロ(0)での逆起
電圧の検出値に差異が生じる。その最も大きな要因は、
VCM抵抗Rvcmが温度によって変化し、(6)式の左
辺の値(つまり実際のRvcm)と右辺の値(擬似的に算
出されるRvcm)に差が生じることにある。
【0049】図4に、VCM電流値(Ivcm)とVCM
速度ゼロでの逆起電圧に対応するVCM速度の検出値と
の関係例を、2つの温度A,B(A>B)の場合につい
て示す。なお、図4は概念図のために、Ivcm=0にお
いてVCM速度検出値が0となるように表されている
が、このVCM速度検出値はIvcm=0において0とな
らないのが一般的である。
【0050】VCM速度ゼロでの逆起電圧に対応するV
CM速度は、キャリッジ103を固定して、VCM電流
を変化させることでVCM速度検出回路108により検
出できる。
【0051】一般にヘッドのロード/アンロード方式を
適用する磁気ディスク装置では、ヘッド102がディス
ク101の最内周位置から外れないように、キャリッジ
103を固定する内周ストッパと、ヘッド102がラン
プ200上にアンロードされた際に、そのランプ200
の所定位置から外側に飛び出さないようにキャリッジ1
03を固定する外周ストッパ(いずれも図示せず)とが
設けられている。そこで、キャリッジ103を内周スト
ッパまたは外周ストッパに押し当てた状態でVCM電流
を変化させることにより、VCM速度ゼロでの逆起電圧
に対応するVCM速度(VCM速度検出値)の検出が実
現できる。
【0052】キャリッジ位置を固定してVCM105に
電流Ivcmを流しても、速度ゼロなので本来は逆起電圧
BEFは0(V)のはずである。しかし、(6)式によ
り擬似的に算出されるRvcm(=Rs*R2/R1)と実際
のRvcmが異なることから、(7)式の左辺の値と右辺
の値にも差異が生じる。この結果、速度ゼロの状態でV
CM105にIvcmを流した際にVCM速度検出回路1
08により検出される(8)式のVCM速度値にも、検
出誤差が生じる。このため、VCM速度検出値を補正す
る必要が生じる。VCM速度検出値を補正することで、
正しく速度フィードバック制御を行うことが可能とな
る。
【0053】さて、VCM速度検出値の補正値(VCM
速度補正値)は、CPU113により次のようにして求
めることができる。まずCPU113は、VCMドライ
バ107を介してVCM105を駆動制御してヘッド1
02を例えばランプ200上にアンロードさせて、キャ
リッジ103を外周ストッパに押し当てる。この状態、
つまりVCM105の速度がゼロの状態で、VCM10
5の逆起電圧BEFに対応するVCM速度をVCM速度
検出回路108により検出させる動作を、VCMドライ
バ107からVCM105に供給されるVCM電流(I
vcm)の値を複数段階変えて実行する。ここでは、VC
M電流値AとVCM電流値Bの2つの電流値について実
行するものとする。
【0054】このIvcmがそれぞれA,Bの場合のVC
M速度検出値(VEL)が、図5に示すようにSS,L
Lであるとすると、VCM電流−速度ゼロでのVCM速
度検出値特性を表す直線の傾きkは、 k=(LL−SS)/(B−A) …(9) により求められる。
【0055】これにより、VCM電流がゼロ(Ivcm=
0)の場合のVCM速度検出値VEL0、つまりVCM
速度検出回路108の回路誤差に起因するDCオフセッ
ト電圧VEL0は、 VEL0=SS−{(LL−SS)/(B−A)}×(A−0) =SS−kA …(10) により求められる。
【0056】以上のDCオフセット電圧(VEL0)及
び傾きkの組をVCM速度補正値(キャリブレーション
値)と呼ぶ。また、このVCM速度補正値を求める動
作、即ちキャリッジ103を内周ストッパまたは外周ス
トップに押し当てた状態、つまり速度ゼロの状態で、数
段階(ここでは2段階)の電流値のVCM電流をVCM
105に流して、DCオフセット電圧(VEL0)及び
傾きkからなるVCM速度補正値を求める動作をキャリ
ブレーション動作(速度補正値キャリブレーション動
作)と呼ぶ。
【0057】ヘッド102のロード/アンロード制御時
には、上記のキャリブレーション動作により求められる
VCM速度補正値(VEL0,k)を用いて、以下に述
べるようにVCM速度検出値を補正して速度フィードバ
ック制御を行えばよい。
【0058】まずCPU113は、現在のVCM速度検
出値VELをVCM速度検出回路108からA/D変換
器116bを介して読み込む。次にCPU113は、V
CM速度補正値中のDCオフセット電圧VEL0を用い
て、VCM速度検出値VELから当該VEL0を差し引
く VEL1=VEL−VEL0 …(11) の計算を行うことで、補正された現在のVCM速度検出
値VEL1を求める。
【0059】次にCPU113は、前回VCMドライバ
107を介してVCM105に流したVCM電流(制御
電流)とVCM速度補正値中のkとから前回のVCM速
度(k*VCM電流)を求め、その前回のVCM速度と
今回のVCM速度検出値VEL1との差分をとる計算を VEL2=VEL1−k*VCM電流 …(12) のように行うことで、差分速度VEL2を算出する。
【0060】CPU113は、この差分速度VEL2が
目標速度となるように制御量を決定し、その制御量をI
/Oインタフェース117を介してVCMドライバ10
7に出力することで、その制御量に対応するVCM電流
(制御電流)をVCMドライバ107からVCM105
に流させる。このようにして、ロード/アンロード制御
時の正しい速度フィールドバックが可能となる。
【0061】ところが、温度変化等によってVCM10
5のコイルの抵抗値(VCM抵抗値)が変化して、VC
M電流値とVCM速度検出値の関係が変化すると、上記
のVCM速度補正値は意味がなくなる。そこで本実施形
態では、温度変化等によってVCM抵抗値が変化して、
VCM電流値とVCM速度検出値の関係が変化する虞が
ある場合を検出し、その場合には上記のキャリブレーシ
ョン動作を再実行してVCM速度補正値を更新するよう
にしている。
【0062】以下、本実施形態で適用可能な第1乃至第
4のキャリブレーション方法について、順に説明する。
【0063】(1−1)第1のキャリブレーション方法 まず、第1のキャリブレーション方法について図6のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0064】CPU113は、ホスト装置からロード命
令を受け取って、当該命令に従ってヘッド102をラン
プ200上からディスク101上に移動する(ホスト装
置からのロード命令に従う)ロード動作を開始する際に
は、タイマ115を初期化して起動する(ステップA
1)。
【0065】次にCPU113は、VCMドライバ10
7を制御してキャリッジ103を外周ストッパに押し当
てた状態で、キャリッジ103への駆動力が外周側に働
く向きの例えば2段階の電流値A,BのVCM電流をV
CM105に流させることで、その外周ストッパ位置で
の速度ゼロの状態における先に述べたキャリブレーショ
ン動作を行う(ステップA2)。ここでは、VCM速度
検出回路108から各VCM電流値A,B毎に対応する
VCM速度検出値SS,LLを(A/D変換器116a
を介して)それぞれ読み込んで、上記(9)式に従う
k、及び上記(10)式に従うDCオフセット電圧VE
L0からなるVCM速度補正値を求めてメモリ114の
所定位置に格納する処理が行われる。
【0066】そしてCPU113は、VCM速度検出回
路108からVCM速度検出値を読み込み、現在のVC
M速度補正値をもとに当該VCM速度検出値を補正しな
がら速度フィードバック動作を行ってヘッド102をデ
ィスク101上に移動するロード制御を行う(ステップ
A3)。
【0067】さてCPU113は、ヘッド102をヘッ
ド102上の目標位置に位置決めするヘッド位置決め制
御の状態(つまり通常制御の状態)において、レディ状
態にあるならば(ステップB1)、タイマ115の値
(タイマ値)を読み込んでチェックする(ステップB
2)。
【0068】もし、タイマ値が予め定められた規定時間
