JP6499820B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明はマッサージ機に関する。
例えば、特許文献1に記載されているように、進退モータ58が回転することにより、右もみ玉ユニット50a、左もみ玉ユニット50bそれぞれが単独で被施療者に当接するように進退し、同時に昇降モータ21によりメカユニット10がガイドレール11に沿って下降し、より強く被施療者をひねらせることができ、被施療者にひねりが十分に加わり、進行しているもみ玉53に十分寄り掛かった状態でもみ玉53による施療を実施するので十分な施療効果を得ることができるマッサージ機が知られている。
特開2007−21036
特許文献1に示すようなマッサージ機は、被施療者の身体にひねりを加えてマッサージを行うため、進行しているもみ玉に寄り掛かった状態でもみ玉による施療を実施するものですので、マッサージ機と被施療者に負担がかかってしまうという問題点がある。
また、従来のマッサージ機は、背骨を挟んで施療子と施療子が配置されており、施療子と施療子の間(例えば、背骨の付近)は、施療ができない領域であり、デリケートな領域のためマッサージを行うにおいても注意が必要な領域であり、該領域にマッサージを施す場合、強いあたりのマッサージは被施療部に負担が大きく問題点がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、マッサージ機と被施療者に負担の少ないひねりマッサージ行うことができ、また、従来のマッサージ機が、施療ができない領域又はマッサージに注意が必要な領域に対して、負担の少ないマッサージを行うマッサージ機を提供することを目的とする。
左側マッサージユニットと、右側マッサージユニットと、からなる第一マッサージ部と、制御部を有しており、前記左側マッサージユニットと右側マッサージユニットは、被施療者に揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行う施療子と、施療子を被施療者に対して進退させる進退機構と、前記施療子が取り付けられた第二施療子支持体と、前記第二施療子支持体を支持する第一施療子支持体と、を夫々有し、前記第一マッサージ部は、前記揉みマッサージ動作を行う幅変更機構と、叩きマッサージ動作を行う叩軸と、を有し、前記進退機構は、前記第一施療子支持体と前記第二施療子支持体との間に設けられた空気の給排気により施療子を進退させるエアセルを有し、前記制御部は、前記進退機構により、左右の施療子のうちいずれか一方の施療子を進出させる第一ステップと、前記一方の施療子の進出状態を維持する第二ステップと、を有し、前記第一ステップと前記第二ステップを実行し、左右いずれかのマッサージユニットの施療子を進出させた状態で前記幅変更機構及び/又は叩軸により、揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行うことを特徴とする。
従来のマッサージ機は、背骨を挟んで施療子と施療子が配置されており、施療子と施療子の間(例えば、背骨の付近)は、施療ができない領域となっている。本願のマッサージ機は、左右いずれか一方の施療子を進出させ、身体を傾かせて施療を行うことが可能であるため、施療子と被施療者の身体との当接位置が変更され、施療ができない領域にまで施療が行えるものである。
また、背骨付近の位置に施療を施すため、強すぎる施療は身体に負担となる。本願は進
出機構をエアセルとすることで、エアセルのクッション性により、被施療者に強すぎない
施療を可能としている。
また、機械式の進出機構は、一方の施療子を進出させた場合、被施療者の体重を一方の施療子で受けることとなり、進出機構に負担がかかりすぎてしまう可能性がある。本願の進出機構は、エアセルなので被施療者の体重を受けたとしても、進出機構への負担がすくない。
また、身体を捻りながら揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作をすることが可能である。
前記制御部は、前記施療子を身体の長手方向に移動させることを特徴とする。
身体を捻りながら、身体を伸ばすという動作が可能となる。
前記制御部は、前記第一ステップを実行した後に前記第二ステップを実行し、その後、前記施療子を身体の長手方向に移動させる第三ステップを実行することを特徴とする。
身体を捻りながら伸ばすことが可能である。
前記制御部は、前記第二ステップの後に、前記幅変更機構により前記施療子を接近させる第三ステップと、前記第三ステップの後に、前記施療子の接近状態を維持する第四ステップと、により、捻り込み動作を行なうことを特徴とする。
押圧に加え、施療子の回動により施療箇所を揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作しながら捻ることが可能になる。
前記制御部は、左右両方のマッサージユニットの施療子を進出させた状態から、左右のマッサージユニットのうちいずれかのマッサージユニットの施療子を退出させることを特徴とする。
施療子を進出状態から一方を退出させるので、被施療者の身体を傾かせることが可能であり、施療子の身体への食い込みが大きくなり、より施療感が増す。
前記制御部は、左側施療子の進出量と右側施療子の進出量を異ならせて揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行うことを特徴とする。
施療者の体は、左半身と右半身で凝り具合が異なり、同じ進出量でマッサージを行ったとしても施療が適切でない場合がある。よって、左右の進出量を異ならせて揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行うことで、左半身と右半身の凝りに合わせて揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作をすることができる。
前記左側マッサージユニットは、進退機構により被施療者側へ進出した左側施療子の進出量を検出する左側検出部を有しており、前記右側マッサージユニットは、進退機構により被施療者側へ進出した右側施療子の進出量を検出する右側検出部を有しており、前記制御部は、左側施療子の進出量と右側施療子の進出量の差から、左側施療子の押圧力と右側施療子の押圧力を設定し、揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行うことを特徴とする。
左右の施療子の進出量を検出することで、施療者の左半身及び右半身の硬さや、左右の歪みを知ることが可能であり、左右の施療子に適切な押圧力で、左半身及び右半身を揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作することが可能である。
前記制御部は、左側施療子の進出量と右側施療子の進出量を利用して、被施療者の施療部位を特定することを特徴とする。
施療子の進出量から、施療部位を特定することが可能である。
前記制御部は、左側施療子の進出量と右側施療子の進出量の差が所定値を超えた箇所を施療箇所とすることを特徴とする。
左右の施療子の進出量の差が所定値を越える箇所は、凝っている箇所なので、凝りのある部位を特定し、マッサージを施すことが可能である。
前記左側マッサージユニットと右側マッサージユニットは、前記マッサージ部から揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を伝達する第1アームと、被施療者の身体の起伏に沿って揺動する第2アームと、を有し、前記第2アームは、前記施療子と、前記第一施療子支持体と、前記第二施療子支持体と、を有し前記第二施療子支持体は、前記進退機構により進出することを特徴とする。
進退機構をアームに取付けているため、応答速度の速い施療子の進退出を行うことが可能となっている。
前記マッサージ部は、背凭れ部と座部を有する椅子型マッサージ機に設けられており、前記背凭れ部と前記座部は、それぞれガイドレールを有しており、前記マッサージ部は、前記ガイドレールに沿って、前記背凭れ部から前記座部を移動するマッサージ部が設けられたことを特徴とする。
背中から腰,臀部にわたってマッサージを行うことが可能である。
マッサージ機と被施療者に負担の少ない捻りマッサージ行うことができ、また、従来のマッサージ機が、施療ができない領域又は強すぎないマッサージが適する領域に対して、負担の少ないマッサージを行うマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機のエア施療部の配置を示す図である。 本発明の実施形態に係るブロック図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部を示す図である。 本発明の実施形態に係る第二マッサージ部を示す図である。 本発明の実施形態に係る第二マッサージ部を示す図である。 本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機の肘掛け部を示す図である。 本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機の肘掛け部を示す図である。 本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機の第一ガイドレールと第二ガイドレールを示す図である。 本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機の第一ガイドレールと第二ガイドレールを示す図である。 本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機の揺動機構部を示す図である。 本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機の操作部を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の動作例を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の動作例を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の動作例を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の動作例を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の進出量の検出部を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の進出量を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の進出量を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の進出量を示す図である。 本発明の実施形態に係る第一マッサージ部の進出量を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1の椅子型マッサージ機1は、本発明の実施形態に係る斜視図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、起立状態にあるマッサージ機1に着座した被施療者から見たときの方向の概念と一致するものとし、左手側が「左」であり、右手側が「右」であり、頭部側が「上」であり、腰部側が「下」であり、その他の場合は適宜説明するものとする。
