JP6180684B1 - 車両用変圧器 - Google Patents

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Abstract

車両の屋根上に設置される車両用変圧器は、冷媒の循環路を構成する主配管と、循環路の途中に配置され、巻線を収納するとともに冷媒を貯留する変圧器タンクと、循環路の途中に配置され、冷媒を循環路で循環させる循環ポンプと、循環路の途中に配置され、変圧器タンクの上面に配置され、車両の走行によって生じる走行風を利用して空気との熱交換によって冷媒を冷却する冷却器と、を備える。冷却器は、複数の冷却管によって構成され、変圧器タンクの上面からZ方向に配設された冷却管機構と、循環ポンプ側から冷媒を冷却管群に流入する入口ヘッダと、冷却管機構を流れた冷媒を変圧器タンク側へ流出させる出口ヘッダと、を有する。

Description

この発明は、車両の屋根上に設置される車両用変圧器であって、車両の走行によって生じる走行風を利用して変圧器タンクに貯留される冷却媒体を冷却する冷却器を備えた車両用変圧器に関するものである。
車両に搭載される空調機、交換器、制御器、変圧器などの機器は、動作時に多くの発熱があり、冷却が必要となる。これらの機器の冷却方法としては、ブロアを用いた強制空冷方式と、車両の走行によって生じる走行風を利用した走行風自冷方式とに、大別される。近年、省エネおよび低騒音といった利点から、走行風自冷方式が注目を集めている。
車両用の走行風自冷方式の冷却器としては、製造の容易さとメンテナンス性の高さを考慮して、U字形状の放熱パイプを多段配置した冷却器が用いられる場合が多い(例えば、特許文献1参照)。このような冷却器は、複数の放熱パイプを備え、冷却風との熱交換面積を増やすことで高い放熱性を確保するように構成され、配置場所および機器の最大発熱量によって大きさが異なる。例えば、走行風を冷却器に導くことが比較的容易な床下配置型車載変圧器に対して適用される走行風自冷方式では、0.5m3程度の冷却器の容積と、導風のために1m程度の導風距離が必要になる。
走行風自冷方式の冷却器の容積を減らす方法としては、例えばフィンチューブを用いた冷却器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような冷却器は、放熱パイプに複数のフィンを付けて構成され、単位容積あたりの放熱面積を増やすことが可能であるが、フィン間の目詰まり対策等が必要になり、メンテナンス性が劣ってしまう。また、このような冷却器は、メンテナンス性に加えて、製造コストも障害となり、現在普及するには至っていない。
実開昭59−84816号公報 特開2007−273777号公報
ここで、欧州等で普及している低床の車両では、床下の機器の設置スペースが狭く、空調機、交換器、制御器、変圧器などの機器を床下に設置できないので、これらの機器を屋根上に設置することになる。周辺に機器が近接配置される屋根上に走行風自冷方式の車両用変圧器を設置する場合、周辺にて走行風が剥離する影響があるので、流速の速い走行風を冷却器に導風するためには、床下設置時と比較して十分に長い導風距離が必要になる。その結果、車両の屋根上に車両用変圧器を設置する際の設置スペースを小型化することが困難であるという問題がある。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、車両の屋根上に設置する際の設置スペースの小型化を図りつつ、車両の走行によって生じる走行風を利用して効率良く冷却することのできる車両用変圧器を得ることを目的とする。
この発明に係る車両用変圧器は、車両の屋根上に設置される車両用変圧器であって、冷媒の循環路を構成する主配管と、循環路の途中に配置され、巻線を収納するとともに冷媒を貯留する変圧器タンクと、循環路の途中に配置され、冷媒を循環路で循環させる循環ポンプと、循環路の途中に配置され、変圧器タンクの上面に配置され、空気との熱交換によって冷媒を冷却する冷却器と、を備え、冷却器は、車両の長さ方向をX方向、車両の車幅方向をY方向、車両の高さ方向をZ方向としたとき変圧器タンクの上面からZ方向のX方向およびY方向に長い扁平空間Y方向に長手の複数の冷却管がX方向に複数列に配列して構成され、複数の冷却管の下の上面との間に車両の走行によって生じる走行風が入る開口空間を有する冷却管機構と、循環ポンプ側から冷媒を冷却管機構に流入する入口ヘッダと、冷却管機構を流れた冷媒を変圧器タンク側へ流出させる出口ヘッダと、を有するものである。
この発明によれば、車両の屋根上に設置する際の設置スペースの小型化を図りつつ、車両の走行によって生じる走行風を利用して効率良く冷却することのできる車両用変圧器を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る車両用変圧器を屋根上に設置した鉄道車両を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用変圧器を屋根上に設置した鉄道車両を示す側面図である。 図1および図2の鉄道車両に設置された車両用変圧器周辺を拡大した斜視図である。 図3の車両用変圧器の上面図である。 図3の車両用変圧器の側面図である。 図5のA−A’線に沿った矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係る鉄道車両の屋根上における周辺機器の進行方向後方における走行風の流れを説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係る鉄道車両の屋根上における周辺機器の進行方向後方の風速を車両断面で示したコンター図である。 この発明の実施の形態1に係る冷却器を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る冷却器を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る中間ヘッダの上視断面図である。 この発明の実施の形態3に係る冷却器を示す斜視図である。 図12の冷却器の背面斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る入口側冷却管群および出口側冷却管群と、冷却管群の断面図である。