未満の場合、つまり前回(最新)のキャリブレーション
動作時(ここではロード動作時)からの経過時間が規定
時間に達していない場合、CPU113は前回のキャリ
ブレーション動作時の温度に比較して温度差が小さいも
のと判断し、何もしないでヘッド位置決め制御の状態に
戻る。
【0069】これに対し、タイマ値が規定時間以上の場
合、つまり前回のキャリブレーション動作時からの経過
時間が規定時間以上となっている場合、CPU113は
前回のキャリブレーション動作時(ここではロード動作
時)に対するVCM温度の変化が大きくなっている可能
性があるため、現在のVCM速度補正値を更新した方が
良いと判断する。この場合、CPU113は、VCM1
05を駆動してヘッド102をディスク101の例えば
内周方向にリトラクトするリトラクト動作を行い、キャ
リッジ103を内周ストッパに押し当てる(ステップB
3)。
【0070】この状態でCPU113は、キャリッジ1
03への駆動力が内周側に働く向きの例えば2段階の電
流値A,BのVCM電流をVCM105に流させること
で、内周ストッパ位置での速度ゼロの状態におけるキャ
リブレーション動作を行って、メモリ114の所定位置
に格納されている現在のVCM速度補正値を最新のもの
に更新する(ステップB4)。
【0071】そしてCPU113は、タイマ115を初
期化して再起動した後(ステップB5)、ヘッド102
を元のヘッド位置に移動するシーク動作を行い(ステッ
プB6)、通常のヘッド位置決め制御の状態に戻る。こ
の状態において、タイマ115の値が規定時間以上とな
ると、上記ステップB3以降の処理に進んで新たなキャ
リブレーション動作が行われてVCM速度補正値が更新
され、タイマ115が再起動される。
【0072】このように第1のキャリブレーション方法
では、前回のキャリブレーション動作時から規定時間以
上経過すると、新たなキャリブレーション動作を行って
VCM速度補正値を更新するようにしているので、即ち
ロード動作後は、定期的にキャリブレーション動作を行
ってVCM速度補正値を更新するようにしているので、
時間経過のために以前のVCM温度に比較して温度差が
大きくなっている可能性がある場合でも、アンロード制
御時には、その時点のVCM温度を反映した最新のVC
M速度補正値が利用でき、正しいアンロード動作を行う
ことができる。
【0073】なお、以上の説明では、ヘッド位置決め制
御の期間において、レディ状態にある場合にタイマチェ
ックに入るものとしたが、コマンド処理が必要な場合、
つまりビジー状態にある場合にも、タイマチェックを優
先して行うようにしても構わない。
【0074】(1−2)第1のキャリブレーション方法
の第1の変形例 次に、第1のキャリブレーション方法の第1の変形例に
ついて図7のフローチャートを参照して説明する。この
第1の変形例の特徴は、ロード動作後のVCM速度補正
値更新のためのキャリブレーション動作を内周ストッパ
位置ではなく、外周ストッパ位置で行うことにある。
【0075】まず、ロード動作時の処理は前記第1のキ
ャリブレーション方法と同様であり、図6(a)のフロ
ーチャートに従って処理される。
【0076】次に、ヘッド位置決め制御の期間には、次
のように処理される。CPU113は、ヘッド位置決め
制御の状態においてレディ状態にあるならば(ステップ
C1)、タイマ115の値を読み込んでチェックする
(ステップC2)。もし、タイマ値が規定時間未満の場
合には、CPU113は前回のキャリブレーション動作
時の温度に比較して温度差が小さいものと判断し、何も
しないでヘッド位置決め制御の状態に戻る。
【0077】これに対し、タイマ値が規定時間以上の場
合には、CPU113は前回のキャリブレーション動作
時(ここではロード動作時)の温度に比較して温度差が
大きくなっている可能性があるため、現在のVCM速度
補正値を更新した方が良いと判断する。この場合、CP
U113は、VCM105を駆動してヘッド102をラ
ンプ200に移動するアンロード制御を行い、キャリッ
ジ103を外周ストッパに押し当てる(ステップC
3)。ここでのアンロード制御には前回(規定時間前)
のキャリブレーション動作で求められた最新のVCM速
度補正値が用いられるため、正しいアンロード動作が期
待される。但し、以下のキャリブレーション動作を行っ
てVCM速度補正値を更新しないでいると、その補正値
の誤差が時間経過と共に大きくなる可能性がある。
【0078】そこでCPU113は、ヘッド102をア
ンロードしてキャリッジ103を外周ストッパに押し当
てている状態で、キャリッジ103への駆動力が外周側
に働く向きの例えば2段階の電流値A,BのVCM電流
をVCM105に流させることで、外周ストッパ位置で
の速度ゼロの状態におけるキャリブレーション動作を行
って、メモリ114の所定位置に格納されている現在の
VCM速度補正値を最新のものに更新する(ステップC
4)。
【0079】そしてCPU113は、タイマ115を初
期化して再起動した後(ステップC5)、ヘッド102
をランプ200からディスク101上に移動するロード
制御を行って、元のヘッド位置にシークさせ(ステップ
C6,C7)、通常のヘッド位置決め制御の状態に戻
る。
【0080】(1−3)第1のキャリブレーション方法
の第2の変形例 次に、第1のキャリブレーション方法の第2の変形例に
ついて図8のフローチャートを参照して説明する。この
第2の変形例の特徴は、VCM速度補正値を必要とする
アンロード制御に際してタイマチェックを行い、そのチ
ェック結果に応じてVCM速度補正値更新のためのキャ
リブレーション動作を行うことにある。
【0081】まず、ロード動作時の処理は前記第1のキ
ャリブレーション方法と同様であり、図6(a)のフロ
ーチャートに従って処理される。また、ヘッド位置決め
制御の期間の動作は従来と同様であり、タイマチェック
やそのチェック結果に基づくキャリブレーション動作は
行われない。
【0082】CPU113は、ホスト装置からアンロー
ド命令を受け取って、当該命令に従ってヘッド102を
ディスク101上からランプ200上に移動するアンロ
ード動作を開始する際には、タイマ115の値を読み込
んでチェックする(ステップD1)。もし、タイマ値が
規定時間未満の場合には、CPU113はロード時の温
度に比較して温度差が小さく、VCM速度補正値の更新
は不要であると判断し、そのままアンロード制御を実行
する(ステップD2)。ここでのアンロード制御にはロ
ード動作時のキャリブレーション動作で求められたVC
M速度補正値が用いられる。
【0083】これに対し、タイマ値が規定時間以上の場
合には、CPU113はロード動作時の温度に比較して
温度差が大きくなっている可能性があるため、VCM速
度補正値を更新した方が良いと判断する。この場合、C
PU113は、VCM105を駆動してヘッド102を
ディスク101の例えば内周方向にリトラクトするリト
ラクト動作を行い、キャリッジ103を内周ストッパに
押し当てる(ステップD3)。
【0084】この状態でCPU113は、キャリッジ1
03への駆動力が内周側に働く向きの例えば2段階の電
流値A,BのVCM電流をVCM105に流させること
で、内周ストッパ位置での速度ゼロの状態におけるキャ
リブレーション動作を行って、メモリ114の所定位置
に格納されているロード動作時に求めたVCM速度補正
値を更新する(ステップD4)。そしてCPU113
は、この更新後のVCM速度補正値を用いたアンロード
制御を実行する(ステップD2) (2−1)第2のキャリブレーション方法 次に、第2のキャリブレーション方法について図9のフ
ローチャートを参照して説明する。この第2のキャリブ
レーション方法の特徴は、温度センサ119により測定
されるVCM温度の変化をチェックし、そのチェック結
果に応じてVCM速度補正値更新のためのキャリブレー
ション動作を行うことにある。
【0085】CPU113は、ヘッド102をランプ2
00上からディスク101上に移動する(ホスト装置か
らのロード命令に従う)ロード動作の開始時には、まず
温度センサ119により測定されるVCM温度をA/D
