WO2020116166A1 - 配管構造及び空調機 - Google Patents

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樹 末竹
智教 菊野
孝行 西澤
数喜 島崎
旭 大野
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ダイキン工業株式会社
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    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements

Abstract

圧縮機(30)の吸入管(32)には、吸入側の第1配管(41)の一端部が接続されている。第1配管(41)の他端部には、第2配管(42)が接続されている。第1配管(41)のばね定数k1、第2配管(42)のばね定数k2が、100≦k2/k1という条件を満たしている。

Description

配管構造及び空調機
 本開示は、配管構造及び空調機に関するものである。
 従来より、圧縮機と他の部品(もしくは他の機器)とが配管で連結された空気調和機において、圧縮機から配管に伝達される振動を低減するための構成が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
 特許文献1には、圧縮機とアキュムレータとを連結している配管の外周部に、弾性部材を介して金属製の錘を固定した構成が開示されている。
特開昭63-259338号公報
 特許文献1の発明には、金属製の錘や弾性部材を用いた構成以外は記載されていない。
 本開示の目的は、圧縮機から配管に伝達される振動を低減することにある。
 本開示の第1の態様は、圧縮機(30)を有する冷媒回路(12)の一部を構成する配管構造を対象としている。そして、一端側が前記圧縮機(30)に接続された第1配管(41,51)と、前記第1配管(41,51)の他端側に接続された第2配管(42,52)とを有し、前記第1配管(41,51)のばね定数k1、前記第2配管(42,52)のばね定数k2が、100≦k2/k1という条件を満たしている。
 第1の態様では、第1配管(41,51)の一端側には、圧縮機(30)が接続されている。第1配管(41,51)の他端側には、第2配管(42,52)が接続されている。そして、第1配管(41,51)のばね定数k1と、第2配管(42,52)のばね定数k2とが、上述した条件を満たすように設定される。
 このような構成とすれば、圧縮機(30)で生じた振動を第1配管(41,51)で低減させることができる。これにより、第2配管(42,52)以降で、振動による異音が発生したり、応力が集中するのを抑えることができる。
 本開示の第2の態様は、第1の態様において、前記第2配管(42,52)を、前記圧縮機(30)が収容されたケーシング(21)又は該ケーシング(21)内の部材(24,55)に固定する固定部材(56)を備えている。
 第2の態様では、固定部材(56)によって、第2配管(42,52)をケーシング(21)又はケーシング(21)内の部材(24,55)に固定している。これにより、圧縮機(30)で生じた振動を、第1配管(41,51)で確実に低減させて、ケーシング(21)や第2配管(42,52)以降の配管や機器への振動伝達を防止できる。
 本開示の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記第1配管(41,51)は、蛇腹管である。
 第3の態様では、第1配管(41,51)を蛇腹管で構成することで、圧縮機(30)で生じた振動を第1配管(41,51)で低減させることができる。
 本開示の第4の態様は、第1乃至第3の態様のうち何れか1つにおいて、1000≦k2/k1という条件を満たしている。
 第4の態様では、上述した条件を満たすようにばね定数k1、k2を設定している。
 本開示の第5の態様は、第1乃至第3の態様のうち何れか1つにおいて、4000≦k2/k1という条件を満たしている。
 第5の態様では、上述した条件を満たすようにばね定数k1、k2を設定している。
 本開示の第6の態様は、第1乃至第5の態様のうち何れか1つに記載の配管構造を備えた空調機である。
 第6の態様では、上述した配管構造を空調機に適用している。
