JP2000162137A - 面検査装置 - Google Patents

面検査装置

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JP2000162137A
JP2000162137A JP10335855A JP33585598A JP2000162137A JP 2000162137 A JP2000162137 A JP 2000162137A JP 10335855 A JP10335855 A JP 10335855A JP 33585598 A JP33585598 A JP 33585598A JP 2000162137 A JP2000162137 A JP 2000162137A
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Yumi Nakagawa
由美 中川
Koichiro Komatsu
宏一郎 小松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の省スペース化を図ると同時に、低
コストな面検査装置を提供する。 【解決手段】 第1の光ビームを被検査面21に照射し
て、被検査面21上の所定の第1の方向(X軸方向)に
沿って第1の帯状照射領域51Aを一括的に形成する第
1の光照射系11A〜15Aと、第1の帯状照射領域5
1Aからの散乱光を受光する第1の受光系18Aと、第
2の光ビームを被検査面21に照射して、第1の方向
(X軸方向)に沿って第2の帯状照射領域51Bを被検
査面21上に一括的に形成する第2の光照射系と、第2
の帯状照射領域51Bからの散乱光を受光する第2の受
光系18Bと、第1の方向(X軸方向)とほぼ直交する
第2の方向(Y軸方向)に沿って第1及び第2の光照射
系と被検査面21とを相対的に移動させる走査手段71
とを備え;第1の帯状照射領域51Aと第2の帯状照射
領域51Bとは第2の方向(Y軸方向)に沿って所定の
距離だけずれて被検査面21上に形成されるように構成
されている面検査装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査面を検査す
る面検査装置に関し、特に被検査面上の微細なゴミ等の
異物や傷等を自動的に検出するための面検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】集積回路の製造工程の1つであるフォト
リソグラフィ工程においては、ペリクルが張架されたレ
チクルやフォトマスク(以下、単に「マスク」という)
による回路パターンの半導体ウエハへの転写が行われ
る。その際、ペリクル上に大きなゴミ等の異物が付着し
ていると、その異物像が半導体ウエハに影響を及ぼし、
回路パターンの欠陥となる。この結果、製造歩留まりが
低下する。したがって、転写を行う前に、ペリクルに異
物が付着しているか否かを検査する必要がある。
【0003】図7は、特開平7−167792号公報に
開示されている従来の異物検査装置の構成を概略的に示
す斜視図である。図7の装置では、半導体レーザ11か
ら射出された放射状のレーザ光(波長約780nm)を
コリメータレンズ12で平行ビームにし、アナモルフィ
ックプリズム13で図中X方向にビーム形を拡大する。
X方向に拡大された断面が長円のレーザ光は平行四辺形
開口部を有する絞り14によってビーム形の長手方向に
部分遮光され、ミラー15で反射されて被検査面である
ペリクル21上に90度に近い入射角で入射する。
【0004】こうして、ペリクル21上には、前記ビー
ム形の拡大方向に延びた帯状の照射領域30(一方向に
関して被検査面を帯状に一括照射する照射領域)が形成
される。この帯状の照射領域内に異物があると、散乱光
が発生する。異物からの散乱光は、受光レンズ31を介
して、イメージセンサ20に結像する。イメージセンサ
20で検出された散乱光の強度に応じて、異物の大きさ
を検出することができる。なお、ペリクル21が張架さ
れたマスク22を帯状の照射領域30の長手方向とほぼ
垂直な方向(図中Y方向)に移動させながらビーム走査
することにより、被検査面全体に亘る異物検査を行うこ
とができる。このように、従来は1つの被検査面に入射
系と受光系とを合わせた1組の光学系が用いられてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような面上の異
物を検査する検査装置では、近年マスクのサイズが非常
に大きくなって、検査領域が増大している。しかしなが
ら、同時にパターンも微細化しており、同じ開口数また
はそれ以上で、広い検査領域を見込む必要があるため、
受光レンズの径及びその他の部品が大きくなり、受光系
全体も多大なスペースを必要とする。大きな部品は製造
するのも困難であり、歩留りも良くないため、コストが
