JP6991698B2 - マッサージ機 - Google Patents
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Description
身体の細い側へ位置させた状態で前記施療子を身体の側面に接近させるで、施療子を身体の側面に位置させやすく、身体支持部から身体が浮き上がらずに、良好なマッサージが可能となる。
この様に制御することで、身体支持部から身体が浮き上がらずに、側部から良好なマッサージを行うことが可能となる。
この様に構成することで、身体支持部から身体が浮き上がらずに、施療子と壁部で身体をマッサージすることが可能であり、位置を変更しながら側部をマッサージできる。
この様に制御することで、身体支持部に支持された2つ脚部を左右に割り振って、施療を行うことができる。また身体支持部から身体が浮き上がらずに、施療子と壁部で身体をマッサージすることが可能であり、位置を変更しながら側部をマッサージできる。
この様に制御することで、身体支持部から脚部が浮き上がらずに、脚部の側部に良好なマッサージを行うことが可能となる。
この様に制御することで、身体支持部から脚部が浮き上がらずに、脚部の側部に良好なマッサージを行うことが可能となる。
この様に構成することで、大腿部をマッサージできる。
この様に制御することで、身体支持部から大腿部が浮き上がらずに、大腿部の側部に良好なマッサージを行うことが可能となる。
この様に構成することで、腕部をマッサージできる。
この様に制御することで、身体支持部から腕が浮き上がらずに、腕の側部に良好なマッサージを行うことが可能となる。
この様に制御することで、マッサージユニットは背凭れ部からフットレストまでマッサージを行うことが可能となる。
この様に制御することで、マッサージユニットは肘掛け部に載置された腕にマッサージを行うことが可能となる。
以下、本発明のマッサージ機1の全体構成について説明する。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1及び図2に示す起立姿勢のマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとする。また、以下の説明で用いる方向の概念のうち、「表側」とは、マッサージ機1に着座した使用者の身体の表側(例えば、顔、胸、腹又はすね側)を向く方向をいい、「裏側」とは、同使用者の身体の裏側(例えば、後頭部、背中、腰又はふくらはぎ側)を向く方向をいう。
本実施形態では、座部3、背凭れ部4及びフットレスト5は一体的に構成されているが、座部3と背凭れ部4は別体として分離していてもよいし、座部3とフットレスト5は別体として分離していてもよい。椅子本体2には、揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージユニット8が設けられている。座部3の左右両側には、使用者の腕部を載置する肘掛け部15が設けられている。また、肘掛け部15は使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。
図6~図13に示すとおり、椅子本体2(身体支持部)は、主として、左右で対をなして左右方向に板面を有する板状の金属よりなる第1フレーム10と、第1フレーム10に固着され左右方向に所定の厚みを有する樹脂よるなる第2フレーム20と、左右の第1フレーム10を連結する第3フレーム30と、マッサージユニット8を裏側から覆うバックカバー40と、マッサージユニット8を表側から覆う伸縮性を有する生地等よりなるカバー41と、を有している。本実施形態では、バックカバー40は、樹脂を用いたインジェクション成形により構成されているが、樹脂を用いた真空成型により構成してもよいし、第1フレーム10と同様に板状の金属により構成してもよい。
図10に示すとおり、第1フレーム10は、背凭れ部4に対応する位置に設けられた上部第1フレーム10aと、座部3及びフットレスト5に対応する位置に設けられた下部第1フレーム10bと、に分離している。上部第1フレーム10aは、側面視において腰部に対応する位置で前方へ若干隆起した形状である。下部第2フレーム10bは、側面視において膝部に対応する位置で下方に屈曲した形状である。すなわち、第1フレーム10の表側は、椅子本体2に着座する使用者の身体の裏側に沿った形状となっている。
