JP2000159354A - 包装箱体、記録媒体給送装置、及び記録装置 - Google Patents
包装箱体、記録媒体給送装置、及び記録装置Info
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- JP2000159354A JP2000159354A JP10337743A JP33774398A JP2000159354A JP 2000159354 A JP2000159354 A JP 2000159354A JP 10337743 A JP10337743 A JP 10337743A JP 33774398 A JP33774398 A JP 33774398A JP 2000159354 A JP2000159354 A JP 2000159354A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録媒体の種類にかかわらず、該記録媒体を
完全且つ確実に分離できるようにすること。 【解決手段】 記録媒体Sを給送する給送ローラ10を有
する記録装置の給送装置部3に対して着脱自在であり、
同一種類毎の複数枚の記録媒体Sが収納された包装箱体
1において、前記収納された記録媒体Sを一枚毎に分離
する分離手段2を有し、該分離手段2は、一方が前記各
記録媒体Sの間に差し込まれ、他方が前記包装箱体1の
一部に固定されていることを特徴とする。
完全且つ確実に分離できるようにすること。 【解決手段】 記録媒体Sを給送する給送ローラ10を有
する記録装置の給送装置部3に対して着脱自在であり、
同一種類毎の複数枚の記録媒体Sが収納された包装箱体
1において、前記収納された記録媒体Sを一枚毎に分離
する分離手段2を有し、該分離手段2は、一方が前記各
記録媒体Sの間に差し込まれ、他方が前記包装箱体1の
一部に固定されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ワードプ
ロセッサ、パーソナルコンピュータ等における情報出力
装置としてのプリンタ等の記録装置や、複写機,ファク
シミリ等の画像形成装置やその他各種の記録媒体使用機
器等において、各種記録媒体(印字用普通紙、高品位カ
ラー記録用コート紙、OHPシート、封筒、葉書、布シ
ート等)を記録装置等の画像処理部へ給送するための記
録媒体給送装置に対して着脱自在であり、同一種類毎の
複数枚の記録媒体が収納された包装箱体に関する。
ロセッサ、パーソナルコンピュータ等における情報出力
装置としてのプリンタ等の記録装置や、複写機,ファク
シミリ等の画像形成装置やその他各種の記録媒体使用機
器等において、各種記録媒体(印字用普通紙、高品位カ
ラー記録用コート紙、OHPシート、封筒、葉書、布シ
ート等)を記録装置等の画像処理部へ給送するための記
録媒体給送装置に対して着脱自在であり、同一種類毎の
複数枚の記録媒体が収納された包装箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体を給送する給送部と前記
記録媒体に記録を行う記録部を備えた記録装置において
は、前記給送部に記録媒体をセットする際に、使用する
記録媒体を塵埃から隔離して保管する包装箱から一旦引
き出し、その引き出した記録媒体を持って装置の所定の
場所に置くことでセットしていた。
記録媒体に記録を行う記録部を備えた記録装置において
は、前記給送部に記録媒体をセットする際に、使用する
記録媒体を塵埃から隔離して保管する包装箱から一旦引
き出し、その引き出した記録媒体を持って装置の所定の
場所に置くことでセットしていた。
【0003】また、前記記録装置が、サイズの異なる記
録媒体をサイズ毎に搭載可能な多数のビンを有する給送
部を備えている場合、記録媒体を一枚毎に分離する分離
手段として、限られた種類の記録媒体に適した方式の分
離手段が各給送部に同様に設けられていた。
録媒体をサイズ毎に搭載可能な多数のビンを有する給送
部を備えている場合、記録媒体を一枚毎に分離する分離
手段として、限られた種類の記録媒体に適した方式の分
離手段が各給送部に同様に設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、限られた種類の記録媒体に適した方式の
分離手段が各給送部に同様に設けられているので、例え
ば、各給送部に厚さや硬さが大きく異なる記録媒体を搭
載した場合、該記録媒体を一枚毎に確実に分離すること
ができないおそれがあった。
来の装置では、限られた種類の記録媒体に適した方式の
分離手段が各給送部に同様に設けられているので、例え
ば、各給送部に厚さや硬さが大きく異なる記録媒体を搭
載した場合、該記録媒体を一枚毎に確実に分離すること
ができないおそれがあった。
【0005】そこで、本発明の目的は、記録媒体の種類
にかかわらず、該記録媒体を完全且つ確実に分離できる
ようにすることにある。
にかかわらず、該記録媒体を完全且つ確実に分離できる
ようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、記録媒体を給送する給送ロ
ーラを有する記録媒体給送装置に対して着脱自在であ
り、同一種類毎の複数枚の記録媒体が収納された包装箱
体において、前記収納された記録媒体を一枚毎に分離す
る分離手段を有し、該分離手段は、一方が前記各記録媒
体の間に差し込まれ、他方が前記包装箱体の一部に固定
されていることを特徴とする。
の本発明の代表的な構成は、記録媒体を給送する給送ロ
ーラを有する記録媒体給送装置に対して着脱自在であ
り、同一種類毎の複数枚の記録媒体が収納された包装箱
体において、前記収納された記録媒体を一枚毎に分離す
る分離手段を有し、該分離手段は、一方が前記各記録媒
体の間に差し込まれ、他方が前記包装箱体の一部に固定
されていることを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、記録媒体給送装置に対
して着脱自在な包装箱体が、収納された記録媒体を一枚
毎に分離する分離手段を有し、該分離手段は、一方が前
記各記録媒体の間に差し込まれ、他方が前記包装箱体の
一部に固定されているので、記録媒体(印字用普通紙、
高品位カラー記録用コート紙、OHPシート、封筒、葉
書、布シート、木質シート材等)の種類を問わず、該記
録媒体を完全且つ確実に一枚毎に分離して記録装置等の
画像処理部に給送することが可能である。
して着脱自在な包装箱体が、収納された記録媒体を一枚
毎に分離する分離手段を有し、該分離手段は、一方が前
記各記録媒体の間に差し込まれ、他方が前記包装箱体の
一部に固定されているので、記録媒体(印字用普通紙、
高品位カラー記録用コート紙、OHPシート、封筒、葉
書、布シート、木質シート材等)の種類を問わず、該記
録媒体を完全且つ確実に一枚毎に分離して記録装置等の
画像処理部に給送することが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用した包装箱体、記録媒体給送装置、及び記録装置の
実施の形態について具体的に説明する。尚、以下の実施
形態では、本包装箱体が搭載可能な給送装置部を備えた
記録装置を例示している。
適用した包装箱体、記録媒体給送装置、及び記録装置の
実施の形態について具体的に説明する。尚、以下の実施
形態では、本包装箱体が搭載可能な給送装置部を備えた
記録装置を例示している。
【0009】〔第1実施形態〕図1〜図7を参照して、
第1実施形態に係る包装箱体が搭載可能な給送装置部を
備えた記録装置について詳しく説明する。
第1実施形態に係る包装箱体が搭載可能な給送装置部を
備えた記録装置について詳しく説明する。
【0010】{包装箱体}図1及び図2は内部に記録媒
体を収納した包装箱体の一実施形態を示すもので、図1
は購入保管時の状態を示す外観斜視図、図2は使用時の
状態を示す外観斜視図である。
体を収納した包装箱体の一実施形態を示すもので、図1