かかる。
【0006】また、1組の受光系で受光する場合、検査
領域が大きくなると、被検査面と受光系の瞳とのなす角
度が大きく変化してしまうため、異物の検出感度が周辺
と中心部とで大きく異なってしまうという問題点もあ
る。さらに入射系に関しても同様に、検査領域の増大に
伴い、各部品が大きくなる。
【0007】そこで、本発明はこのような従来の問題点
に鑑みてなされたもので、装置全体の省スペース化(小
型化)を図ると同時に、精度良く被検面を検出すること
ができる面検査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による面検査装置は、例えば図
1に示すように、第1の光ビームを被検査面21に照射
して、被検査面21上の所定の第1の方向(X軸方向)
に沿って第1の帯状照射領域51Aを一括的に形成する
第1の光照射系A1と;第1の帯状照射領域51Aから
の散乱光を受光する第1の受光系A2と;第2の光ビー
ムを被検査面21に照射して、第1の方向(X軸方向)
に沿って第2の帯状照射領域51Bを被検査面21上に
一括的に形成する第2の光照射系B1と;第2の帯状照
射領域51Bからの散乱光を受光する第2の受光系B2
と;第1の方向(X軸方向)とほぼ直交する第2の方向
(Y軸方向)に沿って第1及び第2の光照射系と被検査
面21とを相対的に移動させる走査手段71とを備え;
第1の帯状照射領域51Aと第2の帯状照射領域51B
とは第2の方向(Y軸方向)に沿って所定の距離dだけ
ずれて被検査面21上に形成されるように構成されてい
る。
【0009】このように構成すると、第1の帯状照射領
域と第2の帯状照射領域とは第2の方向(Y軸方向)に
沿って所定の距離だけずれて被検査面上に形成されるの
で、両照射領域からの光が第1の受光系と第2の受光系
に取り込まれないようにすることができる。
【0010】また請求項2に記載のように、請求項1に
記載の面検査装置では、例えば図1に示すように、第1
及び第2の帯状照射領域51A、51Bは第1の方向
(X軸方向)に沿ってずれて形成されるように構成され
ていてもよい。このときは、第1及び第2の帯状照射領
域は第1の方向に沿ってずれて形成されるので、被検査
面を広くカバーすることができる。
【0011】また、請求項3に記載のように、請求項1
または請求項2に記載の面検査装置では、第1の受光系
18Aは、第1の帯状照射領域51Aの像を第1の結像
面に形成する第1の光学系18Aと、該第1の結像面も
しくはその近傍上に第1の受光面を有する第1の受光部
材20Aとを有し;第2の受光系18Bは、第2の帯状
照射領域51Bの像を第2の結像面に形成する第2の光
学系18Bと、該第2の結像面もしくはその近傍上に第
2の受光面を有する第2の受光部材20Bとを有し;第
1の受光系18Aに関して第1の受光面に対応する被検
査面21上の第1の帯状受光取り込み領域23Aと、第
2の照射領域51Bが重ならず、且つ前記第2の受光系
18Bに関して前記第2の受光面に対応する被検査面2
1上の第2の帯状受光取り込み領域23Bと、第1の照
射領域51Aが重ならないように、所定の距離が設定さ
れることを特徴としてもよい。
【0012】このよう構成すると、一方の照射領域と他
方の帯状受光取り込み領域とが重ならないので、一方の
光照射系からの照射光が他方の受光系に取り込まれるこ
とがない。
【0013】さらに請求項4に記載のように、請求項3
に記載の面検査装置では、第1の帯状照射領域51Aの
幅をb1、第1の帯状受光取り込み領域23Aの幅をc
1、第2の帯状照射領域51Bの幅をb2、第2の帯状
受光取り込み領域23Bの幅をc2としたとき、第1帯
状照射領域51Aの中心(第1帯状照射領域51Aの長
手方向に沿った中心線)と第2帯状受光取り込み額域2
3Bの中心(第2帯状受光取り込み領域23Bの長手方
向に沿った中心線)との間の距離d1が(bl+c2)
の半分の値よりも大きく、且つ第2帯状照射領域51B
の中心(第2帯状照射領域51Bの長手方向に沿った中
心線)と第1帯状受光取り込み額域23Aの中心(第1
帯状受光取り込み領域23Aの長手方向に沿った中心
線)との間の距離d2が(b2+c1)の半分の値より
も大きく設定されても良い。即ち、前記所定の距離をd
としたとき、距離d1と距離d2が前記の条件を充足す
るようにdを設定することになる。
【0014】このように構成すると、幅方向に平行な一
方の帯状照射領域と、幅方向に平行な他方の帯状受光取
り込み領域とが重なることがないので、一方の光照射系
からの照射光が他方の受光系に取り込まれることがな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号または類似符
号を付し、重複した説明は省略する。
【0016】図1は、本発明による第1の実施の形態で