図6~図13に示すとおり、第2フレーム20は、使用者の身体が載置される身体載置部21と、マッサージユニット8の身長方向に沿った移動をガイドするガイドレール26と、を有している。本実施形態では、身体載置部21及びガイドレール26は、樹脂により構成されているが、少なくともいずれか一方が樹脂により構成されていればよい。樹脂には、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)又はチップウレタン等様々な樹脂材料が含まれる。
また、図2に示す様に、開口25を覆う様に、カバー41が設けられている。
図8及び図11に示すとおり、ガイドレール26は、身長方向に沿って延設されており、左右の第1フレーム10における側部11に固着されている。具体的には、ガイドレール26は、側部11の内側面に当接した状態で左右外側からネジ止めされている。ガイドレール26は、背凭れ部4、座部3及びフットレスト5それぞれに対応する位置に設けられており、座部3及び背凭れ部4の境界近傍と、座部3及びフットレスト5の境界近傍と、には、湾曲部26aを有している。従って、マッサージユニット8は、背凭れ部4から座部3を経由してフットレスト5までの間をガイドレール26に沿って移動可能である。
壁部101と壁部101に張設されたカバー41により身体支持部が形成されている。
前述の通り、この身体支持部で使用者の身体を支持している。
図8及び図9に示すとおり、椅子本体2は、左側の第1フレーム10から右側の第1フレーム10に亘って架設された第3フレーム30を有している。第3フレーム30は、第1フレーム10と同様に板状の金属より構成されており、左右の第1フレーム10同士を連結している。第3フレーム30は、身長方向に複数設けられており、具体的には、背凭れ部4に対応する位置に2つ、座部3に対応する位置に1つ、フットレスト5に対応する位置に1つ、座部3と背凭れ部4の境界近傍に1つ設けられている。背凭れ部4、座部3及びフットレスト5に対応する位置の第3フレーム30aは、第1フレーム10の第2延設部12bに裏側からネジ止めにより固着されている。座部3と背凭れ部4の境界に対応する位置の第3フレーム30bは、第1フレーム10の側部11及び第1延設部12aに左右外側及び上側からネジ止めにより固着されており、上部第1フレーム10aと下部第1フレーム10bを連結している。この第3フレーム30bの左右外側には、椅子本体2と脚フレーム6を連結する枢軸A1が設けられている。また、第3フレーム30bの裏側であって左右略中央には、アクチュエータ9を連結するブラケット31が設けられている。
図2に示す様に、本発明の肘掛け部15を有している。
図13に示す様に、肘掛け部15には、使用者の腕を支持する身体支持部が設けられている。
前記肘掛け部の身体支持部は、椅子本体2の構造とほぼ同様となっており、同一箇所の説明は省略する。
肘掛け部15は、主として、左右で対をなして左右方向に板面を有する板状の金属よりなる第1フレーム10と、第1フレーム10に固着され左右方向に所定の厚みを有する樹脂よるなる第2フレーム20と、左右の第1フレーム10を連結する第3フレーム30と、マッサージユニット8を裏側から覆うバックカバー40と、マッサージユニット8を表側から覆う伸縮性を有する生地等よりなるカバー41と、を有している。本実施形態では、バックカバー40は、樹脂を用いたインジェクション成形により構成されているが、樹脂を用いた真空成型により構成してもよいし、第1フレーム10と同様に板状の金属により構成してもよい。
また、身体載置部21の形状を、図2,図13の様に腕を覆う様に延設してもよい。
図14に示すとおり、マッサージユニット8は、ベースフレーム81と、ベースフレーム81に支持されたフレーム82と、を有している。ベースフレーム81は、その左右両側において身長方向に複数設けられたピニオン83と、ピニオン83の左右外側から延設されたピニオン83の回転中心と同軸であるガイドピン84と、を有している。ピニオン83はガイドレール26のラック26fに係合し、ガイドピン84はガイドレール26のガイド溝26eに嵌合している。
また、マッサージユニット8は、図3に示す様に移動手段90を有している。移動手段90である昇降モータ90aの駆動でピニオン83が回転することにより、マッサージユニット8はガイドレール26に沿って身体支持部の長手方向に移動することができる。マッサージユニット8の身長方向への移動を「昇降」とも呼ぶ。
図15と図16は、マッサージユニット8が進退駆動部95により進退している図である。
図15,図16に示す様に、ベースフレーム81とフレーム82の間に、エアセル等よりなる進退駆動部95が設けられており、進退駆動部95の駆動によりフレーム82は表裏方向に進退可能となる。
また、進退駆動部95は、エアポンプ(図示せず)と電磁弁(図示せず)と、エアポンプと電磁弁とエアセルを連接するホースと、フレーム82の側部にリンクを有しており、前記エアセルの膨張によって、フレーム82が前方へ移動する様になる。
対をなすアーム85は駆動軸(図示せず)に取り付けられており、取付部は偏芯偏角カム87となっている。対のアーム85の偏芯偏角カム87は左右位相で異なっている。具体的には、左右で位相が180度異なっている。 また、アーム85には、叩き動作を伝達するためのコンロッド(図示せず)を保持するための球面座(図示せず)が設けられており、前記コンロッドは、前記球面座と、叩き駆動軸(図示せず)に取り付けられた偏芯カム88を取り付ける取付部(図示せず)に固定されている。
また、揉みモータ91aの回転数を揉みセンサ91bで検出することにより、制御部7は、左右の施療子86L,86Rの位置を把握することができる。
肩位置の検出は、マッサージユニットを8背凭れ部2の上端である収納位置に位置から下降させる過程で行う。具体的には、進退駆動部95を駆動してフレーム82を前進させた状態でマッサージユニット8を下降させる。マッサージユニット8を下降させる過程で施療子86L,86Rが肩に当接すると、フレーム82が所定位置よりも後退する。フレーム82が所定位置よりも後退したことを特定部位検出センサ70が検出したときのマッサージユニット8の昇降位置に基づいて使用者の肩位置を検出する。次に、肩位置を基準として、他の部位(例えば、首、背中、腰、臀部、大腿部及び下腿)の位置を計算により算出する。検出した各部位の位置は制御部7に記憶される。
この様に肩位置を検出している。
図13に示す、マッサージユニット8は、図14に示すマッサージユニットとアーム85が一つである点を除き同一である。
アームを1本とすることで、マッサージユニット8を小型にできる。
このようなマッサージユニット8は、肘掛け部15に設けられる。
図3に示す様に、前記制御部7は、前述した昇降モータ90a、揉みモータ91a、叩きモータ92、進退駆動部95及びアクチュエータ9は、制御部7に電気的に接続されており、制御部7により各部材の動作が制御される。
椅子本体2には、マッサージユニット8の上昇範囲の上限を検出する上限センサ51と、下降範囲の下限を検出する下限センサ52と、が設けられている。
上限センサ51及び下限センサ52は、ガイドレール26の上端近傍及び下端近傍に設けられている。
上限センサ51と下限センサ52により、マッサージユニット8の昇降範囲が規定されている。
なお、マッサージ機1を駆動しないときのマッサージユニット8の収納位置は、上限センサ51により検出されるマッサージユニット8の上昇範囲の上限である。
マッサージユニット8には、昇降モータ90aの回転数を検出する昇降センサ90bが設けられている。上限センサ51又は下限センサ52により検出される上限位置又は下限位置から、昇降モータ90aの回転数を昇降センサ90bにより検出することにより、制御部7はマッサージユニット8の昇降位置を把握することができる。
前述した特定部位検出センサ70、昇降センサ90b、上限センサ51、下限センサ52、リクライニングセンサ9c、第1センサ9a及び第2センサ9bは、制御部7に電気的に接続されている。
図18はマッサージユニット8が足首で施療を行っている図である。図19はマッサージユニット8が脹脛で施療を行っている図である。図20はマッサージユニット8が膝側で施療を行っている図である。図21はマッサージユニット8が大腿部で施療を行っている図である。図22はマッサージユニット8が手首で施療を行っている図である。図23はマッサージユニット8が肘側で施療を行っている図である。図24はマッサージユニット8が身体の細い側で施療を行っている図である。図25はマッサージユニット8が身体の太い側で施療を行っている図である。図26はマッサージユニット8が身体の細い側で施療を行っている図である。図27はマッサージユニット8が身体の太い側で施療を行っている図である。
図18から図27は、マッサージユニット8が、施療動作を行っている概略図である。
前記制御部7は、マッサージユニット8の動作を制御して、身体支持部に支持された身体の長手方向に移動させ、施療子86(86L,86R)を身体の側面に接近させて、マッサージを行っている。
また制御部7は、移動手段90と位置変更手段91を制御して、前記マッサージユニット8を身体の細い側へ位置させた状態で、前記施療子86(86L,86R)を身体の側面に接近させる様に位置変更させている。
身体支持部に支持された身体の背面をマッサージユニット8の施療子86(86L,86R)をマッサージすると施療子86(86L,86R)に押され、身体支持部から飛び出してしまうが、施療子86(86L,86R)を身体支持部の端部側、つまり、身体の細い側へ移動させ、施療子86(86L,86R)を身体の側面に接近させてマッサージを行うことで、身体が背面から押されず身体支持部から身体が飛び出してしまうことがない。
また、身体支持部の端部側に支持されている身体は身体の末端であり、体幹側に比べて細く、身体の側部に施療子を位置させやすい。
この様に、身体支持部の端部側で、施療子を側部に移動させてマッサージすることで、身体支持部から身体が押し出されずに、良好なマッサージが可能となる。
図24~図27では、身体の細い部分を身体Aとし、身体の太い部分を身体Bとしている。
この様な動作を行うことで、身体の細い部分においてマッサージユニット8の施療子86(86L,86R)を身体側面に接近させる様に制御しているので、施療子86(86L,86R)を身体の側部に接近させやすい。例えば、身体の太い部分で施療子86(86L,86R)を身体側面に接近させようとしても、施療子86(86L,86R)は身体の背面に位置するのみで身体側面に位置しづらい。
また、マッサージユニット8を身体の細い側へ位置させた後に、前記施療子86(86L,86R)を身体の側面に接近させ、その後、前記マッサージユニット8を身体の太い側へ移動させるので、身体側部を身体の長手方向にそって施療することが可能となる。
前記制御部7は、移動手段90と位置変更手段91を制御して、前記マッサージユニット8を身体支持部の端部側へ移動させながら、前記施療子86(86L,86R)を身体の側面に位置変更させて、マッサージを行ってもよい。
重量の軽い身体の背面をマッサージする場合、身体支持部から飛び出してしまうが、重い部位では、押し出されることがなく良好なマッサージを行える場合もある。このため、徐々にマッサージユニット8を端部側へ移動させてもよい。つまり、身体の太い側から細い側へ移動させながら、施療子86(86L,86R)を徐々に身体の側部へ位置させる様に制御してもよい。
身体の重量のある部分(太い部分)をマッサージする場合は身体の背面をマッサージし、重量があまりない部分(細い部分)をマッサージする場合は身体の側部をマッサージする様にしている。
この様に制御してもよく、身体が身体支持部から身体が飛び出してしまうことがなく、良好なマッサージが可能となる。
前記制御部7は、位置変更手段91を制御して、施療子86(86L,86R)を位置変更して身体を壁部101と施療子86(86L,86R)の間に位置させ、施療子86(86L,86R)を身体の側部に押し付けてマッサージさせる。
また、前記制御部7は、位置変更手段91と移動手段90を制御して、施療子86(86L,86R)を位置変更して身体を壁部101と施療子86(86L,86R)の間に位置させ、施療子86(86L,86R)を身体の側部に押し付けて、マッサージユニット8を移動させて、身体側部の押圧位置を変更しつつマッサージを施すことができる。
図18,図19に示す様に、マッサージユニット8は脚部を施療することが可能である。脚部をマッサージする場合、以下の様にマッサージユニット8を制御する。脚部は、身体の端部側に近い箇所であるため重量が大きくない。つまり、脚部背面側(脹脛側)から施療した場合、脹脛が後ろから押されて、脚部が身体支持部から浮き上がりやすい。また、脚部は、脹脛と足首で太さが大きく異なり、脹脛部分では、身体の側部に対の施療子86L,86Rを位置させにくい。
このため、制御部7は、マッサージユニット8を足首側に位置させた後に、対の施療子86L,86Rを脚部の側面に接近させ、前記施療子86L,86Rと壁部101によって脚部を狭圧する動作と、マッサージユニット8を脹脛側へと移動させる動作と、を連動させて行っている。
この様に動作させることで、身体の足首側で施療子86L,86Rを身体の側面に確実に位置させ、その状態から身体の脹脛側に移動させながら身体の側部をマッサージすることが可能となる。
このため、脹脛を身体支持部から浮き上がらせることなく脚部にマッサージを行うことが可能となる。
この様な場合、制御部7では、マッサージユニット8の移動を停止する制御を行っている。
この様な制御は、移動手段90の昇降モータ90aの回転数を検知する昇降センサ90bによって、行っている。前記昇降センサ90bは、前述の通り、昇降モータ90aの回転数を検知している。身体の細い部分に施療子が位置する場合、前記昇降センサ90bが検知する信号の間隔は一定となっている。この場合、昇降モータ90aに負荷はあまりかかっていない。また、身体の太い部分に施療子が位置する場合、前記昇降センサ90bが検知する信号の間隔が身体の細い部位に比べて信号の間隔が広くなる。この時、昇降モータ90aに大きく負荷がかかっている。この様な場合、制御部7は移動手段90に停止命令を出す。
この様に制御することで脚部の側部を狭圧する際に身体に対して、強すぎる力でマッサージすることがなくなる。
また、停止命令の他に、マッサージユニット8の移動を遅くしたり、昇降モータ90aを反転させたりしてもよい。
また、制御部7は、位置変更手段91の揉みモータ91aを制御して、施療子86L,86Rを身体から離間させるように移動させてもよい。
この様に制御することで、痛みを感じさせず、好適なマッサージを行うことが可能となる。
また、この様な制御は、後述する大腿部や腕部の施療でも行われている。
この動作に伴い左右の脚部を左右凹部にそれぞれ割り振って、施療を行うことができる。
また、座部3においても、同様に大腿部を左右に振り分けることができる。
前記制御部7は、大腿部を施療する場合、以下の様な制御を行う。
前記制御部7は、前記移動手段90を制御してマッサージユニット8を大腿部の長手方向に移動させている。
具体的には、前記制御部7は、マッサージユニット8を膝側に位置させた後に、対の施療子86L,86Rを大腿部の側面に接近させ、前記施療子86L,86Rと壁部101によって大腿部を狭圧する動作と、マッサージユニット8を臀部側へと移動させる動作と、を連動させて行っている。
この様に制御することで、大腿部を側部からマッサージしている。
また、大腿部においては、股部分があるため、マッサージユニット8の移動範囲を膝から臀部付近までを移動するようにしてもよい。このような場合、制御部7は、昇降センサ90bが検知する信号を所定回数検知した時点で、マッサージユニット8の移動を停止している。この様に昇降センサ90bの信号の検知回数からマッサージユニット8の位置を把握することが可能となる。このため、股部分に接触する前にマッサージユニット8の移動を停止することが可能となる。
また、股部分に接触する前に、対の施療子86L,86Rを幅狭状態から幅広状態へ変更させてもよい。この様に制御することで、対の施療子86L,86Rは、大腿部の側面から背面側へ移動し、股部分に接触しない様にすることが可能である。
前記制御部7は、腕部を施療する場合、以下の様な制御を行う。
前記制御部7は、前記移動手段90を制御してマッサージユニット8を腕部の長手方向に移動させている。具体的には、前記制御部7は、マッサージユニット8を手首側に位置させた後に、施療子86を前腕の側面に接近させ、前記施療子86と壁部101によって腕を狭圧する動作と、マッサージユニット8を肘側へと移動させる動作と、を連動させて行っている。この様に制御することで、前腕を側部からマッサージしている。
2 椅子本体(身体支持部)
3 座部(身体支持部)
4 背凭れ部(身体支持部)
5 フットレスト(身体支持部)
7 制御部
8 マッサージユニット
15 肘掛け部(身体支持部)
26 ガイドレール
86 施療子
90 移動手段
91 位置変更手段
101 壁部
Claims (12)
- 身体支持部であるフットレストと座部を有し、前記身体支持部の内部に設けられた身体をマッサージするマッサージユニットと、前記マッサージユニットを前記身体支持部に支持された身体の長手方向に移動させる移動手段と、前記座部と前記フットレストに設けられたガイドレールと、制御部と、を有するマッサージ機において、
前記マッサージユニットは、施療子と、前記施療子が先端に設けられた左右対のアームと、前記左右対のアームと連結するとともに当該左右対のアームを近接離反させる左右方向を軸方向とする駆動軸と、前記駆動軸を回転させることで少なくとも施療子を互いに離反させて身体の内側面に接近させる位置変更手段と、を有し、
前記移動手段によって、前記マッサージユニットは、少なくとも前記フットレストに対応する位置から前記座部に対応する使用者の臀部位置までを前記ガイドレールに沿って移動し、
前記制御部は、前記移動手段と位置変更手段を制御して、前記マッサージユニットを前記フットレストへ位置させた状態で、前記施療子を互いに離反させて身体の内側面に接近させる様に位置変更させることを特徴とするマッサージ機。 - 前記制御部は、
前記マッサージユニットを前記フットレストへ位置させた後に、前記施療子を互いに離反させて身体の内側面に接近させる様に位置変更させ、前記マッサージユニットを前記座部側へ移動させる動作を行うことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。 - 前記フットレストは、壁部を有しており、
前記制御部は、前記フットレストにおいて、施療子を位置変更して身体を前記壁部と施療子の間に位置させ、前記マッサージユニットを移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。 - 前記マッサージユニットの施療子は、左右対となっており、
前記制御部は、前記位置変更手段を制御して、対の前記施療子を接近させた後に、下肢の内側面に接近させて、マッサージを行うことを請求項1~3のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記身体支持部は、使用者の脚部を保持し、
前記制御部は、前記移動手段を制御して前記マッサージユニットを使用者の脚部の長手方向に移動させることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記フットレストは、壁部を有しており、
前記制御部は、
前記マッサージユニットを足首側に位置させた後に、対の前記施療子を使用者の脚部の内側面に接近させ、
前記施療子と前記壁部によって使用者の脚部を狭圧する動作と、前記マッサージユニットを脹脛側へと移動させる動作と、を連動させて行うことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記身体支持部は、使用者の大腿部を保持し、
前記制御部は、前記移動手段を制御して前記マッサージユニットを使用者の大腿部の長手方向に移動させることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記座部は、壁部を有しており、
前記制御部は、
前記マッサージユニットを膝側に位置させた後に、対の前記施療子を使用者の大腿部の内側面に接近させ、
前記施療子と前記壁部によって使用者の大腿部を狭圧する動作と、前記マッサージユニットを臀部側へと移動させる動作と、を連動させて行うことを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記マッサージ機は、更に背凭れ部を有しており、
前記背凭れ部には、前記ガイドレールが設けられており、
前記移動手段によって前記マッサージユニットは、前記ガイドレールに沿って移動することを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記マッサージ機は、更に前記身体支持部である肘掛け部を有しており、
前記肘掛け部の内部に設けられた身体の背面をマッサージする腕部マッサージユニットと、
前記腕部マッサージユニットを前記肘掛け部に支持された身体の長手方向に移動させる腕部用移動手段と、を有し、
前記肘掛け部には、腕部用ガイドレールが設けられており、
前記腕部用移動手段によって前記腕部用マッサージユニットは、前記腕部用ガイドレールに沿って移動することを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記肘掛け部は、使用者の腕部を保持し、
前記制御部は、前記腕部用移動手段を制御して前記腕部用マッサージユニットを腕部の長手方向に移動させることを特徴とする請求項10に記載のマッサージ機。 - 前記肘掛け部は、壁部を有しており、
前記制御部は、
前記腕部用マッサージユニットを手首側へと移動させた後に、前記施療子を使用者の腕部の内側面に接近させ、
前記施療子と前記壁部によって腕を狭圧する動作と、マッサージユニットを肘側へと移動させる動作と、を連動させて行うことを特徴とする請求項10又は11に記載のマッサージ機。
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