以下、この発明による車両用変圧器を、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一部分または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車両用変圧器10を屋根2上に設置した鉄道車両1を示す上面図である。図2は、この発明の実施の形態1に係る車両用変圧器10を屋根2上に設置した鉄道車両を示す側面図である。図3は、図1および図2の鉄道車両1に設置された車両用変圧器10周辺を拡大した斜視図である。図4は、図3の車両用変圧器10の上面図である。図5は、図3の車両用変圧器10の側面図である。
以下、鉄道車両1を車両1と略し、車両用変圧器10を変圧器10と略す。ここで、説明の便宜上、車両1の長さ方向、すなわち進行方向をX方向、車両1の車幅方向をY方向、車両の高さ方向をZ方向とする。つまり、車両1は、+X方向と−X方向との双方向に走行可能であり、+Z方向が屋根2側であり、−Z方向が床側である。
変圧器10は、巻線11と、主配管12と、変圧器タンク13と、循環ポンプ14と、冷却器15とを備えている。変圧器10は、車両1の屋根2上に設置されている。また、変換器、制御器、空調機などの周辺機器3が、屋根2上の、変圧器10の+X方向および−X方向にそれぞれ設置されている。
巻線11は、変圧器タンク13に収納される。主配管12は、冷媒の循環路を構成する。変圧器タンク13は、主配管12により構成される循環路の途中に配置され、巻線11を収納するとともに、冷媒を内部に貯留する。変圧器タンク13は、車両1の屋根2上に、Y方向の中央に設置されている。
循環ポンプ14は、主配管12により構成される循環路の途中に配置され、冷媒を循環路で循環させる。循環ポンプ14は、変圧器タンク13のX方向に設置されている。
冷却器15は、主配管12により構成される循環路の途中に配置され、空気との熱交換、具体的には車両1が走行する際に生じる走行風との熱交換によって冷媒を冷却する。また、冷却器15は、変圧器タンク13の上面、すなわち、+Z方向面に設置されている。冷却器15の入口側は、主配管12を構成する入口側配管12aと接続され、冷却器15の出口側は、主配管12を構成する出口側配管12bと接続されている。
なお、変圧器タンク13は、内部に巻線11を収納した、鋼鉄、アルミニウムなどの金属で作製された直方体形状の箱である。変圧器タンク13の表面には、腐食防止の塗装がなされ、電線をつなぐブッシュなどが設けられている。また、冷媒には、一般に、絶縁油が用いられ、特に、車両用としては、難燃性の高いシリコーン油、環境に優位なエステル油などが用いられる。
次に、変圧器10の屋根2上への配置について、図6〜図8を参照しながらさらに説明する。図6は、図5のA−A’線に沿った矢視断面図である。図7は、この発明の実施の形態1に係る鉄道車両1の屋根2上における周辺機器3の進行方向後方における走行風の流れを説明する説明図である。図8は、この発明の実施の形態1に係る鉄道車両1の屋根2上における周辺機器3の進行方向後方の風速を車両断面で示したコンター図である。
ここで、車両1において、図6の破線で示すように、車両1の車体断面、すなわち、Y−Z断面におけるY方向およびZ方向の制限値、すなわち、車両限界4が定められている。つまり、車両1の断面を、車両限界4の範囲内に納めなくてはいけない。車両限界4は、鉄道軌道に設けられる建築物と車体との干渉を避けるために決められている基準であり、トンネルの施工等の関係から、屋根2の上部側、すなわち、+Z方向側が狭まった形状になることが多い。
車両1には多くの機器が搭載されるため、限られた設置面積を有効に使う事が求められる。そのため、図6に示すように、周辺機器3は、車両限界4に収まる一杯の寸法まで張り出して設計されていることが多い。
変圧器10は、2万ボルトを超える架線電圧を主回路に供給するため、電磁誘導の原理を利用して降圧するものである。また、架線電力の周波数、変圧器10の変換効率などによって決まる巻線11のサイズによって、変圧器10の外形寸法が決まる。
上述したとおり、巻線11は、直方体形状の変圧器タンク13に収納される。例えば、車両限界4の形状が図6に示すように台形であった場合について考える。この場合、変圧器タンク13が直方体形状であるならば、変圧器タンク13の上面側、すなわち+Z方向側と、変圧器タンク13の側面側、すなわち+Y方向および−Y方向側に機器配置が可能な空間が存在する。ただし、変圧器タンク13の側面側には、主配管12、支持構造体などが配置される事が多い。
図7では、車両1の屋根2上に設置される周辺機器3によって走行風5が剥離される様子を模式的に示している。なお、走行風5は、−X方向に向かって流れているものとしている。高さhの周辺機器3によって剥離された走行風5は、流れ場下流に向かうにつれ徐々に屋根2に漸近し、再付着点6にて屋根2上に付着する。
ここで、理想的な2次元の流れ場の場合、剥離後再付着するまでの距離xは、周辺機器3の高さhの7倍程度、すなわち、7h程度であると言われている。地面が近い車両1の床下の場合と異なり、開放空間である車両1の屋根2上での流れ場においては、渦の発生が少ない。そのため、周辺機器3の下流に冷却器を配置することを考えた場合、速い流速の走行風を得るためには十分な導風距離が必要になる。
図8では、車両限界4に沿うように配置された周辺機器3による剥離後のY−Z面での風速分布と車両限界4の内側および外側との関係をx座標毎に示している。なお、図8では、車両限界4において、h1=1m、h2=0.6mであるものとして計算している。
この場合、剥離後1m程度では、主流の再付着はさほど進んでおらず、車両限界4の境界付近しか風速の速い風は得られないことが確認できる。また、車両1の屋根2上は、複雑な形状をしていることから、再付着の過程は、ステップ後流ほど単純ではないが、剥離後には、よどみ域7が発生する。そのため、変圧器10を周辺機器3と近接配置する場合、冷却に必要な十分な風速が得られるのは、車両限界4の境界周辺領域に限られる。
屋根2上において許容される機器配置高さは、高々1m程度である。仮に、変圧器タンク13の高さが0.7mであったとすると、変圧器タンク13の上面側において、変圧器タンク13の上面と車両限界4との間に高さ0.3m程度の空間を確保することが可能となる。この空間は、変圧器10が周辺機器3と近接配置された場合であっても、速い走行風が流れる空間である。そのため、従来別配置されていた冷却器をこの空間に配置することによって、導風距離を最短にすることが可能となり、変圧器10の設置スペースの観点からメリットが大きい。
そこで、実施の形態1では、変圧器タンク13の上面側に存在する機器配置可能な空間を利用し、変圧器タンク13の上面に冷却器15を設置し、さらに、必要な冷却性能を得ることが可能なように冷却器15の構造を工夫している。
