JP2007087505A - 記憶装置 - Google Patents

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武 原
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    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks

Abstract

【課題】 本発明は、記憶装置に関し、ヘッドをアンラッチするのに必要なアンラッチ力を測定することで、ヘッドをアンラッチするのに適切な駆動電流をヘッド移動機構に印加すること、又は、記憶装置の出荷時にラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた記憶装置を検知することを目的とする。
【解決手段】 ヘッドを記憶媒体に対してロード及びアンロードする記憶装置において、アンロードされたヘッドをラッチするラッチ機構と、ヘッドを移動するヘッド移動機構と、ヘッド移動機構にヘッドをロード方向に移動させる一定電流を印加して逆起電圧を測定してヘッドの移動速度及び加速度を算出することでラッチされたヘッドをアンラッチするのに要するアンラッチ力を測定する測定部と、測定されたアンラッチ力を示す情報を記憶装置内に格納する格納部と、ロード時に、ヘッドがラッチされている状態で、格納されている情報に応じた駆動電流をヘッド移動機構に印加する制御部とを備えるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は記憶装置に係り、特にヘッドを記憶媒体に対してロード及びアンロードする構成でアンロードされたヘッドをラッチするラッチ機構を備えた記憶装置に関する。
ランプ機構を備えた磁気ディスク装置では、磁気ヘッドはランプ機構のパーキング位置からランプを介して磁気ディスク上にロードされ、磁気ディスク上の磁気ヘッドはランプ機構のランプを介してパーキング位置へアンロードされる。パーキング位置にある磁気ヘッドは、磁石等からなるラッチ機構によりパーキング位置にラッチされることで、不用意にランプ上や磁気ディスク上に移動しないように構成されている。従って、アンロード時には、磁気ヘッドをパーキング位置からアンラッチするのに十分なアンラッチ力で磁気ヘッドを駆動するようにヘッド移動機構を制御する必要がある。
従来の磁気ディスク装置では、ロード時に磁気ヘッドをアンラッチする動作は、開ループ制御で行われ、一定の駆動電流をヘッド移動機構に印加している。実際には、部品不良、ランプ取り付け不良、ラッチ取り付け不良等により、磁気ディスク装置毎のラッチ力にばらつきが存在するが、磁気ヘッドをアンラッチするのに十分な大きさの駆動電流をヘッド移動機構に印加することで、磁気ヘッドを確実にアンラッチすることができる。
尚、特許文献1には、ボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)の逆起電圧から磁気ヘッドの移動速度を検出する方法及びランプ機構の上の磁気ヘッドの位置に応じて磁気ヘッドの移動速度を切り替える方法が提案されている。特許文献2には、周辺回路部からの相互干渉ノイズのVCM逆起電圧から検出した磁気ヘッドの移動速度への影響を低減する方法が提案されている。特許文献3には、磁気ヘッドの磁気ディスクに対するロード及びアンロード時に、ランプに乗り降りする際の摩擦力の急激な変化があっても磁気ヘッドの速度制御を安定に行う制御方法が提案されている。特許文献4には、ロードプロファイルをROMから読み出して磁気ディスク装置固有のロードプロファイルに更新する更新方法が提案されている。
特開2001−307451号公報 特開2001−338478号公報 特開2002−208238号公報 特開2004−220763号公報
しかし、ラッチ機構による磁気ヘッドのラッチ力に比べて必要以上に大きなアンラッチ力を磁気ヘッドに加える過大な駆動電流をヘッド移動機構に印加すると、磁気ヘッドの急激な移動によりランプが磨耗して粉塵が発生したり、ランプによるヘッドの浮上量が不十分になり磁気ヘッドが傷ついたり、磁気ヘッドの移動時に大きなメカニカルノイズが発生してしまう。
又、従来の磁気ディスク装置では、磁気ヘッドをラッチするラッチ機構のラッチ力を測定していないので、上記部品不良や取り付け不良等により実際のラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた磁気ディスク装置であっても出荷されてしまう。このため、ラッチ力が設計値と比較して小さい磁気ディスク装置では、外部から衝撃が加わった際に、磁気ヘッドがランプ上にアンラッチされたり、更には磁気ディスク上に飛んでしまう可能性があり、磁気ディスクが回転していない状態であれば磁気ヘッドが磁気ディスク上に吸着してしまう可能性もあった。又、ラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた磁気ディスク装置において、ラッチ力が設計値の場合に磁気ヘッドをアンラッチするのに十分な大きさの駆動電流をヘッド移動機構に印加すると、上記の如く過大な駆動電流をヘッド移動機構に印加した場合と同様の問題が発生してしまう。