は購入保管時の状態を示す外観斜視図、図2は使用時の
状態を示す外観斜視図である。
【0011】図1において、内部に各種記録媒体を種類
毎に収納した包装箱体1は、購入時には薄くて透明な合
成樹脂シートでラップされており、使用に際してそのラ
ッピィングシートを除去して使用する。前記包装箱体1
は厚紙或いは剛性のある合成樹脂板或いは柔軟性のある
合成樹脂シートからなり、また包装箱体1の先端部には
開閉可能な蓋部1aが設けられている。また包装箱体1
の上面1bには収納された記録媒体の種類名や取り扱い
に関する説明及び給送装置に装填する際の向きを示す記
号等が記載されている。また包装箱体1の一部の面に
は、該包装箱体1に収納された記録媒体の種類やその枚
数と、その記録媒体に適した画像処理モード等の情報を
記録装置側に伝えるための情報記憶手段1c(例えば、
光で読み出しが可能なバーコードによる記憶手段、磁気
により読み書き可能な磁性体による記憶手段、電気的に
読み書き可能な半導体による記憶手段、電波で読み書き
可能な半導体素子による記憶手段等)が設けられ、前記
記録媒体を処理する記録装置は、読み取った情報に基づ
き自動的に適正な画像処理モードで画像の記録処理を行
うものである。
毎に収納した包装箱体1は、購入時には薄くて透明な合
成樹脂シートでラップされており、使用に際してそのラ
ッピィングシートを除去して使用する。前記包装箱体1
は厚紙或いは剛性のある合成樹脂板或いは柔軟性のある
合成樹脂シートからなり、また包装箱体1の先端部には
開閉可能な蓋部1aが設けられている。また包装箱体1
の上面1bには収納された記録媒体の種類名や取り扱い
に関する説明及び給送装置に装填する際の向きを示す記
号等が記載されている。また包装箱体1の一部の面に
は、該包装箱体1に収納された記録媒体の種類やその枚
数と、その記録媒体に適した画像処理モード等の情報を
記録装置側に伝えるための情報記憶手段1c(例えば、
光で読み出しが可能なバーコードによる記憶手段、磁気
により読み書き可能な磁性体による記憶手段、電気的に
読み書き可能な半導体による記憶手段、電波で読み書き
可能な半導体素子による記憶手段等)が設けられ、前記
記録媒体を処理する記録装置は、読み取った情報に基づ
き自動的に適正な画像処理モードで画像の記録処理を行
うものである。
【0012】図2において、前記包装箱体1の蓋部1a
を開くと、複数枚の記録媒体Sと、一方の部分が前記記
録媒体Sの間に差し込まれ他方の部分が前記包装箱体1
の一部に固定された複数のシート状細片からなる分離手
段2が表出する。
を開くと、複数枚の記録媒体Sと、一方の部分が前記記
録媒体Sの間に差し込まれ他方の部分が前記包装箱体1
の一部に固定された複数のシート状細片からなる分離手
段2が表出する。
【0013】{記録装置}次に図3〜図7に基づいて、
記録装置における給送装置部の一部を構成する包装箱体
1の構造及び機能、前記包装箱体1を搭載して記録媒体
Sを記録装置部に給送する給送装置部、及び給送された
記録媒体に記録を行う記録装置部の構成及びその動作に
ついて説明する。図3は包装箱体1を搭載した状態の給
送装置部及び記録装置部からなる記録装置を示す断面
図、図4〜図5は動作中の記録装置を示す断面図、図6
〜図7は給送装置部の一部を示す部分断面図である。
記録装置における給送装置部の一部を構成する包装箱体
1の構造及び機能、前記包装箱体1を搭載して記録媒体
Sを記録装置部に給送する給送装置部、及び給送された
記録媒体に記録を行う記録装置部の構成及びその動作に
ついて説明する。図3は包装箱体1を搭載した状態の給
送装置部及び記録装置部からなる記録装置を示す断面
図、図4〜図5は動作中の記録装置を示す断面図、図6
〜図7は給送装置部の一部を示す部分断面図である。
【0014】記録装置は前記包装箱体1を搭載する給送
装置部3と記録装置部4からなり、該装置本体の外側は
カバー5と軸6aを中心に回動して開く蓋6bを備えて
いる。この蓋6bは開いた状態で包装箱体1を搭載する
手段としての搭載台6の上側部分を兼ねている。この搭
載台6の下側部分の近傍には、搭載された包装箱体1の
外面に設けられた情報記憶手段1cに記録された記録媒
体の種類やその枚数等の情報を読み取り又は前記情報記
憶手段1cに対して書き込みを行う情報入出力手段7が
配設されている。また包装箱体1はカバー5に設けられ
た挿入口5aから挿入され、中の記録媒体Sは排出口5
bから排出されるものである。
装置部3と記録装置部4からなり、該装置本体の外側は
カバー5と軸6aを中心に回動して開く蓋6bを備えて
いる。この蓋6bは開いた状態で包装箱体1を搭載する
手段としての搭載台6の上側部分を兼ねている。この搭
載台6の下側部分の近傍には、搭載された包装箱体1の
外面に設けられた情報記憶手段1cに記録された記録媒
体の種類やその枚数等の情報を読み取り又は前記情報記
憶手段1cに対して書き込みを行う情報入出力手段7が
配設されている。また包装箱体1はカバー5に設けられ
た挿入口5aから挿入され、中の記録媒体Sは排出口5
bから排出されるものである。
【0015】尚、前記情報記憶手段1cへの情報の記録
が、例えばパーコード記録、磁気記録、電子メモリ記
録、光磁気記録、電波記録等の記録手段で行われたなら
ば、前記情報入出力手段7はその情報の読み取り又は書
き込みを、前述の各記録手段に応じた方式、例えば光学
方式、磁気方式、電子方式、電波方式で行う。
が、例えばパーコード記録、磁気記録、電子メモリ記
録、光磁気記録、電波記録等の記録手段で行われたなら
ば、前記情報入出力手段7はその情報の読み取り又は書
き込みを、前述の各記録手段に応じた方式、例えば光学
方式、磁気方式、電子方式、電波方式で行う。
【0016】前記カバー5内に設けられた側板8の内側
には、バネ9により給送ローラ方向(上方)へ付勢され
ている包装箱体1を搭載する手段としての搭載台6と、
包装箱体1に収納された最上位の記録媒体Sと当接する
給送ローラ10と、分離手段2により一枚に分離された記
録媒体Sを記録装置部4方向に誘導するガイド部材11と
を備えている。
には、バネ9により給送ローラ方向(上方)へ付勢され
ている包装箱体1を搭載する手段としての搭載台6と、
包装箱体1に収納された最上位の記録媒体Sと当接する
給送ローラ10と、分離手段2により一枚に分離された記
録媒体Sを記録装置部4方向に誘導するガイド部材11と
を備えている。
【0017】また記録装置部4を構成する部分において
は、ガイド部材11の下流側に通過する記録媒体Sを検出
するフォトセンサ12と、給送された記録媒体Sを一定速
度で搬送する搬送ローラ対13と、記録された記録媒体S
を排出する排出ローラ対14と、ガイド軸15,16にガイド
されて記録媒体Sの幅方向に移動自在のキャリッジ17
と、このキャリッジ17に搭載されて画像情報に対応して
インクを記録媒体面に吐出する記録ヘッド18とを備えて
いる。
は、ガイド部材11の下流側に通過する記録媒体Sを検出
するフォトセンサ12と、給送された記録媒体Sを一定速
度で搬送する搬送ローラ対13と、記録された記録媒体S
を排出する排出ローラ対14と、ガイド軸15,16にガイド
されて記録媒体Sの幅方向に移動自在のキャリッジ17
と、このキャリッジ17に搭載されて画像情報に対応して
インクを記録媒体面に吐出する記録ヘッド18とを備えて
いる。
【0018】更にカバー5の内側には該カバー5の穴か
ら突出して設けられた複数のスイッチボタン19を備えた
電気基盤20が配置され、搭載台6の下方にはマイクロコ
ンピュータやメモリを搭載してホストコンピュータと通
信を行いながら本装置の動作を制御する制御用電気基盤
である制御手段21が適宜配置されている。
ら突出して設けられた複数のスイッチボタン19を備えた
電気基盤20が配置され、搭載台6の下方にはマイクロコ
ンピュータやメモリを搭載してホストコンピュータと通
信を行いながら本装置の動作を制御する制御用電気基盤
