JP2000158938A - 車載用冷却装置 - Google Patents

車載用冷却装置

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JP2000158938A JP10332683A JP33268398A JP2000158938A JP 2000158938 A JP2000158938 A JP 2000158938A JP 10332683 A JP10332683 A JP 10332683A JP 33268398 A JP33268398 A JP 33268398A JP 2000158938 A JP2000158938 A JP 2000158938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却能力の高い車載用冷却装置の提供。 【解決手段】 スカートの車両走行方向と平行な一方又
は双方の側面に、当該側面の外側に向けて開口し、当該
側面の内側に向けて窪む冷却器設置空間を車両の前進及
び後進によって生ずる走行風が流れ込むように設け、当
該冷却器設置空間に冷却器を設置したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下に装備された
各種の電気機器を保護するスカートを床下に備えた電車
や列車等の車両の床下に搭載される車載用冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】走行風を利用した車載用冷却装置の冷却
器は車体の床下に設置され、最近では、床下に配設され
たこの冷却器を含む各種の電機機器類を、飛石などから
守ったり美観上の観点等から、その機器類の周囲に車体
床下へ垂れ下がるスカートを巡らせて配設することが多
くなった。このため、スカートに囲まれた床下の機器ボ
ックス即ち機器設置空間内に冷却器自体が納められてし
まうため、冷却に必要な走行風が冷却器に十分に当たら
ないという問題が生じた。例えば、車体下に搭載される
変圧器やリアクトル等の電気機器の冷却のために必要な
車載用冷却装置の冷却器などは、特開昭58−1291
94号公報に掲載の車両用自然冷却式リアクトルのよう
に、車両の走行方向に開口部が設けられ、この開口方向
が相互に点対称となる向きに風ガイドを装着するように
構成されている。
【0003】図7はこの公開公報に示された車両用自然
冷却式リアクトルの平面図であり、図8はその正面図で
ある。図において、100は車体、101は車両の床下
に装備される各種の機器類を保護するように囲うスカー
ト、102は車両の床、103は車両の床102の下方
に設けられた機器梁、104は道床、105はスカート
101と機器梁103とに囲まれて設置された変圧器で
ある。この変圧器105を冷却するために熱交換器10
6が組み込まれ、熱交換器106に送風用のタワミ風道
107を介して、一対の採風案内としての採風ガイド1
08、109が設けられている。この一方の採風ガイド
108は、前記タワミ風道107への連通端部と対向す
る側の端面が、車体100のスカート101の一方の側
面においてスカート101の下方向とは直角に外気に向
けて開口されている。尚、図中で走行方向を示すため
に、車両の前進及び後進を前進を示す矢印A及び後進を
示す矢印Bで表している。
【0004】次に動作について説明する。車両が図示の
矢印Aの方向に前進すると、車体側面に設けられた角度
θを有する開口部から、ルーバ110を介して矢印C方
向に向かって走行風が取り入れられる。この角度θは、
車両の速度や周辺機器への影響等を考慮して実験的に決
定される。開口部から取り入れられた走行風は、採風ガ
イド108、タワミ風道107を介して熱交換器106
に達し、放熱面で熱交換を行って変圧器105を冷却し
た後、他方のタワミ風道107を介して採風ガイド10
9の車体側面の角度θをなす開口部から車外へと排風さ
れる。尚、車両が逆向きに走行する際即ち後進の際に
は、上記説明の順と逆の経路をたどって冷却が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭58−1291
