JP2000157595A - 電動マッサージ機 - Google Patents
電動マッサージ機Info
- Publication number
- JP2000157595A JP2000157595A JP10339125A JP33912598A JP2000157595A JP 2000157595 A JP2000157595 A JP 2000157595A JP 10339125 A JP10339125 A JP 10339125A JP 33912598 A JP33912598 A JP 33912598A JP 2000157595 A JP2000157595 A JP 2000157595A
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- JP
- Japan
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- massage
- motor
- time
- rotation
- massage machine
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 椅子形電動マッサージ機に、人体の圧力に応
じてマッサージプログラムを変更する自動プログラミン
グ機能を設ける。 【解決手段】 放射状スリットを成形したロータリディ
スク18を昇降機構の送りネジ13に装着し、背もたれ
フレーム19に取り付けたフォトインタラプタ20によ
ってロータリディスク18の回転を検出する。制御装置
は、フォトインタラプタ20の出力パルス数をカウント
してマッサージユニットの昇降位置を制御する。また、
昇降停止の際にはモータ駆動電流の停止からモータ停止
までの時間を計測し、マッサージ圧力に応じて変動する
計測時間に基づき、マッサージ強度、回数、マッサージ
時間等の内容を制御する。
じてマッサージプログラムを変更する自動プログラミン
グ機能を設ける。 【解決手段】 放射状スリットを成形したロータリディ
スク18を昇降機構の送りネジ13に装着し、背もたれ
フレーム19に取り付けたフォトインタラプタ20によ
ってロータリディスク18の回転を検出する。制御装置
は、フォトインタラプタ20の出力パルス数をカウント
してマッサージユニットの昇降位置を制御する。また、
昇降停止の際にはモータ駆動電流の停止からモータ停止
までの時間を計測し、マッサージ圧力に応じて変動する
計測時間に基づき、マッサージ強度、回数、マッサージ
時間等の内容を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動マッサージ
機に関するものであり、特に、駆動負荷の検出手段、及
び、マッサージプログラム制御手段を設けた電動マッサ
ージ機に関するものである。
機に関するものであり、特に、駆動負荷の検出手段、及
び、マッサージプログラム制御手段を設けた電動マッサ
ージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】椅子形
の電動マッサージ機は、ギヤボックス並びに左右一対の
マッサージローラからなるマッサージユニットが、背も
たれ内に配置した上下方向のガイドレールに装着されて
おり、マッサージユニットをガイドレールに沿って昇降
させる「ローリング」、マッサージローラの間隔を拡縮
させて行う「揉み」、マッサージローラを回転させる
「叩き」や、ローリングと揉みと叩きとを順番に実行す
る「自動マッサージコース」等のマッサージモードを選
択できる。
の電動マッサージ機は、ギヤボックス並びに左右一対の
マッサージローラからなるマッサージユニットが、背も
たれ内に配置した上下方向のガイドレールに装着されて
おり、マッサージユニットをガイドレールに沿って昇降
させる「ローリング」、マッサージローラの間隔を拡縮
させて行う「揉み」、マッサージローラを回転させる
「叩き」や、ローリングと揉みと叩きとを順番に実行す
る「自動マッサージコース」等のマッサージモードを選
択できる。
【0003】また、マッサージユニットの移動範囲は、
首から腰に至る「全身」や、「首と肩」あるいは「腰」
等の範囲を選択することができ、それぞれ選択した範囲
内でマッサージユニットが昇降を反復してマッサージを
行う。
首から腰に至る「全身」や、「首と肩」あるいは「腰」
等の範囲を選択することができ、それぞれ選択した範囲
内でマッサージユニットが昇降を反復してマッサージを
行う。
【0004】しかし、マッサージローラの人体に対する
圧力は、電動マッサージ機に着座したひとの体格や着座
位置等によって変化し、圧力に伴ってマッサージ効果も
変化する。したがって、人体に対するマッサージローラ