図1の椅子型マッサージ機1は、被施療者の背中を支持する背凭れ部2と、被施療者が着座する座部3と、脹脛と足を支持するフットレスト4を有している。
図2の椅子型マッサージ機1は、図1の椅子型マッサージ機1が有する第一マッサージ部6と第二マッサージ部7を露出させた図である。
図3の椅子型マッサージ機1は、本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機1を簡略化しエア施療部の配置を示すものである。
図4の椅子型マッサージ機1は、本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機1のブロック図である。
図1に示すとおり、本発明の椅子型マッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部3と、座部3の後部に一体的に設けられた使用者が凭れる背凭れ部2と、座部3の前部に一体的に設けられた使用者の脚部を支持するフットレスト4と、座部3の両側面に設けられた肘掛け部5により構成される椅子本体11と、この椅子本体11を前後に揺動可能に支持するとともに床面に設置されるベース12と、椅子本体11をベース12に対して前後に揺り動かす揺動機構部13(図15参照)と、椅子本体11に設けられた使用者の被施療部をマッサージする第一マッサージ部6、第二マッサージ部7、第三マッサージ部8、第四マッサージ部9、第五マッサージ部10と、を有している。
図5及び図6は第一マッサージ部6を示す図である。
第一マッサージ部6は、左側マッサージユニット14と右側マッサージユニット15と、マッサージ動作を行わせる駆動源62,63と、前記駆動源62,63を収容している枠体100とを有している。
前記左側マッサージユニット14と前記右側マッサージユニット15は、夫々施療子81を有する第2アーム80、第2アーム80にマッサージ動作を伝達する第1アーム70とを有している。
前記第一マッサージ部6の枠体100の中には、揉み動作を行なう駆動源62と、叩き動作を行なう駆動源63と、前記駆動源62,63からの駆動力を減速する減速機構(図示せず)と、前記減速機構(図示せず)に連結され、揉み動作を行なう揉軸71と、叩き動作を行なう叩軸76とが設けられている。
前記揉軸71は、軸の途中で所定の角度で曲げられた偏角部(図示せず)を有しており、前記偏角部(図示せず)に後述する第1アーム70が設けられており、揉軸71が回転することによって、偏角部(図示せず)に設けられた後述する第1アーム70に略円状の揉みマッサージ動作を伝達する。
また、揉み動作を行う駆動源62、前記駆動源62からの駆動力を減速する減速機構(図示せず)と、前記減速機構(図示せず)に連結され、揉み動作を行なう揉軸71と、前記揉軸71の途中で所定の角度で曲げられた偏角部(図示せず)により、左右対の施療子81の間隔を変更する幅変更機構69が構成されている。
前記叩軸76は、軸の途中で偏心されたクランク部(図示せず)を有しており、前記クランク部(図示せず)には、クランクロッド76aが設けられており、前記クランクロッド76aが後述する第1アーム70に連結されており、叩軸76が回転することによって、略円状の叩きマッサージ動作を、クランク部(図示せず)に設けられたクランクロッド76aより第1アーム70に伝達する。
第1アーム70と第2アーム80は、左右に夫々設けられており、第2アーム80は、施療子81(81a,81b)を有している。
なお、以降の第1アーム70及び第2アーム80の説明は、左右で同じ構成となっているので、左側の第1アーム70及び第2アーム80を基準に説明を行う。
図7及び図8は本発明の実施形態に係る第一マッサージ部6の第1アーム70と第2アーム80を示す図である。図7aは、第2アーム80を示す図である。
図7bは、第1アーム70を示す図である。
図7cは、第1アーム70と第2アーム80を組合わせた状態の図である。
図8は本発明の実施形態に係る第一マッサージ部6の進退機構90を示す図である。
図8aは、第一マッサージ部6の第2アーム80に設けた進退機構90が動作していない状態を示す図である。
図8bは、第一マッサージ部6の第2アーム80に設けた進退機構90を動作させた状態を示す図である。
前記1アーム70には、第2アーム80を揺動可能に設けられるように第一揺動軸72と、第2アーム80の揺動を規制する規制手段73と、第2アーム80を揺動から復帰させる付勢手段74と、揉軸71に連結連動される揉軸連結部75と、叩軸76にクランクロッド76aの端部を取り付ける叩軸連結部77を有している。
また、第1アーム70は、後述する揺動検出手段(肩位置検出手段)64を有しており、第2アーム80の揺動動作を検出している。
前記第1アーム70は、使用者側を前端部70aとし、使用者から最も離れた部分を後端部70bとしている。
前記前端部70aには、スリット78が設けられており、前記スリット78の間に第2アーム80が設けられており、前記スリット78と第2アーム80を貫通し、第2アーム80を揺動可能に支持する第一揺動軸72が設けられている。
また、前端側には、第2アーム80の揺動を規制する規制手段73が設けられており、第2アーム80が適切な揺動範囲で、揺動するようになっている。
また、前記第2アーム80を揺動状態から復帰させる付勢手段74が設けられており、揺動状態の第2アーム80を元の位置に復帰させることができる。
また、スリット78には、揺動検出手段(肩位置検出手段)64が設けられており、第2アーム80の揺動を検出できるようになっている。揺動検出手段(肩位置検出手段)64は、光学式のセンサを用いており、センサのオンオフで第2アーム80の揺動状態を検出している。
前記揺動検出手段(肩位置検出手段)64は、第1アーム70のスリット78の内部で対向するように設けられている。第2アーム80が、前記スリット78内で揺動することによって、光センサの発光部と受光部の間を通り、オンとオフが切り替わり、第2アーム80の揺動を検出できるようになっている。
また、後述する第一昇降機構65の昇降動作によって身体の起伏に沿って第2アーム80を揺動させ、身体の起伏を検出するので、肩位置のみに限らず、臀部や腰、背中等の位置検出も行うことができる。
前記第1アーム70の後端部70bには、球状の凹部が設けられており、叩軸76のクランク部(図示せず)に設けられたクランクロッド76aの端部が連結される球状座79が設けられている。
クランクロッド76aの端部は、球状となっており、第1アーム70の球状座79と嵌合することで、前記クランクロッド76aからの叩きマッサージ動作を伝達することが可能となっている。
叩きマッサージ動作を伝達するクランクロッド76aを第1アームの後端側に設けた球状座79に連結させることで、前端部70aに設けられた第2アーム80をてこの原理で大きく叩き動作することができるようになる。
また、第1アーム70の揉軸連結部75は、前端部70aと後端部70bの間に設けられている。
第1アーム70は前述の通り、揉軸71の偏角部(図示せず)に設けられており、揉軸71の回転により揉みマッサージ動作を伝達できるようになっている。
前記揉軸連結部75は、偏角カム75aと、ベアリング75bとで構成されることで、揉軸71と連結され、揉み動作が可能となっている。
前記第2アーム80は、第1アーム70に揺動可能に設けられ、上下一対の施療子81(81a,81b)と、進退機構90を有している。
具体的には、第2アーム80は、第一施療子支持体82と、進退機構90によって被施療者に対して進退出する第二施療子支持体83を有している。
前記第一施療子支持体82は、前記第一揺動軸72を通す貫通孔84と、前記進退機構90を取付ける第一取付部85と、前記第二施療子支持体83と前記第一施療子81aを同軸上に設けた第二揺動軸86の貫通孔87とを有している。
第一施療子支持体82は、扁平な板材を組合わせて形成されており、前記第一取付部85と第二揺動軸86の貫通孔87は、第二施療子支持体83と対向する前面に設けられており、後面には、進退機構90の配管を通す孔と、前記第一揺動軸72を通す貫通孔84が設けられている。
前記第一取付部85は、第一施療子支持体82の前面に取り付けられており、第一取付部85よりも下方に第二施療子支持体83と第一施療子81aが第二揺動軸86によって取り付けられている。
また、第二施療子支持体83は、第二揺動軸86の貫通孔87と、第二施療子81bの取付部である第二取付部88を有している。
第二施療子支持体83は、第二揺動軸86の貫通孔87と第二取付部88が前面に設けられており、前記第一施療子支持体82の前面と対向する後面には、前記進退機構90からの駆動力を受ける面が設けられている。
また、第二揺動軸86の貫通孔87は、前記第二施療子支持体83の前面の下方に設けられており、前記第二取付部88は、前記第二施療子支持体83の前面の上方に設けられている。
また、前記進退機構90からの駆動力を受ける面は、第二施療子81bに駆動力を伝達しやすいように、第二取付部88の後面に位置している。
また、第二揺動軸86には、第二施療子支持体83が前記進退機構90によって揺動した状態から復帰するための付勢手段(図示せず)が設けられており、前記進退機構90が動作しない状態では、第一施療子支持体82に沿った状態で保持されている。
また、第二施療子支持体83は、カバー部89を有しており、前記カバー部89は、第二施療子支持体83に設けられており、第二施療子支持体83を覆うような大きさとなっている。また、前記カバー部89は、第2アーム80と背凭れ部2などの他部材との干渉を防ぐために設けられている。第2アームは、進退機構90を設けることで、左右方向の幅が増えており、背凭れ部2の開口と干渉し、進退機構90が擦れて損傷してしまう恐れがあるので、カバー部89を設けることで進退機構90の損傷を防いでいる。
また、進退機構90を動作させた場合であっても、第一施療子81aと前記第二施療子81bの相対的距離は保持されたままとなっている。これは、第二施療子支持体83の下部が、第一施療子81aとともに第二揺動軸86上に設けられており、第二施療子支持体83の上部に第二施療子81bが設けられており、この状態のまま進退機構90が第二施療子支持体83の第二揺動軸86を支点に揺動させるので、第一施療子81aと第二施療子81bの距離が保持される。
例えば、第一施療子81aと第二施療子81bの距離が変更されてしまうと、第一施療子81aと第二施療子81bが接近した状態となり、掴み動作となるため、施療動作の変更となってしまい、施療中のマッサージ動作の強弱を調整することができない。
このように第一施療子81aと第二施療子81bの距離を保持することで、同一種類のマッサージ動作を強弱調整できるようになる。
前記進退機構90は、蛇腹状のエアセル301a(301b)よりなり、第一施療子支持体82の第一取付部85に設けられている。
また、第一取付部85には、配管を通す孔があり、蛇腹状のエアセル301a(301b)の給排気口がそこから出されている。
前記進退機構90は、前記第一施療子81a側に揺動支点を有しており、エアの給気によって、被施療者側へ揺動を行う。
また、前記蛇腹状のエアセル301a(301b)は、施療用のエアセル(302a等)に比べて小さくなっていることが好ましい。エアセルを小さくすることで、少ないエア量で膨張状態とすることができ、応答速度の速い強弱調整が可能となっている。
また、蛇腹状のエアセル301a(301b)の給排気口につながれているエア配管(図示せず)は、座部3の下方にある給排気装置32へと繋がっている。
前記エア配管の途中には、絞り37aが配置されており、進退機構90の蛇腹状のエアセル301a(301b)へのエアの流入流出量を抑制している。
進退機構90の蛇腹状のエアセル301a(301b)は、他のエアセルに比べて小さいサイズであるため、通常のエアセルと同じ様にエアを入れてしまうと反応速度が速すぎてしまうため、絞り37a(図4参照)を設けてエアの流入流出を抑制している。
前記絞り37a(37b,37c)は、エア配管とエア配管の途中に配置できるように、配管と配管を繋ぐ管状部材で形成されている。
また、絞り37a(37b,37c)は流路の途中で単に内径を縮小させた形状となっていてもいいし、内径を徐々に小さくしていくような形状となっていてもよい。
例えば、進退機構90側(エアの流出側)から見た絞り37a(37b,37c)の内径は、単に内径を縮小させた形状とし、給排気装置32側(エア流入側)から見た絞り37a(37b,37c)の内径は、進退機構90に向かって徐々に小さくしていくような形状とした場合は、エアの流入は、エアの流出に比べて早く、エアの流出は、エアの流入に比べて遅いといった変化を付けることができる。
また、進出機構90はエアセルなので、エアセルのクッション性により、被施療者に負担の少ない施療を可能としている。
このように、クッション性を持たせることで、強すぎる施療が適さない箇所に施療を施すことが可能である。
強すぎる施療が適さない箇所とは、肩甲骨の際であったり、背骨の際などをいい、骨の傍を施療する際に注意が必要だからである。
また、施療子81を進出させた場合、被施療者の体重が施療子から伝わり、施療子81を支えるアーム80や第一マッサージ部6に負担がかかってしまう。
例えばクッション体を設けないマッサージ機であった場合は、マッサージ機に負担がかかりすぎてしまう。
このように進出機構90をエアセルとすることで被施療者の体重を受けたとしても、進出機構90の負担をすくなくすることが可能である。
また、前記エアセルには、圧力センサ(図示せず)が設けられており、圧力がかかりすぎた場合、エアセル内部の空気を逃がす様に、所定量の空気を外部に放出する弁体が設けられていてもよい。
また、前記第一マッサージ部6は、さらに第一昇降機構65を有しており、後述する第一ガイドレール151に沿って昇降動作を行なう。
第一昇降機構65は、前記枠体100内に設置されており、昇降用の駆動源61と、昇降動作伝達部66と、第一軸体67と、第二軸体68を有している。
前記第一軸体67は、前記昇降用の駆動源61の駆動力を昇降動作伝達部66より受け、駆動する軸である。
前記第一軸体67の両端部付近には、後述する一対の第一ガイドレール151に取付られるラック152に噛合うピニオン67aが設けられている。
また、両端部は、前記ピニオン67aの取付位置よりさらに延設されており、前記両端部の延設部67bは、後述する第一ガイドレール151の側壁部153の溝154に位置するようになっている。
このような構成となっているため、前記溝154に両端部の延設部67bが挿入され、片側のみのラック152であっても第一マッサージ部6の昇降を可能としている。
また、前記第二軸体68の両端部68aは、後述する一対の第二ガイドレール171の溝172に保持されるようになっており、後述する第二ガイドレール171の屈曲に沿うように動作する。
このように後述する第一ガイドレール151の溝154に前記第一軸体67の延設部67bが位置し、後述する第二ガイドレール171の溝172に前記第二軸体68の端部68aが位置することで、第一マッサージ部6の脱落を防止することが可能である。
また、前記枠体100には、検出部101(図6参照)が設けられている。前記検出部101は、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の近傍に設けられた被検出部155を検出することで、第一マッサージ部6の位置を制御することが可能となっている。
図9及び図10は、第二マッサージ部7を示す図である。第二マッサージ部7は、左右一対の施療部201と、施療部201を駆動させる駆動源202と、前記駆動源202の駆動力を左右一対の施療部201に伝達する駆動伝達機構(図示せず)と、第二マッサージ部7を昇降させる第二昇降機構204と、前記施療部201と駆動源202と駆動伝達機構(図示せず)と第二昇降機構204を保持する枠体205を有している。
前記枠体205は、底板206と対の側板207により形成されており、揺動板208と、進退機構209を有している。前記揺動板208は、枠体205の底板206に揺動可能に設けられており、前記揺動板208に、前記施療部201と駆動源202と駆動伝達機構(図示せず)と第二昇降機構204が固定されている。
また、前記揺動板208は、後述する第一軸体222を揺動軸として、揺動するようになっており、底板206に設けられた進退機構209によって、前記揺動板208を揺動させることが可能となっている。
前記進退機構209は、後述する進退エアセル310に吸排気させることによって揺動板208を被施療者側へ進退させている。
前記左右一対の施療部201の左側施療部201aは、対の施療板211を有しており、前記対の施療板211は、外側施療板211aと内側施療板211bを有しており、前記外側施療板211aと前記内側施療板211bの間に中間施療体212を有しており、前記右側施療部201bも左側施療部201aと同様に、対の施療板211を有しており、前記対の施療板211は、外側施療板211aと内側施療板211bを有しており、前記外側施療板211aと前記内側施療板211bの間に中間施療体212を有している。
前記対の施療板211は、施療子213を複数有しており、前記施療子213は、施療板211の縁部に設けられている。また、前記中間施療体212は、施療突起212aを有している。
また、左右一対の施療部201は、前記駆動源202,駆動伝達機構(図示せず)を介して駆動力を受けて回転する駆動軸214上に設けられており、前記駆動軸214には、左右一対の施療部201を取り付ける取付部(図示せず)が複数設けられている。
前記外側施療板211aは偏心偏角カム215を介して前記取付部(図示せず)に固定され、前記内側施療板211bは偏心偏角カム215を介して前記取付部(図示せず)に固定され、前記中間施療体212は偏心カム(図示せず)を介して取付部(図示せず)に固定される。
また、偏心偏角カム215と、偏心カム(図示せず)は、夫々軸受部を有している。
また、偏心偏角カム215によって外側施療板211aは所定角度傾き、偏心偏角カム215によって前記内側施療板211bは所定角度傾き、前記外側施療板211aの所定角度と前記内側施療板211bは180度位相が異なっている。
このような構成とすることで、被施療者の身体を挟むような動作が可能である。
また、中間施療体212は偏心されており、楕円の軌跡を描いて動作を行なう。
このような構成とすることで、被施療者の身体を押圧するような動作と擦るような動作が可能となっている。
また、中間施療体212の複数の施療突起212aの一部には、内部に磁石218が設けられている。前記揺動板208には、中間施療体212の施療突起212aに設けられた磁石218を検知する検出部219であるホールIC219が設けられている。
このような構成とすることで、前記検出部219が被検出部218である磁石218を検知する位置を左右一対の施療部201の停止位置とすることが可能である。
また、第二昇降機構204は、前記第二マッサージ部7を昇降させることが可能である。
前記第二マッサージ部7の第二昇降機構204は、後述する第一ガイドレール151に沿って昇降動作を行なう。
第二昇降機構204は、前記枠体205内に設置されており、昇降用の駆動源220(図4参照)と、昇降動作伝達部221と、第一軸体222と、第二軸体223を有している。
前記第一軸体222は、前記昇降用の駆動源220の駆動力を昇降動作伝達部221より受け、駆動する軸である。前記第一軸体222の両端部付近には、後述する一対の第一ガイドレール151に取付られるラック152に噛合うピニオン222aが設けられている。
また、両端部は前記ピニオン222aの取付位置よりさらに延設された延設部222bを有しており、前記両端部の延設部222bは、後述する第一ガイドレール151の側壁部153の溝154に位置するようになっている。
このような構成となっているため、前記溝154に延設部222bが挿入され、片側のみのラック152であっても第二マッサージ部7の昇降を可能としている。
また、前記第二軸体223の両端部223bは、後述する一対の第二ガイドレール171の溝172に保持されるようになっており、後述する第二ガイドレール171の屈曲に沿うように動作する。
このように、後述する第一ガイドレール151の溝154に前記第一軸体222の延設部222bが位置し、後述する第二ガイドレール171の溝172に前記第二軸体223の端部223bが位置することで、第二マッサージ部7の脱落を防止することが可能である。
また、前記枠体205には、検出部224が設けられている。 前記検出部224は、第一ガイドレール151及び第二ガイドレール171の近傍に設けられた被検出部155を検出することで、第二マッサージ部7の位置を制御することが可能となっている。
図3に示す椅子型マッサージ機1の背凭れ部2には、第三マッサージ部8が設けられており、第三マッサージ部8は後述する座部3の下方にある給排気装置32によって動作するエア施療部であり、被施療者の肩にあたる部分に左右一対設けられており、被施療者の腰にあたる部分に左右一対設けられている。
肩部の左右一対の背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと腰部の左右一対の腰エアセルL303a,腰エアセルR303bは、背凭れ部2の幅方向の中央側に回動支点を有していてもよい。
背凭れ部2には、被施療者の頭部を支持する枕部を有していてもよい。
また、前記枕部は、第六マッサージ部としてもよい。
前記座部3には、マッサージ動作の制御を行う制御部31と、各所に配置されたエア施療部にエアを給排気する給排気装置32と、椅子型マッサージ機1の動作を操作する操作部33とが備えられている。
また、座部3の座面には、第四マッサージ部9が設けられている。
第四マッサージ部9は、エア施療部であり、被施療者の臀部を左右から押圧又は押し上げることが可能な座エアセルL307,座エアセルR308を有しており、被施療者の膝側には、膝寄りの大腿部を背面から押圧する座エアセルA309を有している。
また、座部3は、ベース12により固定されており、左右方向に所定距離を存して配置された床面に設置する対の脚フレーム12aと、左右方向を軸方向とする複数の枢軸12b〜12dと、を有している。
脚フレーム12aの後部には、床面を転動させるキャスター12eが設けられており、マッサージ機1の前部を持ち上げて、椅子型マッサージ機1を容易に移動させることができるようになっている。
ベース12には、椅子本体11をベース12に枢支する枢軸12bと、椅子本体11を前後に揺り動かすための後述する揺動機構部13の揺動駆動部131を固定する枢軸12c,枢軸12dを有している。
図11及び図12は、椅子型マッサージ機1の肘掛け部5を示す図である。図11は、肘掛け部5の断面形状を示す図である。図12aは肘掛け部5の斜視図である。図12bは肘掛け部を上方から見た図である。
座部3の両側面には、肘掛け部5が設けられており、前記肘掛け部5は、座部3と背凭れ部2に渡って取り付けられており、被施療者の手先部,前腕部,上腕部までを支持できるようになっている。
肘掛け部5の内部は、第一内部面251と、第二内部面252と、第三内部面253と、開口254により形成されており、手先部,前腕部を肘掛け部5の内部に保持しできるようになっている。また、肘掛け部5の断面形状は、コノ字状となっており、開口254が斜め上方を向いている。
断面状態の第二内部面252は、一端に第一内部面251との第一接合部255と、他端に第三内部面253との第二接合部256を有しており、第一接合部255に第一内部面251の一端と取付け、第二接合部256に第三内部面253の一端を取付けることで、第一内部面251の他端と第三内部面253の他端が開口254側に位置するようになる。さらに、第三内部面253は、第一内部面251より上方へ位置するように第二接合部256に取付けられ、第一内部面251は、第三内部面253の下方へ位置するように、第一接合部255に取付けられ、コノ字状となる。
このような配置とするため、第二内部面252は所定角度もって固定されており、開口254を斜め上方へ向けることが可能となっている。
また、肘掛け部5は、左右で対象の構造となっている。
また、前記肘掛け部5の外側は、肘掛け部5の側方を覆う外側面257と、前記外側面257の上方位置から座部側へ向かって延設された上側面258によって形成されている。上側面258は被施療者の手先側から肘側にかけて設けられており、手先側から肘側の間にある中途部258aが座部側へ最も延長されており、中途部258aを頂点に手先側及び肘側に向けて、上側面258の延設部分が短くなっていく。
言い換えれば、肘掛け部5の上側面258の手先側と肘側が切り欠かれているような形状となっている。
また、第五マッサージ部10の第三内部面253も手先側と肘側が切り欠かれたような形状となっている。
図12に示す前記肘掛け部5は、第五マッサージ部10を有しており、第5マッサージ部10は、エア施療部よりなる。
被施療者の手先部を施療する手エアセルLA305a,手エアセルLB305b,手エアセルRA306a,手エアセルRB306bと、被施療者の前腕部を施療する前腕エアセルLA305c,前腕エアセルLB305d,前腕エアセルRA306c,前腕エアセルRB306dと、が設けられている。
ここでは、左側の肘掛け部5を例にとって説明するが、右側の肘掛け部5も同様の構成となっている。
前記手エアセルLA305aと前腕エアセルLA305cは、前記肘掛け部5の第一内部面251に位置し、前記手エアセルLB305b,前腕エアセルLB305dは、前記肘掛け部5の第三内部面253に位置するように設けられる。
また、手エアセルLA305a,手エアセルLB305b,前腕エアセルLA305c,前腕エアセルLB305dは、第二内部面252に止着されるようになっている。
よって第二内部面252には、前記手エアセルLA305a,手エアセルLB305b,前腕エアセルLA305c,前腕エアセルLB305dに対応した位置に止着穴259が設けられている。
また、図4に示す様に、肘掛け部5に肩エアセルL304a,肩エアセルR304bを設けてもよい。肩エアセルL304a,肩エアセルR304bは、被施療者の上腕や肩を横方向又は前方向からも押圧するエアセルであり、第三マッサージ部8の背凭れ部2に設けられた背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bとで、被施療者の上腕や肩を挟むように押圧できるように設けられている。
また、上腕の肩エアセルL304a,肩エアセルR304bの取り付け位置は、前記肘掛け部5であってもいいし、背凭れ部2の側面に直接取付けて、背凭れ部2の側方から突出して設けられていてもよい。
フットレスト4は、座部3の前方に設けられており、第二マッサージ部7が配置されている。フットレスト4は、被施療者の足部を保持する。
前記座部3に設けられた制御部31は、操作部33からの信号を受け、各エアセルにエアを給排する給排気装置32を駆動させる。
また、図4に示す様に給排気装置32は、電磁弁イ〜ルを有しており、各電磁弁は、ポートが開かれるとエアセルにエアを給排する。なお、給排気装置32と各電磁弁と各エアセルとは配管でつながれている。
電磁弁イ36aは、前記第一マッサージ部6の左側マッサージユニット14の進退機構90の押出しエアセルL301aへエアを給排気する電磁弁である。電磁弁イ36aと進退機構90の押出しエアセルL301aの途中には、絞り37aが設けられている。また、押出しエアセルL301aは、後述する押出しエアセルR301bとは、別個に動作が可能であるが、同期させて同じタイミングで膨張収縮を行うことも可能である。
電磁弁ロ36bは、前記第一マッサージ部6の右側マッサージユニット15の進退機構90の押出しエアセルR301bへエアを給排気する電磁弁である。電磁弁ロ36bと進退機構90の押出しエアセルL301aの途中には、絞り37aが設けられている。また、押出しエアセルR301bは、押出しエアセルL301aとは、別個に動作が可能であるが、同期させて同じタイミングで膨張収縮を行うことも可能である。
電磁弁ハ36cは、背凭れ部2の肩部分に設けられた背裏エアセルL302aと背裏エアセルR302bにエアを給排気する電磁弁である。背裏エアセルL302aと背裏エアセルR302bは同期しており、同じタイミングで膨張収縮を行う。また、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと後述する電磁弁ホ36eを駆動させて、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bを膨張させると、被施療者の上腕部と肩部を挟んで押圧することが可能である。
電磁弁二36dは、背凭れ部2の腰部分に設けられた腰エアセルL303aと腰エアセルR303bにエアを給排気する電磁弁である。腰エアセルL303aと腰エアセルR303bは、同期しており、同じタイミングで膨張収縮を行う。また、前記腰エアセルL303aと腰エアセルR303bを膨張させることで、被施療者の腰で固定保持することが可能である。
電磁弁ホ36eは、肘掛け部5の上腕部分に設けられた肩エアセルL304aと肩エアセルR304bにエアを給排気する電磁弁である。肩エアセルL304aと肩エアセルR304bは同期しており、同じタイミングで膨張収縮を行う。
前述の通り、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと肩エアセルL304aと肩エアセルR304bを膨張させることで、被施療者の上腕部と肩部を挟んで押圧することが可能である。
電磁弁へ36f及び電磁弁ト36gについては、左右の配置の違いはあるが、同じ構成なので、電磁弁へ36fを例に説明を行う。
電磁弁へ36fは、肘掛け部5に設けられた手エアセルLA305a、手エアセルLB305bと前腕エアセルLA305cと前腕エアセルLB305dに給排気する電磁弁である。前腕エアセルLA305cと前腕エアセルLB305dとの途中には、絞り37bが設けられている。前腕エアセルに絞り37bが設けられているのは手エアセルLA305aと手エアセルLB305bよりも前腕エアセルLA305cと前腕エアセルLB305dの膨張を遅らせて施療のタイミングをずらすためである。
また、電磁弁へ36fと電磁弁ト36gを同時に膨張させずに片方ずつ膨張させている。これは、両手腕を同時に施療すると、緊急時に椅子型マッサージ機1から脱出するのが困難になるため、片方ずつ電磁弁を操作している。
電磁弁チ36h及び電磁弁リ36jについては、左右の配置の違いはあるが、同じ構成なので、電磁弁チ36hを例に説明を行う。
電磁弁チ36hは、座部3に設けられ、被施療者の臀部側にある座エアセルL307にエアを給排気する電磁弁である。電磁弁チ36hと電磁弁リ36jは夫々独立して動作させることが可能であるため、臀部の左右を抑えて押圧したり、左右交互に膨張させてストレッチ動作が行える。
電磁弁ヌ36jは、座部3に設けられ、被施療者の膝寄りの大腿部を背面から押圧する座エアセルA309を給排気するための電磁弁である。座エアセルA309を膨張させることで、被施療者の膝部分を押し上げることができる。
電磁弁ル36kは、フットレスト4に設けられ、第二マッサージ部7を被施療者に向かって進退させる進退エアセル310を給排気するための電磁弁である。進退エアセル310を膨張させることで、第二マッサージ部7を被施療者側へ進出させることができる。
なお、これらの電磁弁イ〜ルの複数の電磁弁を開閉させることで各エアセルを膨張収縮させることができ、複雑な施療を可能としている。
例えば、電磁弁イ36a,電磁弁ロ36bにより、押出しエアセルL301aと押出しエアセルR301bにエアを供給し、第一マッサージ部6を昇降させると、身体へ施療子81を突出させた状態で第一マッサージ部6が昇降するため、背筋を伸ばすようなマッサージが行える。
また、電磁弁二36d、電磁弁チ36h、電磁弁リ36jにより、腰エアセルL303aと、腰エアセルR303bと、座エアセルL307と、座エアセルR308にエアを供給し、腰部を固定し、臀部が浮いた状態とすることができる。この状態で揉みマッサージや叩きマッサージを行うことで、椅子型マッサージ機1に座っていては施療できない臀部から腰にかけてマッサージすることができる。
図13及び14は、椅子型マッサージ機1の第一ガイドレール151と第二ガイドレール171を示す図である。図13aは、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171を示す図である。図13bは、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の断面形状を示す図である。
図14aは、第一ガイドレール151を示す図である。図14bは、第二ガイドレール171を示す図である。 第一ガイドレール151と第二ガイドレール171は、左右一対設けられている。前記第一ガイドレール151と第二ガイドレール171は、左右で同じ形状となっている。
第一ガイドレール151と第二ガイドレール171は、左右一対設けられており、前記第一ガイドレール151と第二ガイドレールは171、左右で同じ形状となっているので、左側の第一ガイドレール151と右側の第二ガイドレール171を例に説明を行う。
第一ガイドレール151は、被施療者の身体長手方向に一体的に設けられており、頭部から脚部にかけて設けられている。前記第一ガイドレール151は、被施療者の頭部から腰部に対応する第一領域151aと、腰部から臀部に対応する第二領域151bと、臀部から大腿部に対応する第三領域151cと、膝部に対応する第四領域151dと、脚部に対応する第五領域151eがある。
前記第一ガイドレールの第一領域151aは、頭部付近と腰部に近づくにつれて、前記ガイドレールが被施療者側へ接近していくようになっている。
前記第一ガイドレールの第二領域151bは、着座姿勢の被施療者の腰部から臀部の屈曲に合わせて、屈曲している。
前記第一ガイドレールの第三領域151cは、起伏がなく略平坦状に形成されている。
前記第一ガイドレールの第四領域151dは、着座姿勢の被施療者の膝部の屈曲に合わせて、屈曲している。
前記第一ガイドレールの第五領域151eは、起伏がなく略平坦状に形成されている。
図13bに示す第一ガイドレール151の断面図は、L字状になっており、底部156と側壁部153を有している。底部156と側壁部153には夫々溝を有している。側壁部153の溝154は、第一マッサージ部6の第一軸体67の延設部67bと、第二マッサージ部7の第一軸体222bを保持するようになっている。また、底部156の溝158は、第一マッサージ部6及び第二マッサージ部7の昇降用のラック152を.固定するためのものであり、溝158の解放端は鉤状となっている。前記鉤状部分にラック152の端部を固定できるようになっている。
また、図13bに示す第二ガイドレール171の断面図は、コ字状になっている。コ字状の溝部172には、第一マッサージ部6の第二軸体68、第二マッサージ部7の第二軸体223が保持されるようになっている。
第二ガイドレール171は、第一ガイドレール151の近傍であり、第一ガイドレール151の下方に配置されている。第二ガイドレール171は、第一ガイドレール151上を移動する第一マッサージ部6及び第二マッサージ部7の姿勢維持する姿勢維持領域と、第一ガイドレール151上を移動する第一マッサージ部6及び第二マッサージ部7の姿勢変更する姿勢変更領域を有している。
姿勢変更領域は、前記第一ガイドレール151と第二ガイドレール171との距離間が変更される領域である。前記距離感が変更されることで、第一マッサージ部6及び第二マッサージ部7は姿勢が変更される。
姿勢維持領域は、前記第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の距離間に変更がない領域であり、該領域では、第一マッサージ部6及び第二マッサージ部7は同じ姿勢を維持する。
前記距離間は、第二ガイドレール171を第一ガイドレール151に対して近い距離に配置する場合、第一マッサージ部6及び第二マッサージ部7が被施療者へ近づく方向へ姿勢変更し、第二ガイドレール171を第一ガイドレール151に対して遠い位置に配置する場合は、第一マッサージ部6及び第二マッサージ部7が被施療者から離れる方向へ姿勢変更する。
前記第二ガイドレール171は、前記第一領域151aに対応する第六領域171aと、前記第二領域151bに対応する第七領域171bと、前記第三領域151cに対応する第八領域171cと、前記第四領域151dに対応する第九領域171dと、前記第五領域151eに対応する第十領域171eがある。
前記第二ガイドレール171の第六領域171aは、中央部が被施療者側へなだらかに隆起するような形状をしており、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の距離感を徐々に変更している。
前記第二ガイドレール171の第七領域171bは、第六領域171aと第八領域171cの境界付近に屈曲部分を有している。
第六領域171aと第七領域171bの境界付近にある屈曲部は、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の距離間を、第七領域171bの中央部に向かうにつれて、近い状態、遠い状態、近い状態となるような弧を描くような形状をしている。
第八領域171cと第七領域171bの境界付近にある屈曲部は、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の距離間を、第七領域171bの中央部に向かうにつれて、遠い状態から近い状態になるように屈曲している。
前記第二ガイドレール171の第八領域171cは、略直線状となっており、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の距離間が変更されないので第一マッサージ部6又は第二マッサージ部7の姿勢を維持する領域となっている。
前記第二ガイドレールの第九領域171dは、着座姿勢状態の被施療者の膝部分にあわせてマッサージユニットが大きく姿勢を変更する部分である。第八領域171cに位置する第二マッサージ部7が第十領域171eまで移動する場合、被施療者は着座姿勢状態であるため、膝部は90°程度に屈曲している。つまり、第二マッサージ部7は、姿勢を膝の屈曲に合わせて変更する必要がある。よって、該第九領域171dは第二マッサージ部7の姿勢を大きく変更する領域となっている。
前記第二ガイドレール171の第十領域171eは、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の距離間を、第九領域171dと第十領域171cの境界部を近い状態とし、第十領域171eの中央部付近になるにつれて遠い状態となり、中央部から離れるにつれて近い状態となるように弧を描くような形状をしている。
第一ガイドレール151と第二ガイドレール171は、上記のような構成となっているので、各被施療者の身体部位に合わせて第一マッサージ部6及び第二マッサージ部7の姿勢を変更することが可能となっている。
また、第一ガイドレール151と第二ガイドレール171の近傍には、被検出部155が複数設けられている。該被検出部155は、第一マッサージ部6の検出部101及び第二マッサージ部7の検出部224により、検出される。
前記被検出部155は、第一領域151aの腰部側に第一被検出部155aと、第三領域151cの中途部に第二被検出部155bと、第四領域151dの膝裏側に第三被検出部155cと、第五領域151eの足部側に第四被検出部155dが設けられている。
また、第三領域151cには、ストッパ159が設けられている。前記ストッパ159は、第一ガイドレール151の溝154と、第一ガイドレール151のラック152に設けられる。
また第一ガイドレール151のラック152に設けられるストッパ159は、該ラック152に嵌入するように形成されるとともに、ラック152を第一ガイドレール151に固定できるようになっている。前記ストッパ159は、第一ガイドレール151の第二領域151bの中途部に設けられている。第一マッサージ部6の第一昇降機構65の第一軸体67の端部にある延設部67bは、前記ストッパ159により移動を制限され、前記第一マッサージ部6の第一昇降機構65のピニオン67aは、前記第一ガイドレール151のラック152に設けられたストッパ159により移動を制限されるようになる。
また、第二マッサージ部7の第二昇降機構204の第一軸体222の端部にある延設部222bは、前記ストッパ159により移動を制限され、前記第二マッサージ部7の第二昇降機構204のピニオン222aは、前記第一ガイドレール151のラック152に設けられたストッパ159により移動を制限されるようになる。また、第二ガイドレール7には、ストッパ等がもうけられていない。
また第一マッサージ部6の第一軸体67に設けられたピニオン67aと端部にある延設部67bが、第一ガイドレール151の第一領域151aから第二領域151bのストッパ159近傍までの距離を移動し、第一マッサージ部6の第二軸体68の両端部は、第二ガイドレール171の第六領域171aから第八領域171cの中途部まで移動する。
このように構成されているため、第一マッサージ部6は、被施療者の背部と腰部と臀部までをマッサージすることが可能である。
また第二マッサージ部7の第一軸体222に設けられたピニオン222aと端部にある延設部222bは、第一ガイドレール151の第五領域151eから第二領域151bのストッパ159までの距離を移動し、第二マッサージ部7の第二軸体223の両端部223bは、第二ガイドレール7の第十領域171eから第八領域171cの中途部まで移動する。
このように構成されているため、第二マッサージ部7は、被施療者の足首と脹脛と膝と大腿部と臀部までをマッサージすることが可能である。
また、第一マッサージ部6は、背凭れ部2から座部3まで移動することが可能であり、第二マッサージ部7は、フットレスト4から座部3まで移動することが可能であり、前記座部3は、第一マッサージ部6と第二マッサージ部7がマッサージを行う共有領域となっている。
前記揺動機構部13は、主として、椅子本体11をベース12に対して前後揺動可能に連結するリンク部材40、及びリンク部材40を揺動させる揺動駆動部131により構成されている。リンク部材40は、椅子本体11の下部に取り付けられ、ベース12に第1枢軸12bによって、揺動可能に椅子本体11を枢支している。
図15は、揺動機構部13を示すである。図15に示すとおり、揺動駆動部131は、駆動源(モータ)132と、駆動源(モータ)132の駆動により伸縮するシリンダ133と、を有する直動式のアクチュエータにより構成されている。
この揺動駆動部131は、基部133aが第2枢軸12cを介して枢支され、先部133bがベース12に第3枢軸12dによって枢支されている。
この構成によれば、揺動駆動部131を駆動してシリンダ133を短縮させると、起立状態にある椅子本体11をリクライニング状態へと移行させることができ、揺動駆動部131を駆動してシリンダ133を伸張させると、リクライニング状態にある椅子本体11を起立状態へと移行させることができる。そして、駆動源(モータ)132を停止することにより、椅子本体11は、起立状態とリクライニング状態の間における任意の位置で位置決めされる。
また、揺動駆動部131を連続駆動させることで、椅子本体11を前後に揺動させるロッキング動作が可能となる。
図16は、操作部33を示す図である。図16aと図16bは、操作部33を示すものである。
操作部33には、複数のボタン45が配置されており、椅子型マッサージ機1の電源ボタン45aと、急停止ボタン45bと、マッサージコースボタン45cと、椅子本体11の傾きを変化させるリクライニングボタン45dと、ロッキングボタン45eと、肩位置調整用のボタン45fと、第一マッサージ部6の位置変更ボタン45gと、第二マッサージ部7の位置変更ボタン45hと、各施療部を個別にマッサージできる個別マッサージボタン45jが設けられている。
前記操作部33の電源ボタン45aは、椅子型マッサージ機1の電源のオン/オフを切り替えるボタンである。オン状態であれば、マッサージコースボタン45c、個別マッサージボタン45jを受け付けるようになっている。また、オフ状態であっても、リクライニングボタン45dの受付は可能となっている。
前記操作部33の急停止ボタン45bは、椅子型マッサージ機1の動作を強制的に中止するボタンである。急停止ボタン45bを操作することで、椅子型マッサージ機1は、施療動作やリクライニング動作を中止する。
前記操作部33のマッサージコースボタン45cは、複数設けられており、例えば全身をマッサージする全身マッサージコース、擦り動作を主にした擦りマッサージコース、ウエストやお腹を重点的にマッサージするウエストお腹マッサージコース、背筋を伸ばすなど身体を伸ばすことを目的としたストレッチコース、骨盤を締め上げる骨盤コース等、様々なコースが用意されている。
前記操作部33のリクライニングボタン45dは、椅子本体11の角度を変更することが可能であり、被施療者の好みの姿勢に椅子本体11の角度を変更できる。
前記操作部33のロッキングボタン45eは、椅子本体11をロッキングさせるものであり、椅子本体11を前後に連続揺動させることができる。
前記操作部33の肩位置調整用のボタン45fは、第一マッサージ部6の位置を変更するものであり、第一マッサージ部6が検出した肩位置を変更する場合に用いる。
前記操作部33の第一マッサージ部6の位置変更ボタン45gは、第一マッサージ部6の位置を変更させるボタンであり、使用者の好む位置に第一マッサージ部6を移動させることが可能である。
前記操作部33の第二マッサージ部7の位置変更ボタン45hは、第二マッサージ部7の位置を変更させるボタンであり、使用者の好む位置に第二マッサージ部7を移動させることが可能である。
前記操作部33の各施療部を個別にマッサージする個別マッサージボタン45jは、エアーのマッサージ部である第三マッサージ部8、第四マッサージ部9、第五マッサージ部10をそれぞれ駆動させるボタンである。
また、操作部33の内部には、発光部46が設けられており、操作部33に設けられた透光部47より、発光部46の光が確認できるようになっている。
例えば、電源ボタン45aの付近には、オン状態とオフ状態が視認できるように、発光部が2つ設けられており、オン状態であれば緑色に発光し、オフ状態であれば、オレンジ色に発光するようになっている。また、マッサージコースボタン45cなどは、現在実施しているコースがわかる様にコース中は、マッサージコースボタン45cに対応する位置に設けられた発光部46が点灯するようになっており、リクライニングボタン45dや位置変更ボタン45g,45hを押している間中に、発光部46が点灯するようになっている。
また、図16aに示す通り、操作部33にはマッサージ機を模した図を印刷してもよい。印刷されたマッサージ機には、複数の透光部47が設けられている。
前記複数の透光部47は、第一ガイドレール151の形に配置されており、前記第一マッサージ部6と第二マッサージ部7の現在位置が点灯するようになっている。
この様にして、第一マッサージ部6と第二マッサージ部7の現在位置がわかる様になっている。
第一マッサージ部6の移動に伴い、点灯位置が移動していくようになっており、第一マッサージ部6の現在位置が視認できるようになっている。
また、第二マッサージ部7も同様であり、移動に伴い点灯位置が移動していくようになっており、第二マッサージ部7の現在位置が視認できるようになっている。
また、第一マッサージ部6と第二マッサージ部7を区別できるよう、それぞれ別の色の発光部46でその位置を示すようになっている。
また、マッサージ機の座部3においては、第一マッサージ部6と第二マッサージ部7が前記第一ガイドレール151を共有する部分であるので、2つの発光部が点灯するようになっていてもよい。
また、図16bに示す操作部33には、人体を模した人型が印刷されており、人型には、複数の透光部47が設けられている。
前記複数の透光部47は、人体の長手方向のツボ位置に沿って設けられており、現在施療している箇所が点灯するようになっている。
また、第一マッサージ部6と第二マッサージ部7の位置がわかる様になっている。
第一マッサージ部6が移動に伴い、点灯位置が移動していくようになっており、第一マッサージ部6の現在位置が視認できるようになっている。
また、第二マッサージ部7も同様であり、移動に伴い点灯位置が移動していくようになっており、第二マッサージ部7の現在位置が視認できるようになっている。
また、肩位置検出中も、第一マッサージ部6の現在位置を点灯させるので、施療者の肩位置を示すようになっている。このようにすることで被施療者の肩位置を視認することが可能となっている。
前記制御部31は、第一マッサージ部6の進退機構90を利用して、マッサージを行うことが可能である。
図17と図18と図19と図20は、第一マッサージ部6の進退機構90を利用してマッサージを行っている図である。
図17aは、左右の施療子81を進出させた状態を示す図である。図17bは、左側施療子81を進出させた状態を示す図である。
図18aは、第一マッサージ部6が臀部付近に位置している状態を示す図である。図18bは、第一マッサージ部6が右側施療子81を進出させた状態を示す図である。図18cは、第一マッサージ部6が右側施療子81を進出させ、臀部から肩付近まで上昇した状態を示す図である。
図19aと図19bは、幅変更機構69により、進出させた状態の左側施療子81と進出させない状態の右側施療子81を幅方向に移動させた図である。
図20は、幅変更機構69によって移動する施療子81の軌跡を示す図である。
図17及び図18に示す様に、制御部31は第一マッサージ部6の左側マッサージユニット14の進退機構90と右側マッサージユニット15の進退機構90を制御し、左右いずれかのマッサージユニット14,15の施療子81を進出させた状態でマッサージすることが可能である。このような状態でマッサージを行うので、被施療者は突出した施療子81によって、身体が傾けられる。被施療者が傾いた状態となるため、被施療者と施療子81の当接の仕方が変更される。
施療子81を進出させていない状態や、進出量が同じ状態となっている場合、被施療者と施療子81の当接の仕方は、図17aに示す通り、施療子81の外延部分91のみが被施療者へ当接している状態となる。一方の施療子81を進出させた状態では、図17bに示す通り、被施療者と施療子81の当接の仕方は、施療子81の外縁部分91と、施療子81の中心部92から外縁部分91の間にある中部分93が被施療者へ当接する。
また、左側施療子81と右側施療子81は所定間隔94を設けて配置されており、前記左側施療子81と右側施療子81の間にある所定間隔94は、施療子81を進出させない状態や、進出量が同じ状態である場合は、施療子81が当接できず施療を行えない領域となっている。
しかし、一方の施療子81を進出させて被施療者を傾いた状態とすることで、進出した施療子81の外縁部分91と中部分93が身体へ当接することになるので、前記所定間隔94の施療が行えない領域に施療子が届くこととなり、従来では施療できなかった箇所へ施療することが可能である。
また、前記所定間隔94には、背骨が位置しており、背骨の際にある筋肉をマッサージすることが可能である。
また、前記制御部31は、左側マッサージユニット14又は右側マッサージユニット15のいずれか一方の施療子81を進出させた状態で、第一マッサージ部6を身体長手方向に移動させながらマッサージを行うことが可能である。
図18bでは、右側のマッサージユニット14の施療子81を進出させている。図18cに示す通り、一方の施療子81を進出させた状態で第一マッサージ部6を身体長手方向へ移動させることで、身体を捻りながら、身体を伸ばすことが可能となる。
このような動作を行う場合、前記制御部31は、 前記進退機構90により、左右の施療子81のいずれかを進出させる第一ステップと、前記施療子81の進出状態を維持する第二ステップと、前記施療子81を身体の長手方向に移動させる第三ステップとにより、マッサージ動作を行なう。
前記第一ステップにより、左右の施療子81のいずれかが進出するので、被施療者が傾いた状態となる。前記第二ステップにより、施療子81の進出状態が維持されるので、被施療者が傾いた状態が維持される。前記第三ステップにより、施療子81が被施療者の長手方向に移動するので、被施療者は捻られながら身体が伸ばされる。このような動作により、被施療者の身体を捻りながら伸ばすことが可能となっている。
また、制御部31は、第一マッサージ部6の第一昇降機構65を制御し、第一マッサージ部6を第一ガイドレール151と第二ガイドレール171に沿って動作させる。また、昇降動作は、臀部から頭部に向けて移動する動作であっても、頭部から臀部に向けて移動する動作であってもよく、一方の施療子81が突出した状態で、昇降動作を行うので、被施療者の身体が捻られながら伸ばされる動作となる。
また、前記制御部31は、第一マッサージ部6が有する幅変更機構69を制御することも可能である。
前記幅変更機構69(図6参照)は、揉み動作を行う駆動源62、前記駆動源62からの駆動力を減速する減速機構(図示せず)と、前記減速機構(図示せず)に連結され、揉み動作を行なう揉軸71と、前記揉軸71の途中で所定の角度で曲げられた偏角部(図示せず)により、構成されている。
図19に示す様に、前記幅変更機構69は、左右の施療子81同士の所定間隔94を変更することが可能であり、同時に施療子81に揉み動作を行わせることが可能である。
幅変更機構69を駆動することで、被施療者の部位の幅に合わせたマッサージが可能である。
例えば、肩部では左右の施療子81同士の間隔を広く、腰部では左右の施療子81同士の間隔を狭くすることが可能である。また、施療部位の大きさにかかわらず、左右の施療子81同士の間隔を狭くしたり、広くしたりすることも可能である。このように幅変更機構69により、施療子81を部位に合わせて幅変更し、適切なマッサージを行うことが可能である。
また、幅変更機構69は、駆動させ続けることで揉み動作を行うことが可能である。揉み動作は、被施療者の背部の幅方向に楕円軌跡を描くように動作し、さらに、前記楕円軌跡は被施療者の厚み方向に前後往復するように楕円軌跡を描く。つまり揉み動作中は、左右幅方向の動作と指圧のような動作が組み合わされておこなわれており、被施療者は若干前後に揺り動かされながら揉み動作を受けることとなる。
このような揉み動作と前記施療子81の進出動作を組み合わせることで、被施療者の傾き具合を変更しながら施療を行うことが可能となり、更に身体長手方向の移動を合わせると、被施療者を傾けた状態としながら、揉み動作で被施療者を揺り動かして、身体長手方向へ移動し、被施療者の傾いた状態を変化させながら、身体を捻り、伸ばすことが可能である。
また、施療子81を進出させた状態で揉み動作を行うので、指圧した状態で揉みマッサージを行うことができ、揉みマッサージの体感を強くすることが可能である。
また、制御部31は、幅変更機構69(揉み動作)を制御して駆動範囲を設定することが可能である。
図20に示す様に、前記施療子81の進出動作と幅変更機構69の駆動範囲の設定により、施療箇所を指圧し、指圧した状態から駆動範囲を設定した幅変更を行うことで、施療箇所を捻りこむような指圧が実現できる。
前記制御部31は、前記進退機構90により、左右の施療子81のいずれかを進出させる第一ステップと、前記施療子81の進出状態を維持する第二ステップと、前記第二ステップの後に、前記幅変更機構69により前記施療子81を接近させる第三ステップと、前記第三ステップの後に、前記施療子81の接近状態を維持する第四ステップとにより、マッサージ動作を行なう。
また、制御部31は、前記幅変更機構69の前記駆動範囲を制御しており、施療子81の幅を細かに設定することが可能である。
図20では、施療子81が揉みマッサージ(幅変更)している際の動作を示しており、施療子81は楕円形の移動軌跡を描いて動作を行う。前記移動軌跡上には、A位置とB位置とC位置とD位置が例示されている。左右対の施療子81がA位置にあるときを幅広、左右対の施療子81がB位置にあるときを幅狭、前記左右の施療子81がC位置とD位置にあるときが幅中となっている。
また、前記A位置は被施療者の背骨から施療子81が最も離間した状態であり、前記B位置は被施療者の背骨に施療子81が最も近接した状態の位置であり、前記C位置は前記A位置とB位置の中間位置であって、後述するD位置と最も離間した状態の位置であり、前記D位置は前記A位置とB位置の間であって、前記C位置と最も離間した状態の位置である。
また、幅変更機構69は、施療子81をA位置からC位置、C位置からB位置、B位置からD位置、D位置からA位置へと動作することが可能であり、このA位置からC位置、B位置、D位置を経由して再びA位置に移動する動作を繰り返すことで施療子81同士が近接と離間を繰り返すようになる。また、幅変更機構69の駆動を逆転させることも可能である。例えば、A位置からD位置、B位置、C位置を経由して再びA位置に移動するようにしたり、D位置からB位置へ移動させて、B位置からD位置へ移動させたり、D位置からB位置を経由して、C位置へ施療子81を移動させたりすることが可能である。
前記捻り込み指圧を行う場合、前記C位置又はD位置からB位置に向かって幅変更機構69を駆動させることが必要となる。この前記C位置又はD位置からB位置に向かって幅変更機構69を駆動させる動作が前記第三ステップの動作となる。また、第三ステップは、施療子81を進出させる第二ステップの後に行われるので、被施療者に施療子81が当接し、押圧された状態が維持されており、この状態で前記C位置又はD位置からB位置に向かって幅変更機構69を駆動させると、被施療者の施療部に施療子81を捻り込むような指圧が可能となる。更に、幅変更機構を駆動させて捻り込んだ状態を維持するためより強い指圧を体感することが可能である。
また、被施療者は傾けられた状態となっているので、施療子81の外縁部分91と中部分93が当接しており、当接状態を維持したまま施療子81を背骨側に動作させる。よって背骨付近の筋肉を施療子81の動作方向に捻るような動作となり、捻り込むような動作を行うことができる。
また、前記C位置とD位置は、A位置とB位置の中間位置として説明したが、C位置とD位置は、B位置の近傍が好ましい。C位置とD位置をB位置の近傍とすることで、施療箇所を捻るという体感をあたえることが可能である。また、C位置又はD位置をB位置から遠くに位置させる場合は、指圧した状態でC位置又はD位置からB位置まで移動させるので、施療箇所を引っ張るような施療が可能となる。
また、前記施療子81同士を前記B位置から離反させるようにC位置又はD位置へと移動させ、押し広げる動作を行ってもよい。押し広げる動作は、前記B位置からC位置又はD位置に向かって幅変更機構69を駆動させることが必要となる。このB位置からC位置又はD位置に向かって幅変更機構69を駆動させる動作を前記第三ステップの動作に代えて又は加えておこなってもよい。第二ステップの後に行われるので押圧された状態が維持されており、この状態で前記B位置からC位置又はD位置に向かって幅変更機構69を駆動させて、被施療者の施療箇所を押し広げるような指圧が可能となる。
また、前記施療子81の移動をC位置からB位置を経由してD位置へと動作させてもよいし、D位置からB位置を経由してC位置へと動作させてもよい。例えば、C位置をB位置の近傍とし、D位置をB位置の近傍とした場合、C位置からB位置へ施療子81を動作させることで、捻り込みの指圧を行い、B位置からD位置へ施療子81を移動させることで、押し広げる動作を連続的に行うことも可能である。
また、C位置をB位置の近傍とし、D位置をB位置から遠い位置とした場合、C位置からB位置へ施療子81を動作させることで、捻り込みの指圧を行い、B位置からD位置へ施療子81を移動させることで、施療箇所を引っ張る動作を連続的に行うことも可能である。
また、前記施療子81をC位置からB位置を経由してD位置へと移動させる動作又は施療子81をD位置からB位置を経由してC位置へと移動させる動作は、前記第三ステップに代えて行ってもよい。第二ステップの後に行われるので押圧された状態が維持されており、この状態で施療子81をC位置からB位置を経由してD位置又はD位置からB位置を経由してC位置に向かって幅変更機構69を駆動させて、被施療者の施療箇所を捻り込んで押し広げる動作や捻り込んで引っ張る動作を連続的に行うことが可能である。
また、図17a,図17bに示す様に、前記制御部31は、左右のマッサージユニット14,15の施療子81を進出させた状態から、左右のマッサージユニット14,15のうちいずれかの施療子81を退出させる動作を行うことが可能である。左右のマッサージユニット14,15の施療子81を進出させた状態から、一方のマッサージユニットの施療子81を退出させる動作を行うことで、被施療者の身体を傾かせることが可能であり、施療子81の身体への食い込みが大きくなり、より施療感が増す。
この後、前述のマッサージ動作を行うことが可能である。
また、図22に示す様に、前記制御部31は、前記左側マッサージユニット14の進退機構90を制御し、左側施療子81を被施療者側へ進出させ、前記右側マッサージユニット15の進退機構90を制御し、右側施療子81を被施療者側へ進出させ、前記左側施療子81の進出量と前記右側施療子81の進出量を異ならせてマッサージを行うことが可能である。
図22では、検出位置A〜Gにおける左側施療子81と右側施療子81の進出量が示されており、左右で異なる進出量で施療を行っている。
施療者の体は、左半身と右半身で凝り具合が異なり、同じ進出量でマッサージを行ったとしても施療が適切でない場合があり、左右の進出量を異ならせてマッサージを行うことで、左半身と右半身の凝りに合わせてマッサージを行うことができる。
前記第一マッサージ部6は施療箇所で左側マッサージユニット14の進退機構90と右側マッサージユニット15の進退機構90を駆動させ、施療子81を進出させる。前記進退機構90は、エアセルで形成されているので、被施療者の荷重により、膨張状態のエアセル301が変形される。また、被施療者の施療箇所が凝っている場合、左右で施療箇所の固さが異なってくる。このため、膨張状態のエアセル301の変形具合が左右で異なり、この変形具合により左右の施療子81の進出量が異なってくる。施療箇所が固い場合は、前記エアセル301の変形が大きく、施療箇所が柔らかい場合は、前記エアセル301の変形が小さい。
