JP2000157332A - 香気用容器 - Google Patents

香気用容器

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JP2000157332A
JP2000157332A JP10338586A JP33858698A JP2000157332A JP 2000157332 A JP2000157332 A JP 2000157332A JP 10338586 A JP10338586 A JP 10338586A JP 33858698 A JP33858698 A JP 33858698A JP 2000157332 A JP2000157332 A JP 2000157332A
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cylinder
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Hiroshi Mizushima
水嶋  博
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時には簡単な操作で使用可能状態となり、
また、使用後は簡単な操作で元の密閉状態に戻り、キャ
ップの紛失等の虞がなく、取り扱い便利な香気用容器を
提案する。 【解決手段】内部に棒状の香気含浸体4を収納した内筒
2外周に、螺動上昇可能に外筒3を嵌合させ、内筒頂壁
6及び外筒頂壁18にはそれぞれ互いの頂壁に閉塞される
窓孔7,19を穿設するとともに、内筒周壁に外気導入孔8
を穿設し、内筒に対し外筒を螺動上昇させることによ
り、外気を導入して香気を発散する如く構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は香気用容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来香気用容器として、香気含浸体を収
納するとともに、先端部に香気発散用の窓孔を備えた筒
状の容器体と、該容器体に着脱自在に嵌着させて窓孔を
気密に閉塞する下端開口の筒状をなすキャップとからな
るものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の容器
は、使用に当たりキャップを外し、外したキャップを持
ったまま使用するため使い難く、外したキャップを机等
の上に置いて使用する場合にはキャップの落下,紛失等
の虞があり、いずれにしろ取り扱い上の不便を伴う。
【0004】本発明は上記した点に鑑みなされたもの
で、使用時には簡単な操作で使用可能状態となり、ま
た、使用後は簡単な操作で元の密閉状態に戻り、キャッ
プの紛失等の虞がなく取り扱いの便利な香気用容器を提
案するものである。。
【0005】また、その構造も簡単であり、安価に製造
でき、また、不使用時には出来るだけ無駄な香気の発散
を防ぎ、使用時には香気を円滑に供給できる優れた容器
を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明の容器
は、上記課題を解決するため、周壁5下端部を大径の摘
み部5aに、それより上部を小径の嵌合筒部5bに構成する
とともに、周壁5上端縁より延設した円錐板状の頂壁6
前部に窓孔7を穿設し、且つ、嵌合筒部5bの上下方向中
央部に外気導入孔8を穿設した下端開口の筒状をなす内
筒2と、底蓋13で閉塞された内筒2内に収納した棒状の
香気含浸体4と、嵌合筒部5b外周に螺動上昇可能に嵌合
させた周壁17上端縁より円錐板状の頂壁18を延設すると
ともに、頂壁18後部に穿設した窓孔19を内筒頂壁6後面
で気密に閉塞し、且つ、頂壁18前部により内筒頂壁6の
窓孔7を気密に閉塞した外筒3とを備え、外気導入孔8
下方の内筒2外面に圧接してその上下を気密に閉塞する
とともに、外筒3の上昇時に内筒2外面との圧接を解除
する第1シール突条22を外筒周壁17内面に突周設し、外
筒上昇時に外気導入孔8上方の内筒外面に圧接してその
上下を気密に閉塞する第2シール突条23を突周設してな
ることを特徴とする香気用容器として構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面を参照して説明する。
【0008】本発明の容器1は、内筒2と、外筒3と、
香気含浸体4とを備えている。
【0009】内筒2は、周壁5の下端部を大径の摘み部
5aに、それより上部を小径の嵌合筒部5bに構成するとと
もに、周壁5上端縁より下端を開口した中空円錐状の頂
壁6を延設した下端開口の筒状をなし、頂壁6前部に窓
孔7を穿設するとともに、嵌合筒部5bの上下方向中央部
に外気導入孔8を穿設している。窓孔7は、収納した香
気含浸体4より発する香気を外部に放出するためのもの
で、その形状は種々選択でき、図示例では円形の窓孔7
を穿設している。また、外気導入孔8は、内筒2内に外
気を導入するためのもので、その数は一箇所に限らず、
複数箇所設けても良い。
【0010】図示例では、嵌合筒部5bの上下方向中央部
に設けたテーパ部9を介してその上方を僅かに縮径し、
また、テーパ部9と間隔を開けた嵌合筒部5bの縮径部分
外周に、下面がテーパ状の突条10を突周設し、この突条
10とテーパ部9との間に複数の外気導入孔8を穿設して
いる。また、テーパ部9下方の嵌合筒部5b外周下端部に
螺条11を周設し、突条10上方の嵌合筒部5bの縮径部分外
周上部には外筒3の抜け出しを防止するための係止突条
12を突周設している。
【0011】香気含浸体4は、スポンジや合成樹脂発泡
体等の液体を含浸保有させておくことが出来る材質であ
り、従来のこの種の容器に使用されているものであれ
ば、その材質はどの様なものでも採用でき、また、その
形状は底蓋13で閉塞された内筒2内に収納した棒状をな
している。図示例では、摘み部5aの内周下端部に嵌合さ
せた嵌合筒14を底板15上面より突設して内筒2下端開口
を気密に閉塞する底蓋13を設けている。また、香気含浸
体4は、内筒2の内面の頂壁6内面左右から嵌合筒部5b
左右内面上部にそれぞれ至る一対の係止リブ16を突設
し、各係止リブ16の下面に上面を係止させて収納されて
いる。
【0012】外筒3は、嵌合筒部5b外周に螺動上昇可能
に嵌合させた周壁17上端縁より下端を開口した中空円錐
状の頂壁18を延設するとともに、頂壁18後部に穿設した
窓孔19を内筒頂壁6後面で気密に閉塞し、且つ、頂壁18
前部により内筒頂壁6の窓孔7を気密に閉塞している。
【0013】窓孔19も香気を外部に放出させるためのも
ので、窓孔7同様その形状は種々選択でき、図示例では
円形をなしている。また、外筒3を螺動上昇させること
により内筒の窓孔7の外筒頂壁18による閉塞が解除され
るとともに、外筒の窓孔19の内筒頂壁6による閉塞が解
除され、香気を発散する如く構成している。
【0014】また、周壁17内周下端部には内筒2の螺条
11と螺合する螺条20を周設しており、更に、周壁17内周
上部には、螺動上昇した際に内筒2の係止突条12下面に
係合する係合突条21を突周設している。これらの係止突
条12及び係合突条21の突設位置は、外筒が180°回動
して窓孔7上方に窓孔19が位置する状態になった時に互
いに当接する様に定めるのが良いが、これに限らない。
【0015】また、周壁17内周の螺条20上方に、テーパ
部9直下の内筒2外周に圧接してその上下を気密に閉塞
する第1シール突条22を突周設しており、外筒3の最下
降時には外気の内筒2内への侵入を防止するとともに、
外筒の上昇時に内筒2外面との圧接を解除する如く構成
している。また、このシール突条22上方にも第2シール
突条23を突周設しており、外筒3を螺動上昇させた際に
内筒2の突条10に乗り上げてその上下を気密に閉塞して
外気が外気導入孔8より内筒2内に円滑に導入される如
く構成している。
【0016】尚、上記各部材は特にことわりの無い限り
合成樹脂により形成すると良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明容器は、内筒
2に対して外筒3を螺動上昇させるという簡単な操作で
香気を嗅ぐことができ、従来品の如くキャップを外して
持っていなければならなかったり、外したキャップを紛
失する等の不都合がなく、取り扱いが便利である。
【0018】また、外筒頂壁18後部に穿設した窓孔19を
内筒頂壁6後面で気密に閉塞するとともに、頂壁18前部
により内筒頂壁6の窓孔7を気密に閉塞し、また、外気
導入孔8下方の内筒2外面に圧接してその上下を気密に
閉塞するとともに、外筒3の上昇時に内筒2外面との圧
接を解除する第1シール突条22を外筒周壁17内面に突周
設し、更に、外筒上昇時に外気導入孔8上方の内筒外面
に圧接してその上下を気密に閉塞する第2シール突条23
を突周設したので、不使用時に香気が漏れてすぐに香気
がなくなる等の不都合を生じる虞はなく、また、使用時
には下方の外気導入孔上方の各筒周壁間が閉塞されて外
気導入孔への円滑な外気の導入が行われ、また、上方の
各窓孔より円滑に香気が発散される。
【0019】また、各筒2,3は円錐板状の頂壁を備え
ているため、香気を発散させる窓孔を斜め前方へ開口す
ることができるとともに、外筒の螺動昇降を円滑にしか
も下降時には各窓孔の良好なシールを行えるものであ
る。
【0020】また、その構造も簡単で、組み付けも容易
に行え、安価に製造できる利点を兼ね備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例の外筒の螺動上昇時の縦断面図であ
る。
【図3】同実施例の斜視図である。
【符号の説明】
2…内筒,3…外筒,4…香気含浸体,5…内筒周壁,
5a…摘み部,5b…嵌合筒部,6…内筒頂壁,7…内筒窓
孔,8…外気導入孔,13…底蓋,17…外筒周壁,18…外
筒頂壁,19…外筒窓孔,22…第1シール突条,23…第2
シール突条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁5下端部を大径の摘み部5aに、それよ
    り上部を小径の嵌合筒部5bに構成するとともに、周壁5
    上端縁より延設した円錐板状の頂壁6前部に窓孔7を穿
    設し、且つ、嵌合筒部5bの上下方向中央部に外気導入孔
    8を穿設した下端開口の筒状をなす内筒2と、底蓋13で
    閉塞された内筒2内に収納した棒状の香気含浸体4と、
    嵌合筒部5b外周に螺動上昇可能に嵌合させた周壁17上端
    縁より円錐板状の頂壁18を延設するとともに、頂壁18後
    部に穿設した窓孔19を内筒頂壁6後面で気密に閉塞し、
    且つ、頂壁18前部により内筒頂壁6の窓孔7を気密に閉
    塞した外筒3とを備え、外気導入孔8下方の内筒2外面
    に圧接してその上下を気密に閉塞するとともに、外筒3
    の上昇時に内筒2外面との圧接を解除する第1シール突
    条22を外筒周壁17内面に突周設し、外筒上昇時に外気導
    入孔8上方の内筒外面に圧接してその上下を気密に閉塞
    する第2シール突条23を突周設してなることを特徴とす
    る香気用容器。
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