JPH05216211A - マスクの検査方法および装置 - Google Patents

マスクの検査方法および装置

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JPH05216211A
JPH05216211A JP1797492A JP1797492A JPH05216211A JP H05216211 A JPH05216211 A JP H05216211A JP 1797492 A JP1797492 A JP 1797492A JP 1797492 A JP1797492 A JP 1797492A JP H05216211 A JPH05216211 A JP H05216211A
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JP
Japan
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light beam
mask
incident light
defect
inspection
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1797492A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Miyahara
温 宮原
Takeo Kikuchi
健雄 菊地
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相シフトレチクルの欠陥検査に関し,シフ
タの欠陥検査を可能とすることを目的とする。 【構成】 1)位相シフタ3を有するマスク12に入射光
ビーム5を照射し,該入射光ビームが該マスクを透過し
た透過光ビームと,該入射光と同位相の参照光ビーム6
とを合成して干渉波を形成し, 該マスクを走査して該入
射光ビームが該位相シフタを照射したときの該干渉波強
度の低減の程度により該位相シフタの欠陥を検出する,
2)マスク12を載置してXY方向に移動可能なステージ
11と,該マスクに入射光ビームを照射する入射光光学系
14と,該入射光と同位相の参照光ビームを照射する参照
光光学系15と,該入射光ビームが該マスクを透過した透
過光ビームと該参照光ビームとを合成して干渉波を形成
する光学素子16と,該干渉波を検出する受光素子17とを
有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマスク(またはレチク
ル)の検査方法および装置に係り,特に位相シフトレチ
クルの欠陥検査方法および装置に関する。
【0002】近年,半導体装置の高密度化,微細化に伴
い,位相シフトレチクルが用いられるようになってき
た。位相シフトレチクルでは,レチクル上に形成された
位相シフタにより,マスクの透過光に位相差(シフタパ
ターン部と透明基板部間に)を生じさせて露光装置の解
像力を向上しているため,通常のシフタのないレチクル
の欠陥検査に加えて位相シフトが設計通りに行われてい
るかを検査することが必要となった。
【0003】
【従来の技術】従来のレチクルの欠陥検査では,レチク
ル上に形成された遮光膜パターンにより光が設計通りオ
ン/オフされているかを検査している。
【0004】その方法は,レチクルに光を照射して透過
光を受光して光量の有無によりレチクルパターンの情報
を電気信号に変換して,この信号をレチクル中の所望の
ダイ(チップ)パターン同士で比較して両者が同一であ
れば欠陥なしと判断する(Die-to-Die法, またはチップ
比較法) か,またはダイパターンと設計パターンデータ
(Die-to-Data Base法) と比較して両者が同一であれば
欠陥なしと判断していた。
【0005】従来の欠陥検査では,シフタ部の位相変化
が検出されないため,シフタ部の欠陥(欠落,位相差の
不正等)が検査できなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来方法
では,位相シフトが設計通りに行われているかどうかの
検査ができなかった。
【0007】本発明は位相シフトレチクルのシフタ部の
欠陥の検査を可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決は, 1)位相シフタ(3)を有するマスク(12)に入射光ビーム
(5) を照射し,該入射光ビームが該マスクを透過した透
過光ビームと,該入射光と同位相の参照光ビーム(6) と
を合成して干渉波を形成し, 該マスクを走査して該入射
光ビームが該位相シフタを照射したときの該干渉波強度
の低減の程度により該位相シフタの欠陥を検出すること
を特徴とするマスクの検査方法,あるいは 2)マスク(12)を載置してXY方向に移動可能なステー
ジ(11)と,該マスクに入射光ビームを照射する入射光光
学系(14)と,該入射光と同位相の参照光ビームを照射す
る参照光光学系(15)と,該入射光ビームが該マスクを透
過した透過光ビームと該参照光ビームとを合成して干渉
波を形成する光学素子(16)と,該干渉波を検出する受光
素子(17)とを有するマスクの検査装置,あるいは 3)前記干渉波の形成にハーフミラーを用い,前記透過
光ビームが該ハーフミラーを透過した透過光を遮光膜パ
ターンの欠陥検査に用い,該欠陥検査と前記位相シフタ
の欠陥検出と同時に行う前記1)記載のマスクの検査方
法,あるいは 4)前記ステージのXY方向の移動を制御するステージ
制御系と前記位相シフタの欠陥検出の出力系とを同期さ
せて,XY座標上の前記位相シフタの欠陥情報を求める
前記1)あるいは3)記載のマスクの検査方法により達
成される。
【0009】
【作用】本発明では,入射光をレチクルに入射し,レチ
クル透過光と,入射光と同位相の参照光とを干渉させ,
シフタ部における干渉波の光強度の変化を検出すること
で,シフタ部の欠陥検査をしている。
【0010】図1は本発明の原理説明図である。図にお
いて,1は透明基板(ガラス基板),2は遮光膜パター
ン,3はシフタ,4は干渉波を形成する光学素子でハー
フミラー,5は入射光,6は参照光,7は干渉光であ
る。
【0011】ガラス基板1上にCr膜等からなる遮光膜パ
ターン2と位相シフタ3が形成されている位相シフトレ
チクルに対して,入射光5が検査装置の光軸より入射さ
れレチクルを透過する。入射光5のレチクル透過光と,
入射光5と同位相の参照光6とをハーフミラー4を介し
て干渉させる。この干渉光7の光強度の変化を検出する
ことでシフタ部の欠陥検査を行う。
【0012】図2(A) 〜(C) はレチクル断面図と入射光
の位置に対する干渉光の波形を示す図である。図の左側
は光路を示すレチクルの断面図,右側は対応する波形図
である。
【0013】波形図の(1) は入射光5のレチクル透過後
の光,(2) は参照光6,(3)は干渉光7を示す。図2
(A) は遮光膜パターン2が光軸下に位置した場合で,入
射光は遮断される。図2(B) はシフタ3が光軸下に位置
した場合で,入射光はレチクル透過後(ハーフミラーに
入射する直前で),位相反転を生じている。図2(C) は
ガラス基板1が光軸下に位置した場合で,干渉光強度は
両者が加算された値となる。
【0014】次に,図2の結果を利用して,本発明の検
査方法を説明する。図3(A),(B) は本発明の検査方法を
説明する図である。図3(A) において,図1に示される
光学系を用いて,位相シフトレチクルを光学系焦点面に
おいて走査する。矢印はレチクルの走査方向を示し,a
〜eは走査領域を示す。
【0015】図3(B) は, 各領域に対する干渉光強度
(受光素子の信号強度)を示す。領域dのシフタに異常
があると,図のように信号強度に変化が生じシフタに欠
陥があることが分かる。
【0016】
【実施例】図4は本発明の実施例1を説明する装置の断
面図である。図において,11はXYステージ, 12はレチ
クル, 13は光源, 14は光学系(入射光用),15は光学系
(参照光用),16はハーフミラー, 17a は受光素子(シ
フタ検査用), 17b は受光素子(通常検査用), 18a は
演算回路(シフタ検査用),18b は演算回路(通常検査
用), 19a は検査結果出力(シフタ検査用), 19b は検
査結果出力(通常検査用)である。
【0017】検査対象のレチクル12はXYステージ上に
セットされ,光学系14より出た入射光がレチクルを通過
した透過光と, 光学系15より入射光に対し位相差を固定
した参照光とをハーフミラー16により干渉させ,干渉光
を受光素子17a で受け電気信号に変換する。この信号を
演算回路18a で処理して検査結果出力19a を得る。
【0018】ステージを移動して出力19a をモニタする
ことにより, レチクルパターンの位相に関する欠陥の有
無を検査する。同時に, ハーフミラーの透過光を使用し
て,受光素子17b,演算回路18b により, 通常の遮光膜パ
ターンの欠陥検査(遮光膜パターンによる透過光強度の
オン/オフ検査)を行うことができ, 1台の装置で2つ
の検査を同時に行うことができる。
【0019】図5は本発明の実施例2を説明する装置の
断面図である。図において,20は増幅回路, 21はステー
ジ制御系である。なお,図の参照光に対する破線はその
経路がレチクルを通過しないものであることを示す。
【0020】この例は,実際の検査装置 (Die-to-Die
法) に本発明を適用した一つの例である。ダイ1,ダイ
2に対しそれぞれ2系統の光学系が用いられ,それぞれ
の干渉光を比較して,同一出力が得られれば位相欠陥な
しと判定する。
【0021】実施例において,光学系14と15は1つの光
源から分岐してもよく,あるいはそれぞれ単独に設置し
てもよい。また,レチクルをXY面内で走査させるため
のXYステージは,ステージ制御系21により制御され
る。このステージ制御系21と検査結果出力19a とを同期
することにより, XY座標とともに欠陥検出情報(欠陥
存在の有無)を得ることができる。
【0022】なお,Die-to-Data Base法の場合は,図5
の片側の出力系を設計データによるシフタ部を含んだパ
ターンデータによる電気信号に置き換えればよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば,位相シフトレチクルの
シフタ部の欠陥検査が可能となった。また,シフタ部の
欠陥検査と同時に通常のパターン欠陥検査を行えるよう
になった。この結果,位相シフトレチクルを用いて作製
される高密度半導体装置の性能と製造歩留の向上に寄与
することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 レチクル断面図と入射光の位置に対する干渉
光の波形を示す図
【図3】 本発明の検査方法を説明する図
【図4】 本発明の実施例1を説明する装置の断面図
【図5】 本発明の実施例2を説明する装置の断面図
【符号の説明】
1 透明基板(ガラス基板) 2 遮光膜パターン 3 シフタ 4 ハーフミラー 5 入射光 6 参照光 7 干渉光 11 XYステージ 12 レチクル 13 光源 14 光学系(入射光用) 15 光学系(参照光用) 16 ハーフミラー 17a 受光素子(シフタ検査用) 17b 受光素子(通常の欠陥検査用) 18a 演算回路(シフタ検査用) 18b 演算回路(通常の欠陥検査用) 19a 検査結果出力(シフタ検査用) 19b 検査結果出力(通常の欠陥検査用) 20 増幅回路 21 ステージ制御系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相シフタ(3)を有するマスク(12)に入
    射光ビーム(5) を照射し,該入射光ビームが該マスクを
    透過した透過光ビームと,該入射光と同位相の参照光ビ
    ーム(6) とを合成して干渉波を形成し, 該マスクを走査
    して該入射光ビームが該位相シフタを照射したときの該
    干渉波強度の低減の程度により該位相シフタの欠陥を検
    出することを特徴とするマスクの検査方法。
  2. 【請求項2】 マスク(12)を載置してXY方向に移動可
    能なステージ(11)と,該マスクに入射光ビームを照射す
    る入射光光学系(14)と,該入射光と同位相の参照光ビー
    ムを照射する参照光光学系(15)と,該入射光ビームが該
    マスクを透過した透過光ビームと該参照光ビームとを合
    成して干渉波を形成する光学素子(16)と,該干渉波を検
    出する受光素子(17)とを有することを特徴とするマスク
    の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記干渉波の形成にハーフミラーを用
    い,前記透過光ビームが該ハーフミラーを透過した透過
    光を遮光膜パターンの欠陥検査に用い,該欠陥検査と前
    記位相シフタの欠陥検出と同時に行うことを特徴とする
    請求項1記載のマスクの検査方法。
  4. 【請求項4】 前記ステージのXY方向の移動を制御す
    るステージ制御系と前記位相シフタの欠陥検出の出力系
    とを同期させて,XY座標上の前記位相シフタの欠陥情
    報を求めることを特徴とする請求項1あるいは3記載の
    マスクの検査方法。
JP1797492A 1992-02-04 1992-02-04 マスクの検査方法および装置 Withdrawn JPH05216211A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06201602A (ja) * 1992-10-30 1994-07-22 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 移相マスクの検査方法
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19990518