の圧力を検出できれば、圧力に応じてマッサージの強度
を制御したり、人体の荷重分布に応じてマッサージの強
さや回数等を適切にプログラミングすることが可能にな
ってマッサージ性能を向上させることができる。
圧力は、電動マッサージ機に着座したひとの体格や着座
位置等によって変化し、圧力に伴ってマッサージ効果も
変化する。したがって、人体に対するマッサージローラ
の圧力を検出できれば、圧力に応じてマッサージの強度
を制御したり、人体の荷重分布に応じてマッサージの強
さや回数等を適切にプログラミングすることが可能にな
ってマッサージ性能を向上させることができる。
【0005】圧力検出手段としては背もたれに一つ又は
複数の圧力センサを内蔵することが考えられるが、この
場合は部品点数が増加して構成が複雑化し、コストの上
昇を招くことになる。そこで、特別に圧力センサ等の部
品を追加することなく駆動負荷及びマッサージ圧力を判
定できるようにするために解決すべき技術的課題が生じ
てくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目
的とする。
複数の圧力センサを内蔵することが考えられるが、この
場合は部品点数が増加して構成が複雑化し、コストの上
昇を招くことになる。そこで、特別に圧力センサ等の部
品を追加することなく駆動負荷及びマッサージ圧力を判
定できるようにするために解決すべき技術的課題が生じ
てくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、椅子形の電動マッ
サージ機であって、背もたれ内に配置した上下方向のガ
イドレールにマッサージユニットを装着し、モータによ
り駆動されるマッサージユニット昇降機構を介装してマ
ッサージユニットを昇降駆動し、前記モータの回転を検
出する回転センサを設け、モータの回転量に基づいてマ
ッサージユニットの昇降位置制御を行う電動マッサージ
機において、前記回転センサを介してモータ駆動電流の
停止時点からモータ停止までの時間を計測する手段を設
けたことを特徴とする電動マッサージ機を提供するもの
である。
達成するために提案するものであり、椅子形の電動マッ
サージ機であって、背もたれ内に配置した上下方向のガ
イドレールにマッサージユニットを装着し、モータによ
り駆動されるマッサージユニット昇降機構を介装してマ
ッサージユニットを昇降駆動し、前記モータの回転を検
出する回転センサを設け、モータの回転量に基づいてマ
ッサージユニットの昇降位置制御を行う電動マッサージ
機において、前記回転センサを介してモータ駆動電流の
停止時点からモータ停止までの時間を計測する手段を設
けたことを特徴とする電動マッサージ機を提供するもの
である。
【0007】また、上記時間計測手段により計測したモ
ータ駆動電流の停止時点からモータ停止までの時間に基
づいて、マッサージ強度、回数、時間等のマッサージ内
容を制御するマッサージプログラム制御手段を設け、計
測時間に応じてマッサージプログラムが自動的に変更さ
れるように構成した電動マッサージ機を提供するもので
ある。
ータ駆動電流の停止時点からモータ停止までの時間に基
づいて、マッサージ強度、回数、時間等のマッサージ内
容を制御するマッサージプログラム制御手段を設け、計
測時間に応じてマッサージプログラムが自動的に変更さ
れるように構成した電動マッサージ機を提供するもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1は電動マッサージ機1を示
し、着座部フレーム2の後部に背もたれ3が起伏自在に
ヒンジ結合されている。背もたれ3に固着したブラケッ
ト4と着座部フレーム2の下面とにガススプリング5が
介装されていて、ガススプリング5のバルブ(図示せ
ず)を開けば背もたれ3を上下に起伏させることがで
き、実線で示すように背もたれ3を着座シート6に対し
110度乃至120度程度の直立位置から、鎖線で示す
約170度程度のほぼ水平位置の範囲で角度を調節する
ことができる。
図に従って詳述する。図1は電動マッサージ機1を示
し、着座部フレーム2の後部に背もたれ3が起伏自在に
ヒンジ結合されている。背もたれ3に固着したブラケッ
ト4と着座部フレーム2の下面とにガススプリング5が
介装されていて、ガススプリング5のバルブ(図示せ
ず)を開けば背もたれ3を上下に起伏させることがで
き、実線で示すように背もたれ3を着座シート6に対し
110度乃至120度程度の直立位置から、鎖線で示す
約170度程度のほぼ水平位置の範囲で角度を調節する
ことができる。
【0009】背もたれ3の内部には上下方向の二本のガ
イドレール7が左右平行に配置され、ギヤボックス8と
左右一対のマッサージローラ9とからなるマッサージユ