変換器116bによりディジタル化して読み込んでメモ
リ114の所定位置に格納する(ステップE1)。
【0086】次にCPU113は、VCMドライバ10
7を制御してキャリッジ103を外周ストッパに押し当
てた状態で、キャリッジ103への駆動力が外周側に働
く向きの例えば2段階の電流値A,BのVCM電流をV
CM105に流させることで、その外周ストッパ位置で
の速度ゼロの状態における先に述べたキャリブレーショ
ン動作を行う(ステップE2)。ここでは、VCM速度
検出回路108から各VCM電流値A,B毎に対応する
VCM速度検出値SS,LLを(A/D変換器116a
を介して)それぞれ読み込んで、上記(9)式に従う
k、及び上記(10)式に従うDCオフセット電圧VE
L0からなるVCM速度補正値を求めてメモリ114の
所定位置に格納する処理が行われる。
【0087】そしてCPU113は、VCM速度検出回
路108からVCM速度検出値を読み込み、現在のVC
M速度補正値をもとに当該VCM速度検出値を補正しな
がら速度フィードバック動作を行ってヘッド102をデ
ィスク101上に移動するロード制御を行う(ステップ
E3)。
【0088】さてCPU113は、ヘッド102をヘッ
ド102上の目標位置に位置決めするヘッド位置決め制
御の状態において、温度センサ119により測定される
VCM温度の測定値をA/D変換器116bを介して読
み込むと共に、メモリ114に格納されているロード動
作時のVCM温度を参照して(ステップF1,F2)、
両温度の差Xを求め、その温度差の絶対値と予め定めら
れた規定温度(規定温度差)とを比較する(ステップF
3)。
【0089】もし、現在のVCM温度とロード動作時の
VCM温度との差(の絶対値)が規定温度未満の場合に
は、CPU113はロード時の温度に比較して温度差が
小さいものと判断し、何もしないでヘッド位置決め制御
の状態に戻る。
【0090】これに対し、現在のVCM温度とロード動
作時のVCM温度との差(の絶対値)が規定温度以上の
場合には、CPU113はロード時の温度に比較して温
度差が大きくなっているため、現在のVCM速度補正値
を更新した方が良いと判断する。この場合、CPU11
3は、VCM105を駆動してヘッド102をディスク
101の例えば内周方向にリトラクトするリトラクト動
作を行って、キャリッジ103を内周ストッパに押し当
て、この状態でキャリッジ103への駆動力が内周側に
働く向きの例えば2段階の電流値A,BのVCM電流を
VCM105に流させることで、内周ストッパ位置での
速度ゼロの状態におけるキャリブレーション動作を行
い、メモリ114の所定位置に格納されている現在のV
CM速度補正値を最新のものに更新する(ステップF
4)。
【0091】そしてCPU113は、ヘッド102を元
のヘッド位置にシークさせ(ステップF5)、通常のヘ
ッド位置決め制御の状態に戻る。
【0092】なお、上記のVCM温度チェックを、前記
第1のキャリブレーション方法におけるタイマチェック
と同様に、レディ状態にあることを確認した場合に行う
ようにしても構わない。
【0093】(2−2)第2のキャリブレーション方法
の第1の変形例 次に、第2のキャリブレーション方法の第1の変形例に
ついて図10のフローチャートを参照して説明する。こ
の第1の変形例の特徴は、ロード動作後のVCM速度補
正値更新のためのキャリブレーション動作を内周ストッ
パ位置ではなく、外周ストッパ位置で行うことにある。
【0094】まず、ロード動作時の処理は前記第2のキ
ャリブレーション方法と同様であり、図9(a)のフロ
ーチャートに従って処理される。
【0095】次に、ヘッド位置決め制御の期間には、次
のように処理される。CPU113は、ヘッド位置決め
制御の状態において、温度センサ119により測定され
るVCM温度の測定値をA/D変換器116bを介して
読み込むと共に、メモリ114に格納されているロード
動作時のVCM温度を参照して(ステップG1,G
2)、両温度の差Xを求め、その温度差の絶対値と予め
定められた規定温度とを比較する(ステップG3)。
【0096】もし、現在のVCM温度とロード動作時の
VCM温度との差(の絶対値)が規定温度未満の場合に
は、CPU113はロード時の温度に比較して温度差が
小さいものと判断し、何もしないでヘッド位置決め制御
の状態に戻る。
【0097】これに対し、アンロード動作時のVCM温
度とロード動作時のVCM温度との差(の絶対値)が規
定温度以上の場合には、CPU113はロード時の温度
に比較して温度差が大きくなっているため、現在のVC
M速度補正値を更新した方が良いと判断する。この場
合、CPU113は、VCM105を駆動してヘッド1
02をランプ200に移動するアンロード制御を行い、
キャリッジ103を外周ストッパに押し当て、この状態
でキャリッジ103への駆動力が外周側に働く向きの例
えば2段階の電流値A,BのVCM電流をVCM105
に流させることで、外周ストッパ位置での速度ゼロの状
態におけるキャリブレーション動作を行い、メモリ11
4の所定位置に格納されている現在のVCM速度補正値
を最新のものに更新する(ステップG4)。
【0098】そしてCPU113は、ヘッド102をラ
ンプ200からディスク101上に移動するロード制御
を行って、元のヘッド位置にシークさせ(ステップG
5,G6)、通常のヘッド位置決め制御の状態に戻る。
【0099】(2−3)第2のキャリブレーション方法
の第2の変形例 次に、第2のキャリブレーション方法の第2の変形例に
ついて図11のフローチャートを参照して説明する。こ
の第2の変形例の特徴は、VCM速度補正値を必要とす
るアンロード制御に際してVCM温度チェックを行い、
そのチェック結果に応じてVCM速度補正値更新のため
のキャリブレーション動作を行うことにある。
【0100】まず、ロード動作時の処理は前記第2のキ
ャリブレーション方法と同様であり、図9(a)のフロ
ーチャートに従って処理される。また、ヘッド位置決め
制御の期間の動作は従来と同様であり、VCM温度チェ
ックやそのチェック結果に基づくキャリブレーション動
作は行われない。
【0101】CPU113は、ヘッド102をディスク
101上からランプ200上に移動する(ホスト装置か
らのアンロード命令に従う)アンロード動作の開始時に
は、温度センサ119により測定されるVCM温度の測
定値をA/D変換器116bを介して読み込むと共に、
メモリ114に格納されているロード動作時のVCM温
度を参照して(ステップH1,H2)、両温度の差Xを
求め、その温度差の絶対値と予め定められた規定温度と
を比較する(ステップH3)。
【0102】もし、現在のVCM温度、即ちアンロード
動作時のVCM温度とロード動作時のVCM温度との差
(の絶対値)が規定温度未満の場合には、CPU113
はロード時の温度に比較して温度差が小さく、VCM速
度補正値の更新は不要であると判断し、そのままアンロ
ード制御を実行する(ステップH4)。ここでのアンロ
ード制御にはロード動作時のキャリブレーション動作で
求められたVCM速度補正値が用いられる。
【0103】これに対し、現在のVCM温度とロード動
作時のVCM温度との差(の絶対値)が規定温度以上の
場合には、CPU113はロード動作時の温度に比較し
て温度差が大きくなっている可能性があるため、VCM
速度補正値を更新した方が良いと判断する。この場合、
CPU113は、VCM105を駆動してヘッド102
をディスク101の例えば内周方向にリトラクトするリ
トラクト動作を行って、キャリッジ103を内周ストッ
パに押し当て、この状態でキャリッジ103への駆動力
が内周側に働く向きの例えば2段階の電流値A,BのV
CM電流をVCM105に流させることで、内周ストッ
パ位置での速度ゼロの状態におけるキャリブレーション
動作を行い、メモリ114の所定位置に格納されている
現在のVCM速度補正値を最新のものに更新する(ステ
ップH5)。そしてCPU113は、この更新後のVC
M速度補正値を用いたアンロード制御を実行する(ステ
ップH4)。
【0104】(3−1)第3のキャリブレーション方法 次に、第3のキャリブレーション方法について図12の