ある、面検査装置としてのペリクル表面の異物検査装置
の構成を模式的に説明する斜視図である。ここでXYZ
直角座標系を、X軸がペリクルの被検査面上の帯状照射
領域の長手方向、X軸に直角なY軸が被検査面の走査方
向、X軸とY軸とに直角なZ軸が被検査面の法線方向に
向くようにとる。
【0017】図1において、第1の照射系A1は、被検
査物体としてのペリクル21上に第1の帯状照射領域5
1Aを形成するために、ペリクル21に対して斜め方向
から第1の照射光を導く。この第1の照射系A1におい
て、半導体レーザ11Aを出射したレーザ光は、コリメ
ートレンズ12Aを介して平行ビームになり、アナモル
フィックプリズム13Aに入射する。アナモルフィック
プリズム13Aに入射したレーザ光は、図中X方向に拡
大されて断面が長円形の光ビームになり、平行四辺形開
口部を有する絞り14Aによってビーム形の長手方向に
部分遮光され、ミラー15Aで反射され、90度近い入
射角θをもって被検査面であるペリクル21上に入射す
る。ペリクル21は、フレームを介してマスク22に取
り付けられ、図中XY平面とほぼ平行に広がっている。
マスク22ひいてはペリクル21は、適当な駆動手段7
1により図中Y方向に移動可能即ち走査可能に構成され
ている。
【0018】ペリクル21の表面にほぼ平行に入射した
光ビームは、ペリクル21の表面においてX方向に沿っ
た第1の帯状照射領域51Aを形成する。ペリクル21
からの正反射光は直接光吸収体16Aによって吸収され
る。一方、ペリクル21上の異物からの散乱光は、90
度近い受光角ψをもってY方向に沿って配置された第1
の受光系A2によって受光される。受光角ψは80度以
上とし、好ましくは88度以上、さらに好ましくは89
度以上とする。受光系A2では、異物からの散乱光をシ
ャープカットフィルタ17Aおよび第1の光学系として
の受光レンズ18Aを介して第1の受光部材としてのイ
メージセンサ20Aによって受光する。散乱光の光強度
に応じたいわゆる散乱信号に対してノイズを形成する可
視光以下の波長を有する外乱光を遮光するために、シャ
ープカットフィルタ17Aを設けている。イメージセン
サ20Aとしては、一次元CCD等の光電検出器が使わ
れる。
【0019】一方、ペリクル21を挟んで第1の照射系
A1に対向した位置には、第2の照射系B1が設けられ
ており、この第2の照射系B1は、被検査物体としての
ペリクル21上において第1の帯状照射領域51Aに対
してY方向にずれた位置に第2の帯状照射額域51Bを
形成するために、ペリクル21に対して斜め方向から第
2の照射光を導く。なお、第2の照射系B1は、第1の
照射系A1と同一な構成であり、図1において不図示で
はあるが、この第2の照射系B1は、半導体レーザ11
B、コリメートレンズ12B、アナモルフィツクプリズ
ム13B、絞り14B及びミラー15Bを有している。
【0020】また、ペリクル21を挟んで第2の照射系
B1に対向した位置には、第2の照射系B1からの光が
ペリクル21へ照射することにより発生するペリクル2
1での正反射光を除去するための吸収体(遮光体)16
Bが配置されている。
【0021】ここで、第2の照射系B1によりペリクル
21に第2の帯状照射額域51Bが形成された時に、こ
の第2の帯状照射領域51B内に塵等の異物が存在する
と、この異物によって散乱光が発生する。この第2の帯
状照射領域51Bからの散乱光は、第2の受光系B2に
て受光される。この第2の受光系B2は、第1の帯状照
射領域51Aに対する第2の帯状照射領域51BのY方
向へのずれdに対応した分だけ第1の受光系A2に対し
てY方向に沿って所定量だけずれる(離れる)ように配
置されている。第2の受光系B2は、第1の受光系A2
と同一な構成であり、第2の受光系B2は、シャープカ
ットフィルタ18Bと第2の光学系としての受光レンズ
18Bを有している。
【0022】なお、図2(A)は、図1に示した第1の
実施の形態の装置を真上から見たときの、装置に含まれ
る要素の配置構成を示しているが、本発明は、図2
(A)に示す第2の照射系B1を、図2(B)に示すよ
うに、第1の帯状照射領域51Aに対して第2の帯状照
射領域51BがY方向にて所定の距離dだけずれる(離
れる)ように、第1の照射系A1と同じ側に配置するこ
とも可能である。
【0023】図1の実施の形態では、前記所定の距離d
は、第1の受光系A2の受光部の被検査面における受光
取り込み領域23Aと第2の受光系B2の受光部の被検
査面における受光取り込み領域23Bとが重ならないよ
うな距離に設定されている。受光取り込み領域23A
は、第1の受光系A2に関して第1の受光部材20Aの
受光面(光電検出面)に対応する被検査面上の面であ
る。
【0024】また、第2の帯状受光取り込み領域23B
は、第2の受光系B2に関して第2の受光部材20Bの