である制御手段21が適宜配置されている。
【0019】{包装箱体の搭載動作}図3において、使
用目的に合った記録媒体が収納された包装箱体1を給送
装置部3の挿入口5aから下降状態で停止している搭載
台6の面に沿って挿入すると、挿入の途中で図示しない
機構により蓋部1aは図2に示すように開き、図3に示
す最終セット位置において包装箱体1は分離手段2が給
送ローラ10の近傍に配置された状態となる。
用目的に合った記録媒体が収納された包装箱体1を給送
装置部3の挿入口5aから下降状態で停止している搭載
台6の面に沿って挿入すると、挿入の途中で図示しない
機構により蓋部1aは図2に示すように開き、図3に示
す最終セット位置において包装箱体1は分離手段2が給
送ローラ10の近傍に配置された状態となる。
【0020】前記包装箱体1が挿入口5aから挿入され
る過程で、情報入出力手段7は情報記憶手段1cの情報
を読み取り、読み取った情報は制御手段21を通してホス
トコンピュータ側に伝えられ、それによりホストコンピ
ュータは記録媒体の種類に適した画像処理モードを設定
したり、記録媒体の枚数値を表示したりし、一方、その
値が指定された印刷枚数より多いか少ないかを判断して
少ない場合は印刷命令の実行を停止したりする。また制
御手段21は前記ホストコンピュータからの指示に基づい
て給送装置部3及び記録装置部4の動作を制御するもの
である。
る過程で、情報入出力手段7は情報記憶手段1cの情報
を読み取り、読み取った情報は制御手段21を通してホス
トコンピュータ側に伝えられ、それによりホストコンピ
ュータは記録媒体の種類に適した画像処理モードを設定
したり、記録媒体の枚数値を表示したりし、一方、その
値が指定された印刷枚数より多いか少ないかを判断して
少ない場合は印刷命令の実行を停止したりする。また制
御手段21は前記ホストコンピュータからの指示に基づい
て給送装置部3及び記録装置部4の動作を制御するもの
である。
【0021】{給送動作}図3及び図4において、スイ
ッチボタン19を押すことで発する信号、又はホストコン
ピュータからの給送開始信号により、制御手段21は搭載
台6を上昇させて給送動作を開始する。
ッチボタン19を押すことで発する信号、又はホストコン
ピュータからの給送開始信号により、制御手段21は搭載
台6を上昇させて給送動作を開始する。
【0022】搭載台6と共に上昇した包装箱体1の最上
位の記録媒体Sは時計回り方向に回転している給送ロー
ラ10に当接する。前記当接した最上位の記録媒体Sは分
離手段2により一枚に分離され、前記給送ローラ10の続
いての回転により搬送ローラ対13の方向に搬送される。
位の記録媒体Sは時計回り方向に回転している給送ロー
ラ10に当接する。前記当接した最上位の記録媒体Sは分
離手段2により一枚に分離され、前記給送ローラ10の続
いての回転により搬送ローラ対13の方向に搬送される。
【0023】続いてフォトセンサ12が給送された前記記
録媒体Sの先端を検出すると、制御手段21は搬送ローラ
対13を所定量回転させて記録媒体Sを記録開始位置であ
る距離L1(図4参照)の位置まで移動させる。
録媒体Sの先端を検出すると、制御手段21は搬送ローラ
対13を所定量回転させて記録媒体Sを記録開始位置であ
る距離L1(図4参照)の位置まで移動させる。
【0024】続いて搭載台6が下降して次の記録媒体S
の面が給送ローラ10から離れるので、先の記録媒体Sは
搬送ローラ対13のみで搬送される状態になる。
の面が給送ローラ10から離れるので、先の記録媒体Sは
搬送ローラ対13のみで搬送される状態になる。
【0025】{記録動作}図5において、情報入出力手
段7を通して情報記憶手段1cからの記録媒体の種別情
報を送付されたホストコンピュータは、前記種別情報に
応じた画像処理によって記録装置部4に送付する画像デ
ータを展開する。続いて記録動作が開始されると、制御
手段21は前記種別情報に応じた画像処理に基づいてキャ
リッジ17の記録動作としての移動や、搬送ローラ対13の
記録動作としての搬送を制御し、一方、記録ヘッド18は
前記種別情報に応じた画像処理に基づく階調処理(色ド
ットの重ね方)で制御された複数ノズルから各色インク
滴を吐出して記録媒体Sの上に前記展開されたデータの
カラー画像を記録するものである。
段7を通して情報記憶手段1cからの記録媒体の種別情
報を送付されたホストコンピュータは、前記種別情報に
応じた画像処理によって記録装置部4に送付する画像デ
ータを展開する。続いて記録動作が開始されると、制御
手段21は前記種別情報に応じた画像処理に基づいてキャ
リッジ17の記録動作としての移動や、搬送ローラ対13の
記録動作としての搬送を制御し、一方、記録ヘッド18は
前記種別情報に応じた画像処理に基づく階調処理(色ド
ットの重ね方)で制御された複数ノズルから各色インク
滴を吐出して記録媒体Sの上に前記展開されたデータの
カラー画像を記録するものである。
【0026】前記記録動作の途中にフォトセンサ12が記
録媒体Sの後端を検出すると、記録媒体Sの後端は搬送
ローラ対13により記録ヘッド18の印字領域まで続いて記
録のために搬送され、後端までの記録が完了すると記録
媒体Sは排出ローラ対14の排出動作によって排出口5b
から外に排出される。
録媒体Sの後端を検出すると、記録媒体Sの後端は搬送
ローラ対13により記録ヘッド18の印字領域まで続いて記
録のために搬送され、後端までの記録が完了すると記録
媒体Sは排出ローラ対14の排出動作によって排出口5b
から外に排出される。
【0027】記録媒体Sが排出されると、前記制御手段
21は情報入出力手段7を通して前記情報記憶手段1cの
枚数情報を一枚減った値の情報に変更する。もし前記変
更された値が0の場合、ホストコンピュータは表示手段
により包装箱体1内の記録媒体の残量が0であることを
表示して警告すると共に、次の印刷命令を受け付けない
状態となる。これにより、記録媒体が無い場合に印刷命
令を受け付けて無駄な時間を費やしてしまうのを防止す
ることができる。
21は情報入出力手段7を通して前記情報記憶手段1cの
枚数情報を一枚減った値の情報に変更する。もし前記変
更された値が0の場合、ホストコンピュータは表示手段
により包装箱体1内の記録媒体の残量が0であることを
表示して警告すると共に、次の印刷命令を受け付けない
状態となる。これにより、記録媒体が無い場合に印刷命
令を受け付けて無駄な時間を費やしてしまうのを防止す
ることができる。
【0028】{分離手段の形態とその機能}図2、図6
及び図7に基づき、本実施形態における分離手段の形態
とその機能について詳細に説明する。
及び図7に基づき、本実施形態における分離手段の形態
とその機能について詳細に説明する。
【0029】図6において、複数のシート状細片からな
る分離手段2は、細片2aの一方の部分が記録媒体S1
と記録媒体S2との間に、続いて細片2bの一方の部分
が記録媒体S2と記録媒体S3との間にというように各
細片の一部分が複数の記録媒体Sの間に次々と差し込ま
れている。一方、前記各シート状細片2の前記記録媒体
Sから外に出た他方の部分は包装箱体1の内側の一部に
固定されている。尚、本実施形態では、包装箱体1内に
おいて、前記分離手段2を記録媒体Sの搬送方向と略平
行な一方の側端部側に配設している。
る分離手段2は、細片2aの一方の部分が記録媒体S1
と記録媒体S2との間に、続いて細片2bの一方の部分
が記録媒体S2と記録媒体S3との間にというように各
細片の一部分が複数の記録媒体Sの間に次々と差し込ま
れている。一方、前記各シート状細片2の前記記録媒体
Sから外に出た他方の部分は包装箱体1の内側の一部に
固定されている。尚、本実施形態では、包装箱体1内に
おいて、前記分離手段2を記録媒体Sの搬送方向と略平
行な一方の側端部側に配設している。
【0030】ここで給送ローラ10と記録媒体S1の上面
(給送ローラと接する面)間の摩擦係数値をμ1、記録
媒体S1の下面と細片2aの上面間の摩擦係数値をμ