フローチャートを参照して説明する。この第3のキャリ
ブレーション方法の特徴は、VCM速度検出回路108
より測定されるVCM速度の変化をチェックし、そのチ
ェック結果に応じてVCM速度補正値更新のためのキャ
リブレーション動作を行うことにある。
【0105】CPU113は、ヘッド102をランプ2
00上からディスク101上に移動する(ホスト装置か
らのロード命令に従う)ロード動作の開始時には、VC
Mドライバ107を制御してキャリッジ103を外周ス
トッパに押し当てた状態で、キャリッジ103への駆動
力が外周側に働く向きの例えば2段階の電流値A,Bの
VCM電流をVCM105に流させることで、その外周
ストッパ位置での速度ゼロの状態における先に述べたキ
ャリブレーション動作を行う(ステップI1)。ここで
は、上記VCM速度補正値を求めてメモリ114の所定
位置に格納する処理が行われる。
【0106】次にCPU113は、VCM速度検出回路
108からVCM速度検出値を読み込み、現在のVCM
速度補正値をもとに当該VCM速度検出値を補正しなが
ら速度フィードバック動作を行ってヘッド102をディ
スク101上に移動するロード制御を行う(ステップI
2)。
【0107】そしてCPU113は、ロード制御が終了
すると、ヘッド102をディスク101上の目標位置に
位置決めするオントラック制御に移行する。この際、C
PU113は、ロード制御からオントラック制御に切り
替わった直後のVCM速度検出値をVCM速度検出回路
108から読み込み、メモリ114の所定位置に格納す
る(ステップI3)。
【0108】さてCPU113は、ヘッド102をヘッ
ド102上の目標位置に位置決めするヘッド位置決め制
御(オントラック制御)の状態において、VCM速度検
出回路108により検出されるVCM速度検出値をA/
D変換器116bを介して読み込む(モニタする)と共
に、メモリ114に格納されているロード動作時のVC
M速度検出値を参照して(ステップJ1,J2)、両速
度検出値の差Vを求め、その速度差の絶対値と予め定め
られた規定値(規定速度差)とを比較する(ステップJ
3)。
【0109】もし、現在のVCM速度検出値とロード動
作時のVCM速度検出値との差(の絶対値)が規定値未
満の場合には、CPU113はVCM速度検出回路10
8での検出誤差が小さいものと判断し、何もしないでヘ
ッド位置決め制御の状態に戻る。
【0110】これに対し、現在のVCM速度検出値とロ
ード動作時のVCM速度検出値との差(の絶対値)が規
定値以上の場合には、CPU113はVCM速度検出回
路108での検出誤差が大きくなっているため、現在の
VCM速度補正値を更新した方が良いと判断する。この
場合、CPU113は、VCM105を駆動してヘッド
102をディスク101の例えば内周方向にリトラクト
するリトラクト動作を行って、キャリッジ103を内周
ストッパに押し当て、この状態でキャリッジ103への
駆動力が内周側に働く向きの例えば2段階の電流値A,
BのVCM電流をVCM105に流させることで、内周
ストッパ位置での速度ゼロの状態におけるキャリブレー
ション動作を行い、メモリ114の所定位置に格納され
ている現在のVCM速度補正値を最新のものに更新する
(ステップJ4)。
【0111】そしてCPU113は、ヘッド102を元
のヘッド位置にシークさせ(ステップJ5)、通常のヘ
ッド位置決め制御の状態に戻る。
【0112】なお、上記のVCM速度検出値チェック
を、前記第1のキャリブレーション方法におけるタイマ
チェックと同様に、レディ状態にあることを確認した場
合に行うようにしても構わない。
【0113】(3−2)第3のキャリブレーション方法
の第1の変形例 次に、第3のキャリブレーション方法の第1の変形例に
ついて図13のフローチャートを参照して説明する。こ
の第1の変形例の特徴は、ロード動作後のVCM速度補
正値更新のためのキャリブレーション動作を内周ストッ
パ位置ではなく、外周ストッパ位置で行うことにある。
【0114】まず、ロード動作時の処理は前記第3のキ
ャリブレーション方法と同様であり、図12(a)のフ
ローチャートに従って処理される。
【0115】次に、ヘッド位置決め制御の期間には、次
のように処理される。CPU113は、ヘッド位置決め
制御の状態において、VCM速度検出回路108により
検出されるVCM速度検出値をA/D変換器116bを
介して読み込むと共に、メモリ114に格納されている
ロード動作時のVCM速度検出値を参照して(ステップ
K1,K2)、両速度検出値の差Vを求め、その速度差
の絶対値と予め定められた規定値(規定速度差)とを比
較する(ステップK3)。
【0116】もし、現在のVCM速度検出値とロード動
作時のVCM速度検出値との差(の絶対値)が規定値未
満の場合には、CPU113はVCM速度検出回路10
8での検出誤差が小さいものと判断し、何もしないでヘ
ッド位置決め制御の状態に戻る。
【0117】これに対し、現在のVCM速度検出値とロ
ード動作時のVCM速度検出値との差(の絶対値)が規
定値以上の場合には、CPU113はVCM速度検出回
路108での検出誤差が大きくなっているため、現在の
VCM速度補正値を更新した方が良いと判断する。この
場合、CPU113は、VCM105を駆動してヘッド
102をランプ200に移動するアンロード制御を行
い、キャリッジ103を外周ストッパに押し当て、この
状態でキャリッジ103への駆動力が外周側に働く向き
の例えば2段階の電流値A,BのVCM電流をVCM1
05に流させることで、外周ストッパ位置での速度ゼロ
の状態におけるキャリブレーション動作を行い、メモリ
114の所定位置に格納されている現在のVCM速度補
正値を最新のものに更新する(ステップK4)。
【0118】そしてCPU113は、ヘッド102をラ
ンプ200からディスク101上に移動するロード制御
を行って、元のヘッド位置にシークさせ(ステップK
5,K6)、通常のヘッド位置決め制御の状態に戻る。
【0119】(3−3)第3のキャリブレーション方法
の第2の変形例 次に、第3のキャリブレーション方法の第2の変形例に
ついて図14のフローチャートを参照して説明する。こ
の第2の変形例の特徴は、VCM速度補正値を必要とす
るアンロード制御に際してVCM速度検出値チェックを
行い、そのチェック結果に応じてVCM速度補正値更新
のためのキャリブレーション動作を行うことにある。
【0120】まず、ロード動作時の処理は前記第3のキ
ャリブレーション方法と同様であり、図12(a)のフ
ローチャートに従って処理される。また、ヘッド位置決
め制御の期間の動作は従来と同様であり、VCM速度検
出値チェックやそのチェック結果に基づくキャリブレー
ション動作は行われない。
【0121】CPU113は、ヘッド102をディスク
101上からランプ200上に移動する(ホスト装置か
らのアンロード命令に従う)アンロード動作の開始時に
は、VCM速度検出回路108により検出されるVCM
速度検出値をA/D変換器116bを介して読み込むと
共に、メモリ114に格納されているロード動作時のV
CM速度検出値を参照して(ステップL1,L2)、両
速度検出値の差Vを求め、その速度差の絶対値と予め定
められた規定値(規定速度差)とを比較する(ステップ
L3)。
【0122】もし、現在のVCM速度検出値とロード動
作時のVCM速度検出値との差(の絶対値)が規定値未
満の場合には、CPU113はVCM速度検出回路10
8での検出誤差が小さいものと判断し、そのままアンロ
ード制御を実行する(ステップL4)。ここでのアンロ
ード制御にはロード動作時のキャリブレーション動作で
求められたVCM速度補正値が用いられる。
【0123】これに対し、現在のVCM速度検出値とロ
ード動作時のVCM速度検出値との差(の絶対値)が規
定値以上の場合には、CPU113はVCM速度検出回
路108での検出誤差が大きくなっているため、現在の
VCM速度補正値を更新した方が良いと判断する。この
場合、CPU113は、VCM105を駆動してヘッド
102をディスク101の例えば内周方向にリトラクト