94号公報に記載された上記車載変圧器用の油冷却器で
は、次のような不都合がある。第1に、採風ガイド10
8、109、熱交換器106、タワミ風道107よりな
る通風経路が、採風口、排風口以外では閉鎖されている
ため、全体の圧力損失が大きくなり、所望の風量を取り
入れるのが困難である。第2に、通風構造が複雑なた
め、空間占有率が高く、重量も重くなる。第3に、通風
経路が密閉され、スカートに囲まれた床下機器ボックス
中央付近に熱交換器106が設置されているため、清掃
性或いは保守作業性が悪い。第4に、熱交換器106が
ダクトに覆われているため、特に停車時において熱交換
された高温空気が熱交換器106近傍に滞留して伝熱を
阻害し、冷却能力が低下する。 本発明は、これらの問
題の解決を目的とすると共に、冷却能力の高い車載用冷
却装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、床下に装備さ
れた機器を保護するスカートを当該床下に備えた車両の
車載用冷却装置において、上記スカートの車両走行方向
と平行な一方又は双方の側面に、当該側面の外側に向け
て開口し、当該側面の内側に向けて窪む冷却器設置空間
を車両の前進及び後進によって生ずる走行風が流れ込む
ように設け、当該冷却器設置空間に冷却器を設置したこ
とを特徴とする。
【0007】又、本発明は、車両の前進及び後進によっ
て生ずる走行風を冷却器へと導く導風スロープを、当該
冷却器の車両走行方向の前後側のスカート位置に設けた
ことを特徴とする。
【0008】又、本発明は、走行風をスカート内へ導く
通風穴をスカートに設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
スカートの車両走行方向と平行な一方の側面に、当該側
面の外側に向けて開口し、当該側面の内側に向けて窪む
冷却器設置空間を車両の前進及び後進によって生ずる走
行風が流れ込むように設け、当該冷却器設置空間に冷却
器を設置した構成としたものである。図1及び図2は、
この実施の形態1に示す車載用冷却装置の冷却器を車両
の床下へ取り付けた構造を示す断面図にして、図1は、
床下に設置された冷却器の中心を通り、車両の床に水平
な平面による水平断面、図2は、冷却器中央を通り、床
に垂直な平面による垂直断面である。
【0010】図において、図中の1は車体、2はスカー
トであり、床下に設置された機器類を保護するために当
該機器類を取囲むように床下に配設されている。3は車
両の床、4は車両の床3の下に設けられた機器梁、5は
道床、6は床3の下に設置された変圧器やリアクトル等
の車載電気機器としての例えば変圧器、7は車載電気機
器6の発熱を奪った冷却媒体を冷却するための冷却器、
8は冷却器7を構成するヘッダであり、9は車載電気機
器6からヘッダ8へ送油するための配油管である。
【0011】従来の車載用冷却装置では、熱交換器が床
3の下のスカート2に囲まれて閉空間となる機器設置空
間内に設置されていたが、この実施の形態1では、冷却
器7に走行風が当たり易いように、床3の下に配設され
るスカート2の、車両走行方向と平行に延在する一方の
側面側に、当該側面の外側に向けて開口し、当該側面の
内側に向けて窪ませて、冷却装置の冷却器7が設置され
るに十分な冷却器設置空間11が形成されるように当該
スカート2を曲げて延在させている。
【0012】この冷却器設置空間11を形成するスカー
ト2には、車両の前進及び後進によって生ずる走行風
が、設置された冷却器7へと効率良く流れ込むように、
例えば、当該冷却器7の車両走行方向の前後側のスカー
ト2部分、例えば、内側へと窪むスカート2のカーブ部
分に、導風スロープ10を形成している。この導風スロ
ープ10は、図示のように、スカート2部材とは別部材
として形成して、延在するスカート2がカットされた元
の延在位置に配設して、スカート2の一部を成すように
構成してもよい。
【0013】何れにしても、この導風スロープ10は、
車両が前進方向Aに進んでいるとして、冷却器設置空間
11の上流端と冷却器7の上流端、例えば、冷却器7の
前面に走行風が当たり易いように、ヘッダ8の上流端を
できる限り滑らかにスカート2の導風スロープ10部分
と連結させるよう、走行方向に対して所定の角度φを成
すように構成する。他方、冷却器7の下流側にも、冷却
器設置空間11の下流端と冷却器7の下流端をできる限
り滑らかに結ぶように、スカート2の導風スロープ10
部分を構成する。
【0014】上記の導風スロープ10は曲面であって
も、平面であってもよく、滑らかに接続するものであれ
ば如何なる表面形状を有するものであってもよい。但
し、走行風の取り込み量を最大にするために、冷却器7
は車両幅限界を越えない程度に、できる限りスカート2
より車両の側面方向へ露出するよう設置することが好ま
しい。
【0015】ここで、図中の冷却器7について具体的に
説明する。車載電気機器6より発生する熱は、水、油等
の液体の顕熱変化、フロンガス、代替フロンガス等の圧
縮サイクルにおける相変化を利用した潜熱/顕熱変化に
より冷却媒体に吸収され、ポンプ(図示せず)により配
油管9を介して車両の側面側に設けられた冷却器7へと
搬送される。通常、この冷却器7は、鉄、アルミ、銅等
の熱伝導率の高い金属管がU字型に形成され、それらの
冷却管が複数本車両の走行方向と垂直な断面内及び車両
の走行方向に配置された構成となっている。
【0016】配油管9を介して冷却器7へと送られてき
た冷却媒体は、冷却器7を構成する冷却管内部(図示せ
ず)に導かれた後、管内対流熱伝達により管内壁に熱を
奪われる。そして、管内壁に移動した熱は、熱伝導によ
り管壁を移動して管外壁へと至る。この管外壁は低温且
つ高速の走行風と接しているため、管外空気との対流熱
伝達により、熱は走行風に持ち去られる。冷却器7を通
過することで冷却された冷却媒体は、再び配油管9を介
して車載電気機器6へと戻って、車載電気機器6からの
発熱を奪う。このようなサイクルを繰り返すことによ
り、走行風を利用して車載電気機器6は冷却される。
【0017】車両が図示の矢印Aの方向に進行している
場合、冷却器7には矢印Cの方向からの走行風が吹く。
走行風は走行風上流側の冷却器設置空間11より、或る
角度φを有する導風スロープ10に沿って冷却器7内部
へと侵入し、冷却器7を構成する冷却管に衝突して冷却
管外壁面から熱を奪いつつ、冷却器7の途中、或いは冷
却器7の後流端から外部へと流出する。冷却器7の後流
端から流出した走行風は、後流に設けられ上記と同様に
角度φを有する導風スロープ10に沿って車側へと排風
される。
【0018】この採風過程を成立させるのが、コアンダ
効果と呼ばれる流体現象である。コアンダ効果とは、凸
型壁面近傍に流れがある場合、その流れが壁面方向に曲
がり、ついには壁面に付着する現象をいう。即ち、この
実施の形態1における導風スロープ10は、設置された
冷却器7の車両走行方向に向いた前後側のスカート2の
配設位置に、部分的に当該スカート2に替えて、スロー
プが形成された平板部材にて、できる限り滑らかに、冷
却器7の前後端と連結させているので、走行風は図示の
矢印Cのように当該スロープを構成する導風スロープ1
0の壁面に沿って効果的に冷却器7へと送風される。
【0019】導風スロープ10と床下のスカート2との
成す角度φが小さければ小さいほど、冷却器7の前後の
端面、即ち、前進の場合には冷却器7の前端面、後進の
場合には冷却器7の後端面に到達する走行風の量が多く
なり、冷却能力が向上するのは明らであり、これは極め
て好ましいことである。しかし、実際には採風・排風構
造の取付体積は限られているため、実装状態を考慮しつ
つ、実験或いは実車走行によって傾き角度φを適宜最適
値に設定する必要がある。 尚、車両がBの方向に進行
している場合には、走行風は矢印Dの方向から冷却器設
置空間11を介して床下のスカート2の内部へと侵入
し、導風スロープ10に沿って冷却器7に到達するた
め、上記と同様の動作が実現される。
【0020】以上のように、この実施の形態1では、冷
却器7が床下に配設されたスカート2の外側に露出さ
れ、車両の側面側に配置された構成や、採風・排風のた
めの導風スロープ10を設けた構成としてあるため、簡
潔な構造で走行風を効果的に冷却器7へと導くことがで
きる。又、冷却器7は車側に開放された空間に露出され
ており、採風・排風路も単純な形状で、しかも車側に露
出しているため、保守・清掃作業が簡単に行なえる。更
に、車両の停車時においても床下スカート2の内部に熱
がこもることなく、良好な冷却能力を発揮させることが
できるので、停車時においても冷却能力が不足すること
が無い。
【0021】実施の形態2.上記実施の形態1では、冷
却器7を車両の両側面の一方側の側面に配設した構成と
してあるが、この実施の形態2では、冷却能力を高める
ため車両の両側面の双方にそれぞれ配設した構成として
ある。例えば、変圧器の容量が大きく、1つの冷却器7
では冷却能力が不足する場合には、車体1の両側に車載
電気機器6を挟むように1対の冷却器7を配設するとよ
い。図3及び図4は、この実施の形態2の構成を示すも
ので、図3は、床下に設置された冷却器7の中心を通
り、車両1の床2に水平な平面による水平断面、図4
は、冷却器7の中央を通り、床2に垂直な平面による垂
直断面である。
【0022】図3及び図4では、車両1の走行によって
発生する走行風は、地形或いは気象条件によって若干の
違いはあるものの、ほぼ左右対称に吹くと考えて良いの
で、両車側に設けられる構成即ち導風構造は、車体1の
対称面に対して対称形状であればよい。従って、この実
施の形態2における構成は、上記実施の形態1の車載用
冷却装置を他方の車側にも配設した構成となる。よっ
て、双方に配設される構成や構成部品は実質的に同一で
あるので、同一符号を付してその説明を省略する。又、
動作についても、1つの冷却器7が設置されている上記
実施の形態1の場合と同様であるので、その説明を省略
する。
【0023】尚、車載電子機器6に取り付けられる冷却
器7の個数は、図3及び図4に示すように2つに限られ
るわけではなく、2つ以上設置する場合がある。この場
合には、上記実施の形態1及び2に示す構成をスカート
2の車両側面側の別の部分に所要数設ければよい。又、
複数の冷却器7を一つの冷却器設置空間11に設置でき
るよう、冷却器設置空間11を広く形成して、走行方向
へ冷却器7を複数個併設することもできる。
【0024】実施の形態3.スカート2と機器梁4とに
囲まれた車両1の床下の機器設置空間内に存在する空気
は、静止或いは流動しているため、当然、車載電気機器
6と周囲の空気との間で対流熱伝達による熱交換が行わ
れる。最近では、上述の通りスカート2の設置により、
機器設置空間の密閉度が高くなる傾向にあるため、車両
走行時においても当該機器設置空間内に走行風が侵入し
ない場合がある。この場合には、車載電気機器6と周囲
空気との熱伝達様式は自然対流熱伝達のみとなるため、
前記空間内に高温空気が滞留して冷却能力が低下してし
まう。
【0025】実施の形態3は、かかる問題を解消する手
段を示すもので、上記実施の形態1及び2において、導
風スロープ10に通風穴12を設けて、積極的に走行風
を機器設置空間内に導き、車載電気機器6本体の自冷能
力を確保させる構成を示したものである。図5は、床下
に設置された冷却器7の中心を通り、車両1の床2に水
平な平面による水平断面、図6は、冷却器7の中央を通
り、床2に垂直な平面による垂直断面である。尚、上記
実施の形態1及び2と実質的に同一若しくは同等の構成
や構成部材については、同一符号を付してその説明を省
略する。図において、12は通風穴であり、図中には導
風スロープ10と冷却器7の前後端部との間に、スリッ
ト状に設けている。通風穴12を設ける位置は、導風ス
ロープ10、或いは又、スカート2のどこでも良い。
【0026】上記の通風穴12の開口形状は、この例に
示すスリット状に限らず、円形であっても、矩形であっ
てもよい。要は、スカート2の外側空間と車載電気機器
6が設置された機器設置空間、従ってスカート2の内側
空間とを連通させるものなら如何なる形状であってもよ
い。又、導風スロープ10やスカート2に設けられる通
風穴12の数は、1個に限らず複数個であっても良い。
【0027】次に、動作について説明する。車両が図示
の矢印Aの方向に走行すると、走行風は矢印Cのように
冷却器設置空間11から導風スロープ10に沿って床下
スカート2内部へと侵入する。侵入した走行風の大部分
は、冷却器7を通って冷却に寄与し、矢印Cのようにス
カート2内部から排風される。他方、侵入した走行風の
一部は、矢印Eで示すように、導風スロープ10に設け
られた通風穴12を介して車載電気機器6が納められた
床下の機器設置空間に侵入する。この走行風は、車載電
気機器6に当たって、対流熱伝達によって各種機器の外
壁面を冷却する。機器の外壁面を冷却した走行風は、機
器設置空間内の各種機器の隙間、或いは下流に設けられ
た通風穴12からスカート2の外側空間へと排風され
る。尚、車両が矢印Bの方向に走行する場合にも、同様
の効果を奏することは言うまでもない。
【0028】このように、実施の形態3では、上記実施
の形態1及び2において、導風スロープ10に通風穴1
2を設けた構成としたので、車載電気機器6に走行風を
当てて、スカート2に囲まれた機器設置空間に配設され
ている各種の車載電気機器6の表面での熱交換を促進さ
せ、冷却能力を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、通風経路が従来のよう
な閉鎖通路ではなく、開放空間となるため、従来問題と
された圧力損失がなくなり、簡潔な構造で所望の採風量
を走行風として容易に取り入れることができ、冷却能力
の高い車載用冷却装置を提供することができる。又、通
風経路が極めて単純なため、空間占有率が小さく、装置
が軽量となる。又、冷却器が開放空間に設置されるため
外部からの保守、清掃作業を能率良く、簡便に行なうこ
とができる。又、冷却器が開放空間に置かれるため、停
車時においても冷却能力を発揮することができる。
【0030】又、本発明によれば、冷却器を複数個取り
付けることができ、より大きな冷却能力を備えた車載用
冷却装置を提供することができる。
【0031】又、本発明によれば、スカートに囲まれて
配設された車載用の電気機器類に走行風を当てることが
でき、当該各種機器類の表面での熱交換を促進させて冷
却能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に示す車載用冷却装置の水平断
面図である。
【図2】 実施の形態1に示す車載用冷却装置の垂直断
面図である。
【図3】 実施の形態2に示す車載用冷却装置の水平断
面図である。
【図4】 実施の形態2に示す車載用冷却装置の垂直断
面図である。
【図5】 実施の形態3に示す車載用冷却装置の水平断
面図である。
【図6】 実施の形態3に示す車載用冷却装置の垂直断
面図である。
【図7】 従来の車載用冷却装置の水平断面図である。
【図8】 従来の車載用冷却装置の垂直断面図である。
【符号の説明】
1 車体、2 スカート、3 床、4 機器梁、5 道
床、6 車載電気機器、7 冷却器、8 ヘッダ、9
配油管、10 導風スロープ、11 冷却器設置空間、
12 通風穴。
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 義次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 古藤 悟 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下に装備された機器を保護するスカー
    トを当該床下に備えた車両の車載用冷却装置において、 上記スカートの車両走行方向と平行な一方又は双方の側
    面に、当該側面の外側に向けて開口し、当該側面の内側
    に向けて窪む冷却器設置空間を車両の前進及び後進によ
    って生ずる走行風が流れ込むように設け、当該冷却器設
    置空間に冷却器を設置したことを特徴とする車載用冷却
    装置。
  2. 【請求項2】 車両の前進及び後進によって生ずる走行
    風を冷却器へと導く導風スロープを、当該冷却器の車両
    走行方向の前後側のスカート位置に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の車載用冷却装置。
  3. 【請求項3】 走行風をスカート内へ導く通風穴をスカ
    ートに設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の車載用冷却装置。
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