次に、冷却器15の構造について、図9を参照しながらさらに説明する。図9は、この発明の実施の形態1に係る冷却器15を示す斜視図である。
冷却器15は、循環ポンプ14側から冷媒が流入する入口ヘッダ16aと、変圧器タンク側へ冷媒を流出させる出口ヘッダ16bと、入口ヘッダ16aから冷媒が出て、出口ヘッダ16bに冷媒が入るように配設された複数の冷却管17からなる直通冷却管群18とを備えている。なお、以下では、入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bとの間の流路を形成してその流路を流れる冷媒を冷却する複数の冷却管が集まって構成される機構を、冷却管機構と呼ぶことにする。実施の形態1では、冷却管機構は、Y軸方向に長手の複数の冷却管17がX方向に複数列に配列して構成され、入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bとを接続する直通冷却管群18を有する場合を例示している。
入口ヘッダ16aおよび出口ヘッダ16bは、長手方向をX方向として、Y方向に離間して互いに平行に、変圧器タンク13上に設置される。
直通冷却管群18は、+Z方向に凸のU字状の複数の冷却管17を、X方向に複数列に配列して構成されている。冷却管17は、変圧器タンク13の上面からZ方向(上方)に配設されている。冷却管17は、Y軸方向に長手である。実施の形態1では、一例として、Y−Z平面に大きさの異なる6本のU字状の冷却管17を配設して、それらの列をX方向に沿って一定のピッチで配列している。直通冷却管群18を構成する各列の6本の冷却管17は、それぞれ、Z方向の高さおよびY方向の幅が異なる一方、流路断面の形状が同じである。なお、冷却管17の配列本数、ピッチ等は適宜変更してもよい。また、冷却管17の一部が変圧器タンク13の上面から離れるようにZ方向に配設されていればよく、冷却管17の一部が変圧器タンク13の上面に接していてもよい。
各冷却管17内では、巻線11他から熱を受けて昇温された冷媒が流通する。各冷却管17は、一方が入口ヘッダ16aに接続され、他方が出口ヘッダ16bに接続される。各列の直通冷却管群18は、X方向に並んでいるので、入口ヘッダ16aおよび出口ヘッダ16bは、それぞれ、X方向に長手の形状となっている。
入口ヘッダ16aは、循環ポンプ14に接続されて、冷媒が供給され、各冷却管17に冷媒を分配する。出口ヘッダ16bは、各冷却管17を流れた冷媒を集めて、集めた冷媒が変圧器タンク13に戻るように接続される。
直通冷却管群18の各列を構成する6本の冷却管17は、それぞれ、入口ヘッダ16aに対して+Z方向から+Y方向側へ屈曲する第1の屈曲部と、出口ヘッダ16bに対して+Z方向から−Y方向側へ屈曲する第2の屈曲部と、第1の屈曲部と第2の屈曲部を水平面に対して平行に連結する連結部を有する。なお、第1の屈曲部と第2の屈曲部は、それぞれ、入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bに垂直に接続されているが、必ずしもそうである必要はない。また、連結部は、水平面に対して平行であるが、必ずそうである必要はなく、例えば、緩やかなアーチ形状であってもよい。また、実施の形態1では、一例として、冷却管17として扁平状の管を用いて、その扁平面がX方向に沿った方向としている。このように冷却管17として扁平管を用いれば、冷却性能が向上するが、性能とコストを考慮して、冷却管17として円管を用いてもよい。
直通冷却管群18の下に空間が存在する。すなわち、各列の最内殻に配置された冷却管17の連結部と、変圧器タンク13の上面との間に隙間が存在する。図9に示すように、冷却管17の連結部がY方向に沿って延びているので、各列の直通冷却管群18の下の空間は、Z方向に対してY方向に長く開口した空間となる。以下、冷却管17の下の空間を開口空間19と呼ぶことにする。
直通冷却管群18は、変圧器タンク13の上面の高い位置に配置されるため、前後に他の機器が配置されていても、走行風によって良好に冷媒を冷却することができる。また、走行風が無いとき、すなわち、車両1の停止時には、冷却管17によって加熱された空気が上昇して、対流による冷却となるが、各列の直通冷却管群18の下に開口空間19が存在する。したがって、直通冷却管群18の下に冷却器15の外からの空気が入りやすく、対流による冷却も良好となる。さらに、変圧器タンク13の上面からの冷却も可能である。
なお、冷却器15において、変圧器タンク13の上面側に冷却管17の大半が配置される構成とすればよく、冷却管17の延びる方向などは適宜変更してもよい。また、前述したとおり、Z方向に対してY方向に長く開口している開口空間19が存在するように直通冷却管群18を構成することで、走行風が直通冷却管群18と変圧器タンク13との間に入りやすく、特に、冷却器15の冷却能力が向上する。
なお、入口ヘッダ16aおよび出口ヘッダ16bをともに変圧器タンク13の上に設置するような構成としたが、入口ヘッダ16aおよび出口ヘッダ16bの少なくとも一方を変圧器タンク13の側方、すなわち、+Y方向または−Y方向に配置するようにしてもよい。また、冷却管17の第1屈曲部および第2屈曲部の少なくとも一方を変圧器タンク13の側方に配置するようにしてもよい。
以上、実施の形態1によれば、車両の屋根上に設置される車両用変圧器は、巻線を収納するとともに冷媒を貯留する変圧器タンクの上面に、空気との熱交換によって冷媒を冷却可能な構成を備えた冷却器を配置して構成されている。また、冷却器は、複数の冷却管によって構成され、変圧器タンクの上面からZ方向に配設された冷却管機構と、循環ポンプ側から冷媒を冷却管機構に流入する入口ヘッダと、冷却管機構に流れた冷媒を変圧器タンク側へ流出させる出口ヘッダとを有するように構成されている。なお、実施の形態1では、このような冷却管機構の具体的な構成例として、入口ヘッダから冷媒が出て、出口ヘッダに冷媒が入るように配設され、Y軸方向に長手の複数の冷却管がX方向に複数列に配列して構成されている直通冷却管群を有する冷却管機構を例示している。
このように、車両用変圧器が周辺機器と近接配置された場合であっても、速い走行風が流れる空間に相当する変圧器タンクの上面の空間に冷却器を配置することで、導風距離を最短にすることが可能となり、車両用変圧器の設置スペースを小さくすることが可能になる。また、冷却用のファン等を用いる必要が無いため、消費電力の低減につながるとともに、騒音低減の点でも大きな効果を得ることが可能である。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2では、先の実施の形態1の冷却器15とは構造が異なる冷却器15Aを備えた変圧器10について説明する。なお、実施の形態2では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図10は、この発明の実施の形態2に係る冷却器15Aを示す斜視図である。冷却器15Aは、循環ポンプ14側から冷媒が流入する入口ヘッダ16aと、変圧器タンク側へ冷媒を流出させる出口ヘッダ16bと、入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bとの間に配置された中間ヘッダ20と、入口ヘッダ16aから冷媒が出て、中間ヘッダ20に冷媒が入るように配設された入口側冷却管群21aと、中間ヘッダ20から一旦集約された冷媒が出て、出口ヘッダ16bに冷媒が入るように配設された出口側冷却管群21bとを備えている。実施の形態2では、冷却管機構は、入口ヘッダ16aに接続された入口側冷却管群21aと、出口ヘッダ16bに接続された出口側冷却管群21bとを有する場合を例示している。入口ヘッダ16a、入口側冷却管群21a、中間ヘッダ20、出口側冷却管群21bおよび出口ヘッダ16bが直列的に接続されている。入口側冷却管群21aと出口側冷却管群21bとを接続する中間ヘッダ20は、入口側冷却管群21aから流入した冷媒を内部で混合して、出口側冷却管群21bに冷媒を再分配して流出する。
入口側冷却管群21aは、複数の冷却管17がX方向に複数列に配列して構成され、同様に、出口側冷却管群21bは、複数の冷却管17がX方向に複数列に配列して構成されている。具体的には、入口側冷却管群21aは、それぞれ、Y−Z平面上に配設された、大きさの異なる6本の+Z方向に凸のU字状の冷却管17を、X方向に一定のピッチで複数列に配列して構成されている。同様に、出口側冷却管群21bは、それぞれ、Y−Z平面上に配設された、大きさの異なる6本の+Z方向に凸のU字状の冷却管17を、X方向に一定のピッチで複数列に配列して構成されている。
入口ヘッダ16aは、循環ポンプ14側、すなわち入口側配管12aに接続されている。入口ヘッダ16aには、循環ポンプ14を経由して巻線11他から熱を受けて昇温された冷媒が流入する。入口ヘッダ16aは、X方向に長手の形状となっている。
出口ヘッダ16bは、入口ヘッダ16a内の冷媒と比較して温度が低下した冷媒を変圧器タンク13に戻すための出口側配管12bに接続される。出口ヘッダ16bは、X方向に長手の形状となっている。
中間ヘッダ20は、入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bとの間に設置され、入口ヘッダ16aおよび出口ヘッダ16bと同一のX−Y平面上に配置されている。中間ヘッダ20は、X方向に長手の形状となっている。入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bは、変圧器タンク13の上面側に位置している。入口側冷却管群21aは、Y方向における−Y方向端に配置され、出口側冷却管群21bは、Y方向における+Y方向端に配置されている。すなわち、例えば、入口側冷却管群21aは、X方向に対して紙面右側に配置されているとすると、出口側冷却管群21bは、X方向に対して紙面左側に配置されている。中間ヘッダ20は、変圧器タンク13の上面に位置するようにするとよい。
ここで、冷却器15Aが変圧器タンク13の上面に配置される場合、車両限界4内に収めるためには、許容されるZ方向の高さが0.3m程となり、高さの制約が厳しい。ただし、変圧器タンク13の上面と平行なY方向およびX方向において、冷却器15を配置するスペースとして、Y方向に例えば1m程度、X方向に例えば2.5m程度を確保することができ、比較的余裕をもって冷却器15Aを配置させることができる。
車両1は、加速走行時に多くの電力を必要とし、多くの電流が変圧器10の巻線11を流れるため変圧器10の発熱量が増大する。一方、車両停車時にも、空調器、照明機器などが電力を必要とするため、変圧器10が車両1の走行時ほどではないものの発熱する。そのため、車両走行時だけでなく、車両停車時においても、変圧器10の冷却が必要となる。
車両停車時には走行風が得られないため、X−Y平面内に冷却管17を多く配置し、放熱面積を増やしておく必要がある。しかしながら、X方向に配設する冷却管17の数を増やし過ぎると、車両走行時に得られる走行風5が冷却器15A内をX方向に通過する際の圧力損失が増す。そのため、風が冷却器15Aの内部まで侵入できなくなる。つまり、車両走行時において、冷却器15Aが高い冷却性能を得るためには、車両走行時に走行風5に曝露されるY−Z断面に冷却管17を多く配置しておくことが求められる。
冷却管17の形状をU字状にした場合、折り曲げ箇所が少ないこともあり加工性が良いため、製造コストを低く抑えることが可能である。しかしながら、変圧器タンク13の上面における空間は、水平方向、すなわちX方向およびY方向に長い扁平空間であるため、図9に示す冷却器15のように、冷却器15の中心部に大きな開口空間19を設けると、冷却器の容積あたりの冷却効率を向上させることができない可能性がある。開口空間19にも冷却管を配置することで冷却器の冷却効率を向上させるべく、W字型の冷却管等を用いることも可能であるが、この場合、管の折り曲げが複雑になり製造コストが急激に増加してしまう。
そこで、実施の形態2では、図10に示すように、中間ヘッダ20を用い、入口ヘッダ16aから中間ヘッダ20に入るように配設された入口側冷却管群21aと、中間ヘッダ20から出て、出口ヘッダ16bに入るように配設された出口側冷却管群21bとによって、冷却器15Aを構成している。このように冷却器15Aを構成することで、変圧器タンク13の上面における水平方向に長い扁平空間において、走行風5の通過面、すなわちY−Z平面に冷却管17を多く並べることが可能になり、その結果、低コストで容積あたりの放熱性が高い冷却器を得ることができる。
また、変圧器タンク13の上面における水平方向に長い扁平空間一杯に、図9に示す冷却器15を配置した場合、冷却管17のY方向の配管長が長くなる。図9に示す、入口ヘッダ16aに近い領域31aでは、冷却管17内を流れる冷媒の温度が高いため、外気と十分な温度差が得られ、走行風5の流速に応じた高い放熱性能が得られる。また、冷却管17のY方向の配管長が長い場合、流路途中で放熱が進むので、出口ヘッダ16bに冷媒が近づくにつれて冷媒の温度が低下する。そのため、出口ヘッダ16bに近い領域31bでは、領域31aと比べて、外気との間の熱流束が低下する。
一方、走行風5の流れ場下流に相当する領域32aおよび領域32bでは、そもそも走行風5が流れ込みにくいこともあり、入口ヘッダ16aに近い領域であっても、外気との間の熱流束が低く、冷媒の温度は、出口ヘッダ16b付近でも、入口ヘッダ16a付近の温度からさほど低下しない。
実施の形態2では、中間ヘッダ20を入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bの冷媒流路間に配置している。このように構成することで、入口ヘッダ16aから複数の冷却管17に冷媒が流入し、走行風5に曝露されることで放熱が進んだ領域31aを流れた冷媒と、走行風5が流れ込まずに温度の低下が少ない領域32aを流れた冷媒を中間ヘッダ20内で一旦混ぜることができる。また、温度の低下が少ない走行風5の流れ場の下流を流れてきた冷媒と、温度の低下が進んだ走行風5の流れ場の上流を流れてきた冷媒を混ぜることで、流速の速い走行風5があたる領域31bを流れる冷媒の温度を、中間ヘッダ20が無い場合と比較して高く維持することができる。そのため、中間ヘッダ20が無い場合と比較して、冷却器全体の放熱量を高くすることが可能になる。
図11は、この発明の実施の形態2に係る中間ヘッダ20の上視断面図である。入口ヘッダ16aと接続されている入口側冷却管群21aと、出口ヘッダ16bと接続されている出口側冷却管群21bを隔てるように、中間ヘッダ20内にX方向に整流板22が配置されている。整流板22の+X方向端は、中間ヘッダ20のヘッダ端面と接続されており、整流板22の−X方向端は、中間ヘッダ20のヘッダ端面と接続されていない。
図11に示すように、冷却管17の流路断面は、X方向の径が長い扁平状である。したがって、冷却管17の表面積を増やしつつ、走行風5が冷却器15A内を通過する際の圧損を減らすことが可能になる。
中間ヘッダ20の−Y方向側に配置されている入口ヘッダ16aから入口側冷却管群21aを経て中間ヘッダ20に流れ込んだ冷媒は、図示した流れ方向23のとおり、中間ヘッダ20内を−X方向に流れたのち、−X端で折り返される。そして、冷媒は、中間ヘッダ20の領域33cを+X方向に流れつつ、出口側冷却管群21bを経て出口ヘッダ16bに流れ込む。
入口ヘッダ16aから入口側冷却管群21aを経て中間ヘッダ20の領域33aに流れ込む冷媒は、車両走行時には走行風5に曝露されるため、走行風5との熱交換が進まない領域33bに流れ込む冷媒と比べて温度が低くなっている。しかしながら、中間ヘッダ20内において、入口ヘッダ16aから送り出された冷媒が一旦混合されるので、領域33cでは、冷媒の温度の均一化が促進される。
なお、ここでは、便宜上、整流板22の+X方向端が中間ヘッダ20のヘッダ端面と接続されている形態を例示して説明を行ったが、整流板22の形態は、これに限らず、中間ヘッダ20内の冷媒を混合することで冷媒の温度の均一化を促進可能な形態であれば、どのような形態であってもよい。例えば、整流板22の−X方向端がヘッダ端面と接続され、整流板22の+X方向端がヘッダ端面と接続されていない形態であっても、上記の形態と同様の効果が得られる。また、例えば、整流板22の+X方向端および−X方向端のいずれもヘッダ端面と接続され、整流板22の中間部が分離している形態であっても、上記の形態と同様の効果が得られる。
このように、中間ヘッダ20には、中間ヘッダ20内の冷媒の温度の均一化を促進する整流板22が設けられている。
以上、実施の形態2によれば、冷却器の冷却管機構は、入口ヘッダに接続された入口側冷却管群と、出口ヘッダに接続されたに出口側冷却管群と、を有し、入口側冷却管群と出口側冷却管群が中間ヘッダを介して接続されるように構成されている。これにより、先の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、中間ヘッダを用いることで、複数の冷却管を複数列分布配設した薄型の冷却器を安価に構成することが可能になるため、先の実施の形態1と比べて、冷却器を変圧器タンクの上面の狭小空間により配置しやすくなる。
なお、実施の形態2では、入口側冷却管群21aと出口側冷却管群21bとが中間ヘッダ20を介して接続されるように構成された冷却器15Aを例示して説明したが、冷却器15Aの冷却管機構は、中間ヘッダ20を介さずに、入口ヘッダ16aから出口ヘッダ16bに直接的に接続される直通冷却管群を有していてもよい。また、中間ヘッダ20の内部に整流板22を設けたので、冷媒の温度の均一化の効果に優れるが、冷媒が混合される空間を有していれば、整流板22がなくてもある程度の均一化の効果が得られる。さらに、整流板22のかわりに、中間ヘッダ20の内部の冷媒に乱流を生じさせる凹凸構造、フィンなど、冷媒の混合を促進する構造を設けてもよい。また、入口ヘッダ16aから出口ヘッダ16bまでの間に配置した複数の中間ヘッダ20を介して入口側冷却管群21aと出口側冷却管群21bとが接続されるようにしてもよい。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3では、先の実施の形態1、2の冷却器15、15Aとは構造が異なる冷却器15Bを備えた変圧器10について説明する。なお、実施の形態3では、先の実施の形態1、2と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1、2と異なる点を中心に説明する。
図12は、この発明の実施の形態3に係る冷却器15Bを示す斜視図である。図13は、図12の冷却器15Bの背面斜視図である。
冷却器15Bは、循環ポンプ14側から冷媒が流入する入口ヘッダ16aと、変圧器タンク側へ冷媒を流出させる出口ヘッダ16bと、入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bとの間に、X方向に並んで配置された上流側中間ヘッダ部および下流側中間ヘッダ部と、入口ヘッダ16aから冷媒が出て、上流側中間ヘッダ部および下流側中間ヘッダ部のそれぞれに冷媒が入るように配設された入口側冷却管群21aと、上流側中間ヘッダ部および下流側中間ヘッダ部のそれぞれから冷媒が出て、出口ヘッダ16bに冷媒が入るように配設された出口側冷却管群21bと、入口ヘッダ16aから冷媒が出て、出口ヘッダ16bに冷媒が入るように配設された直通冷却管群24とを備えている。実施の形態3の中間ヘッダは、入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bとの間に、X方向に並んで配置された上流側中間ヘッダ部および下流側中間ヘッダ部を有する。なお、上流側中間ヘッダ部および下流側中間ヘッダ部の上流、下流は、走行方向の上流、下流となる意味であり、冷媒の流れの上流、下流を意味していない。
実施の形態3の入口側冷却管群21aは、上流側中間ヘッダ部に接続される上流側中継冷却管群と、下流側中間ヘッダ部に接続される下流側中継冷却管群とを有する。入口側冷却管群21aを構成するこれら2つの中継冷却管群は、それぞれ、Y−Z平面上に配設された、大きさの異なる6本の+Z方向に凸のU字状の冷却管17を、X方向に一定のピッチで複数列に配列して構成されている。入口側冷却管群21aを構成する冷却管17の流路断面は、X方向の径が長い扁平状である。
同様に、出口側冷却管群21bは、上流側中間ヘッダ部に接続される上流側中継冷却管群と、下流側中間ヘッダ部に接続される下流側中継冷却管群とを有する。出口側冷却管群21bを構成するこれら2つの中継冷却管群は、それぞれ、Y−Z平面上に配設された、大きさの異なる6本の+Z方向に凸のU字状の冷却管17を、X方向に一定のピッチで複数列に配列して構成されている。出口側冷却管群21bを構成する冷却管17の流路断面は、X方向の径が長い扁平状である。入口側冷却管群21aは、Y方向における−Y方向端に配置され、出口側冷却管群21bは、Y方向における+Y方向端に配置されている。
直通冷却管群24は、Y軸方向に長手の複数の冷却管17がX方向に複数列に配列して構成され、入口ヘッダ16aと出口ヘッダ16bを接続する。具体的には、直通冷却管群24は、それぞれ、Y−Z平面上に配設された、大きさの異なる6本の+Z方向に凸のU字状の冷却管17を、X方向に沿って一定のピッチで複数列に配列して構成されている。直通冷却管群24を構成する冷却管17の流路断面は、X方向の径が長い扁平状である。
上流側中間ヘッダ部は、+X方向端に配置され、下流側中間ヘッダ部は、−X方向端に配置されている。このような配置関係の場合、入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bは、+X方向端と−X方向端にそれぞれ配置される。直通冷却管群24は、X方向端の入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bと、−X方向端の入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bとの間に配置される。
上流側中間ヘッダ部は、入口側冷却管群21aから冷媒が流入する第1の空間25aと、出口側冷却管群21bへ冷媒を流出させる第2の空間25bと、を有する。下流側中間ヘッダ部は、入口側冷却管群21aから冷媒が流入する第1の空間26aと、出口側冷却管群21bへ冷媒を流出させる第2の空間26bと、を有する。具体的には、上流側中間ヘッダ部は、ヘッダ25と、ヘッダ25内を、入口側冷却管群21aから冷媒が流入する第1の空間25aと、出口側冷却管群21bへ冷媒を流出させる第2の空間25bとに区切る区切り板27とを有して構成される。同様に、下流側中間ヘッダ部は、ヘッダ26と、ヘッダ26内を、入口側冷却管群21aから冷媒が流入する第1の空間26aと、出口側冷却管群21bへ冷媒を流出させる第2の空間26bとに区切る区切り板27とを有して構成される。入口側冷却管群21aを構成する冷却管17のうち、+X方向端に位置する複数の冷却管17が上流側中間ヘッダ部の第1の空間25aに接続され、残りの−X方向端に位置する複数の冷却管17が下流側中間ヘッダ部の第1の空間26aに接続される。また、出口側冷却管群21bを構成する冷却管17のうち、+X方向端に位置する複数の冷却管17が上流側中間ヘッダ部の第2の空間25bに接続され、残りの−X方向端に位置する複数の冷却管17が下流側中間ヘッダ部の第2の空間26bに接続される。
冷却器15Bは、上流側中間ヘッダ部における第1の空間25aから下流側中間ヘッダ部における第2の空間26bに冷媒を流す第1の流路としての第1の補助配管28と、下流側中間ヘッダ部における第1の空間26aから上流側中間ヘッダ部における第2の空間25bに冷媒を流す第2の流路としての第2の補助配管29とをさらに備えている。
区切り板27は、ヘッダ25およびヘッダ26のそれぞれに、Y方向を仕切り、X方向に長手となるように配置されている。ヘッダ25に配置された区切り板27は、ヘッダ25内の空間を、第1の空間25aと第2の空間25bとに区切る。ヘッダ26に配置された区切り板27は、ヘッダ26内の空間を、第1の空間26aと第2の空間26bとに区切る。第1の補助配管28は、第1の空間25aと第2の空間26bとを接続し、第2の補助配管28は、第1の空間26aと第2の空間25bとを接続する。
循環ポンプ14によって入口側配管12aから入口ヘッダ16aに流れ込んだ冷媒は、+X方向端および−X方向端のそれぞれの入口側冷却管群21aと、直通冷却管群24に流れ込む。
入口ヘッダ16aから+X方向端の入口側冷却管群21aに流れ込んだ冷媒は、ヘッダ25の第1の空間25aに流れ込む。第1の空間25aに流れ込んだ冷媒は、第1の補助配管28を経由してヘッダ26の第2の空間26bに流れ込む。そして、第2の空間26bに流れ込んだ冷媒は、−X方向端の出口側冷却管群21bを経由して出口ヘッダ16bに流れ込む。
一方、入口ヘッダ16aから−X方向端の入口側冷却管群21aに流れ込んだ冷媒は、ヘッダ26の第1の空間26aに流れ込む。第1の空間26aに流れ込んだ冷媒は、第2の補助配管29を経由してヘッダ25の第2の空間25bに流れ込む。そして、第2の空間25bに流れ込んだ冷媒は、+X方向端の出口側冷却管群21bを経由して出口ヘッダ16bに流れ込む。
ここで、X方向に冷却管17を多段配置した場合、冷却器の風路系の圧力損失が高くなる。その結果、+X方向から冷却器内に侵入した走行風が、冷却器の−X方向端にまで、十分な風速を維持したまま届かないという状況が発生する可能性がある。
そこで、実施の形態3では、車両走行時において放熱に対しての寄与率の高いX方向端に配置される冷却管17のみをY−Z平面上に密になるよう配置するように、冷却器15Bを構成している。このように構成することで、図13に示すように、冷却器15Bの中央部には開口空間19が設けられるので、X方向に冷却管17を多段配置した場合であっても、冷却器の走行風の風路系の圧力損失上増加を抑えることが可能となる。また、冷却器全体に走行風を行き渡らせることが可能になり、冷却器の放熱性能を最大限引き出すことが可能になる。
