JP2017023413A - マッサージ機 - Google Patents

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JP2017023413A JP2015145161A JP2015145161A JP2017023413A JP 2017023413 A JP2017023413 A JP 2017023413A JP 2015145161 A JP2015145161 A JP 2015145161A JP 2015145161 A JP2015145161 A JP 2015145161A JP 2017023413 A JP2017023413 A JP 2017023413A
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田子 光範
Mitsunori Tago
光範 田子
渡辺 史郎
Shiro Watanabe
史郎 渡辺
進矢 佐藤
Shinya Sato
進矢 佐藤
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Abstract

【課題】施療子を適切に動作させることができるカバー部材を備えたマッサージ機を提供する。
【解決手段】施療子62と、フレーム3a及び施療子62を覆うカバー部材30により構成された被施療部を支持する身体支持部3と、を有し、カバー部材30を介して施療子62により被施療部をマッサージするマッサージ機1である。カバー部材30は、施療子62の可動範囲に対応して設けられた第1カバー部31を有している。第1カバー部31は、たるみ部37を有して張設され、被施療部に対向する方向に切断したときの断面視において凹部40を形成し、たるみ部37において第1カバー部31同士が結合されている。
【選択図】 図4

Description

本発明はマッサージ機に関する。
従来、カバー部材を介して施療子により被施療部をマッサージする椅子型のマッサージ機が知られている。このマッサージ機は、背凭れ部の肩付近に対応する位置に、蛇腹状のタック部が左右に設けられた第2カバーが設けられている。施療子が突出していないときは、タック部は蛇腹を縮めた状態となり、施療子が突出したときには、タック部は施療子に押し出されて蛇腹状に伸びる。このようにして、カバー部材は、施療子の動作に追従して変形することができる(例えば、特許文献1の図8及び図9参照)。
特開2009−195262号公報
しかし、上記特許文献1に記載のマッサージ機は、タック部が施療子の動作に追従して適切に変形しない恐れがある。この場合、カバー部材が突っ張った状態となり、施療子の動作が阻害されてしまうという問題がある。ひいては、施療子とカバー部材の間で異音が発生するという問題も生じる。そこで本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、施療子を適切に動作させることができるカバー部材を備えたマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、施療子と、フレーム及び前記施療子を覆うカバー部材により構成された被施療部を支持する身体支持部と、を有し、前記カバー部材を介して前記施療子により被施療部をマッサージするマッサージ機において、前記カバー部材は、前記施療子の可動範囲に対応して設けられた第1カバー部を有し、前記第1カバー部は、たるみ部を有して張設され、被施療部に対向する方向に切断したときの断面視において凹部を形成し、前記たるみ部において前記第1カバー部同士が結合されていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、第1カバー部により形成される凹部内で施療子が動作するため、カバー部材が施療子の動作を阻害しない。
また、本発明は、施療子と、フレーム及び前記施療子を前側から覆うカバー部材により構成された胴体を支持する身体支持部としての背凭れ部と、を有し、前記カバー部材を介して前記施療子により胴体をマッサージするマッサージ機において、前記カバー部材は、前記施療子の可動範囲に対応して設けられた第1カバー部を有し、前記第1カバー部は、たるみ部を有して張設され、前後方向に切断したときの断面視において凹部を形成し、前記たるみ部において前記第1カバー部同士が左右で結合されていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、第1カバー部により形成される凹部内で施療子が動作するため、カバー部材が施療子の動作を阻害しない。
また、前記第1カバー部は、前記たるみ部を有して張設された第1部分と、前記第1部分とは独立して設けられ、前記凹部を身長方向からふさぐ所定幅を有する第2部分と、を有し、前記たるみ部において前記第2部分を介して前記第1部分同士が結合されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、第1部分同士の結合部においても凹部を確保することができ、施療子が結合部近傍に位置していてもカバー部材により動作が阻害されない。
また、前記第2部分は、前記第1部分の身長方向における端部に設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、施療子を第1部分の身長方向における端部近傍まで移動させても、カバー部材が施療子の動作を阻害しない。また、第1部分と第2部分の結合作業が容易となる。
また、前記施療子は、左右で対をなしており、前記第1カバー部は、所定距離を空けて対をなしており、前記カバー部材は、前記対の第1カバー部の間に張設された第2カバー部を有し、前記第2カバー部は、前記第1カバー部よりも前記フレームに強く張られている、又は前記第1カバー部よりも伸縮性が低いことが好ましい。
このような構成とすることにより、第1カバー部により施療子の動作を阻害せず、第2カバー部により被施療部を安定して支持することができる。
また、前記第1カバー部は、前記施療子の動作に追従して前記第2カバー部との結合部を支点として左右方向へ揺動可能であることが好ましい。
このような構成とすることにより、カバー部材が施療子の動作を阻害しない。
また、前記施療子は、前後方向に動作可能であり、前記カバー部材は、前記背凭れ部の上面に設けられるとともに前記第1カバー部の上部と結合された第3カバー部を有し、前記第3カバー部は、前後方向に伸縮性を有していることが好ましい。
このような構成とすることにより、カバー部材が施療子の前後方向の動作を阻害しない。
また、本発明は、対をなす施療子と、フレーム及び前記施療子を覆うカバー部材により構成された被施療部を支持する身体支持部と、を有し、前記カバー部材を介して前記施療子により被施療部をマッサージするマッサージ機において、前記カバー部材は、前記施療子の可動範囲に対応して所定距離を空けて張設された対をなす第1カバー部と、前記対の第1カバー部の間に張設され、該第1カバー部に結合された第2カバー部と、を有し、前記第2カバー部は、前記第1カバー部よりも前記フレームに強く張られている、又は前記第1カバー部よりも伸縮性が低いことを特徴とする。
このような構成とすることにより、第1カバー部により施療子の動作を阻害せず、第2カバー部により被施療部を安定して支持することができる。
また、前記第1カバー部は、たるみ部を有して張設され、被施療部に対向する方向に切断したときの断面視において凹部を形成していることが好ましい。
このような構成とすることにより、対の第1カバー部の間に張りの強い又は伸縮性の低い第2カバー部が結合されているため、施療子の可動範囲において対の施療子それぞれに対応する凹部を形成することができる。そして、凹部内で施療子が動作するため、カバー部材が施療子の動作を阻害しない。
本発明によれば、施療子を適切に動作させることができる。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機の斜視図である。 マッサージ機のブロック図である。 マッサージ部の正面図である。 カバー部材の斜視図である。 マッサージ部及びカバー部材を示す図4のA−A線断面図であり、(a)は対の施療子が近接した状態、(b)は対の施療子が離反した状態をそれぞれ示している。
[マッサージ機の全体構成]
以下、本発明のマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の斜視図である。図2はマッサージ機1のブロック図である。図3はマッサージ部6の正面図である。図4はカバー部材30の斜視図である。図5はマッサージ部6及びカバー部材30を示す図4のA−A線断面図であり、(a)は対の施療子62が近接した状態、(b)は対の施療子62が離反した状態をそれぞれ示している。なお、図1では、視認性を考慮してカバー部材30の図示を省略している。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示す起立姿勢のマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。
図1及び図2に示すとおり、本発明のマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の脚部及び/又は足部を支持するフットレスト4と、を有している。座部2、背凭れ部3、及びフットレスト4は、使用者の身体を背面側から支持する身体支持部として機能する。身体支持部2〜4の各所には、使用者の身体をマッサージするマッサージ部6〜8が設けられている。なお、座部2の左右両側には、使用者の腕部を載置する肘掛け部が設けられていてもよい。
図1及び図2に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられたアクチュエータ11により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が床面と略水平となるリクライニング姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。フットレスト4は、座部2の下方に設けられたアクチュエータ12により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で脚部又は足部が支持される上昇姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。
図2に示すとおり、座部2の下方には、後述するエアセルよりなるマッサージ部7,8に対してエアを給排気するポンプ及びバルブを有する給排気装置13と、マッサージ機1の各種動作を制御する制御手段14と、が設けられている。制御手段14は、プログラマブルなマイコン等を有しており、各アクチュエータ11,12、マッサージ部6、及び給排気装置13を駆動制御する。制御手段14には、使用者が操作するコントローラ15が電気的に接続されている。マッサージ機1は、予め定められたプログラム(マッサージコース)に従って動作する他、使用者によるコントローラ15からの指示に従って動作する。
[座部及びフットレストの構成]
