JP2000157196A - きのこ組成物 - Google Patents

きのこ組成物

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千佳 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 きのこ類の香味を保ちながら不快なえぐ味を
緩和することにより、摂取しやすい組成物を提供する。 【解決手段】 きのこ類、大豆多糖類及び還元糖を含有
することを特徴とする組成物。きのこ類の例には、子実
体、培養菌糸体、その乾燥物又はそれらの加工処理物が
ある。大豆多糖類の例には、水溶性多糖類でへミセルロ
ースを主成分とするものがある。 【効果】 各種生活習慣病予防のための食品として特に
有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品や医薬部外
品、食品等に供される組成物であって、きのこ類の香味
を保ちながらえぐ味が緩和された組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】きのこ類は、ヌクレオチドやアミノ酸、
有機酸、マンニトールやトレハロースなどの糖質のバラ
ンスによって特有のうま味を有しており、そのまま乾燥
し粉末状、あるいは熱水などで抽出した液状物として食
品等に適度の量を配合することにより味の改善剤として
利用されている。しかし、きのこ類は、えぐ味などの不
快感を伴う味も保有しており、特に医薬品や医薬部外
品、食品等としてそのまま乾燥粉末などの固形物として
多量に摂取する場合に、このえぐ昧が口中に残り違和感
をもたらす。中でも健康食品などとして継続的に摂取す
る場合、特に問題となる。きのこ類にはビタミン類や良
質の食物繊維、多糖類など健康に役立つ成分が豊富に含
まれており、特に近年では、β−D−グルカンに代表さ
れるきのこ類の各成分には癌を含む各種生活習慣病予防
に効果があるとの研究報告が多く発表され、医薬品や医
薬部外品、食品等として液剤や固形剤として製剤化され
ている。液剤については、きのこ類を熱水や有機溶媒抽
出などから得たエキスを用いることで不快味を除去した
り、甘味剤や矯味剤あるいは香味などの添加によってマ
スキング化することで、しかも水に分散又は溶解希釈さ
れているため、このえぐ味は比較的抑え易い。一方、固
形剤の場合、えぐ味を緩和するための方法として、フィ
ルムコーチング化や不溶化体の形成、包接化合物化、吸
着化あるいは甘味剤や芳香剤などによるマスキング化等
の手段で行われている。しかし、きのこ類の香味が弱
く、又はなくなったり、あるいは配合する甘味や香味の
味が支配的になり過ぎて、きのこ類のうま味も同時に抑
えてしまう。また、製造方法が複雑でコストがかかりす
ぎる等問題も多く、いまだ、きのこ類の香味を保ちなが
らえぐ味を抑える方法は報告されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、きのこ類の
香味を保ちながら、不快なえぐ味が緩和された組成物を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明はきのこ類、大豆多糖類及び還元糖を含有すること
を特徴とする組成物に関する。
【0005】本発明者らは、上記課題を解決するため鋭
意研究を重ねた結果、きのこ類に大豆多糖類と還元糖を
組合せて用いることにより、きのこの香味を残したまま
えぐ味を感じさせない組成物ができることを見出した。
【0006】えぐ味緩和の作用機構は明確でないが、還
元糖や大豆多糖類を配合することによって、この糖とき
のこ類成分中のアミノ酸とが糖・アミノ酸反応生成物を
造り、これが、えぐ味の原因と考えられるホモゲンチジ
ン酸やタンニン、あるいは有機酸及びカリウム塩などを
マスキングするものと推察する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明においてきのこ類とは、きのこ由来のもので
あればよく特に限定はないが、例えば子実体及び培養菌
糸体から選択されるもの、若しくはそれらの乾燥物又は
それらの加工処理物がある。本発明において川いられる
きのことしては、特に限定は無いが食用、薬用に用いら
れる担子菌類、子のう菌のきのこが好ましく、きのこと
しては、例えば、ブナシメジ、エノキダケ、マイタケ、
マツタケ、シイタケ、アミタケ、タモギタケ、ヒラタ
ケ、フクロタケ、ナメコ、マッシュルーム、キクラゲ、
