JP2017189314A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017189314A
JP2017189314A JP2016079843A JP2016079843A JP2017189314A JP 2017189314 A JP2017189314 A JP 2017189314A JP 2016079843 A JP2016079843 A JP 2016079843A JP 2016079843 A JP2016079843 A JP 2016079843A JP 2017189314 A JP2017189314 A JP 2017189314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
treatment mechanism
massage
user
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016079843A
Other languages
English (en)
Inventor
知己 長光
Tomoki Nagamitsu
知己 長光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Family Inada Co Ltd
Original Assignee
Family Inada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Family Inada Co Ltd filed Critical Family Inada Co Ltd
Priority to JP2016079843A priority Critical patent/JP2017189314A/ja
Publication of JP2017189314A publication Critical patent/JP2017189314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

【課題】マッサージユニットが受ける圧力の変化を正確に計測でき、簡単な構造で破損しにくいマッサージ機を提供することを目的とする。【解決手段】 マッサージユニット8と制御部7を有し、マッサージユニット8は、施療機構81と、施療機構81を支持する施療機構支持部82と、身体長手方向へ移動させる上下昇降手段を有し、施療機構81と施療機構支持部82との間に、施療機構81と施療機構支持部82との接触による圧力の変化を検出する感圧センサ64を有しており、制御部7は上下昇降手段を制御し、感圧センサ64による検出結果に基づいて使用者の体型検出を行う。【選択図】 図12

Description

本発明はマッサージ機に関する。
例えば、特許文献1には、アーム部に設けられた感圧センサでの圧力検出について開示されており、感圧センサは、サブアーム、横ねじりバネ、センサ取付板、感圧センサ、ケース、スプリング、センサアームより構成されている。
特開2003−250853号
特許文献1に示す様な感圧センサでの圧力検知の構造は、複雑であるために破損しやすいという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、正確に圧力の変化を計測でき、簡単な構造で破損しにくいマッサージ機を提供するものである。
本発明のマッサージ機は、マッサージユニットと制御部を有し、前記マッサージユニットは、施療機構と、施療機構を支持する施療機構支持部と、身体長手方向へ移動させる上下昇降手段を有し、前記施療機構と前記施療機構支持部との間に、前記施療機構と前記施療機構支持部との接触による圧力の変化を検出する感圧センサを有しており、前記制御部は上下昇降手段を制御し、前記感圧センサによる検出結果に基づいて使用者の体型検出を行うことを特徴とする。
このように構成することで、簡単で破損しにくい構造で、正確に圧力の変化を計測でき、その計測結果を利用して体型検出を行うことができる。
また、前記施療機構の進退位置に基づいて使用者の身体の特定部位を検出する検出手段を有することが好ましい。
このように構成することで、施療機構の進退位置に基づいて、使用者の体型を検出することができる。
また、前記施療機構を使用者側に付勢させる付勢手段を有していることが好ましい。
このように構成することで、使用者の身体部位の凹凸に関わらず、身体から受ける圧力を検出することができる。
また、前記施療機構の背面に前記感圧センサが設けられており、前記感圧センサを挟むようにして、ヒンジと前記付勢手段が取り付けられていることが好ましい。
このように構成することで、施療機構が使用者の身体から受ける圧力を検出することができる。
また、前記制御部は前記感圧センサが検知した圧力の検出結果に基づいて、マッサージユニットの使用者に対する圧力を調整することが好ましい。
このように構成することで、感圧センサが検出した圧力に基づいてマッサージの強さを変化させ、適切な力でのマッサージを行うことができる。
また、前記制御部は前記感圧センサが一定以上の圧力を検出すると、圧力を弱めるようにマッサージの強さを弱めるよう制御することが好ましい。
このように構成することで、マッサージの強さを弱くすることにより、使用者に適切な力でのマッサージを行うことができる。また、マッサージユニットにかかる負荷を低減でき、故障を防止することができる。
また、前記制御部は前記感圧センサが一定以下の圧力を検出すると、圧力を強めるようにマッサージの強さを強めるよう制御することが好ましい。
このように構成することで、マッサージの強さを強くすることにより、使用者に適切な力でのマッサージを行うことができる。
また、使用者の身体を支持する背凭れ部と、前記背凭れ部を起倒させるアクチュエータと、を有し、前記制御部は前記感圧センサの検出結果に基づいてリクライニング動作によるマッサージユニットの使用者に対する圧力の調整を行うことが好ましい。
このように構成することで、背凭れ部のリクライニング角度を制御することにより、使用者に適切な力でのマッサージを行うことができる。
また、前記施療機構は一対の施療子と、前記一対の施療子を幅方向に移動させることができる移動手段を有し、前記制御部は前記感圧センサの検出結果に基づいて、前記一対の施療子間の幅を制御することが好ましい。
このように構成することで、施療機構が行うマッサージの揉み幅を調整することにより、使用者に適切な力でのマッサージを行うことができる。
また、前記制御部は前記感圧センサの検出結果に基づいて、前記施療機構を使用者の身体側へ押し出すよう制御することが好ましい。
このように構成することで、施療機構の進退位置を調整することにより、使用者に適切な力でのマッサージを行うことができる。