つまり、従来は、各磁気ディスク装置毎に、磁気ヘッドをアンラッチするのに適切な駆動電流をヘッド移動機構に印加することができないという問題があった。又、磁気ディスク装置の出荷時に、ラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた磁気ディスク装置を検知することができないという問題もあった。
そこで、本発明は、ヘッドをアンラッチするのに必要なアンラッチ力を測定することで、ヘッドをアンラッチするのに適切な駆動電流をヘッド移動機構に印加することができ、又、記憶装置の出荷時にラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた記憶装置を検知することができる記憶装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、ヘッドを記憶媒体に対してロード及びアンロードする記憶装置であって、アンロードされたヘッドをラッチするラッチ機構と、ヘッドを移動するヘッド移動機構と、該ヘッド移動機構にヘッドをロード方向に移動させる一定電流を印加して逆起電圧を測定してヘッドの移動速度及び加速度を算出することで該ラッチ機構によりラッチされたヘッドをアンラッチするのに要するアンラッチ力を測定する測定手段と、測定されたアンラッチ力を示す情報を該記憶装置内に格納する格納手段と、ロード時に、該ヘッドが該ラッチ機構によりラッチされている状態で、格納されている該情報に応じた駆動電流を該ヘッド移動機構に印加する制御手段とを備えたことを特徴とする記憶装置によって達成できる。
本発明によれば、ヘッドをアンラッチするのに必要なアンラッチ力を測定することで、ヘッドをアンラッチするのに適切な駆動電流をヘッド移動機構に印加することができ、又、記憶装置の出荷時にラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた記憶装置を検知することができる記憶装置を実現することができる。
本願発明では、磁気ディスク装置等の記憶装置毎に、ヘッドをアンラッチするのに必要なアンラッチ力を測定して磁気ディスク等の記憶媒体上のシステム領域に保存しておく。ヘッドの記憶媒体へのロード時には、測定したアンラッチ力に基づいてヘッドをアンラッチするのに適切な駆動電流をヘッド移動機構に印加することができ、ランプの不要な磨耗を防止することができる。
又、記憶装置の出荷時にラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた記憶装置を検知することで、設計値と比較してラッチ力が小さな記憶装置の出荷を防止することができる。このため、ラッチ機構のラッチ力不良による障害を未然に防ぐことができる。
図1は、本発明になる記憶装置の一実施例の要部を示すブロック図である。本実施例では、本発明が磁気ディスク装置に適用されている。図1に示すように、磁気ディスク装置1は、ディスクエンクロージャ(DE:Disk Enclosure)11と回路プリント板(PCB:Printed Circuit Board)12とからなる。
DE11は、1又は複数の磁気ディスク21、磁気ディスク21を回転させるスピンドルモータ(SPM)22、磁気ディスク21に対応させて設けられた1又は複数の磁気ヘッド23、ヘッドアンプ24、磁気ヘッド23を移動するボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)25を含むヘッド移動機構26、ランプ機構27、磁石等により磁気ヘッド23をランプ機構27のパーキング位置にラッチするラッチ機構28、DE11内の温度を検出する温度センサ29等で構成されている。DE11は、塵埃から磁気ディスク21や磁気ヘッド23を守るため、フィルタ(図示せず)を通して外界とは遮断されている。
尚、図1中、ヘッド移動機構26、ランプ機構27、ラッチ機構28、温度センサ29等は、これらの機能を示すために図示されており、これらの位置関係は図示ものもに限定されるものではない。
PCB12は、MCU(Micro Computer Unit)31、サーボコントローラ(SVC)32、リードチャネル(RDC)33、ハードディスクコントローラ(HDC)34及び記憶部(又は、記憶手段)を構成するデータバッファメモリ35等で構成されている。SVC32は、スピンドルモータ(SPM)駆動回路36及びボイスコイルモータ(VCM)駆動回路37等を含む。データバッファメモリ35は、RAM等で構成されている。記憶部(又は、記憶手段)には、ファームウェア等が格納されたROM等で構成されたメモリ(図示せず)も含まれる。
PCB12は、ホスト装置41とデータ及び命令を送受信可能に接続される。本実施例では、便宜上HDC34がホスト装置41と接続されているものとする。
磁気ディスク21上のシステム領域には、磁気ヘッド23毎に磁気ディスク装置1に設定されるパラメータ等が予め記録されている。パラメータは、システム領域から読み出されてデータバッファメモリ35にヘッド毎のパラメータテーブルとして展開され、その後のライト又はリード時にデータバッファメモリ35から読み出されて使用される。
