JP2000160783A - 軒樋取り付け部の構造 - Google Patents

軒樋取り付け部の構造

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JP2000160783A
JP2000160783A JP10333504A JP33350498A JP2000160783A JP 2000160783 A JP2000160783 A JP 2000160783A JP 10333504 A JP10333504 A JP 10333504A JP 33350498 A JP33350498 A JP 33350498A JP 2000160783 A JP2000160783 A JP 2000160783A
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直人 引野
Kunihiro Takeda
國浩 竹田
Takafumi Fukushima
崇文 福島
Takusane Adachi
卓実 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒樋を建物の中に取り入れて軒樋の存在感を
少なくすることにより外観を向上でき、しかも軒天井支
持部を外観上目立たないようにして外観を向上できる軒
樋取り付け部の構造を提供する。 【解決手段】 軒樋11を軒先の鼻板6と略平行に取り
付ける。軒樋11の前壁11aの下端部を最も高さの低
い最谷部とすると共にこの軒樋11の上記最谷部より奥
まった位置に軒天井板16の端部を支持する軒天井支持
部14を納める凹部18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軒先に軒樋に取り付
ける部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軒先に軒樋を取り付ける場合、図
5のように施工されていた。屋根1は垂木2の上に野地
板3を敷き、野地板3の上に屋根防水シート4を敷設
し、屋根防水シート4の上に屋根瓦5を葺いて形成され
ており、垂木2の軒先の端部には鼻隠し部材7を装着し
てある。この鼻隠し部材7の前面には吊り具取り付け部
8を設けてあり、この吊り具取り付け部8に軒樋吊り具
9の基部の取り付け基板10を嵌合して軒樋吊り具9を
取り付けてあり、軒樋吊り具9に軒樋11を吊り支持し
てある。また屋根勾配と同じ傾斜の水切り板12は軒樋
11の上面開口に配置してあり、水切り板12の基部は
屋根1の野地板3の上に載せて固定してあり、水切り板
12の先端部が軒樋吊り具9に固定してある。また鼻隠
し部材7の下部は軒樋11の背面に沿わせるように下方
に連出してあり、この下方に連出した部分に野縁支持部
13と軒天井支持部14とを設けてあり、野縁支持部1
3と軒天井支持部14とに野縁15と軒天井板16の前
端を支持してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、軒樋11の
下方から見た場合、軒樋11の背面で軒樋11と軒天井
板16とが連なっている外観であり、軒樋11全体が見
えて軒樋11が目立つと共に建物との一体感に乏しくて
外観上好ましいものでなかった。
【0004】軒樋11を見えにくくするために軒天井板
16で軒樋11の下方を覆うことも考えられるが、この
とき軒樋11の底壁11cの前端部の下方に軒天井支持
部14を設けて軒天井板16の前端を支持しなければな
らない。ところが、軒樋11の底壁11cの下方に単に
軒天井支持部14を設けるだけでは前方から見たとき軒
天井支持部14が目立って外観が悪くなるという問題が
ある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、軒樋を建物の中に取り入れて軒樋の存在感を少な
くすることにより外観を向上でき、しかも軒天井支持部
を外観上目立たないようにして外観を向上できる軒樋取
り付け部の構造を提供することを課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1の軒樋取り付け部の構造は、軒樋1
1を軒先の鼻板6と略平行に取り付け、軒樋11の前壁
11aの下端部を最も高さの低い最谷部とすると共にこ
の軒樋11の上記最谷部より奥まった位置に軒天井板1
6の端部を支持する軒天井支持部14を納める凹部18
を設けて成ることを特徴とする。軒樋11の下に設けた
軒天井支持部14に軒天井板16の前端を支持すること
で軒天井板16にて軒樋11を覆うことができ、軒樋1
1を建物の中に取り入れて軒樋11の存在感を少なくし
て外観を向上できる。また軒樋11の最谷部より奥まっ
た位置に設けた凹部18に軒天井支持部14を納めたこ
とにより軒天井支持部14が外観上目立たないようにし
て外観を向上できる。
【0007】また本発明の請求項2の軒樋取り付け部の
構造は、請求項1において、軒樋11の底壁11cを上
記最谷部から鼻板6側に向かって高さの高くなる傾斜面
として上記軒天井支持部14を納める凹部18を設けて
成ることを特徴とする。軒樋11の底壁11cを傾斜面
とするだけで簡単に軒天井支持部14を納める凹部18
を形成できる。
【0008】また本発明の請求項3の軒樋取り付け部の
構造は、請求項1または請求項2において、呼び樋30
への排水部31が軒樋11内の最も低い最低部32から
直線状に連続したことを特徴とする。軒樋11内の雨水
を残すことなく呼び樋30にて排水することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、図1に示す実施の形態から
述べる。屋根1は垂木2の上に野地板3を敷き、野地板
3の上に屋根防水シート4を敷設し、屋根防水シート4
の上に屋根瓦5を葺いて形成されている。垂木2の軒先
の端部には鼻板6を装着してあり、鼻板6には鼻板6を
覆うように鼻隠し部材7を装着してある。この鼻板6や
鼻隠し部材7は野地板3と直交しており、下方程建物側
に行くように傾斜している。この鼻隠し部材7の前面に
は吊り具取り付け部8を設けてあり、この吊り具取り付
け部8に軒樋吊り具9の基部の取り付け基板10を嵌合
して軒樋吊り具9を取り付けてある。この軒樋吊り具9
の先端には前耳保持部20を設けてあり、軒樋吊り具9
の基端の手前には後耳保持部21を設けてあり、軒樋吊
り具9の先端の手前には水切り保持部22を設けてあ
る。
【0010】軒樋11は前壁11aと後壁11bと底壁
11cとで主体が構成され、前壁11aの上端には前耳
部23が一体に設けられ、後壁11bの上端には後耳部
24が一体に設けられている。軒樋11の後壁11bは
鼻板6と平行になるように傾斜しており、下部程建物側
に行くように傾斜している。軒樋11の底壁11cは前
に行く程下に下がるように傾斜している。軒樋11の前
壁11aは後壁11bと略平行になるように傾斜してお
り、前壁11aの下端が軒樋11の最も低い最谷部とな
っている。そして軒樋11の前耳部23を前耳保持部2
0に保持すると共に軒樋11の後耳部24を後耳保持部
21に保持して軒樋11を軒樋吊り具9に吊り支持して
ある。本発明の場合、軒樋1の前壁11aの下端を最谷
部としてこれより奥まった位置に軒天井支持部14を納
める凹部18が設けられるのであるが、本例の場合、軒
樋11の底壁11cを傾斜面とすることと、断面略逆L
字状の凹段部33を上方に凹設することで形成してあ
る。軒樋11の上面開口にはこの上面開口を覆うように
水切り板12を配置してあり、水切り板12の基部を野
地板3に固定してあり、水切り板12の先端を水切り保
持部22に保持してある。このように水切り板12が取
り付けられるが、水切り板12の先端と前耳部23との
間が屋根1の水が軒樋11内に流れ込む排水隙間25に
なっている。
【0011】上記鼻隠し部材7にはこの鼻隠し部材7と
一体に前方に突出する連出片17を設けてあり、この連
出片17が軒樋11の底壁11cに沿って傾斜してお
り、連出片17が底壁11cの底面に沿わせてある。連
出片17の前端には軒天井支持部14を一体に設けてあ
り、この軒天井支持部14より後方には野縁支持部13
を連出片17に一体に設けてある。そして軒天井支持部
14を上記凹部18内に納めてある。このとき軒天井支
持部14の上部の断面略逆L字状の部分が断面略逆L字
状の凹段部33に納まっている。本例の場合、図1の実
線のように野縁15や軒天井板16は水平に配置してあ
り、野縁15の前端を野縁支持部13に嵌合して支持し
てあり、軒天井板16の前端を軒天井支持部14に嵌合
して支持してあり、野縁15に軒天井板16を取り付け
てある。また図1の想像線に示すように垂木2に沿って
傾斜するように軒天井板16を取り付ける場合、野縁支
持部13のない鼻隠し部材7を用い、軒天井板16の前
端を軒天井支持部14に嵌合して支持し、垂木2に軒天
井板16を取り付ける。
【0012】上記のように軒樋11が施工されるが、軒
天井板16を取り付けた状態で軒樋11の底壁11cま
で軒天井板16にて覆われ、軒樋11を建物の中に取り
入れて軒樋11の存在感を少なくして外観を向上でき
る。このとき軒天井板16の前端を支持する軒天井支持
部14が軒樋11の凹部18に納まっているために前方
から軒天井支持部14が目立ちにくくて外観を向上でき
る。また軒天井支持部14を凹部18に納めることによ
り水平の軒天井板16でも傾斜した軒天井板16でも軒
天井支持部14への呑み込み代を長くでき、軒天井板1
6の支持の安定性を向上できる。また本例の場合、軒天
井支持部14の上部を凹段部33に嵌め込んで、凹段部
33の水平面33aを軒天井支持部14の水平面14a
で支持しているので、連出片17で軒樋11を支持する
ことができ、軒樋11の勾配方向へのずれ落ちを抑制
し、固定位置の安定化を図ることができる。
【0013】また軒樋11内の雨水は呼び樋30を介し
て縦樋に排水されるが、呼び樋30は軒天井に軒天井板
16と略同レベルになるように埋設されて外観よく仕舞
われる。そして図2に示すように軒樋11の底壁11c
から後方に突出するように排水部31が突設され、排水
部31に呼び樋30が接続される。排水部31を後方に
突設するとき下方に向けて突曲させてある。軒樋11の
前壁11aと底壁11cとの間の角部27が最も高さの
低い最谷部となるが、この角部27に対応する位置で軒
樋11内に中空構造部28を設けることで軒樋11内に
上げ底部29を設けてある。このようにすることで呼び
樋30への排水部31が軒樋11内の最も低い最低部3
2から直線状に連続して雨水がスムーズに排水される。
【0014】また図3、図4は実施の形態の他の例を示
すものである。本例も上記例と基本的に同じであり、異
なる点だけを述べる。本例の場合、凹部18が軒樋11
の底壁11cの傾斜だけで形成してあり、この凹部18
内に軒天井支持部14を納めてある。この場合も、軒天
井支持部14が外観上目立たなくて外観よくなる。また
角部27に対応する位置で軒樋11内に中空構造部28
を設けることで軒樋11内に上げ底部29を設けてある
が、この上げ底部29は前が高くて後に向かって下がる
ように傾斜させてあるために軒樋1内の雨水を一層スム
ーズに排水部31に導くことができる。
【0015】
【発明の効果】上記のように本発明は、軒樋を軒先の鼻
板と略平行に取り付け、軒樋の前壁の下端部を最も高さ
の低い最谷部とすると共にこの軒樋の上記最谷部より奥
まった位置に軒天井板の端部を支持する軒天井支持部を
納める凹部を設けているので、軒樋の下に設けた軒天井
支持部に軒天井板の前端を支持することで軒天井板にて
軒樋を覆うことができ、軒樋を建物の中に取り入れて軒
樋の存在感を少なくして外観を向上できるものであり、
しかも軒樋の最谷部より奥まった位置に設けた凹部に軒
天井支持部を納めたことにより軒天井支持部が外観上目
立たないようにして外観を向上できるものである。
【0016】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、軒樋の底壁を上記最谷部から鼻板側に向かっ
て高さの高くなる傾斜面として上記軒天井支持部を納め
る凹部を設けたので、軒樋の底壁を傾斜面とするだけで
簡単に軒天井支持部を納める凹部を形成できるものであ
る。
【0017】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
または請求項2において、呼び樋への排水部が軒樋内の
最も低い最低部から直線状に連続したので、軒樋内の雨
水を残すことなく呼び樋にて排水することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の断面図である。
【図2】同上の呼び樋を取り付ける部分の断面図であ
る。
【図3】同上の他例の断面図である。
【図4】同上の呼び樋を取り付ける部分の断面図であ
る。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
6 鼻板 11 軒樋 14 軒天井支持部 16 軒天井板 18 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 崇文 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 足立 卓実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋を軒先の鼻板と略平行に取り付け、
    軒樋の前壁の下端部を最も高さの低い最谷部とすると共
    にこの軒樋の上記最谷部より奥まった位置に軒天井板の
    端部を支持する軒天井支持部を納める凹部を設けて成る
    ことを特徴とする軒樋取り付け部の構造。
  2. 【請求項2】 軒樋の底壁を上記最谷部から鼻板側に向
    かって高さの高くなる傾斜面として上記軒天井支持部を
    納める凹部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載
    の軒樋取り付けの構造。
  3. 【請求項3】 呼び樋への排水部が軒樋内の最も低い最
    低部から直線状に連続したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の軒樋取り付け部の構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018066110A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 元旦ビューティ工業株式会社 軒先構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018066110A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 元旦ビューティ工業株式会社 軒先構造

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