するリトラクト動作を行って、キャリッジ103を内周
ストッパに押し当て、この状態でキャリッジ103への
駆動力が内周側に働く向きの例えば2段階の電流値A,
BのVCM電流をVCM105に流させることで、内周
ストッパ位置での速度ゼロの状態におけるキャリブレー
ション動作を行い、メモリ114の所定位置に格納され
ている現在のVCM速度補正値を最新のものに更新する
(ステップL5)。そしてCPU113は、この更新後
のVCM速度補正値を用いたアンロード制御を実行する
(ステップL4)。
【0124】(4)第4のキャリブレーション方法 次に、第4のキャリブレーション方法について図15の
フローチャートを参照して説明する。この第4のキャリ
ブレーション方法の特徴は、アンロード制御時にアンロ
ード動作の正常/異常判定を行い、その判定結果に応じ
てVCM速度補正値更新のためのキャリブレーション動
作を行い、その更新後のVCM速度補正値を用いてアン
ロード制御を再度行うことにある。
【0125】まず、ロード動作時の処理は前記第1のキ
ャリブレーション方法と同様であり、図6(a)のフロ
ーチャートに従って処理される。
【0126】さてCPU113は、ホスト装置からアン
ロード命令を受けた場合、メモリ114に格納されてい
るロード動作時のVCM速度補正値を用いて(ステップ
M1)、ヘッド102をランプ200上に移動するアン
ロード制御を実行する(ステップM2)。
【0127】このアンロード制御では、図16(a)に
示すように、目標速度が一定となるように速度フィード
バック制御が行われる。この際、VCM速度検出回路1
08により正しくVCM速度の検出がなされているなら
ば、キャリッジ103が外周ストッパに当たったとき
に、VCM速度検出値が0になる。一方、速度フィード
バック制御では、CPU113は目標速度になるように
ヘッド102を移動させようとするので、VCM105
に対する制御電流(VCM電流)を最大電流値まで流そ
うとする。したがって、アンロード制御中にキャリッジ
103が外周ストッパ位置まで到達しているならば、制
御電流はほぼ最大電流値となる。
【0128】しかし、VCM速度検出回路108でのV
CM速度検出値の検出誤差が大きく、目標速度との差分
が小さいと判断される場合には、VCM105には、図
16(b)に示すように小電流値の制御電流しか流され
ない可能性、つまりランプ200上のヘッド停止位置ま
でヘッド102を移動するのに十分な制御電流が流され
ない可能性がある。この場合、ヘッド102(を支持す
るサスペンション103aの先端)はランプ200の傾
斜部201で止まり、当該傾斜部201上を摺動しなが
ら上ることができないアンロード動作異常が発生する虞
がある。
【0129】そこで本第4のキャリブレーション方法で
は、通常状態においてアンロード制御が終了していると
予測される時点において、CPU113が速度フィード
バック制御で自身の決定したVCM105に対する制御
電流をチェックし、予め定められた基準電流値に達して
いるか否かにより、アンロード動作の正常/異常を判定
するようにしている(ステップM3)。ここで、チェッ
ク時点は、実験的に求められるアンロード制御に要する
時間の分布に基づいて、あるマージンを加味して決定さ
れる。また、基準電流値は上記最大電流値から決定さ
れ、本実施形態では最大電流値の80%の値が用いられ
る。
【0130】上記チェック時点の制御電流(VCM電
流)が基準電流値以上のために、ステップM3での判定
結果がアンロード動作正常となった場合、CPU113
はそのままアンロード制御終了とする。
【0131】これに対し、チェック時点の制御電流(V
CM電流)が基準電流値に満たないために、ステップM
3での判定結果がアンロード動作異常となった場合に
は、CPU113はヘッド102をディスク101の内
周方向にリトラクトするリトラクト動作を行って、キャ
リッジ103を内周ストッパに押し当て(ステップM
4)、この状態で内周ストッパ位置でのキャリブレーシ
ョン動作を行うことで、メモリ114の所定位置に格納
されているVCM速度補正値を最新のものに更新する
(ステップM5)。そしてCPU113は、更新後のV
CM速度補正値を用いて再度アンロード制御を実行する
(ステップM6)。
【0132】以上は、本発明を磁気ディスク装置に適用
した場合について説明したが、本発明は、ヘッドのロー
ド/アンロード方式を適用するディスク装置であれば、
光磁気ディスク装置など磁気ディスク装置以外のディス
ク装置にも同様に適用できる。
【0133】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、温
度変化等に起因するVCM速度検出値の誤差を補正する
ための速度補正値を、VCMの実際の速度をゼロにした
状態で、VCM速度検出回路により検出されるVCM速
度検出値に基づいて取得するようにしたので、当該速度
補正値の精度が向上して、VCM速度の検出精度も向上
し、ロード/アンロード時の正確な速度フィードバック
制御を行うことができる。
【0134】また本発明によれば、温度変化等によって
VCM抵抗値が変化して、VCM電流値とVCM速度検
出値の関係が変化する虞がある状態を検出し、その際に
はVCMの実際の速度をゼロにした状態での再度のキャ
リブレーション動作により速度補正値を取得し直すよう
にしたので、VCM速度の検出精度を更に向上させ、一
層正確な速度フィードバック制御を行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
全体構成を示すブロック図。
【図2】ヘッド102がアンロードされるランプ200
の外観を中心に示す図。
【図3】図1中のVCM速度検出回路108の回路構成
例を示す図。
【図4】VCM電流値とVCM速度ゼロでの(逆起電圧
に対応する)VCM速度検出値との関係例を示す図。
【図5】VCM速度補正値の求め方を説明するための
図。
【図6】同実施形態における第1のキャリブレーション
方法を説明するためのフローチャート。
【図7】上記第1のキャリブレーション方法の第1の変
形例を説明するためのフローチャート。
【図8】上記第1のキャリブレーション方法の第2の変
形例を説明するためのフローチャート。
【図9】同実施形態における第2のキャリブレーション
方法を説明するためのフローチャート。
【図10】上記第2のキャリブレーション方法の第1の
変形例を説明するためのフローチャート。
【図11】上記第2のキャリブレーション方法の第2の
変形例を説明するためのフローチャート。
【図12】同実施形態における第3のキャリブレーショ
ン方法を説明するためのフローチャート。
【図13】上記第3のキャリブレーション方法の第1の
変形例を説明するためのフローチャート。
【図14】上記第3のキャリブレーション方法の第2の
変形例を説明するためのフローチャート。
【図15】同実施形態における第4のキャリブレーショ
ン方法を説明するためのフローチャート。
【図16】上記第4のキャリブレーション方法で用いら
れるアンロード動作の正常/異常の判定方法を説明する
ための図。
【符号の説明】
101…ディスク 102…ヘッド 103…キャリッジ 105…VCM(ボイスコイルモータ) 107…VCMドライバ 108…VCM速度検出回路 113…CPU(制御装置) 114…メモリ 115…タイマ 119…温度センサ 200…ランプ(ランプ機構)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジを駆動することでヘッドをデ
    ィスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータと、
    前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイスコ
    イルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度検出
    回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディスク
    の外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘッド
    ロード/アンロード方式のディスク装置に適用される速
    度補正値キャリブレーション方法であって、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記ボイスコ
    イルモータの実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイ
    スコイルモータ速度検出回路により検出されるボイスコ
    イルモータ速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基
    づいて、前記ボイスコイルモータに流れるボイスコイル
    モータ電流の値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路
    により検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関
    係を補正するための速度補正値を取得するキャリブレー
    ション動作を行い、 前記ヘッドをロードした後には、定期的に前記キャリブ
    レーション動作を再実行して前記速度補正値を更新する
    ことを特徴とする速度補正値キャリブレーション方法。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドをロードした後、定期的に前
    記キャリッジを内周ストッパ位置に移動させて前記キャ
    リブレーション動作を再実行することを特徴とする請求
    項1記載の速度補正値キャリブレーション方法。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドをロードした後、定期的にア
    ンロード動作を行って前記キャリッジを外周ストッパ位
    置に移動させて前記キャリブレーション動作を再実行
    し、再実行後に再度ロードすることを特徴とする請求項
    1記載の速度補正値キャリブレーション方法。
  4. 【請求項4】 キャリッジを駆動することでヘッドをデ
    ィスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータと、
    前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイスコ
    イルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度検出
    回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディスク
    の外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘッド
    ロード/アンロード方式のディスク装置に適用される速
    度補正値キャリブレーション方法であって、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記ボイスコ
    イルモータの実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイ
    スコイルモータ速度検出回路により検出されるボイスコ
    イルモータ速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基
    づいて、前記ボイスコイルモータに流れるボイスコイル
    モータ電流の値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路
    により検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関
    係を補正するための速度補正値を取得するキャリブレー
    ション動作を行い、 前記ヘッドをロードした後には、ロード時に対する前記
    ボイスコイルモータまたはその周辺の温度の変化が規定
    値以上あることを検出した場合に前記キャリブレーショ
    ン動作を再実行して前記速度補正値を更新することを特
    徴とする速度補正値キャリブレーション方法。
  5. 【請求項5】 前記ヘッドをロードした後、前記温度変
    化が規定値以上あった場合、前記キャリッジを内周スト
    ッパ位置に移動させて前記キャリブレーション動作を再
    実行することを特徴とする請求項4記載の速度補正値キ
    ャリブレーション方法。
  6. 【請求項6】 前記ヘッドをロードした後、前記温度変
    化が規定値以上あった場合、アンロード動作を行って前
    記キャリッジを外周ストッパ位置に移動させて前記キャ
    リブレーション動作を再実行し、再実行後に再度ロード
    することを特徴とする請求項4記載の速度補正値キャリ
    ブレーション方法。
  7. 【請求項7】 キャリッジを駆動することでヘッドをデ
    ィスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータと、
    前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイスコ
    イルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度検出
    回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディスク
    の外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘッド
    ロード/アンロード方式のディスク装置に適用される速
    度補正値キャリブレーション方法であって、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記ボイスコ
    イルモータの実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイ
    スコイルモータ速度検出回路により検出されるボイスコ
    イルモータ速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基
    づいて、前記ボイスコイルモータに流れるボイスコイル
    モータ電流の値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路
    により検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関
    係を補正するための速度補正値を取得するキャリブレー
    ション動作を行い、 ロード制御からオントラック制御に移行した直後の前記
    ボイスコイルモータ速度検出値を前記ボイスコイルモー
    タ速度検出回路から読み込んでメモリに格納し、 前記ヘッドが前記ディスク上に位置している状態におい
    て前記ボイスコイルモータ速度検出回路により検出され
    る前記ボイスコイルモータ速度検出値をモニタし、モニ
    タしたボイスコイルモータ速度検出値と前記メモリに格
    納されているボイスコイルモータ速度検出値との差の絶
    対値が規定値以上ある場合に前記キャリブレーション動
    作を再実行して前記速度補正値を更新することを特徴と
    する速度補正値キャリブレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記モニタしたボイスコイルモータ速度
    検出値と前記メモリに格納されているボイスコイルモー
    タ速度検出値との差の絶対値が規定値以上ある場合、前
    記キャリッジを内周ストッパ位置に移動させて前記キャ
    リブレーション動作を再実行することを特徴とする請求
    項7記載の速度補正値キャリブレーション方法。