受光面(光電検出面)に対応する被検査面上の面であ
る。従って、第1の帯状受光取り込み領域23Aは、第
1の受光系A2に関して第2の受光部材20Aの受光面
(光電検出面)と光学的に共役であり、また、第2の帯
状受光取り込み領域23Bは、第2の受光系B2に関し
て第1の受光部材20Bの受光面(光電検出面)と光学
的に共役である。
【0025】このように、検出光学系としての各受光系
(A2、B2)における受光部材(20A、20B)の
大きさに基づいて、それに対応する被検査面上での受光
取り込み領域の大きさが定まる。
【0026】図5を参照して、本発明の所定の距離dを
さらに詳しく説明する。図5(A)は、図1の実施の形
態の場合で、各帯状照射領域(51A、51B)及び各
帯状受光取り込み領域(23A、23B)を、ペリクル
21の上方から見た平面図である。図5において、第1
の照射系A1の帯状照射領域51Aの被検面(ペリクル
21)での幅はb1、第1の受光系A2の帯状受光取り
込み領域23Aの被検面(ペリクル21)での幅はc1
であり、この実施の形態ではb1<c1であり、第1の
照射系A1による帯状照射領域51Aと第1の受光系A
2による帯状受光取り込み領域23Aとは、長手方向の
中心線がほぼ重なっている。言い換えれば、帯状照射領
域51Aは帯状受光取り込み領域23Aの帯のほぼ中央
に、左右振り分けで重なっている。第2の照射系B1の
帯状照射領域51Bの被検面(ペリクル21)での幅は
b2、第2の受光系B2の帯状受光取り込み領域23B
の被検面(ペリクル21)での幅はc2であり、この実
施の形態ではb2<c2である。第2の照射系B1によ
る帯状照射領域51Bと第2の受光系B2による帯状受
光取り込み領域23Bとの位置関係は、第1の照射系A
1と第1の受光系A2との関係と同様である。また、図
5(A)の例では、b1+c2<b2+c1である。こ
こで帯状領域同士の距離dは、その長手方向中心線同士
の距離で言うものとする。
【0027】なお、図5(A)に示す例では、第1の照
射系Alにより被検面(ぺリクル21)上に形成される
第1の帯状照射領域51Aの長手方向での中心線と、被
検面(ぺリクル21)上における第1の受光系A2の第
1の帯状受光取り込み領域23Aの長手方向での中心線
が一致し、また、第2の照射系B1により被検面(ぺリ
クル21)上に形成される第2の帯状照射額域51Bの
長手方向での中心線と、被検面(ぺリクル21)上にお
ける第1の受光系B2の第2の帯状受光取り込み領域2
3Bの長手方向での中心線が一致している。
【0028】また第1の帯状照射領域51Aと第1の帯
状受光取り込み領域23A、第2の帯状照射領域51B
と第2の帯状受光取り込み領域23Bは、それぞれ帯の
長手方向の長さは一致しており、また長手方向の一部が
(長さaだけ)重複して検査できるように、長手方向位
置が設定されている。被検査面上の検査漏れを防ぐため
である。
【0029】図5(A)の場合は、第1と第2の受光系
の帯状受光取り込み領域23A、23B同士が重ならな
いように、第1、第2の光照射系と第1、第2の受光系
が配置されている。即ち第1と第2の受光系の帯状受光
取り込み領域23A、23B同士の長手方向中心線の距
離dが、(c1+c2)/2と等しいかあるいは大なる
ように、前記2つの光照射系が配置されている。このよ
うに配置すると、互いの受光取り込み領域が重ならず、
またb1<c1、b2<c2であるので、互いの照射領
域同士も重ならないので、一方の照射光が他方即ち相手
側の受光系に取り込まれることがない。
【0030】図5(A)では、第1の帯状照射領域51
Aの中心線と第1の帯状受光取り込み領域23Aの長手
方向での中心線が一致し、かつ第2の帯状照射領域51
Bの中心線と第2の帯状受光取り込み額域23Bの長手
方向での中心線が一致した例を示したが、次に、第1の
帯状照射領域51Aの中心線と第1の帯状受光取り込み
領域23Aの長手方向での中心線が一致せず、かつ第2
の帯状照射額域51Bの中心線と第2の帯状受光取り込
み領域23Bの長手方向での中心線が一致しない例を図
5(B)および図5(C)において順に説明する。
【0031】図5(B)の場合は、第1の照射系A1の
帯状照射領域51Aの長手方向中心線と第2の受光系B
2の帯状受光取り込み領域23Bの長手方向中心線との
距離d1が、(b1+c2)/2より大なるように、か
つ第2の受光系B2の帯状照射領域51Bの長手方向中
心線と第1の受光系A2の帯状受光取り込み領域23A
の長手方向中心線との距離d2が(b2+c1)/2よ
り大となるように第1、第2の光照射系(A1、B1)
と第1、第2の受光系(A2、B2)が設定されてい
る。このように配置すると、2つの受光系(A2、B
2)の受光取り込み領域(23A、23B)の一部は重
なるが、一方の受光取り込み領域が、他方の照射領域に
重なることがない。したがって、一方の受光系に他方の
照射系からの光が取り込まれることがない。
【0032】以上のように、第1、第2の光照射系と第
1、第2の受光系を、少なくとも一方の光照射系の帯状
照射領域と他方の受光系の帯状受光取り込み領域とが重
ならないように配置すればよいが(図5(B))、さら
には、一方の帯状照射領域と他方の帯状照射領域とが重
ならないように、且つ一方の帯状受光取り込み領域と他
方の帯状受光取り込み領域とが重ならないように配置す
るのが好ましい(図5(A))。
【0033】なお図5(A)及び図5(B)では、帯状
受光取り込み領域の幅c1、c2の方が、それぞれ帯状
照射領域の幅b1、b2よりも大な場合を説明したが、
図5(C)に示すように、逆に帯状照射領域の幅b1、
b2の方が、それぞれ帯状受光取り込み領域の幅c1、
c2よりも大であってもよい。図5(C)に示す例で
は、第1の照射系Alの帯状照射領域51Aの長手方向
に沿った中心線と第2の受光系B2の第2の帯状受光取
り込み領域23Bの長手方向に沿った中心線との間の距
離をdlとし、第1の受光系A2の帯状受光取り込み領
域23Aの長手方向に沿った中心線と第2の照射系B1
の第2の帯状照射領域51Bの長手方向に沿った中心線
との間の距離をd2とし、さらに、第1の照射系Alの
帯状照射領域51Aの長手方向に沿った中心線と第2の
照射系Blの第2の帯状照射領域51Bの長手方向に沿
った中心線との間の距離をDとして示している。
【0034】図5(C)に示す例においては、帯状照射
領域(51A、51B)の中心線間隔DがD>(b1+
b2)/2となるように配置すれば、照射領域同士が重
ならず、強い照射による迷光の影響を避けることができ
るし、少なくとも図5(B)のようにd1>(b1+c
2)/2、かつd2>(b2+c1)/2となるように
配置すれば、照射領域同士が一部重なったとしても、重
なった部分からの光を互いの帯状受光取り込み領域が取
り込むことがない。
【0035】図3は、本発明の第2の実施の形態にかか
る、面検査装置としてのペリクル表面の異物検査装置の
構成を模式的に説明する斜視図である。XYZ直角座標
系は図1の場合と同様にとられる。第2の実施の形態の
装置は第1の実施の形態の装置と同様の構成を有する
が、入射系(照射系)の構成が、被検査面のさらなる増
大にも対応し得るよう、ビームエキスパンダを付加し、
アナモルフィックプリズムも2個用いたものとなってい
る。以下、図3の装置の構成を図1の装置との相違点に
着目して説明する。
【0036】図3において、半導体レーザ11Aを出射
したレーザ光はコリメータレンズ12Aを介して平行ビ
ームになり、ビームエキスパンダ61Aに入射する。ビ
ームエキスパンダ61Aに入射したレーザ光はビーム径
を図中X、Y方向に拡大されて、アナモルフィックプリ
ズム13Aに入射する。アナモルフィックプリズム13
Aに入射したレーザ光は図中X方向に拡大されて断面が
長円形の光ビームになり、平行四辺形開口部を有する絞
り14Aに入射する。絞り14Aを通過した光ビームは
ミラーで反射され、90度近い入射角θを持って被検査
面であるペリクル21上に入射する。第1の受光系A2
の配置、及び受光の方法は図1の第1の実施の形態と同
様のため、説明は省略する。
【0037】第2の受光系B2に対する第2の照射系B
1の配置は、第1の受光系A2に対する照射系をY方向
に関して対称に配置したものであることも、図1の第1
の実施の形態と同様である。ペリクル21からの正反射
光を吸収する直接光吸収体16Bも同様である。
【0038】そして、第1の受光系A2の受光部の被検
査面における受光取り込み領域23Aと第2の受光系B
2の受光部の被検査面における受光取り込み領域23B
とが重ならないよう、照射系同士を所定の距離dだけ離
して設置する。なお、本発明の実施の形態では、被検査
面を2組の光学系で検査する例を挙げたが、被検査面の
大きさに合わせて、光学系をさらに増やしてもよい。
【0039】第2の実施の形態では、ビームエキスパン
ダ61Aを付加し、アナモルフィックプリズム13Aも
2個用いているので、照射領域を広げることができ、第
1の実施の形態の装置よりも大きな被検査面の検査に応
用することができる。
【0040】図4を参照して、第3の実施の形態である
液晶基板面検査装置を説明する。図中、被検物体である
液晶基板100を載置するステージ101がY軸方向に
走査可能に設けられている。ステージ101の鉛直方向
上方に設けられた第1の光源102から射出されたビー
ムは照明光学系103を介して、走査方向と直交するX
軸方向に液晶基板100を横切る形の帯状照明領域10
4を、該液晶基板100上に形成する。
【0041】帯状照明領域104において液晶基板10
0の表面に形成されたパターンからの回折光または液晶
基板100の表面に付着した異物または傷からの散乱光
