JP2001082814A - 冷凍サイクル装置およびそれに用いるアキュムレータ - Google Patents
冷凍サイクル装置およびそれに用いるアキュムレータInfo
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Abstract
続するゴムホース9および圧縮機1の吸入側とアキュム
レータ8との間を接続するゴムホース10として、内面
部に低ガス透過性の樹脂層を有するゴムホースを用い、
凝縮器3として、内容積が390cc以下のものを用
い、アキュムレータ8の内部に底部の液冷媒がガス冷媒
の流れに巻き込まれるのを阻止する仕切り部材を備え、
アキュムレータ8の容積を305cc〜505ccとし
た。
Description
いて、圧縮機吸入側に配置されて冷媒の気液を分離し液
冷媒を溜めるアキュムレータのタンク容積の低減に関す
るもので、例えば、車両用空調装置に用いて好適であ
る。
おいて、冷媒の気液を分離し液冷媒を溜めるタンク機能
としては、凝縮器出口側に配置される受液器方式と、圧
縮機吸入側に配置されるアキュムレータ方式とに大別さ
れる。
を分離してガス冷媒を圧縮機に吸入させることができる
ので、減圧手段としてオリフィス、ノズルのような安価
な固定絞りを使用できる利点がある。
キュムレータでは圧縮機への液戻りを防止するために、
冷媒の気液分離を確実に行う必要がある。その結果、こ
の気液分離のための空間が拡大してアキュムレータのタ
ンク容積が現状では800〜1000cc程度の大きさ
になっており、このタンク容積は受液器よりはるかに大
きい。
ム内に搭載されるが、エンジンルームでは狭隘なスペー
ス内に多数の機器が密集して配置されるので、アキュム
レータが上記程度のタンク容積を持つことによりエンジ
ンルーム内への搭載性を非常に悪化させている。
のタンク容積の低減を図ることを目的とする。
ータの機能について図1により説明する。図1は従来公
知のアキュムレータタンク構造であり、簡単に説明する
と、タンク本体81の内部に上下方向に延びる2つのパ
イプ状部材101、102を2重管式に配置し、そし
て、外側パイプ状部材102の上方開口部からガス冷媒
を吸入し、このガス冷媒を外側パイプ状部材102の下
端部にてUターンさせて内側パイプ状部材101の内部
を上昇させる。
イプ状部材102の下端部を閉塞し保持するキャップ部
材103を配置し、このキャップ部材103に微小なオ
イル吸入口104を設け、タンク本体81内の底部に溜
まったオイルと液冷媒をオイル吸入口104から外側パ
イプ状部材102の下端部に吸い込み、このオイルと液
冷媒を上記ガス冷媒に混合して圧縮機1に吸入させるよ
うにしている。
的に、冷媒の気液分離機能、サイクル運転条件(負
荷)の変動による冷媒変動量の吸収機能、サイクルか
らの冷媒洩れ量を見越して予め余裕冷媒量を蓄えておく
機能、圧縮機に所定量のオイルを常に戻すために、液
冷媒を蓄えておく機能に分けられる。なお、オイルは液
冷媒中に溶け込んでいる。
機能〜を発揮するために必要な空間であり、アキュ
ムレータタンクの径Dと高さHの比率(H/D)は、タ
ンク形状の絞り加工上の理由等のために、ほぼ一定範囲
(2〜2.3)に維持される。そのため、本発明者らの
実験検討によると、〜の空間の比率はタンク容積の
変動にかかわらず、一定に保たれることが分かった。
の比率が最も大きくて、0.42である。次に、余裕
冷媒量蓄積のための空間の比率が大きくて、0.31
である。次に、オイル戻しのための液冷媒蓄積空間の
比率で、0.15である。最後に、冷媒変動量吸収のた
めの空間の比率が最も小さくて0.12である。
冷媒の気液分離に必要な空間の必要容積を効果的に低
減することにより、アキュムレータのタンク容積の低減
を図るものである。
の必要容積を効果的に低減することにより、アキュムレ
ータのタンク容積の低減を図るものである。
ク容積の低減効果に、冷媒変動量吸収のための空間の
必要容積の低減効果を組み合わせて、タンク容積のより
一層の低減を図るものである。
については、オイル戻し機能を確保するために、本発
明では容積低減の対象としていない。
の吸入側に冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜めるアキュ
ムレータ(8)を配置する冷凍サイクル装置において、
圧縮機(1)として、外部からの制御信号により吐出容
量を可変する外部可変容量型圧縮機を用いるとともに、
圧縮機(1)の起動時に圧縮機(1)を50%以下の容
量で起動させる制御装置(19)を備え、アキュムレー
タ(8)の容積を550cc〜750ccとしたことを
特徴としている。
ら起動するときに、吐出容量を50%以下に制限するこ
とによって、圧縮機の吸入圧が急激に低下することを抑
制できる。その結果、アキュムレータ(8)の内部圧力
の急低下による液冷媒のフォーミング(泡立ち)現象を
抑制できる。従って、フォーミング現象による液冷媒分
離のための空間(前述の空間に包含される空間)を低