また、冷却器15Bは、第1の補助配管28を用いて、第1の空間25aと第2の空間26bとの間に冷媒流路を設けるとともに、第2の補助配管29を用いて、第1の空間26aと第2の空間25bとの間に冷媒流路を設けるように構成されている。このように構成することで、冷媒から受熱する前の、温度が上昇していない流れ場上流の走行風に、温度の高い冷媒を曝露させることが可能になる。その結果、冷媒から外気への熱流束を高くすることが可能になり、限られた空間に設置される冷却器15Bにおいて、高い放熱性を得ることが可能になる。
なお、ここでは、区切り板27を用いて、1つの中間ヘッダ内の空間を2つの空間に区切ることで、2つの空間を形成する場合を例示したが、区切り板27を用いずに、2つの別体のヘッダを用いて、2つの空間を形成しても、上記と同様の効果が得られる。
この場合、上流側中間ヘッダ部および下流側中間ヘッダ部のそれぞれは、Y方向に並んで配置された第1のヘッダおよび第2のヘッダを有する。第1の補助配管28は、上流側中間ヘッダ部における第1のヘッダから下流側中間ヘッダ部における第2のヘッダへ冷媒を流す。第2の補助配管29は、下流側中間ヘッダ部における第1のヘッダから上流側中間ヘッダ部における第2のヘッダへ冷媒を流す。なお、実施の形態3では、冷却器15Bは、入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bに加えて、入口ヘッダ16aから冷媒が出て、直接的に出口ヘッダ16bに冷媒が入るように配設された直通冷却管群24も併せて有するように構成される場合を例示した。しかしながら、冷却器15Bは、冷却管群のすべてが入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bだけで構成されるようにしてもよい。また、上流側中間ヘッダ部および下流側中間ヘッダ部を一体の構造として、第1の補助配管28および第2の補助配管29に相当する流路をその構造の内部に有するようにしてもよい。
以上、実施の形態3によれば、冷却器の冷却管機構は、入口ヘッダに接続された入口側冷却管群と、出口ヘッダに接続されたに出口側冷却管群と、を有し、入口ヘッダに接続された入口側冷却管群は、上流側中間ヘッダ部に接続される上流側中継冷却管群と、下流側中間ヘッダ部に接続される下流側中継冷却管群とを有し、出口ヘッダに接続された出口側冷却管群は、上流側中間ヘッダ部に接続される上流側中継冷却管群と、下流側中間ヘッダ部に接続される下流側中継冷却管群とを有するように構成されている。
これにより、先の実施の形態1、2と同様の効果が得られるとともに、さらに、上流側中間ヘッダ部を+X方向端に配置して下流側中間ヘッダ部を−X方向端に配置することで、先の実施の形態1、2と比べて、冷却器の放熱性能をより最大限引き出すことが可能になる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4では、先の実施の形態3の冷却器15Bにおいて、直通冷却管群24を構成する冷却管17のX方向の径に対して、入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bのそれぞれを構成する冷却管17のX方向の径を長くする場合について説明する。なお、実施の形態4では、先の実施の形態1〜3と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1〜3と異なる点を中心に説明する。
図14は、この発明の実施の形態4に係る入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bと、直通冷却管群24の断面図である。
図14に示すように、入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bのそれぞれを構成する冷却管17は、直通冷却管群24を構成する冷却管17に対して、Z方向の径が同じである一方、X方向の径が長い。
ここで、先の実施の形態3の冷却器15Bの構成では、ヘッダ25およびヘッダ26を経由して入口ヘッダ16aから出口ヘッダ16bに流れる冷媒の流路と、入口ヘッダ16aから出口ヘッダ16bに直接流れる冷媒の流路との冷媒流路間において、圧力損失の差が発生する。具体的には、ヘッダ25およびヘッダ26を経由して入口ヘッダ16aから出口ヘッダ16bに流れる冷媒の流路は、入口ヘッダ16aから出口ヘッダ16bに直接流れる冷媒の流路と比較して、流路の折れ曲がりが多く、圧力損失が高くなる。
入口ヘッダ16aから出口ヘッダ16bに繋がる冷媒流路間で圧力損失差が発生すると、冷却管17内を流れる冷媒流量の違いが発生し、冷却管17毎の放熱性ムラが顕著になり、結果として、放熱性を低下させてしまう場合がある。また、流速が著しく速い冷媒の流路では、機械的な強度に関する追加対策も必要になってしまう。
U字状の冷却管の流路断面積は、冷媒流路の圧力損失に対して感度が高い。そのため、入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bのそれぞれを構成する冷却管17の流路断面積を、直通冷却管群24を構成する冷却管17の流路断面積よりも大きくすれば、冷媒流路間で圧力損失をそろえることが可能となる。ただし、走行風5の流路断面を狭くしてしまうと、走行風5が冷却器15B内に侵入しにくくなってしまう。
そこで、実施の形態4では、図14に示すように、走行風5の流路断面積を変化させることなく、直通冷却管群24を構成する冷却管17のX方向の径に対して、入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bのそれぞれを構成する冷却管17のX方向の径を長くしている。このように構成することで、走行風5の流れを阻害することなく、各冷却管17を流れる冷媒の流量バランスを調整することが可能になる。
また、入口側冷却管群21aおよび出口側冷却管群21bのそれぞれを構成する冷却管17の流路断面積に対して、第1の補助配管28および第2の補助配管29のそれぞれの流路断面積を大きくすることで、冷媒流路の圧力損失増加を抑えることが可能になる。その結果、各冷却管17を流れる冷媒の流量バランスの劣化を防ぐことが可能になる。
以上、実施の形態4によれば、先の実施の形態3の冷却器の構成に対して、入口側冷却管群および出口側冷却管群のそれぞれの冷却管のX方向の径は、冷却管群の冷却管のX方向の径よりも長くなるように構成されている。
これにより、走行風5の流れを阻害することなく、各冷却管17を流れる冷媒の流量バランスを調整することが可能になる。
なお、実施の形態1〜4について個別に説明してきたが、実施の形態1〜4のそれぞれで開示した構成例は、任意に組み合わせることが可能である。

Claims (18)

  1. 車両の屋根上に設置される車両用変圧器であって、
    冷媒の循環路を構成する主配管と、
    前記循環路の途中に配置され、巻線を収納するとともに前記冷媒を貯留する変圧器タンクと、
    前記循環路の途中に配置され、前記冷媒を前記循環路で循環させる循環ポンプと、
    前記循環路の途中に配置され、前記変圧器タンクの上面に配置され、空気との熱交換によって前記冷媒を冷却する冷却器と、
    を備え、
    前記冷却器は、
    前記車両の長さ方向をX方向、前記車両の車幅方向をY方向、前記車両の高さ方向をZ方向としたとき、
    前記変圧器タンクの上面から前記Z方向の前記X方向および前記Y方向に長い扁平空間前記Y方向に長手の複数の冷却管が前記X方向に複数列に配列して構成され、前記複数の冷却管の下の前記上面との間に前記車両の走行によって生じる走行風が入る開口空間を有する冷却管機構と、
    前記循環ポンプ側から前記冷媒を前記冷却管機構に流入する入口ヘッダと、
    前記冷却管機構を流れた前記冷媒を前記変圧器タンク側へ流出させる出口ヘッダと、
    を有する
    車両用変圧器。
  2. 前記冷却管機構は、
    記入口ヘッダと前記出口ヘッダとを接続する直通冷却管群を有する
    請求項1に記載の車両用変圧器。
  3. 前記冷却管機構は、
    前記入口ヘッダに接続された入口側冷却管群と、
    前記出口ヘッダに接続された出口側冷却管群と、
    を有し、
    前記冷却器は、
    前記入口ヘッダと前記出口ヘッダとの間の前記上面に位置するように配置され、
    前記入口側冷却管群と前記出口側冷却管群とを接続して前記入口側冷却管群から流入した前記冷媒を混合した後に前記出口側冷却管群に流出する中間ヘッダをさらに有する
    請求項1に記載の車両用変圧器。
  4. 前記入口ヘッダ、前記出口ヘッダ、前記中間ヘッダは前記X方向に長手であり、
    前記入口側冷却管群と前記出口側冷却管群とは前記Z方向に凸の大きさの異なるU字状の冷却管で構成され、
    接続される前記入口側冷却管群と前記出口側冷却管群とは前記Y方向に異なる位置で前記中間ヘッダと接続されている
    請求項3に記載の車両用変圧器。
  5. 前記入口側冷却管群は、複数の冷却管が前記X方向に複数列に配列して構成され、前記Y方向における−Y方向端に配置され、
    前記出口側冷却管群は、複数の冷却管が前記X方向に複数列に配列して構成され、前記Y方向における+Y方向端に配置されている
    請求項3または4に記載の車両用変圧器。
  6. 前記入口ヘッダ、前記出口ヘッダおよび前記中間ヘッダは、同一のX−Y平面上に配置されている
    請求項3から5のいずれか1項に記載の車両用変圧器。
  7. 前記中間ヘッダには、前記入口側冷却管群と前記出口側冷却管群と隔てるように前記中間ヘッダ内の前記冷媒の温度の均一化を促進する整流板が設けられている
    請求項3からのいずれか1項に記載の車両用変圧器。
  8. 前記冷却管の流路断面は、前記X方向の径が長い扁平状である
    請求項1からのいずれか1項に記載の車両用変圧器。
  9. 前記中間ヘッダは、
    前記入口ヘッダと前記出口ヘッダとの間に、前記X方向に並んで配置された、前記走行方向の上流にある上流側中間ヘッダ部および前記走行方向の下流にある下流側中間ヘッダ部を有し、
    前記入口側冷却管群は、
    前記上流側中間ヘッダ部に接続される上流側中継冷却管群と、
    前記下流側中間ヘッダ部に接続される下流側中継冷却管群と、
    を有する請求項3からのいずれか1項に記載の車両用変圧器。
  10. 前記出口側冷却管群は、
    前記上流側中間ヘッダ部に接続される上流側中継冷却管群と、
    前記下流側中間ヘッダ部に接続される下流側中継冷却管群と、
    を有する請求項に記載の車両用変圧器。
  11. 前記上流側中間ヘッダ部は、前記X方向における+X方向端に配置され、
    前記下流側中間ヘッダ部は、前記X方向における−X方向端に配置されている
    請求項または10に記載の車両用変圧器。
  12. 前記上流側中間ヘッダ部および前記下流側中間ヘッダ部のそれぞれは、
    前記入口側冷却管群から前記冷媒が流入する第1の空間と、
    前記出口側冷却管群へ前記冷媒を流出させる第2の空間と、
    を有し、
    前記冷却器は、
    前記上流側中間ヘッダ部における前記第1の空間から前記下流側中間ヘッダ部における前記第2の空間へ前記冷媒を流す第1の流路と、
    前記下流側中間ヘッダ部における前記第1の空間から前記上流側中間ヘッダ部における前記第2の空間へ前記冷媒を流す第2の流路と、
    をさらに有する請求項から11のいずれか1項に記載の車両用変圧器。
  13. 前記上流側中間ヘッダ部および前記下流側中間ヘッダ部のそれぞれは、
    前記Y方向に並んで配置された第1のヘッダおよび第2のヘッダを有し、
    前記冷却器は、
    前記上流側中間ヘッダ部における前記第1のヘッダから前記下流側中間ヘッダ部における前記第2のヘッダへ前記冷媒を流す第1の流路と、
    前記下流側中間ヘッダ部における前記第1のヘッダから前記上流側中間ヘッダ部における前記第2のヘッダへ前記冷媒を流す第2の流路と、
    をさらに有する請求項から11のいずれか1項に記載の車両用変圧器。
  14. 前記第1の流路および前記第2の流路のそれぞれの流路断面積は、前記入口側冷却管群および前記出口側冷却管群のそれぞれの前記冷却管の流路断面積よりも大きい
    請求項12または13に記載の車両用変圧器。
  15. 前記冷却管機構は、
    前記Y方向に長手の複数の冷却管が前記X方向に複数列に配列して構成され、前記入口ヘッダと前記出口ヘッダとを接続する直通冷却管群をさらに有する
    請求項から14のいずれか1項に記載の車両用変圧器。
  16. 前記冷却管の流路断面は、前記X方向の径が長い扁平状である
    請求項15に記載の車両用変圧器。
  17. 前記入口側冷却管群および前記出口側冷却管群のそれぞれの前記冷却管の前記X方向の径は、前記直通冷却管群の前記冷却管の前記X方向の径よりも長い
    請求項16に記載の車両用変圧器。
  18. 前記冷却管の形状は、U字状である
    請求項1から17のいずれか1項に記載の車両用変圧器。
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