を、液晶基板100の走査方向(Y軸方向)に平行でか
つ液晶基板100の法線を含む面内で、液晶基板100
の法線に対して所定の角度をなす方向に光軸を有する受
光光学系105で集光し、一次元のCCDなどの受光素
子106上に照明領域の像を形成する。受光素子106
は液晶基板100の像の走査方向にほぼ直交する方向
(X軸方向)に画素が並ぶように配置されている。受光
素子106からの光強度信号は順次読み出され、画像記
憶装置107にステージ101の制御系114の信号に
合わせて記憶されていく。
【0042】また、第2の光源108が、照明光学系1
03と受光光学系105の光軸を含む平面内で、ステー
ジ101の上方の、第1の光源102と異なる位置に配
置されている。第2の光源108からの照明光は、第2
の照明光学系109を介して第2の照明領域110を第
1の照明領域104と重なることなく、液晶基板100
上に形成する。液晶基板100の表面に形成されたパタ
ーンからの回折光または液晶基板100の表面に付着し
た異物または傷からの散乱光を、液晶基板100の走査
方向に平行でかつ液晶基板100の法線を含む面内で、
液晶基板100の法線に対して所定の角度をなす方向に
光軸を有する受光光学系111で集光し、一次元のCC
Dなどの受光素子112上に照明領域の像を形成する。
第lの受光系と同様に光強度信号は画像記憶装置113
にステージ101の制御系114の信号に合わせて記憶
されていく。
【0043】このとき、液晶基板100の面上では、第
1の受光素子106が第1の受光系105を介して検出
する領域と第2の受光素子112が第2の受光系111
を介して検出する領域とはお互いに重ならないように配
置されている。図3の例では、2つの領域はX軸方向に
はずれておらず、Y軸方向にずらすことによりお互いに
重ならないようになっている。
【0044】第1の光学系103と第2の光学系109
とでは、それぞれの照射する光の波長が異なっていても
よいし、それぞれの受光光学系105、111の光軸と
液晶基板100の法線とのなす角が異なっていてもよ
い。また、この両方でもよい。
【0045】液晶基板100上に付着した異物や傷など
からの散乱光を検出する検査装置においては、異物が等
方的でない形状をしていたり、傷の断面形状によっては
一方向に進む散乱光では検出できないことがある。そこ
で光軸と液晶基板の法線とのなす角がそれぞれ異なる複
数の受光系を用いればそのような場合の検出が可能とな
る。
【0046】また、パターンからの回折光をみる検査に
おいては、基板上に形成されたレジスト膜などの薄膜で
は干渉が起きて単一の波長では打ち消し合うような条件
になってしまうと、光がまったく受光系に入らないこと
がある。そのようなとき照射する光の波長が異なった光
学系を用いれば検出が可能となる。
【0047】このように複数の検出光学系を配置したと
き、それら複数の検出光学系のお互いの照明光学系の照
明領域が重なっていると、それぞれ外乱光として作用す
るため検出感度を低下させる原因となるが、本発明の実
施の形態によれば、それぞれの照明領域および検出領域
が重ならないので、高い検出感度を維持することができ
る。
【0048】また、液晶基板は年々パターンが改良され
て検査の条件が異なってくるので、受光系の光軸と液晶
基板の法線とのなす角が可変にできているのが望まし
い。さらに、加工工程途中の基板やカラーフィルタ基板
では照明に使える光の波長が限定されてしまうので、検
査のための光の波長を自由に選べるのが望ましい。
【0049】以上の実施の形態では、第1と第2の照射
光学系、受光系で説明したが、さらに3以上いくつの光
学系を備えてもよい。数を増やせばカバーできる被検査
面の広さが広がり、あるいは可能な検査の種類が多くな
る。また、図5(A)〜図5(C)に示す各照射領域
(51A、51B)と各取り込み領域(23A、23
B)との関係は、図1に示した例に限ることなく、図3
および図4に示した例に適用できることは言うまでもな
い。
【0050】図6を参照して、受光面と帯状受光取り込
み領域との関係を説明する。被検査面の第1の受光部上
の像の走査方向における、第1の受光面の光軸直角方向
の長さがL1 であり、第1の受光光学系18Aの倍率
がβ1 であり、第1の帯状受光取り込み領域の幅がc
1、第1の照射領域における被検査面の法線と第1の受
光光学系18Aの光軸との角度がψ1であるとすれば、
c1=L1/(β1・cosψ1)である。同様に、第
2の受光部については、c2=L2/(β2・cosψ
2)となる。
【0051】したがって、第1と第2の帯状受光取り込
み領域同士が重ならないための条件は、第1と第2の帯
状受光取り込み領域の中心線の距離をdとすれば、 d
>(L1/(β1・cosψ1)+L2/(β2・co
sψ2))/2となる。