図1に示すとおり、座部2は、硬質の座フレーム2a(フレーム)と、座フレーム2aの上側に配置された後述するカバー部材30と、により構成されている。座フレーム2aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。座部2には、使用者の臀部及び大腿部を下方(背面側)からマッサージする左右で対をなすマッサージ部7が設けられている。このマッサージ部7は、座フレーム2aの上部に設けられていてもよいし、カバー部材30(第6カバー部36)の内部に設けられていてもよい。また、フットレスト4には、使用者の脚部を後方(背面側)からマッサージする左右で対をなすマッサージ部8が設けられている。マッサージ部7,8は、エアの給排気により膨張収縮するエアセルにより構成されている。
[背凭れ部の構成]
図1に示すとおり、背凭れ部3は、硬質の背フレーム3a(フレーム)と、背フレーム3aを被覆するカバー部材30と、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材30は、開口部3bを前方から覆っている。後述するマッサージ部6の施療子62が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材30を介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。
[マッサージ部の構成]
図1〜3に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面側)からマッサージするマッサージ部6が設けられている。このマッサージ部6は、身長方向に沿って複数(本実施形態では2つ)設けられていることが好ましい。このマッサージ部6は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージ部6は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール16が設けられており、マッサージ部6はガイドレール16に沿って移動する。マッサージ部6が身長方向に移動可能であるため、使用者の首部から腰部の間を施療子62でマッサージすることができる。
マッサージ部6は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール16に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル等よりなる進退駆動部65が設けられている。進退駆動部65の駆動により、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として前後方向に進退することができる。なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよく、アーム61に進退駆動部65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、マッサージ部6は、使用者の身体情報を検出するセンサ69(図2参照)を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージ部6を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩部の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、アーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージ部6の上下位置に基づいて肩部の位置を検出する。肩部の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は制御手段14に記憶される。なお、身体情報は使用者自身が入力してもよい。この場合、例えば、コントローラ15を操作して身体情報を入力し、制御手段14に記憶させることができる。
[カバー部材の構成]
図4及び図5に示すとおり、身体支持部を構成する背凭れ部3及び座部2は、各フレーム3a,2aを覆うカバー部材30を有している。本実施形態においては、カバー部材30は、背フレーム3aの前側であって施療子62の可動範囲に対応して設けられた第1カバー部31と、背フレーム3aの前側であって第1カバー部31に並設された第2カバー部32と、背フレーム3aの上側に設けられた第3カバー部33と、背フレーム3aの左右両側に設けられた第4カバー部34と、背フレーム3aの後側に設けられた第5カバー部35と、座フレーム2aの上側に設けられた第6カバー部36と、を有している。そして、第1カバー部31及び第2カバー部32の前側には、ウレタンフォーム等よりなるクッション材を内装した背パッド(図示せず)が設けられている。なお、カバー部材30は、前述した第1〜第6カバー部31〜36の全てを有している必要はなく、少なくとも第1カバー部31、又は第1カバー部31及び第2カバー部32を有していれば足りる。
第1カバー部31は伸縮性を有する生地等よりなり、施療子62を前方から覆いつつも、被施療部に対して第1カバー部31を介して施療子62によるマッサージ作用を与えることができる。後述するように、第1カバー部31は、たるみ部37を有していれば、必ずしも伸縮性を有する材質でなくてもよい。第1カバー部31は、左右方向に所定距離を空けて対をなして設けられている。第1カバー部31は、施療子62の上下方向の可動範囲に対応して、上下方向に所定幅を有している。具体的には、背凭れ部3の上端部から下端部まで延設されている。また、第1カバー部31は、施療子62の左右方向の可動範囲(すなわち、揉みマッサージ中の施療子62の可動範囲)に対応して、左右方向に所定幅を有している。
第1カバー部31は、たるみ部37を有して背フレーム3aに張設されている。具体的には、第1カバー部31は、左右方向に張り度合が弱いたるみ部37を有する第1部分38を有しており、被施療部に対向する方向(前後方向)に切断したときの断面視において凹部40を形成している(図5参照)。第1部分38は、第1カバー部31を構成したときの左右幅よりも大きい1枚の生地をたるませた状態で、その左右両側が後述する第2カバー部32にそれぞれ縫製して結合されている。図5においては、第1部分38は、後方に向かって開口する凹部40を形成しているが、第1部分38に対して後方への荷重が作用することにより前方へ向かって開口する凹部40を形成することもあり得る。
また、第1カバー部31は、第1部分38とは独立して設けられた第2部分39を有している。本実施形態では、第1部分38と第2部分39は、伸縮性を有する同一の材質の生地等よりなるが、異なる材質の生地であってもよい。第1部分38によって形成された凹部40が、第2部分39により上方及び/又は下方からふさがれている。第2部分39は左右方向に所定幅を有しており、第2部分39の外周を第1部分38と縫製することで、第1部分38と第2部分39が結合されている。すなわち、たるみ部37において第2部分39を介して第1部分38同士が左右方向で結合されている。なお、たるみ部37において第2部分39を介さずに第1部分38同士を縫製して左右方向で結合してもよい。本実施形態では、第2部分39は、第1部分38の上下両端部に設けられているが、上端部又は下端部のいずれか一方だけに設けられていてもよく、上下方向の中途部に設けられていてもよい。
左右方向に張り度合が弱いたるみ部37において、第1部分38同士が左右方向で結合されているため、第1カバー部31を平面的ではなく、前後方向の厚みを有する立体的な形状とすることができる。従って、第1カバー部31により前後方向に開口する凹部40を形成することができる。そして、この凹部40内で施療子62が動作するため、カバー部材30が施療子62の動作を阻害しない。また、第1カバー部31が突っ張った状態とならないため、施療子62とカバー部材30の間で発生する摩擦による異音も低減できる。
また、左右方向に所定幅を有する第2部分39を介して第1部分38同士を結合しているため、第1部分38同士の結合部においても十分な凹部40を確保することができる。すなわち、本実施形態では、第1カバー部31の上端部又は下端部においても十分な凹部40を確保することができる。従って、施療子62を可動範囲の上限又は下限近傍まで移動させて該結合部近傍に位置させても、施療子62の動作がカバー部材30に阻害されない。
左右で対をなす第1カバー部31の間と、それぞれの第1カバー部31の左右外側には、第2カバー部32が並設されている。第2カバー部32は、施療子62の左右方向における可動範囲の外に位置しており、上下方向に所定幅を有している。具体的には、背凭れ部3の上端部から下端部まで延設されている。並設された第1カバー部31と第2カバー部32は、それぞれを縫製することにより左右方向に結合されている。第2カバー部32は、第1カバー部31よりも伸縮性が低く、例えばレザー等よりなる。また、第2カバー部32は、たるみ部を有さず、第1カバー部31よりも背フレーム3aに強く張設されている。
対の第1カバー部31は、左右両側が第2カバー部32に結合されているため、対の施療子62の近接離反に追従して、第2カバー部32との結合部41を支点として左右方向へ揺動することができる。従って、カバー部材30が施療子62の動作を阻害しない。また、第2カバー部32により被施療部を安定して身体支持部である背凭れ部3に支持することができる。また、対の第1カバー部31の間に第2カバー部32が位置し、第1カバー部31と第2カバー部32が結合されているため、第1カバー部31は施療子62の可動範囲において凹部40を形成しやすくなる。
背フレーム3aの上側には、第3カバー部33が設けられており、背フレーム3aを上方から覆っている。背フレーム3aの左右両側には、第4カバー部34が設けられており、背フレーム3aを側方から覆っている。背フレーム3aの後側には、第5カバー部35が設けられており、背フレーム3aを後方から覆っている。座フレーム2aの上側には、第6カバー部36が設けられており、座フレーム2aを上方から覆っている。
第3カバー部33は、その前部が第1カバー部31及び第2カバー部32の上部に結合されており、その後部が第5カバー部35の上部に結合されている。第4カバー部34は、その前部が第2カバー部32の側部に結合されており、その上部が第3カバー部33の側部に結合されている。すなわち、カバー部材30は、第1〜第5カバー部31〜35により下方が開口した袋状に構成されており、背フレーム3aを前後、左右及び上から覆っている。第6カバー部36は、その後部が第1カバー部31及び第2カバー部32の下部に結合されている。
本実施形態では、第3カバー部33は、伸縮性を有する第1カバー部31と同一の材質の生地等よりなり、少なくとも前後方向に伸縮性を有している。すなわち、第3カバー部33は、第2カバー部32よりも伸縮性が高い。進退駆動部65を駆動させて施療子62を前方へ移動させた場合、第3カバー部33は施療子62の移動に追従して前方へ伸長して、第3カバー部33に結合した第1カバー部31は前方へ移動する。このように、進退駆動部65の駆動による施療子62の前後方向の動作をカバー部材30が阻害しない。また、第4カバー部34を第3カバー部33と同様に伸縮性を有する材質としてもよいし、伸縮性を有する材質の別のカバー部(図示せず)を第3カバー部33と第4カバー部34の間に介在させてもよい。そうすれば、施療子62の前後方向の動作をカバー部材30がより阻害しない。
また、本発明のマッサージ機は、図示する形態に限らず、この発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
例えば、エアセルよりなるマッサージ部に代えて、施療子を有するマッサージ部を座部又はフットレストに設け、被施療部と施療子との間に上述したカバー部材を介在させてもよい。カバー部材は、背凭れ部に設ける場合と同様に、施療子の可動範囲に対応して第1カバー部を有し、施療子の可動範囲の外に対応して第2カバー部を有するものとすればよい。
本発明は、施療子を適切に動作させることができるマッサージ機に適用することができる。
1 マッサージ機
2 座部(身体支持部)
2a 座フレーム(フレーム)
3 背凭れ部(身体支持部)
3a 背フレーム(フレーム)
4 フットレスト(身体支持部)
30 カバー部材
31 第1カバー部
32 第2カバー部
33 第3カバー部
37 たるみ部
38 第1部分
39 第2部分
40 凹部
41 結合部
62 施療子

Claims (9)

  1. 施療子と、
    フレーム及び前記施療子を覆うカバー部材により構成された被施療部を支持する身体支持部と、を有し、
    前記カバー部材を介して前記施療子により被施療部をマッサージするマッサージ機において、
    前記カバー部材は、前記施療子の可動範囲に対応して設けられた第1カバー部を有し、
    前記第1カバー部は、
    たるみ部を有して張設され、
    被施療部に対向する方向に切断したときの断面視において凹部を形成し、
    前記たるみ部において前記第1カバー部同士が結合されている
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 施療子と、
    フレーム及び前記施療子を前側から覆うカバー部材により構成された胴体を支持する身体支持部としての背凭れ部と、を有し、
    前記カバー部材を介して前記施療子により胴体をマッサージするマッサージ機において、
    前記カバー部材は、前記施療子の可動範囲に対応して設けられた第1カバー部を有し、
    前記第1カバー部は、
    たるみ部を有して張設され、
    前後方向に切断したときの断面視において凹部を形成し、
    前記たるみ部において前記第1カバー部同士が左右で結合されている
    ことを特徴とするマッサージ機。
  3. 前記第1カバー部は、
    前記たるみ部を有して張設された第1部分と、
    前記第1部分とは独立して設けられ、前記凹部を身長方向からふさぐ所定幅を有する第2部分と、
    を有し、
    前記たるみ部において前記第2部分を介して前記第1部分同士が結合されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 前記第2部分は、前記第1部分の身長方向における端部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のマッサージ機。
  5. 前記施療子は、左右で対をなしており、
    前記第1カバー部は、所定距離を空けて対をなしており、
    前記カバー部材は、前記対の第1カバー部の間に張設された第2カバー部を有し、
    前記第2カバー部は、前記第1カバー部よりも前記フレームに強く張られている、又は前記第1カバー部よりも伸縮性が低いことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記第1カバー部は、前記施療子の動作に追従して前記第2カバー部との結合部を支点として左右方向へ揺動可能であることを特徴とする請求項5に記載のマッサージ機。
  7. 前記施療子は、前後方向に動作可能であり、
    前記カバー部材は、前記背凭れ部の上面に設けられるとともに前記第1カバー部の上部と結合された第3カバー部を有し、
    前記第3カバー部は、前後方向に伸縮性を有していることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
  8. 対をなす施療子と、
    フレーム及び前記施療子を覆うカバー部材により構成された被施療部を支持する身体支持部と、を有し、
    前記カバー部材を介して前記施療子により被施療部をマッサージするマッサージ機において、
    前記カバー部材は、
    前記施療子の可動範囲に対応して所定距離を空けて張設された対をなす第1カバー部と、
    前記対の第1カバー部の間に張設され、該第1カバー部に結合された第2カバー部と、
    を有し、
    前記第2カバー部は、前記第1カバー部よりも前記フレームに強く張られている、又は前記第1カバー部よりも伸縮性が低いことを特徴とするマッサージ機。
  9. 前記第1カバー部は、
    たるみ部を有して張設され、
    被施療部に対向する方向に切断したときの断面視において凹部を形成している
    ことを特徴とする請求項8に記載のマッサージ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018147407A1 (ja) 2017-02-10 2018-08-16 日本光電工業株式会社 体内装置からの通信データ量を変更可能なブレインマシンインターフェースシステム、およびその制御方法

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WO2018147407A1 (ja) 2017-02-10 2018-08-16 日本光電工業株式会社 体内装置からの通信データ量を変更可能なブレインマシンインターフェースシステム、およびその制御方法

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