JP2000159879A - 芳香族ポリカーボネート - Google Patents
芳香族ポリカーボネートInfo
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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- C08G64/30—General preparatory processes using carbonates
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Abstract
供。 【解決手段】芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸結合を導
入し得る化合物との反応により製造される、粘度平均分
子量12000〜40000のポリカーボネートであっ
て、下記式(1)で表される環状オリゴマーの含有量が
1000ppm以下であり、かつ、下記式(1)、式
(2)及び式(3)で表されるオリゴマーの総量に対す
る割合が関係式[I]を満たすことを特徴とする芳香族
ポリカーボネート。 【化1】 【数1】 (関係式[I]中、(1)、(2)及び(3)は、それ
ぞれ、上記式(1)、式(2)及び式(3)で表される
オリゴマーの含有量であり、Mvは、芳香族ポリカーボ
ネートの粘度平均分子量である。)
Description
改良されたポリカーボネートに関する。
性等に優れた樹脂として、多くの分野で幅広く用いられ
ている。なかでも、光ディスク、シート、成型材料等、
ガラス代替材料等の透明材料として、特に有用である。
しかし、ポリカーボネート樹脂は、溶融粘度が高く25
0〜380℃という高温で混練、成形しなければなら
ず、添加剤混練時及び成形時に着色し易いという問題点
があった。これらの問題に対して、芳香族ジヒドロキシ
化合物とホスゲンを反応させて重合を行う界面法で製造
されたポリカーボネートでは、溶媒として使用される塩
化メチレン量の低減、ホスゲン由来の塩素成分量の低減
等により耐熱性の改良が試みられ、また、芳香族ジヒド
ロキシ化合物と炭酸ジエステル化合物とを加熱減圧下反
応させるエステル交換法においては、原料である炭酸ジ
エステル等の含有量の低減、触媒の失活等による改良
(特開平7−126374号公報)が試みられている
が、十分な熱安定性は得られず、さらなる改善が望まれ
ていた。
性等に優れるポリカーボネートを提供するものである。
を解決するために、ポリカーボネート樹脂の色調、耐熱
性等の改良検討を鋭意検討した結果、ポリカーボネート
製造時の特定条件で生成する環状オリゴマー含有量を、
特定量以下かつ特定の割合以下に減少させることによっ
て、色調、耐熱性を大幅に改善できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
ロキシ化合物と炭酸結合を導入し得る化合物との反応に
より製造される、粘度平均分子量12000〜4000
0のポリカーボネートであって、下記式(1)で表され
る環状オリゴマーの含有量が1000ppm以下であ
り、かつ、下記式(1)、式(2)及び式(3)で表さ
れるオリゴマーの総量に対する割合が関係式[I]を満
たすことを特徴とする芳香族ポリカーボネートに存する
ものである。
いてもよい炭素数1〜15の炭化水素基、O、S、C
O、SO及びSO2 より選ばれる2価の基である。X
は、ハロゲン原子、炭素数1〜14の脂肪族基又は置換
脂肪族基、炭素数6〜18の芳香族基又は置換芳香族
基、炭素数1〜8のオキシアルキル基及び炭素数6〜1
8のオキシアリール基より選ばれる1価の基を示す。m
は、2〜8の整数であり、pは、0〜4の整数であり、
sは、0又は1である。X及びpは、それぞれ、同一又
は異なるものであってもよい。)
置換脂肪族基、芳香族基及び置換芳香族基より選ばれ
る、炭素数1〜18の1価の基を示し、それぞれ、同一
又は異なるものであってもよい。nは、1〜7の整数で
あり、B、X、p及びsは、式(1)と同様。)
肪族基、芳香族基及び置換芳香族基より選ばれる、炭素
数1〜18の1価の基を示す。n’は、1〜7の整数で
あり、B、X、p及びsは、式(1)と同様。)
(3)は、それぞれ、上記式(1)、式(2)及び式
(3)で表されるオリゴマーの含有量であり、Mvは、