減でき、その結果、アキュムレータ(8)の容積を、従
来の800cc〜1000ccから550cc〜750
ccに低減でき、アキュムレータタンク容積の低減によ
り車両等へのアキュムレータ搭載性を大幅に向上でき
る。
成するゴムホース(9、10)として、内面部に低ガス
透過性の樹脂層(14)を有するものを用い、かつ、凝
縮器(3)として、内容積が390cc以下のものを用
い、アキュムレータ(8)の容積を555cc〜755
ccとしたことを特徴としている。
4)を有するゴムホース(9、10)の使用により、ゴ
ムホースからの冷媒洩れ量を大幅に低減できるので、余
裕冷媒量蓄積のための空間の必要容積を効果的に低減
できる。
キュムレータ(8)から凝縮器(3)側へ持ち出される
冷媒量を、凝縮器(3)の内容積を390cc以下に規
定することにより低減できる。そのため、アキュムレー
タ(8)における冷媒変動量吸収のための空間を低減
できる。
み合わせることにより、アキュムレータ(8)の容積
を、従来の800cc〜1000ccから555cc〜
755ccに低減できる。
成するゴムホース(9、10)として、内面部に低ガス
透過性の樹脂層(14)を有するものを用い、圧縮機
(1)として、外部からの制御信号により吐出容量を可
変する外部可変容量型圧縮機を用いるとともに、圧縮機
(1)の起動時に圧縮機(1)を50%以下の容量で起
動させる制御装置(19)を備え、アキュムレータ
(8)の容積を355cc〜555ccとしたことを特
徴としている。
4)を有するゴムホース(9、10)による余裕冷媒量
蓄積用空間の低減効果と、圧縮機(1)の起動時の容
量制限による気液冷媒分離用空間の低減効果とを組み
合わせることができ、その結果、アキュムレータ(8)
の容積を、従来の800cc〜1000ccから355
cc〜555ccに低減できる。
として、外部からの制御信号により吐出容量を可変する
外部可変容量型圧縮機を用いるとともに、前記圧縮機
(1)の起動時に前記圧縮機(1)を50%以下の容量
で起動させる制御装置(19)を備え、凝縮器(3)と
して、内容積が390cc以下のものを用い、アキュム
レータ(8)の容積を500cc〜700ccとしたこ
とを特徴としている。
量制限による気液冷媒分離用空間の低減効果と、内容
積が390cc以下の凝縮器(3)による冷媒変動量吸
収用空間の低減効果とを組み合わせることができ、そ
の結果、アキュムレータ(8)の容積を、従来の800
cc〜1000ccから500cc〜700ccに低減
できる。
として、外部からの制御信号により吐出容量を可変する
外部可変容量型圧縮機を用いるとともに、圧縮機(1)
の起動時に圧縮機(1)を50%以下の容量で起動させ
る制御装置(19)を備え、冷媒配管を構成するゴムホ
ース(9、10)として、内面部に低ガス透過性の樹脂
層(14)を有するものを用い、凝縮器(3)として、
内容積が390cc以下のものを用い、アキュムレータ
(8)の容積を305cc〜505ccとしたことを特
徴としている。
量制限による気液冷媒分離用空間の低減効果と、低ガ
ス透過性の樹脂層(14)を有するゴムホース(9、1
0)による余裕冷媒量蓄積用空間の低減効果と、内容
積が390cc以下の凝縮器(3)による冷媒変動量吸
収用空間の低減効果とを組み合わせることができ、そ
の結果、アキュムレータ(8)の容積を、従来の800
cc〜1000ccから305cc〜505ccに低減
できる。
3、4、5のいずれか1つにおいて、外部可変容量型圧
縮機(1)および制御装置(19)に代えて、アキュム
レータ(8)内に、底部の液冷媒が上方部のガス冷媒に
巻き込まれるのを阻止する仕切り部材(84)を備える
ことを特徴としている。
に伴って液冷媒がガス冷媒の流れに巻き込まれるのを仕
切り部材(84)により阻止できる。従って、フォーミ
ング現象による液冷媒分離のための空間(前述の空間
に包含される空間)を、圧縮機(1)の起動時容量制限
の場合と同様に低減できる。
ないし5のいずれか1つにおいて、アキュムレータ
(8)内に、底部の液冷媒が上方部のガス冷媒に巻き込
まれるのを阻止する仕切り部材(84)を備えるように
してもよい。
し7のいずれか1つにおいて、アキュムレータ(8)の
内部空間に流入する冷媒に旋回流を形成して、この流入
冷媒の気液を遠心分離するようにしたことを特徴として
いる。
式の分離だけでなく、旋回流による遠心力によっても気
液の分離を行うので、重力方式に比較して液冷媒が液面
へ衝突することを緩和でき、液面の泡立ちを減少でき
る。これにより、遠心式の気液分離方式では気液分離の
ための空間を重力方式よりも低減できる。
いて、遠心分離式のアキュムレータ(8)のタンク径を
50〜60mmとしたことを特徴としている。
50〜60mmにすることにより、遠心式の気液分離性
能を良好に発揮できることを確認できた。
ルの圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分
離し、液冷媒を溜めるタンク本体部(81)を有するア
キュムレータ(8)を対象としており、冷凍サイクルの
蒸発器(5)出口からの冷媒をタンク本体部(81)内
に流入させる冷媒流入部(82)と、タンク本体部(8
1)内の上方部のガス冷媒を吸入する冷媒吸入部(8
3)と、タンク本体部(81)内の液冷媒が冷媒吸入部
(83)に巻き込まれるのを阻止する仕切り部材(8
4)とを備え、タンク本体部(81)の容積を550c
c〜750ccとしたことを特徴としている。
ンク本体部(81)内の液冷媒の急減圧によってフォー
ミング現象が発生し、液冷媒が上方へ巻き上げられて
も、液冷媒が冷媒吸入部(83)の開口部へ直接向かう
ことを仕切り部材(84)により抑制できる。従って、
フォーミング現象による液冷媒の上方への巻き上げに起
因する圧縮機(1)への液戻り、液圧縮を未然に防止で
きる。
分離のための空間(前述の空間に包含される空間)を
低減でき、アキュムレータ(8)の容積を、従来の80
0cc〜1000ccから550cc〜750ccに低
減できる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
形態による車両用空調装置の冷凍サイクルであり、圧縮
機1は電磁クラッチ2を介して図示しない車両エンジン
により駆動される。圧縮機1から吐出された高圧のガス
冷媒は凝縮器3に流入し、ここで、外気と熱交換して冷
却され、凝縮される。
減圧装置4にて低圧に減圧されて霧状の気液2相状態と
なる。この減圧装置4はオリフィス、ノズルのような固
定絞り、あるいは適宜の可変絞りからなる。減圧後の低
圧冷媒は蒸発器5において、空調用送風機6の送風空気
から吸熱して蒸発する。
発器5で冷却された冷風は周知のごとく図示しないヒー
タコア部で温度調整された後に車室内へ吹き出す。蒸発
器5を通過した冷媒はアキュムレータ8にて気液分離さ
れた後に圧縮機1に吸入される。
冷媒の気液を分離し液冷媒を溜めてガス冷媒を圧縮機1
に吸入させるとともに、タンク底部側に溜まる液冷媒中
に溶け込んでいるオイルを圧縮機1に吸入させるもので
あって、より詳細には、前述した〜の4つの機能を
果たすようにアキュムレータ8のタンク容積が設定され
ている。
い車両エンジン側に搭載され、他の機器(3、4、5、
8)はいずれも車体側に搭載されるので、圧縮機1とそ
の他の機器(3、4、5、8)との間では振動系が異な
る。そこで、圧縮機1の吐出口と凝縮器3との間の吐出
側冷媒配管および圧縮機1の吸入口とアキュムレータ8
との間の吸入側冷媒配管は、弾性に富んだゴムホース
9、10で構成して、異なる振動系間の変位を吸収する
ようになっている。これに対し、他の機器(3、4、
5、8)はいずれも車体側に搭載され、同一の振動系で
あるので、他の機器相互間の冷媒配管11〜13はアル
ミニュウムのような金属製の配管で構成されている。
レータ8の具体的構造を例示するもので、図4は図3の
X−X断面図で、図5は図3の上面図である。タンク本
体部81はアルミニュウム等の金属により縦長の円筒形
状に成形されている。タンク本体部81の側面上方部に
はパイプ状の冷媒流入部82が配置されている。
冷媒をタンク本体部81内に流入させるものであって、
図5に示すように冷媒流入部82は具体的にはタンク本
体部81の円筒形状の接線方向に冷媒を流入させるよう
にタンク本体部81に対して配置されている。これによ
り、タンク本体部81内の冷媒流れに旋回流を与えて冷
媒の気液を遠心分離できるようにしている。
にはパイプ状の冷媒吸入部83が配置されている。この
冷媒吸入部83の上端側は圧縮機1吸入側に接続され、
下端側は所定長さだけタンク本体部81内へ突出し開口
している。冷媒吸入部83は、その下端開口部からタン
ク本体部81内の上方部のガス冷媒を吸入する。
3はともにアルミニュウム等の金属によりパイプ状に成
形され、溶接等の接合手段にてタンク本体部81の穴部
に固定される。
83の開口部下側に板状の仕切り部材84が所定間隔を
介して対向配置されている。この仕切り部材84は冷媒
吸入部83の開口部面積より十分大きい面積を有する円
板状の形状であり、タンク本体部81内の底部(下側)
に溜まる液冷媒が冷媒吸入部83の開口部内に巻き込ま
れるのを阻止する冷媒分離部材を構成する。
下方向において冷媒液面Bと冷媒流入部82の開口部と
の中間部位に位置して水平方向に配置されている。ここ
で、冷媒液面Bは冷凍サイクル内への冷媒充填量が適正
であって、通常のサイクル運転条件であるときに形成さ
れる液面高さを示している。
属、あるいは適宜の樹脂で形成することができ、本例で
は、仕切り部材84の外周部において180°対称とな
る2箇所に径外方への突出部84a、84bを形成し、
この突出部84a、84bをタンク本体部81の内壁面
に圧入等の手段で固定している。仕切り部材84をアル
ミニュウム等の金属で形成する場合は溶接等の接合手段
を用いて、仕切り部材84をタンク本体部81の内壁面
に固定してもよい。
1の内壁面との間には、突出部84a、84bにより仕
