JP2000161450A - 車両用自動変速機 - Google Patents

車両用自動変速機

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JP2000161450A JP10353908A JP35390898A JP2000161450A JP 2000161450 A JP2000161450 A JP 2000161450A JP 10353908 A JP10353908 A JP 10353908A JP 35390898 A JP35390898 A JP 35390898A JP 2000161450 A JP2000161450 A JP 2000161450A
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clutch
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孝男 谷口
Kazumasa Tsukamoto
一雅 塚本
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Masaaki Nishida
正明 西田
Satoru Kasuya
悟 糟谷
Akitoshi Kato
明利 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機のケースとリヤカバーの合わせ部
によりバルブボディの面積が制約されるのを防ぐ。 【解決手段】 自動変速機は、ケース10B内に収容し
て、入力軸11の周りに変速機構が配置され、ケースの
サポート壁10Cに支持されて変速機構の出力を入力軸
11に並行する他の軸20に伝達するギヤ19を備え
る。ケース10Bにリヤカバー部を一体形成して合わせ
部をなくし、ギヤ19を支持するサポート壁10Cは、
開口部10hを通してケース10Bに着脱自在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
自動変速機に関し、特に、その変速機構を収容するケー
ス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機の一形態として、フロ
ントエンジン・フロントドライブ(FF)車又はリヤエ
ンジン・リヤドライブ(RR)車用の自動変速機があ
る。こうした形式の自動変速機では、車両の左右ホイー
ルの間にエンジンと自動変速機を直列に並べて車軸と並
行に横置き搭載する配置となるため、自動変速機は、カ
ウンタギヤ機構とディファレンシャル装置とを共通のケ
ース内に配した3軸構成のトランスアクスルの形態を採
る。
【0003】こうした3軸構成の自動変速機では、変速
機構を配した主軸上に、変速出力を並行するカウンタ軸
に伝達するためのカウンタドライブギヤが配置される。
カウンタドライブギヤは、減速された大トルクを伝達す
るところから、一般にケースに強固に心だし支持する構
成が採られ、これが変速機構の中間部に配置される場合
は、ケースに一体化されたセンタサポートに支持され
る。こうした支持方法を採る自動変速機として、従来、
特公平7−96897号公報に開示の技術があり、この
技術では、ケースの軸方向中間部にケースの周壁から内
周側に延びるサポート壁が形成されているため、ケース
内への変速機構の組み込みのために、ケースの前端部と
ともに後端部も開口され、後端部の開口を変速機構の後
半部の各部材の組み込み後にリヤケースで覆う構成とさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術のように、ケース本体とリヤケースを別体構成とする
と、両ケースの合わせ部にボルト等の固定手段を通すた
めの厚肉部を形成する必要があり、この厚肉部を、変速
機構を構成する部材が周壁の直近まで、あるいは周壁自
体に配置されるケース周壁内側へ突出させることはでき
ないため、厚肉部はケース外周より外側へ突出したもの
となる。
【0005】他方、自動変速機には、その変速機構を制
御するためのバルブボディが変速機構に並行する形でケ
ースに付設される。これに対して上記のようにケース外
側へ突出する厚肉部は、バルブボディの付設の障害とな
る。こうした場合、バルブボディは、ケースの全長に対
して、合わせ部内側に収まるような長さに制約され、そ
れに伴い、面積も制限されるため、バルブボディの面積
が小さくなることによって厚さが増す。それにより、車
両の最低地上高の確保や他の補機類との干渉の問題が生
じる。
【0006】本発明は、こうした事情に鑑みなされたも
のであり、リヤケースをケース本体を一体形成し、ケー
スのほぼ全長に渡ってバルブボディの付設面を確保でき
る自動変速機のケース構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ケース内に収容して、入力軸の周りに変
速機構が配置され、該変速機構の出力を入力軸に並行す
る他の軸に伝達するギヤが、ケースのサポート壁に支持
