JP2003196939A - ディスク記憶装置及び同装置におけるランプロード制御方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及び同装置におけるランプロード制御方法

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JP2003196939A
JP2003196939A JP2001392672A JP2001392672A JP2003196939A JP 2003196939 A JP2003196939 A JP 2003196939A JP 2001392672 A JP2001392672 A JP 2001392672A JP 2001392672 A JP2001392672 A JP 2001392672A JP 2003196939 A JP2003196939 A JP 2003196939A
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disk
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Tatsuharu Kusumoto
辰春 楠本
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッドがランプ途中で停止することを防止し、
且つオープンループ制御に頼らない安定した速度フィー
ドバック制御を実現する。 【解決手段】CPU25は、ディスク記憶装置の非動作
状態の解除時に、ランプ16上にパーキングしているヘ
ッド12をディスク11上にロードさせるランプロード
制御を、速度フィードバック制御により実行する。CP
U25は、この速度フィードバック制御で用いられる制
御値の初期値として、FROM251に予め保存されて
いる初期値、即ち速度フィードバック制御の第1回目の
サンプル時点までの所定時間の間にヘッド12をランプ
16上のパーキング位置から動かすのに必要なVCM1
5に供給すべき電流の量に対応する値を適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプにパーキン
グされているヘッドをディスク媒体上にロードするのに
好適なディスク記憶装置及び同装置におけるヘッドロー
ド制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドにより少なくともデータの読み出
しが行われるディスク記憶装置として磁気ディスク装置
が知られている。ヘッドは、当該ヘッドをディスク媒体
の半径方向に移動するアクチュエータにより支持されて
いる。更に具体的に述べるならば、ヘッドはアクチュエ
ータのアームから延出したサスペンションにより支持さ
れている。
【0003】最近の磁気ディスク装置の多くはランプロ
ード方式を適用している。ランプロード方式を適用する
磁気ディスク装置では、当該装置が非動作(アイドル)
状態に移行する際には、ヘッドをディスクの外周側に設
けられたランプ(ランプ機構)にリトラクト(アンロー
ド)して当該ランプ上に形成された凹部に停止させる制
御が行われる。この凹部は、パーキング位置(領域)と
呼ばれる。なお実際には、ヘッドのアンロードによりラ
ンプのパーキング位置に停止するのは、ヘッドではなく
て、当該ヘッドを支持するサスペンションの先端に形成
されたタブである。しかし、ここでは煩雑さを避けるた
めに、ヘッドがランプのパーキング位置に停止(パーキ
ング)しているものとする。
【0004】ランプロード方式の磁気ディスク装置に
は、ヘッドのアンロード時に、ヘッドがランプのパーキ
ング位置を超えてランプ外に飛び出すのを防止するため
に、アクチュエータの動作を規制する例えばマグネット
を用いたラッチ(マグネットラッチ)が設けられてい
る。また、この磁気ディスク装置では、当該装置の非動
作状態が解除される際には、ヘッドをランプ上のパーキ
ング位置からディスク媒体上に移動(ロード)する制御
(ランプロード制御)が行われる。ここで、装置の非動
作状態とは、ディスク媒体の回転停止状態の他に、ディ
スク媒体は回転していても一定期間以上ホストからのア
クセス要求がない状態なども含むものとする。なお、一
定期間以上ホストからのアクセス要求がない場合には、
省電力化のために磁気ディスク装置内の一部の回路への
電力供給が停止されるのが一般的である。
【0005】上記したように、ランプロード方式では、
装置の非動作状態において、ヘッドはディスク媒体から
外れた位置に停止(パーキング)している。このため、
ランプロード方式を適用する磁気ディスク装置では、装
置の非動作状態において外部から装置に振動が加わって
もヘッドがディスク媒体に衝突する恐れはなく、ヘッド
またはディスク媒体が損傷するのを防止できる。また、
ディスク媒体の回転停止状態において、ヘッドがディス
ク媒体に吸着する恐れもない。したがって、ランプロー
ド方式は、ディスクの表面性を良くしてヘッドの浮上量
を下げ記録密度を向上させるのにも有効である。
【0006】ところが、ランプロード方式では、ヘッド
のロード/アンロード時には、ヘッドがディスク媒体か
ら外れるため、当該ディスク媒体に記録されているサー
ボ情報をヘッドにより読み取ることができない。この場
合、サーボ情報に含まれている位置情報に基づくヘッド
位置の検出ができず、したがってヘッド速度も検出でき
ないため、ヘッドのロード/アンロード時の速度制御が
できない。
【0007】そこで現在の磁気ディスク装置では、特開
2001−155455号公報にも記載されているよう
に、ヘッドをディスク媒体の半径方向に移動可能に支持
するアクチュエータのボイスコイルモータ(VCM)の
逆起電圧からヘッド速度を検出することで、ヘッドのロ
ード/アンロードの速度制御を実現するようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、ラン
プロード方式を適用する、磁気ディスク装置に代表され
るディスク記憶装置では、ボイスコイルモータ(VC
M)の逆起電圧からヘッド速度を検出することで、ヘッ
ドのロード/アンロード時の速度制御(速度フィードバ
ック制御)を実現している。
【0009】通常、ランプ上のパーキング位置に停止し
ているヘッドをディスク媒体上にロードする場合、まず
アクチュエータのボイスコイルモータに一定の電流(V
CM電流)を一定時間だけ供給するオープンループ制御
が行われる。このボイスコイルモータへの電流供給は、
アクチュエータをラッチ(マグネットラッチ)のラッチ
力等に抗して駆動することで、ヘッドをランプのパーキ
ング位置から脱出させるために行われる。ボイスコイル
モータに一定時間供給されるVCM電流の量は、ボイス
コイルモータの速度、つまりヘッド速度が、目標速度の
一定割合(例えば50%)まで到達する値に予め設定さ
れている。また、上記一定時間は、当該一定時間を経過
してヘッド速度が目標速度の一定割合に到達した際に、
ヘッドがランプ上のパーキング位置から当該ランプ上の
他の所定位置まで移動する時間に設定されている。そし
て、上記一定時間経過後に、オープンループ制御から、
ボイスコイルモータの逆起電圧を利用した速度フィード
バック制御に移行する。
【0010】速度フィードバック制御の開始時のヘッド
速度は、当該速度フィードバック制御に先行して行われ
る制御がオープンループ制御であるために、一定しな
い。このため従来は、速度フィードバック制御を初期値
(初期制御値)0から開始している。
【0011】速度フィードバック制御を初期値0から開
始すると、オープンループ制御によりランプのパーキン
グ位置から脱出したヘッドは失速して、ランプの傾斜面
で一旦停止する。したがって、速度フィードバック制御
によるヘッドのロード動作は、当該ヘッドが停止した位
置から再開されることになる。
【0012】このように、ヘッドロード時に、ヘッドを
ランプの傾斜面で停止させると、ヘッドのロード動作の
再開時には、パーキング位置からのヘッドのロード動作
に比較して、ランプとヘッドとの間の静止摩擦(摺動抵
抗)の影響が大きくなる。そのために従来のディスク記
憶装置では、ヘッドをランプから脱出させるのが困難と
なる。また、従来のディスク記憶装置では、オープンル
ープ制御によりヘッドをランプのパーキング位置から脱
出させているため、当該オープンループ制御から速度フ
ィードバック制御への移行時のヘッド速度、つまり速度
フィードバック制御開始時の初期ヘッド速度にばらつき
が生じ、これにより速度フィードバック制御期間におけ
るヘッド速度にもばらつきが生じる。
【0013】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ヘッドがランプ途中で停止することを防
止し、且つオープンループ制御に頼らない安定した速度
フィードバック制御が実現できるディスク記憶装置及び
同装置におけるランプロード制御方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点によ
れば、ディスク媒体に記録された情報がヘッドにより読
み出されるディスク記憶装置が提供される。このディス
ク記憶装置は、アクチュエータと、ランプと、逆起電圧
検出手段と、速度フィードバック制御手段と、初期値設
定手段とを備えている。アクチュエータは、上記ヘッド
をディスク媒体の半径方向に移動可能に支持している。
このアクチュエータは、当該アクチュエータの駆動源と
なるボイスコイルモータを含んでいる。ランプはディス
ク媒体の外周側に配置されており、ディスク記憶装置の
非動作状態において上記ヘッドをパーキングしておくの
に用いられる。逆起電圧検出手段は、ボイスコイルモー
タの逆起電圧を検出する。この逆起電圧は、ボイスコイ
ルモータにより駆動されるアクチュエータの速度、即ち
当該アクチュエータに支持されているヘッドの速度に対
応する。速度フィードバック制御手段は、ディスク記憶
装置の非動作状態の解除時に、速度フィードバック制御
により、上記ヘッドをランプからディスク媒体上にロー
ドさせるためのランプロード制御を実行する。このラン
プロード制御では、上記ヘッドをディスク媒体上にロー
ドさせるために、ボイスコイルモータに電流を供給して
アクチュエータを駆動させる。速度フィードバック手段
は、上記逆起電圧検出手段により検出される逆起電圧か
ら求められるヘッドの実際の速度(ヘッド速度)の目標
速度からのずれをもとに、当該ヘッド速度を目標速度に
到達させるための速度フィードバック制御を行う。初期
値設定手段は、この速度フィードバック制御手段に対
し、速度フィードバック制御に用いられる制御値の初期
値(初期制御値)として、当該速度フィードバック制御
の第1回目のサンプル時点までの所定時間の間にヘッド
をランプ上のパーキング位置から移動させるのに必要な
ボイスコイルモータ(VCM)に供給すべき電流(VC
M電流)の量に対応する値を与える。
【0015】このように本発明の1つの観点において
は、ディスク記憶装置の非動作状態の解除時に実行が開
始されるランプロード制御を、その開始時点から速度フ
ィードバック制御により行うと共に、その速度フィード
バック制御の開始時に用いられる当該速度フィードバッ
ク制御の制御値の初期値(初期制御値)として、速度フ
ィードバック制御の第1回目のサンプル時点までの所定
時間の間にヘッドをランプ上のパーキング位置から動か
す(脱出させる)のに必要なVCM電流値に対応する値
を適用している。
【0016】したがって、本発明の1つの観点によれ
ば、ヘッドロード制御の開始時から常に速度フィードバ
ック制御が行われ、しかも速度フィードバック制御の第
1回目のサンプル時点では、必ずゼロより大きいヘッド
速度が得られるため、つまりヘッドがランプのパーキン
グ位置から移動(脱出)するため、ヘッド速度制御性能
を向上させ、ヘッド速度のばらつきを低減させることが
可能となる。また、ランプの途中でヘッドが停止するこ
ともない。
【0017】ここで、速度フィードバック制御の開始時
に用いられる制御値の初期値(初期制御値)は、ディス
ク記憶装置毎に異なる可能性がある。そこで、この初期
値を磁気ディスク装置の製造段階で測定して、当該ディ
スク記憶装置に設けられた記憶手段に保存することで、
当該ディスク記憶装置に最適な初期値を当該ディスク記
憶装置での速度フィードバック制御の開始時に利用する
ことが可能となる。これにより、ディスク記憶装置の違
いによる速度制御のばらつきを低減することができる。
【0018】また、上記初期値は、ディスク記憶装置の
経時変化により変わる可能性がある。そこで、この初期
値を、ディスク記憶装置が立ち上げられる都度、例えば
当該ディスク記憶装置の初期化処理の中で測定して、記
憶手段に保存することで、当該ディスク記憶装置の現在
の状態に最適な初期値を速度フィードバック制御の開始
時に利用することが可能となる。これにより、ディスク
記憶装置の利用頻度または利用期間の違いによる速度制
御のばらつきを低減することができる。
【0019】る。
【0020】また、上記初期値は、ディスク記憶装置の
温度により異なる。そこで、速度フィードバック制御の
開始時にディスク記憶装置の温度を測定し、上記初期値
を測定された温度に応じて補正することで、当該ディス
ク記憶装置の現在の温度環境に最適な初期値を速度フィ
ードバック制御の開始時に利用することが可能となる。
これにより、ディスク記憶装置の温度環境の違いによる
速度制御のばらつきを低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置(HDD)の構成を示すブロック図である。図
1において、ディスク(磁気ディスク媒体)11は上側
と下側の2つのディスク面を有している。ディスク11
の2つのディスク面の少なくとも一方のディスク面、例
えば両方のディスク面は、データが磁気記録される記録
面をなしている。本実施形態では、ディスク11の各記
録面に対応してそれぞれヘッド(磁気ヘッド)12が配
置されているものとする。ヘッド12は、ディスク媒体
11へのデータ書き込み(データ記録)及びディスク媒
体11からのデータ読み出し(データ再生)に用いられ
る。なお、図1の構成では、単一枚のディスク11を備
えたHDDを想定しているが、ディスク11が複数枚積
層配置されたHDDであっても構わない。
【0023】ディスク11の各記録面には、複数のサー
ボ領域110がディスク11の内周から外周に放射状
に、且つディスク11の円周方向に等間隔で離散的に配
置されている。各サーボ領域110には、ヘッド12の
シーク・位置決め制御に必要な位置情報を含むサーボデ
ータが記録されている。各サーボ領域110の間は、ユ
ーザデータ領域となっており、当該データ領域にはデー
タセクタが複数個配置されている。また、ディスク11
の各記録面には、同心円状の多数のトラック111が形
成されている。
【0024】ディスク11はスピンドルモータ(以下、
SPMと称する)13により高速に回転する。ヘッド1
2はヘッド移動機構としてのアクチュエータ(キャリッ
ジ)14に取り付けられている。更に具体的に述べるな
らば、ヘッド12はアクチュエータ14のアーム140
から延出したサスペンション141に取り付けられてい
る。ヘッド12は、アクチュエータ14の回動に従って
ディスク11の半径方向に移動する。これにより、ヘッ
ド12は、目標トラック上にシーク・位置決めされるよ
うになっている。アクチュエータ14は、当該アクチュ
エータ14の駆動源となるボイスコイルモータ(以下、
VCMと称する)15を有しており、当該VCM15に
より駆動される。
【0025】ディスク11の外周側には、HDDが非動
作状態に移行する際に、ヘッド12をリトラクトさせて
おくためのランプ16が配置されている。ここでランプ
16上には、ヘッド12ではなくて、当該ヘッド12を
支持するアクチュエータ14の先端部に形成されたタブ
144(図2参照)が位置するが、煩雑な表現を避ける
ため、ヘッド12がランプ16にリトラクト(アンロー
ド、パーキング)されると表現する。HDDの非動作状
態とは、従来技術の欄で述べたように、ディスク11の
回転が停止している状態の他に、ディスク11は回転し
ていても一定期間以上ホストからのアクセス要求がない
状態なども含むものとする。
【0026】ランプ16は、図2に示すように、ディス
ク11の外周に近接する位置で、且つアクチュエータ1
4のアーム140から延出したサスペンション141の
先端部に形成されたタブ144の移動経路上の所定位置
に設けられている。ランプ16には、タブ144が停止
するパーキング位置161が設けられている。このパー
キング位置161は凹部の底面をなしており、この凹部
によりヘッド12がランプ16に保持されるようになっ
ている。またランプ16のディスク11側端部には、ヘ
ッド12のアンロード時に、当該ヘッド12をディスク
11上から当該ランプ16に滑らかに移動可能とする第
1の傾斜面162が形成されている。また、ランプ16
には、ヘッド12のロード時に、当該ヘッド12をパー
キング位置161からディスク11側に滑らかに移動可
能とする第2の傾斜面163が形成されている。
【0027】再び図1を参照すると、アクチュエータ1
4のほぼ中央部の内孔には、下端がHDDの筐体の基台
に固定された枢軸142が嵌合され、アクチュエータ1
4は、枢軸142の回りで回動自在に支持されている。
アクチュエータ14の支持フレーム143はV字形状を
しており、サスペンション141とは反対の方向へ延出
している。支持フレーム143には、VCM15の一部
を構成するコイル(VCMコイル)が固定されている。
【0028】図1のHDDでは、ヘッド12をランプ1
6のパーキング位置161にリトラクトした際に、当該
ヘッド12がパーキング位置161を超えてランプ16
外に飛び出さないようにアクチュエータ14の動作を規
制するラッチ機構、例えばマグネットラッチ17aが設
けられている。このラッチ17aは、ヘッド12がパー
キング位置161を超えてランプ16外に飛び出そうと
した際に、アクチュエータ14のV字形状支持フレーム
143のうち、ディスク11に近い側の先端部が当該ラ
ッチ17aにその磁力によりラッチされる位置に配置さ
れている。また図1のHDDでは、ヘッド12がディス
ク11の内周から飛び出してSPM13に衝突するのを
防止するために、つまりヘッド12がディスク11の内
周から飛び出さないようにアクチュエータ14の動作を
規制するラッチ機構、例えばマグネットラッチ17bも
設けられている。このラッチ17bは、ヘッド12がデ
ィスク11の内周を超えてSPM13側に飛び出そうと
した際に、アクチュエータ14のV字形状支持フレーム
143のうち、ディスク11から遠い側の先端部が当該
ラッチ17bにその磁力によりラッチされる位置に配置
されている。なお、ラッチ17a,17bはマグネット
ラッチ、つまり磁力を用いたラッチ機構である必要はな
く、機械的なラッチ機構であっても構わない。また、支
持フレーム143の形状がV字形状である必要はない。
【0029】SPM13及びVCM15は、ドライバI
C18からそれぞれ供給される駆動電流(SPM電流及
びVCM電流)により駆動される。ドライバIC18
は、SPMドライバ181と、VCMドライバ182
と、逆起電圧検出器183とを含んでいる。SPMドラ
イバ181は、CPU25から指定された量のSPM電
流をSPM13に対して供給する。VCMドライバ18
2はCPU25から指定された量のVCM電流をVCM
15に対して供給する。逆起電圧検出器183はVCM
15の逆起電圧を検出する。
【0030】ヘッド12はヘッドIC(ヘッドアンプ回
路)20と接続されている。ヘッドIC20はヘッド1
2により読み出されたリード信号を増幅するリードアン
プ、及びライトデータをライト電流に変換するライトア
ンプを有する。
【0031】ヘッドIC20は、R/Wチャネル(リー
ド/ライトIC)21と接続されている。R/Wチャネ
ル21は、ヘッドIC20により増幅されたリード信号
に対するA/D(アナログ/ディジタル)変換処理、ラ
イトデータの符号化処理及びリードデータの復号化処
理、A/D変換処理で2値化されたリード信号からゲー
トアレイ22により生成されるタイミング信号(ゲート
信号)に従ってサーボデータを抽出するサーボデータ検
出処理等の各種の信号処理を実行する。
【0032】R/Wチャネル21はゲートアレイ22及
びHDC(ディスクコントローラ)23と接続されてい
る。ゲートアレイ22は、R/Wチャネル21により検
出されたサーボデータから位置情報を抽出して、CPU
25から読み込み可能なように保持する。またゲートア
レイ22は、HDDにおけるデータの読み出し/書き込
み、R/Wチャネル21でのサーボデータの検出等に必
要な各種のタイミング信号を生成する。ゲートアレイ2
2は、制御用のレジスタ群(図示せず)を有している。
この制御用レジスタ群はCPU25のメモリ領域の一部
に割り当てられており、CPU25がこの領域に対して
読み出し及び書き込みを行うことでゲートアレイ22及
びHDC23を制御する。
【0033】HDC23は、HDDを利用するホスト
(ホストシステム)及びCPU25と接続されている。
ホストはパーソナルコンピュータ等のデジタル機器であ
る。HDC23は、ホストとの間のコマンド(ライトコ
マンド、リードコマンド等)及びデータの通信と、R/
Wチャネル21を介して行われるディスク11との間の
データ転送の制御等を司る。
【0034】CPU25は、当該CPU25により実行
される制御プログラムが予め格納された不揮発性メモ
リ、例えば書き換えが可能な不揮発性メモリであるFR
OM(Flash Read Only Memory)251と、当該CPU
25のワーク領域等を提供するRAM(Random Access
Memory)252と、A/D変換器(ADC)253とを
内蔵している。A/D変換器253の入力には、HDD
の温度を検知する温度センサ26が接続されている。
【0035】CPU25はHDDの主コントローラであ
り、ゲートアレイ22により抽出された位置情報に基づ
いてヘッド12を目標トラック内に位置決めする位置決
め制御を行う。CPU25はまた、HDDが非動作(ア
イドル)状態から通常の動作状態に移行する際に、ラン
プ16にパーキングされているヘッド12をディスク1
1上にロードする制御(ランプロード制御)と、HDD
が動作状態から非動作状態に移行する際に、ディスク1
1上のヘッド12をランプ16にアンロードする制御と
を行う。本実施形態におけるランプロード制御には、ド
ライバIC18内の逆起電圧検出器183により検出さ
れた逆起電圧から算出されるヘッド速度に基づく速度フ
ィードバック制御が用いられる。この速度フィードバッ
ク制御で用いられる制御値の初期値(初期制御値)R
integ(0)は、図3に示すように、FROM251の領域
251aに予め格納されている。
【0036】次に、図1のHDDにおける動作につい
て、ランプ16のパーキング位置161にパーキングし
ているヘッド12をディスク11上にロードさせるラン
プロード制御を例に説明する。
【0037】まず、ランプロード制御の概要について説
明する。CPU25は、ランプ16のパーキング位置1
61にパーキングしているヘッド12をディスク11上
に移動させる場合、そのための制御量を計算する。CP
U25は、計算した制御量をドライバIC18内のVC
Mドライバ182に設定して、その制御量で決まるVC
M電流をVCMドライバ182からVCM15に供給さ
せることで、当該VCM15を動作させる。すると、ア
クチュエータ14が駆動されて、アクチュエータ14に
支持されているヘッド12がディスク11の半径方向に
移動される。
【0038】ドライバIC18内の逆起電圧検出器18
3は、VCMドライバ182からVCM15へのVCM
電流の供給により当該VCM15が動作したときに当該
VCM15に発生する逆起電圧を検出して、その検出電
圧値をディジタル値に変換してCPU25に送出する。
この電圧値、即ちVCM15の逆起電圧値は、特開20
01−155455号公報にも記載されているように、
ヘッド12の移動速度(ヘッド速度)に対応している。
そこでCPU25は、逆起電圧検出器183により検出
されたVCM15の逆起電圧をもとに、当該VCM15
を含むアクチュエータ14の移動速度、即ちアクチュエ
ータ14により支持されているヘッド12の移動速度
(ヘッド速度)を検出(算出)する。そしてCPU25
は、検出されたヘッド速度をもとに、ヘッド12の速度
が目標速度に達するようにVCM15の制御量を計算す
る。
【0039】このように、図1のHDDには、ヘッド1
2の速度を目標速度に到達させるための速度フィードバ
ック制御系が存在する。
【0040】次に、この速度フィードバック制御系を利
用したランプロード制御の詳細について、図4のランプ
ロード制御の処理手順を示すフローチャートを参照して
説明する。
【0041】CPU25は、ランプロード制御の開始時
にまず、サンプル時点を表す変数kを初期値0に設定す
る(ステップS1)。次にCPU25は、速度フィード
バック制御での制御値Rinteg(k)の初期値(初期制御
値)Rinteg(0)を、VCM15に供給するVCM電流を
表す制御量Rcont(k)の初期値(初期制御量)Rcont(0)
として、VCMドライバ182に設定する(ステップS
2)。ここで、初期制御値Rinteg(0)はFROM251
の領域251aに予め保存されている。
【0042】VCMドライバ182は、CPU25によ
り初期制御量Rcont(0)が設定されると、その初期制御
量Rcont(0)で決まるVCM電流をVCM15に供給す
ることでVCM15を動作させる。ここで初期制御量R
cont(0)に対応(一致)する初期制御値Rinteg(0)は、
VCM15によりアクチュエータ14をラッチ17aの
ラッチ力及びヘッド12とランプ16のパーキング位置
161との間の静止摩擦等に抗して駆動させて、1サン
プル時間T後の次のサンプル時点k=1までに、ヘッド
12をランプ16のパーキング位置161から脱出(移
動)させるのに十分なVCM電流値となる値である。
【0043】次にCPU25は、図示せぬタイマにより
1サンプル時間Tをカウントして、サンプル時点kを1
つ進める(ステップS3,S4,S5)。そしてCPU
25は、サンプル時点k(ここでは1回目のサンプル時
点を表すk=1)において逆起電圧検出器183により
検出されたVCM15の逆起電圧の値(ディジタル変換
値)を取り込み、その逆起電圧値からサンプル時点kに
おけるヘッド12の速度(ヘッド速度)Vh(k)を検出
(算出)する(ステップS6)。
【0044】次にCPU25は、次式 Vdiff(k)=Vh(k)−Vtarget (1) に従って、現在のサンプル時点kにおけるヘッド速度V
h(k)の目標速度Vtargetからのずれ、つまり速度差(差
分速度)Vdiff(k)を算出する(ステップS7)。
【0045】次にCPU25は、次式 Rinteg(k)=(Vdiff(k)/G)+Rinteg(k-1) (2) に従って、ステップS7で求めた差分速度Vdiff(k)を
速度フィードバック制御系のゲイン(フィードバックゲ
イン)Gで除した値Vdiff(k)/Gに、前回のサンプル
時点k−1での制御値Rinteg(k-1)を加算することで、
今回のサンプル時点kにおける新たな制御値(積分値)
integ(k)を算出する積分値計算を行う(ステップS
8)。
【0046】次にCPU25は、次式 Rcont(k)=Rinteg(k)+Vdiff(k) (3) に従って、ステップS8で求めた制御値Rinteg(k)にス
テップS7で求めた差分速度Vdiff(k)を加算すること
で、今回のサンプル時点kにおける新たな制御量Rcont
(k)を算出し、その算出した制御量Rcont(k)をVCMド
ライバ182に設定する(ステップS9)。ここで、ヘ
ッド12によりサーボデータが読み取られていないなら
ば、つまりR/Wチャネル21によりサーボデータが検
出されておらず、したがって当該サーボデータがゲート
アレイ22に保持されていないならば(ステップS1
0)、CPU25はヘッド12がディスク11上に到達
していないものと判断する。この場合、CPU25はス
テップS4に戻りランプ制御のための速度フィードバッ
ク制御を続ける。これに対し、ヘッド12によりサーボ
データが読み取られるようになったならば、CPU25
は、ヘッド12がランプ16のパーキング位置161か
ら脱出してディスク11上に到達したものと判断し、即
ちヘッド12がランプ16からディスク11上にロード
されたものと判断し、ランプ制御処理を終了する。以降
は、ヘッド12をディスク11上の所定のトラック(シ
リンダ)に移動させるファーストシーク制御が行われ
る。
【0047】以上に述べた本実施形態における速度フィ
ードバック制御系を利用したランプロード制御の特徴
を、図5及び図6を参照して従来のランプ制御と比較し
ながら説明する。なお、図5は本実施形態のランプロー
ド制御におけるVCM電流とヘッド速度との関係を示す
タイミングチャート、図6は従来技術におけるそれを示
すタイミングチャートである。
【0048】まず、従来は、図6に示すように、ランプ
ロード制御の開始時点t11から、予め定められた一定
時間T1経過後の時点t12までは、ヘッド12の状態
に無関係に予め定められた一定のVCM電流をVCM1
5に供給するオープンループ制御が行われる。そして、
t12から、VCM15の逆起電圧をもとに検出される
ヘッド速度Vh(k)に従う速度フィードバック制御に移行
する。ここで、速度フィードバック制御の開始時(k=
1)の制御量Rcont(1)は、上記式(2)及び式(3)
から明らかなように、次式 Rcont(1) =Rinteg(1)+Vdiff(1) =(Vdiff(1)/G)+Rinteg(0)+Vdiff(1) (4) で表される。
【0049】さて従来は、ランプロード制御開始時t1
1から速度フィードバック制御の開始時t12までの時
間T1の期間、アクチュエータ14はフィードバック制
御されないため、ヘッド速度にばらつきが生じる。この
ため従来は、速度フィードバック制御の開始時t12に
おける制御値Rinteg(0)には、0が用いられている。こ
の場合、第1回目(k=1)の制御量Rcont(1)は、上
記式(4)から、次式Rcont(1)=(Vdiff(1)/G)+
diff(1) (5)のようになり、非常に小さ
な値となる。つまり、オープンループ制御から速度フィ
ードバック制御への切り替えのために、その速度フィー
ドバック制御の開始時点の制御値Rinteg(0)を0にする
と、VCM電流の初期電流値はゼロ近傍となる。このた
め、図6に示すように、目標速度に達するのに必要なV
CM電流となるまでに時間がかかる。
【0050】さて図6に示す従来例では、オープンルー
プ制御の終了時点t12から目標速度に到達するt14
の時点まで速度フィードバック制御によってヘッド速度
を上げる。速度フィードバック制御では、初期制御値R
integ(0)=0(t12の時点)から積分制御が開始され
る。そのため、速度フィードバック制御開始直後(t1
2とt13との間)には、先のオープンループ制御で得
たヘッド速度がVCM電流不足からゼロ近くなって、ヘ
ッド12が失速する。その後再び速度フィードバック制
御によって十分なVCM電流を得てヘッド速度が増加す
ることになる。
【0051】これに対して本実施形態では、上記したよ
うにランプ制御の最初から速度フィードバック制御を適
用すると共に、その速度フィードバック制御の第1回目
のサンプル時点(k=1)で、0以外のヘッド速度が得
られるように、初期制御値R integ(0)に、ヘッド12を
ランプ16のパーキング位置161から脱出させるに必
要な値を用いている。このような初期制御値Rinteg(0)
を用いると、速度フィードバック制御が初期電流値≒0
から開始されるのを防止できる。
【0052】ランプ制御の最初から速度フィードバック
制御を適用する本実施形態では、図5に示すように、ラ
ンプ制御の開始時点t1から速度フィードバック制御に
よって目標速度に到達する時点t2までヘッド速度を上
げる。本実施形態では、速度フィードバック制御の初期
制御値Rinteg(0)として、ヘッド12をランプ16のパ
ーキング位置161から脱出させるに必要な値を与えて
から、速度フィードバック制御を開始している。そのた
め、ヘッド12をパーキング位置161から脱出させる
のに必要なVCM電流を得ることができ。しかも、ラン
プロード制御では、常に速度フィードバック制御が行わ
れるため、ヘッド速度のばらつきが小さくなる。また、
図5に示すように、ランプロード制御の途中でヘッド速
度がゼロ近くなることなく、つまりヘッド12の失速を
招くことなく、当該ヘッド12の加速を続けることがで
きる(t1とt2との間)。
【0053】さて、ラッチ(マグネットラッチ)17a
のラッチ力等は、HDD毎に異なる可能性がある。この
場合、ヘッド12がランプ16のパーキング位置161
にパーキングしている際に、ラッチ17aによりラッチ
されているアクチュエータ14を、当該ラッチ17aの
ラッチ力等に抗して駆動させ、ヘッド12をランプ16
のパーキング位置161から脱出させるのに必要なVC
M電流の値(以下、脱出電流値と称する)は、HDDに
よって異なる。そこで本実施形態では、HDDの製造段
階でHDDにおける例えば標準温度(25℃)での脱出
電流値を求めて速度フィードバック制御の初期制御値
(初期積分値)を決定し、FROM251の領域251
aに保存しておくようにしている。
【0054】以下、本実施形態における初期制御値決定
処理について、図7のフローチャートを参照して説明す
る。まずCPU25は、ヘッド12がランプ16のパー
キング位置161にパーキングしている状態で、VCM
電流の値を示す変数Iを初期値I0に設定する(ステッ
プS11)。この値I0は、そのI0で示されるVCM電
流をVCMドライバ182からVCM15に供給した場
合に、1サンプル時間Tを経過するまでに、ヘッド12
をランプ16のパーキング位置161から脱出(移動)
させるのに十分とされている設計上のVCM電流値であ
る。
【0055】次にCPU25は、現在のIの値(ここで
はI=I0)に対応する制御量Rcon t(0)(=R
integ(0))をドライバIC18内のVCMドライバ18
2に設定し、当該VCMドライバ182からVCM15
に電流値IのVCM電流を供給させることで、ヘッド1
2をランプ16のパーキング位置161から脱出させる
試みをする(ステップS12)。
【0056】次にCPU25は、速度フィードバック制
御の1サンプル時間Tが経過するのを待って(ステップ
S13,S14)、前記ステップS6と同様にしてヘッ
ド速度Vhを検出する(ステップS15)。
【0057】次にCPU25は、検出されたヘッド速度
Vhが、予め定められた基準の速度Vth(但し、Vth≧
0)より大きいか否かを判定する(ステップS16)。
もし、VhがVthより大きくないならば、CPU25は
Iの値を現在値より予め定められた値(増分)ΔIだけ
増やして(ステップS17)、そのΔI増加後のIの値
をもとに、ステップS12以降の処理を再度実行する。
これに対し、VhがVthより大きいならば、CPU25
は、現在のIの値が、対応するHDDにおける脱出電流
値であると判断し、その現在のIの値に対応する制御値
(積分値)を初期制御値(初期積分値)Rinteg(0)とし
てFROM251の領域251aに保存する。
【0058】ところで、HDDを長期に亘って使用して
いると、ランプ16のパーキング位置161の表面が荒
れてきて、当該パーキング位置161での静止摩擦力
(摺動抵抗)は大きくなる傾向にある。また、HDDを
長期間使用しないと、つまりアクチュエータ14が長期
間ラッチ17aにラッチされていると、アクチュエータ
14をラッチ17aとのラッチ状態から解除するのに必
要な力が増加する傾向にある。この場合、上記脱出電流
値も増加する。このような状態では、製造段階で求めた
脱出電流値に対応する初期制御値(初期積分値)R
integ(0)を、速度フィードバック制御の開始時に用いた
としても、ヘッド12をランプ16から速やかに脱出さ
せることは困難である。そこで、脱出電流値の経時変化
を考慮して、例えばHDDの立ち上げ時に行われる当該
HDDの初期化処理毎に、図7のフローチャートに従う
初期制御値決定処理を実行して、常に最新の初期制御値
integ(0)を求めるようにするとよい。この場合、初期
制御値Rinteg(0)は、必ずしもFROM251に保存す
る必要はなく、RAM252に保存してもよい。
【0059】[変形例]以上に述べた実施形態では、脱
出電流値がHDDの温度によって殆ど変化しないことを
前提としている。ところが、ラッチ17aのラッチ力、
VCM15のコイルの抵抗等は温度依存性があり、した
がって脱出電流値も温度依存性がある。そこで、ランプ
ロード制御のための速度フィードバック制御の開始時に
使用する初期制御値Rinteg(0)を、その際のHDDの温
度に応じて補正(決定)するようにした本実施形態の変
形例について図8及び図9を参照して説明する。なお、
図8は、FROM251に保存される温度−初期制御値
テーブルのデータ構造例を示す図、図9はランプロード
制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0060】まず、本実施形態の変形例では、図8に示
すように、FROM251の領域251bに予め温度−
初期制御値テーブルが保存されている。このテーブルに
は、予め定められた温度TEMP1,TEMP2,TE
MP3…毎に、その温度での初期制御値Rinteg(0)が登
録されている。この温度TEMP1,TEMP2,TE
MP3…毎の初期制御値Rinteg(0)は、温度環境を変え
ながら、その温度TEMP1,TEMP2,TEMP3
…毎に、図7のフローチャートに従う初期制御値決定処
理を実行することにより簡単に求められる。
【0061】さて、本実施形態の変形例では、CPU2
5はランプロード制御の開始時に、温度センサ26によ
り測定されたHDDの温度TEMPをA/D変換器25
3を介して読み込む(ステップS21)。
【0062】次にCPU25は、FROM251の領域
251bに保存されている温度−初期制御値テーブルを
用いて、ステップS21で読み込んだ現在の温度TEM
Pでの初期制御値Rinteg(0)を算出する(ステップS2
2)。このステップS22での計算には、例えば以下に
述べるように線形補間が用いられる。今、現在温度TE
MPが、温度−初期制御値テーブルに登録されている各
温度のうち、温度TEMP1と温度TEMP2との間に
入っているものとする。つまり、TEMP1<TEMP
<TEMP2<TEMP3であるものとする。この場
合、CPU25は、TEMP1〜TEMP2の範囲での
初期制御値の温度特性は線形であるとして、温度TEM
P1での初期制御値と温度TEMP2での初期制御値を
用いて線形補間することで、現在温度TEMPでの最適
な初期制御値Rinteg(0)を求める。
【0063】CPU25は、ステップS22で現在温度
TEMPでの最適な初期制御値Rin teg(0)を求めると、
図4のステップS1以降の処理を実行する。
【0064】なお、脱出電流値の経時変化を考慮して、
例えばHDDの初期化処理で、温度−初期制御値テーブ
ルを更新することも可能である。この温度−初期制御値
テーブルの更新には、以下に述べるように上述の線形補
間が利用できる。まず、HDDの初期化処理で図7のフ
ローチャートに従う初期制御値決定処理を実行すること
により、その際のHDDの温度(現在温度)TEMPで
の初期制御値を求める。次に、この現在温度TEMPで
の初期制御値と、上述の線形補間で求められる初期制御
値との差分を求める。そして、この差分を、温度−初期
制御値テーブルに登録されている各TEMP1,TEM
P2,TEMP3…毎の初期制御値に加算することで、
当該テーブルを更新する。この更新後のテーブルは、現
在のHDDの状態に適合した最新のものとなる。
【0065】図1の構成では、温度センサ26はCPU
25に接続されている。しかし、温度センサ26がゲー
トアレイ22に接続され、当該温度センサ26の温度検
知結果がゲートアレイ22を介してCPU25に読み込
まれる構成であっても構わない。
【0066】以上、本発明をHDDに適用した実施形態
及びその変形例について説明した。しかし本発明は、少
なくともデータの読み出しに用いられるヘッドがパーキ
ングされるランプを備えたディスク記憶装置であれば、
光磁気ディスク装置など、HDD以外のディスク記憶装
置にも同様に適用できる。
【0067】なお、本発明は、上記実施形態またはその
変形例に限定されるものではなく、実施段階ではその要
旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能であ
る。更に、上記実施形態またはその変形例には種々の段
階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得
る。例えば、実施形態またはその変形例に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
ィスク記憶装置の非動作状態の解除時に実行が開始され
るランプロード制御を、その開始時点から速度フィード
バック制御により行うと共に、その速度フィードバック
制御に用いられる制御値の初期値として、速度フィード
バック制御の第1回目のサンプル時点までの所定時間の
間にヘッドをランプ上のパーキング位置から動かすのに
必要なボイスコイルモータ電流値に対応する値を適用す
る構成としたので、速度フィードバック制御の第1回目
のサンプル時点でヘッドをランプのパーキング位置から
脱出させることができ、しかも常に速度フィードバック
制御が行われるため、ヘッド速度のばらつきを低減させ
ると共にヘッドがランプ途中で停止するのを防止し、オ
ープンループ制御に頼らない安定した速度フィードバッ
ク制御が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】図1中のランプ16の構造とアクチュエータ1
4との関係を説明するための図。
【図3】図1中のFROM251に速度フィードバック
制御で用いられる初期制御値R integ(0)が保存されてい
る状態を示す図。
【図4】同実施形態におけるランプロード制御の処理手
順を示すフローチャート。
【図5】同実施形態のランプロード制御におけるVCM
電流とヘッド速度との関係を示すタイミングチャート。
【図6】従来のランプロード制御におけるVCM電流と
ヘッド速度との関係を示すタイミングチャート。
【図7】同実施形態における初期制御値決定処理の手順
を示すフローチャート。
【図8】同実施形態の変形例において、FROM251
に保存されている温度−初期制御値テーブルのデータ構
造例を示す図。
【図9】同実施形態の変形例におけるランプロード制御
の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…ディスク(ディスク媒体) 12…ヘッド 14…アクチュエータ 15…VCM(ボイスコイルモータ) 16…ランプ 17a…ラッチ(マグネットラッチ) 18…ドライバIC 25…CPU(速度フィードバック制御手段、初期値設
定手段、初期値測定手段) 26…温度センサ 161…パーキング位置 182…VCMドライバ 183…逆起電圧検出器 251…FROM(記憶手段) 251a,251b…領域 252…RAM(記憶手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体に記録された情報がヘッド
    により読み出されるディスク記憶装置において、 ボイスコイルモータを駆動源とし、前記ヘッドを前記デ
    ィスク媒体の半径方向に移動可能に支持するアクチュエ
    ータと、 前記ディスク記憶装置の非動作状態において前記ヘッド
    がパーキングされる、前記ディスク媒体の外周側に配置
    されたランプと、 前記ボイスコイルモータに発生する逆起電圧を検出する
    逆起電圧検出手段と、 前記ディスク記憶装置の非動作状態の解除時に、前記ボ
    イスコイルモータに電流を供給することにより前記アク
    チュエータを駆動させて前記ヘッドを前記ランプから前
    記ディスク媒体上にロードさせるランプロード制御を、
    前記逆起電圧検出手段により検出される逆起電圧から求
    められる前記ヘッドの実際の速度の目標速度からのずれ
    に基づく速度フィードバック制御により実行する速度フ
    ィードバック制御手段と、 前記速度フィードバック制御手段に対し、前記速度フィ
    ードバック制御に用いられる制御値の初期値として、当
    該速度フィードバック制御の第1回目のサンプル時点ま
    での所定時間の間に前記ヘッドを前記ランプ上のパーキ
    ング位置から移動させるのに必要な前記ボイスコイルモ
    ータに供給すべき電流の量に対応する値を与える初期値
    設定手段とを具備することを特徴とするディスク記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記初期値を前記ディスク記憶装置の製
    造段階で測定する初期値測定手段と、 前記初期値測定手段により測定された初期値が保存され
    る記憶手段とを更に具備し、 前記初期値設定手段は、前記記憶手段に保存されている
    前記初期値を前記速度フィードバック制御手段に与える
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスク装置が立ち上げられる毎に
    前記初期値を測定する初期値測定手段と、 前記初期値測定手段により測定された前記初期値が保存
    される記憶手段とを更に具備し、 前記初期値設定手段は、前記記憶手段に保存されている
    最新の前記初期値を前記速度フィードバック制御手段に
    与えることを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記初期値測定手段は、前記ヘッドが前
    記ランプにバーキングしている状態で、前記ボイスコイ
    ルモータに電流を供給して、その電流供給開始時から前
    記所定時間が経過した際に前記逆起電圧検出手段により
    検出される逆起電圧から求められる前記ヘッドの速度が
    予め定められた基準の速度を超えたか否かを判定する動
    作を、前記ボイスコイルモータに供給する電流の量を変
    えながら、前記ヘッド速度が前記基準の速度を超えるま
    で繰り返すことで、前記初期値を測定する請求項2また
    は請求項3記載のディスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスク記憶装置の温度を検知する
    温度検知手段を更に具備し、 前記初期値設定手段は、前記速度フィードバック制御手
    段に与える初期値を前記温度検知手段により検知された
    温度に応じて補正することを特徴とする請求項2または
    請求項3記載のディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】 ディスク媒体の外周側に配置されたラン
    プにパーキングされているヘッドを当該ランプから前記
    ディスク媒体上にロードさせるディスク記憶装置におけ
    るランプロード制御方法であって、 前記ヘッドを前記ディスク媒体の半径方向に移動可能に
    支持するアクチュエータの駆動源となるボイスコイルモ
    ータに電流を供給することにより前記アクチュエータを
    駆動させて前記ヘッドを前記ランプから前記ディスク媒
    体上にロードさせるランプロード制御を、前記ボイスコ
    イルモータの逆起電圧から求められる前記ヘッドの実際
    の速度の目標速度からのずれに基づく速度フィードバッ
    ク制御により実行するステップと、 前記速度フィードバック制御の開始時に、当該速度フィ
    ードバック制御の制御値の初期値として、当該速度フィ
    ードバック制御の第1回目のサンプル時点までの所定時
    間の間に前記ヘッドを前記ランプ上のパーキング位置か
    ら移動させるのに必要な前記ボイスコイルモータに供給
    すべき電流の量に対応する値を設定するステップとを具
    備することを特徴とするディスク記憶装置におけるラン
    プロード制御方法。
  7. 【請求項7】 前記初期値を前記ディスク記憶装置の製
    造段階で測定するステップと、 測定された前記初期値を記憶手段に保存するステップと
    を更に具備することを特徴とする請求項6記載のディス
    ク記憶装置におけるランプロード制御方法。
  8. 【請求項8】 前記ディスク装置が立ち上げられる毎に
    前記初期値を測定するステップと、 測定された前記初期値を記憶手段に保存するステップと
    を更に具備することを特徴とする請求項6記載のディス
    ク記憶装置におけるランプロード制御方法。
  9. 【請求項9】 前記測定ステップは、 前記ヘッドが前記ランプにバーキングしている状態で、
    前記ボイスコイルモータに電流を供給するステップと、 前記供給ステップによる電流供給開始時から前記所定時
    間が経過した際に前記ボイスコイルモータの逆起電圧を
    検出し、当該逆起電圧から前記ヘッドの速度を検出する
    ステップと、 検出されたヘッド速度が予め定められた基準の速度を超
    えたか否かを判定するステップと、 前記供給ステップと前記検出ステップと前記判定ステッ
    プとを、前記ボイスコイルモータに供給する電流の量を
    変えながら、前記検出されたヘッド速度が前記基準の速
    度を超えるまで繰り返させるステップと、 前記検出されたヘッド速度が前記基準の速度を超えた場
    合、その際に前記ボイスコイルモータに供給されている
    電流の量から前記初期値を決定するステップとを含むこ
    とを特徴とする請求項7または請求項8記載のディスク
    記憶装置におけるランプロード制御方法。
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