図1は、本実施形態に係る空調機の冷媒回路図である。 図2は、室外機の構成を示す平面図である。 図3は、室外機の構成を示す正面図である。 図4は、圧縮機の吸入側の第1配管のばね定数を算出する方法を説明する図である。 図5は、圧縮機の吸入側の第2配管のばね定数を算出する方法を説明する図である。 図6は、圧縮機の吐出側の第1配管のばね定数を算出する方法を説明する図である。 図7は、圧縮機の吐出側の第2配管のばね定数を算出する方法を説明する図である。 図8は、圧縮機の振動により発生する音の周波数が0~300Hzの場合のばね定数比と低減デシベルとの関係を示すグラフ図である。 図9は、圧縮機の振動により発生する音の周波数が300~1000Hzの場合のばね定数比と低減デシベルとの関係を示すグラフ図である。 図10は、圧縮機の振動により発生する音の周波数が1000~3000Hzの場合のばね定数比と低減デシベルとの関係を示すグラフ図である。 図11は、本変形例に係る室外機の構成を示す正面図である。
 図1に示すように、空調機(10)は、室内機(15)と、室外機(20)とを備えている。室内機(15)と室外機(20)とは、一対の連絡配管(11)を介して互いに接続されている。空調機(10)では、室内機(15)と、室外機(20)と、連絡配管(11)とによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路(12)を構成している。
 室内機(15)は、空気調和の対象空間である室内に設置されるものであって、室内熱交換器(16)と、室内ファン(17)とを有する。
 室内熱交換器(16)は、内部を流れる冷媒と、室内ファン(17)によって供給される室内空気とを熱交換させるものである。室内熱交換器(16)は、例えば、フィンアンドチューブ熱交換器によって構成されている。室内ファン(17)は、空気を室内機(15)へ吸い込み、空気を室内機(15)から吹き出す。
 室外機(20)は、室外に設置されるものであって、圧縮機(30)と、アキュムレータ(45)と、四方切換弁(23)と、室外熱交換器(24)と、室外ファン(25)と、膨張弁(26)と、液側閉鎖弁(27)と、ガス側閉鎖弁(28)とを有する。
 圧縮機(30)は、室内熱交換器(16)及び室外熱交換器(24)のうち蒸発器として機能するものから流出した低圧ガス冷媒を吸入し、低圧ガス冷媒を圧縮することで高温の高圧ガス冷媒を吐出するものである。圧縮機(30)が吐出した高圧ガス冷媒は、室内熱交換器(16)及び室外熱交換器(24)のうち凝縮器として機能するものに流入する。
 アキュムレータ(45)は、圧縮機(30)に吸入される前の冷媒を一時的に貯留するとともに、冷媒ガスに含まれる液冷媒や冷凍機油を気液分離するものである。
 四方切換弁(23)は、冷媒回路(12)における冷媒の流れを可逆的に切り換えるためのものである。具体的に、四方切換弁(23)は、第1状態(図1に実線で示す状態)と、第2状態(図1に破線で示す状態)とに切換可能である。
 第1状態では、室内熱交換器(16)が蒸発器となって空調機(10)が冷房運転を行う。第2状態では、室内熱交換器(16)が凝縮器となって空調機(10)が暖房運転を行う。
 室外熱交換器(24)は、内部を流れる冷媒と、室外ファン(25)によって供給される室外空気とを熱交換させるものである。室外熱交換器(24)は、例えば、フィンアンドチューブ熱交換器によって構成されている。室外ファン(25)は、室外熱交換器(24)に室外空気を供給する。
 膨張弁(26)は、室内熱交換器(16)及び室外熱交換器(24)のうち凝縮器として機能するものから流出した冷媒を減圧する。膨張弁(26)は、例えば、開度調節可能な電動弁によって構成されている。
 〈室外機の構成〉
 図2及び図3に示すように、室外機(20)は、箱状の室外ケーシング(21)を備えている。室外熱交換器(24)は、室外ケーシング(21)の底板(22)の周縁部に沿って延びている。室外ケーシング(21)の底板(22)には、圧縮機(30)と、アキュムレータ(45)とが載置されている。四方切換弁(23)は、圧縮機(30)よりも上方に配置されている。
 圧縮機(30)は、両端が閉塞された縦長円筒状の密閉容器(31)を備えている。密閉容器(31)の上部には、吸入管(32)が取り付けられている。吸入管(32)には、吸入側の第1配管(41)の一端部が接続されている。第1配管(41)の他端部には、第2配管(42)の一端部が接続されている。第2配管(42)の他端部には、アキュムレータ(45)が接続されている。