切られた2箇所の間隙部が形成され、この2箇所の間隙
部によって、仕切り部材84の上下の空間を連通させる
連通路85、86が形成される。
孔84c部を貫通してタンク本体部81内の上下方向に
延びるように配置されている。オイル吸入管87もアル
ミニュウム等の金属、あるいは適宜の樹脂で形成するこ
とができ、仕切り部材84の中心孔84c部に圧入等の
手段で固定している。
81の底部付近まで垂下して側方に曲げてあり、この側
方曲げ部の開口部をオイル吸入口88として構成してい
る。このオイル吸入口88はタンク本体部81内の下方
側に溜まる液冷媒中に溶け込んでいるオイルをオイル吸
入管87内に吸入するためのものである。
さL1だけ冷媒吸入部83内に挿入され、冷媒吸入部8
3内に連通させてある。冷媒吸入部83内の流路におい
て、この所定長さL1の部分では、オイル吸入管87の
上端部の挿入により絞り通路89が形成される。
動を説明する。図2の冷凍サイクルが運転されると、蒸
発器5を通過した気液混合の冷媒が冷媒流入部82から
タンク本体部81内の仕切り部材84上方側に流入す
る。この際、タンク本体部81内への冷媒流れに旋回流
を与えて冷媒の気液を密度差により遠心分離し、タンク
本体部81内空間の外周側に液冷媒を集め、中心側にガ
ス冷媒を集める。
は仕切り部材84の外周部とタンク本体部81の内壁面
との間に形成される連通路85、86を通して下方へ落
下する。これにより、タンク本体部81内の下方側に液
冷媒が溜まって、仕切り部材84の下方側に冷媒液面B
を形成する。
側のガス冷媒を矢印dのごとく冷媒吸入部83の下端開
口部へ吸入する。ここで、冷媒吸入部83の下端側流路
には所定長さL1の絞り通路89が形成してあるので、
この絞り通路89を吸入冷媒が通過するときの圧力損失
により、絞り通路89下流のA領域の圧力Paがタンク
内圧力Pbより低くなる(Pa<Pb)。
領域)と、下端側のオイル吸入口88との間に所定の圧
力差ΔP(Pb−Pa)が作用して、タンク本体部81
底部付近の液冷媒中に溶け込んでいるオイルをオイル吸
入口88からオイル吸入管87内に吸入することができ
る。
入部83での冷媒流れの圧力損失に基づいてオイル吸入
管87の上下両端部間に圧力差ΔPを作用させることが
でき、これにより、1本のオイル吸入管87でストロー
方式にてタンク本体部81底部付近のオイルを吸い込む
ことができる。
において、圧縮機作動断続用エアコンスイッチのオンオ
フや、蒸発器5のフロスト防止等の制御のために、電磁
クラッチ2により圧縮機1の作動が断続制御され、圧縮
機1が停止状態から再起動されると、圧縮機1の吸入圧
が急激に低下する。その結果、アキュムレータ8のタン
ク本体81の内部圧力も急激に低下して、タンク本体8
1内の液冷媒のフォーミング現象が発生する。
0内の液冷媒が上方へ巻き上げられるという事態が発生
するが、第1実施形態によると、タンク本体部81内に
おいて冷媒吸入部83の開口部下側に、この冷媒吸入部
83の開口部面積より十分大きい面積を有する円板状の
仕切り部材84を対向配置しているので、液冷媒が上方
へ巻き上げられても仕切り部材84の下面に液冷媒が衝
突するだけであり、液冷媒が冷媒吸入部83の開口部へ
直接向かうことを抑制できる。
上方への巻き上げに起因する圧縮機1への液戻り、液圧
縮を未然に防止できる。
8のタンク容積低減のための具体的工夫点および効果の
数値例を説明する。
効果 圧縮機1の起動時にフォーミング現象により液冷媒が上
方へ巻き上げられても、第1実施形態によると、円板状
仕切り部材84により液冷媒が冷媒吸入部83の開口部
へ直接向かうことを抑制できるので、フォーミング現象
による圧縮機1への液戻りを防止できる。
離のための空間を低減できることになる。この「フォー
ミング現象による液冷媒分離のための空間」は、図1の
冷媒の気液分離に必要な空間に含まれるものであっ
て、本発明者の実験検討によると、円板状仕切り部材8
4による液戻り防止効果により、図1の空間の容積
(=420cc〜336cc)を250cc程度低減で
きることが分かった。
c〜86ccまで減少することになるが、この程度の容
積があれば、冷媒の気液を十分遠心分離することがで
き、気液分離機能を損なうことはない。
効果 圧縮機1の吐出側配管および吸入側配管は前述のように
振動変位吸収のために、弾性に富んだゴムホース9、1
0で構成されているので、ゴム系材料を透過して冷媒洩
れが発生しやすい。その結果、従来のゴムホースを用い
た冷凍サイクルにおけるアキュムレータでは、余裕冷媒
量蓄積のための空間として、310cc〜248cc
の容積を設定している。
の吐出側冷媒配管および吸入側冷媒配管を構成するゴム
ホース9、10として、特に内面樹脂層を設けたゴムホ
ースを用いて冷媒洩れ量の低減を図っている。
を例示するもので、最内層として冷媒の透過を防止する
内面樹脂層14を設けている。
等のポリアミド系の樹脂にて構成している。このポリア
ミド系の樹脂は冷媒の透過防止性、耐熱性等に優れてい
る。また、内面樹脂層14の厚さは冷媒透過防止性能お
よびホースの柔軟性確保のために0.1〜0.5mm程
度である。
等の役割を果たすもので、アクリロニトリルブタジエン
ゴム(NBR)等により構成される。補強糸層16はゴ
ムホースの補強のためのもので、ポリエステル系樹脂の
糸を編組したものである。外面ゴム層17は耐オゾン性
に優れたゴム材料であるエチレン・プロピレン・ジエン
共重合ゴム(EPDM)等から構成されている。
ホース9、10を用いると、内面樹脂層14を設けてい
ない従来の一般的なゴムホースを用いる場合に比較し
て、図7に示すように冷媒洩れ量を195cc/15年
減少できることが分かった。ここで、15年という期間
は車両寿命に相当する期間である。
け余裕冷媒量蓄積のための空間の容積を低減できる。
なお、余裕冷媒量蓄積のための空間は図1に示すよう
に元々310cc〜248ccの容積に設定されている
ので、195ccの容積低減を行っても気液分離、冷媒
量変動吸収等の性能(最終的には冷房能力の維持)に支
障を来すことはない。
効果 図2に示す冷凍サイクルにおいて、アキュムレータ8で
の冷媒量変動の挙動について説明すると、一般に、アキ
ュムレータサイクルでは、蒸発器5や凝縮器3の熱負荷
増加、圧縮機1の回転数上昇等が生じて、循環冷媒流量
が増加するときには、アキュムレータ8内の蓄積冷媒が
凝縮器3側へ持ち出される。逆に、サイクル運転条件の
変動により循環冷媒流量が減少するときには、凝縮器3
側からアキュムレータ8内へ冷媒が戻り、蓄えられる。
転数といったサイクル運転条件の変動により、アキュム
レータ8に対する冷媒の入出が起こり、その結果、アキ
ュムレータ8内の冷媒液面B(図3)が上下に変動する
ので、前述の冷媒変動量吸収のための空間が必要とな
る。
アキュムレータ8内の冷媒変動量は凝縮器3側へ持ち出
される液冷媒量により決まり、凝縮器3の内容積が大き
いほど液冷媒の持ち出し量が多くなる。本発明者の実験
検討によると、液冷媒の持ち出し量が多いときは凝縮器
3の内容積の65%程度を液冷媒が占め、持ち出し量の
少ないときは凝縮器内容積の15%程度を液冷媒が占め
ることが分かっている。
て、放熱性能当たりの内容積を小さくできるマルチフロ
ー(MF)タイプの凝縮器3を用いて、アキュムレータ
8内の冷媒変動量の低減を図るようにしている。
具体例を図8、図9により説明すると、凝縮器3は、所
定間隔を開けて配置された第1、第2の一対のヘッダタ
ンク31、32を有し、この第1、第2ヘッダタンク3
1、32は上下方向に略円筒状に延びる形状になってい
る。この第1、第2ヘッダタンク31、32の間に熱交
換用のコア部33を配置している。
1、32の間で、水平方向に冷媒を流す偏平状のチュー
ブ34を上下方向に多数並列配置し、この多数のチュー
ブ34の間に波状に折り曲げ加工されたコルゲートフィ
ン35を介在して接合している。ここで、チューブ34
は図9に示すように多数の冷媒通路穴34aをアルミニ
ウムの押し出し加工で成形した押し出し多穴偏平チュー
ブである。
31内に連通し、他端部は第2ヘッダタンク32内に連
通している。そして、第2ヘッダタンク32の上方側に
冷媒の入口側配管ジョイント(冷媒入口部)36を配置
し接合している。また、第2ヘッダタンク32の下方側
に冷媒の出口側配管ジョイント(冷媒出口部)37を配
置し接合している。
ク32内において、入口側配管ジョイント36と出口側
配管ジョイント37との間の部位に1枚のセパレータ3
8を配置することにより、第2ヘッダタンク32の内部
を上下方向に2つの空間32aと32bに仕切ってい
る。
らの冷媒を第2ヘッダタンク32の上側空間32aを通
してコア部33の上側半分のチューブ34に流入させた
後、冷媒を第1ヘッダタンク31内で矢印aのようにU
ターンさせてコア部33の下側半分のチューブ34に流
入させる。しかるのち、第2ヘッダタンク32の下側空
間32bを通して冷媒は出口側配管ジョイント37から
外部へ流出するようになっている。
ューブ34と第1、第2ヘッダタンク31、32の間で
Uターン状に流れる間に、コルゲートフィン35を介し
て冷却空気(外気)中に放熱して凝縮する。その際、冷
媒は多数本の偏平状チューブ34の並列流路を同時に流
れるマルチフローの形態になっているから、図10に示
すサーペンタイプの凝縮器3に比較して凝縮器内容積を
大幅に低減できる。
器3においては、1本の押し出し多穴チューブ34を蛇
行状に折り曲げ加工して、このチューブ34の蛇行状折
り曲げ部相互の間にコルゲートフィン35を配置し、接
合している。そして、チューブ34の両端部には冷媒の
入口ヘッダーパイプ31′および出口ヘッダーパイプ3
2′が接合される。
本の押し出し多穴チューブ34により冷媒流路を構成す
るので、サーペンタイプの凝縮器3では、圧損低減のた
めに押し出し多穴チューブ34の流路断面積を増大せざ
るを得ない。例えば、従来のサーペンタイプの凝縮器3
における具体的設計例として、押し出し多穴チューブ3
4の流路断面積を39.11mm2にしている。