ニット10がガイドレール7に装着されている。ガイド
レール7の下部と上部にはマッサージユニット10の上
限位置と下限位置を検出するセンサとしてリミットスイ
ッチ11,12が設けられている。
イドレール7が左右平行に配置され、ギヤボックス8と
左右一対のマッサージローラ9とからなるマッサージユ
ニット10がガイドレール7に装着されている。ガイド
レール7の下部と上部にはマッサージユニット10の上
限位置と下限位置を検出するセンサとしてリミットスイ
ッチ11,12が設けられている。
【0010】左右のガイドレール7間の中央には上下方
向の送りネジ(図示せず)がガイドレール7と平行に配
置されていて、マッサージユニット10の中央の雌ネジ
部に送りネジを歯合させている。送りネジはモータ11
により回転駆動され、送りネジによりマッサージユニッ
ト10をガイドレール7に沿って昇降させて、マッサー
ジローラ9を背骨の両側に沿って上下移動させる「ロー
リング」を行うことができる。ギヤボックス8内にはク
ラッチが設けられていて、クラッチを切り換えれば、送
りネジの回転方向に応じて、左右のマッサージローラ9
の間隔を拡縮する「揉み」と、マッサージローラ9を偏
心回転させる「叩き」の何れかに切換わる公知の構成と
なっている。
向の送りネジ(図示せず)がガイドレール7と平行に配
置されていて、マッサージユニット10の中央の雌ネジ
部に送りネジを歯合させている。送りネジはモータ11
により回転駆動され、送りネジによりマッサージユニッ
ト10をガイドレール7に沿って昇降させて、マッサー
ジローラ9を背骨の両側に沿って上下移動させる「ロー
リング」を行うことができる。ギヤボックス8内にはク
ラッチが設けられていて、クラッチを切り換えれば、送
りネジの回転方向に応じて、左右のマッサージローラ9
の間隔を拡縮する「揉み」と、マッサージローラ9を偏
心回転させる「叩き」の何れかに切換わる公知の構成と
なっている。
【0011】図2に示すように、昇降機構の送りネジ1
3の下部の横には送りネジ13と平行にモータ14が配
置され、送りネジ13の下端部に取り付けたプーリ15
とモータ14のプーリ16をベルト17を介して連結し
ている。送りネジ13の下部に、公知のスリット形ロー
タリエンコーダと同様に複数のスリットを放射状に配列
したロータリディスク18を装着し、背もたれフレーム
19に取り付けたフォトインタラプタ20と、送りネジ
13のロータリディスク18によって光学式回転センサ
を構成している。フォトインタラプタ20は制御装置に
接続され、制御装置はフォトインタラプタ20から入力
されるパルス数に基づいて送りネジ13の回転数を計測
してマッサージユニット10の位置を検出する。
3の下部の横には送りネジ13と平行にモータ14が配
置され、送りネジ13の下端部に取り付けたプーリ15
とモータ14のプーリ16をベルト17を介して連結し
ている。送りネジ13の下部に、公知のスリット形ロー
タリエンコーダと同様に複数のスリットを放射状に配列
したロータリディスク18を装着し、背もたれフレーム
19に取り付けたフォトインタラプタ20と、送りネジ
13のロータリディスク18によって光学式回転センサ
を構成している。フォトインタラプタ20は制御装置に
接続され、制御装置はフォトインタラプタ20から入力
されるパルス数に基づいて送りネジ13の回転数を計測
してマッサージユニット10の位置を検出する。
【0012】電動マッサージ機1の全ての操作は、図1
に示す肘掛け部21の内側垂直面に設けた操作パネル2
2またはリモートコントローラ(図示せず)によって行
い、電源のオン/オフ、マッサージモード(「ローリン
グ」、「揉み」、「叩き」、あるいは前記の全てを組み
合わせた「自動マッサージコース」)の設定や、マッサ
ージ範囲(「首と肩」、「腰」、首から腰に至る「全
身」)の設定、或いはマッサージユニット10を任意に
上下移動させて人体の特定の箇所にのみマッサージを行
う部分マッサージ設定等が可能である。
に示す肘掛け部21の内側垂直面に設けた操作パネル2
2またはリモートコントローラ(図示せず)によって行
い、電源のオン/オフ、マッサージモード(「ローリン
グ」、「揉み」、「叩き」、あるいは前記の全てを組み
合わせた「自動マッサージコース」)の設定や、マッサ
ージ範囲(「首と肩」、「腰」、首から腰に至る「全
身」)の設定、或いはマッサージユニット10を任意に
上下移動させて人体の特定の箇所にのみマッサージを行
う部分マッサージ設定等が可能である。
【0013】図3は電動マッサージ機1の回路ブロック
図であり、マイクロコンピュータである制御装置23の
入力ポートに操作パネル22、リモートコントロール信
号受光部24、上部リミットスイッチ11、下部リミッ
トスイッチ12、及びフォトインタラプタ20が接続さ
れ、制御装置23がリレー回路を有するモータ駆動回路
25を制御して、モータ14を正転/逆転駆動する。
図であり、マイクロコンピュータである制御装置23の
入力ポートに操作パネル22、リモートコントロール信
号受光部24、上部リミットスイッチ11、下部リミッ
トスイッチ12、及びフォトインタラプタ20が接続さ
れ、制御装置23がリレー回路を有するモータ駆動回路
25を制御して、モータ14を正転/逆転駆動する。
【0014】マッサージユニット10の昇降範囲は、マ
ッサージ範囲の設定と、上部リミットスイッチ11と下
部リミットスイッチ12の信号、並びに送りネジ13の
回転により発生するフォトインタラプタ20の出力パル
ス数に応じて制御される。
ッサージ範囲の設定と、上部リミットスイッチ11と下
部リミットスイッチ12の信号、並びに送りネジ13の
回転により発生するフォトインタラプタ20の出力パル
ス数に応じて制御される。
【0015】マッサージ範囲の設定が「首と肩」の場合
のマッサージユニット10の下限位置は、上部リミット
スイッチ11の位置からのフォトインタラプタ20の出
力パルス数によって制御し、「腰」設定の場合のマッサ
ージユニット10の上限位置は、下部リミットスイッチ
12の位置からのフォトインタラプタ20の出力パルス
数によって制御し、制御装置23にこれらの位置制御の
基準となるパルス数データが格納されている。
のマッサージユニット10の下限位置は、上部リミット
スイッチ11の位置からのフォトインタラプタ20の出
力パルス数によって制御し、「腰」設定の場合のマッサ
ージユニット10の上限位置は、下部リミットスイッチ
12の位置からのフォトインタラプタ20の出力パルス
数によって制御し、制御装置23にこれらの位置制御の
基準となるパルス数データが格納されている。
【0016】マッサージ範囲の設定を「首と肩」とした
場合は、マッサージユニット10を上部待機位置から下
降方向へ駆動すると同時にフォトインタラプタ20の出
力パルスのカウントを開始し、所定のパルス数をカウン
トした時点でモータ14の回転方向を逆転してマッサー
ジユニット10の移動方向を上昇方向へ切換える。
場合は、マッサージユニット10を上部待機位置から下
降方向へ駆動すると同時にフォトインタラプタ20の出
力パルスのカウントを開始し、所定のパルス数をカウン
トした時点でモータ14の回転方向を逆転してマッサー
ジユニット10の移動方向を上昇方向へ切換える。
【0017】そして、マッサージユニット10が上昇し
て上部リミットスイッチ11が切換わった時点でモータ
14の回転方向を逆転してマッサージユニット10を下
降させ、パルスカウントをリセットスタートして上記の
制御を繰り返し、「首と肩」の範囲で昇降を反復する。
て上部リミットスイッチ11が切換わった時点でモータ
14の回転方向を逆転してマッサージユニット10を下
降させ、パルスカウントをリセットスタートして上記の
制御を繰り返し、「首と肩」の範囲で昇降を反復する。
【0018】マッサージ範囲の設定が「腰」の場合は、
マッサージユニット10を上部待機位置から下降方向へ
駆動して下部リミットスイッチ12が切換わった時点で
モータ14の回転方向を逆転すると同時にフォトインタ
ラプタ20の出力パルスのカウントを開始し、所定のパ
ルス数をカウントした時点でモータ14の回転方向を逆
転してマッサージユニット10の移動方向を下降方向へ
切換え、上記の制御を繰り返して「腰」の範囲で昇降を
反復する。
マッサージユニット10を上部待機位置から下降方向へ
駆動して下部リミットスイッチ12が切換わった時点で
モータ14の回転方向を逆転すると同時にフォトインタ
ラプタ20の出力パルスのカウントを開始し、所定のパ
ルス数をカウントした時点でモータ14の回転方向を逆
転してマッサージユニット10の移動方向を下降方向へ
切換え、上記の制御を繰り返して「腰」の範囲で昇降を
反復する。
【0019】マッサージ範囲の設定を「全身」とした場
合は、従来と同様に上部リミットスイッチ11の信号と
下部リミットスイッチ12の信号とによってモータ14
の回転を逆転し、マッサージユニット10を上部リミッ
トスイッチ11と下部リミットスイッチ12の位置の間
で往復させる。
合は、従来と同様に上部リミットスイッチ11の信号と
下部リミットスイッチ12の信号とによってモータ14
の回転を逆転し、マッサージユニット10を上部リミッ
トスイッチ11と下部リミットスイッチ12の位置の間
で往復させる。
【0020】揉みや叩きを行うときは、マッサージユニ
ット10をマッサージ設定範囲内で段階的に昇降させ
て、昇降を一時停止した位置でそれぞれ揉み或いは叩き
を行うが、各停止位置に達してモータ14の駆動を停止
してから実際にモータ14が停止するまでの時間は、人
体のマッサージローラ9に対する圧力荷重に対して反比
例的に変化し、この時間はマッサージローラ9の圧力荷
重、並びに駆動負荷の大小を表すものとみなすことがで
きる。このことに基づいて、電動マッサージ機1におい
ては制御装置23がモータ停止までの時間を計測し、計
測時間に基づきマッサージの内容を制御するように構成
している。
ット10をマッサージ設定範囲内で段階的に昇降させ
て、昇降を一時停止した位置でそれぞれ揉み或いは叩き
を行うが、各停止位置に達してモータ14の駆動を停止
してから実際にモータ14が停止するまでの時間は、人
体のマッサージローラ9に対する圧力荷重に対して反比
例的に変化し、この時間はマッサージローラ9の圧力荷
重、並びに駆動負荷の大小を表すものとみなすことがで
きる。このことに基づいて、電動マッサージ機1におい
ては制御装置23がモータ停止までの時間を計測し、計
測時間に基づきマッサージの内容を制御するように構成
している。
【0021】図4はモータ14の駆動を停止する際のフ
ォトインタラプタ20の出力パルスの波形を示し、モー
タ14への電力供給を停止した時点(A)からモータ1
4は慣性により或る時間回転を継続して停止する。同図
(a)は無負荷状態のパルス波形を示し、駆動負荷が軽
いので回転継続時間t1が長く、駆動負荷が重くなる
と、(b)に示すように回転継続時間t1が短縮されて
t2となり、駆動負荷に応じて回転継続時間tが変動す
る。
ォトインタラプタ20の出力パルスの波形を示し、モー
タ14への電力供給を停止した時点(A)からモータ1
4は慣性により或る時間回転を継続して停止する。同図
(a)は無負荷状態のパルス波形を示し、駆動負荷が軽
いので回転継続時間t1が長く、駆動負荷が重くなる
と、(b)に示すように回転継続時間t1が短縮されて
t2となり、駆動負荷に応じて回転継続時間tが変動す
る。
【0022】制御装置23に、駆動負荷に応じて「ロー
リング」や「叩き」や「揉み」の強度や回数並びに時間
等を制御するソフトウェアプログラムを装備することに
より、計測した回転継続時間tに応じて、上記のマッサ
ージの強度や回数等の制御が可能になる。これは、電動
マッサージ機を使用するひとの体格や着座位置によって
変化する駆動負荷の大小、即ちマッサージローラと人体
との接触圧力の大小に応じて適切なマッサージ効果を与
えるためである。
リング」や「叩き」や「揉み」の強度や回数並びに時間
等を制御するソフトウェアプログラムを装備することに
より、計測した回転継続時間tに応じて、上記のマッサ
ージの強度や回数等の制御が可能になる。これは、電動
マッサージ機を使用するひとの体格や着座位置によって
変化する駆動負荷の大小、即ちマッサージローラと人体
との接触圧力の大小に応じて適切なマッサージ効果を与
えるためである。
【0023】駆動負荷を検出することにより、例えば、
肩部分の駆動負荷が標準的な負荷よりも重い場合は、肩
叩きの強さを低下させたり、自動マッサージコースを実
行する際に肩叩き回数や揉み回数を通常の回数よりも減
らして次の位置に移動する等のプログラム変更を自動的
に行うように構成することがマッサージプログラム制御
の一例である。
肩部分の駆動負荷が標準的な負荷よりも重い場合は、肩
叩きの強さを低下させたり、自動マッサージコースを実
行する際に肩叩き回数や揉み回数を通常の回数よりも減
らして次の位置に移動する等のプログラム変更を自動的
に行うように構成することがマッサージプログラム制御
の一例である。
【0024】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、マッサージユニット10の位置検出手段
であるロータリディスク18をモータ14の軸に取り付
け、モータ14の回転数からマッサージユニット10の
位置を検出するように構成してもよく、また、図5に示
すように、外周面に白黒のストライプパターンを印刷し
たロータリディスク26と反射形フォトセンサ27とに
よって回転数検出手段を構成してもよい。また、図6に
示すように、外周面にN極とS極とを交互に着磁したロ
ータリディスク28とホール素子29等の磁電変換素子
とによって回転数検出手段を構成してもよい。
ものではなく、マッサージユニット10の位置検出手段
であるロータリディスク18をモータ14の軸に取り付
け、モータ14の回転数からマッサージユニット10の
位置を検出するように構成してもよく、また、図5に示
すように、外周面に白黒のストライプパターンを印刷し
たロータリディスク26と反射形フォトセンサ27とに
よって回転数検出手段を構成してもよい。また、図6に
示すように、外周面にN極とS極とを交互に着磁したロ
ータリディスク28とホール素子29等の磁電変換素子
とによって回転数検出手段を構成してもよい。
【0025】また、駆動負荷を検出する手法としては、
前述した回転継続時間tの計測による手法の他に、電力
供給停止後のパルス周波数の変化やパルス幅の経時的変
化を読み込んで、その変化パターンから駆動負荷の大小
を判断するように構成してもよく、この発明の技術的範
囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれ
らの改変されたものに及ぶことは当然である。
前述した回転継続時間tの計測による手法の他に、電力
供給停止後のパルス周波数の変化やパルス幅の経時的変
化を読み込んで、その変化パターンから駆動負荷の大小
を判断するように構成してもよく、この発明の技術的範
囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれ
らの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動マッ
サージ機は、マッサージユニットの位置を制御するため
にマッサージユニット昇降機構に設けられている回転セ
ンサを介してモータ駆動電流の停止時点からモータ停止
までの実時間を計測することにより、特別な圧力検出用
センサを設けることなく、人体の荷重による駆動負荷の
大小を検出することができ、計測時間によってマッサー
ジの強度や回数等のプログラムを制御することにより、
駆動負荷に応じて適切なマッサージプログラムが自動的
に選択されて実行されるので、電動マッサージ機の性能
の向上とコストの抑制を両立できる発明である。
サージ機は、マッサージユニットの位置を制御するため
にマッサージユニット昇降機構に設けられている回転セ
ンサを介してモータ駆動電流の停止時点からモータ停止
までの実時間を計測することにより、特別な圧力検出用
センサを設けることなく、人体の荷重による駆動負荷の
大小を検出することができ、計測時間によってマッサー
ジの強度や回数等のプログラムを制御することにより、
駆動負荷に応じて適切なマッサージプログラムが自動的
に選択されて実行されるので、電動マッサージ機の性能
の向上とコストの抑制を両立できる発明である。
【図1】本発明の実施形態を示し、電動マッサージ機の
側面図。
側面図。
【図2】電動マッサージ機の送りネジの回転数検出機構
を示す正面図。
を示す正面図。
【図3】図1の電動マッサージ機の回路ブロック図。
【図4】駆動負荷とモータの回転継続時間との関係を示
すフォトインタラプタの出力パルス波形図。
すフォトインタラプタの出力パルス波形図。
【図5】他の実施形態を示し、モータの回転数検出機構
を示す正面図。
を示す正面図。
【図6】他の実施形態を示し、モータの回転数検出機構
を示す正面図。
を示す正面図。
1 電動マッサージ機 7 ガイドレール 8 ギヤボックス 9 マッサージローラ 10 マッサージユニット 11 上部リミットスイッチ 12 下部リミットスイッチ 13 送りネジ 14 モータ 15 プーリ 16 プーリ 17 ベルト 18 ロータリディスク 20 フォトインタラプタ 23 制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 椅子形の電動マッサージ機であって、背
もたれ内に配置した上下方向のガイドレールにマッサー
ジユニットを装着し、モータにより駆動されるマッサー
ジユニット昇降機構を介装してマッサージユニットを昇
降駆動し、前記モータの回転を検出する回転センサを設
け、モータの回転量に基づいてマッサージユニットの昇
降位置制御を行う電動マッサージ機において、 前記回転センサを介してモータ駆動電流の停止時点から
モータ停止までの時間を計測する手段を設けたことを特
徴とする電動マッサージ機。 - 【請求項2】 上記時間計測手段により計測したモータ
駆動電流の停止時点からモータ停止までの時間に基づい
て、マッサージ強度、回数、時間等のマッサージ内容を
制御するマッサージプログラム制御手段を設け、計測時
間に応じてマッサージプログラムが自動的に変更される
ように構成した請求項1記載の電動マッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10339125A JP2000157595A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 電動マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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