芳香族ポリカーボネートの粘度平均分子量である。)
明する。本発明に関わる芳香族ポリカーボネートは、原
料として芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸結合を導入し
得る化合物等とを用い、公知の方法である、界面重縮合
法、エステル交換法等により製造できる。このうち、エ
ステル交換法での製造が好ましい。
スゲン、炭酸ジエステル等が挙げられる。炭酸ジエステ
ルは、下記の式(4)で表される。
置換脂肪族基、芳香族基及び置換芳香族基より選ばれ
る、炭素数1〜18の1価の基を示し、それぞれ、同一
又は異なるものであってもよい。)
は、例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、ジ−t−ブチルカーボネート、ジフェニルカーボ
ネート及びジトリルカーボネート等の置換ジフェニルカ
ーボネート等が例示されるが、好ましくはジフェニルカ
ーボネート、置換ジフェニルカーボネートがあり、特に
ジフェニルカーボネートが好ましい。これらの炭酸ジエ
ステルは単独、あるいは2種以上を混合してもよい。
化合物と共に、好ましくは50%以下、さらに好ましく
は30モル%以下の量でジカルボン酸、あるいはジカル
ボン酸エステルを使用してもよい。このようなジカルボ
ン酸あるいはジカルボン酸エステルとしては、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸ジフェニル、イソフ
タル酸ジフェニル等が用いられる。このようなカルボン
酸、あるいはカルボン酸エステルを炭酸ジエステルと併
用した場合には、ポリエステルカーボネートが得られ
る。
化合物は、式(5)で示される。
いてもよい炭素数1〜15の炭化水素基、O、S、C
O、SO及びSO2 より選ばれる2価の基である。X
は、ハロゲン原子、炭素数1〜14の脂肪族基又は置換
脂肪族基、炭素数6〜18の芳香族基又は置換芳香族
基、炭素数1〜8のオキシアルキル基及び炭素数6〜1
8のオキシアリール基より選ばれる1価の基を示す。p
は、0〜4の整数であり、sは、0又は1である。X及
びpは、それぞれ、同一又は異なるものであってもよ
い。)
シ化合物は、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン[=ビスフェノールA]、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジエチ
ルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−(3,5−ジフェニル)フェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペ
ンタン、2,4’−ジヒドロキシ−ジフェニルメタン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒ
ドロキシ−5−ニトロフェニル)メタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、3,3−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)スルホン、2,4’−ジヒドロキシジ
フェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジクロロジフ
ェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−2,5−ジ
エトキシジフェニルエーテル等が例示される。これらの
中でも、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンが好ましい。また、これらの芳香族ジヒドロキシ化
合物は、単独で、あるいは2種以上を混合して用いるこ
とができ、必要に応じて共重合体とすることもできる。
物との混合比率は、所望する芳香族ポリカーボネートの
分子量と末端水酸基量により決められる。末端水酸基量
は、製品ポリカーボネートの熱安定性、加水分解安定
性、色調等に大きな影響を及ぼし、実用的な物性を持た
せるためには、1,000ppm以下にし、800pp
m以下が好ましく、700ppm以下が特に好ましい。
また、エステル交換法で製造するポリカーボネートで
は、末端水酸基量が少なすぎると、分子量が上がらず色