さらに、前記エアセル301には、圧力センサ(図示せず)が設けられているため、エアセル301に荷重がかかりすぎた場合、エアセル301内部の空気を逃がす様に、所定量の空気を外部に放出する弁体(図示せず)が設けられている。この弁体(図示せず)の作用によっても、左右の施療子81の進出量は変更される。
この様にして、左右の施療子81の進出量を左半身及び右半身の凝り具合にあわせてマッサージすることが可能である。
また、図21は、左側施療子81の進出量と右側施療子81の進出量を、検出する検出部95が示されている。左側施療子81の進出量と右側施療子の進出量81は、検出部95により検出されている。左側マッサージユニット14は、進退機構90により被施療者側へ進出した左側施療子81の進出量を検出する左側検出部96を有しており、右側マッサージユニット15は、進退機構90により被施療者側へ進出した右側施療子81の進出量を検出する右側検出部97を有している。
左側検出部96と右側検出部97は構成が同じなので、左側検出部96を例に説明を行う。
前記左側検出部96は第2アーム80の第一施療子支持体82に設けられ、被検出部98は第二施療子支持体83に設けられている。
前記左側検出部96は、光学式のセンサである。左側検出部96は、受光部96aと発光部96bを有している。前記左側検出部96は、前記受光部96aと発光部96bが対向するように設置されており、前記受光部96aと発光部96bの間を被検出部98である複数の孔99を有する長方形状の板が移動するようになっている。
前記被検出部98には、前記発光部96bからの光を遮る箇所と、発光部96bからの光が受光部96aまで届く孔99が所定間隔で設けられており、前記孔99の数を検出することで、前記左側施療子81の進出量と前記右側施療子81の進出量を知ることが可能となる。
更に制御部31は、図24に示す様に、検出された左側施療子81の進出量と右側施療子81の進出量を比較し、その差から左側施療子81の押圧力と右側施療子81の押圧力を設定することが可能となっている。
図24aは、検出された左側施療子81の進出量と右側施療子81の進出量とその差を示す図である。図24bは、前記差から設定された押圧力を示す図である。
左右の押出しエアセル301a,301bに同じ量のエアを給気して、被施療者の身体に当接させた状態の前記左側施療子81の進出量と右側施療子81の進出量を比べることで、施療者の左半身及び右半身の硬さや、左右の歪みを知ることが可能である。そして、進出量の少ない方はエアの給気量を多くするように設定し、凝りの大きい半身に対して強いマッサージを行う。
このようにして、左右の施療子81に適切な押圧力で、左半身及び右半身を押圧することが可能である。
また、前記左側施療子81の進出量と右側施療子81の進出量の検出結果は、記憶部48(図4参照)に記憶されるようになっている。
また、図23に示す様に、前記制御部31は、検出した左側施療子81の進出量と右側施療子81の進出量を利用して、被施療者の施療部位を特定することが可能である。
図23では、左右の施療子81の進出量から被施療者の背中の凹凸状態を読み取り、凹凸状況から部位を特定している。前記第一マッサージ部6は、第一ガイドレール151に沿って臀部より肩に向けて上昇していく。
第一マッサージ部6の上昇する過程で、腰部のように大きく凹んでいる箇所では、進退機構90の進出量は大きくなり、肩部付近は、腰部に比べて突出しているので、進退機構90の進出量は小さくなる。また、肩の上部に位置した場合は、施療子81にかかる負荷がなくなるので、進出量は大きくなる。
このような凹凸状況を検出することで、被施療者の部位を特定している。
また図25に示す様に、前記制御部31は、検出した左側施療子81の進出量と右側施療子81の進出量の差が所定値を超えた箇所を施療箇所とすることが可能である。
前記第一マッサージ部6は、進退機構90のエアセル301a,エアセル301bに所定量のエアを給気して、左右の施療子81の進出量を検出し、記憶部48に左右の施療子81の進出量を記憶させる。
記憶させた左右の施療子81の進出量を比較し、左右の施療子81の進出量の差が所定値を越える箇所は、凝っている箇所と判定する。
また、左右の施療子81の進出量の差で凝っている箇所を判定するので、被施療者の個人差に合わせて施療が可能である。
このように凝りのある部位を特定し、マッサージを施すことが可能である。
また、凝っている部位の特定方法は、前記左右のマッサージユニット14,15の進退機構90を進出させた状態とし、前記第一マッサージ部6を昇降させ、検出部95によって検出された左右の施療子81ごとの進出量を記憶部48に記憶し、前記左側施療子81の進出量と右側施療子81の進出量を比較し、進出量に所定値を超える差がある箇所を施療箇所と判定部49が判断することにより、凝っている部位を特定している。この様にして、施療箇所を特定できる。
本発明は、被施療者に負担の少ない捻りマッサージを行うことができ、また、従来のマッサージ機が、施療ができない領域又はマッサージに注意が必要な領域に対して、負担の少ないマッサージを行うマッサージ機を提供できる。
1 椅子型マッサージ機
6 第一マッサージ部
14 左側マッサージユニット
15 右側マッサージユニット
31 制御部
36a 電磁弁イ
36k 電磁弁ル
61 駆動源
62 駆動源
63 駆動源
64 揺動検出手段(肩位置検出手段)
65 第一昇降機構
66 昇降動作伝達部
67 第一軸体
67a ピニオン
67b 延設部
68 第二軸体
68a 両端部
69 幅変更機構
70 第1アーム
80 第2アーム
81 施療子
81a 施療子
81b 施療子
82 第一施療子支持体
83 第二施療子支持体
90 進退機構
91 外縁部分
92 中心部
93 中部分
94 所定間隔
95 検出部
96 左側検出部
96a 発光部
96b 受光部
97 右側検出部
98 被検出部
99 孔
100 枠体
301a 押出しエアセル
301b 押出しエアセル
310 進退エアセル

Claims (11)

  1. 左側マッサージユニットと、右側マッサージユニットと、からなる第一マッサージ部と、制御部を有しており、
    前記左側マッサージユニットと右側マッサージユニットは、
    被施療者に揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行う施療子と、
    施療子を被施療者に対して進退させる進退機構と、
    前記施療子が取り付けられた第二施療子支持体と、
    前記第二施療子支持体を支持する第一施療子支持体と、を夫々有し、
    前記第一マッサージ部は、前記揉みマッサージ動作を行う幅変更機構と、叩きマッサージ動作を行う叩軸と、を有し、
    前記進退機構は、前記第一施療子支持体と前記第二施療子支持体との間に設けられた空気の給排気により施療子を進退させるエアセルを有し、
    前記制御部は、
    前記進退機構により、左右の施療子のうちいずれか一方の施療子を進出させる第一ステップと、前記一方の施療子の進出状態を維持する第二ステップと、を有し、
    前記第一ステップと前記第二ステップを実行し、左右いずれかのマッサージユニットの施療子を進出させた状態で前記幅変更機構及び/又は叩軸により、揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行うことを特徴とするマッサージ部。
  2. 前記制御部は、前記施療子を身体の長手方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ部。
  3. 前記制御部は、前記第一ステップを実行した後に前記第二ステップを実行し、その後、前記施療子を身体の長手方向に移動させる第三ステップを実行することを特徴とする請求項2に記載のマッサージ部。
  4. 前記制御部は、
    記第二ステップの後に、前記幅変更機構により前記施療子を接近させる第三ステップと、
    前記第三ステップの後に、前記施療子の接近状態を維持する第四ステップと、により、捻り込み動作を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ部。
  5. 前記制御部は、左右両方のマッサージユニットの施療子を進出させた状態から、左右のマッサージユニットのうちいずれかのマッサージユニットの施療子を退出させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ部。
  6. 前記制御部は、左側施療子の進出量と右側施療子の進出量を異ならせて揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ部。
  7. 前記左側マッサージユニットは、進退機構により被施療者側へ進出した左側施療子の進出量を検出する左側検出部を有しており、
    前記右側マッサージユニットは、進退機構により被施療者側へ進出した右側施療子の進出量を検出する右側検出部を有しており、
    前記制御部は、左側施療子の進出量と右側施療子の進出量の差から、左側施療子の押圧力と右側施療子の押圧力を設定し、揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ部。
  8. 前記制御部は、左側施療子の進出量と右側施療子の進出量を利用して、被施療者の施療部位を特定することを特徴とする請求項7に記載のマッサージ部。
  9. 前記制御部は、左側施療子の進出量と右側施療子の進出量の差が所定値を超えた箇所を施療箇所とすることを特徴とする請求項8に記載のマッサージ部。
  10. 前記左側マッサージユニットと右側マッサージユニットは、
    前記マッサージ部から揉みマッサージ動作及び/又は叩きマッサージ動作を伝達する第1アームと、
    被施療者の身体の起伏に沿って揺動する第2アームと、を有し、
    前記第2アームは、前記施療子と、前記第一施療子支持体と、前記第二施療子支持体と、を有し、
    前記第二施療子支持体は、前記進退機構により進出することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のマッサージ部。
  11. 前記マッサージ部は、背凭れ部と座部を有する椅子型マッサージ機に設けられており、
    前記背凭れ部と前記座部は、それぞれガイドレールを有しており、
    前記マッサージ部は、前記ガイドレールに沿って、前記背凭れ部から前記座部を移動することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のマッサージ部が設けられた椅子型マッサージ機。
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