図1に示す磁気ディスク装置1の基本構成自体は周知であり、その詳細な説明は省略する。MCU31は、ヘッドアンプ24、RDC33等を含む磁気ディスク装置1全体を制御する。MCU31には、RDC33からヘッド23の磁気ディスク21上の位置を示す位置情報と、HDC34からデータバッファメモリ35のアドレス情報とが供給される。SVC32は、MCU31の制御下で、SPM駆動回路36によりSPM22を制御し、VCM駆動回路37によりVCM25を制御する。RDC33は、磁気ヘッド23により磁気ディスク21から読み出してヘッドアンプ24を介して得られるリード信号を処理するリード処理系と、ヘッドアンプ24を介して磁気ヘッド23により磁気ディスク21に書き込むライト信号のライト処理系を含む。HDC34は、ホスト装置41と磁気ディスク装置1との間のリードデータ及びライトデータの受け渡しを、ホスト装置41からの命令に基づいて制御する。又、HDC34は、リードデータ及びライトデータをデータバッファメモリ35内に一旦格納するキャッシュ動作を行う。
磁気ヘッド23のアンロード時には、MCU31がSVC32のVCM駆動回路37を介してVCM25を制御することで、磁気ヘッド23が磁気ディスク21上からアンロードされてランプ機構27のランプ経由でパーキング位置へ退避させてラッチ機構28によりラッチされる。磁気ヘッド23のロード時には、MCU31がSVC32のVCM駆動回路37を介してVCM25を制御することで、磁気ヘッド23がパーキング位置からアンラッチされてランプ経由で磁気ディスク21上へロードされる。又、磁気ディスク21上のデータにアクセスする時は、MCU31がSVC32のSPM駆動回路36を介してSPM22を制御することで磁気ディスク21を回転させ、上記の如きロード動作が行われ、磁気ディスク21の所望のシリンダがアクセスされる。
図2は、ランプ機構27を示す断面図であり、図3は、ランプ機構27を示す正面図である。図2に示すように、ランプ機構27は、ロード時及びアンロード時に磁気ヘッド23を案内するパーキング部271、凹部272、平坦部273及び傾斜部274からなる。パーキング位置は、パーキング部271の磁気ディスク21から遠い側ににある。
図3に示すように、磁気ヘッド23は、ヘッド移動機構26により駆動されるリフトタブ51にサスペンション52を介して取り付けられている。ロード時及びアンロード時には、リフトタブ51がランプ機構27の各部271〜274を摺動ランプ上をリフトタブが移動する。
尚、ランプ機構27は、図2及び図3に示す構成に限定されるものではない。
図4は、ロード動作を説明するフローチャートである。図4に示す処理は、MCU31の制御下で行われる。
図4において、ステップS1は、ホスト装置41からロードコマンドを受信すると、パーキング位置にある磁気ヘッド23を一旦アンロード方向へ押し付けてパーキング位置を初期化するための駆動電流をVCM25に印加する。ステップS2は、例えば0mAの駆動電流と磁気ヘッド23をアンロード方向へ押し付ける例えば−100mAの駆動電流の2点で駆動電流対逆起電圧を直線近似することで逆起電圧誤差を計測し、逆起電圧補正用に傾きと切片を求める。ステップS3は、ラッチ機構28によりラッチされている磁気ヘッド23をアンラッチしてロード方向に移動させるのに十分な駆動電流(アンラッチ電流)ILを磁気ディスク21上のシステム領域或いはバッファメモリ35から読み出してVCM25に印加する。従来は、アンラッチ電流は全ての磁気ディスク装置に対して一定の値に設定されているが、本実施例では後述するように各磁気ディスク装置毎及び/又は環境温度毎に適切な値に設定されている。アンラッチ電流ILがVCM25に印加されることにより磁気ヘッド23がロード方向へ移動し始めるので、ステップS4は、逆起電圧を検出してステップS2で計算した逆起電圧誤差を用いて逆起電圧を補正すると共に、補正された逆起電圧から磁気ヘッド23の移動速度を算出する。ステップS5は、磁気ヘッド23の移動速度が算出された移動速度に保たれるようにVCM25に印加される駆動電流を制御する。ステップS6は、磁気ディスク21上のサーボマークが検出されたか否かを判定し、判定結果がNOであると、処理はステップS4へ戻る。磁気ヘッド23がランプ機構27から磁気ディスク21上へロードされてサーボマークが検出されると、ステップS6の判定結果がYESとなり、ステップS7は、磁気ヘッド23の磁気ディスク21上の位置をサーボフレーム情報から周知の方法で検出して制御し、ロード動作は終了する。
尚、VCM25の逆起電圧からヘッド移動速度を求める方法自体は、例えば上記特許文献1等から周知である。
図5は、ロード時にVCM25に印加される駆動電流と磁気ヘッド23の移動速度を示す図である。図5中、駆動電流、ヘッド移動速度及び時間は、夫々任意単位で示す。図5において、図4に示すステップS1〜S5,S7に対応する箇所には同一符号を付す。