【0052】ここで、一例を示すと、第1帯状照射領域
の幅bl及び第2帯状照射領域の幅b2をそれぞれ5m
mとし、第1受光面の長さLl及び第2受光面の長さL
2をそれぞれ0.5mm、第1受光光学系(第1検出光
学系)の受光角ψ1及び第2受光光学系(第2検出光学
系)の受光角ψ2をそれぞれ85度、第1受光光学系
(第1検出光学系)の結像倍率β1及び第2受光光学系
(第1検出光学系)の結像倍率β2をそれぞれ0.1倍
とすると、上式の関係から受光領域が重ならないために
は、照射領域あるいは受光取り込み領域の中心線の間隔
dは、57.4mm以上となる。
【0053】さらに第1の受光部の受光面が第1の受光
系18Aの光軸に対して角度φ1だけ傾斜しているとき
(例えば受光系の光軸に関して被検査面が傾斜している
ので受光面をシャインプルーフの条件を満たすように傾
斜させたとき)は、受光面の幅をLL1とすれば、L1
=LL1・cosφ1となる。したがって、第1と第2
の帯状受光取り込み領域同士が重ならないための条件
は、d>(LL1・cosφ1/(β1・cosψ1)
+LL2・cosφ2/(β2・cosψ2))/2と
なる。
【0054】また、一方の帯状照射領域と他方の帯状受
光取り込み領域同士が重ならないための条件を、同様な
数式で表すこともできる。例えば先に説明した、d1>
(b1+c2)/2、かつd2>(b2+c1)/2
は、d1>(b1+L2/(β2・cosψ2))/
2、かつd2>(b2+L1/(β1・cosψ1))
/2、またはd1>(b1+LL2・cosφ2/(β
2・cosψ2))/2、かつd2>(b2+LL1・
cosφ1/(β1・cosψ1))/2と表すことが
できる。
【0055】以上の実施の形態では、広い検査範囲を複
数に分割し、分割された個々の検査範囲につき、1組の
光学系で、入射および受光を行うので、1組の光学系で
対応する検査範囲が狭くなることから、個々の入射系及
び受光系が非常にコンパクトにできる。また、光学系を
複数所有することにより、部品の点数は多くなるが、各
部品がそれほど大きくないのと、同じ部品を共通に使え
るため、歩留り向上にもつながり、コストが軽減でき
る。さらに、1組の受光系に対し、1組の入射系が対応
しているため、被検物体を照明する光量の低下を防ぐこ
とができる。
【0056】また、光電検出手段の設置の際、各光電検
出手段を、同一の照射領域上に並ベ、異物の検出もれを
防ぐため1組の光学系の見込む検査領域をある程度オー
バーラップさせると、そのオーバーラップ部分aにだ
け、光ビームが強く照射されることになり、照射強度の
変化(すなわち異物の付着位置)に依存して検出される
散乱光強度が異なってしまう。このようなときは、異物
の検出感度が一定にはならず、異物検査の再現性及び信
頼性が損なわれる。しかしながら、本発明の実施の形態
によれば、各光電検出手段を走査方向に離して設置する
ので、前述のような従来の装置の問題が生じない。
【0057】以上の実施の形態の装置は、特に集積回路
の製造工程において用いられるレチクルやフォトマスク
等に平行に張架された異物付着防止用の薄膜(ペリク
ル)の表面上に付着した異物を自動的に検査する異物検
査装置として好適である。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被検面に
おける第1の帯状照射領域と第2の帯状照射領域とは、
所定の方向(第2の方向Y)に沿って所定の距離だけず
れて被検査面上に形成されるので、両照射領域からの光
が第1の受光系と第2の受光系に取り込まれないように
することが可能となり、精度良く被検査面を検出するこ
とができる。
【0059】また第1及び第2の帯状照射領域が、上記
所定の方向と交差する方向(第1の方向X)に沿ってず
れて形成されるように構成すれば、被検査面を広くカバ
ーして検査することが可能となる。
【0060】このように本発明によれば、装置の大型化
を招くことなく、大きな被検面を精度良く検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である面検査装置の
模式的斜視図である。
【図2】図1の第1の実施の形態の面検査装置を真上か
ら見たときの配置構成を示す平面図及び構成要素の配置
の変形例を示す平面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態である面検査装置の
模式的斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態である面検査装置の
模式的斜視図である。
【図5】第1と第2の帯状照射領域と、第1と第2の帯
状受光取り込み領域との関係を説明する図である。
【図6】受光面と帯状受光取り込み領域との関係を説明
する図である。
【図7】従来の面検査装置の模式的斜視図である。
【符号の説明】