された車両用自動変速機において、前記ケースは、一端
に一体形成されたリヤカバー部を有するとともに、他端
に開口部を有し、サポート壁は、前記開口部を通してケ
ースに着脱自在とされたことを特徴とする。
【0008】そして、上記着脱のための具体的態様とし
て、前記ケースは、サポート壁の取付け位置と、開口部
の位置とに、開口部側に面し、互いに周方向の位置をず
らして形成された端面を有し、サポート壁は、ケースの
開口部の端面を通過可能で、サポート壁の取付け位置の
端面に当接する突出部を有し、前記取付け位置の端面に
突出部を当接させてケースに固定され、ケースの開口部
は、該開口部の端面に当接させて固定されて開口部を覆
うカバーにより閉じられた構成とするのが有効である。
【0009】また、他の態様として、前記ケースは、そ
の周壁内周に沿って軸方向に延設され、変速機構におけ
るブレーキの摩擦部材を回り止め支持するスプライン歯
を有し、該スプライン歯は、サポート壁の取付け位置で
終端する短いスプライン歯と、ケースの開口部まで延び
て終端する長いスプライン歯とから構成され、サポート
壁は、長いスプライン歯の内周径より小径の外径部と、
該外径部から長いスプライン歯の歯間を通過可能に突出
して、短いスプライン歯の終端面に当接可能な突出部と
を有し、短いスプライン歯の終端面に突出部を係止させ
てケースに固定され、ケースの開口部は、長いスプライ
ン歯の終端面に当接させて固定されて開口部を覆うカバ
ーにより閉じられた構成とするのが有効である。
【0010】また、上記の態様において、前記サポート
壁は、ケースのスプライン歯の内周に嵌合可能な環状突
出部を有する構成とするのが有効である。
【0011】
【発明の作用及び効果】上記請求項1記載の構成では、
変速機構上必要なサポート壁のケース内への配設を可能
としながら、リヤケース部をケースに一体化し、それに
よりケース外径方向への合わせ部の張出をなくしている
ので、ケースのほぼ全長に渡ってバルブボディの付設面
を確保することができ、バルブボディの面積の制約をな
くすことができる。
【0012】次に、請求項2記載の構成では、サポート
壁をケースに固定するための端面と、ケース開口部を閉
じるカバーをケースに固定するための端面とを、ケース
の周方向にずらして配置しているので、これら両端面を
ほぼ同径部に配置しながらケース内へのサポート壁の組
み込みが可能となる。それにより、サポート壁の組み込
みのために、特にケースの開口部側の外径を拡げる必要
がなくなるため、ケースの外径を小さくすることがで
き、バルブボディの付設のためのケース軸方向長さのみ
ならず、搭載スペースをも確保することができる。
【0013】また、請求項3記載の構成では、サポート
壁をケースに固定するための端面と、ケース開口部を閉
じるカバーをケースに固定するための端面とを、変速機
構のブレーキのためのスプライン歯の端面を利用して構
成し、しかも、スプライン歯の歯間をサポート壁を開口
部側から組み込みのための挿入空間として利用している
ので、本来、変速機構のブレーキの摩擦部材の組み込み
と支持のために必要な空間を利用したサポート壁の組み
込みが可能となり、サポート壁の組み込みのためにケー
スを大型化する必要がなくなる。したがって、この構成
においても、サポート壁の組み込みのために、特にケー
スの開口部側の外径を拡げる必要がなくなるため、ケー
スの外径を小さくすることができ、バルブボディの付設
のためのケース軸方向長さのみならず、搭載スペースを
も確保することができる。
【0014】更に、請求項4記載の構成では、サポート
壁の環状突出部をケースのスプライン歯の内周に嵌合さ
せることで、ケースに対するサポート壁の心だし位置決
めが可能となり、それによりサポート壁に支持されるギ
ヤの入力軸に対する確実な同心性を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。本発明の主題とする変速機ケースの説
明に先立ち、ケースの具体的構成にも係わるギヤトレイ
ンの概略構成から説明する。図1は本発明を具体化した
車両用自動変速機の一実施形態のギヤトレインを、軸間
を共通平面内に展開してスケルトンで示す。また、図2
は上記自動変速機を端面からみて実際の軸位置関係を示
す。この自動変速機は、互いに並行する主軸X、カウン
タ軸Y、デフ軸Zの各軸上に各要素が配設された3軸構
成とされている。そして、主軸X上の入力軸11の周り
には、4つの変速要素S2,S3,C2(C3),R2
(R3)を有するプラネタリギヤセットGと、減速プラ
ネタリギヤG1と、2つのブレーキB−1,B−2と、
3つのクラッチC−1,C−2,C−3とを備える変速
機構が配置されている。
【0016】この自動変速機では、プラネタリギヤセッ
トGの小径のサンギヤS3がクラッチC−1により減速
プラネタリギヤG1を介して入力軸11に連結され、大
径のサンギヤS2がクラッチC−3により減速プラネタ
リギヤG1を介して入力軸11に連結されるとともにブ