器3では、多数本の偏平状チューブ34の並列流路を冷
媒が同時に流れるから、押し出し多穴チューブ34の流
路断面積を小さくしても冷媒流路の圧損を低減できる。
その結果、サーペンタイプと同一放熱能力という条件の
下で、押し出し多穴チューブ34の流路断面積を11.
13mm2に低減できる。
3では、サーペンタイプの凝縮器3に比較して凝縮器内
容積を大幅に低減できる。具体的には、従来のサーペン
タイプの凝縮器3の内容積が最大520cc程度である
のに対して、マルチフロータイプの凝縮器3の内容積は
最大でも390cc程度に低減できる。ここで、凝縮器
内容積とは、チューブ34の流路容積にヘッダタンク3
1、32(ヘッダーパイプ31′、32′)の容積を加
えた全体の容積である。
ータイプの凝縮器3の採用による凝縮器内容積の低減に
よって、冷媒変動量吸収のための空間を50cc程度
低減できることが分かった。これにより、アキュムレー
タ8のタンク容積を図11に示すように低減できる。こ
の場合、冷媒変動量吸収のための空間は図1に示すよ
うに元々96cc〜120ccの容積に設定されている
ので、50ccの容積低減を行っても気液分離、冷媒量
変動吸収等の性能(最終的には冷房能力の維持)に支障
を来すことはない。
遠心式の気液分離方式における気液分離性とアキュムレ
ータ8のタンク径(タンク内径)との関係を示すもの
で、遠心式の気液分離方式ではタンク径を小さくする
と、タンク本体81の内壁面に沿う旋回流の速度が高く
なって、遠心力が増加するので、冷媒の気液分離性が向
上する。
と、気液分離のための空間が減少するとともに、冷媒流
入部82と冷媒吸入部(冷媒出口)83が接近しすぎ
て、冷媒の気液分離性を悪化させる。その結果、本発明
者の実験検討によれば、遠心式の気液分離方式ではタン
ク径を50〜60mmの範囲に設定すると、冷媒の気液
分離性が最も良好になることが分かった。
示すような気液の密度差を利用して気液の分離を重力の
みにより行う方式であって、この重力方式の場合はタン
ク上方から流入した気液混合冷媒がタンク内を流下する
ときに、冷媒の気液を密度差により分離しているので、
タンク内を流下する液冷媒が液面に強く衝突して、液面
を泡立たせる。この液面の泡立ちが、気液分離のための
空間を増加させる原因になる。
は、気液の密度差による重力方式の分離だけでなく、旋
回流による遠心力によっても気液の分離を行うので、液
冷媒の液面への衝突を緩和でき、液面の泡立ちを減少で
きる。これにより、遠心式の気液分離方式では気液分離
のための空間を重力方式より低減できる利点がある。
施形態であり、圧縮機1として外部からの制御信号によ
り吐出容量を可変する外部可変容量型圧縮機を用いてい
る。この外部可変容量型圧縮機1は公知のものであり、
例えば、斜板型圧縮機において吐出圧と吸入圧を利用し
て斜板室の圧力を制御する電磁式圧力制御装置18を備
え、斜板室の圧力を制御することにより斜板の傾斜角度
を可変してピストンのストローク、すなわち圧縮機吐出
容量を変化させることができる。
ラッチ2の通電は電子制御装置(ECU)19により制
御される。この電子制御装置19は周知のようにマイク
ロコンピュータとその周辺回路から構成され、センサ群
20および空調操作パネル21の操作スイッチ群22か
らの入力信号に基づいて所定の演算処理を行って空調の
自動制御を行うものである。
2の断続は、主として、蒸発器5のフロスト防止の制
御、あるいは蒸発器5の冷却能力制御のために行われ、
蒸発器5の温度(蒸発器吹出温度)が所定の目標温度と
なるように制御が行われる。
うに、電子制御装置19から電磁クラッチ2のON信号
が出力されて圧縮機1が起動するときには、必ず、吐出
容量が50%以下の状態で圧縮機1を起動させ、圧縮機
1の起動後、所定時間t0をかけて吐出容量を50%以
下の状態から100%に向けて徐々に増加させるように
している。このような吐出容量制御は、電子制御装置1
9により電磁式圧力制御装置18を制御して斜板室の圧
力を制御することにより実行できる。
動するときに、吐出容量を50%以下に制限することに
よって、圧縮機の吸入圧が急激に低下することを抑制で
きる。その結果、アキュムレータ8の内部圧力の急低下
による液冷媒のフォーミング現象を抑制できる。
り部材84を設置しなくとも、フォーミング現象による
液冷媒分離のための空間を低減でき、その空間低減効果
は仕切り部材84の場合と同様に250cc程度であ
り、図1の空間の容積を170cc〜86ccに低減
できることが分かった。なお、第1実施形態による円板
状の仕切り部材84を設置したアキュムレータ8を持つ
冷凍サイクルにおいて、第2実施形態による圧縮機1の
起動時容量制御を組み合わせてもよいことはもちろんで
ある。
第1、第2実施形態に限定されることなく、種々変形可
能である。
ホースによるタンク容積低減効果と、マルチフロー型凝
縮器3の内容積低減によるタンク容積低減効果とを単独
に示しているが、この両者による効果を組み合わせるこ
とにより、タンク容積の低減効果は195cc+50c
c=245ccになるので、タンク容積を555cc〜
755ccにすることができる。
果に、第2実施形態の外部可変容量型圧縮機31の起動
時小容量制御によるタンク容積低減効果を組み合わせる
ことにより、タンク容積の低減効果は195cc+25
0cc=445ccになるので、タンク容積を355c
c〜555ccにすることができる。
1の起動時小容量制御によるタンク容積低減効果に、マ
ルチフロー型凝縮器3の内容積低減によるタンク容積低
減効果を組み合わせることにより、タンク容積の低減効
果は250cc+50cc=300ccになるので、タ
ンク容積を500cc〜700ccにすることができ
る。
果と、マルチフロー型凝縮器3の内容積低減によるタン
ク容積低減効果と、第2実施形態の外部可変容量型圧縮
機31の起動時小容量制御によるタンク容積低減効果と
を組み合わせることにより、タンク容積の低減効果は1
95cc+50cc+250cc=495ccになるの
で、タンク容積を305cc〜505ccにすることが
できる。
果と、マルチフロー型凝縮器3の内容積低減によるタン
ク容積低減効果と、仕切り部材84によるタンク容積低
減効果とを組み合わせることにより、タンク容積の低減
効果は195cc+50cc+250cc=495cc
になるので、タンク容積を305cc〜505ccにす
ることができる。
果に、仕切り部材84によるタンク容積低減効果を組み
合わせることにより、タンク容積の低減効果は195c
c+250cc=445ccになるので、タンク容積を
355cc〜555ccにすることができる。
果に、マルチフロー型凝縮器3の内容積低減によるタン
ク容積低減効果を組み合わせることにより、タンク容積
の低減効果は250cc+50cc=300ccになる
ので、タンク容積を500cc〜700ccにすること
ができる。
けでなく、遠心力によっても行う遠心式の気液分離方式
について説明したが、気液の分離を重力のみにより行う
重力方式のものに本発明を適用することもできる。
ルの構成図である。
縦断面図である。
る。
図である。
る。
例)の斜視図である。
レータのタンク径と気液分離性との関係の説明図であ
る。
構成図である。
図である。
ータ、81…タンク本体部、82…冷媒流入部、83…
冷媒吸入部、84…仕切り部材。
Claims (10)
- 【請求項1】 冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(1)
と、前記圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液
を分離し、液冷媒を溜めるアキュムレータ(8)とを備
える冷凍サイクル装置において、 前記圧縮機(1)として、外部からの制御信号により吐
出容量を可変する外部可変容量型圧縮機を用いるととも
に、前記圧縮機(1)の起動時に前記圧縮機(1)を5
0%以下の容量で起動させる制御装置(19)を備え、 前記アキュムレータ(8)の容積を550cc〜750
ccとしたことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項2】 冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(1)
と、 前記圧縮機(1)の吐出側に接続され、前記圧縮機
(1)の吐出冷媒を凝縮させる凝縮器(3)と、 前記圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分
離し、液冷媒を溜めるアキュムレータ(8)とを備える
冷凍サイクル装置において、 冷媒配管を構成するゴムホース(9、10)として、内
面部に低ガス透過性の樹脂層(14)を有するものを用
い、 前記凝縮器(3)として、内容積が390cc以下のも
のを用い、 前記アキュムレータ(8)の容積を555cc〜755
ccとしたことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項3】 冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(1)
と、前記圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液
を分離し、液冷媒を溜めるアキュムレータ(8)とを備
える冷凍サイクル装置において、 冷媒配管を構成するゴムホース(9、10)として、内
面部に低ガス透過性の樹脂層(14)を有するものを用
い、 前記圧縮機(1)として、外部からの制御信号により吐
出容量を可変する外部可変容量型圧縮機を用いるととも
に、前記圧縮機(1)の起動時に前記圧縮機(1)を5
0%以下の容量で起動させる制御装置(19)を備え、 前記アキュムレータ(8)の容積を355cc〜555
ccとしたことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項4】 冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(1)
と、 前記圧縮機(1)の吐出側に接続され、前記圧縮機
(1)の吐出冷媒を凝縮させる凝縮器(3)と、 前記圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分
離し、液冷媒を溜めるアキュムレータ(8)とを備える
冷凍サイクル装置において、 前記圧縮機(1)として、外部からの制御信号により吐
出容量を可変する外部可変容量型圧縮機を用いるととも
に、前記圧縮機(1)の起動時に前記圧縮機(1)を5
0%以下の容量で起動させる制御装置(19)を備え、 前記凝縮器(3)として、内容積が390cc以下のも
のを用い、 前記アキュムレータ(8)の容積を500cc〜700
ccとしたことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項5】 冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(1)
と、 前記圧縮機(1)の吐出側に接続され、前記圧縮機
(1)の吐出冷媒を凝縮させる凝縮器(3)と、 前記圧縮機(1)の吸入側に配置されて冷媒の気液を分
離し、液冷媒を溜めるアキュムレータ(8)とを備える
冷凍サイクル装置において、 前記圧縮機(1)として、外部からの制御信号により吐
出容量を可変する外部可変容量型圧縮機を用いるととも
に、前記圧縮機(1)の起動時に前記圧縮機(1)を5
0%以下の容量で起動させる制御装置(19)を備え、 冷媒配管を構成するゴムホース(9、10)として、内
面部に低ガス透過性の樹脂層(14)を有するものを用
い、 前記凝縮器(3)として、内容積が390cc以下のも
のを用い、 前記アキュムレータ(8)の容積を305cc〜505
ccとしたことを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項6】 前記外部可変容量型圧縮機(1)および
前記制御装置(19)に代えて、前記アキュムレータ
(8)内に、底部の液冷媒が上方部のガス冷媒に巻き込
まれるのを阻止する仕切り部材(84)を備えることを
特徴とする請求項1、3、4、5のいずれか1つに記載
の冷凍サイクル装置。 - 【請求項7】 前記アキュムレータ(8)内に、底部の
液冷媒が上方部のガス冷媒の流れに巻き込まれるのを阻
止する仕切り部材(84)を備えることを特徴とする請
求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装
置。 - 【請求項8】 前記アキュムレータ(8)の内部空間に
流入する冷媒に旋回流を形成して、この流入冷媒の気液
を遠心分離するようにしたことを特徴とする請求項1な
いし7のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項9】 前記遠心分離式のアキュムレータ(8)
のタンク径を50〜60mmとしたことを特徴とする請
求項8に記載の冷凍サイクル装置。 - 【請求項10】 冷凍サイクルの圧縮機(1)の吸入側
に配置されて冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜めるタン
ク本体部(81)を有するアキュムレータ(8)におい
て、 前記冷凍サイクルの蒸発器(5)出口からの冷媒を前記
タンク本体部(81)内に流入させる冷媒流入部(8
2)と、 前記タンク本体部(81)内の上方部のガス冷媒を吸入
する冷媒吸入部(83)と、 前記タンク本体部(81)内の液冷媒が前記冷媒吸入部
(83)に巻き込まれるのを阻止する仕切り部材(8
4)とを備え、 前記タンク本体部(81)の容積を550cc〜750
ccとしたことを特徴とするアキュムレータ。
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JP25614899A JP2001082814A (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 冷凍サイクル装置およびそれに用いるアキュムレータ |
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JP25614899A JP2001082814A (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 冷凍サイクル装置およびそれに用いるアキュムレータ |
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- 1999-09-09 JP JP25614899A patent/JP2001082814A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080304 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |