JP2003070857A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

椅子型マッサージ機

Info

Publication number
JP2003070857A
JP2003070857A JP2001262964A JP2001262964A JP2003070857A JP 2003070857 A JP2003070857 A JP 2003070857A JP 2001262964 A JP2001262964 A JP 2001262964A JP 2001262964 A JP2001262964 A JP 2001262964A JP 2003070857 A JP2003070857 A JP 2003070857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
height
massage
backrest
massaging
body part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001262964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4636749B2 (ja
Inventor
Toshihiro Shudo
敏弘 周藤
Hideya Tsuchida
英也 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001262964A priority Critical patent/JP4636749B2/ja
Publication of JP2003070857A publication Critical patent/JP2003070857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4636749B2 publication Critical patent/JP4636749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マッサージ動作中に被施療者の身体の部位の
高さを再検知する椅子型マッサージ機を提供する。 【解決手段】 マッサージを施す施療指と、該施療指が
接触している被施療者の身体の部位の背凭れに対する高
さを検知する位置検出手段を具え、背凭れの内部に昇降
自在に配備されたマッサージユニットと、位置検出手段
によって検知した被施療者の身体の部位の高さを記憶す
ると共に、記憶された身体の部位の高さを参照して、マ
ッサージユニットを制御する制御手段とを具え、制御手
段は、位置検出手段で被施療者の身体の部位の高さを検
知した後、マッサージユニットを背凭れ内で昇降させて
マッサージ動作を行なった際に、施療指が検知された身
体の部位の高さの所定範囲まで近づくと、位置検知手段
で被施療者の身体の部位の高さを再度検知するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子型マッサージ
機に関するものである。より具体的には、マッサージ動
作中に被施療者の身体の部位の高さを再設定できる椅子
型マッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被施療者が腰掛けて、首筋から肩、背
中、腰のマッサージを受ける椅子型マッサージ機(10)が
ある。マッサージ機(10)は、図2及び図3に示すよう
に、被施療者の腰掛ける椅子(11)の背凭れ(13)にマッサ
ージユニット(30)を昇降自在に配備して構成される。
【0003】マッサージユニット(30)には、左右一対の
施療指(40)(40)が背凭れ(13)から突出するように配備さ
れ、施療指(40)(40)を左右、上下及び前後に三次元的に
動作させて、被施療者にマッサージを施す。
【0004】上記機構のマッサージ機(10)において、マ
ッサージユニット(30)を昇降させることにより、被施療
者の肩から背中、腰にかけてローリングマッサージを施
したり、所望の部位でマッサージユニット(30)を昇降又
は昇降を停止させて部分マッサージを施すことができ
る。また、ローリングマッサージや部分マッサージに揉
みや叩き動作を組み合わせたり、これらのマッサージ動
作を組み合わせたプログラミングマッサージを施すこと
もできる。
【0005】ローリングマッサージを行なう場合、被施
療者の肩から腰までの範囲でマッサージユニット(30)を
往復動させるが、このとき、マッサージユニット(30)の
移動上限となる被施療者の肩位置を検出する必要があ
る。肩位置が正しく検出されなければ、所望の部位まで
施療指が届かなかったり、所望とは異なる部位にマッサ
ージが施されて、マッサージ効果が低減したり、不快感
を感ずることがあるためである。しかしながら、肩の位
置は施療者毎に異なり、また、同じ施療者でも椅子への
座り具合によってその位置は変わってしまう。
【0006】そこで、肩位置を検知する位置検出手段(7
0)を具えたマッサージ機がある。位置検出手段(70)は、
施療指(40)(40)の角度変化や圧力変化を検知するセンサ
を具え、施療指が被施療者に当たることにより生ずる施
療指の角度変化や圧力変化を、予め測定されたパターン
と比較して、肩位置を検知するものである。圧力変化に
基づいて肩位置を検出するマッサージ機として、特開平
6−190012号(A61H7/00)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、マッサージ椅
子(11)には、被施療者が楽な姿勢でマッサージを受ける
ことができるように、背凭れ(13)の角度を変えるリクラ
イニング機構(90)が搭載されている。しかしながら、背
凭れ(13)の傾動中心は図11中のAであり、被施療者の
起伏の中心は臀部(図11中のB)である。つまり、両者
の傾動中心が異なるから、背凭れ(13)の角度を変える
と、図11に軌跡を一点鎖線で示すように、被施療者の
肩位置(図11中のC)は、同じ高さにある施療指(40)に
対して、背凭れ(13)を倒したときには下側に移動し、逆
に背凭れ(13)を起こしたときには上側に移動してしま
う。このため、予め被施療者の肩位置を検知しても、リ
クライニング機構(90)を操作することにより、肩位置が
ズレてしまい、所望のマッサージを受けることができな
い問題があった。また、被施療者がマッサージ中に座り
方や姿勢を変えても、肩位置がズレて、所望のマッサー
ジを受けることができない問題があった。
【0008】本発明の目的は、マッサージ動作中に被施
療者の身体の部位の高さを再検知する椅子型マッサージ
機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のマッサージ機は、被施療者の腰掛ける座部
と背凭れを具えたマッサージ椅子と、背凭れから前方に
突出し、被施療者にマッサージを施す施療指と、該施療
指が接触している被施療者の身体の部位の背凭れに対す
る高さを検知する位置検出手段を具え、背凭れの内部に
昇降自在に配備されたマッサージユニットと、マッサー
ジユニットを背凭れに沿って昇降させる昇降機構と、位
置検出手段によって検知した被施療者の身体の部位の高
さを記憶すると共に、記憶された身体の部位の高さを参
照して、昇降機構及びマッサージユニットの動作を制御
する制御手段と、を具える椅子型マッサージ機におい
て、制御手段は、位置検出手段で被施療者の身体の部位
の高さを検知した後、マッサージユニットを背凭れ内で
昇降させてマッサージ動作を行なった際に、施療指が検
知された身体の部位の高さの所定範囲まで近づくと、位
置検知手段で被施療者の身体の部位の高さを再度検知す
るようにした。
【0010】
【作用及び効果】位置検出手段で被施療者の身体の部位
の高さを検知した後、ローリングマッサージ等は、設定
された部位の高さに基づいて実施される。マッサージユ
ニットが昇降して、検知された部位の高さの所定範囲ま
で近づくと、再度位置検出手段によって被施療者の身体
の部位の高さを検知して、被施療者の身体の部位の高さ
を再設定し、続くマッサージは、再設定された部位の高
さに基づいて実施する。
【0011】マッサージユニットが、先に検知された身
体の部位の高さまで接近すると、再度身体の部位の高さ
を検知するため、被施療者が座る姿勢を変えたり、リク
ライニング機構を操作して背凭れの角度を変えても、正
しく身体の部位の高さを再検知することができる。従っ
て、被施療者の所望の部位にマッサージを施すことがで
き、マッサージ効果が低減することがなく、また、不快
感を感ずることもない。
【0012】
【発明の実施の形態】位置検出手段(70)は、施療指(40)
(40)が被施療者の身体のどの部分に接しているか、又
は、背凭れ(13)のどの高さに被施療者の身体の部位があ
るかを検出する手段を用いることができる。そのような
位置検出手段(70)として、施療指(40)(40)が被施療者と
接触することによって生ずる施療指(40)(40)の角度変化
や圧力変化等から被施療者の身体の部位、例えば肩位置
を検知するものがある。なお、位置検出手段(70)の機構
や位置検出方法は特に限定されるものではなく、種々の
機構や方法を用いることができる。また、検知する部位
についても特に限定されるものではない。
【0013】制御手段(100)は、マッサージ機(10)の適
所に配備され、マッサージ機(10)のすべての制御を行な
う。制御手段(100)は、図1に示すように、マイコン(10
1)を主体として構成することができ、マイコン(101)に
は、位置検出手段(70)や、後述する操作用リモコン(10
2)からの入力回路(103)、マッサージユニット(30)やリ
クライニング機構(90)を駆動するモータ(21)(51)(61)(9
1)の駆動回路(104)(105)(106)(107)、モータ(21)(51)(6
1)(91)の回転を検知するモータ検知回路(108)等が接続
されている。マイコン(101)には、すべてのマッサージ
動作や、位置検出手段(70)によって検知された肩位置を
記憶するメモリを具える。
【0014】被施療者の身体の部位の高さは、被施療者
がローリングマッサージや部分ローリングマッサージ等
を選択したときに位置検出手段(70)によって検知され、
マイコン(101)のメモリに記憶される。制御手段(100)
は、設定された被施療者の身体の部位の高さを参照し
て、マッサージユニット(30)及び昇降機構(20)を制御す
る。マッサージユニット(30)が昇降機構(20)によって背