レーキB−1によりケース10に係止可能とされ、キャ
リアC2(C3)がクラッチC−2により入力軸11に
連結されるとともにブレーキB−2によりケース10に
係止可能とされ、リングギヤR2(R3)が出力要素と
してカウンタドライブギヤ19に連結されている。な
お、図に示すギヤトレインでは、ブレーキB−2に並列
させてワンウェイクラッチF−1を配しているが、これ
は、後に詳記する1→2変速時のブレーキB−2とブレ
ーキB−1の掴み替えのための複雑な油圧制御を避け、
ブレーキB−2の解放制御を単純化すべく、ブレーキB
−1の係合に伴って自ずと係合力を解放するワンウェイ
クラッチF−1を用いたものであり、ブレーキB−2と
同等のものである。
【0017】次に、この実施形態のギヤトレインを更に
詳細に説明する。主軸X上には、図示しないエンジンの
回転を入力軸11に伝達するロックアップクラッチ付の
トルクコンバータ4が配置されている。カウンタ軸Y上
には、カウンタギヤ2が配置されている。カウンタギヤ
2は、カウンタ軸20に固定され、カウンタドライブギ
ヤ19に噛合する大径のカウンタドリブンギヤ21と、
同じくカウンタ軸20に固定され、デフリングギヤ31
に噛合する小径のデフドライブピニオンギヤ22とが配
設されており、これらにより主軸X側からの出力を減速
するとともに、反転させてディファレンシャル装置3に
伝達する機能を果たす。デフ軸Z上には、ディファレン
シャル装置3が配設されている。ディファレンシャル装
置3は、デフリングギヤ31に固定してデフケース32
が設けられ、その中に配置された差動歯車の差動回転が
左右軸30に出力され、最終的なホイール駆動力とされ
る。
【0018】プラネタリギヤセットGは、大小径の異な
る一対のサンギヤS2,S3と、互いに噛合して一方が
大径のサンギヤS2に噛合するとともにリングギヤR2
(R3)に噛合し、他方が小径のサンギヤS3に噛合す
る一対のピニオンギヤP2,P3を支持するキャリアC
2(C3)からなるラビニヨ式のギヤセットで構成され
ている。
【0019】減速プラネタリギヤG1は、そのサンギヤ
S1を変速機ケース10に固定され、リングギヤR1を
入力要素として入力軸11に連結され、キャリアC1を
出力要素としてクラッチC−1及びクラッチC−3を介
してプラネタリギヤセットGに連結されている。プラネ
タリギヤセットGの小径のサンギヤS3は、クラッチC
−1に連結され、大径のサンギヤS2は、クラッチC−
3に連結されるとともに、バンドブレーキで構成される
ブレーキB−1により自動変速機ケース10に係止可能
とされている。また、キャリアC2(C3)は、クラッ
チC−2を介して入力軸11に連結され、かつ、ブレー
キB−2により変速機ケース10に係止可能とされると
ともに、ワンウェイクラッチF−1により変速機ケース
10に一方向回転係止可能とされている。そして、リン
グギヤR2(R3)がカウンタドライブギヤ19に連結
されている。
【0020】こうした構成からなる自動変速機は、図示
しない電子制御装置と油圧制御装置とによる制御で、運
転者により選択されたレンジに応じた変速段の範囲で車
両負荷と車速に基づき、変速を行う。図3は各クラッチ
及びブレーキの係合及び解放(○印で係合、無印で解放
を表す)で達成される変速段を図表化して示す。また、
図4は各クラッチ及びブレーキの係合(●印でそれらの
係合を表す)により達成される変速段と、そのときの各
変速要素の回転数比との関係を速度線図で示す。
【0021】両図を併せ参照してわかるように、第1速
(1ST)は、クラッチC−1 とブレーキB−2の係合
(本形態において、作動表を参照してわかるように、こ
のブレーキB−2の係合に代えてワンウェイクラッチF
−1の自動係合が用いられているが、この係合を用いて
いる理由及びこの係合がブレーキB−2の係合に相当す
る理由については後に詳述する。)により達成される。
この場合、入力軸11から減速プラネタリギヤG1を経
て減速された回転がクラッチC−1経由で小径サンギヤ
S3に入力され、ワンウェイクラッチF−1の係合によ
り係止されたキャリアC3に反力を取って、リングギヤ
R3の最大減速比の減速回転がカウンタドライブギヤ1
9に出力される。
【0022】次に、第2速(2ND)は、クラッチC−
1 とブレーキB−1の係合により達成される。この場
合、入力軸11から減速プラネタリギヤG1を経て減速
された回転がクラッチC−1経由で小径サンギヤS3に
入力され、ブレーキB−1の係合により係止された大径
サンギヤS2に反力を取って、リングギヤR2(R3)
の減速回転がカウンタドライブギヤ19に出力される。
このときの減速比は、図4にみるように、第1速(1S
T)より小さくなる。
【0023】また、第3速(3RD)は、クラッチC−
1とクラッチC−3の同時係合により達成される。この
場合、入力軸11から減速プラネタリギヤG1を経て減
速された回転がクラッチC−1とクラッチC−3経由で
同時に大径サンギヤS2と小径サンギヤS3に入力さ
