JP2000157131A - スライドファスナー付き釣り具 - Google Patents
スライドファスナー付き釣り具Info
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Abstract
ダに糸が絡まることを防止できるスライドファスナー付
き釣り具を提供することを課題とする。 【解決手段】 開閉部2,5にスライドファスナー4が
設けられ、該スライドファスナー4は、務歯上を移動す
るスライダ13と、該スライダ13に支持された引き手
8とを備えてなるスライドファスナー付き釣り具におい
て、前記開閉部2,5には、スライドファスナー4が閉
状態で、前記スライダ13を覆うカバー体11が設けら
れてなることを解決手段とする。
Description
ー付き釣り具に関するもので、例えば、ポケットの開口
部や前合わせ部等にスライドファスナーが設けられた釣
り用衣服や、収納部の開口部にスライドファスナーが設
けられた携帯用の釣り用バッグ等、種々のスライドファ
スナー付き釣り具に関するものである。
ットの開口部や前合わせ部等の開閉部にスライドファス
ナーが設けられてなるものが公知である。かかる釣り用
ベストに用いられているスライドファスナーは、図3の
如く、務歯50上を移動して務歯50の噛合と噛合解除
とを行うスライダ51と、該スライダ51を移動させる
べく、スライダ51に支持されて把持可能な引き手52
とを備えてなる。更に、スライダ51には、前記引き手
52の取付孔53を遊貫する引き手支持部54が、スラ
イダ本体55の上面側に突出して形成されてなる。そし
て、該引き手支持部54に引き手52が回動自在に支持
されてなる。
りを行う場合、例えばポケットには釣り餌や交換用の仕
掛け等を収納し、釣りの最中にスライドファスナーを操
作して開口部を開口させ、収納したものを適宜取り出し
た後、再度操作して開口部を閉じる。従って、取り出し
以外の時には、一般には開口部を閉じていることが多
い。
じたスライドファスナーの閉状態において、スライダ5
1が外部に露出しているため、例えば、スライダ本体5
5と務歯50との間等、スライダ51に糸が絡む場合が
あり、釣りの最中に糸が絡むと、手返しに時間がかか
り、釣果に影響が出るうえに、精神衛生上も好ましくな
い。また、特に細い糸ではラインブレイクの原因になる
可能性もある。
構成上、スライダ51自体の隙間58に糸が絡む可能性
もある。即ち、スライダ51は一般に金属製のものが多
く、スライダ本体55と引き手支持部54とが一体的に
形成され、引き手52の取付孔53に引き手支持部54
が遊貫されて引き手52が回動自在に支持されてなる
が、該引き手支持部54の構成としては、図3に示すタ
イプや図4に示すタイプがある。
4は、スライダ本体55の上面に前後一対の支柱56,
56を突設し、両支柱56,56の間に引き手52の取
付孔縁部57を挿入した後、ペンチ等によって両支柱5
6,56を押圧変形させて先端部同士を互いに接近させ
ることにより、引き手52の取付孔53に両支柱56,
56を遊貫させてなるものである。かかる構成では、両
支柱56,56の先端部の間に隙間58が発生すること
となる。
本の支柱56から形成する構成もある。該構成は、スラ
イダ本体55の前方側上面から上方に向けて支柱56を
突設し、引き手52の取付孔53に支柱56を遊貫した
後、支柱56の先端を後方側に向けて環状に屈曲させる
ことにより、引き手52を回動自在に支持してなるもの
である。かかる構成では、スライダ本体55の上面と支
柱56の先端部との間に隙間58が発生することとな
る。
手支持部54を形成してなるため、スライダ51には、
糸が挿入しうる隙間58が存在することとなり、該隙間
58に糸がかみ込んで糸が損傷する可能性がある。尚、
糸が完全に通過しうる隙間58でなくとも、先端部同士
若しくは先端部とスライダ本体55の上面とが、大部分
は当接していて、一部分に糸が引っかかりうる程度の隙
間がある場合等、スライダ51に糸が引っかかりうる不
連続部があれば同様の問題が生じうる。
も起こりうることであり、また、釣り用ベスト以外に
も、スライドファスナーが設けられている上述のような