 密閉容器(31)の胴部には、吐出管(33)が取り付けられている。吐出管(33)には、吐出側の第1配管(51)の一端部が接続されている。第1配管(51)の他端部には、第2配管(52)の一端部が接続されている。第2配管(52)の他端部には、四方切換弁(23)が接続されている。
 密閉容器(31)の下部には、支持ブラケット(34)が設けられている。支持ブラケット(34)は、複数の防振部材(35)を介して室外ケーシング(21)の底板(22)に固定されている。
 アキュムレータ(45)は、両端が閉塞された縦長円筒状のアキュムレータ本体(46)を備えている。アキュムレータ本体(46)の下部には、複数の支持脚(47)が設けられている。支持脚(47)は、室外機(20)の底板(22)に固定されている。
 アキュムレータ本体(46)の底部には、吸入側の第2配管(42)の他端部が接続されている。アキュムレータ本体(46)の上部には、入口管(48)の一端部が接続されている。入口管(48)の他端部には、四方切換弁(23)が接続されている。
 〈第1配管及び第2配管のばね定数について〉
 圧縮機(30)の駆動中に生じた振動は、吸入管(32)及び吐出管(33)に伝達される。吸入管(32)に伝達された振動は、吸入側の第1配管(41)及び第2配管(42)に伝達される。吐出管(33)に伝達された振動は、吐出側の第1配管(51)及び第2配管(52)に伝達される。
 本実施形態では、第1配管(41,51)のばね定数k1と、第2配管(42,52)のばね定数k2とを適切に設定することで、振動減衰性の高い配管構造を採用するようにした。
 具体的に、第1配管(41,51)は、ステンレス製の蛇腹管で構成されている。第2配管(42,52)は、銅管で構成されている。第1配管(41,51)と第2配管(42,52)とは、ろう付けされている。
 なお、第1配管(41,51)は、銅、アルミ、鉄、樹脂等で構成されていてもよい。第2配管(42,52)は、ステンレス、アルミ、鉄等で構成されていてもよい。第1配管(41,51)と第2配管(42,52)とは、溶接、はんだ付け、接着、かしめ、溶着等によって接合されていてもよい。
 以下、第1配管(41,51)のばね定数k1と、第2配管(42,52)のばね定数k2とを算出する方法について、図4~図7を用いて説明する。
 図4に示すように、吸入側の第1配管(41)では、圧縮機(30)側の端部を自由端とし、第2配管(42)側の端部を固定端とする。そして、第1配管(41)の自由端に、第1配管(41)の軸方向に対して垂直な平面上(図4のXY平面上)で荷重(F)を与え、そのときの第1配管(41)の変位量を計測して、ばね定数k1を算出する。
 図5に示すように、吸入側の第2配管(42)では、第1配管(41)側の端部を自由端とし、アキュムレータ(45)側の端部を固定端とする。そして、第2配管(42)の自由端に、図5のXY平面上で荷重(F)を与え、そのときの第2配管(42)の変位量を計測して、ばね定数k2を算出する。
 図6に示すように、吐出側の第1配管(51)では、圧縮機(30)側の端部を自由端とし、第2配管(52)側の端部を固定端とする。そして、第1配管(51)の自由端に、図6のXY平面上で荷重(F)を与え、そのときの第1配管(51)の変位量を計測して、ばね定数k1を算出する。
 図7に示すように、吐出側の第2配管(52)では、第1配管(51)側の端部を自由端とし、四方切換弁(23)側の端部を固定端とする。そして、第2配管(52)の自由端に、図7のXY平面上で荷重(F)を与え、そのときの第2配管(52)の変位量を計測して、ばね定数k2を算出する。
 本実施形態では、第1配管(41,51)が直線状に延びる単純な形状であるため、第1配管(41,51)の変位量を実測することで、ばね定数k1を算出するようにしている。一方、第2配管(42,52)は、複数の屈曲部分を有する複雑な形状であるため、第2配管(42,52)の変位量を有限要素法で構造解析することで、ばね定数k2を算出するようにしている。
 なお、第1配管(41,51)の変位量を有限要素法で構造解析してもよいし、第2配管(42,52)の変位量を実測するようにしてもよい。
 ところで、第1配管(41,51)のばね定数k1と、第2配管(42,52)のばね定数k2とは、配管の材質、配管の内径、配管の肉厚、配管の長さ等によって決定される。第2配管(42,52)の管路途中には、複数の屈曲部分が設けられている(図3参照)。そのため、第2配管(42,52)が直線状に延びている場合に比べて、第2配管(42,52)のばね定数k2が小さくなる傾向にある。
 ここで、ばね定数比k2/k1を大きくするためには、第1配管(41,51)の全長を長くして、第1配管(41,51)のばね定数k1を小さくすることが考えられる。しかしながら、第1配管(41,51)の全長を長くし過ぎると、振動対策として配管に錘を取り付ける場合よりも、全体としてコストアップになるおそれがある。
 そこで、本実施形態では、振動により発生する異音の低減デシベルの目標値と、異音を低減するのに必要なばね定数比k2/k1とを考慮して、第1配管(41,51)及び第2配管(42,52)を選定するようにした。
 具体的に、図8~図10のグラフ図を見ると、ばね定数比k2/k1が大きくなるほど、低減デシベルが大きくなる、つまり、振動によって発生する異音が小さくなる傾向にあることが分かる。
 図8のグラフ図は、圧縮機(30)の振動の周波数が0~300Hzの場合のばね定数比k2/k1と低減デシベルとの関係を示している。図8のグラフ図において、ばね定数比k2/k1が100以上であれば、低減デシベルが5dB以上であることが分かる。
 図9のグラフ図は、圧縮機(30)の振動の周波数が300~1000Hzの場合のばね定数比k2/k1と低減デシベルとの関係を示している。図9のグラフ図において、ばね定数比k2/k1が100以上であれば、低減デシベルが10dB以上であることが分かる。
 図10のグラフ図は、圧縮機(30)の振動の周波数が1000~3000Hzの場合のばね定数比k2/k1と低減デシベルとの関係を示している。図10のグラフ図において、ばね定数比k2/k1が100以上であれば、低減デシベルが10dB以上であることが分かる。
 そこで、本実施形態では、第1配管(41,51)のばね定数k1、第2配管(42,52)のばね定数k2を、下記の(1)式の条件を満たすように設定するようにした。
 100≦k2/k1 ・・・(1)
 なお、図9及び図10のグラフ図において、ばね定数比k2/k1が1000以上であれば、低減デシベルが15dB以上となるので、下記の(2)式の条件を満たすように設定してもよい。
 1000≦k2/k1 ・・・(2)
 また、図9のグラフ図において、ばね定数比k2/k1が4000以上であれば、低減デシベルが20dB以上となるので、下記の(3)式の条件を満たすように設定してもよい。
 4000≦k2/k1 ・・・(3)
  -実施形態の効果-
 本実施形態の配管構造は、圧縮機(30)を有する冷媒回路(12)の一部を構成している。そして、一端側が圧縮機(30)に接続された第1配管(41,51)と、第1配管(41,51)の他端側に接続された第2配管(42,52)とを有し、第1配管(41,51)のばね定数k1、第2配管(42,52)のばね定数k2が、100≦k2/k1という条件を満たしている。
 本実施形態では、第1配管(41,51)の一端側には、圧縮機(30)が接続されている。第1配管(41,51)の他端側には、第2配管(42,52)が接続されている。そして、第1配管(41,51)のばね定数k1と、第2配管(42,52)のばね定数k2とが、上述した条件を満たすように設定される。
 このような構成とすれば、圧縮機(30)で生じた振動を第1配管(41,51)で低減させることができる。これにより、第2配管(42,52)以降で、振動による異音が発生したり、応力が集中するのを抑えることができる。
 また、本実施形態の配管構造において、第1配管(41,51)は、蛇腹管である。
 本実施形態では、第1配管(41,51)を蛇腹管で構成することで、圧縮機(30)で生じた振動を第1配管(41,51)で低減させることができる。
 また、本実施形態の配管構造において、1000≦k2/k1という条件を満たしている。
 本実施形態では、上述した条件を満たすようにばね定数k1、k2を設定している。
 また、本実施形態の配管構造では、4000≦k2/k1という条件を満たしている。
 本実施形態では、上述した条件を満たすようにばね定数k1、k2を設定している。
 また、本実施形態の空調機(10)は、上述した配管構造を備えている。
 本実施形態では、上述した配管構造を空調機(10)に適用している。
 《変形例》