れ、プラネタリギヤセットGが直結状態となるため、両
サンギヤへの入力回転と同じリングギヤR2(R3)の
回転が、入力軸11の回転に対しては減速された回転と
して、カウンタドライブギヤ19に出力される。
【0024】更に、第4速(4TH)は、クラッチC−
1とクラッチC−2の同時係合により達成される。この
場合、一方で入力軸11から減速プラネタリギヤG1を
経て減速された回転がクラッチC−1経由でサンギヤS
3に入力され、他方で入力軸11からクラッチクラッチ
C−2経由で入力された非減速回転がキャリアC3に入
力され、2つの入力回転の中間の回転が、入力軸11の
回転に対しては僅かに減速されたリングギヤR3の回転
としてカウンタドライブギヤ19に出力される。
【0025】次に、第5速(5TH)は、クラッチC−
2とクラッチC−3の同時係合により達成される。この
場合、一方で入力軸11から減速プラネタリギヤG1を
経て減速された回転がクラッチC−3経由でサンギヤS
2に入力され、他方で入力軸11からクラッチクラッチ
C−2経由で入力された非減速回転がキャリアC2に入
力され、リングギヤR2の入力軸11の回転より僅かに
増速された回転がカウンタドライブギヤ19に出力され
る。
【0026】そして、第6速(6TH)は、クラッチC
−2とブレーキB−1の係合により達成される。この場
合、入力軸11からクラッチクラッチC−2経由で非減
速回転がキャリアC2にのみ入力され、ブレーキB−1
の係合により係止されたサンギヤS2に反力を取るリン
グギヤR2の更に増速された回転がカウンタドライブギ
ヤ19に出力される。
【0027】なお、後進(REV)は、クラッチC−3
とブレーキB−2の係合により達成される。この場合、
入力軸11から減速プラネタリギヤG1を経て減速され
た回転がクラッチC−3経由でサンギヤS2に入力さ
れ、ブレーキB−2の係合により係止されたキャリアC
2に反力を取るリングギヤR2の逆転がカウンタドライ
ブギヤ19に出力される。
【0028】ここで、先に触れたワンウェイクラッチF
−1とブレーキB−2との関係について説明する。上記
の第1速と第2速時の両ブレーキB−1,B−2の係合
・解放関係にみるように、これら両ブレーキは、両変速
段間でのアップダウンシフト時に、一方の解放と同時に
他方の係合が行われる、いわゆる掴み替えされる摩擦要
素となる。こうした摩擦要素の掴み替えは、それらを操
作する油圧サーボの係合圧と解放圧の精密な同時制御を
必要とし、こうした制御を行うには、そのためのコント
ロールバルブの付加や油圧回路の複雑化等を招くことと
なる。そこで、本形態では、第1速と第2速とで、キャ
リアC2(C3)にかかる反力トルクが逆転するのを利
用して、ワンウェイクラッチF−1の係合方向を第1速
時の反力トルク支持方向に合わせた設定とすることで、
ワンウェイクラッチF−1に実質上ブレーキB−2の係
合と同等の機能を発揮させて、第1速時のブレーキB−
2の係合に代えて(ただし、ホイール駆動の車両コース
ト状態ではキャリアC2(C3)にかかる反力トルクの
方向がエンジン駆動の状態に対して逆転するので、エン
ジンブレーキ効果を得るためには、図3に括弧付きの○
印で示すようにブレーキB−2の係合を必要とする)、
キャリアC2(C3)の係止を行っているわけである。
したがって、変速段を達成する上では、ワンウェイクラ
ッチを設けることなく、ブレーキB−2の係合により第
1速を達成する構成を採ることもできる。
【0029】このようにして達成される各変速段は、図
4の速度線図上で、リングギヤR2,R3の速度比を示
す○印の上下方向の間隔を参照して定性的にわかるよう
に、各変速段に対して比較的等間隔の良好な速度ステッ
プとなる。この関係を具体的に数値を設定して、定量的
に表すと、図3に示すギヤ比となる。この場合のギヤ比
は、減速プラネタリギヤG1のサンギヤS1とリングギ
ヤR1の歯数比λ1=44/78、プラネタリギヤセッ
トGの大径サンギヤ側のサンギヤS2とリングギヤR2
(R3)の歯数比λ2=36/78、小径サンギヤ側の
サンギヤS3とリングギヤR3の歯数比λ3=30/7
8に設定すると、入出力ギヤ比は、 第1速(1ST):(1+λ1)/λ3=4.067 第2速(2ND):(1+λ1)(λ2+λ3)/λ3
(1+λ2)=2.354 第3速(3RD):1+λ1=1.564 第4速(4TH):(1+λ1)/(1+λ1−λ1・
λ3)=1.161 第5速(5TH):(1+λ1)/(1+λ1+λ1・
λ2)=0.857 第6速(6TH):1/(1+λ2)=0.684 後進(REV):−(1+λ1)/λ2=3.389 となる。そして、これらギヤ比間のステップは、 第1・2速間:1.73 第2・3速間:1.51 第3・4速間:1.35 第4・5速間:1.35 第5・6速間:1.25 となる。
【0030】前記のギヤトレインの説明から明らかなよ
うに、この変速機では、プラネタリギヤセットGに減速
プラネタリギヤG1により減速されて増幅されたトルク