2、細片2aの下面と記録媒体S2の上面間の摩擦係数
値μ3、記録媒体S1の下面と記録媒体S2の上面間の
摩擦係数値をμ4としたとき、本装置では下式が成り立
つように各部材を設定している。
(給送ローラと接する面)間の摩擦係数値をμ1、記録
媒体S1の下面と細片2aの上面間の摩擦係数値をμ
2、細片2aの下面と記録媒体S2の上面間の摩擦係数
値μ3、記録媒体S1の下面と記録媒体S2の上面間の
摩擦係数値をμ4としたとき、本装置では下式が成り立
つように各部材を設定している。
【0031】μ1≫(μ2、μ3、μ4)……(1) μ2>μ4 ……(2) μ3>μ4 ……(3)
【0032】すなわち本装置では、上式(1)が成り立
つような摩擦係数値μ1を有する給送ローラ10と、各種
記録媒体毎の摩擦係数値μ4に応じて上式(2)、
(3)が成り立つような摩擦係数値μ2、μ3を有する
細片2が前もって設定されている。
つような摩擦係数値μ1を有する給送ローラ10と、各種
記録媒体毎の摩擦係数値μ4に応じて上式(2)、
(3)が成り立つような摩擦係数値μ2、μ3を有する
細片2が前もって設定されている。
【0033】いま、搭載台6に搭載された記録媒体S1
がバネ9の付勢力F1で給送ローラ10に当接すると、相
対的に給送ローラ10は押圧力F1で記録媒体S1を押し
付けることになる。
がバネ9の付勢力F1で給送ローラ10に当接すると、相
対的に給送ローラ10は押圧力F1で記録媒体S1を押し
付けることになる。
【0034】ここで、細片2aの端部から給送ローラ10
の端部までの距離をL2、一方同じく細片2aの端部か
ら記録媒体S1と記録媒体S2が重なる位置(接する位
置)までの距離をL3とすると、前記細片2aの端部に
かかる押圧力F2は下式のようになる。
の端部までの距離をL2、一方同じく細片2aの端部か
ら記録媒体S1と記録媒体S2が重なる位置(接する位
置)までの距離をL3とすると、前記細片2aの端部に
かかる押圧力F2は下式のようになる。
【0035】 F2=F1(L3−L2)/L3 =F1(1−L2/L3) ……(4) (1−L2/L3)>0 L2<L3 ……(5)
【0036】前記力F2の値を前記力F1に近づけるに
は、上式(5)の距離L2の値をできるだけ小さくする
と良い。尚、検討実験の結果では、距離L2を約2mm〜
10mm程度の範囲で設定することで、現在使われている各
種記録媒体を完全且つ確実に分離することが可能であっ
た。
は、上式(5)の距離L2の値をできるだけ小さくする
と良い。尚、検討実験の結果では、距離L2を約2mm〜
10mm程度の範囲で設定することで、現在使われている各
種記録媒体を完全且つ確実に分離することが可能であっ
た。
【0037】図7において、給送ローラ10は回動するこ
とで記録媒体Sを搬送力f1=μ1・F1で給送しよう
とする。一方、細片2の一部は固定されているので、細
片2自体は外力によって動かず、従って細片2は記録媒
体Sの移動を制動する。
とで記録媒体Sを搬送力f1=μ1・F1で給送しよう
とする。一方、細片2の一部は固定されているので、細
片2自体は外力によって動かず、従って細片2は記録媒
体Sの移動を制動する。
【0038】最上位の記録媒体S1の下側には、記録媒
体S1の移動を阻止する制動力f2=μ2・F2が働
く。次の記録媒体S2の上側には、記録媒体S2の移動
を阻止する制動力f3=μ3・F2が働く。また記録媒
体S2の下側には、記録媒体S1と同様に記録媒体S2
の移動を阻止する制動力f2が働く。
体S1の移動を阻止する制動力f2=μ2・F2が働
く。次の記録媒体S2の上側には、記録媒体S2の移動
を阻止する制動力f3=μ3・F2が働く。また記録媒
体S2の下側には、記録媒体S1と同様に記録媒体S2
の移動を阻止する制動力f2が働く。
【0039】ここで、記録媒体S1の重量をF3とする
と、給送ローラ10から離れた記録媒体S2の上側には記
録媒体S1の移動により記録媒体S2を移動させようと
する力f4=μ4・F3が働くが、F3≪F2なる関係
と上式(3)のμ3>μ4なる関係からf4≪f3とな
り、従って記録媒体S1が移動しても前記制動力f2と
制動力f3が加わった制動力(f2+f3)により記録
媒体S2の移動は完全に阻止されるものである。
と、給送ローラ10から離れた記録媒体S2の上側には記
録媒体S1の移動により記録媒体S2を移動させようと
する力f4=μ4・F3が働くが、F3≪F2なる関係
と上式(3)のμ3>μ4なる関係からf4≪f3とな
り、従って記録媒体S1が移動しても前記制動力f2と
制動力f3が加わった制動力(f2+f3)により記録
媒体S2の移動は完全に阻止されるものである。
【0040】前記給送ローラ10が当接する近傍の記録媒
体S1と記録媒体S2の間には、差し込まれた細片2a
により空隙層22(図6参照)が形成され、それにより前
記空隙層22の部分には摩擦力が働かず、そのため移動力
f5(=f1−f2)で記録媒体S1が移動しても前記
移動力f5は下の記録媒体S2には伝わらず、前記力f
4≪f2+f3なる関係の効果と併せて記録媒体S1の
みが他の記録媒体から完全且つ確実に分離給送されるも
のである。
体S1と記録媒体S2の間には、差し込まれた細片2a
により空隙層22(図6参照)が形成され、それにより前
記空隙層22の部分には摩擦力が働かず、そのため移動力
f5(=f1−f2)で記録媒体S1が移動しても前記
移動力f5は下の記録媒体S2には伝わらず、前記力f
4≪f2+f3なる関係の効果と併せて記録媒体S1の
みが他の記録媒体から完全且つ確実に分離給送されるも
のである。
【0041】{給送ローラによる給送動作}図6及び図
7に基づき、本実施形態における給送ローラ10が記録媒
体S1を搬送する動作について詳細に説明する。
7に基づき、本実施形態における給送ローラ10が記録媒
体S1を搬送する動作について詳細に説明する。
【0042】1個の給送ローラ10により記録媒体S1が
前記移動力f5で移動する際、記録媒体S1の給送ロー
ラ10から離れた部分は下の記録媒体S2の面より抵抗力
−f4(前記力f4と絶対値は同じで力の向きが逆)を
受けるので、記録媒体S1の前記離れた部分の移動力f
6はf6=f5−f4となる。
前記移動力f5で移動する際、記録媒体S1の給送ロー
ラ10から離れた部分は下の記録媒体S2の面より抵抗力
−f4(前記力f4と絶対値は同じで力の向きが逆)を
受けるので、記録媒体S1の前記離れた部分の移動力f
6はf6=f5−f4となる。
【0043】従って、f5>f6なる移動力の違いによ
り記録媒体S1は移動しながら矢印23方向に回転しよう
とするが、この回転は規制部材24の面により規制される
ので、前記記録媒体S1は規制部材24に沿って真っ直ぐ
に給送されるものである。
り記録媒体S1は移動しながら矢印23方向に回転しよう
とするが、この回転は規制部材24の面により規制される
ので、前記記録媒体S1は規制部材24に沿って真っ直ぐ
に給送されるものである。
【0044】以上述べた如く、本実施形態の給送装置部
3は主に1個の給送ローラ10と1個のバネ9による構成
でありながら高精度の給送動作が可能であると共に、構
成する部品の数は少なくて済むため、安価な給送装置を
提供することが可能となるものである。
3は主に1個の給送ローラ10と1個のバネ9による構成
でありながら高精度の給送動作が可能であると共に、構
成する部品の数は少なくて済むため、安価な給送装置を
提供することが可能となるものである。
【0045】{記録媒体毎の画像処理}図5に基づい
て、包装箱体1の情報記憶手段1cから情報入出力手段
7が読み取り、その読み取った画像処理情報に基づき、
記録ヘッド18がホストコンピュータ内の画像データを記
録するまでの過程と、記録装置各部の動作を詳細に説明
する。
て、包装箱体1の情報記憶手段1cから情報入出力手段
7が読み取り、その読み取った画像処理情報に基づき、
記録ヘッド18がホストコンピュータ内の画像データを記
録するまでの過程と、記録装置各部の動作を詳細に説明
する。
【0046】記録された画像の色の濃度に階調を付ける
方式として、ドット面積の大きさをかえる面積階調方
式、単位面積当たりのドットの色と数をかえるディザ方
式、ドットのインク濃度をかえる濃度階調方式等があ
り、これらの方式が単独又は複数組み合わせて使われて
いる。
方式として、ドット面積の大きさをかえる面積階調方
式、単位面積当たりのドットの色と数をかえるディザ方
式、ドットのインク濃度をかえる濃度階調方式等があ
り、これらの方式が単独又は複数組み合わせて使われて
いる。
【0047】本記録装置に用いられる、インク剤の主溶
剤が水であるインクジェット記録方式では、ディザ方式
と濃度階調方式の組み合わせが使われている。
剤が水であるインクジェット記録方式では、ディザ方式
と濃度階調方式の組み合わせが使われている。
【0048】本実施形態の記録装置の記録ヘッド18は、
濃度の高いブラック(濃B)、イエロー(濃Y)、マゼ
ンタ(濃M)、シアン(濃C)と、濃度の低いイエロー
(淡Y)、マゼンタ(淡M)、シアン(淡C)の計7色
のインクとこれらのインクを吐出するノズルを備えてい
る。これらインクの基本色(Y,M,C)のドットを重
ね合わせることで、赤(Y+M)、青(M+C)、緑
(C+Y)なる色の基本色ドットが得られ、一つの色に
関して、例えば赤に関して、濃度1赤(淡Y+淡M)、
濃度2赤(濃Y+濃M)、濃度3赤(淡Y+濃Y+淡M
+濃M)、濃度4赤(濃Y+濃Y+濃M+濃M)と、ド
ットの重ね合わせにより4階調のドットを生成すること
ができる。
濃度の高いブラック(濃B)、イエロー(濃Y)、マゼ
ンタ(濃M)、シアン(濃C)と、濃度の低いイエロー
(淡Y)、マゼンタ(淡M)、シアン(淡C)の計7色
のインクとこれらのインクを吐出するノズルを備えてい
る。これらインクの基本色(Y,M,C)のドットを重
ね合わせることで、赤(Y+M)、青(M+C)、緑
(C+Y)なる色の基本色ドットが得られ、一つの色に
関して、例えば赤に関して、濃度1赤(淡Y+淡M)、
濃度2赤(濃Y+濃M)、濃度3赤(淡Y+濃Y+淡M
+濃M)、濃度4赤(濃Y+濃Y+濃M+濃M)と、ド
ットの重ね合わせにより4階調のドットを生成すること
ができる。
【0049】これら階調性のある色のドットを更にディ
ザ方式等の画像処理で組み合わせることにより更に色々
な色を表現したり、前記表現された色の濃度を変えたり
して銀塩写真に近い高階調性のカラー画像を作り出すも
のである。
ザ方式等の画像処理で組み合わせることにより更に色々
な色を表現したり、前記表現された色の濃度を変えたり
して銀塩写真に近い高階調性のカラー画像を作り出すも
のである。
【0050】一方、記録媒体はその種類毎に記録媒体の
表面層が厚さ方向に吸水する水分の量には大きな違いが
ある。例えば電子写真記録方式の複写機等に使われる印
字用普通用紙の水分吸収率は低く、このような用紙に前
記濃度4赤のような数多くのドットを重ね合わせるとイ
ンクが表面からあふれて周りに広がり、印字されたドッ
トの径が異常に大きくなると共に、ドットの回りにギザ
ギザが発生して記録された画像は大きく劣化する。
表面層が厚さ方向に吸水する水分の量には大きな違いが
ある。例えば電子写真記録方式の複写機等に使われる印
字用普通用紙の水分吸収率は低く、このような用紙に前
記濃度4赤のような数多くのドットを重ね合わせるとイ
ンクが表面からあふれて周りに広がり、印字されたドッ
トの径が異常に大きくなると共に、ドットの回りにギザ
ギザが発生して記録された画像は大きく劣化する。
【0051】前記劣化を無くすためには、前記普通用紙
の厚さ方向の吸水率に合わせて色ドットの重ね数を少な
くした画像処理、例えば赤に関していえば濃度1赤(淡
Y+淡M)、濃度2赤(濃Y+濃M)なる2階調までし
か使わない画像処理によって記録する必要がある。
の厚さ方向の吸水率に合わせて色ドットの重ね数を少な
くした画像処理、例えば赤に関していえば濃度1赤(淡
Y+淡M)、濃度2赤(濃Y+濃M)なる2階調までし
か使わない画像処理によって記録する必要がある。
【0052】一方、高品位カラー記録用コート紙は基紙
に特殊ポリマー等を塗布して厚さ方向には高い吸水性を
もたせながら面方向には広がらないように浸透性を制御
したインク受容層が設けられており、そのため前記4個
の色ドットを重ねて得られる4階調の画像処理を用いて
も前記のような画像の劣化は起こらず、銀塩写真に近い
高階調性の画像が得られるものである。
に特殊ポリマー等を塗布して厚さ方向には高い吸水性を
もたせながら面方向には広がらないように浸透性を制御
したインク受容層が設けられており、そのため前記4個
の色ドットを重ねて得られる4階調の画像処理を用いて
も前記のような画像の劣化は起こらず、銀塩写真に近い
高階調性の画像が得られるものである。
【0053】{従来の画像処理設定}インクジェット記
録方式は色々な記録媒体の面に直接インクを吐出して高
品位カラー画像をその面に簡単に作ることが可能な記録
方式等で、記録媒体としては前記紙をベースにしたもの
以外に樹脂フィルムをベースにしたもの、例えばOHP
シートや布をベースにしたもの、金属の薄板をベースに
したもの、また薄い木材からなるもの、とその種類は多
岐にわたり、その種類毎にインクの浸透性は大きく異な
る。そのため、記録を行う際は夫々の記録媒体の特性に
合った画像処理方法が必要である。
録方式は色々な記録媒体の面に直接インクを吐出して高
品位カラー画像をその面に簡単に作ることが可能な記録
方式等で、記録媒体としては前記紙をベースにしたもの
以外に樹脂フィルムをベースにしたもの、例えばOHP
シートや布をベースにしたもの、金属の薄板をベースに
したもの、また薄い木材からなるもの、とその種類は多
岐にわたり、その種類毎にインクの浸透性は大きく異な
る。そのため、記録を行う際は夫々の記録媒体の特性に
合った画像処理方法が必要である。
【0054】従来の設定過程は、ホストコンピュータに
入力され、表示手段により表示されている複数の画像処
理のメニューの中から使用者が最適と思われるものを選
んで設定するという方法が主として用いられているが、
その際、選んだ画像処理が最適なものかどうかの判断は
前もってつかず、そのため画像処理方法を変えた何枚か
のテスト記録を行い、その中から最適な画像処理方法を
見つけるという作業を必要とし、それにより記録媒体を
無駄に使ったり時間を浪費したりして問題となってい
る。
入力され、表示手段により表示されている複数の画像処
理のメニューの中から使用者が最適と思われるものを選
んで設定するという方法が主として用いられているが、
その際、選んだ画像処理が最適なものかどうかの判断は
前もってつかず、そのため画像処理方法を変えた何枚か
のテスト記録を行い、その中から最適な画像処理方法を
見つけるという作業を必要とし、それにより記録媒体を
無駄に使ったり時間を浪費したりして問題となってい
る。
【0055】{本発明における画像処理設定}図5に示
す給送装置部3には、包装箱体1の一部に記録媒体の種
別情報を記録した情報記憶手段1cと、その情報を読み
取ったり新たな情報を書き込んだりする情報入出力手段
7が設けられている。一方、使用者は各種記録媒体に適
した画像処理制御ソフトをフロッピーディスクやCDR
OM等の記憶媒体を通して前もってホストコンピュータ
内に設定しておく。もし記録媒体が今まで市場に出てい
ない新しい種類の場合は、その新しい記録媒体の特性に
合わせた画像処理ソフトはフロッピーディスク等に収め
て前記新しい記録媒体を収納した包装箱体といっしょに
提供されるので、それをコンピュータに入力することに
より使用者は常に使う記録媒体に適した画像処理によっ
て画像を記録することが可能となる。
す給送装置部3には、包装箱体1の一部に記録媒体の種
別情報を記録した情報記憶手段1cと、その情報を読み
取ったり新たな情報を書き込んだりする情報入出力手段
7が設けられている。一方、使用者は各種記録媒体に適
した画像処理制御ソフトをフロッピーディスクやCDR
OM等の記憶媒体を通して前もってホストコンピュータ
内に設定しておく。もし記録媒体が今まで市場に出てい
ない新しい種類の場合は、その新しい記録媒体の特性に
合わせた画像処理ソフトはフロッピーディスク等に収め
て前記新しい記録媒体を収納した包装箱体といっしょに
提供されるので、それをコンピュータに入力することに
より使用者は常に使う記録媒体に適した画像処理によっ
て画像を記録することが可能となる。
【0056】使用する包装箱体1を給送装置部3に挿入
すると、前記情報入出力手段7を通して得られた記録媒
体Sの種別情報に基づいて、ホストコンピュータが前記
複数の画像処理ソフトの中から前記記録媒体Sの種類に
最適な画像処理モードに自動的に設定するので、本装置
によれば設定のために記録媒体や時間を無駄にするよう
なことはない。
すると、前記情報入出力手段7を通して得られた記録媒
体Sの種別情報に基づいて、ホストコンピュータが前記
複数の画像処理ソフトの中から前記記録媒体Sの種類に
最適な画像処理モードに自動的に設定するので、本装置
によれば設定のために記録媒体や時間を無駄にするよう
なことはない。
【0057】上述したように、本実施形態によれば、装
置に対して着脱自在な包装箱体1が、収納された記録媒
体Sを一枚毎に分離する分離手段2を有し、該分離手段
2は、一方が前記各記録媒体Sの間に差し込まれ、他方
が前記包装箱体1の一部に固定されているので、例えば
図6及び図7に示すように、前記分離手段2として、記
録媒体の種類毎にその種類に適した摩擦係数値を有し、
一方の部分が前記各記録媒体Sの間に差し込まれ、他方
の部分が前記包装箱体1の一部に固定された複数のシー
ト状細片を用いることにより、記録媒体(印字用普通
紙、高品位カラー記録用コート紙、OHPシート、封
筒、葉書、布シート、木質シート材等)の種類を問わ
ず、該記録媒体を確実に一枚毎に分離することが可能と
なる。
置に対して着脱自在な包装箱体1が、収納された記録媒
体Sを一枚毎に分離する分離手段2を有し、該分離手段
2は、一方が前記各記録媒体Sの間に差し込まれ、他方
が前記包装箱体1の一部に固定されているので、例えば
図6及び図7に示すように、前記分離手段2として、記
録媒体の種類毎にその種類に適した摩擦係数値を有し、
一方の部分が前記各記録媒体Sの間に差し込まれ、他方
の部分が前記包装箱体1の一部に固定された複数のシー
ト状細片を用いることにより、記録媒体(印字用普通
紙、高品位カラー記録用コート紙、OHPシート、封
筒、葉書、布シート、木質シート材等)の種類を問わ
ず、該記録媒体を確実に一枚毎に分離することが可能と
なる。
【0058】また使用時に記録媒体を包装箱体1からい
ちいち引き出す必要がないので、該記録媒体の記録する
面を手によって汚すことはない。
ちいち引き出す必要がないので、該記録媒体の記録する
面を手によって汚すことはない。
【0059】また、記録媒体は常に包装箱体1の中で外
気や光から隔離された状態にあるので、表面が変色した
り反ったりすることはない。
気や光から隔離された状態にあるので、表面が変色した
り反ったりすることはない。
【0060】〔第2実施形態〕図8及び図9は本発明の
記録媒体給送装置の一部を構成する包装箱体の第2実施
形態を示すもので、図8は包装箱体の外観斜視図、図9
は包装箱体を搭載した給送装置の一部を示す断面図であ
る。
記録媒体給送装置の一部を構成する包装箱体の第2実施
形態を示すもので、図8は包装箱体の外観斜視図、図9
は包装箱体を搭載した給送装置の一部を示す断面図であ
る。
【0061】尚、図8及び図9において、第1実施形態
で説明した装置の構成部材と同一形状、同一機能の部材
には、同じ符号を記してある。
で説明した装置の構成部材と同一形状、同一機能の部材
には、同じ符号を記してある。
【0062】{包装箱体}図8において、包装箱体31の
構成や構造は分離手段32の構成の違いを除いて図1及び
図2に示す第1実施形態の包装箱体1と同じもので、包
装箱体31の先端部には開閉可能な蓋部31aが設けられて
いる。また包装箱体31の上面31bには収納された記録媒
体の種類名や取り扱いに関する説明及び給送装置に装填
する際の向きを示す記号等が記載されている。また包装
箱体31の一部の面には、該包装箱体31に収納された記録
媒体の種類やその枚数等の情報を記録装置側に伝えるた
めの情報記憶手段1cが設けられている。
構成や構造は分離手段32の構成の違いを除いて図1及び
図2に示す第1実施形態の包装箱体1と同じもので、包
装箱体31の先端部には開閉可能な蓋部31aが設けられて
いる。また包装箱体31の上面31bには収納された記録媒
体の種類名や取り扱いに関する説明及び給送装置に装填
する際の向きを示す記号等が記載されている。また包装
箱体31の一部の面には、該包装箱体31に収納された記録
媒体の種類やその枚数等の情報を記録装置側に伝えるた
めの情報記憶手段1cが設けられている。
【0063】そして、この包装箱体31が図3に示す給送
装置部3にセットされると、それと同時に情報入出力手
段7が情報記憶手段1cに記録されている情報を読み取
り、前記記録媒体を処理する記録装置は読み取った情報
に基づいて自動的に記録媒体の種類に適した画像処理モ
ードを設定し、記録時には該画像処理モードに基づいて
記録処理を行うものである。
装置部3にセットされると、それと同時に情報入出力手
段7が情報記憶手段1cに記録されている情報を読み取
り、前記記録媒体を処理する記録装置は読み取った情報
に基づいて自動的に記録媒体の種類に適した画像処理モ
ードを設定し、記録時には該画像処理モードに基づいて
記録処理を行うものである。
【0064】この構成によれば、使用する記録媒体が収
納された包装箱体1を前記搭載台6にセットすること
で、該包装箱体に設けられた情報記憶手段1cの種別情
報に基づいて記録媒体の種類に適した画像処理モードに
設定されるので、使用する記録媒体に適した画像処理モ
ードを見つける作業は不要となり、記録媒体や時間を無
駄に浪費することがなくなる。即ち、使用する記録媒体
の種類に最適な画像処理モードが自動的に設定され、該
記録媒体にはいつでもその種類に適した画像処理モード
に基づいた画像が記録される。
納された包装箱体1を前記搭載台6にセットすること
で、該包装箱体に設けられた情報記憶手段1cの種別情
報に基づいて記録媒体の種類に適した画像処理モードに
設定されるので、使用する記録媒体に適した画像処理モ
ードを見つける作業は不要となり、記録媒体や時間を無
駄に浪費することがなくなる。即ち、使用する記録媒体
の種類に最適な画像処理モードが自動的に設定され、該
記録媒体にはいつでもその種類に適した画像処理モード
に基づいた画像が記録される。
【0065】また前記包装箱体1から一枚の記録媒体を
給送した後に前記情報入出力手段7を通して前記情報記
憶手段1cの枚数情報を一枚減った値に変更すると共
に、該変更された値が0の場合には次の記録命令を受け
付けないようにすることにより、記録命令を実行した後
に始めて記録媒体が無いとわかるような無駄な時間を生
じさせることもなくなる。
給送した後に前記情報入出力手段7を通して前記情報記
憶手段1cの枚数情報を一枚減った値に変更すると共
に、該変更された値が0の場合には次の記録命令を受け
付けないようにすることにより、記録命令を実行した後
に始めて記録媒体が無いとわかるような無駄な時間を生
じさせることもなくなる。
【0066】{分離手段}図8及び図9において、分離
手段32は穴32aのあいた円盤状の複数のシート状細片か
らなり、前記穴32aが包装箱体31内に設けられた軸部31
cに挿入された状態で、その一部分(他方の部分)が抜
け止め部材31d及びくい込んで細片32の回転を止める回
転止め部材31eにより包装箱体31に固定されている。更
に分離手段としての各細片32の一部は、各記録媒体Sの
間に差し込まれており、図9に示す記録媒体Sと前記細
片32が接する面との間の摩擦係数値μ2,μ3は図2に
示す分離手段2と同じ値に設定されているので、第1実
施形態において詳述した如く前記分離手段32は前記記録
媒体Sを一枚毎に完全且つ確実に分離することができ
る。
手段32は穴32aのあいた円盤状の複数のシート状細片か
らなり、前記穴32aが包装箱体31内に設けられた軸部31
cに挿入された状態で、その一部分(他方の部分)が抜
け止め部材31d及びくい込んで細片32の回転を止める回
転止め部材31eにより包装箱体31に固定されている。更
に分離手段としての各細片32の一部は、各記録媒体Sの
間に差し込まれており、図9に示す記録媒体Sと前記細
片32が接する面との間の摩擦係数値μ2,μ3は図2に
示す分離手段2と同じ値に設定されているので、第1実
施形態において詳述した如く前記分離手段32は前記記録
媒体Sを一枚毎に完全且つ確実に分離することができ
る。
【0067】また前記分離手段32の構成によれば、工具
用の軸Jと同じく工具用の回転止め部材Kをガイドに、
該分離手段32の穴32aを使って分離手段32としての各シ
ート細片と記録媒体Sとを交互に包装箱体31に落とし込
むという工程により、短時間で図8に示す如き組み立て
た状態にすることが可能であり、且つ組立の自動化が容
易に図れる。
用の軸Jと同じく工具用の回転止め部材Kをガイドに、
該分離手段32の穴32aを使って分離手段32としての各シ
ート細片と記録媒体Sとを交互に包装箱体31に落とし込
むという工程により、短時間で図8に示す如き組み立て
た状態にすることが可能であり、且つ組立の自動化が容
易に図れる。
【0068】〔第3実施形態〕図10は本発明の記録媒体
給送装置の一部を構成する包装箱体の第3実施形態を示
すもので、図10は包装箱体を搭載した給送装置の一部を
示す斜視図である。
給送装置の一部を構成する包装箱体の第3実施形態を示
すもので、図10は包装箱体を搭載した給送装置の一部を
示す斜視図である。
【0069】尚、図10において、第1実施形態で説明し
た装置の構成部材と同一形状、同一機能の部材には、同
じ符号を記してある。
た装置の構成部材と同一形状、同一機能の部材には、同
じ符号を記してある。
【0070】{包装箱体}図10において、包装箱体41の
構成や構造は分離手段2の配設位置の違いを除いて図1
及び図2に示す第1実施形態の包装箱体1と同じもの
で、包装箱体41の先端部には開閉可能な蓋部41aが設け
られている。また包装箱体41の上面41bには収納された
記録媒体Hの種類名や取り扱いに関する説明及び給送装
置に装填する際の向きを示す記号等が記載されている。
また包装箱体41の一部の面には、該包装箱体41に収納さ
れた記録媒体Hの種類やその枚数等の情報を記録装置側
に伝えるための情報記憶手段1cが設けられている。
構成や構造は分離手段2の配設位置の違いを除いて図1
及び図2に示す第1実施形態の包装箱体1と同じもの
で、包装箱体41の先端部には開閉可能な蓋部41aが設け
られている。また包装箱体41の上面41bには収納された
記録媒体Hの種類名や取り扱いに関する説明及び給送装
置に装填する際の向きを示す記号等が記載されている。
また包装箱体41の一部の面には、該包装箱体41に収納さ
れた記録媒体Hの種類やその枚数等の情報を記録装置側
に伝えるための情報記憶手段1cが設けられている。
【0071】本実施形態では分離手段2が、前記記録媒
体Hの後端部Haの近傍(記録媒体の搬送方向上流側の
後端側)の給送ローラ10と距離L2だけ離れた位置に、
一方の部分が各記録媒体Hの間に差し込まれ、他方の部
分が前記包装箱体41の内側の一部に固定された状態で配
設されている。
体Hの後端部Haの近傍(記録媒体の搬送方向上流側の
後端側)の給送ローラ10と距離L2だけ離れた位置に、
一方の部分が各記録媒体Hの間に差し込まれ、他方の部
分が前記包装箱体41の内側の一部に固定された状態で配
設されている。
【0072】本実施形態によれば、第1実施形態におけ
る分離手段の配設スペースを記録媒体Hの配設スペース
(収納スペース)として使えるため、例えば洋式封筒等
の定型サイズ紙に比べて幅(搬送方向と交わる方向の長
さ)の大きな記録媒体を容易に収納することができる。
る分離手段の配設スペースを記録媒体Hの配設スペース
(収納スペース)として使えるため、例えば洋式封筒等
の定型サイズ紙に比べて幅(搬送方向と交わる方向の長
さ)の大きな記録媒体を容易に収納することができる。
【0073】〔第4実施形態〕図11は本発明の記録媒体
給送装置の一部を構成する包装箱体の第4実施形態を示
すもので、図11は包装箱体を搭載した給送装置の一部を
示す断面図である。
給送装置の一部を構成する包装箱体の第4実施形態を示
すもので、図11は包装箱体を搭載した給送装置の一部を
示す断面図である。
【0074】尚、図11において、第1実施形態で説明し
た装置の構成部材と同一形状、同一機能の部材には、同
じ符号を記してある。
た装置の構成部材と同一形状、同一機能の部材には、同
じ符号を記してある。
【0075】{包装箱体}図11において、記録媒体Sを
収納した包装箱体51には、第1実施形態と同様の分離手
段2が、前記記録媒体Sの幅方向(搬送方向と交わる方
向)左右端部Sa,Sbの近傍の各給送ローラ52,53と
距離L2だけ離れた位置にそれぞれ配置されている。
収納した包装箱体51には、第1実施形態と同様の分離手
段2が、前記記録媒体Sの幅方向(搬送方向と交わる方
向)左右端部Sa,Sbの近傍の各給送ローラ52,53と
距離L2だけ離れた位置にそれぞれ配置されている。
【0076】上記構成によれば、前記給送ローラ52,53
の回転により図7に示す移動力f5が記録媒体Sの幅方
向左右に与えられるので、例えばA2サイズ( 420mm×
594mm)のような幅の大きい記録媒体等は、図7に示す
矢印23方向の回転等を発生することなく真っ直ぐに給送
される。また図11に示す給送装置は移動力が2倍(f5
×2)となるので、大きくて重い記録媒体、例えばA2
サイズの裏紙付き布シート等を確実に分離して給送する
ことが可能となる。
の回転により図7に示す移動力f5が記録媒体Sの幅方
向左右に与えられるので、例えばA2サイズ( 420mm×
594mm)のような幅の大きい記録媒体等は、図7に示す
矢印23方向の回転等を発生することなく真っ直ぐに給送
される。また図11に示す給送装置は移動力が2倍(f5
×2)となるので、大きくて重い記録媒体、例えばA2
サイズの裏紙付き布シート等を確実に分離して給送する
ことが可能となる。
【0077】尚、前述した実施形態では、記録装置とし
てプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば、複写機,ファクシミリ等の他の記
録装置であっても良く、該記録装置における給送装置、
及びこれに搭載可能な包装箱体に本発明を適用すること
により同様の効果を得ることができる。
てプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば、複写機,ファクシミリ等の他の記
録装置であっても良く、該記録装置における給送装置、
及びこれに搭載可能な包装箱体に本発明を適用すること
により同様の効果を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体給送装置に対して着脱自在であり、同一種類毎
の複数枚の記録媒体が収納された包装箱体が、前記収納
された記録媒体を一枚毎に分離する分離手段を有し、該
分離手段は、一方が前記各記録媒体の間に差し込まれ、
他方が前記包装箱体の一部に固定された構成となってい
るので、記録媒体(印字用普通紙、高品位カラー記録用
コート紙、OHPシート、封筒、葉書、布シート、木質
シート材等)の種類にかかわらず、該記録媒体を完全且
つ確実に一枚毎に分離して記録装置等の画像処理部に給
送することができる。
記録媒体給送装置に対して着脱自在であり、同一種類毎
の複数枚の記録媒体が収納された包装箱体が、前記収納
された記録媒体を一枚毎に分離する分離手段を有し、該
分離手段は、一方が前記各記録媒体の間に差し込まれ、
他方が前記包装箱体の一部に固定された構成となってい
るので、記録媒体(印字用普通紙、高品位カラー記録用
コート紙、OHPシート、封筒、葉書、布シート、木質
シート材等)の種類にかかわらず、該記録媒体を完全且
つ確実に一枚毎に分離して記録装置等の画像処理部に給
送することができる。
【図1】第1実施形態に係る包装箱体の外観斜視図
【図2】第1実施形態に係る包装箱体の外観斜視図
【図3】前記包装箱体を装着した記録装置の断面図
【図4】前記包装箱体を装着した記録装置の断面図
【図5】前記包装箱体を装着した記録装置の断面図
【図6】前記包装箱体を装着した記録装置の部分断面図
【図7】前記包装箱体を装着した記録装置の部分断面図
【図8】第2実施形態に係る包装箱体の外観斜視図
【図9】第2実施形態に係る包装箱体を搭載した給送装
置の一部を示す断面図
置の一部を示す断面図
【図10】第3実施形態に係る包装箱体を搭載した給送
装置の一部を示す斜視図
装置の一部を示す斜視図
【図11】第4実施形態に係る包装箱体を搭載した給送
装置の一部を示す断面図
装置の一部を示す断面図
H …記録媒体 Ha …後端部 J …軸 K …回転止め部材 S …記録媒体 S1 …記録媒体 S2 …記録媒体 S3 …記録媒体 Sa,Sb…端部 1 …包装箱体 1a …蓋部 1b …上面 1c …情報記憶手段 2 …分離手段 2a …細片 2b …細片 3 …給送装置部 4 …記録装置部 5 …カバー 5a …挿入口 5b …排出口 6 …搭載台 6a …軸 6b …蓋 7 …情報入出力手段 8 …側板 9 …バネ 10 …給送ローラ 11 …ガイド部材 12 …フォトセンサ 13 …搬送ローラ対 14 …排出ローラ対 15,16…ガイド軸 17 …キャリッジ 18 …記録ヘッド 19 …スイッチボタン 20 …電気基盤 21 …制御手段 22 …空隙層 24 …規制部材 31 …包装箱体 31a …蓋部 31b …上面 31c …軸部 31d …抜け止め部材 31e …回転止め部材 32 …分離手段 32a …穴 41 …包装箱体 41a …蓋部 41b …上面 51 …包装箱体 52,53…給送ローラ
Claims (8)
- 【請求項1】 記録媒体を給送する給送ローラを有する
記録媒体給送装置に対して着脱自在であり、同一種類毎
の複数枚の記録媒体が収納された包装箱体において、 前記収納された記録媒体を一枚毎に分離する分離手段を
有し、該分離手段は、一方が前記各記録媒体の間に差し
込まれ、他方が前記包装箱体の一部に固定されているこ
とを特徴とする包装箱体。 - 【請求項2】 前記分離手段は、前記記録媒体が前記給
送ローラにより給送される方向以外の端部に沿って配置
されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱
体。 - 【請求項3】 前記分離手段は、前記包装箱体内におい
て記録媒体の搬送方向と略平行な側端側又は搬送方向上
流側の後端側に配設されていることを特徴とする請求項
1に記載の包装箱体。 - 【請求項4】 前記分離手段の摩擦係数値は、前記記録
媒体の摩擦係数値より大きく、前記給送ローラの摩擦係
数値より小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載の包装箱体。 - 【請求項5】 前記給送ローラは、前記分離手段に接触
しない該分離手段の近傍位置で前記記録媒体と接触する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装箱
体。 - 【請求項6】 前記分離手段は、一方の部分が前記各記
録媒体の間に差し込まれ、他方の部分が前記包装箱体の
一部に固定された複数のシート状細片であり、記録媒体
とシート状細片とは交互に配置されていることを特徴と
する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の包装箱
体。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
載の包装箱体を着脱自在に搭載する搭載手段と、 前記搭載手段に搭載された包装箱体から記録媒体を給送
する給送手段と、 を有することを特徴とする記録媒体給送装置。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記
載の包装箱体を着脱自在に搭載する搭載手段と、 前記搭載手段に搭載された包装箱体から記録媒体を給送
する給送手段と、 前記給送手段により給送された記録媒体に画像を記録す
る記録手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10337743A JP2000159354A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 包装箱体、記録媒体給送装置、及び記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10337743A JP2000159354A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 包装箱体、記録媒体給送装置、及び記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159354A true JP2000159354A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18311550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10337743A Pending JP2000159354A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 包装箱体、記録媒体給送装置、及び記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000159354A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002024560A3 (en) * | 2000-09-21 | 2002-06-20 | H W Crowley | System and method for supplying stacked material to a utilization device |
WO2008065775A1 (fr) * | 2006-11-27 | 2008-06-05 | Nippon Patent Angel Co., Ltd. | Outil d'assistance à la copie |
-
1998
- 1998-11-27 JP JP10337743A patent/JP2000159354A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002024560A3 (en) * | 2000-09-21 | 2002-06-20 | H W Crowley | System and method for supplying stacked material to a utilization device |
WO2008065775A1 (fr) * | 2006-11-27 | 2008-06-05 | Nippon Patent Angel Co., Ltd. | Outil d'assistance à la copie |
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