調も悪くなるので、100ppm以上とし、200pp
m以上が好ましく、300ppm以上が特に好ましい。
従って、芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対して炭酸
ジエステルを等モル量以上用いるのが一般的であり、
1.01〜1.30モル、好ましくは1.01〜1.2
0モルの量で用いられるのが望ましい。
ートを製造する際には、通常エステル交換触媒が使用さ
れる。エステル交換触媒としては特に制限はないが、主
として、アルカリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金
属化合物が使用され、補助的に、塩基性ホウ素化合物、
塩基性リン化合物、塩基性アンモニウム化合物又はアミ
ン系化合物等の塩基性化合物を併用することも可能であ
る。これらの触媒は、1種類で使用してもよく、2種以
上を組み合わせて使用してもよい。
物1モルに対して、1×10-9〜1×10-3モルの範囲
で用いられる。特に、アルカリ金属化合物、アルカリ土
類金属化合物では、通常は、芳香族ジヒドロキシ化合物
1モルに対して、1×10ー 9〜1×10ー4モル、好ま
しくは1×10ー8〜1×10ー5モルの範囲で用いら
れ、塩基性ホウ素化合物、塩基性リン化合物、塩基性ア
ンモニウム化合物又はアミン系化合物等の塩基性化合物
では、芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対して1×1
0ー9〜1×10ー3モル、好ましくは1×10ー7〜1
×10ー4モルの範囲で用いられる。触媒量がこれらの
量より少なければ、所定の分子量、末端水酸基量のポリ
カーボネートを製造するのに必要な重合活性が得られ
ず、この量より多い場合は、後述の環状オリゴマー量の
増加、ポリマー色調の悪化、耐熱性の低下、耐加水分解
性の低下や、ゲルの発生による異物量の増大等が発生し
好ましくない。
ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムの水酸化
物、炭酸水素塩、炭酸塩、酢酸塩、リン酸水素塩、フェ
ニルリン酸塩等の無機アルカリ金属化合物や、ステアリ
ン酸、安息香酸等の有機酸類、メタノール、エタノール
等のアルコール類、石炭酸、ビスフェノールA等のフェ
ノール類との塩等の有機アルカリ金属化合物等が挙げら
れる。
ベリリウム、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウ
ム、バリウムの水酸化物、炭酸水素塩、炭酸塩、酢酸塩
等の無機アルカリ土類金属化合物や、有機酸類、アルコ
ール類、フェノール類との塩等の有機アルカリ土類金属
化合物等が挙げられる。
トラメチルホウ素、テトラエチルホウ素、テトラプロピ
ルホウ素、テトラブチルホウ素、トリメチルエチルホウ
素、トリメチルベンジルホウ素、トリメチルフェニルホ
ウ素、トリエチルメチルホウ素、トリエチルベンジルホ
ウ素、トリエチルフェニルホウ素、トリブチルベンジル
ホウ素、トリブチルフェニルホウ素、テトラフェニルホ
ウ素、ベンジルトリフェニルホウ素、メチルトリフェニ
ルホウ素、ブチルトリフェニルホウ素等のホウ素化合物
のナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩、バリウム塩、ストロンチウム塩等
が挙げられる。
エチルホスフィン、トリ−n−プロピルホスフィン、ト
リイソプロピルホスフィン、トリ−n−ブチルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、
四級ホスホニウム塩等が挙げられる。
ば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモ
ニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロ
キシド、トリメチルエチルアンモニウムヒドロキシド、
トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、トリメ
チルフェニルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルメ
チルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルベンジルア
ンモニウムヒドロキシド、トリエチルフェニルアンモニ
ウムヒドロキシド、トリブチルベンジルアンモニウムヒ
ドロキシド、トリブチルフェニルアンモニウムヒドロキ
シド、テトラフェニルアンモニウムヒドロキシド、ベン
ジルトリフェニルアンモニウムヒドロキシド、メチルト
リフェニルアンモニウムヒドロキシド、ブチルトリフェ
ニルアンモニウムヒドロキシド等が挙げられる。
ミノピリジン、2−アミノピリジン、N,N−ジメチル
−4−アミノピリジン、4−ジエチルアミノピリジン、
2−ヒドロキシピリジン、2−メトキシピリジン、4−
メトキシピリジン、2−ジメチルアミノイミダゾール、
2−メトキシイミダゾール、イミダゾール、2−メルカ
プトイミダゾール、2−メチルイミダゾール、アミノキ
ノリン等が挙げられる。
金属化合物、塩基性アンモニウム化合物、塩基性リン化
合物が望ましく特にアルカリ金属化合物が好ましい。
合を導入し得る化合物と芳香族ジヒドロキシ化合物とを
用い、通常は上記エステル交換触媒を用いて製造され、
粘度平均分子量が12000〜40000のものであ
る。粘度平均分子量が12000未満であると機械強度
が低下し、40000を超えると成形性が低下するため
好ましくない。
は、式(1)で示される環状オリゴマー含有量の総和は
1000ppm以下であることが必要で、好ましくは7
00ppm以下、さらに好ましくは550ppm以下で
ある。環状オリゴマー含有量が1000ppmを超える
と、着色し、耐熱性、耐加水分解性等が低下する。この
理由は必ずしも明確ではないが、環状オリゴマーが反応
性に富み、高温下で着色成分を生成したり、加水分解を
促したりし易いものと推測している。
m以下であっても、環状オリゴマー量の割合が、特定の
直鎖状オリゴマーを含めたオリゴマー総量に対して特定
値以上の場合、物性に悪影響を与える。従って、式
(1)、式(2)及び式(3)で表されるオリゴマーの
総量に対する割合が関係式[I]を満たさなければなら
ない。
(3)は、それぞれ、上記式(1)、式(2)及び式
(3)で表されるオリゴマーの含有量であり、Mvは、
芳香族ポリカーボネートの粘度平均分子量である。)
いてもよい炭素数1〜15の炭化水素基、O、S、C
O、SO及びSO2 より選ばれる2価の基である。X
は、ハロゲン原子、炭素数1〜14の脂肪族基又は置換
脂肪族基、炭素数6〜18の芳香族基又は置換芳香族
基、炭素数1〜8のオキシアルキル基及び炭素数6〜1
8のオキシアリール基より選ばれる1価の基を示す。m
は、2〜8の整数であり、pは、0〜4の整数であり、
sは、0又は1である。X及びpは、それぞれ、同一又
は異なるものであってもよい。)
置換脂肪族基、芳香族基及び置換芳香族基より選ばれ
る、炭素数1〜18の1価の基を示し、それぞれ、同一
又は異なるものであってもよい。nは、1〜7の整数で
あり、B、X、p及びsは、式(1)と同様。)
肪族基、芳香族基及び置換芳香族基より選ばれる、炭素
数1〜18の1価の基を示す。n’は、1〜7の整数で
あり、B、X、p及びsは、式(1)と同様。)
(2)及び式(3)で表される直鎖状オリゴマーも、ポ
リカーボネート製造中に生成する成分であると考えら
れ、従って、カッコ内の繰り返し単位の具体的な構造
は、ポリカーボネート製造で使用された芳香族ジヒドロ
キシ化合物に由来するものである。また、末端基A、
A’及び A”は、式(4)で示される炭酸結合を導入
し得る化合物の末端基、又はホスゲンを用いて界面重縮
合で製造した場合には、用いた末端停止剤に由来するも
のである。
応性が高いため、その含有量が1000ppmを超える
と色調、耐熱性等の物性に悪影響を与えるが、1000
ppm以下でも物性に悪影響を与えることがある。それ
は環状オリゴマー量と式(2)及び式(3)で表される
特定の直鎖状オリゴマー量の総和に対する環状オリゴマ
ー量の割合が、得られた芳香族ポリカーボネートの粘度
平均分子量の2乗×3.6×10-8から計算される値以
上の場合である。物性の悪くなる理由は、含有量が10
00ppmを超える場合と同様に、環状オリゴマーの反
応性が高いからと思われる。
が、ポリマー製造時の熱履歴、触媒種・量の影響、ポリ
マー製造途中でのモノマーや副生する芳香族ヒドロキシ
化合物の濃度等の影響で、生成量及び割合は変化する。
ある分子鎖が環状体になるには、自分自身の末端基同士
が反応する必要がある。しかし、これは通常起こり難い
ため、一般に重合初期には隣接した分子間の末端基同士
が反応する。しかし、重合が進行し、系内に特定の末端
基ばかりが多くなると、分子間の反応が低減し、分子内
の反応が起こり易くなるものと考えられる。特に、末端
水酸基が少ない状態で、高温に保つと、環状オリゴマー
ができ易くなる。従って、製造途中においては、末端水
酸基の割合を極端に低下させないようにすることが好ま
しい。具体的には、250℃以上、特には260℃以上
で反応させ、分子量を5%以上増加させる、最終段の重
合工程において、当該反応で用いる重合装置入り口の末
端水酸基量は100ppm以上で重合することが好まし
く、200ppm以上で重合することがさらに好まし
い。また、触媒については、その量が多くなると、カー
ボネート結合が活性化され易くなり、通常では起こり難
いカーボネート末端同士の反応が起こり、環状オリゴマ
ーもでき易くなるものと考えられる。さらにまた、環状
オリゴマー生成の活性化エネルギーは高いので、温度が
高くなるほど急激に生成するようになるので、重合は3
20℃以下、好ましくは310℃以下で行うと良い。
の目的であれば、ヘキサン、ヘプタン、メタノール、ア
セトン等のポリカーボネートを溶解する力が弱い溶媒で
抽出処理することもできる。しかし、抽出操作による環
状オリゴマー含有量の低減では、他のオリゴマー量も低
減し、オリゴマー中の環状オリゴマー量の割合は大きく
変わらないばかりか、抽出操作による溶剤の残存等の影
響もあり、耐熱性が改良されるとは限らない。
ゴマーの含有量の測定は、例えば、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(GPC)、高速液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)、マススペクトル、NMR等を用
いて測定することができる。しかし、一般に高分子量部
と低分子量部を分取する必要があるので、MALDI−
TOFMS(Matrix Assisted Lazer Desorption Ioniz
ation Time of FlightMass Spectrometory )等の測定
器を使用し、高分子量部から低分子量部までを一括して
測定することが好ましい。
原料を用いたエステル交換反応では、100〜320℃
の温度で、常圧又は減圧下反応を行い、芳香族ヒドロキ
シ化合物等の副生成物を除去しながら、溶融重縮合反応
を行う。反応は、通常、温度、圧力条件を変化させた2
段以上の多段工程で実施される。各段階の反応温度は、
上記範囲内で重合物が溶融状態にあれば特に制限はな
く、また反応時間も、反応の進行の程度により適宜定め
られるが、0.1〜10時間であることが好ましい。こ
れらの条件は、ポリマーの分子量、色調及び環状オリゴ
マー含有量の観点から決定される。具体的には、第1段
目の反応は、常圧あるいは減圧下、140〜260℃、
好ましくは180〜240℃の温度で、0.1〜5時
間、好ましくは0.5〜3時間反応させる。ついで、反
応系の減圧度を上げながら反応温度を高め、最終的に
は、2mmHg以下の減圧下、240〜320℃の温度
で重縮合反応を行う。これら各反応槽の条件は、可能な
限り変動しないように制御する方が、環状オリゴマー量
を抑制できる。
ことができるが、本発明では製品の安定性等から連続式
で行うことが好ましい。以下、図1を参照して説明す
る。使用する装置は、槽型、管型又は塔型のいずれの形
式であってもよく、各種の攪拌翼(3)、(6)を具備
した縦型重合槽(2)、1軸又は2軸タイプの横型重合
槽(5)等を使用することができる。原料混合槽(1)
も含め、本発明ポリカーボネートの製造に使用する高温
装置内の雰囲気は、特に制限はないが、重合物の品質の
観点からは、窒素ガス等の不活性ガスが好ましい。
ネートは、通常、ペレットとして回収されるが、その
際、樹脂中に残存するモノマーや副生物等の低分子量成
分を除去するため、ベント式押出機を通すことも可能で
ある。
熱安定剤、紫外線吸収剤、離型剤、着色剤、帯電防止
剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、滑剤、防曇
剤、天然油、合成油、ワックス、有機系充填剤、無機系
充填剤等の各種添加剤を添加してもよい。このような添