11A 半導体レーザ 12A コリメータレンズ 13A アナモルフィックプリズム 14A 絞り 15A ミラー 16A 直接光吸収体 17A シャープカットフィルタ 17B シャープカットフィルタ 18A 受光レンズ 18B 受光レンズ 20A イメージセンサ 20B イメージセンサ 21 ペリクル 22 マスク 23A 第1の光取り込み領域 23B 第2の光取り込み領域 51A 第1の射領域 51B 第2の射領域 a 帯状領域のX軸方向のずれ b1、b2 帯状照射領域の幅 c1、c2 帯状受光取り込み領域の幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光ビームを被検査面に照射して、
    前記被検査面上の所定の第1の方向に沿って第1の帯状
    照射領域を一括的に形成する第1の光照射系と;前記第
    1の帯状照射領域からの散乱光を受光する第1の受光系
    と;第2の光ビームを前記被検査面に照射して、前記第
    1の方向に沿って第2の帯状照射領域を前記被検査面上
    に一括的に形成する第2の光照射系と;前記第2の帯状
    照射領域からの散乱光を受光する第2の受光系と;前記
    第1の方向とほぼ直交する第2の方向に沿って前記第1
    及び第2の光照射系と前記被検査面とを相対的に移動さ
    せる走査手段とを備え;前記第1の帯状照射領域と前記
    第2の帯状照射領域とは前記第2の方向に沿って所定の
    距離だけずれて前記被検査面上に形成されるように構成
    されていることを特徴とする;面検査装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の帯状照射領域は前記
    第1の方向に沿ってずれて形成されるように構成されて
    いることを特徴とする、請求項1に記載の面検査装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の受光系は、前記第1の帯状照
    射領域の像を第1の結像面に形成する第1の光学系と、
    該第1の結像面もしくはその近傍上に第1の受光面を有
    する第1の受光部材とを有し;前記第2の受光系は、前
    記第2の帯状照射領域の像を第2の結像面に形成する第
    2の光学系と、該第2の結像面もしくはその近傍上に第
    2の受光面を有する第2の受光部材とを有し;前記第1
    の受光系に関して前記第1の受光面に対応する前記被検
    査面上の第1の帯状受光取り込み領域と、前記第2の照
    射領域とが重ならず、且つ前記第2の受光系に関して前
    記第2の受光面に対応する前記被検査面上の第2の帯状
    受光取り込み領域と、前記第1の照射領域とが重ならな
    いように、前記所定の距離が設定されることを特徴とす
    る;請求項1または請求項2に記載の面検査装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の帯状照射領域の幅をb1、前
    記第1の帯状受光取り込み領域の幅をc1、 前記第2
    の帯状照射領域の幅をb2、前記第2の帯状受光取り込
    み領域の幅をc2としたとき、前記第1の帯状照射領域
    の中心と前記第2の帯状受光取り込み領域の中心との距
    離が(b1+c2)の半分の値より大きく、かつ前記第
    2の帯状照射領域の中心と前記第1の帯状受光取り込み
    領域の中心との距離が(b2+c1)の半分の値より大
    きいことを特徴とする、請求項3に記載の面検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の受光系は、前記第1の帯状照
    射領域の像を第1の結像面に形成する第1の光学系と、
    該第1の結像面もしくはその近傍に第1の受光面を有す
    る第1の受光部材とを有し;前記第2の受光系は、前記
    第2の帯状照射領域の像を第2の結像面に形成する第2
    の光学系と、該第2の結像面もしくはその近傍に第2の
    受光面を有する第2の受光部材とを有し;前記第1の受
    光系に関して前記第1の受光面に対応する前記被検査面
    上の第1の帯状受光取り込み領域の幅に対して前記第1
    の帯状照射領域の幅は狭く、且つ前記第2の受光系に関
    して前記第2の受光面に対応する前記被検査面上の第2
    の帯状受光取り込み領域の幅に対して前記第2の帯状照
    射領域の幅は狭く、 さらに、前記被検査面上において前記第1の帯状受光取
    り込み領域と前記第2の帯状受光取り込み領域とが重な
    らないことを特緻とする面検査装置。
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