また、前記施療機構は一対の施療子と、前記一対の施療子に動力を伝達させる動力伝達部と、を有し、前記制御部は前記感圧センサの検出結果に基づいて、前記施療機構が行うマッサージの速度を制御することが好ましい。
このように構成することで、マッサージの速度を調整することにより、使用者に適切な力でのマッサージを行うことができる。
正確に圧力の変化を計測でき、簡単な構造で破損しにくいマッサージ機を提供できる。
本発明の一実施形態に係る起立姿勢のマッサージ機の斜視図である。 起立姿勢のマッサージ機の右側面図である。 リクライニング姿勢のマッサージ機の右側面図である。 椅子本体の斜視図である。 図4に示す椅子本体の背面図である。 椅子本体の斜視図である。 図6に示す椅子本体の底面図である。 右側の第1フレームの斜視図である。 右側のガイドレールの斜視図である。 マッサージユニットの斜視図である。 施療機構が後方に位置している際のマッサージユニットを側面から見た断面図である。 施療機構が前方に位置している際のマッサージユニットを側面から見た断面図である。 マッサージユニットの背面図である。 身体と施療機構にかかる圧力の関係を表した図である。 制御部の構成を表すブロック図である。 圧力調整動作のフロー図である。 リクライニングの角度制御を利用した圧力調整動作のフロー図である。 施療子間の距離の制御を利用した圧力調整動作のフロー図である。 エアバッグの膨張収縮の制御を利用した圧力調整動作のフロー図である。 マッサージ速度の制御を利用した圧力調整動作のフロー図である。
[マッサージ機の全体構成]
以下、本発明のマッサージ機1の全体構成について説明する。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示す起立姿勢のマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとする。また、以下の説明で用いる方向の概念のうち、「表側」とは、マッサージ機1に着座した使用者の身体の表側(例えば、顔、胸、腹又はすね側)を向く方向をいい、「裏側」とは、同使用者の身体の裏側(例えば、後頭部、背中、腰又はふくらはぎ側)を向く方向をいう。
図1は本発明の一実施形態に係る起立姿勢のマッサージ機1の斜視図である。図2は起立姿勢のマッサージ機1の右側面図である。図3はリクライニング姿勢のマッサージ機1の右側面図である。図4は椅子本体2の斜視図である。図5は図4に示す椅子本体2の背面図である。図6は椅子本体2の斜視図である。図7は図6に示す椅子本体2の底面図である。図8は右側の第1フレーム10の斜視図である。図9は右側のガイドレール26の斜視図である。図10はマッサージユニット8の斜視図である。なお、図6及び図7では、身体載置部21及びバックカバー40を省略して図示している。
図1〜図3に示すとおり、本発明のマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部3と、座部3の後部に設けられた使用者が凭れる背凭れ部4と、座部3の前部に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト5と、を備えた椅子本体2と、椅子本体2を床面から所定の高さで支持する脚フレーム6と、椅子本体2の各種動作を制御する制御部7と、を有している。椅子本体2は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。本実施形態では、座部3、背凭れ部4及びフットレスト5は一体的に構成されているが、座部3と背凭れ部4は別体として分離していてもよいし、座部3とフットレスト5は別体として分離していてもよい。椅子本体2には、揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージユニット8が設けられている。なお、座部3の左右両側には、使用者の腕部を載置する肘掛け部(図示せず)が設けられていてもよい。
椅子本体2は、左右方向を軸方向とする枢軸A1を介して脚フレーム6に連結されている。また、椅子本体2と脚フレーム6の間には、椅子本体2を前後方向にリクライニングさせるアクチュエータ9が設けられている。このアクチュエータ9は、伸縮動作する直動式のアクチュエータ9により構成されている。アクチュエータ9が伸縮動作することにより、椅子本体2は図2に示す起立姿勢から図3に示すリクライニング姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。アクチュエータ9の駆動は制御部7により制御される。
[椅子本体の構成]
図4〜図8に示すとおり、椅子本体2(身体支持部)は、主として、左右で対をなして左右方向に板面を有する板状の金属よりなる第1フレーム10と、第1フレーム10に固着され左右方向に所定の厚みを有する樹脂よりなる第2フレーム20と、左右の第1フレーム10を連結する第3フレーム30と、マッサージユニット8を裏側から覆うバックカバー40と、マッサージユニット8を表側から覆う伸縮性を有する生地等よりなるフロントカバー(図示せず)と、を有している。本実施形態では、バックカバー40は、樹脂を用いたインジェクション成形により構成されているが、樹脂を用いた真空成型により構成してもよいし、第1フレーム10と同様に板状の金属により構成してもよい。
[第1フレームの構成]
図8に示すとおり、第1フレーム10は、背凭れ部4に対応する位置に設けられた上部第1フレーム10aと、座部3及びフットレスト5に対応する位置に設けられた下部第1フレーム10bと、に分離している。上部第1フレーム10aは、側面視において腰部に対応する位置で前方へ若干隆起した形状である。下部第1フレーム10bは、側面視において膝部に対応する位置で下方に屈曲した形状である。すなわち、第1フレーム10の表側は、椅子本体2に着座する使用者の身体の裏側に沿った形状となっている。
第1フレーム10は、左右方向に板面を有する側部11と、側部11の表裏方向における両端部から左右方向へ延設された延設部12と、を有している。側部11には、側面視で略三角形の凸部又は凹部よりなるリブ13が形成されており、第1フレーム10の強度確保に寄与している。延設部12は、表側から左右外側へ延設された第1延設部12aと、裏側から左右内側へ延設された第2延設部12bと、を有している。この延設部12は、第1フレーム10の左右方向の強度確保に寄与している。すなわち、第1フレーム10が左右方向へ変形することを防止できる。延設部12及びリブ13は、単一の金属板をプレス加工することにより、まとめて形成することができる。従って、延設部12は、側部11の身長方向における全長に亘って形成されている。
上述したとおり、第1フレーム10は左右方向に板面を有する板状の金属により構成されているため、プレス加工によって容易に曲げることができ、リブ13も容易に形成することができる。従って、椅子本体2を安価に製造できる。また、第1フレーム10の周囲に外装を構成する部材(例えば、樹脂等よりなる外装パネル)を別途必要とせず、部品点数を削減できる。また、使用者の重量が大きく作用する左右方向と直交する方向(表裏方向)の強度を確保できる。
[第2フレーム(身体載置部)の構成]
図4〜図9に示すとおり、第2フレーム20は、使用者の身体が載置される身体載置部21と、マッサージユニット8の身長方向に沿った移動をガイドするガイドレール26と、を有している。本実施形態では、身体載置部21及びガイドレール26は、樹脂により構成されているが、少なくともいずれか一方が樹脂により構成されていればよい。樹脂には、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)又はチップウレタン等様々な樹脂材料が含まれる。
身体載置部21は、身長方向に延設された左右で対をなす第1部分22と、左右方向に延設された第2部分23a〜23cと、を有している。図5及び図6に示すとおり、第1部分22は、左右の第1フレーム10における第1延設部12aに固着されている。具体的には、第1部分22は、第1延設部12aの表側に載置された状態で裏側からネジ止めされている。図4に示すとおり、第1部分22は、第1フレーム10と同様に、背凭れ部4に対応する位置に設けられた上部第1部分22aと、座部3及びフットレスト5に対応する位置に設けられた下部第1部分22bと、に分離している。上部第1部分22aは、側面視において腰部に対応する位置で前方へ若干隆起した形状である。下部第1部分22bは、側面視において膝部に対応する位置で下方に屈曲した形状である。すなわち、第1部分22の表側は、椅子本体2に着座する使用者の裏側に沿った形状である。
第1部分22は、左右内側が第1延設部12aに固着されており、第1延設部12aの左右寸法よりも長寸である。すなわち、身体載置部21は、左右方向に所定の厚みを有している。第1延設部12aは、側部11の表側から左右外側へ延設されているため、左右で対をなす第1部分22を離反して配置することができる。従って、身体載置部21の左右寸法を大きくしなくても、身体載置部21により身体(特に身体の側部)を安定して支持することができる。また、第2フレーム20は左右方向に所定の厚みを有する樹脂により構成されているため、椅子本体2の左右方向の強度を確保することができる。換言すると、板状の金属よりなる第1フレーム10が左右方向へ変形することを防止できる。
図4〜図6に示すとおり、第2部分23a〜23cは、左右の第1フレーム10における第1延設部12aに固着されている。具体的には、第2部分23a〜23cは、第1延設部12aの表側に載置された状態で裏側からネジ止めされている。第2部分23a〜23cは、頭部側と脚先側に設けられている。頭部側の第2部分23a,23bは、背凭れ部4の上面を構成する第2部分23aと、背凭れ部4の前面を構成する第2部分23bと、を有している。第2部分23aは、第1部分22と一体的に構成されている。第2部分23bは、第1部分22とは別体の部材であり、その外側面が第1部分22の内側面に当接して設けられている。第2部分23bは、身体(特に頭部)を支持することができる。脚先側の第2部分23cは、第1部分22と一体的に構成されている。第2部分23cは、身体(特に下肢)を支持することができる。また、第2部分23cは、左右の下肢を振り分けて支持できるように、身長方向に直交する断面が凹状である凹部24が左右で対をなして形成されている。
左右方向に延設された第2部分23a,23cが第1部分22と一体的に構成されていること、及び/又は左右方向に延設された第2部分23bが第1部分22の内側面に当接して設けられていることにより、左右方向に離反して配置された対の第1フレーム10が、使用者の重量によって左右内側又は外側へ傾くことを防止できる。すなわち、椅子本体2の左右方向の強度を確保することができる。また、身体載置部21は、身長方向に延設された左右で対をなす第1部分22と、左右方向に延設された頭部側及び脚先側の第2部分23a〜23cと、により、表裏方向に開口する開口25が形成されている。そして、身体載置部21に載置された身体の裏側に対して、開口25を通じてマッサージユニット8によりマッサージを行うことができる。
[第2フレーム(ガイドレール)の構成]
図6及び図9に示すとおり、ガイドレール26は、身長方向に沿って延設されており、左右の第1フレーム10における側部11に固着されている。具体的には、ガイドレール26は、側部11の内側面に当接した状態で左右外側からネジ止めされている。ガイドレール26は、背凭れ部4、座部3及びフットレスト5それぞれに対応する位置に設けられており、座部3及び背凭れ部4の境界近傍と、座部3及びフットレスト5の境界近傍と、には、湾曲部26aを有している。従って、マッサージユニット8は、背凭れ部4から座部3を経由してフットレスト5までの間をガイドレール26に沿って移動可能である。
ガイドレール26は、身長方向に直交する断面が、左右内側に開口する略コの字型に形成されている。具体的には、ガイドレール26は、側部11に当接する第1壁部26bと、第1壁部26bの一端部から左右内側へ立設された第2壁部26cと、第1壁部26bの他端部から左右内側へ立設された第3壁部26dと、を有している。すなわち、ガイドレール26は、左右方向に所定の厚みを有している。図9及び図10に示すとおり、第1壁部26bには、マッサージユニット8が有するガイドピン84が嵌合する左右内側に開口するガイド溝26eが設けられている。第3壁部26dの表側には、マッサージユニット8が有するピニオン83が係合するラック26fが設けられている。マッサージユニット8は、ピニオン83が回転するとガイドピン84及びガイド溝26eによりガイドされながら身長方向に沿って移動することができる。
上述したとおり、第2フレーム20は左右方向に所定の厚みを有する樹脂により構成されているため、椅子本体2の左右方向の強度を確保することができる。また、板状の金属よりなる第1フレーム10と樹脂よりなる第2フレーム20を組み合わせて椅子本体2を構成しているため、金属のパイプ材を組み合わせた従来の椅子本体(のフレーム)に比べて軽量化することができる。また、第2フレーム20を第1フレーム10にネジ止めしているため、溶接作業を削減できる。
[第3フレームの構成]
図6及び図7に示すとおり、椅子本体2は、左側の第1フレーム10から右側の第1フレーム10に亘って架設された第3フレーム30を有している。第3フレーム30は、第1フレーム10と同様に板状の金属より構成されており、左右の第1フレーム10同士を連結している。第3フレーム30は、身長方向に複数設けられており、具体的には、背凭れ部4に対応する位置に2つ、座部3に対応する位置に1つ、フットレスト5に対応する位置に1つ、座部3と背凭れ部4の境界近傍に1つ設けられている。背凭れ部4、座部3及びフットレスト5に対応する位置の第3フレーム30aは、第1フレーム10の第2延設部12bに裏側からネジ止めにより固着されている。座部3と背凭れ部4の境界に対応する位置の第3フレーム30bは、第1フレーム10の側部11及び第1延設部12aに左右外側及び上側からネジ止めにより固着されており、上部第1フレーム10aと下部第1フレーム10bを連結している。この第3フレーム30bの左右外側には、椅子本体2と脚フレーム6を連結する枢軸A1が設けられている。また、第3フレーム30bの裏側であって左右略中央には、アクチュエータ9を連結するブラケット31が設けられている。
左側の第1フレーム10から右側の第1フレーム10に亘って架設された第3フレーム30により、左右方向に離反して配置された対の第1フレーム10が、使用者の重量によって左右内側又は外側へ傾くことを防止できる。すなわち、椅子本体2の左右方向の強度を確保することができる。バックカバー40は、第1フレーム10及び第3フレーム30に固着されている。具体的には、第1フレーム10の第2延設部12bに裏側からネジ止めされるとともに、第3フレーム30に裏側からネジ止めされている。バックカバー40により、マッサージユニット8を裏側から覆うことができる。
[マッサージユニットの構成]
図10〜13に示すとおり、マッサージユニット8は、マッサージ動作を行う施療機構82と、施療機構82を支持する施療機構支持部81と、前記施療機構支持部81に対して施療機構82を揺動可能に取り付けるヒンジ53と、施療機構82を使用者の身体側へ付勢する付勢手段54と、を有している。
また、マッサージユニット8は、上下昇降手段を有する。上下昇降手段は、マッサージユニット8の左右両側において身長方向に複数設けられたピニオン83と、ピニオン83の左右外側から延設されたピニオン83の回転中心と同軸であるガイドピン84と、からなる。ピニオン83はガイドレール26のラック26fに係合し、ガイドピン84はガイドレール26のガイド溝26eに嵌合している。マッサージユニット8を昇降させるための昇降モータ63の駆動でピニオン83が回転することにより、マッサージユニット8はガイドレール26に沿って身長方向に移動することができる。
[施療機構支持部の構成]
図10〜15に示すとおり、前記施療機構支持部81は、一対の側壁81aと、一対の側壁81aの上部に設けられた上壁81bと、一対の側壁81aの下部に設けられた下壁81cと、側壁81a、上壁81b、下壁81cそれぞれの後部を連結する後壁81dと、により前方が開放された箱型に構成されている。前記施療機構支持部81の内部上方には、マッサージユニット8を昇降させるための昇降モータ63と、左右方向に延びる昇降軸63bと、前記昇降モータ63の回転を減速して昇降軸63bに伝達する減速器と、から構成される昇降機構が収容されている。前記昇降軸63bは一対の側壁81aに回転可能に支持されている。前記一対の側壁81aの上部及び下部には、ガイドローラ(図示せず)と昇降軸63bに取り付けられたピニオン83が設けられている。前記ピニオン83及び前記ガイドローラによりラック26fを前後から挟む配置となっており、前記昇降モータ63を駆動すると前記マッサージユニット8は使用者の身長方向に沿って昇降することができる。
前記施療機構82は、左右方向を軸方向とする揉み軸61bと叩き軸62bに連結された左右で対をなすアーム85を有している。アーム85は、表側に向かって突設されている。左右それぞれのアーム85の先端には、使用者の身体に作用する施療子86が設けられている。施療子86は、アーム85を挟んで左右内側に位置する内側施療子86aと、左右外側に位置する外側施療子86bと、を有している。モータの駆動で揉み軸61bと叩き軸62bが回転することにより、左右の施療子86が近接離反する揉みマッサージ、及び/又は左右の施療子86が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。
[揉み駆動機構について]
揉み駆動機構は、アーム85を偏心偏角カム87を介して支持する左右方向を軸方向とする揉み軸61bと、前記揉み軸61bを回転させる揉みモータ61と、前記揉みモータ61の回転位置を検出する揉みモータ回転位置センサ61aと、前記揉みモータ61の回転動力を減速して前記揉み軸61bに伝達する減速器と、により構成されている。
このように構成することで、左右の施療子86を、左右上下前後方向の成分を含む三次元的な軌跡で近接離反させて、揉みマッサージを行うことができる。つまり幅方向へ移動させることができる。揉み駆動機構は施療子86を幅方向へ移動させる移動手段となっている。また、偏心偏角カム87を利用することによって、左右の施療子86が近接しているときには施療子86が突出し、左右の施療子86が離れているときには施療子86が後退するようになっている。
[叩き駆動機構について]
叩き駆動機構は、左右方向を軸方向とする叩き軸62bと、前記叩き軸62bを回転させる叩きモータ62と、前記叩きモータ62の回転速度を検出する叩きモータ回転センサ62aと、前記叩きモータ62の回転動力を減速して叩き軸62bに伝達する減速器と、叩き軸62bの軸心に対して偏心した偏心カム(図示せず)を介して叩き軸62bの軸端部に取り付けられ叩き軸62bとアーム85を連結する連結部材と、に構成されている。
このように構成することで、左右の施療子86が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行うことができる。
[感圧センサについて]
図11に示すとおり、感圧センサ64は、マッサージユニット8を構成する、施療機構82と施療機構支持部81との間に設けられている。具体的には、感圧センサ64は施療機構82の背面に取り付けられており、施療機構82と施療機構支持部81とが接触する際の圧力を検出する。施療機構82は付勢手段54によって施療機構支持部81から、身体側へ付勢されており、使用者が施療機構82側に凭れると、その荷重により施療機構82にかかる圧力を検出する。
図14は身体のラインとマッサージユニット8にかかる圧力の関係を示した図である。マッサージユニット8が使用者の身長方向へ昇降する際に、付勢手段54によって身体側へと付勢されているため、使用者の身体に沿って昇降する。臀部付近は身体のラインで凸状となっている部分であるため、マッサージユニット8が身体に押し付けられ、身体からの圧力がマッサージユニット8にかかる。腰付近に移動すると、腰部は身体のラインで凹んでいる部位であるため、マッサージユニット8が身体から受ける圧力は、臀部付近に位置するときと比べて弱くなる。背部付近に移動すると、臀部と同様に身体のラインで凸状となっている部分であるため、マッサージユニット8が身体に押し付けられ、身体からの圧力がマッサージユニット8にかかる。肩付近に移動すると、肩部は身体のラインで最も突出した部位であり、マッサージユニット8が受ける圧力が強くなる。肩上まで移動すると、マッサージユニット8が身体と当接しなくなり、マッサージユニット8は身体から圧力を受けなくなる。このように、身体の起伏に沿ってマッサージユニット8が昇降し、部位ごとによって受ける圧力が異なるため、使用者の体型を検出することができる。感圧センサ64は箔型の歪ゲージを利用しており、シート状になっている。シートは絶縁体であり、シート上に金属抵抗体が薄く取り付けられている。接触によりシートが変形すると、金属抵抗体も同率で変形する。歪ゲージの金属抵抗体は、伸びることにより断面積が減るとともに長さが長くなり、抵抗値が増える。この抵抗値の変化から、感圧センサ64に掛かった圧力を検出することができる。このように、感圧センサ64を設けることで、マッサージユニット8が身体から受ける圧力の変化を正確に計測でき、簡単で破損しにくい構造とすることができる。
[付勢手段について]
図12に示すとおり、付勢手段54は、施療機構82と施療機構支持部81との間に設けられており、ヒンジ53は施療機構82の背面の上端に取り付けられており、付勢手段54は施療機構82の背面の下端に取り付けられている。付勢手段54は圧縮バネ54a等からなり、施療機構82を使用者の身体側へ付勢する。施療機構82に使用者の荷重が作用しているときは、施療機構82は付勢手段54による前方への付勢力に抗して後退し、使用者の荷重が解除されたときは、施療機構82は付勢手段54による前方への付勢力により使用者の身体側へ押し出される。
この付勢手段54は上述した構成に限定されず、例えば、空気の給気により膨張することで施療機構82を後方から押し出すことができるエアバッグ66aとすることもできる。図13は付勢手段54にエアバッグ66aを用いた場合のマッサージユニット8の背面図である。施療機構82の背面上端に施療機構支持部81に対して施療機構82を揺動可能にヒンジ53が取り付けられている。施療機構82の背面下部には、膨張することで施療機構82を前方へ押し出すことができるエアバッグ66aが設けられている。エアバッグ66aはポンプの弁又は保持弁を利用することで膨張状態を維持可能である。エアバッグ66aは途中まで膨張している状態を維持しており、施療機構82を使用者の身体側へ付勢している。感圧センサ64は前記ヒンジ53と前記エアバッグ66aの間に設けられている。
また、施療機構82とヒンジ53の位置は上述した位置に限定されず、上下方向に対の位置であればよい。例えば、ヒンジ53が施療機構82の背面の下端に取り付けられ、付勢手段54が施療機構82の背面の上端に取り付けられており、ヒンジ53を支点にして施療機構82が揺動可能に取り付けられていてもよい。
[磁気センサについて]
図11に示すとおり、マッサージユニット8は使用者の身体の特定部位を検出する検出手段として磁気センサ65を有している。この磁気センサ65は、非接触式の磁気センサからなり、施療機構支持部81の下壁81cに設けられた検出部65aと、施療機構82の前記下壁81cに対向する位置に設けられた磁石よりなる被検出部65bにより構成されている。磁気センサ65は施療機構支持部81に対する施療機構82の突出位置を検出する。
具体的には、施療機構82と施療機構支持部81の間には施療機構82を使用者の身体側へ付勢する付勢手段54が設けられており、施療機構82が付勢手段54により付勢され、前方に位置している状態であれば検出部65aと被検出部65bとが離れ、磁気センサ65がオフの状態となる。施療機構82が使用者の荷重が作用して後方に位置しているときは磁気センサ65がオンの状態となる。例えば、身体の特定部位を検出する場合は、以下のような動作を行うことで、特定部位を検出することができる。前述のとおり、マッサージユニット8は身体の起伏に沿って上昇する。肩上部分に移動するまで、施療機構82は身体から受ける圧力によって後退する。図11は施療機構82が後退しているときのマッサージユニット8を側面から見た断面図である。施療機構82が後退することで磁気センサ65の検出部65aと被検出部65bが接近し、磁気センサ65がオン状態となる。肩上部分にマッサージユニット8が位置した際に施療機構82が使用者の身体に当接しなくなり、施療機構82が付勢手段54によって前方へ押し出されることとなる。図12は施療機構82が前方へ位置しているときのマッサージユニット8を側面から見た断面図である。施療機構82が前方に位置することで磁気センサ65の検出部65aと被検出部65bが離れ、磁気センサ65がオフ状態となる。このように、磁気センサ65のオン・オフが切り替わるため、磁気センサ65がオフとなった位置を特定部位(具体的には肩上)として検出することができる。
[制御部について]
図15に示すとおり、制御部7には、マッサージユニット8と、給排気装置66と、アクチュエータ9と、操作部67と、が電気的に接続されている。更に、制御部7は、前記マッサージユニット8の施療機構82に揉み動作を行わせるための揉みモータ61と、揉みモータ61の回転位置を検出する揉みモータ回転センサ61aと、施療機構82に叩き動作を行わせる叩きモータ62と、叩きモータ62の回転速度を検出する叩きモータ回転センサ62aと、マッサージユニット8を上下方向に昇降させるための昇降モータ63と、昇降モータ63の回転速度を検出する昇降モータ回転センサ63aと、施療機構82と施療機構支持部81の接触する圧力を検出する感圧センサ64と、施療機構82の進退位置を検出するための磁気センサ65と、接続されている。前記制御部7は、揉みモータ61と叩きモータ62と昇降モータ63とアクチュエータ9を制御することで、マッサージ機1を動作させることが可能である。
[上下昇降手段を用いた検出方法]
また、前記制御部7は、感圧センサ64と上下昇降手段を用いて体型検出を行うことができる。
具体的には、前記制御部7によって、前記マッサージユニット8内に設けられた昇降モータ63を駆動させ、背凭れ部4内を上昇及び下降させた際に、使用者の身体から受ける圧力によって、施療機構82と施療機構支持部81の間に設けられたヒンジ53を支点に施療機構82が揺動する。施療機構82が揺動することで施療機構82と施療機構支持部81が当接し、感圧センサ64は施療機構82が使用者から受ける圧力を検知することができる。マッサージユニット8が上下に昇降する際に、身体の起伏に沿って移動することとなるため、使用者の肩付近に当接するときに施療機構82が受ける圧力は大きくなり、腰付近に当接するときの施療機構82が受ける圧力は小さくなる。このように、施療機構82と使用者の身体との当接位置によって受ける圧力が変化するため、圧力の変化を計測でき、使用者の体型検出を行うことができる。
[圧力調整について]
図16は圧力調整のフロー図である。
図16に示すように、前記制御部7は前記感圧センサ64が検知した圧力の変化に基づいて、マッサージユニット8の使用者に対する圧力を調整することができる。前記制御部7は前記感圧センサ64が一定以上の圧力を検知すると圧力を弱めるように、又は一定以下の圧力を検知すると圧力を強めるように制御を行う。具体的には、制御部7は以下の制御を行う。
第一ステップでは、マッサージユニット8が使用者の身体から受ける圧力を感圧センサ64が検知する。第二ステップでは、制御部7が前記第一ステップで検知した圧力を所定の閾値と比較をする。第三ステップでは、前記第二ステップの結果に応じて、マッサージユニット8の使用者に対する圧力を変動させる。具体的には、検出した圧力が所定の閾値以上の場合は、マッサージユニット8が受ける圧力を弱めるように制御し、検出した圧力が閾値以下の場合は、マッサージユニット8が受ける圧力を強めるように制御する。例えば、図14に示す、P5の圧力を所定の閾値とすると、P6以上の圧力が検出された場合は、圧力がP5となるように圧力調整動作を行い、P4以下の圧力が検出された場合は、圧力がP5となるように圧力調整動作を行う。なお、検出した圧力が所定の閾値と同一である場合には、圧力を変動させず、第四ステップへと移行する。第四ステップでは、前記第三ステップでの圧力調整動作を終了させる。
このような制御を行うことにより、使用者に好適な強さでのマッサージを行うことができ、施療機構82の破損を防止することができる。
[リクライニングの角度を制御する圧力調整]
図17はリクライニング制御を利用した圧力調整の流れを表したフロー図である。
図17に示すように、前記制御部7は、アクチュエータ9を制御して背凭れ部4を起倒させることにより、マッサージユニット8の使用者に対する圧力を調整することができる。具体的には、前記マッサージユニット8が使用者の身体から受ける圧力が一定以下である場合、前記制御部7はアクチュエータ9を背凭れ部を倒すように制御する。背凭れ部4のリクライニングを倒すと、マッサージユニット8が受ける身体の荷重が大きくなるため、マッサージユニット8の受ける圧力が大きくなる。また、マッサージユニット8が使用者の身体から受ける圧力が一定以上である場合、前記制御部7はアクチュエータ9を背凭れ部4を起こすように制御する。背凭れ部4を起こすと、マッサージユニット8が受ける身体の荷重が小さくなるため、マッサージユニット8の受ける圧力が小さくなる。具体的には、制御部7は以下の制御を行う。
第一ステップでは、マッサージユニット8が使用者の身体から受ける圧力を感圧センサ64が検知する。第二ステップでは、制御部7が前記第一ステップで検知した圧力と閾値との比較をする。第三ステップでは、制御部7が前記第二ステップの結果に応じて、リクライニング角度を変化させるようアクチュエータ9を制御する。具体的には、検出した圧力が閾値以上の場合は、制御部7は背凭れ部4を起こすようにアクチュエータ9を制御し、検出した圧力が閾値以下の場合は、背凭れ部4を倒すようにアクチュエータ9を制御する。例えば、図14に示す、P5の圧力を所定の閾値とすると、P6以上の圧力が検出された場合は、圧力がP5となるように背凭れ部4を起こす制御を行い、P4以下の圧力が検出された場合は、圧力がP5となるように背凭れ部4を倒す制御を行う。なお、検出した圧力が閾値と同一である場合には、現状のリクライニング角度を変動させず、第四ステップへと移行する。第四ステップでは、前記第三ステップのリクライニング角度調整を終了させる。
このような制御を行うことにより、使用者に好適な強さでのマッサージを行うことができ、施療機構82の破損を防止することができる。
[施療幅を制御する圧力調整]
図18は一対の施療子86L、86Rの施療幅の制御を利用した圧力調整の流れを表したフロー図である。
図18に示すように、前記制御部7は、前記施療機構82にある施療子86L、86Rを幅方向に移動させることができる移動手段を制御して、マッサージユニット8の使用者に対する圧力を調整することができる。マッサージの施療幅が狭い(左右の施療子86L、86Rが近接した状態)と、マッサージユニット8が受ける身体からの圧力が集中し、マッサージの施療幅が広い(左右の施療子86L、86Rが離れた状態)と、マッサージユニット8が受ける身体からの圧力が分散する。また、前述のとおり、マッサージの施療幅が狭いときには、施療子86L、86Rが突出しているため、使用者が受けるマッサージの体感が強くなり、マッサージの施療幅が広いときには、施療子86L、86Rが後退しているため、使用者が受けるマッサージの体感が弱くなる。具体的には、制御部7は以下の制御を行う。
第一ステップでは、マッサージユニット8が使用者の身体から受ける圧力を感圧センサ64が検知する。第二ステップでは、制御部7が前記第一ステップで検知した圧力と閾値との比較をする。第三ステップでは、制御部7が前記第二ステップの結果に応じて、一対の施療子86L、86Rの距離を制御する。具体的には、検出した圧力が閾値以上の場合は、制御部7は一対の施療子86L、86Rを離反させるよう制御し、検出した圧力が閾値以下の場合は、制御部7は一対の施療子86L、86Rを近接させるよう制御する。例えば、図14に示す、P5の圧力を所定の閾値とすると、P6以上の圧力が検出された場合は、圧力がP5となるように施療子86L、86Rを離反させる制御を行い、P4以下の圧力が検出された場合は、圧力がP5となるように施療子86L、86Rを近接させる制御を行う。検出した圧力が閾値と同一である場合には、現状の施療子86L、86Rの近接距離を変動させず、第四ステップへと移行する。第四ステップでは、前記第三ステップの施療幅の調整を終了させる。
このような制御を行うことにより、使用者に好適な強さでのマッサージを行うことができ、施療機構82の破損を防止することができる。
[付勢手段を利用する圧力調整]
図19は付勢手段54を利用した圧力調整のフロー図である。
図19に示すように、前記制御部7は、施療機構82を使用者の身体側へ付勢する付勢手段54を制御して、マッサージユニット8の使用者に対する圧力を調整することができる。付勢手段54は、給排気装置66と、電磁弁と、エアバッグ66aからなり、給排気装置66から電磁弁を経由してエアバッグ66aに圧縮空気が送気される。エアバッグ66aは電磁弁を利用することで膨張状態を維持可能である。エアバッグ66aは途中まで膨張している状態を維持しており、施療機構82を使用者の身体側へ付勢している。エアバッグ66aは、施療機構82の背面に取り付けられており、給排気装置66から送られる圧縮空気によりエアバッグ66aが膨張することで、施療機構82を使用者の身体側へ押し出すことができ、エアバッグ66a内の圧縮空気を排気してエアバッグ66aを収縮させることで施療機構82を後退させることができる。マッサージユニット8が使用者の身体と当接した状態で、更に押し出されるとマッサージユニット8の受ける圧力が大きくなる。具体的には、制御部7は以下の制御を行う。
第一ステップでは、マッサージユニット8が使用者の身体から受ける圧力を感圧センサ64が検知する。第二ステップでは、制御部7が前記第一ステップで検知した圧力と閾値との比較をする。第三ステップでは、制御部7が前記第二ステップの結果に応じて、エアバッグ66aの膨張収縮を制御する。具体的には、検出した圧力が閾値以上の場合は、制御部7はエアバッグ66a内の圧縮空気を排気させるよう制御し、検出した圧力が閾値以下の場合は、制御部7はエアバッグ66aに圧縮空気を送気させるよう制御する。例えば、図14に示す、P5の圧力を所定の閾値とすると、P6以上の圧力が検出された場合は、圧力がP5となるようにエアバッグ66a内の圧縮空気を排気させ、エアバッグ66aを収縮させるよう制御を行い、P4以下の圧力が検出された場合は、圧力がP5となるようにエアバッグ66aに圧縮空気を送気させ、エアバッグ66aを膨張させる制御を行う。検出した圧力が閾値と同一である場合には、現状の膨張状態を変動させず、第四ステップへと移行する。第四ステップでは、前記第三ステップのエアバッグ66aの膨張状態の調整を終了させる。
このような制御を行うことによって、マッサージユニット8が受ける圧力を調整することができ、使用者に好適な強さでのマッサージを行い、施療機構82の破損を防止することができる。
[マッサージ速度を制御した圧力調整]
図20は動力伝達部を制御して圧力調整の流れを表したフロー図である。
図20に示すように、前記制御部7は、施療機構82に動力を伝達する動力伝達部を制御して圧力調整を行うことができる。動力伝達部は、施療子86に動力を伝達する。動力伝達部は、揉みモータ61と、叩きモータ62と、昇降モータ63からなる。施療機構82が身体から受ける圧力が大きい状態でマッサージ速度を速く動作させると、使用者に与えるマッサージの体感が強くなり、施療機構82への負荷が大きくなるため、施療機構の破損の虞がある。施療機構82が身体から受ける圧力が小さい状態では、使用者に与えるマッサージの体感が弱く、施療機構82にかかる負荷が小さいため、マッサージ速度を速くしても施療機構の破損の虞がない。感圧センサ64が閾値以上の圧力を検出すると、制御部7はモータの回転を遅くするよう制御してマッサージ動作の速度を遅くし、感圧センサ64が閾値以下の圧力を検出すると、制御部7はモータの回転を速くするように制御を行う。具体的には、制御部7は以下の制御を行う。
第一ステップでは、マッサージユニット8が使用者の身体から受ける圧力を感圧センサ64が検知する。第二ステップでは、制御部7が前記第一ステップで検知した圧力と閾値との比較をする。第三ステップでは、制御部7が前記第二ステップの結果に応じて、マッサージ動作の速度を制御する。具体的には、検出した圧力が閾値以上の場合は、制御部7はモータの回転速度を遅くするよう制御し、検出した圧力が閾値以下の場合は、制御部7はモータの回転数を速くするよう制御する。例えば、図14に示す、P5の圧力を所定の閾値とすると、P6以上の圧力が検出された場合は、モータの回転を遅くする制御を行い、P4以下の圧力が検出された場合は、モータの回転を速くする制御を行う。検出した圧力が閾値と同一である場合には、現状のモータの回転速度を変動させず、第四ステップへと移行する。第四ステップでは、前記第三ステップのモータの回転速度の調整を終了させる。
このような制御を行うことによってマッサージユニット8が受ける圧力を調整することができ、使用者に好適な強さでのマッサージを行い、施療機構82の破損を防止することができる。
本発明は、正確に圧力の変化を計測でき、簡単な構造で破損しにくいマッサージ機を提供できる。
1 マッサージ機
7 制御部
8 マッサージユニット
63 昇降モータ
64 感圧センサ
81 施療機構支持部
82 施療機構

Claims (11)

  1. マッサージユニットと制御部を有し、
    前記マッサージユニットは、施療機構と、施療機構を支持する施療機構支持部と、身体長手方向へ移動させる上下昇降手段を有し、
    前記施療機構と前記施療機構支持部との間に、前記施療機構と前記施療機構支持部との接触による圧力の変化を検出する感圧センサを有しており、
    前記制御部は上下昇降手段を制御し、前記感圧センサによる検出結果に基づいて使用者の体型検出を行うことを特徴としたマッサージ機。
  2. 前記施療機構の進退位置に基づいて使用者の身体の特定部位を検出する検出手段を有することを特徴とした請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記施療機構を使用者側に付勢させる付勢手段を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 前記施療機構の背面に前記感圧センサが設けられており、前記感圧センサを挟むようにして、ヒンジと前記付勢手段が取り付けられていることを特徴とした請求項3に記載のマッサージ機。
  5. 前記制御部は前記感圧センサが検知した圧力の検出結果に基づいて、マッサージユニットの使用者に対する圧力を調整することを特徴とした請求項1から4に記載のマッサージ機。
  6. 前記制御部は前記感圧センサが一定以上の圧力を検出すると、圧力を弱めるようにマッサージの強さを弱めるよう制御することを特徴とした請求項5に記載のマッサージ機。
  7. 前記制御部は前記感圧センサが一定以下の圧力を検出すると、圧力を強めるようにマッサージの強さを強めるよう制御することを特徴とした請求項5に記載のマッサージ機。
  8. 使用者の身体を支持する背凭れ部と、前記背凭れ部を起倒させるアクチュエータと、を有し、前記制御部は前記感圧センサの検出結果に基づいてリクライニング動作によるマッサージユニットの使用者に対する圧力の調整を行うことを特徴とした請求項1から5に記載のマッサージ機。
  9. 前記施療機構は一対の施療子と、前記一対の施療子を幅方向に移動させることができる移動手段を有し、前記制御部は前記感圧センサの検出結果に基づいて、前記一対の施療子間の幅を制御することを特徴とした請求項1から5に記載のマッサージ機。
  10. 前記制御部は前記感圧センサの検出結果に基づいて、前記施療機構を使用者の身体側へ押し出すよう制御することを特徴とした請求項1から5に記載のマッサージ機。
  11. 前記施療機構は一対の施療子と、前記一対の施療子に動力を伝達させる動力伝達部と、を有し、前記制御部は前記感圧センサの検出結果に基づいて、前記施療機構が行うマッサージの速度を制御することを特徴とした請求項1から5に記載のマッサージ機。
JP2016079843A 2016-04-12 2016-04-12 マッサージ機 Pending JP2017189314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016079843A JP2017189314A (ja) 2016-04-12 2016-04-12 マッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016079843A JP2017189314A (ja) 2016-04-12 2016-04-12 マッサージ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017189314A true JP2017189314A (ja) 2017-10-19

Family

ID=60084333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016079843A Pending JP2017189314A (ja) 2016-04-12 2016-04-12 マッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017189314A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020036716A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ強度調整装置及びマッサージ機
KR20210048774A (ko) * 2019-10-24 2021-05-04 복정제형 주식회사 가압 조절에 의한 수납과 3d 조절이 가능한 안마 장치

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04343846A (ja) * 1991-05-22 1992-11-30 Sanyo Electric Co Ltd 椅子式マッサージ機
JP2003070857A (ja) * 2001-08-31 2003-03-11 Sanyo Electric Co Ltd 椅子型マッサージ機
JP2003102798A (ja) * 2002-09-20 2003-04-08 Family Kk マッサージ機
JP2003245321A (ja) * 2002-02-25 2003-09-02 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2015080483A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ部
JP2015104639A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ部

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04343846A (ja) * 1991-05-22 1992-11-30 Sanyo Electric Co Ltd 椅子式マッサージ機
JP2003070857A (ja) * 2001-08-31 2003-03-11 Sanyo Electric Co Ltd 椅子型マッサージ機
JP2003245321A (ja) * 2002-02-25 2003-09-02 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2003102798A (ja) * 2002-09-20 2003-04-08 Family Kk マッサージ機
JP2015080483A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ部
JP2015104639A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ部

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020036716A (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ強度調整装置及びマッサージ機
JP7519599B2 (ja) 2018-09-03 2024-07-22 ファミリーイナダ株式会社 マッサージ強度調整装置及びマッサージ機
KR20210048774A (ko) * 2019-10-24 2021-05-04 복정제형 주식회사 가압 조절에 의한 수납과 3d 조절이 가능한 안마 장치
KR102326909B1 (ko) * 2019-10-24 2021-11-16 복정제형 주식회사 가압 조절에 의한 수납과 3d 조절이 가능한 안마 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN213666630U (zh) 按摩椅
JP4416019B2 (ja) マッサージ機
JP5078115B2 (ja) 椅子式マッサージ機
US20150313790A1 (en) Massage machine
JP4879824B2 (ja) マッサージ機
JP2019180804A (ja) マッサージ機
JP2011010695A (ja) 椅子型マッサージ機
JP2017189314A (ja) マッサージ機
JP4925447B2 (ja) マッサージ機
JP6445789B2 (ja) マッサージ機
KR20120046296A (ko) 마사지기
WO2017094128A1 (ja) 介助装置
JP2017158834A (ja) マッサージ機
JP6289074B2 (ja) マッサージユニット
JP6322600B2 (ja) マッサージ機
JP5306173B2 (ja) マッサージ機
JP2018051127A (ja) マッサージ機
JP6991698B2 (ja) マッサージ機
JP5306164B2 (ja) マッサージ機
JP6736373B2 (ja) マッサージ機
KR102659893B1 (ko) 기립 보조 기능을 갖는 안마의자
JP2020000616A (ja) 椅子
JP2018166879A (ja) マッサージ機
JP7266851B2 (ja) マッサージ機
JP2018121887A (ja) マッサージ機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210428