加剤は、溶融状態にある樹脂に添加することもできる
し、また一旦ペレット化された樹脂を再溶融して添加す
ることもできる。
る押出機条件は、環状オリゴマーの発生を低く抑えるた
めに、温和な条件とすべきである。触媒が活性な状態で
高温にすると、環状オリゴマーが生成するので、適当な
失活剤を用いて触媒を失活することが好ましい。
た場合、エステル交換法ポリカーボネート中の触媒の失
活剤として、イオウ含有酸性化合物又はその誘導体を使
用することが好ましく、その量は、触媒金属に対して
0.5〜10当量、好ましくは1〜5当量が選ばれる。
すなわち、ポリマーに対して、通常1〜100ppm、
好ましくは1〜20ppm添加する。
ては、例えば、スルホン酸、スルフィン酸、硫酸又はそ
れらのエステルがある。具体的には、ジメチル硫酸、ジ
エチル硫酸、p−トルエンスルホン酸、そのメチル、エ
チル、ブチル、オクチル及びフェニルエステル類、ベン
ゼンスルホン酸、そのメチル、エチル、ブチル、オクチ
ル、フェニル及びドデシルエステル類、ベンゼンスルフ
ィン酸、トルエンスルフィン酸、ナフタレンスルホン酸
等が挙げられる。これらの化合物の内、p−トルエンス
ルホン酸のエステル又はベンゼンスルホン酸のエステル
が好ましく、また、これらの化合物を2種以上併用して
もよい。
ポリカーボネートへの添加は、任意の方法により行うこ
とができる。例えば、イオウ含有酸性化合物又はその誘
導体を、直接もしくは希釈剤で希釈して、溶融又は固体
状態にあるポリカーボネートに添加し、分散させること
ができる。具体的には、重縮合反応器中、反応器からの
移送ライン中、押出機中に供給して、混合することがで
きる。もちろん、ミキサー等でペレット、フレーク、粉
末等と混合後、押出機等に供給して混練することもでき
る。また、押出機でベントによる減圧処理を行う場合、
水を添加する場合、又は、熱安定剤、離型剤、染料、顔
料、紫外線吸収剤、帯電防止剤、防曇剤、有機・無機充
填剤等の各種添加剤を添加する場合は、これらの添加及
び処理は、イオウ含有酸性化合物又はその誘導体の添加
と同時に行ってもよいが、これらの添加及び処理に先立
ち、イオウ含有酸性化合物又はその誘導体を添加し、さ
らに混練しておくことが好ましい。
発明は、これら実施例に限定されるものではない。な
お、後記各実施例及び比較例で得られた芳香族ポリカー
ボネートの分析は、以下の測定法により行った。 (1)粘度平均分子量 ウベローデ粘度計を用いて塩化メチレン中20℃の極限
粘度[η]を測定し、以下の式より粘度平均分子量(M
v)を求めた。 [η]=1.23×10-4×(Mv)0.83
ION2000;レーザー(N2 レーザー 337n
m)、測定質量範囲(m/z 0〜35000))を測
定に使用した。ジクロロメタン10ml中にポリカーボ
ネート0.10gと内標としてトリス(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート
0.01gとを溶解したポリマー溶液と、THF1ml
中に2,4,6−トリヒドロキシアセトフェノン80m
gを溶解したマトリクス溶液を調製し、ポリマー溶液と
マトリクス溶液を、体積比1:1の割合で混合し、試料
溶液として用いた。
のガラス製セルに入れ、カラーテスター(スガ試験機株
式会社製SC−1−CH)で、色の絶対値である三刺激
値XYZを測定し、以下の式より黄色度の指標であるY
I値を算出した。 YI=100×(1.28X−1.06Z)÷Y このYI値が大きいほど着色していることを示す。
間乾燥した後、(株)日本製鋼所製J−100射出成形
機を用い、360℃、10分間滞留で5ショット目の条
件で製作した3mm厚成型品について、スガ試験機株式
会社製SC−1により透過法で、上記(3)と同様に、
三刺激値XYZを測定し、YI値を算出した。
5))により比色定量を行った。
フェニルカーボネートとを、一定のモル比(DPC/B
PA=1.045)で溶融混合し、135℃に加熱した
原料導入管を介して、常圧、窒素雰囲気下、205℃に
制御した縦型第1攪拌重合槽内に連続供給し、平均滞留
時間が70分になるように、槽底部のポリマー排出ライ
ンに設けられたバルブ開度を制御して、液面レベルを一
定に保った。また、上記原料混合物の供給を開始すると
同時に、触媒として、水溶液とした水酸化セシウムを、
ビスフェノールA1モルに対し、1×10-6モルの割合
で連続供給した。
第2、3、4の縦型重合槽及び横型第5重合槽に、逐次
連続供給された。反応の間、各槽の平均滞留時間が表−
1に示す所定の時間になるように液面レベルを制御し、
また同時に副生するフェノールの留去も行った。縦型第
2重合槽より横型第5重合槽での、各反応槽の重合条件
及び最終段の重合槽の入口(本例では、第4重合槽の出
口)における末端水酸基量を、表−1に示した。50k
g/Hrの製造速度で連続して得られるポリカーボネー
トを、溶融状態のまま、混練部に内部温度測定用の温度
計を設置し、3段ベント口を具備した2軸押出機(神戸
製鋼所(株)製、スクリュー径0.046m、L/D=
36)に導入し、p−トルエンスルホン酸ブチルを5p
pm添加し、水を添加し、脱揮した後ペレット化した。
押出機条件は、吐出量=50kg/hr、回転数=15
0rpm、最高樹脂温度=278℃であった。
量は22000であり、環状オリゴマー(1)含有量は
400ppm、式[I]で計算される環状オリゴマー含
有量の割合は13.7%であった。また、360℃耐熱
試験後のYI=4.9であった。その他の評価結果も表
−1にまとめた。
表−1に示すように重合条件等を変更した以外は、同様
に製造を行ってポリカーボネートを得た。得られたポリ
マーの評価結果も表−1にまとめた。
重合槽を用いず、表−1に示すような重合条件に変更し
た以外は、同様に製造を行ってポリカーボネートを得
た。得られたポリマーの評価結果も表−1にまとめた。
し、等しい分子量を得るために、表−1に示すように重
合条件等を変更した以外は、同様に製造を行ってポリカ
ーボネートを得た。得られたポリマーの評価結果も表−
1にまとめた。
更した以外は、同様に製造を行ってポリカーボネートを
得た。得られたポリマーの評価結果も表−1にまとめ
た。
た以外は、同様に製造を行ってポリカーボネートを得
た。得られたポリマーの評価結果も表−1にまとめた。
調や耐熱性に優れる。
法の1例を示したフローシート。
Claims (3)
- 【請求項1】芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸結合を導
入し得る化合物との反応により製造される、粘度平均分
子量12000〜40000のポリカーボネートであっ
て、下記式(1)で表される環状オリゴマーの含有量が
1000ppm以下であり、かつ、下記式(1)、式
(2)及び式(3)で表されるオリゴマーの総量に対す
る割合が関係式[I]を満たすことを特徴とする芳香族
ポリカーボネート。 【化1】 (式(1)中、Bは、ハロゲン置換されていてもよい炭
素数1〜15の炭化水素基、O、S、CO、SO及びS
O2 より選ばれる2価の基である。Xは、ハロゲン原
子、炭素数1〜14の脂肪族基又は置換脂肪族基、炭素
数6〜18の芳香族基又は置換芳香族基、炭素数1〜8
のオキシアルキル基及び炭素数6〜18のオキシアリー
ル基より選ばれる1価の基を示す。mは、2〜8の整数
であり、pは、0〜4の整数であり、sは、0又は1で
ある。X及びpは、それぞれ、同一又は異なるものであ
ってもよい。) 【化2】 (式(2)中、A及びA’は、脂肪族基、置換脂肪族
基、芳香族基及び置換芳香族基より選ばれる、炭素数1
〜18の1価の基を示し、それぞれ、同一又は異なるも
のであってもよい。nは、1〜7の整数であり、B、
X、p及びsは、式(1)と同様。) 【化3】 (式(3)中、A”は、脂肪族基、置換脂肪族基、芳香
族基及び置換芳香族基より選ばれる、炭素数1〜18の
1価の基を示す。n’は、1〜7の整数であり、B、
X、p及びsは、式(1)と同様。) 【数1】 (関係式[I]中、(1)、(2)及び(3)は、それ
ぞれ、上記式(1)、式(2)及び式(3)で表される
オリゴマーの含有量であり、Mvは、芳香族ポリカーボ
ネートの粘度平均分子量である。) - 【請求項2】芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステ
ルとのエステル交換反応により製造される請求項1記載
の芳香族ポリカーボネート。 - 【請求項3】末端水酸基の含有量が、100〜1000
ppmであることを特徴とする請求項2記載の芳香族ポ
リカーボネート。
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