 本変形例では、図11に示すように、圧縮機(30)の周囲は、防振箱(55)の側壁で囲まれている。防振箱(55)は、室外ケーシング(21)の底板(22)に載置されている。防振箱(55)の側壁には、固定部材(56)が取り付けられている。
 固定部材(56)は、防振箱(55)の側壁から第2配管(42,52)に向かって延びている。固定部材(56)の先端部は、第2配管(42,52)の管路途中にそれぞれ接続されている。これにより、第2配管(42,52)は、固定部材(56)を介して防振箱(55)に固定される。
 このとき、第2配管(42,52)のばね定数k2は、第2配管(42,52)における第1配管(41,51)側の端部から固定部材(56)で固定された位置までの長さで算出すればよい。
  -変形例の効果-
 本実施形態の配管構造は、第2配管(42,52)を室外ケーシング(21)内の防振箱(55)に固定する固定部材(56)を備えている。
 本実施形態では、固定部材(56)によって、第2配管(42,52)を室外ケーシング(21)内の防振箱(55)に固定している。これにより、圧縮機(30)で生じた振動を、第1配管(41,51)で確実に低減させて、室外ケーシング(21)や第2配管(42,52)以降の配管や機器への振動伝達を防止できる。
 なお、本変形例では、固定部材(56)によって、第2配管(42,52)を防振箱(55)に固定するようにしたが、この形態に限定するものではない。例えば、固定部材(56)によって、第2配管(42,52)を室外熱交換器(24)に固定してもよい。また、固定部材(56)によって、第2配管(42,52)を、室外ケーシング(21)の底板(22)や、室外ケーシング(21)を構成する図示しないフレームや外板などに固定するようにしてもよい。
 《その他の実施形態》
 前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
 本実施形態では、圧縮機(30)の吸入管(32)を介して吸入側の第1配管(41)が接続され、吐出管(33)を介して吐出側の第1配管(51)が接続されているが、この形態に限定するものではない。例えば、第1配管(41,51)を、圧縮機(30)の密閉容器(31)に直接接続した形態であってもよい。
 以上、実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態及び変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
 以上説明したように、本開示は、配管構造及び空調機について有用である。
 10  空調機
 12  冷媒回路
 21  室外ケーシング
 22  底板
 24  室外熱交換器
 30  圧縮機
 41  第1配管
 42  第2配管
 51  第1配管
 52  第2配管
 55  防振箱(部材)
 56  固定部材

Claims (6)

  1.  圧縮機(30)を有する冷媒回路(12)の一部を構成する配管構造であって、
     一端側が前記圧縮機(30)に接続された第1配管(41,51)と、
     前記第1配管(41,51)の他端側に接続された第2配管(42,52)とを有し、
     前記第1配管(41,51)のばね定数k1、前記第2配管(42,52)のばね定数k2が、
     100≦k2/k1
    という条件を満たすことを特徴とする配管構造。
  2.  請求項1において、
     前記第2配管(42,52)を、前記圧縮機(30)が収容されたケーシング(21)又は該ケーシング(21)内の部材(24,55)に固定する固定部材(56)を備えたことを特徴とする配管構造。
  3.  請求項1又は2において、
     前記第1配管(41,51)は、蛇腹管であることを特徴とする配管構造。
  4.  請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
     1000≦k2/k1
    という条件を満たすことを特徴とする配管構造。
  5.  請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
     4000≦k2/k1
    という条件を満たすことを特徴とする配管構造。
  6.  請求項1乃至5のうち何れか1つに記載の配管構造を備えた空調機。
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