図6は、アンラッチ力測定手段の機能構成を示すブロック図である。図6において、ヘッド速度算出部61は、逆起電圧検出部62、アナログ/デジタル変換器(ADC)63、逆起電圧補正部64及びヘッド速度換算部65からなる。ブリッジ回路60の出力は、ヘッド速度算出部61の逆起電圧検出部62に入力される。ヘッド速度換算部65の出力は、測定終了判定部66及び評価電流設定部67を介してSVC32のVCM駆動回路37に入力される。測定終了判定部の出力は、アンラッチ力換算部68に入力される。逆起電圧誤差計測部69は、逆起電圧誤算を計測してヘッド速度算出部61に入力する。
VCM駆動回路37にはVCM25が接続されており、逆起電圧検出部61はブリッジ回路60の出力電位差を増幅することで逆起電圧を検出する。VCM25に印加する電流に応じてオフセットが発生するので、逆起電圧誤差の計測時には、逆起電圧誤差計測部69は、例えば0mAの駆動電流と磁気ヘッド23をアンロード方向へ押し付ける例えば−100mAの駆動電流の2点で駆動電流対逆起電圧を直線近似することで逆起電圧誤差を計測し、逆起電圧補正用に傾きと切片を求める。検出された逆起電圧は、ADC63により例えば0.2msのサンプリング間隔でアナログ/デジタル(AD)変換され、逆起電圧補正部64により逆起電圧誤差計測部69からの逆起電圧誤差に基づいて逆起電圧を補正する。ヘッド速度換算部65は、補正された逆起電圧をヘッド移動速度に換算する。
測定終了判定部66は、ヘッド速度換算部65によりヘッド移動速度又は加速度が求められ、ヘッド移動速度又は加速度から磁気ヘッド23が移動し始めたことがわかると、ヘッド移動速度又は加速度の測定の終了を判定する。評価電流設定部67は、ヘッド移動速度の測定の終了が判定されるまで、アンラッチ力評価用の駆動電流を順次一定値だけ増加させた値に設定してVCM駆動回路37に入力する。アンラッチ力換算部68は、ヘッドの移動速度の測定の終了が判定されてアンラッチ力評価用の駆動電流がVCM駆動回路37に入力された際にヘッド速度換算部65で求められるヘッド移動速度を、ラッチ機構28によりラッチされている磁気ヘッド23をアンラッチするのに要するアンラッチ力に換算する。アンラッチ力は、この場合のアンラッチ力評価用の駆動電流(アンラッチ電流)にB×L[N/A]の値を乗じて求めても良い。ここで、Bは磁束密度、LはVCM25の磁束と交差するコイル長を示す。アンラッチ力を示す情報は、磁気ディスク21のシステム領域に書き込まれることで保存される。
逆起電圧補正部64、ヘッド速度換算部65、測定終了判定部66、評価電流設定部67、アンラッチ力換算部68及び逆起電圧誤差計測部69の機能は、MCU31により実現される。ブリッジ回路60、逆起電圧検出部62及びADC63は、ヘッドアンプ24内に設けられている構成としても良い。又、逆起電圧検出部62及びADC63は、RDC33内に設けられている構成としても良い。
図7は、アンラッチ力測定動作を説明するフローチャートである。図7に示す処理は、図6に示す機能を備えたMCU31の制御下で行われる。
図7において、ステップS11は、ホスト装置41からアンラッチ力測定コマンドを受信すると、パーキング位置にある磁気ヘッド23を一旦アンロード方向へ押し付けてパーキング位置を初期化するために、VCM25に駆動電流を例えば10msの時間印加する。ステップS12は、例えば0mAの駆動電流と磁気ヘッド23をアンロード方向へ押し付ける例えば−100mAの駆動電流の2点で駆動電流対逆起電圧を直線近似することで逆起電圧誤差を計測し、逆起電圧補正用に傾きと切片を求める。ステップS13は、磁気ヘッド23をロード方向に移動するためのアンラッチ力評価用の駆動電流I1=I1+(N−1)XをVCM25に一定期間(時間)印加する。I1は、アンラッチ力評価用の駆動電流の初期値、Nは図7に示すステップS11〜S15のループが実行された回数、Xはループの実行毎にアンラッチ力評価用の駆動電流に加算する一定値である。例えば、X=10mAである。ステップS14は、逆起電圧を検出してステップS12で計算した逆起電圧誤差を用いて逆起電圧を補正すると共に、補正された逆起電圧から磁気ヘッド23の移動速度(ヘッド移動速度)を算出する。
ステップS15は、ヘッド移動速度の測定の終了を判定する。具体的には、ステップS15は、算出されたヘッド移動速度から加速度を求め、加速度が閾値を越えるとヘッド移動速度の測定の終了を判定する。例えば、加速度の閾値は20mm/sである。ステップS15の判定結果がNOであると、処理はステップS11へ戻る。ステップS15の判定結果がYESであると、ステップS16は、アンラッチ力を示す情報を磁気ディスク21上のシステム領域に書き込むことで保存する。又、この状態では、磁気ヘッド23はランプ機構27の任意の位置にあるので、ステップS17は、VCM25に一定の駆動電流を一定時間印加して、磁気ヘッド23をアンロード方向に移動してパーキング位置に押し付ける。ステップS18は、VCM25に印加する駆動電流を停止し、アンラッチ力測定動作は終了する。