アガリクス、エリンギ、アミガサタケ、ハタケシメジ、
ホンシメジ、マンネンタケ、冬虫夏草等が例示される。
本発明に使用されるきのこの子実体は天然のものでも良
く、また人工栽培により得たものでも良い。また、きの
この菌糸体は固体培養、液体培養等により得られる培養
菌糸体を用いれば良い。
【0008】これらの子実体又は培養菌糸体はそのまま
用いても良いが、目的に応じ乾燥物として用いることが
できる。また乾燥前に煮る、焼く、炊く等の加熱処理を
行っても良い。更に調理、調味等の加工を行っても良
い。乾燥方法としては自然乾燥、加圧乾燥、常圧乾燥、
真空乾燥、凍結乾燥など従来より用いられている方法を
適宜用いればよい。本発明においては上記子実体又は培
養菌糸体から選択されるもの、若しくはそれらの乾燥物
の加工処理物を使用することができる。加工処理物とし
ては特に限定はないが、上記子実体又は培養菌糸体から
選択されるもの若しくはそれらの乾燥物の裁断物、破砕
物、磨砕物、搾汁して得た搾汁液、搾汁粕、ぺースト、
及びこれらの混合物を挙げることができる。該加工処理
物としては上記子実体又は培養菌糸体から選択されるも
の、若しくはそれらの乾燥物を粉末化したものを用い、
その1種又は2種以上を混合して用いても良い。また医
薬品、医薬部外品、食品とした加工処理物を使用しても
良い。本発明においては目的に応じ、これらのきのこ類
を選択し、大豆多糖類、還元糖よりなる組成物とするこ
とができる。
【0009】次に例えばきのこ子実体よりきのこ乾燥粉
末を製造する場合の方法についての一例を下記に述べ
る。まず、きのこ子実体を自然乾燥、加圧乾燥、常圧乾
燥、真空乾燥、凍結乾燥などの方法で乾燥を行う。乾燥
したきのこを一辺数mmの大きさの立方体状になるよう
に粗粉砕を行い、これを高温、高圧の殺菌装置や過飽和
加熱蒸気の発生する殺菌装置、あるいは、紫外線照射装
置などを用いて、きのこ中の微生物を死滅させるような
殺菌工程を行う。更に、粉砕装置で微粉砕を行い、篩い
機などで100メッシュ通過の微粉末のみを回収して、
この粉末を本発明のきのこえぐ味緩和組成物の原料とし
て用いる。
【0010】大豆多糖類としては、例えば市販品として
ヘミロース(商品名、フロイント産業社製)やソヤファ
イブ−S(商品名、不二製油社製)などで、ヘミセルロ
ースを主成分とする水溶性多糖類で、ガラクトース、ア
ラビノース、ガラクツロン酸、キシロース、フコース、
ラムノースなど多くの種類の糖から構成されたものがあ
る。配合量は組成物に対し好ましくは0.1〜10w/
w%、より好ましくは1〜5w/w%で、添加する方法
としては、水又は有機溶媒などで溶解したものを加えて
もよいが、きのこ類に直接混合してもよく特に制限され
るものではない。
【0011】還元糖としては、単糖類、二糖類又はこれ
らの混合物を言うが、好ましくはグルコースやフルクト
ース、ラクトース、ショ糖がある。きのこ類への配合量
は組成物に対し好ましくは5〜25w/w%、より好ま
しくは10〜20w/w%で、添加する方法としては、
水又は有機溶媒などで溶解したものを加えてもよいが、
きのこ類に直接混合してもよく特に制限されるものでは
ない。
【0012】本発明のえぐ味緩和きのこ組成物の形状は
特に制限されるものでなく、例えば、固形剤の場合には
散剤、細粒剤、顆粒剤、丸剤、チュアブル剤、トローチ
剤、錠剤などが挙げられる。
【0013】上記の製剤化は、通常の固形剤の湿式造粒
製法に従って製造できる。すなわち、必要に応じて崩壊
剤、滑沢剤、結合剤、賦形剤、甘味剤、保存剤、着香
剤、着色剤などを添加し、かくはん造粒機、かくはん転
動造粒機、押し出し造粒機、バスケット型造粒機、流動
層造粒機等を用いて行うことができる。また本発明によ
り大豆多糖類及び還元糖を含有するきのこえぐ味緩和剤
が提供される。該緩和剤は食品としてのきのこのえぐ味
緩和に有用であり、該緩和剤を含有する調味料等が提供
できる。
【0014】
【実施例】本発明の、えぐ味緩和きのこ組成物及び比較
対照のきのこ組成物について、その製造方法を以下の実
施例及び参考例に示す。なお、本発明は以下の実施例に
限定されるものではなく、例えば製造に用いるきのこ類
の種類や配合比を変える等、この発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で任意に構成を変更して具体化してもよい。
【0015】実施例1 バーチカルグラニュレーターVG−5型(パウレック社
製)にブナシメジ末1.375kg、エノキタケ末0.
375kg、マイタケ末0.375kg、シイタケ末
0.375kg、ラクトース0.41kg、カルメロー
スカルシウム0.06kg、ヘミロース0.03kgを
秤量し順次投入後15分間かくはんする。その後、70
%エタノール1.8リットルを5分間で噴霧添加し、更
に10分間かくはんする。この時の回転数はブレード5
00rpm、チョッパー1500rpmとする。その
後、コーミル(パウレック社製)でスクリーン孔径φ
1.91mm、回転数897rpmの条件で造粒する。
これを棚式温風乾燥機で60℃、6時間乾燥し、更に振
動篩で整粒し20〜100メッシュ品2.88kgを得
た。
【0016】実施例2 バーチカルグラニュレーターVG−5型(パウレック社
製)にブナシメジ末1.00kg、エノキタケ末0.7
5kg、マツタケ末0.75kg、グルコース0.35
kg、カルメロースカルシウム0.09kgを秤量し順
次投入後15分間かくはんする。その後、70%エタノ
ール1.7リットルにソヤファイブ−S0.06kgを
溶解した液を5分間で噴霧添加し、更に10分間かくは
んする。この時の回転数はブレード500rpm、チョ
ッパー1500rpmとする。その後、コーミル(パウ
レック社製)でスクリーン孔径φ1.91mm、回転数
897rpmの条件で造粒する。これを棚式温風乾燥機
で60℃、6時間乾燥し、更に振動篩で整粒し20〜1
00メッシュ品2.91kgを得た。
【0017】実施例3 バーチカルグラニュレーターVG−5型(パウレック社
製)にブナシメジ末1.55kg、ヒラタケ末0.95
kg、カルメロースカルシウム0.13kgを秤量し順
次投入後15分間かくはんする。その後、70%エタノ
ール1.8リットルにヘミロース0.12kg及びフル
クトース0.25kgを溶解した液を5分間で噴霧添加
し、更に10分間かくはんする。この時の回転数はブレ
ード500rpm、チョッパー1500rpmとする。
その後、コーミル(パウレック社製)でスクリーン孔径
φ1.91mm、回転数897rpmの条件で造粒す
る。これを棚式温風乾燥機で60℃、6時間乾燥し、更
に振動篩で整粒し20〜100メッシュ品2.95kg
を得た。
【0018】実施例4 バーチカルグラニュレーターVG−5型(パウレック社
製)にブナシメジ末1.00kg、タモギタケ末1.0
0kg、マイタケ末0.50kg、ラクトース0.47
kgを秤量し順次投入後15分間かくはんする。その
後、70%エタノール2.0リットルにソヤファイブ−
S0.03kgを溶解した液を5分間で噴霧添加し、更
に10分間かくはんする。この時の回転数はブレード5
00rpm、チョッパー1500rpmとする。その
後、コーミル(パウレック社製)でスクリーン孔径φ
1.91mm、回転数897rpmの条件で造粒する。
これを棚式温風乾燥機で60℃、6時間乾燥し、更に振
動篩で整粒し20〜100メッシュ品2.81kgを得
た。
【0019】実施例5 ボニーミキサー(徳寿機械社製)にブナシメジ末1.5
5kg、エノキタケ末0.45kg、シイタケ末0.5
0kg、ショ糖0.25kg、カルメロースカルシウム
0.13kgを秤量し順次投入後15分間かくはんす
る。その後、70%エタノール1.7リットルにヘミロ
ース0.12kgを溶解した液を5分間で噴霧添加し、
更に10分間かくはんする。この時の回転数は50rp
mとする。その後、スパルタンFL−01型円筒造粒機
(不二パウダル社製)スクリーン孔径φ0.7mmで造
粒後、コーミル(パウレック社製)でスクリーン孔径φ
1.91mm、回転数897rpmの条件で整粒する。
これを棚式温風乾燥機で60℃、6時間乾燥し、更に振
動篩で整粒し20〜100メッシュ品2.79kgを得
た。
【0020】参考例1 バーチカルグラニュレーターVG−5型(パウレック社
製)にブナシメジ末1.375kg、エノキタケ末0.
375kg、マイタケ末0.375kg、シイタケ末
0.375kg、カルメロースカルシウム0.06kg
を秤量し順次投人後15分間かくはんする。その後、7
0%エタノール1.8リットルを5分間で噴霧添加し、
更に10分間かくはんする。この時の回転数はブレード
500rpm、チョッパー1500rpmとする。その
後、コーミル(パウレック社製)でスクリーン孔径φ
1.91mm、回転数897rpmの条件で造粒する。
これを棚式温風乾燥機で60℃、6時間乾燥し、更に振
動篩で整粒し20〜100メッシュ品2.31kgを得
た。
【0021】参考例2 バーチカルゲラニュレーダーVG−5型(パウレック社
製)にブナシメジ末1.375kg、エノキタケ末0.
375kg、マイタケ末0.375kg、シイタケ末
0.375kg、ラクトース0.41kg、カルメロー
スカルシウム0.06kgを秤量し順次投入後15分間
かくはんする。その後、70%エタノール1.8リット
ルを5分間で噴霧添加し、更に10分間かくはんする。
この時の回転数はブレード500rpm、チョッパー1
500rpmとする。その後、コーミル(パウレック社
製)でスクリーン孔径φ1.91mm、回転数897r
pmの条件で造粒する。これを棚式温風乾燥機で60
℃、6時間乾燥し、更に振動篩で整粒し20〜100メ
ッシュ品2.78kgを得た。
【0022】参考例3 バーチカルグラニュレーターVG−5型(パウレック社
製)にブナシメジ末1.375kg、エノキタケ末0.
375kg、マイタケ末0.375kg、シイタケ末
0.375kg、カルメロースカルシウム0.06k
g、ヘミロース0.03kgを秤量し順次投入後15分
間かくはんする。その後、70%エタノール1.8リッ
トルを5分間で噴霧添加し、更に10分間かくはんす
る。この時の回転数はブレード500rpm、チョッパ
ー1500rpmとする。その後、コーミル(パウレッ
ク社製)でスクリーン孔径φ1.91mm、回転数89
7rpmの条件で造粒する。これを棚式温風乾燥機で6
0℃、6時間乾燥し、更に振動篩で整粒し20〜100
メッシュ品2.38kgを得た。
【0023】参考例4 参考例1で得た組成物1.00kgを用い、これをフロ
ーコーターFL−01型(フロイント産業社製)で吸気
温度65〜75℃、排気温度38〜45℃で70%エタ
ノール3.5リットルにヘミロース0.1kg及びグリ
セリン0.03kgを溶解した液を噴霧コーチングし、
乾燥後20〜100メッシュ整粒し0.91kgを得
た。
【0024】比較実験 実施例1〜5と参考例1〜4で得た組成物について、え
ぐ味評価試験を行った。その結果は表1及び表2に示す
通りである。 (試験方法)パネラー10名(男子5名、女子5名)に
よるえぐ味ときのこ味の官能試験によって評価を行っ
た。各パネラーは組成物をきのこ換算量で2.5g分を
口に含み水50mlで摂取した。えぐ味度合は、大変強
い(5点)、強い(4点)、少しある(3点)、ほとん
ど無い(2点)、全く無い(1点)の5段階の基準点数
で示し、各基準に対するパネラーの人数を乗じて総合評
価とした。総合点の大きいものほどえぐ味が強く、小さ
いほどえぐ味が弱い。また、同時にきのこの香味の有無
も評価した。
【0025】
【表1】表1 個人のえぐ味評価について
【0026】
【表2】表2 10人の官能検査におけるえぐ味の総合
評価について
【0027】表1はえぐ味評価の結果、表2は表1を総
合点数化したものと、きのこ香味の有無から全体評価し
た結果をそれぞれ示す。実施例1〜5で得られる本発明
の組成物がきのこ香味を残しながらえぐ味を緩和させて
いることがわかる。一方、参考例1〜3の組成物は、え
ぐ味の強いものであることがわかる。更に、参考例1の
組成物にコーチングを施した参考例4はえぐ味の緩和効
果はでているが、きのこ香味も感じなくなっている。
【0028】
【発明の効果】本発明により、きのこ類の香味を保ちな
がら不快なえぐ味を緩和した摂取しやすい組成物を提供
することができた。きのこ類に含まれる良質のビタミン
類や食物繊維、多糖類、β−D−グルカンなどを含む本
発明の組成物は癌を含む各種生活習慣病予防のための食
品として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 千佳 富山県富山市三郷6番地 明治薬品株式会 社内 (72)発明者 福井 裕 滋賀県草津市野路町2257番地 タカラアグ リ株式会社内 Fターム(参考) 4B016 LC02 LE03 LG14 LK08 LK09 LP01 LP08 4B018 LE01 MD58 MD82 ME14 MF06 MF07 4C088 AA03 AA04 AA06 AA07 AA08 AA09 AB61 AC16 AC17 AD09 AD19 BA03 BA04 BA12 MA04 MA34 NA09 ZB26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 きのこ類、大豆多糖類及び還元糖を含有
    することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 きのこ類が、子実体、培養菌糸体、その
    乾燥物又はそれらの加工処理物から選択されるものであ
    る請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 きのこが、医薬品や医薬部外品、食品等
    に供される担子菌又は子のう菌から選択されるきのこで
    ある請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 大豆多糖類が水溶性多糖類でヘミセルロ
    ースを主成分とするものである請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 還元糖が、単糖類又は二糖類から選択さ
    れるものである請求項1〜4のいずれか1項に記戟の組
    成物。
  6. 【請求項6】 きのこの固形物に対して、0.1〜10
    w/w%の大豆多糖類、5〜25w/w%の還元糖から
    なる請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 固形剤である請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の組成物。
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