  9. 【請求項9】 前記モニタしたボイスコイルモータ速度
    検出値と前記メモリに格納されているボイスコイルモー
    タ速度検出値との差の絶対値が規定値以上ある場合、ア
    ンロード動作を行って前記キャリッジを外周ストッパ位
    置に移動させて前記キャリブレーション動作を再実行
    し、再実行後に再度ロードすることを特徴とする請求項
    7記載の速度補正値キャリブレーション方法。
  10. 【請求項10】 キャリッジを駆動することでヘッドを
    ディスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータ
    と、前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイ
    スコイルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度
    検出回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディ
    スクの外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘ
    ッドロード/アンロード方式のディスク装置に適用され
    る速度補正値キャリブレーション方法であって、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記ボイスコ
    イルモータの実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイ
    スコイルモータ速度検出回路により検出されるボイスコ
    イルモータ速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基
    づいて、前記ボイスコイルモータに流れるボイスコイル
    モータ電流の値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路
    により検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関
    係を補正するための速度補正値を取得するキャリブレー
    ション動作を行い、 アンロード命令を受けた場合には、前記ヘッドをロード
    してから一定時間を経過しているならば、前記キャリブ
    レーション動作を再実行して前記速度補正値を更新した
    後に、アンロード動作を行うことを特徴とする速度補正
    値キャリブレーション方法。
  11. 【請求項11】 キャリッジを駆動することでヘッドを
    ディスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータ
    と、前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイ
    スコイルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度
    検出回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディ
    スクの外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘ
    ッドロード/アンロード方式のディスク装置に適用され
    る速度補正値キャリブレーション方法であって、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記ボイスコ
    イルモータの実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイ
    スコイルモータ速度検出回路により検出されるボイスコ
    イルモータ速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基
    づいて、前記ボイスコイルモータに流れるボイスコイル
    モータ電流の値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路
    により検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関
    係を補正するための速度補正値を取得するキャリブレー
    ション動作を行い、 アンロード命令を受けた場合には、ロード時に対する前
    記ボイスコイルモータまたはその周辺の温度の変化が規
    定値以上あるならば、前記キャリブレーション動作を再
    実行して前記速度補正値を更新した後に、アンロード動
    作を行うことを特徴とする速度補正値キャリブレーショ
    ン方法。
  12. 【請求項12】 キャリッジを駆動することでヘッドを
    ディスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータ
    と、前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイ
    スコイルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度
    検出回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディ
    スクの外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘ
    ッドロード/アンロード方式のディスク装置に適用され
    る速度補正値キャリブレーション方法であって、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記ボイスコ
    イルモータの実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイ
    スコイルモータ速度検出回路により検出されるボイスコ
    イルモータ速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基
    づいて、前記ボイスコイルモータに流れるボイスコイル
    モータ電流の値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路
    により検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関
    係を補正するための速度補正値を取得するキャリブレー
    ション動作を行い、 ロード制御からオントラック制御に移行した直後の前記
    ボイスコイルモータ速度検出値を前記ボイスコイルモー
    タ速度検出回路から読み込んでメモリに格納し、 アンロード命令を受けた場合には、前記ボイスコイルモ
    ータ速度検出回路により検出される前記ボイスコイルモ
    ータ速度検出値をモニタし、モニタしたボイスコイルモ
    ータ速度検出値と前記メモリに格納されているボイスコ
    イルモータ速度検出値との差の絶対値が規定値以上ある
    ならば、前記キャリブレーション動作を再実行して前記
    速度補正値を更新した後に、アンロード動作を行うこと
    を特徴とする速度補正値キャリブレーション方法。
  13. 【請求項13】 前記アンロード命令を受けた場合の前
    記キャリブレーション動作の再実行を、前記キャリッジ
    を内周ストッパ位置に移動させて行うことを特徴とする
    請求項10、請求項11、または請求項12に記載の速
    度補正値キャリブレーション方法。
  14. 【請求項14】 キャリッジを駆動することでヘッドを
    ディスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータ
    と、前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイ
    スコイルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度
    検出回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディ
    スクの外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘ
    ッドロード/アンロード方式のディスク装置に適用され
    る速度補正値キャリブレーション方法であって、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記ボイスコ
    イルモータの実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイ
    スコイルモータ速度検出回路により検出されるボイスコ
    イルモータ速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基
    づいて、前記ボイスコイルモータに流れるボイスコイル
    モータ電流の値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路
    により検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関
    係を補正するための速度補正値を取得するキャリブレー
    ション動作を行い、 アンロード命令を受けた場合には、前記ロード時のキャ
    リブレーション動作で取得した速度補正値を用いてアン
    ロード動作を行い、 前記アンロード動作が異常終了したならば、前記キャリ
    ッジを内周ストッパ位置に移動させて前記キャリブレー
    ション動作を再実行して前記速度補正値を更新し、その
    更新後の速度補正値を用いてアンロード動作を再実行す
    ることを特徴とする速度補正値キャリブレーション方
    法。
  15. 【請求項15】 キャリッジを駆動することでヘッドを
    ディスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータ
    と、前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイ
    スコイルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度
    検出回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディ
    スクの外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘ
    ッドロード/アンロード方式のディスク装置において、 時間計測を行うタイマと、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記タイマを
    初期化して起動すると共に、前記ボイスコイルモータの
    実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイスコイルモー
    タ速度検出回路により検出されるボイスコイルモータ速
    度検出値を読み込み、当該速度検出値に基づいて、前記
    ボイスコイルモータに流れるボイスコイルモータ電流の
    値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路により検出さ
    れるボイスコイルモータ速度検出値との関係を補正する
    ための速度補正値を取得するキャリブレーション動作を
    行い、前記ヘッドをロードした後には、前記タイマを監
    視し、規定時間以上となった場合には前記キャリブレー
    ション動作を再実行して前記速度補正値を更新し、前記
    タイマを再度初期化して再起動する制御装置とを具備す
    ることを特徴とするディスク装置。
  16. 【請求項16】 キャリッジを駆動することでヘッドを
    ディスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータ
    と、前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイ
    スコイルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度
    検出回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディ
    スクの外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘ
    ッドロード/アンロード方式のディスク装置において、 前記ボイスコイルモータまたはその周辺の温度を測定す
    る温度センサと、 メモリと、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記温度セン
    サの測定温度を読み込んで前記メモリに格納すると共
    に、前記ボイスコイルモータの実際の速度をゼロにした
    状態で、前記ボイスコイルモータ速度検出回路により検
    出されるボイスコイルモータ速度検出値を読み込み、当
    該速度検出値に基づいて、前記ボイスコイルモータに流
    れるボイスコイルモータ電流の値と前記ボイスコイルモ
    ータ速度検出回路により検出されるボイスコイルモータ
    速度検出値との関係を補正するための速度補正値を取得
    するキャリブレーション動作を行い、前記ヘッドをロー
    ドした後には、前記温度センサの測定温度を監視し、前
    記メモリに格納されているロード時の測定温度に比較し
    て規定値以上の温度変化があることを検出した場合には
    前記キャリブレーション動作を再実行して前記速度補正
    値を更新する制御装置とを具備することを特徴とするデ
    ィスク装置。
  17. 【請求項17】 キャリッジを駆動することでヘッドを
    ディスクの半径方向に移動させるボイスコイルモータ
    と、前記ボイスコイルモータの逆起電圧に対応したボイ
    スコイルモータ速度を検出するボイスコイルモータ速度
    検出回路と、前記ヘッドを退避しておくための前記ディ
    スクの外周の外側に配置されたランプ機構とを備えたヘ
    ッドロード/アンロード方式のディスク装置において、 メモリと、 前記ヘッドを前記ランプ機構上から前記ディスク上にロ
    ードするためのロード制御開始に際して、前記ボイスコ
    イルモータの実際の速度をゼロにした状態で、前記ボイ
    スコイルモータ速度検出回路により検出されるボイスコ
    イルモータ速度検出値を読み込み、当該速度検出値に基
    づいて、前記ボイスコイルモータに流れるボイスコイル
    モータ電流の値と前記ボイスコイルモータ速度検出回路
    により検出されるボイスコイルモータ速度検出値との関
    係を補正するための速度補正値を取得するキャリブレー
    ション動作を行い、ロード制御からオントラック制御に
    移行した直後には前記ボイスコイルモータ速度検出値を
    前記ボイスコイルモータ速度検出回路から読み込んで前
    記メモリに格納し、前記ヘッドが前記ディスク上に位置
    している状態において前記ボイスコイルモータ速度検出
    回路により検出される前記ボイスコイルモータ速度検出
    値をモニタし、モニタしたボイスコイルモータ速度検出
    値と前記メモリに格納されているボイスコイルモータ速
    度検出値との差の絶対値が規定値以上ある場合に前記キ
    ャリブレーション動作を再実行して前記速度補正値を更
    新する制御装置とを具備することを特徴とするディスク
    装置。
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