図7のアンラッチ力測定動作では、逆起電圧のばらつきを小さくするため、アンラッチ力評価用の駆動電流を変更する度に逆起電圧誤差の計測を行う。又、逆起電圧のばらつきを小さくするため、例えば0mAの駆動電流と磁気ヘッド23をアンロード方向へ押し付ける例えば−100mAの駆動電流の2点で駆動電流対逆起電圧を直線近似することで逆起電圧誤差の計測を行う。
尚、アンラッチ力を示す情報は、アンラッチ力自体を示す情報であっても、アンラッチ力を発生するためにVCM25へ印加する駆動電流(アンラッチ電流IL)を示す情報等であっても良い。又、アンラッチ力を示す情報は、バッファメモリ35に保存しても良い。
アンラッチ力測定動作は、磁気ディスク装置1の出荷前の試験時に行うことが望ましい。これにより、測定されたアンラッチ力が小さく、ラッチ機構28による磁気ヘッド23に対するラッチ力が設計値と比較して小さい(例えば、規格値未満である)と判断されれば、不良品として出荷しないことで、外部から磁気ディスク装置1へ衝撃が加わった場合等にラッチ機構のラッチ力不良により発生する障害を未然に防ぐことができる。又、出荷前に磁気ディスク装置1が不良品であると判断された場合、必要な調整や部品交換等を行って磁気ディスク装置1の歩留まりを向上させることもできる。
図8は、アンラッチ力測定時にVCM25に印加される駆動電流と磁気ヘッド23の移動速度を示す図である。図8において、電流、ヘッド移動速度及び時間は、夫々任意単位で示す。図8において、駆動電流が小さい時は、磁気ヘッド23はラッチ機構28によりラッチされているので、ヘッド移動速度はゼロであるが、ある電流値を超えると磁気ヘッド23が移動を開始する。
例えば、アンラッチ電流ILが100mA,200mA,300mAの場合の磁気ヘッド23のヘッド移動速度は、260mm/s,130mm/s,87mm/sである。
図9は、図8に示すa〜bの測定単位を拡大して示す図である。測定単位には、パーキング位置の磁気ヘッド23をアンロード方向へ押し付ける時の駆動電流(押し付け電流)、逆起電圧誤差を測定する際の駆動電流(逆起電圧誤差測定電流)、及びアンラッチ力評価用の駆動電流(評価用電流)が示されている。アンラッチ力評価用の駆動電流には、傾斜電流と一定電流が含まれる。逆起電圧は、VCM25への駆動電流を変更した後過渡応答するので、直ちにAD変換しても正しいヘッド移動速度を得ることはできない。そこで、本実施例では、VCM25への駆動電流が一定電流になった後、一定時間(例えば、0.2ms)だけ待って逆起電圧の過渡応答後からAD変換を開始し、サンプリング間隔を例えば0.2msとして、各サンプルでは連続して所定回数(例えば、5回)AD変換を行ってその平均値をサンプル値とする。
図10は、図9に示すc〜dの区間を拡大して示す図である。図10は、VCM25に印加される駆動電流、ヘッド移動速度及び磁気ヘッド23の加速度を対応させて示す。ランプ機構27には、図2に示すようにパーキング部271及び平坦部273のような平坦な部分、凹部272及び傾斜部274が存在する関係で、ヘッド移動速度と加速度は複雑な変化をする。先ず、ラッチ機構28の磁気ヘッド23に対するラッチ力を超えるトルク(アンラッチ力)が発生すると、パーキング部271にある磁気ヘッド23は凹部272を加速して移動するが、VCM25の駆動電流が小さいと、凹部272と平坦部273の段差部分で押し戻されることがある。しばらくすると、磁気ヘッド23は凹部272から平坦部273に乗り上げ、一定の加速度で移動する。ここでは、AD変換のサンプリングは、磁気ヘッド23が凹部272にあるときから行うように図示したが、平坦部273に達してからサンプリングしても良い。図10は、加速度が閾値を超えたか否かを判定してヘッド移動速度の測定の終了を判定するのに、磁気ヘッド23が平坦部273(即ち、凹部272や傾斜部274等の非平坦部以外)にあるときの5サンプルの平均値を用いる場合を示す。これは、サンプル数が少ないと測定結果にばらつきが生じるからである。
図11は、ランプ機構27の凹部の有無に応じてVCM25に印加する駆動電流対磁気ヘッド23の加速度の変化が異なることを示す図である。図11は、磁気ヘッド23の加速度とVCM25に印加する駆動電流を夫々任意単位で示す。又、加速度は、ランプ機構27の平坦部273でのサンプリングの平均値を示す。凹部がない場合は、図11中破線で示すように、磁気ヘッド23に対するラッチ力を超えるトルクが働く駆動電流になると、磁気ヘッド23の加速度は連続的に増加する。他方、凹部272がある場合は、図11中実線で示すように、平坦部273と凹部272の段差部分を乗り越えるために余分なトルクが必要となり、駆動電流がある電流値を超えると磁気ヘッド23の加速度が離散的に増加する。
図12は、ヘッド移動速度の測定の終了を判定する図7に示すステップS15の第1実施例を説明するフローチャートである。図12において、ステップS171は、磁気ヘッド23の加速度が閾値a0を超えるときにVCM25に印加されている駆動電流I0を保存する。ステップS172は、駆動電流I0が0mAであるか否かを判定する。ステップS172の判定結果がNOであると、処理は終了し、ステップS15の判定結果がYESとなる。他方、ステップS172の判定結果がYESであると、ヘッド移動速度の測定を続行するので、ステップS15の判定結果はNOとなり、処理は図7に示すステップS11へ戻る。