が入力されるところから、プラネタリギヤセットG自体
の大型化と、それに伴う各部材の大型化が避けられな
い。そこで、こうした各部材の大型化にも拘わらず、各
部材配置の工夫により、主として変速機構の軸長を短縮
すべく、前記のようなギヤトレイン構成が採られてい
る。
【0031】次に、詳細な各部の構成と部材配置につい
て、図5の全体断面、図6のA−A断面、図7及び図8
の部分拡大断面を参照して説明する。なお、本明細書を
通じて、各クラッチ及びブレーキという用語は、摩擦部
材と油圧サーボを総称するものとする。したがって、ク
ラッチC−1は摩擦部材63と油圧サーボ6で、同様に
クラッチC−2は摩擦部材53と油圧サーボ5で、クラ
ッチC−3は摩擦部材73と油圧サーボ7で構成されて
いる。また、ブレーキB−1は、バンド83と図示しな
い油圧サーボで構成され、ブレーキB−2は、摩擦部材
93と油圧サーボ9で構成されている。
【0032】本発明の主題に係り、変速機構を収容する
ケース10Bは、一端に一体形成された後端壁部10e
をリヤカバー部として有するとともに、後端壁部10e
から前方に向かってテーパ状に拡径する周壁部10fを
有し、他端に開口部10hを有する。本体10Bの周壁
部10f内面には、ほぼ後端壁部10eから前端の開口
部10hに達する複数条のスプライン歯10gが形成さ
れ、後端壁部10bには、入力軸11の後端を支持すべ
く、後端壁部から前方に突出する後側ボス部10bと、
後に詳記するブレーキB−2の油圧サーボのシリンダの
内周壁を構成する環状壁10e’が形成されている。そ
して、ケース10Bの軸方向ほぼ中央部には、開口部1
0hを通してケース10Bに着脱自在に、カウンタドラ
イブギヤ19の支持のためのサポート壁10Cが設けら
れている。
【0033】ケース10Bは、サポート壁10Cの取付
け位置と、開口部10hの位置とに、開口部側に面し、
互いに周方向の位置をずらして形成された端面10i,
10jを有する。図6に示すように、サポート壁10C
は、ケース10Bの開口部10hの端面10jを通過可
能で、サポート壁10Cの取付け位置の端面10iに当
接する突出部10mを有し、取付け位置の端面10iに
突出部10mを当接させてケース10Bにボルト止め固
定され、ケース10Bの開口部10hは、その端面10
jに当接させてボルト止め固定されて開口部10hを覆
うカバー10Aにより閉じられている。このカバー10
Aは、本形態では、オイルポンプボディと、それに固定
のオイルポンプカバーから構成されている。また、カバ
ー10Aには、オイルポンプカバーから後方に突出する
前側ボス部10aが形成されている。
【0034】更に詳しくは、ケース10Bは、その周壁
10fの内周に沿って軸方向に延設され、変速機構にお
けるブレーキB−2の摩擦部材93を回り止め支持する
複数条のスプライン歯10gを有し、スプライン歯10
gは、サポート壁10Cの取付け位置で終端する短いス
プライン歯10g’と、ケース10Bの開口部10hま
で延びて終端する長いスプライン歯10g”とから構成
されている。サポート壁10Cは、長いスプライン歯1
0g”の内周径より小径の外径部10kと、外径部から
長いスプライン歯10g”の歯間を通過可能に突出し
て、短いスプライン歯10g’の終端面10iに当接可
能な突出部10mとを有し、短いスプライン歯10g’
の終端面10iに突出部10mを係止させてケースに固
定されている。そして、ケース10Bの開口部10h
は、長いスプライン歯10g”の終端面10jに当接さ
せて固定されて開口部10hを覆うカバー10Aにより
閉じられている。
【0035】また、サポート壁10Cは、ケース10B
のスプライン歯10gの内周に嵌合可能な環状突出部1
0nを有する。この環状突出部10nは、サポート壁1
0Cの壁面から後方に外径部10kに沿って設けられ、
放射方向のリブにより補強されている。
【0036】次に、入力軸11は、加工の便宜上から前
後2軸11A,11Bに分割され、スプライン係合で相
互に連結一体化され、軸前半部11Aの軸内には、潤滑
圧の供給油路11rとサーボ圧の供給油路11pが形成
され、軸後半部11Bの軸内には、潤滑圧油路11sが
形成されている。また、軸前半部11Aの後端寄りの外
周には、フランジ11aが形成され、軸後半部11Bの
後端寄りの外周には、フランジ11bが形成されてい
る。そして、軸前半部11Aは、オイルポンプ配設位置
の内周側と、フランジ11aの直前部で、それぞれブッ
シュを介して前側ボス部10aの内周に嵌挿されたスリ
ーブ軸に支持され、軸後半部11Bは、前端を軸前半部
11Aとのスプライン係合で、また後端をケース10の
後側ボス部10bにベアリングを介して径方向支持さ
れ、支持部に隣接させて形成されたそれぞれのフランジ
11a,11bと両ボス部先端との間に介装されたスラ
ストベアリングにより軸方向支持されている。
【0037】プラネタリギヤセットGは、入力軸11の
軸後半部11Bの外周に配置され、サンギヤS3は、そ
のギヤ部と延長軸部をそれぞれブッシュを介して軸後半
部11Bに両端支持され、サンギヤS2は、そのギヤ部
と延長軸部をそれぞれブッシュを介してサンギヤS3の
延長軸部に両端支持されている。キャリアC2(C3)
は、その前端側をブッシュを介してサンギヤS2の延長
軸部に片持ち支持され、リングギヤR2は、フランジ部
材を介するスプライン連結で、カウンタドライブギヤ1
9に支持されている。そして、プラネタリギヤセットG
のサンギヤS2は、その延長軸部をスプライン係合で動
力伝達部材13に連結され、動力伝達部材13は、クラ
ッチC−3のドラム72に端面噛み合いで連結されてい
る。また、サンギヤS3は、その延長軸部をクラッチC
−1の油圧サーボのシリンダ60の延長部にスプライン
係合で連結されている。そして、キャリアC2(C3)
は、その後端に固定されてプラネタリギヤセットGの外
周側を前方に向かって延びるクラッチC−2のハブ54
とブレーキB−2のハブとワンウェイクラッチF−1の
インナレースとを一体化した部材に連結されている。更
に、リングギヤR2(R3)は、上記のように、連結部
材を介してカウンタドライブギヤ19に連結されてい
る。
【0038】減速プラネタリギヤG1は、前側ボス部1
0aの内周に嵌合固定されて前端部でトルクコンバータ
のステータをワンウェイクラッチを介してオイルポンプ
カバーに固定するスリーブ軸13の後端部に反力要素と
してのサンギヤS1をスプライン係合で固定し、入力要
素としてのリングギヤR1を入力軸11のフランジ11
aの外周にスプライン係合で連結させて、変速機構の前
側に配置されている。そして、出力要素としてのキャリ
アC1は、その前端側を、後に詳記するクラッチC−
1,C−3に共通のハブ74に固定されている。
【0039】次に、クラッチC−1,C−3の油圧サー
ボ6,7は、減速プラネタリギヤG1を挟んでその両側
に、前後に向かい合わせに配置されている。そして、ク
ラッチC−1の油圧サーボ6は、入力軸の軸前半部11
Aの後端部外周に回転自在に支持され、外周側にドラム
62を固定されたシリンダ60と、シリンダ60に摺動
自在に嵌挿されたピストン61と、ピストン61の背面
にかかる遠心油圧を相殺するキャンセルプレート65
と、リターンスプリング66とから構成されている。こ
の油圧サーボに対するサーボ圧の給排は、軸前半部11
Aの軸内油路11pを介して行われる。
【0040】このクラッチC−1に油圧サーボ6は、該
クラッチの摩擦部材63の内周側に配置され、プラネタ
リギヤセットGのサンギヤS3に延長軸部でスプライン
連結させて、クラッチC−1のドラム62からプラネタ
リギヤセットGのサンギヤS3に動力を伝達する部材と
されている。そして、プラネタリギヤセットGのリング
ギヤR3からの出力をカウンタ軸に伝達するカウンタド
ライブギヤ19の支持部材としてのサポート壁10Cの
内周側で入力軸に支持されている。
【0041】クラッチC−3の油圧サーボ7は、前側ボ
ス部10aの外周にブッシュを介して回転自在に支持さ
れ、外周側を拡径してドラム72とされたシリンダ70
と、シリンダ70に摺動自在に嵌挿されたピストン71
と、ピストン71の背面にかかる遠心油圧を相殺するキ
ャンセルプレート75と、リターンスプリング76とか
ら構成されている。この油圧サーボ7に対するサーボ圧
の給排は、前側ボス部10aに形成されたケース内油路
10qを介して行われる。
【0042】クラッチC−1の摩擦部材63とクラッチ
C−3の摩擦部材73は、減速プラネタリギヤG1の外
周側に並べて配置されている。そして、クラッチC−1
の摩擦部材63は、内周側をハブ74にスプライン係合
させ、外周側をドラム62にスプライン係合させた多板
の摩擦材とセパレータプレートから構成され、ドラム6
2の先端に固定されたバッキングプレートと、油圧サー
ボ6内への油圧の供給によりシリンダ60から押し出さ
れるピストン61とで挟持されるクラッチ係合作動によ
り、ハブ74からドラム62にトルクを伝達する構成と
されている。
【0043】クラッチC−3の摩擦部材73は、内周側
をハブ74にスプライン係合させ、外周側をドラム72
にスプライン係合させた多板の摩擦材とセパレータプレ
ートから構成され、ドラム72の先端に固定されたバッ
キングプレートと、油圧サーボ7内への油圧の供給によ
りシリンダ70から押し出されるピストン71とで挟持
されるクラッチ係合作動により、ハブ74からドラム7
2にトルクを伝達する構成とされている。
【0044】他方、クラッチC−2の油圧サーボ5は、
プラネタリギヤセットGの後側、すなわち変速機構の最
後部に配置され、内周側を入力軸後半部11Bのフラン
ジ部11bに連結され、外周側を拡径延長してドラム5
2とされたシリンダ50と、シリンダ50に内包された
ピストン51と、遠心油圧のキャンセルプレート55
と、リンターンスプリング56とで構成されている。こ
の油圧サーボ6の油圧の給排は、変速機ケースの後側ボ
ス部10bに形成されたケース内油路10tを介して行
われる。
【0045】クラッチC−2の摩擦部材53は、プラネ
タリギヤセットGの外周側における後方で、かつ、リン
グギヤのない部位に、内周側をハブ54にスプライン係
合させ、外周側をドラム52にスプライン係合させた多
板の摩擦材ディスクとセパレータプレートから構成さ
れ、ドラム52の先端に固定されたバッキングプレート
と、油圧サーボ5内への油圧の供給によりシリンダ50
から押し出されるピストン51とで挟持されるクラッチ
係合作動により、ドラム52からハブ54にトルクを伝
達する構成とされている。
【0046】次に、ブレーキB−1はバンドブレーキと
され、そのブレーキバンド83は、クラッチC−3のド
ラム72を締めつける構成とされている。なお、このバ
ンドブレーキの油圧サーボは、ブレーキバンド83と同
じ軸方向位置で、ドラム72に対して接線方向に延びる
ものであるため、図示を省略している。
【0047】ブレーキB−2は、各クラッチと同様に多
板構成とされ、その摩擦部材93は、プラネタリギヤセ
ットGの外周側における前方に配置され、ブレーキB−
2の油圧サーボ9は、クラッチC−2の油圧サーボ5の
外周側におけるケース10の後端壁部10eに配置さ
れ、クラッチC−2の摩擦部材53の外側を通してブレ
ーキB−2の摩擦部材93を係合可能とされ、ワンウェ
イクラッチF−1と並べて配置されている。そして、ブ
レーキB−2の油圧サーボ9は、変速機ケース10の後
端壁部10eに、ピストン91を内包するシリンダを内
蔵させた形態で設けられている。更に詳しくは、摩擦部
材93のセパレータプレートが、それらの外周をスプラ
イン係合でケース10の周壁部10fに回り止め支持さ
れ、摩擦材ディスクが、それらの外周をスプライン係合
でブレーキハブに回り止め支持されている。また、油圧
サーボ9は、ケース10の周壁部10fと、後端壁部1
0eと、後端壁部10eから軸方向に延びる環状壁10
e’とで画定されるシリンダに環状のピストン91を嵌
挿した構成とされ、ピストン91の延長部がクラッチC
−2のドラム52の外周を通って摩擦部材93に対峙す
る配置とされている。ブレーキB−2の油圧サーボ9の
リターンスプリング96とその受け部96’は、ブレー
キB−2の摩擦部材93を支持するスプライン歯10g
の歯間に配置されている。
【0048】次に、カウンタドライブギヤ19の支持に
関しては、該ギヤ19は、その支持部材を構成するサポ
ート壁10Cの内周を後方に延びるボス部の外周にベア
リング12を介して支持されている。このサポート壁1
0Cのケース本体10Bへの固定は前述のとおりであ
る。
【0049】最後に、上記のように変速機構が配置され
た入力軸10に対して、図5を参照してわかるように、
カウンタ軸20の前端部には、オイルポンプボディを一
部切り欠く形態でカバー10Aに軸方向に重ねて、ディ
ファレンシャル装置3のデフリングギヤ31に噛み合う
デフドライブピニオンギヤ22が配置されている。この
最前部へのデフドライブピニオンギヤ22の配置に伴
い、カウンタ軸20の前側は、デフドライブピニオンギ
ヤ22の後方でケース10Bにベアリングを介して支持
されている。そして、この位置関係から、クラッチC−
3の油圧サーボ7は、デフリングギヤ31と径方向に重
なった位置に配置され、クラッチC−3の摩擦部材93
は、減速プラネラリギヤG1の外周でデフリングギヤ3
1と軸方向に一部重なった配置とされている。
【0050】以上詳述したように、本実施形態のケース
構成によれば、変速機構上必要なサポート壁10Cのケ
ース10B内への配設を可能としながら、リヤケース部
をケース10Bに一体化し、それによりケース外径方向
への合わせ部の張出をなくしているので、ケース10B
のほぼ全長に渡ってバルブボディの付設面を確保するこ
とができ、バルブボディの面積の制約をなくすことがで
きる。また、ケース10Bの後端を閉じることで、ケー
ス10Bと別体とされるサポート壁10Cについて、サ
ポート壁10Cをケース10Bに固定するための端面1
0iと、ケース開口部10hを閉じるカバー10Aをケ
ース10Bに固定するための端面10jとを、ケース1
0Bの周方向にずらして配置することで、これら両端面
10i,10jをほぼ同径部に配置しながらケース内へ
のサポート壁10Cの組み込みを可能としている。しか
も、上記両端面10i,10jを、変速機構のブレーキ
B−2のためのスプライン歯10gの端面を利用して構
成し、かつ、スプライン歯10gの歯間をサポート壁1
0Cを開口部10h側から組み込みのための挿入空間と
して利用しているので、本来、変速機構のブレーキB−
2の摩擦部材93の組み込みと支持のために必要な空間
を利用したサポート壁10Cの組み込みが可能となり、
サポート壁10Cの組み込みのためにケース10Bが大
型化するのを防いでいる。したがって、サポート壁10
Cの組み込みのために、特にケース10Bの開口部側の
外径を拡げる必要がなくなるため、外径を小さくするこ
とができ、バルブボディの付設のためのケース軸方向長
さのみならず、搭載スペースをも確保することができ
る。更に、サポート壁10Cの環状突出部10nをケー
ス10Bのスプライン歯10gの内周に嵌合させること
で、ケース10Bに対するサポート壁10Cの心だし位
置決めがなされ、それによりサポート壁10Cに支持さ
れるカウンタドライブギヤ19の入力軸11に対する確
実な同心性を得ている。
【0051】以上、本発明を特に適用効果の高いラビニ
ヨ式のギヤセット主体とする6速の変速機構のものに適
用して詳説したが、本発明は、変速機ケース内にサポー
ト壁を必要とする種々の変速機構の自動変速機に適用可
能なものであり、例示した実施形態に限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用自動変速機の一実施形態の変速
機構を展開して示すスケルトン図である。
【図2】上記変速機の実際の3軸位置関係を示す軸方向
端面図である。
【図3】上記変速機の作動及び達成されるギヤ比並びに
ギヤ比ステップを示す図表である。
【図4】上記変速機の速度線図である。
【図5】上記変速機の全体構成を示す断面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】上記変速機の主軸部分の前半部を示す拡大断面
図である。
【図8】上記変速機の主軸部分の後半部を示す拡大断面
図である。
【符号の説明】
10 変速機ケース 10A カバー 10B ケース 10C サポート壁 10e 後端壁部(リヤケース部) 10f 周壁部 10g スプライン歯 10g’ 短いスプライン歯 10g” 長いスプライン歯 10h 開口部 10i,10j 端面 10k 外径部 10m 突出部 10n 環状突出部 11 入力軸 19 ギヤ(カウンタドライブギヤ) 20 カウンタ軸(他の軸) 93 摩擦部材 B−2 ブレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早渕 正宏 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 西田 正明 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 糟谷 悟 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 加藤 明利 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3J028 EA25 EA30 EB08 EB13 EB31 EB33 EB35 EB37 EB54 EB62 EB66 FA41 FB06 FC15 FC17 FC24 FC64 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に収容して、入力軸の周りに変
    速機構が配置され、該変速機構の出力を入力軸に並行す
    る他の軸に伝達するギヤが、ケースのサポート壁に支持
    された車両用自動変速機において、 前記ケースは、一端に一体形成されたリヤカバー部を有
    するとともに、他端に開口部を有し、 サポート壁は、前記開口部を通してケースに着脱自在と
    されたことを特徴とする車両用自動変速機。
  2. 【請求項2】 前記ケースは、サポート壁の取付け位置
    と、開口部の位置とに、開口部側に面し、互いに周方向
    の位置をずらして形成された端面を有し、 サポート壁は、ケースの開口部の端面を通過可能で、サ
    ポート壁の取付け位置の端面に当接する突出部を有し、
    前記取付け位置の端面に突出部を当接させてケースに固
    定され、 ケースの開口部は、該開口部の端面に当接させて固定さ
    れて開口部を覆うカバーにより閉じられた、請求項1記
    載の車両用自動変速機。
  3. 【請求項3】 前記ケースは、その周壁内周に沿って軸
    方向に延設され、変速機構におけるブレーキの摩擦部材
    を回り止め支持するスプライン歯を有し、 該スプライン歯は、サポート壁の取付け位置で終端する
    短いスプライン歯と、ケースの開口部まで延びて終端す
    る長いスプライン歯とから構成され、 サポート壁は、長いスプライン歯の内周径より小径の外
    径部と、該外径部から長いスプライン歯の歯間を通過可
    能に突出して、短いスプライン歯の終端面に当接可能な
    突出部とを有し、短いスプライン歯の終端面に突出部を
    係止させてケースに固定され、 ケースの開口部は、長いスプライン歯の終端面に当接さ
    せて固定されて開口部を覆うカバーにより閉じられた、
    請求項1記載の車両用自動変速機。
  4. 【請求項4】 前記サポート壁は、ケースのスプライン
    歯の内周に嵌合可能な環状突出部を有する、請求項3記
    載の車両用自動変速機。
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