種々の釣り具にも起こりうる共通した問題である。
て、閉状態におけるスライドファスナーのスライダに糸
が絡まることを防止できるスライドファスナー付き釣り
具を提供することを課題とするものである。
決すべくなされたものであり、本発明に係るスライドフ
ァスナー付き釣り具は、開閉部2,5にスライドファス
ナー4が設けられ、該スライドファスナー4は、務歯上
を移動するスライダ13と、該スライダ13に支持され
た引き手8とを備えてなるスライドファスナー付き釣り
具において、前記開閉部2,5には、スライドファスナ
ー4が閉状態で、前記スライダ13を覆うカバー体11
が設けられてなることを特徴とする。
具にあっては、スライドファスナー4を閉じた閉状態に
すると、スライダ13がカバー体11によって覆われた
状態となる。従って、この閉状態では、カバー体11に
よって糸とスライダ13との接触が防止されるため、糸
がスライダに絡むことなく集中して釣りを行うことがで
きる。
て、引き手8の一部がカバー体11から把持可能に露出
してなる場合には、釣りの最中等に、スライダ13をカ
バー体11から露出させる必要なく、引き手8を簡単に
把持して開くことができる。従って、糸との絡みを確実
に防止しつつ、開く時の利便性をも確保することができ
る。
が伸縮性を有してなる場合には、スライダ13をカバー
体11の内側に出し入れする際にカバー体11が伸長す
るので、スムーズにスライダ13を出し入れすることが
できる。
スナー付き釣り具の一実施形態として、図1及び図2を
参酌しつつ、左右一対の前身ごろ1,1の前合わせ部2
と、ポケット3の開口部5とに、各々スライドファスナ
ー4が設けられてなる釣り用ベストについて説明する。
尚、スライドファスナー4の引き手支持部6の構成は、
上述の図4に示したタイプのものである。即ち、図2の
如く、前方側から後方側に向けて屈曲形成された引き手
支持部6がスライダ本体7の上面から突出して設けら
れ、引き手8の一端側の取付孔9に遊貫して引き手8を
回動自在に支持してなり、引き手支持部6の先端部とス
ライダ本体7の上面との間には、図2の如く、スライダ
の後方側に隙間10が存在してなる。
れた前合わせ部2の上端部、各ポケット3の開口部5の
終端部には、スライドファスナー4が閉状態においてス
ライダ13全体を外側から覆うカバー体11が各々設け
られてなる。該カバー体11は、前合わせ部2の上端部
及び開口部5の終端部において、務歯を跨ぐようにして
設けられ、ゴム等の伸縮性を有するシート部材から形成
されてなる。そして、例えば、スライダ13が終端部に
来るとカバー体11の内側に入り込んで、図2の如く、
前記隙間10を含めて引き手支持部6全体がカバー体1
1によって覆われ、且つ、引き手8の他端側は、カバー
体11から把持可能に後方に向けて露出するようになっ
ている。
は、ベストを脱ぐ際に左右の前身ごろ1,1を互いに離
反できるよう、一端部11aが前身ごろ1に着脱自在で
あり、ベスト着用時は一端部11aを取り付けた状態と
してスライダ13を覆うことができるようになってい
る。また、引き手8の一端側には、より一層スライダ1
3の移動を容易ならしめるために、紐状体等の引き手延
長部材を取り付けるための接続孔12が設けられてな
る。
前合わせ部2のスライドファスナー4の引き手8を上端
部まで上方に引き上げて前合わせ部2を閉じる。そし
て、スライダ13を覆うようにしてカバー体11の一端
部11a側を回動させて前身ごろ1に取り付けると、ス
ライダ13全体がカバー体11で完全に覆われる一方、
図1の如く、引き手8の下方側端部はカバー体11から
下方に向けて露出した状態となる。従って、ベストを脱
ぐ際に、引き手8を容易に把持することができる。同様
に、釣りの最中にポケット3の開口部5を開く際には、
カバー体11から後方側に露出している引き手8を把持
して容易に開いて、中の仕掛け等を容易に且つ俊敏に取
り出すことができる。
ァスナー4で閉じる際について説明すると、終端部に位
置するカバー体11が務歯を跨いで設けられているた
め、カバー体11と終端部における務歯との間には、図
2の如く、スライダ13を収納可能な収納ポケット14
ができている。従って、引き手8を前方側(終端部側)
に向けて引き、スライダ13を前記収納ポケット14の
入口14aから奥に差し込むが、この際、カバー体11
の伸縮性によって容易に差し込むことができ、且つ、差
し込んだ状態では、カバー体11の弾性復元力によっ
て、入口14aが狭くなる。その結果、カバー体11に
よってスライダ13全体、特に後方側の隙間10の外側
が完全に覆われるので、スライダ13自体や隙間10に
糸が絡んだり、隙間10に糸がかみ込んだりするという
ことがなくなり、絡んだ糸を解きほぐす等の無用な時間
を省いて釣りに専念できる。また、カバー体11が覆っ
た状態では入口14aが狭くなっているため、特に入口
14a側から仕掛け等が侵入してスライダ13に引っか
かるおそれもない。
れてなるため、スライダ13の略中心に位置する引き手
支持部6がカバー体11から露出することがない。
カバー体11で覆うようにしてなるが、少なくとも引き
手支持部6、特に、隙間10の外側を覆うようにするこ
とが好ましい。
態のものに限定されず、上述した図3のタイプのもので
あっても、また、それ以外のタイプのものであっても本
発明の意図するところである。但し、スライダ13に隙
間10や不連続部が存在している場合、カバー体11に
よる糸接触防止効果が大きい。
が、バッグ等の釣り具収納ケース等のスライドファスナ
ー付き釣り具にも無論採用可能である。更に、カバー体
11も上記したようなものに限定されず、例えば、ネッ
ト状のものであってもよい。また、スライドファスナー
4を一対設けた両開きの構成としてもよい。
り具にあっては、糸とスライダとの接触がカバー体によ
って阻止されるので、スライダに釣り糸が絡まるおそれ
がなくなり、円滑に釣りを行え、糸切れも防止できると
いう効果を奏する。
ー付き釣り具を示す斜視図。
断面図。
示す平面図。
示す断面図。
5…開口部(開閉部)、6…引き手支持部、8…引き
手、9…取付孔、11…カバー体、13…スライダ
Claims (4)
- 【請求項1】 開閉部(2,5)にスライドファスナー
(4)が設けられ、該スライドファスナー(4)は、務
歯上を移動するスライダ(13)と、該スライダ(1
3)に支持された引き手(8)とを備えてなるスライド
ファスナー付き釣り具において、前記開閉部(2,5)
には、スライドファスナー(4)が閉状態で、前記スラ
イダ(13)を覆うカバー体(11)が設けられてなる
ことを特徴とするスライドファスナー付き釣り具。 - 【請求項2】 前記スライドファスナー(4)が閉状態
で、前記引き手(8)の少なくとも一部が前記カバー体
(11)から把持可能に露出してなる請求項1記載のス
ライドファスナー付き釣り具。 - 【請求項3】 前記カバー体(11)が伸縮性を有して
なる請求項1又は2記載のスライドファスナー付き釣り
具。 - 【請求項4】 前記スライダ(13)には、引き手
(8)を回動自在に支持すべく、引き手(8)の取付孔
(9)を遊貫する引き手支持部(6)が設けられ、該引
き手支持部(6)を前記カバー体(11)が覆っている
請求項1乃至3の何れかに記載のスライドファスナー付
き釣り具。
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---|---|---|---|
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ID=18324414
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JP2016174968A (ja) * | 2016-06-08 | 2016-10-06 | 株式会社篠原化学 | 着脱具 |
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-
1998
- 1998-11-30 JP JP33911698A patent/JP4083899B2/ja not_active Expired - Fee Related
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