図13は、ヘッド移動速度の測定の終了を判定する図7に示すステップS15の第2実施例を説明するフローチャートである。図13において、ステップS175は、磁気ヘッド23の加速度が閾値a1を超えるときにVCM25に印加されている駆動電流I11を保存する。ステップS176は、磁気ヘッド23の加速度が閾値a2(a2>a1)を超えるときにVCM25に印加されている駆動電流I12を保存する。ステップS177は、駆動電流I11が0mAであるか、或いは、駆動電流I12が0mAであるか否かを判定する。ステップS177の判定結果がNOであると、処理は終了し、ステップS15の判定結果がYESとなる。他方、ステップS177の判定結果がYESであると、ヘッド移動速度の測定を続行するので、ステップS15の判定結果はNOとなり、処理は図7に示すステップS11へ戻る。この場合、駆動電流I11,I12を直線近似して加速度がゼロとなる駆動電流をアンラッチ電流ILとみなすことができる。
図14は、アンラッチ電流の温度依存性を示す図である。図14中、アンラッチ電流は任意単位で示す。図14に示すように、アンラッチ電流は、磁気ディスク装置1の環境温度によって変化する。そこで、例えば25℃と60℃の環境温度で夫々のアンラッチ電流を測定し、例えば直線近似してその傾きをA_tempとすることで、温度対アンラッチ電流特性を示す情報を磁気ディスク21上のシステム領域或いは磁気ディスク装置1内のバッファメモリ35に保存しておけば良い。具体的には、傾きA_Tempと、磁気ディスク21上のシステム領域或いは磁気ディスク装置1内のバッファメモリ35に保存されているアンラッチ電流ILが設定された際の磁気ディスク装置1の環境温度Tuとを保存しておけば良い。尚、アンラッチ電流と温度対アンラッチ特性を示す情報とは、一方が磁気ディスク21上のシステム領域に保存され、他方が磁気ディスク装置1内のバッファメモリ35に保存されていても良い。
この場合、ロード時には、磁気ディスク装置1内の温度を温度センサ29で検出し、検出された温度に基づいて磁気ディスク21上のシステム領域或いは磁気ディスク装置1内のバッファメモリ35に保存されている温度対アンラッチ電流特性を示す情報(傾きA_Temp及びアンラッチ電流ILが設定された際の環境温度Tu)を参照することで、磁気ディスク21上のシステム領域或いは磁気ディスク装置1内のバッファメモリ35から読み出したアンラッチ電流ILを補正することができる。これにより、アンラッチ電流ILを、磁気ディスク装置1毎、且つ、環境温度毎に適切に設定することができる。
図15は、アンラッチ電流ILを温度に応じて補正する補正動作を説明するフローチャートである。図15に示すステップS21,S22は、例えば図4に示すステップS3において行われる。ステップS21は、例えば磁気ディスク21上のシステム領域から磁気ディスク装置1に設定されているアンラッチ電流IL及びアンラッチ電流ILが設定された際の環境温度Tuを読み出す。ステップS22は、例えば磁気ディスク21上のシステム領域から傾きA_Tempを読み出し、温度センサ29で検出された磁気ディスク装置1内の温度(環境温度)Tとを用いてアンラッチ電流ILを温度Tに応じて補正する。アンラッチ電流ILは、例えば補正アンラッチ電流ILC=A_Temp×(T−Tu)+ILなる式に基づいて補正される。
尚、温度対アンラッチ電流特性(又は、プロファイル)を、ルックアップテーブルの形式で磁気ディスク21上のシステム領域或いは磁気ディスク装置1内のバッファメモリ35に保存するようにしても良い。この場合、ルックアップテーブルを作成した際の環境温度の間隔に応じて、ロード時に温度センサ29で検出された温度を丸めてルックアップテーブルを参照することで、温度補正されたアンラッチ電流を読み出すことができる。
図16は、アンロード動作を説明するフローチャートである。図16に示す処理は、MCU31の制御下で行われる。
図16において、ステップS31は、ホスト装置41からアンロードコマンドを受信すると、磁気ヘッド23が取り得る磁気ディスク21上の最インナ位置に配置されたインナストッパ(図示せず)において逆起電圧誤差の計測を行う。ステップS32は、磁気ヘッド23を磁気ディスク21上のアウタシリンダへシークさせる。ステップS33は、逆起電圧を検出し、磁気ヘッド23が一定移動速度で移動するようにVCM25に駆動電流を印加する等速制御を行う。ステップS34は、磁気ヘッド23が磁気ディスク21上からランプ機構27の傾斜部274に移動するようにVCM25の駆動電流をFF電流に制御する。ステップS35は、逆起電圧を検出し、磁気ヘッド23が一定移動速度で移動するようにVCM25に駆動電流を印加する等速制御を行う。ステップS35は、磁気ヘッド23がランプ機構27のパーキング部271に到達したか否かを判定し、判定結果がNOであると、処理はステップS35へ戻る。
ステップS36の判定結果がYESであると、ステップS37は、例えば磁気ディスク21上のシステム領域に保存されているアンラッチ力を示す情報(例えば、アンラッチ電流IL)に基づいて目標ヘッド移動速度を設定し、目標ヘッド移動速度に応じた駆動電流をVCM25に印加する。ステップS38は、磁気ヘッド23が一定移動速度で移動するようにVCM25に駆動電流を印加する等速制御を行う。ステップS39は、ヘッド移動速度がゼロであるとか否かを判定し、判定結果がNOであると、処理はステップS38へ戻る。他方、ステップS39の判定結果がYESであると、ステップS40は、パーキング位置にある磁気ヘッド23をアンロード方向へ押し付けるために、VCM25に駆動電流を一定時間印加し、処理は終了する。
このように、ステップS37は、アンラッチ電流ILに基づいて目標ヘッド移動速度を設定し、目標ヘッド移動速度に応じた駆動電流をVCM25に印加するので、磁気ヘッド23が急激に移動されてランプ機構28の磨耗の原因になったり、メカニカルノイズの原因になったりすることがない。又、アンラッチ電流ILに基づいて設定された目標ヘッド移動速度を磁気ディスク21上のシステム領域或いは磁気ディスク装置1内のバッファメモリ35に保存しておけば、アンロード時には保存された目標ヘッド移動速度を読み出すことで、ラッチ機構28のラッチ力に適したヘッド移動速度で磁気ヘッド23を移動することができる。
図17は、アンロード時にVCM25に印加される駆動電流と磁気ヘッド23の移動速度を示す図である。図17中、駆動電流、ヘッド移動速度及び時間は、夫々任意単位で示す。図17において、図16に示すステップS31,S32,S34に対応する箇所には同一符号を付す。尚、図17では、磁気ヘッド23の移動方向(アンロード方向)が図5の場合の移動方向(ロード方向)と逆方向であるため、電流及び速度の極性は、便宜上図5と同じに示してあるが、実際には逆極性である。
又、図17において、破線は、ラッチ機構28によるラッチ力が小さい場合(即ち、アンラッチ力が小さい場合)の電流及びヘッド移動速度を示す。
上記実施例によれば、磁気ヘッドをアンラッチするのに必要なアンラッチ力を測定することで、磁気ヘッドをアンラッチするのに適切な駆動電流をヘッド移動機構に印加することができ、又、磁気ディスク装置の出荷時にラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた磁気ディスク装置を検知することができる。
ラッチ機構による磁気ヘッドのラッチ力に比べて必要以上に大きなアンラッチ力を磁気ヘッドに加える過大な駆動電流をヘッド移動機構に印加すると、ランプが磨耗して粉塵が発生したり、ランプによるヘッドの浮上量が不十分になり磁気ヘッドが傷ついたり、磁気ヘッドの移動時に大きなメカニカルノイズが発生してしまうが、磁気ヘッドをアンラッチするのに適切な駆動電流をヘッド移動機構に印加することで、これらの問題を引き起こすランプの磨耗自体を抑制することができる。
又、出荷時に磁気ヘッドをアンラッチするのに必要なアンラッチ力を測定することで、部品不良や取り付け不良等により実際のラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた磁気ディスク装置を検知して、出荷前に必要な調整や部品交換等を行うこともできる。この結果、ラッチ力が設計値と比較して小さなラッチ機構を備えた磁気ディスク装置の出荷を防止することができ、ラッチ機構のラッチ力不良による障害を未然に防ぐことができる。
又、本発明は、磁気ディスク装置だけでなく、同様のヘッドラッチ機構を有する光ディスク装置若しくは光磁気ディスク装置等の記憶装置にも応用可能である。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1) ヘッドを記憶媒体に対してロード及びアンロードする記憶装置であって、
アンロードされたヘッドをラッチするラッチ機構と、
ヘッドを移動するヘッド移動機構と、
該ヘッド移動機構にヘッドをロード方向に移動させる一定電流を印加して逆起電圧を測定してヘッドの移動速度及び加速度を算出することで該ラッチ機構によりラッチされたヘッドをアンラッチするのに要するアンラッチ力を測定する測定手段と、
測定されたアンラッチ力を示す情報を該記憶装置内に格納する格納手段と、
ロード時に、該ヘッドが該ラッチ機構によりラッチされている状態で、格納されている該情報に応じた駆動電流を該ヘッド移動機構に印加する制御手段とを備えたことを特徴とする、記憶装置。
(付記2) 該測定手段は、加速度が閾値を超えたときの該ヘッド移動機構に印加されている電流値を用いてアンラッチ力を測定することを特徴とする、付記1記載の記憶装置。
(付記3) 該測定手段は、加速度が2つの異なる閾値を超えたときの該ヘッド移動機構に印加されている電流値を直線近似して加速度がゼロとなる電流値を用いてアンラッチ力を測定することを特徴とする、付記1記載の記憶装置。
(付記4) 記憶装置内の温度を検出する検出手段を更に備え、
該格納手段は、該測定手段により少なくとも2つの異なる温度で測定されたアンラッチ力を示すアンラッチ電流を、該温度と共に、温度対アンラッチ電流特性を示す情報として該記憶装置内に格納し、
該制御手段は、ロード時に、該ヘッドが該ラッチ機構によりラッチされている状態で、該温度対アンラッチ電流特性を示す情報に基づいて、該検出手段により検出された温度に応じたアンラッチ電流を該駆動電流として該ヘッド移動機構に印加することを特徴とする、付記1記載の記憶装置。
(付記5) 該温度対アンラッチ電流特性を示す情報は、該記憶装置内のメモリ又は該記憶媒体上の領域に保存されることを特徴とする、付記4記載の記憶装置。
(付記6) ロード時及びアンロード時にヘッドを案内する平坦部及び非平坦部からなるランプ機構を更に備え、
該測定手段は、ヘッドが該平坦部に案内されているときの移動速度を算出することを特徴とする、付記1記載の記憶装置。
(付記7) 該測定手段は、アンラッチ力評価用の駆動電流を順次一定値だけ増加させた値に設定して該ヘッド移動機構に印加し、加速度が閾値を越えたときの移動速度をアンラッチ力に換算することを特徴とする、付記1記載の記憶装置。
(付記8) 該測定手段は、該アンラッチ力評価用の駆動電流を一定値だけ増加させる毎に検出された逆起電圧の誤差補正を行うことを特徴とする、付記7記載の記憶装置。
(付記9) 該アンラッチ力を示す情報は、該記憶装置内のメモリ又は該記憶媒体上の領域に保存されることを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項記載の記憶装置。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
本発明になる記憶装置の一実施例の要部を示すブロック図である。 ランプ機構を示す断面図である。 ランプ機構を示す正面図である。 ロード動作を説明するフローチャートである。 ロード時にVCMに印加される駆動電流と磁気ヘッドの移動速度を示す図である。 アンラッチ力測定手段の機能構成を示すブロック図である。 アンラッチ力測定動作を説明するフローチャートである。 アンラッチ力測定時にVCMに印加されるアンラッチ力評価用の駆動電流と磁気ヘッドの移動速度を示す図である。 図8に示すa〜bの測定単位を拡大して示す図である。 図9に示すc〜dの区間を拡大して示す図である。 ランプ機構の凹部の有無に応じてVCMに印加する駆動電流対磁気ヘッドの加速度の変化が異なることを示す図である。 ヘッド移動速度の測定の終了を判定する図7に示すステップS15の第1実施例を説明するフローチャートである。 ヘッド移動速度の測定の終了を判定する図7に示すステップS15の第2実施例を説明するフローチャートである。 アンラッチ電流の温度依存性を示す図である。 アンラッチ電流を温度に応じて補正する補正動作を説明するフローチャートである。 アンロード動作を説明するフローチャートである。 アンロード時にVCMに印加される駆動電流と磁気ヘッドの移動速度を示す図である。
符号の説明
1 磁気ディスク装置
11 DE
12 PCB
21 磁気ディスク
23 磁気ヘッド
27 ランプ機構
28 ラッチ機構
31 MCU
32 SVC
33 RDC
34 HDC
35 バッファメモリ
41 ホスト装置

Claims (5)

  1. ヘッドを記憶媒体に対してロード及びアンロードする記憶装置であって、
    アンロードされたヘッドをラッチするラッチ機構と、
    ヘッドを移動するヘッド移動機構と、
    該ヘッド移動機構にヘッドをロード方向に移動させる一定電流を印加して逆起電圧を測定してヘッドの移動速度及び加速度を算出することで該ラッチ機構によりラッチされたヘッドをアンラッチするのに要するアンラッチ力を測定する測定手段と、
    測定されたアンラッチ力を示す情報を該記憶装置内に格納する格納手段と、
    ロード時に、該ヘッドが該ラッチ機構によりラッチされている状態で、格納されている該情報に応じた駆動電流を該ヘッド移動機構に印加する制御手段とを備えたことを特徴とする、記憶装置。
  2. 該測定手段は、加速度が閾値を超えたときの該ヘッド移動機構に印加されている電流値を用いてアンラッチ力を測定することを特徴とする、請求項1記載の記憶装置。
  3. 記憶装置内の温度を検出する検出手段を更に備え、
    該格納手段は、該測定手段により少なくとも2つの異なる温度で測定されたアンラッチ力を示すアンラッチ電流を、該温度と共に、温度対アンラッチ電流特性を示す情報として該記憶装置内に格納し、
    該制御手段は、ロード時に、該ヘッドが該ラッチ機構によりラッチされている状態で、該温度対アンラッチ電流特性を示す情報に基づいて、該検出手段により検出された温度に応じたアンラッチ電流を該駆動電流として該ヘッド移動機構に印加することを特徴とする、請求項1記載の記憶装置。
  4. ロード時及びアンロード時にヘッドを案内する平坦部及び非平坦部からなるランプ機構を更に備え、
    該測定手段は、ヘッドが該平坦部に案内されているときの移動速度を算出することを特徴とする、請求項1記載の記憶装置。
  5. 該測定手段は、アンラッチ力評価用の駆動電流を順次一定値だけ増加させた値に設定して該ヘッド移動機構に印加し、加速度が閾値を越えたときの移動速度をアンラッチ力に換算することを特徴とする、請求項1記載の記憶装置。
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