凭れ(13)内を昇降し、マッサージユニット(30)が先に設
定された高さの所定範囲に入ると、被施療者の身体の部
位の高さを、ローリングマッサージ等を施しつつ、位置
検出手段(70)で再検知する。なお、所定範囲とは、マッ
サージユニット(30)の最大昇降範囲よりも狭い昇降範囲
であり、例えば、設定された部位の高さを中心とする±
15cmの範囲とすることができる。最大昇降範囲より
も狭い昇降範囲で被施療者の部位の高さを再検知できる
から、最初の身体の部位の高さの検知に比べて、検知に
要する時間を短縮できる。再検知時に新たに検知された
被施療者の身体の部位の高さは、マイコン(101)のメモ
リに上書きされる。被施療者の座り方や背凭れ(13)の傾
動によって身体の部位の位置が先の検知時とは異なって
いても、再検知を行なうことによって、そのズレを修正
することができる。続いて行なわれるローリングマッサ
ージ等は、変更された部位の高さに基づいて実施され
る。以降、同様に、マッサージユニット(30)がメモリに
記憶された高さの所定範囲まで近づくと、部位の高さの
位置を再検知し、上記と同様にメモリに上書きし、マッ
サージに反映させる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の椅子型マッサージ機(10)の一
実施例について、構成とマッサージフローについて詳細
に説明する。全体構成 本発明の椅子型マッサージ機(10)は、図2に示すよう
に、被施療者が腰掛けて施療を受ける椅子(11)と、椅子
(11)の背凭れ(13)内に配置されたマッサージユニット(3
0)及び背凭れ(13)を傾動させるリクライニング機構(90)
を具え、椅子(11)の適所に配置された制御手段(100)に
よってすべての制御が行なわれる。
【0016】制御手段(100) 制御手段(100)は、図1に示すように、マイコン(101)を
主体として構成し、マイコン(101)には、操作用リモコ
ン(102)からの入力回路(103)や、マッサージユニット(3
0)やリクライニング機構(90)を駆動するモータ(21)(51)
(61)(91)の駆動回路(104)(105)(106)(107)、モータ(21)
(51)(61)(91)の回転を検知するモータ検知回路(108)、
被施療者の肩位置を検知する位置検出手段(70)が接続さ
れている。
【0017】マッサージ椅子(11) マッサージ椅子(11)は、図2に示すように、被施療者の
腰掛ける座部(12)と、該座部(12)の後端から上向きに形
成された背凭れ(13)、座部(12)の左右両側に上向きに形
成された肘掛け部(14)を有する。座部(12)、背凭れ(1
3)、肘掛け部(14)は、金属製のパイプ、フレーム又はプ
レート等を連結して形成され、外周を当て布やクッショ
ンで包んでいる。背凭れ(13)は、座部(12)に揺動可能に
支持され、リクライニング機構(90)によって傾動可能と
なっている。また、背凭れ(13)には、マッサージユニッ
ト(30)が昇降可能に配置される。
【0018】背凭れ(13)の内部には、図2に示すよう
に、上部及び下部に夫々上フレーム(16)と下フレーム(1
7)を具えており、上下のフレーム(16)(17)の端部は、上
下方向に平行に伸びる一対のガイドレール(18)で連結さ
れる。ガイドレール(18)の上端は、上フレーム(16)を越
えて上方へ伸び、先端に被施療者の頭部が当るヘッドレ
スト(15)が取り付けられている。ガイドレール(18)の下
部は、座部(12)を形成するフレームに枢支される。ガイ
ドレール(18)(18)は、断面形状がコ字状であって、溝が
対向するように配置され、該ガイドレール(18)(18)に沿
ってマッサージユニット(30)が昇降可能に取り付けられ
ている。
【0019】リクライニング機構(90) リクライニング機構(90)は、図2に示すように、座部(1
2)側のフレームに配備されたリクライニングモータ(91)
を駆動源として作動する。モータ(91)には、減速機構(9
2)を介して傾動用ネジ軸(93)が連繋されており、傾動用
ネジ軸(93)は、背凭れ(13)の下部まで延びている。背凭
れ(13)側のフレームには、傾動用ネジ軸(93)に螺合する
傾動用ネジ筒(94)が配備されており、リクライニングモ
ータ(91)を回転させると、ネジ推力によって傾動用ネジ
筒(94)が傾動用ネジ軸(93)に沿って前後に動き、背凭れ
(13)は、ガイドレール(18)の下端の枢支部分を中心に傾
動する。
【0020】マッサージユニット(30) マッサージユニット(30)は、図3に示すように、ガイド
レール(18)の溝に嵌まるローラ(31)(31)(31)(31)が上下
に夫々左右一対ずつ枢支されたシャーシ(32)に、一対の
施療指(40)(40)と、該施療指(40)(40)を作動させる揉み
手段(50)及び叩き手段(60)を具える。マッサージユニッ
ト(30)は、昇降機構(20)に連繋される。シャーシ(32)に
は、ガイドレール(18)と平行に枢支された昇降用ネジ軸
(22)に螺合する昇降用ネジ筒(35)が配備されている。昇
降用ネジ軸(22)は、背凭れ(13)の下部に配備された昇降
モータ(21)に連繋されており、昇降モータ(21)を正回転
又は逆回転することにより、マッサージユニット(30)は
背凭れ(13)の内部を昇降する。
【0021】施療指(40)(40)は、略中央がくの字型に屈
曲した板状の施療アーム(42)の上下両端に各一対の揉み
玉(41)(41)を具え、施療アーム(42)の屈曲部分は板状の
揺動アーム(43)に枢支される。施療アーム(42)と揺動ア
ーム(43)には、揉み玉(41)(41)が被施療者の肩に当たっ
たことを検知する位置検出手段(70)が配備されている。
なお、施療指(40)及び位置検出手段(70)については、図
4乃至図7を用いて、後で詳細に説明する。揺動アーム
(43)は、揉み手段(50)に回転自由に枢支されており、揺
動アーム(43)の後端は、球関節(44)を介して連結杆(45)
が取り付けられ、該連結杆(45)は、叩き手段(60)に連繋
される。
【0022】揉み手段(50)は、揺動アーム(43)(43)を傾
斜した状態で枢支する揉み軸(52)と、該揉み軸(52)を回
転させる揉みモータ(51)を具える。揉みモータ(51)から
の動力は、減速機構(53)を介して揉み軸(52)に伝達され
る。揉み軸(52)には、揺動アーム(43)(43)が夫々傾斜し
た状態で枢支されており、揺動アーム(43)(43)は連結杆
(45)(45)に夫々接続されて回転が阻止されているから、
揉み軸(52)を回転すると、施療アーム(42)(42)が左右に
動き、揉み玉(41)(41)が接近、離間を繰り返しながら往
復移動して、揉み動作を行なう。
【0023】叩き手段(60)は、施療指(40)(40)の各連結
杆(45)(45)を軸心から互いに180度ずれた状態で支持
する叩き軸(62)と、該叩き軸を回転させる叩きモータ(6
1)を具える。叩きモータ(61)からの動力は、減速機構(6
3)を介して叩き軸(62)に伝達される。叩きモータ(61)を
回転すると、叩き軸(62)に偏心して連繋された連結杆(4
5)(45)を介して、施療指(40)(40)が上下方向に往復移動
して、叩き動作を行なう。
【0024】施療指(40) 図4及び図5は、図3の左側の施療指(40)の斜視図であ
り、図4は施療指(40)を内側から見たもの、図5は施療
指(40)を外側から見たものである。施療指(40)は、揉み
軸(52)及び、連結杆(45)を介して叩き軸(62)に連繋され
る揺動アーム(43)と、揺動アーム(43)の先端に枢支され
たくの字型の施療アーム(42)及び施療アーム(42)の上下
両端に軸支された揉み玉(41)(41)から構成される。施療
アーム(42)は、図5に示すように、揺動アーム(43)から
突設された支持ボルト(46)に、樹脂軸受(47)を介してナ
ット止め(48)することによって揺動アーム(43)へ回転自
由に取り付けられる。施療アーム(42)と揺動アーム(43)
には、図4に示すように、夫々ピン(80)(81)が突設され
ており、両ピン(80)(81)間には、上側の揉み玉(41)が前
進位置に保持されるように引っ張りバネ(82)が掛け渡さ
れている。施療アーム(42)に設けられたピン(80)には、
さらに弾性ゴム(80a)が嵌められており、該弾性ゴム(80
a)が揺動アーム(43)と当たって施療アーム(42)の前傾姿
勢を規制するストッパとなっている。
【0025】位置検出手段(70) 一例として、施療指(40)(40)のアーム(42)(43)の相対的
な角度変化に基づいて、被施療者の肩位置を検出する機
構を次に説明する。位置検出手段(70)は、図3乃至図7
に示すように、揺動アーム(43)に配備された円筒状のコ
イル(71)と、揺動アーム(43)に対する施療アーム(42)の
角度変化に応じてコイル(71)から出没する磁性芯体(72)
と、マイコン(101)に接続され、コイル(71)にパルス電
源を印加すると共に、コイル(71)のインダクタンス変化
を電圧変化としてマイコン(101)に送信する検出回路(10
9)(図1参照)から構成される。
【0026】コイル(71)は、図7に示すように、コイル
ボビン(73)の上部円筒部に導線を巻回して構成される。
ボビン(73)の下部には、後述の磁性芯体(72)がスライド
自在に案内されるガイド孔(74)と、該ガイド孔(74)に連
続し、磁性芯体(72)の案内ピン(77)(後述する)を移動せ
しめるガイド溝(75)が開設されている。ガイド孔(74)
は、コイル(71)の内部にまで延びている。
【0027】磁性芯体(72)は、図7に示すように、円柱
状に形成され、前記ボビン(73)のガイド孔(74)にスライ
ド自在に嵌まっている。磁性芯体(72)の一端には、案内
ピン(77)が配備されており、前記ガイド溝(75)に遊嵌し
ている。
【0028】図4に示すように、揺動アーム(43)の内側
には、支持ボルト(46)(図5参照)とほぼ同軸にピン軸(8
4)が垂直に突設されており、ピン軸(84)と、施療アーム
(42)のピン(80)には、操作板(86)が回転自在に嵌まって
いる。操作板(86)には、該ピン軸(84)の半径方向と軸孔
が直交する長孔(87)が開設されており、該長孔(87)に
は、磁性芯体(72)の案内ピン(77)がスライド自在に嵌め
られている。
【0029】ボビン(73)の揺動アーム(43)への取付位置
は、図4に示すように施療アーム(42)が前傾姿勢にある
とき、ガイド孔(74)に嵌められた磁性芯体(72)が、コイ
ル(71)から脱した状態にあり、図6に示すように施療ア
ーム(42)の上下の揉み玉(41)(41)がほぼ垂直に並んだと
き、案内ピン(77)がガイド溝(75)の上端近傍まで達し、
磁性芯体(72)がコイル(71)内に入り込むようにしてお
く。
【0030】図4から図6に示すように、施療アーム(4
2)を揺動アーム(43)に対して、揉み玉(41)(41)がほぼ垂
直になるように回転させると、施療アーム(42)と共に操
作板(86)が回転し、長孔(87)に嵌められた案内ピン(77)
が長孔(87)に沿ってスライドしながら、磁性芯体(72)が
コイル(71)内に挿入される。逆に、図6から図4に示す
ように、バネ(82)の引っ張り力によって施療アーム(42)
が前傾姿勢に復帰する方向に回転すると、磁性芯体(72)
がコイル(71)から脱する方向にスライドする。つまり、
揺動アーム(43)に対する施療アーム(42)の回転に応じ
て、磁性芯体(72)は、コイル(71)内を往復動する。
【0031】このとき、コイル(71)に、検出回路(109)
から所定周波数のパルス電圧が印加した状態で、揺動ア
ーム(43)に対して施療アーム(42)を回転させると、上述
のように磁性芯体(72)をコイル(71)内で往復動して、コ
イル(71)のインダクタンスが変化する。このインダクタ
ンス変化を検出回路(109)にて電圧変化として出力され
る。検出回路(109)は、その変化をマイコン(101)に送信
し、マイコン(101)に予め記憶されたパターン(後述)と
比較して、肩位置の検知が行なわれる。
【0032】肩位置の検知動作 肩位置の検知は、マッサージユニット(30)を被施療者の
肩位置を越える背凭れ(13)の上部まで一旦移動させ、施
療指(40)(40)の上側の揉み玉(41)(41)を前方に突出させ
た状態から始める。昇降モータ(21)を駆動して、マッサ
ージユニット(30)を下方に移動させることによって、検
知動作が行なわれる。マッサージユニット(30)を上から
下に移動させつつ、検出回路(109)からコイル(71)のイ
ンダクタンス変化による電圧波形を取り出す。出力電圧
波形の平均値は、揉み玉(41)の接する被施療者の施療部
位によって、夫々一定の特徴をもった大きさとなり、そ
の出力電圧値を検出回路(109)からマイコン(101)に送信
し、図8に示すような予め記憶された出力電圧値と比較
することによって、被施療者の肩位置を特定する。な
お、図8では、施療アーム(42)が最も前傾した状態を0
Vとしている。特定された肩位置(図9中、肩位置に対
応するマッサージユニットの位置をSで示す)は、マイ
コン(101)のメモリに記憶され、例えば、ローリングマ
ッサージや肩叩きマッサージなどを行なう際に参照す
る。
【0033】肩位置の再検知 肩位置を設定した後、ローリングマッサージ等を行なっ
ている途中に、マッサージユニット(30)が設定された所
定範囲(図9中、Pで示す)、例えば、肩位置の±15c
m内に入ると、ローリングマッサージ等を施しつつ、コ
イル(71)の出力電圧値を参照し、再度被施療者の肩位置
を特定する。
【0034】マッサージフロー 以下、本発明のマッサージ機(10)を用いたマッサージ動
作をフローチャート図10を用いて説明する。被施療者
が椅子(11)に腰掛けて、例えば、ローリングマッサージ
を選択する(ステップ1)と、上記肩位置の検出動作が実
行されて、被施療者の肩位置(図9中のS)が検出され
(ステップ2)、マイコン(101)のメモリに記憶される。
その後、ローリングマッサージが被施療者に施される
(ステップ3)。
【0035】マッサージ中に、マッサージユニット(30)
が記憶された肩位置の±15cmの範囲に入ると(ステ
ップ4、図9中のP)、肩位置の再検知を行なう(ステッ
プ5)。肩位置が再検知されると、新たな肩位置がマイ
コン(101)のメモリに上書きされ、肩位置の変更が完了
し、新しい肩位置に基づいて、引き続きマッサージが行
なわれる(ステップ3)。
【0036】上述のように、マッサージユニット(30)が
肩位置に接近する毎に、肩位置が変更されるので、被施
療者の所望の部位にマッサージを施すことができ、マッ
サージ効果が低減することなく、また、不快感を感ずる
こともない。
【0037】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御手段のブロック図である。
【図2】椅子型マッサージ機の断面図である。
【図3】本発明のマッサージユニットの正面図である。
【図4】本発明の一方の施療指を拡大して示す斜視図で
あって、施療アームが前傾姿勢にある状態を示してい
る。
【図5】図4を反対側から見た斜視図である。
【図6】本発明の一方の施療指を拡大して示す斜視図で
あって、揉み玉がほぼ垂直な状態を示している。
【図7】位置検出手段の分解図である。
【図8】肩位置検出時の位置検出手段の出力電圧を示す
グラフである。
【図9】位置検出手段によって検出された肩位置と肩位
置の再検知範囲を示す説明図である。
【図10】本発明のマッサージフローを示すフローチャ
ート図である。
【図11】背凭れの傾動による肩位置の変化を示す説明
図である。
【符号の説明】
(10) マッサージ機 (13) 背凭れ (40) 施療指 (70) 位置検出手段 (90) リクライニング機構 (100) 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被施療者の腰掛ける座部と背凭れを具え
    たマッサージ椅子と、 背凭れから前方に突出し、被施療者にマッサージを施す
    施療指と、該施療指が接触している被施療者の身体の部
    位の背凭れに対する高さを検知する位置検出手段を具
    え、背凭れの内部に昇降自在に配備されたマッサージユ
    ニットと、 マッサージユニットを背凭れに沿って昇降させる昇降機
    構と、 位置検出手段によって検知した被施療者の身体の部位の
    高さを記憶すると共に、記憶された身体の部位の高さを
    参照して、昇降機構及びマッサージユニットの動作を制
    御する制御手段と、 を具える椅子型マッサージ機において、 制御手段は、位置検出手段で被施療者の身体の部位の高
    さを検知した後、マッサージユニットを背凭れ内で昇降
    させてマッサージ動作を行なった際に、施療指が検知さ
    れた身体の部位の高さに所定範囲まで近づくと、位置検
    知手段で被施療者の身体の部位の高さを再度検知するよ
    うにしたことを特徴とする椅子型マッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記所定範囲とは、マッサージユニット
    の最大昇降範囲よりも狭い昇降範囲である請求項1に記
    載の椅子型マッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記所定範囲とは、施療指が検知された
    身体の部位の高さの±15cmの範囲である請求項1に
    記載の椅子型マッサージ機。
  4. 【請求項4】 位置検出手段によって検知される被施療
    者の身体の部位は、肩である請求項1乃至請求項3の何
    れかに記載の椅子型マッサージ機。
JP2001262964A 2001-08-31 2001-08-31 椅子型マッサージ機 Expired - Fee Related JP4636749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262964A JP4636749B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 椅子型マッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262964A JP4636749B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 椅子型マッサージ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003070857A true JP2003070857A (ja) 2003-03-11
JP4636749B2 JP4636749B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=19089792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001262964A Expired - Fee Related JP4636749B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 椅子型マッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4636749B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005115301A1 (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Matsushita Electric Works, Ltd. マッサージ椅子
JP2007089704A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
KR100767496B1 (ko) 2005-05-26 2007-10-17 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 마사지기
JP2017189314A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ機
EP3656442A1 (de) * 2018-11-20 2020-05-27 Prof. Dr. Fischer AG Behandlungsstuhl für die magnetstimulation von körpergewebe
CN112006903A (zh) * 2020-09-08 2020-12-01 上海荣泰健康科技股份有限公司 按摩椅肩部位置检测与校正方法、装置、设备、按摩椅

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06190012A (ja) * 1992-08-26 1994-07-12 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2000157595A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Marutaka Co Ltd 電動マッサージ機
JP2000334011A (ja) * 1999-05-27 2000-12-05 Family Kk マッサージ機及びマッサージ情報を記録した記録媒体
JP2001120619A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Family Kk マッサージ機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06190012A (ja) * 1992-08-26 1994-07-12 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2000157595A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Marutaka Co Ltd 電動マッサージ機
JP2000334011A (ja) * 1999-05-27 2000-12-05 Family Kk マッサージ機及びマッサージ情報を記録した記録媒体
JP2001120619A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Family Kk マッサージ機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005115301A1 (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Matsushita Electric Works, Ltd. マッサージ椅子
KR100780471B1 (ko) * 2004-05-28 2007-11-28 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 마사지 의자
US8282584B2 (en) 2004-05-28 2012-10-09 Panasonic Corporation Massage chair
KR100767496B1 (ko) 2005-05-26 2007-10-17 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 마사지기
JP2007089704A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2017189314A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ機
EP3656442A1 (de) * 2018-11-20 2020-05-27 Prof. Dr. Fischer AG Behandlungsstuhl für die magnetstimulation von körpergewebe
CN112006903A (zh) * 2020-09-08 2020-12-01 上海荣泰健康科技股份有限公司 按摩椅肩部位置检测与校正方法、装置、设备、按摩椅

Also Published As

Publication number Publication date
JP4636749B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2103294A1 (en) Chair
JP4320196B2 (ja) 休息用椅子型施療機
JP2003070857A (ja) 椅子型マッサージ機
JP6649671B2 (ja) マッサージ部
JP5030596B2 (ja) 椅子
JP2006204666A (ja) マッサージ機
JPH10328262A (ja) 椅子式マッサージ機
JP2003093458A (ja) 椅子型マッサージ機
JP2003070858A (ja) 椅子型マッサージ機
JP4908701B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JP7161741B2 (ja) マッサージ機
JP4174125B2 (ja) 椅子型マッサージ構造
JP2008136573A (ja) 施療機構及び椅子型マッサージ機
JP4875969B2 (ja) マッサージ機
JPH11128303A (ja) 椅子式マッサージ機
JP3519974B2 (ja) マッサージ機
JP2000245796A (ja) マッサージ機
JP2010148647A (ja) 椅子型マッサージ機
JP2019208951A (ja) 椅子型マッサージ機
JP7282418B2 (ja) マッサージ機
JP5210937B2 (ja) 椅子式マッサージ機
JPH1099392A (ja) マッサージ機
JP3667896B2 (ja) マッサージ機
JP2004261392A (ja) マッサージ機及びマッサージ方法
JP2003204836A (ja) フットレスト付きチェア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4636749

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees