JP2000161817A - 圧縮機用配管の振動減衰装置 - Google Patents

圧縮機用配管の振動減衰装置

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JP2000161817A
JP2000161817A JP10332727A JP33272798A JP2000161817A JP 2000161817 A JP2000161817 A JP 2000161817A JP 10332727 A JP10332727 A JP 10332727A JP 33272798 A JP33272798 A JP 33272798A JP 2000161817 A JP2000161817 A JP 2000161817A
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compressor
pipe
elastic
vibration
relay pipe
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JP10332727A
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Yoshikatsu Okamoto
吉克 岡本
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動減衰の効果を大きくすること。 【解決手段】 圧縮機6の圧縮機本体6a及び冷媒タン
ク6bから延びる配管7a,7bの途中が所定長さL切
断され、その両切断端部11,12どうしが弾性中継パ
イプ13により接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエアコン室
外機用圧縮機から配管に伝わる振動を減衰させるように
した圧縮機用配管の振動減衰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコン室外機の一例として特開
平4−177031号公報に記載したものがある。これ
は、図5に示すように、筐体1の熱交換室2内に熱交換
器3とファン4とが配置されると共に、該筐体1の機械
室5内に圧縮機6が配置され、該圧縮機6の圧縮機本体
6a及び冷媒タンク6bから延びる配管7a,7bがク
ッション材8を介して筐体1の底板部1a上に配置され
ている。
【0003】上記構成では、圧縮機6を起動させること
により、該圧縮機6から配管7a,7bに振動が伝わ
り、それにより、騒音を発生させると共に、その振動に
よって配管7a,7bと四方弁(図示せず)との継ぎ目
などにクラックを生じさせる虞れがあるので、配管7
a,7bに伝わった振動をクッション材8により低減す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
圧縮機6から配管7a,7bに伝わった振動をクッショ
ン材8で低減するようにしているが、そのクッション材
8では、振動のうち、配管7a,7bの軸心方向aに対
して直交する方向bに伝わる振動をある程度低減させる
ことができるだけで、配管7a,7bの軸心方向aに伝
わる振動をほとんど低減させることができず、振動減衰
の効果が小さい。
【0005】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、振動減
衰の効果が大きい圧縮機用配管の振動減衰装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、圧縮機から延びる配管の途
中が所定長さ切断され、その両切断端部どうしが弾性中
継パイプにより接続されていることを特徴としている。
【0007】上記構成によれば、圧縮機から配管にその
軸心方向に沿って伝わる振動だけでなくその軸心方向に
対して直交する方向に沿って伝わる振動も前記弾性中継
パイプの弾性変形により減衰させることができ、減衰効
果が大きく、振動に伴う騒音を大幅に低減させることが
できると共に、振動によって配管と四方弁との継ぎ目な
どにクラックを発生させることがない。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記弾性中継パイプが弾性合成樹脂により
形成されていることを特徴としている。
【0009】上記構成によれば、弾性中継パイプを弾性
合成樹脂により安価に量産することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記弾性合成樹脂がポリエチレン
系合成樹脂からなることを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、弾性中継パイプが耐薬
品性に優れたポリエチレン系合成樹脂により形成されて
いるので、その弾性中継パイプが配管内を流通する冷媒
などの流体により劣化され難い。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の発明において、前記弾性中継パイプの
内面に耐腐食性皮膜がコーティングされていることを特
徴としている。
【0013】上記構成によれば、配管内を流通する冷媒
などの流体により弾性中継パイプが腐食されるのを該弾
性中継パイプの内面にコーティングした耐腐食性皮膜に
より防ぎ、これによって、弾性中継パイプの寿命を大幅
に延ばすことができる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記耐腐食性皮膜が銅箔からなることを特
徴としている。
【0015】上記構成によれば、弾性中継パイプの内面
にコーティングした銅箔が弾性を有するので、該弾性中
継パイプの弾性変形を阻害することがない。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1から5に
いずれかに記載の発明において、前記弾性中継パイプの
両端部が前記両切断端部に締結具により締結されている
ことを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、配管内を流通する冷媒
などの流体の圧力により弾性中継パイプが配管から不測
に外れないようにできる。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の発明において、前記圧縮機がエアコン
室外機用圧縮機であることを特徴としている。
【0019】上記構成によれば、振動及び騒音が小さく
長寿命のエアコン室外機を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の一形態であ
る圧縮機用配管7a,7bの振動減衰装置10を備えた
エアコン室外機を示すものであって、図5に示す従来例
と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】前記振動減衰装置10は、図2に示すよう
に、各配管7a,7bの圧縮機6に近い部分を所定長さ
L切断し、その両切断端部11,12に両端部を外嵌さ
せた弾性中継パイプ13を有し、該弾性中継パイプ13
を介して両切断端部11,12どうしが接続されてい
る。なお、図2中、14は圧縮機本体6aの下面に固着
した台座15を筐体1の底板部1aに係止するための係
止具、16は底板部1aと台座15との間に介在させた
防震クッション材である。
【0022】上記構成によれば、圧縮機6から配管7
a,7bにその軸心方向aに沿って伝わる振動だけでな
くその軸心方向aに対して直交する方向bに沿って伝わ
る振動も中継パイプ13の弾性変形により減衰させるこ
とができ、減衰効果が大きく、振動に伴う騒音を大幅に
低減させることができると共に、振動によって配管7
a,7bと四方弁との継ぎ目などにクラックを発生させ
ることがなく、振動及び騒音が小さく長寿命のエアコン
室外機を提供することができる。
【0023】前記弾性中継パイプ13は、弾性合成樹脂
により形成されており、安価に量産することができ、そ
の弾性合成樹脂としては耐薬品性に優れたポリエチレン
系合成樹脂を用いることが好ましく、これによって、弾
性中継パイプ13が配管7a,7b内を流通するフロン
などの冷媒により劣化され難い。なお、弾性中継パイプ
13を合成ゴムにより形成してもよい。
【0024】図3に示すように、弾性中継パイプ13の
内面に耐腐食性皮膜18がコーティングされている。こ
れによって、配管7a,7b内を流通する冷媒などの流
体により弾性中継パイプ13が腐食されるのを防ぎ、該
弾性中継パイプ13の寿命を大幅に延ばすことができ
る。
【0025】前記耐腐食性皮膜としては銅箔やアルミ箔
が用いられる。これらは弾性を有するので、弾性中継パ
イプ13の弾性変形を阻害することがない。
【0026】図4に示すように、縮径方向に付勢された
コイルリングなどからなる締結具19により前記弾性中
継パイプ13の両端部を両切断端部11,12に締結す
ることが好ましい(実施の他の形態)。これによって、
配管7a,7b内を流通する冷媒などの流体の圧力によ
り弾性中継パイプ13が配管7a,7bから不測に外れ
ないようにできる。
【0027】上記の実施の形態では、エアコン室外機を
例にあげて説明したが、これに限定されるわけではな
く、例えば一体型エアコンや冷凍機などにも適用するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、配管の途
中を切断し、その両切断端部を弾性中継パイプにより接
続しているので、圧縮機から配管にその軸心方向に沿っ
て伝わる振動だけでなくその軸心方向に対して直交する
方向に沿って伝わる振動も前記弾性中継パイプの弾性変
形により減衰させることができ、減衰効果が大きく、振
動に伴う騒音を大幅に低減させることができると共に、
振動によって配管と四方弁との継ぎ目などにクラックを
発生させることがない。
【0029】請求項2記載の発明によれば、弾性中継パ
イプを弾性合成樹脂により安価に量産することができ
る。
【0030】請求項3記載の発明によれば、弾性中継パ
イプが耐薬品性に優れたポリエチレン系合成樹脂により
形成されているので、その弾性中継パイプが配管内を流
通する冷媒などの流体により劣化され難い。
【0031】請求項4記載の発明によれば、配管内を流
通する冷媒などの流体により弾性中継パイプが腐食され
るのを該弾性中継パイプの内面にコーティングした耐腐
食性皮膜により防ぎ、これによって、弾性中継パイプの
寿命を大幅に延ばすことができる。
【0032】請求項5記載の発明によれば、弾性中継パ
イプの内面にコーティングした銅箔が弾性を有するの
で、該弾性中継パイプの弾性変形を阻害することがな
い。
【0033】請求項6記載の発明によれば、弾性中継パ
イプの両端部が配管の両切断端部に締結具により締結さ
れているので、配管内を流通する冷媒などの流体の圧力
により弾性中継パイプが配管から不測に外れないように
できる。
【0034】請求項7記載の発明によれば、振動及び騒
音が小さく長寿命のエアコン室外機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態である圧縮機用配管の
振動減衰装置を備えたエアコン室外機を示す一部切欠き
斜視図である。
【図2】 同振動減衰装置を示す一部切欠き側面図であ
る。
【図3】 同要部の拡大縦断面図である。
【図4】 本発明の実施の他の形態である圧縮機用配管
の振動減衰装置を示す要部の拡大正面図である。
【図5】 従来例を示す一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
6 圧縮機 7a 配管 7b 配管 10 振動減衰装置 11 切断端部 12 切断端部 13 弾性中継パイプ 18 耐腐食性皮膜 19 締結具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機から延びる配管の途中が所定長さ
    切断され、その両切断端部どうしが弾性中継パイプによ
    り接続されていることを特徴とする圧縮機用配管の振動
    減衰装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性中継パイプが弾性合成樹脂によ
    り形成されていることを特徴とする請求項1記載の圧縮
    機用配管の振動減衰装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性合成樹脂がポリエチレン系合成
    樹脂からなることを特徴とする請求項2記載の圧縮機用
    配管の振動減衰装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性中継パイプの内面に耐腐食性皮
    膜がコーティングされていることを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載の圧縮機用配管の振動減衰装
    置。
  5. 【請求項5】 前記耐腐食性皮膜が銅箔からなることを
    特徴とする請求項4記載の圧縮機用配管の振動減衰装
    置。
  6. 【請求項6】 前記弾性中継パイプの両端部が前記両切
    断端部に締結具により締結されていることを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載の圧縮機用配管の振動
    減衰装置。
  7. 【請求項7】 前記圧縮機がエアコン室外機用圧縮機で
    あることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    の圧縮機用配管の振動減衰装置。
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