JP2000155322A - 液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子

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JP2000155322A JP10332926A JP33292698A JP2000155322A JP 2000155322 A JP2000155322 A JP 2000155322A JP 10332926 A JP10332926 A JP 10332926A JP 33292698 A JP33292698 A JP 33292698A JP 2000155322 A JP2000155322 A JP 2000155322A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶の配向を乱す等、液晶に悪影響を与える
ことがなく、液晶中において移動することもなく、その
結果、高品位な表示性能を有する液晶表示素子を実現す
ることができる液晶表示素子用スペーサを提供する。 【解決手段】 エチレン性不飽和基を有する重合性単量
体の1種又は2種以上からなり、かつ、2個以上のエチ
レン性不飽和基を有する重合性単量体を少なくとも5重
量%含有する単量体又は単量体混合物を重合させて得ら
れたプラスチック微球体の表面を構成する樹脂が、炭素
数が1〜6のアルキル基と炭素数が8〜22のアルキル
基とイソボルニル基及び/又はノルボルニル基とを有し
ていることを特徴とする液晶表示素子用スペーサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子の液
晶の厚さを規制するために用いられる液晶表示素子用ス
ペーサ及び該液晶表示素子用スペーサを用いた液晶表示
素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、一般に、配向膜及び透
明電極等を形成した基板を、スペーサを介して所定の間
隔に対向配置し、周辺をシール材によりシールした後、
その間隙に液晶を注入し、注入口を封止することにより
製造される。
【0003】この液晶表示素子において、スペーサは2
枚の基板の間隔を一定に保つために用いられるが、この
スペーサは、液晶中において化学的に安定に存在するこ
と、液晶の配向を乱さないこと、移動しないこと等が要
求される。
【0004】ところで、従来、この種の液晶表示素子に
おいて、電気的又は物理的衝撃等によるスペーサの液晶
セル内での移動、又は、その他の事由により、スペーサ
の界面において、「光抜け」と呼ばれる液晶の配向異常
が生じることがあった。この配向異常が生じると、液晶
表示素子のコントラストが低下し、表示品位を著しく損
なうことが知られており、特に、STN(スーパーツイ
ステッドネマチック)型液晶表示素子において、この現
象が生じやすかった。
【0005】従来より、液晶とスペーサとの界面におい
て液晶分子に充分な垂直配向を持たせること、及び、ス
ペーサの移動を防止することにより、このような配向異
常を防止することができると考えられている。
【0006】このような考えから、液晶分子とスペーサ
との界面において、液晶分子の垂直配向を促す方法がい
くつか提案されており、例えば、特開平4−27917
号公報には、架橋重合体微粒子の表面に長鎖アルキル基
を有するスペーサが開示されている。
【0007】このような化学構造を有するスペーサを用
いることにより、スペーサ周囲の液晶分子に垂直配向性
を持たせることができ、これによりSTN型液晶表示素
子においては、異常配向に対する一応の効果を示すが、
スペーサの移動に起因する配向異常を解消するまでには
至らず、また、TFT液晶に代表されるTN型液晶表示
素子には、効果が不充分であった。
【0008】また、特開平1−247154号公報に
は、有機又は無機の微粒子にオレフィン系の樹脂からな
る被覆層が形成された微粒子の製造方法が開示されてい
る。しかし、この場合には、被覆層としてオレフィン系
の樹脂が使用されているため、スペーサの移動防止に対
しては効果を有するが、配向異常に対しては余り効果が
なかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、液晶の配向を乱す等、液晶に悪影響を与えることが
なく、液晶中において移動することもなく、その結果、
高品位な表示性能を有する液晶表示素子を実現すること
ができる液晶表示素子用スペーサ、及び、該液晶表示素
子用スペーサを用いた液晶表示素子を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明1は、エチレン性
不飽和基を有する重合性単量体の1種又は2種以上から
なり、かつ、2個以上のエチレン性不飽和基を有する重
合性単量体を少なくとも5重量%含有する単量体又は単
量体混合物を重合させて得られたプラスチック微球体の
表面を構成する樹脂が、炭素数が1〜6のアルキル基と
炭素数が8〜22のアルキル基とイソボルニル基及び/
又はノルボルニル基とを有していることを特徴とする液
晶表示素子用スペーサである。
【0011】本発明2は、上記プラスチック微球体の表
面に、少なくとも炭素数が1〜6のアルキル基を有する
重合性単量体と、炭素数が8〜22のアルキル基を有す
る重合性単量体と、イソボルニル基及び/又はノルボル
ニル基を有する重合性単量体とを反応させて得られる共
重合体からなる被覆層が形成されていることを特徴とす
る液晶表示素子用スペーサである。
【0012】本発明3は、上記プラスチック微球体の表
面に、炭素数が1〜6のアルキル基と炭素数が8〜22
のアルキル基とイソボルニル基及び/又はノルボルニル
基とを含有する樹脂からなる被覆層が形成されているこ
とを特徴とする液晶表示素子用スペーサである。以下に
本発明を詳述する。
【0013】本発明1の液晶表示素子用スペーサは、エ
チレン性不飽和基を有する重合性単量体の1種又は2種
以上からなり、かつ、2個以上のエチレン性不飽和基を
有する重合性単量体を少なくとも5重量%含有する単量
体又は単量体混合物(以下、単量体混合物等という)を
重合させて得られたプラスチック微球体の表面を構成す
る樹脂が、炭素数が1〜6のアルキル基と炭素数が8〜
22のアルキル基とイソボルニル基及び/又はノルボル
ニル基とを有していることを特徴とする。
【0014】上記プラスチック微球体を製造する際の原
料となる2個以上のエチレン性不飽和基を有する重合性
単量体としては特に限定されず、例えば、テトラメチロ
ールメタンテトラ(メタ)アクリレート、テトラメチロ
ールメタントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロー
ルメタンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メ
タ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレー
ト、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート等の多官能(メタ)アクリレート類;トリアリル
(イソ)シアヌレート、トリアリルトリメリテート、ジ
ビニルベンゼン、ジアリルフタレート、ジアリルアクリ
ルアミド等が挙げられる。これらは、単独で使用しても
よく、2種以上を併用してもよい。
【0015】エチレン性不飽和基を有する他の重合性単
量体としては特に限定されず、例えば、スチレン、α−
メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチ
レン、クロロメチルスチレン等のスチレン誘導体;塩化
ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエ
ステル類;アクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−
2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、
エチレングリコール(メタ)アクリレート、トリフルオ
ロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート等の(メタ)アクリル酸エステル誘導体等が挙
げられる。これらは、単独で使用してもよく、2種以上
を併用してもよい。
【0016】本発明で用いられる上記プラスチック微球
体を製造する際には、上記2個以上のエチレン性不飽和
基を有する重合性単量体を少なくとも5重量%含有する
単量体混合物等を重合させる。上記重合性単量体の割合
が5重量%未満であると、上記プラスチック微球体の強
度が低下し、スペーサとしての機能を果たせなくなる場
合があるので上記範囲に限定される。従って、上記2個
以上のエチレン性不飽和基を有する重合性単量体の1種
のみ又は2種以上を重合させてプラスチック微球体を製
造してもよく、これらとエチレン性不飽和基を1個有す
る重合性単量体の1種又は2種以上とを共重合させてプ
ラスチック微球体を製造してもよい。
【0017】重合方法としては特に限定されず、例え
ば、上記エチレン性不飽和基を有する重合性単量体の1
種又は2種以上を、ラジカル重合剤の存在下、懸濁重合
させる方法等を用いることができる。得られるプラスチ
ック微球体は、平均粒径が0.1〜100μmの範囲の
ものが好ましく、1〜100μmのものがより好まし
い。なお、上記プラスチック微球体は、無色透明であっ
てもよく、適当な方法により着色されたものであっても
よい。
【0018】本発明1の液晶表示素子用スペーサは、上
記方法により製造されたプラスチック微球体の表面を構
成する樹脂が、炭素数が1〜6のアルキル基と炭素数が
8〜22のアルキル基とイソボルニル基及び/又はノル
ボルニル基とを有している。上記炭素数が1〜6のアル
キル基と炭素数が8〜22のアルキル基とイソボルニル
基及び/又はノルボルニル基とは、上記プラスチック微
球体の表面を構成する樹脂に直接結合していてもよく、
他の化合物を介して結合していてもよい。他の化合物と
しては、例えば、ポバール等が挙げられる。なお、表面
上のこれらの基の密度は、特に限定されない。
【0019】上記液晶表示素子用スペーサを製造する第
一の方法としては、例えば、少なくとも一つのイソシア
ネート基とエチレン性不飽和基とを有する重合性単量体
を予め上記プラスチック微球体表面に反応させておいて
から、炭素数が1〜6のアルキル基を有する重合性単量
体と炭素数が8〜22のアルキル基を有する重合性単量
体とイソボルニル基及び/又はノルボルニル基を有する
重合性単量体とをグラフト重合させる方法が挙げられ
る。
【0020】具体的には、イソシアネート基とエチレン
性不飽和基とを有する重合性単量体として、メタクリロ
イルオキシエチレンイソシアネートを、予め、イソシア
ネート基を介して上記プラスチック微球体の表面に反応
させ、次に、エチレン性不飽和基と重合可能な単量体、
例えば、(メタ)アクリロイル基と上記した官能基とを
有する単量体を重合させる方法が挙げられる。
【0021】上記炭素数が1〜6のアルキル基を有する
重合性単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル
(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレ
ート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル
(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、i−アミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは、単独
で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0022】上記炭素数が8〜22のアルキル基を有す
る重合性単量体としては、例えば、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、i−デシル(メタ)アクリレート、トリデシル(メ
タ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ペン
タデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート、i−ステアリル(メタ)アクリレート、ベ
ヘニル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシ(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。これらは、単独で使
用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0023】上記イソボルニル基及び/又はノルボルニ
ル基を有する重合性単量体としては、例えば、イソボル
ニル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アク
リレート等が挙げられる。これらは、単独で使用しても
よく、2種以上を併用してもよい。
【0024】グラフト重合を行う際には、例えば、プラ
スチック微球体が分散した分散媒を攪拌しながら、分散
媒中に重合性単量体の混合物及び重合性開始剤等を添加
し、所定の温度で所定時間反応させる方法を採ることが
できる。これらの重合性単量体のそれぞれの使用割合
は、本発明の効果が得られる範囲内で変化させることが
できる。
【0025】上記液晶表示素子用スペーサを製造する第
二の方法としては、反応性のシラノール基、又は、シラ
ノール基に変換可能なトリアルコキシシリル基、ジアル
コキシシリル基、モノアルコキシシリル基、トリクロロ
シリル基、ジクロロシリル基、モノクロロシリル基(以
下、シラノール基等という)と炭素数が1〜6のアルキ
ル基とを有する有機シラン類、上記シラノール基等と炭
素数が8〜22のアルキル基とを有する有機シラン類並
びに上記シラノール基等とイソボルニル基及び/又はノ
ルボニル基とを有する有機シラン類を用い、適当な分散
媒体中で上記プラスチック微球体を処理する方法が挙げ
られる。
【0026】上記シラノール基等と炭素数が1〜6のア
ルキル基とを有する有機シラン類としては、例えば、メ
チルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、
メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラ
ン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシ
ラン、エチルトリプロポキシシラン、エチルトリブトキ
シシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリ
エトキシシラン、プロピルトリプロポキシシラン、プロ
ピルトリブトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、
ブチルトリエトキシシラン、ブチルトリプロポキシシラ
ン、ブチルトリブトキシシラン、ペンチルトリメトキシ
シラン、ペンチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメ
トキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、メチルト
リクロロシラン、エチルトリクロロシラン、プロピルト
リクロロシラン、ブチルトリクロロシラン、ペンチルト
リクロロシラン、ヘキシルトリクロロシラン、メチルト
リブロモシラン、エチルトリブロモシラン、プロピルト
リブロモシラン、ブチルトリブロモシラン、ペンチルト
リブロモシラン、ヘキシルトリブロモシラン等が挙げら
れる。これらは、単独で使用してもよく、2種以上を併
用してもよい。
【0027】上記シラノール基等と炭素数が8〜22の
アルキル基とを有する有機シラン類としては、例えば、
オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシ
ラン、ノニルトリメトキシシラン、ノニルトリエトキシ
シラン、デシルトリメトキシシラン、デシルトリエトキ
シシラン、ドデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリ
エトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、オ
クタデシルトリエトキシシラン、オクチルトリクロロシ
ラン、ノニルトリクロロシラン、デシルトリクロロシラ
ン、ドデシルトリクロロシラン、オクタデシルトリクロ
ロシラン、オクチルトリブロモシラン、ノニルトリブロ
モシラン、デシルトリブロモシラン、ドデシルトリブロ
モシラン、オクタデシルトリブロモシラン等が挙げられ
る。これらは、単独で使用してもよく、2種以上を併用
してもよい。
【0028】上記シラノール基等とイソボルニル基及び
/又はノルボニル基とを有する有機シラン類としては、
例えば、イソボルニルトリクロロシラン、2−トリクロ
ロシリルノルボルナン等が挙げられる。これらは、単独
で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。上記有
機シラン類を用いた処理を行う際には、上記した有機シ
ラン類のほかに、他の有機シラン類等を用いてもよい。
これらの有機シラン類のそれぞれの使用割合は、本発明
の効果が得られる範囲内で変化させることができる。
【0029】上記分散媒としては、例えば、上記有機シ
ラン類を溶解することができ、有機シラン類と反応せ
ず、かつ、プラスチック微球体を容易に分散させること
ができるものが好ましく、例えば、トルエン、キシレン
等の芳香族系の溶剤;ヘキサン、ヘプタン、オクタン、
ノナン、デカン等の脂肪族系の溶剤;エタノール、イソ
プロパノール等のアルコール類;アルコールと水との混
合溶剤等が好ましい。これらは、単独で使用してもよ
く、2種以上を併用してもよい。
【0030】上記有機シラン類を用い、上記分散媒体中
でプラスチック微球体を処理する際には、上記有機シラ
ン類等を溶解させた分散媒中にプラスチック微球体を投
入し、所定温度の下、分散媒を攪拌すればよい。
【0031】本発明1の液晶表示素子用スペーサは、プ
ラスチック微球体の表面を構成する樹脂が、炭素数が1
〜6のアルキル基と炭素数が8〜22のアルキル基とイ
ソボルニル基及び/又はノルボルニル基とを有している
ので、液晶表示装置に使用された場合、表面に存在する
炭素数が1〜6のアルキル基、炭素数が8〜22のアル
キル基、イソボルニル基等に起因して、液晶の配向を乱
す等、液晶に悪影響を与えることがない。また、液晶中
において移動することもないため、高品位な表示性能を
有する液晶表示素子を実現することができる。
【0032】本発明2は、上記プラスチック微球体の表
面に、少なくとも炭素数が1〜6のアルキル基を有する
重合性単量体と、炭素数が8〜22のアルキル基を有す
る重合性単量体と、イソボルニル基及び/又はノルボル
ニル基を有する重合性単量体とを反応させて得られる共
重合体(以下、被覆用共重合体ともいう)からなる被覆
層が形成されていることを特徴とする液晶表示素子用ス
ペーサである。
【0033】上記プラスチック微球体としては、本発明
1で用いられるものと同様のものを使用することができ
る。
【0034】本発明2の液晶表示素子用スペーサを製造
する方法としては、まず、少なくとも炭素数が1〜6の
アルキル基を有する重合性単量体と炭素数が8〜22の
アルキル基を有する重合性単量体とイソボルニル基及び
/又はノルボルニル基を有する重合性単量体とを用い、
これらを共重合させて被覆用共重合体を製造しておき、
続いて、水溶性有機溶媒を1〜50重量%含有する水系
媒体中に、平均粒径が1〜100μmのプラスチック微
球体及び平均粒径が1μm以下の上記被覆用共重合体の
粒子を分散させて混合し、プラスチック微球体の表面に
上記被覆用共重合体を被覆した後、水系媒体より固形分
を分離して乾燥させ、続いて、機械的に剪断することに
より固形分を単粒子化させる方法(以下、混合破砕方法
ともいう)が挙げられる。
【0035】上記被覆用共重合体の製造は、従来から行
われている公知の方法を用いることができる。この場
合、これらの重合性単量体と他の重合性単量体とを併用
してもよい。これらの重合性単量体のそれぞれの使用割
合は、本発明の効果が得られる範囲内で変化させること
ができる。
【0036】プラスチック微球体表面に被覆層を形成す
る他の方法しては、上記プラスチック微球体の表面に、
機械的な方法(メカノフュージョン法)を用い、予め製
造した被覆用共重合体を固着させる方法が挙げられる。
【0037】これらの方法を用いて形成する被覆層の厚
さは、適宜、プラスチック微球体の材質等に合わせて設
定することが可能であるが、0.05μm以上であるこ
とが望ましい。被覆層の厚さが0.05μm未満である
と、液晶表示素子を製造する際に、基板への接着力が低
くなるため好ましくない。ただし、被覆層の厚さが0.
5μmを超えると、粒子系の標準偏差値が大きくなり、
液晶表示素子のギャップ制御に悪影響を及ぼす場合があ
るので、0.05〜0.5μmがより好ましい。
【0038】本発明2の液晶表示素子用スペーサは、プ
ラスチック微球体の表面に上記被覆用共重合体からなる
被覆層が形成されているので、液晶表示素子に使用され
た場合、表面に存在する炭素数が1〜6のアルキル基、
炭素数が8〜22のアルキル基、イソボルニル基等に起
因して、液晶の配向を乱す等、液晶に悪影響を与えるこ
とがない。また、液晶中において移動することもないた
め、高品位な表示性能を有する液晶表示素子を実現する
ことができる。
【0039】本発明3の液晶表示素子用スペーサは、上
記プラスチック微球体の表面に、少なくとも炭素数が1
〜6のアルキル基と炭素数が8〜22のアルキル基とイ
ソボルニル基及び/又はノルボルニル基とを含有する樹
脂(以下、被覆用樹脂ともいう)からなる被覆層が形成
されていることを特徴とする。
【0040】上記プラスチック微球体としては、本発明
1で用いられるものと同様のものを使用することができ
る。
【0041】上記液晶表示素子用スペーサを製造する第
一の方法として、上記本発明1において第一の方法とし
て用いられた方法を用いることができる。すなわち、少
なくとも一つのイソシアネート基とエチレン性不飽和基
とを有する重合性単量体を予め上記プラスチック微球体
表面に反応させておいてから、炭素数が1〜6のアルキ
ル基を有する重合性単量体と炭素数が8〜22のアルキ
ル基を有する重合性単量体とイソボルニル基及び/又は
ノルボルニル基を有する重合性単量体とをグラフト重合
させる方法である。
【0042】炭素数が1〜6のアルキル基を有する重合
性単量体、炭素数が8〜22のアルキル基を有する重合
性単量体、及び、イソボルニル基及び/又はノルボルニ
ル基を有する重合性単量体としては、例えば、上記本発
明1で用いられたものと同様のものを用いることができ
る。また、グラフト重合を行う方法も、上記第一の本発
明と同様の方法を用いることができる。
【0043】上記液晶表示素子用スペーサを製造する第
二の方法として、上記本発明1において第二の方法とし
て用いられた方法を用いることができる。すなわち、反
応性のシラノール基等と炭素数が1〜6のアルキル基と
を有する有機シラン類、上記シラノール基等と炭素数が
8〜22のアルキル基とを有する有機シラン類並びに上
記シラノール基等とイソボルニル基及び/又はノルボル
ニル基とを有する有機シラン類を用い、適当な分散媒体
中で上記プラスチック微球体を処理する方法である。
【0044】上記シラノール基等と炭素数が1〜6のア
ルキル基とを有する有機シラン類、上記シラノール基等
と炭素数が8〜22のアルキル基とを有する有機シラン
類、及び、上記シラノール基等とイソボルニル基及び/
又はノルボルニル基とを有する有機シラン類としては、
例えば、上記本発明1で用いられたものと同様のものを
用いることができる。また、処理方法も、上記第一の本
発明と同様の方法を用いることができる。
【0045】上記方法を用いることにより、プラスチッ
ク微球体の表面に、少なくとも炭素数が1〜6のアルキ
ル基と炭素数が8〜22のアルキル基とイソボルニル基
及び/又はノルボルニル基とを含有する被覆用樹脂から
なる被覆層が形成される。
【0046】本発明3の液晶表示素子用スペーサは、プ
ラスチック微球体の表面に少なくとも炭素数が1〜6の
アルキル基と炭素数が8〜22のアルキル基とイソボル
ニル基及び/又はノルボルニル基とを含有する樹脂から
なる被覆層が形成されているので、液晶表示素子に使用
された場合、表面に存在するこれらの基に起因して、液
晶の配向を乱す等、液晶に悪影響を与えることがない。
また、液晶中において移動することもないため、高品位
な表示性能を有する液晶表示素子を実現することができ
る。上記液晶表示素子用スペーサを用いた高品位な表示
性能を有する液晶表示素子も本発明の一つである。
【0047】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0048】実施例1 市販のポリビニルアルコール(PVA)を分散媒として
用い、テトラメチロールメタントリアクリレート30重
量部とジビニルベンゼン70重量部とを通常の懸濁重合
法を用いて共重合させ、平均粒径が4.99μm、標準
偏差が0.26μmのプラスチック微球体Aを得た。
【0049】これとは別に、ステアリルメタクリレート
とi−ブチルメタクリレートとイソボルニルメタクリレ
ートとを、ステアリルメタクリレート50重量%、i−
ブチルメタクリレート30重量部及びイソボルニルメタ
クリレート20重量%の割合で共重合させ、被覆用共重
合体を得た。
【0050】そして、この被覆用共重合体を、上記「発
明の詳細な説明」に記載の混合破砕方法によって上記プ
ラスチック微球体Aの表面に被覆し、被覆層の厚さが
0.2μmの液晶表示素子用スペーサを得た。得られた
液晶表示素子用スペーサを用いて、下記の方法による評
価を行った。評価結果を下記の表1に示した。
【0051】実施例2 ラウリルメタクリレートとメチルメタクリレートとイソ
ボルニルメタクリレートとグリシジルメタクリレートと
を、ラウリルメタクリレート65重量%、メチルメタク
リレート20重量%、イソボルニルメタクリレート10
重量%及びグリシジルメタクリレート5重量部の割合に
なるように共重合体させ、被覆用共重合体を得た。
【0052】得られた被覆用共重合体を、実施例1の場
合と同様の方法で製造したプラスチック微球体Aの表面
に実施例1と同様の方法により被覆し、被覆層の厚さが
0.15μmの液晶表示素子用スペーサを得た。得られ
た液晶表示素子用スペーサを用いて、下記の方法による
評価を行った。評価結果を下記の表1に示した。
【0053】比較例1 ステアリルメタクリレートとイソボルニルメタクリレー
トとを、ステアリルメタクリレート70重量%、イソボ
ルニルメタクリレート30重量%の割合になるように共
重合させ、被覆用共重合体を得た。
【0054】得られた被覆用共重合体を、実施例1の場
合と同様の方法で製造したプラスチック微球体Aの表面
に実施例1と同様の方法により被覆し、被覆層の厚さが
0.2μmの液晶表示素子用スペーサを得た。得られた
液晶表示素子用スペーサを用いて、下記の方法による評
価を行った。評価結果を下記の表1に示した。
【0055】比較例2 イソボルニルメタクリレートの代わりにi−ブチルメタ
クリレートを用いた以外は比較例1と同様にして、被覆
層の厚さが0.2μmの液晶表示素子用スペーサを得
た。得られた液晶表示素子用スペーサを用いて、下記の
方法による評価を行った。評価結果を下記の表1に示し
た。
【0056】実施例3 被覆層の厚さを0.03μmとしたほかは、実施例1と
同様にして液晶表示素子用スペーサを得た。得られた液
晶表示素子用スペーサを用いて、下記の方法による評価
を行った。評価結果を下記の表1に示した。
【0057】実施例4 実施例1と同様の方法によりプラスチック微球体Aを製
造した後、この微球体の表面をTOF−SIMS(飛行
時間型2次イオン質量分析計)による表面分析を行い、
微球体表面にPVAに由来するOH基が存在することを
確認した。次に、このプラスチック微球体A10gをト
ルエン50mlに分散させ、得られたスラリー状の分散
液に、攪拌下、ジラウリン酸ジ−n−ブチル錫0.1g
を溶解させた。
【0058】次に、この系を攪拌しながら、メタクリロ
イルオキシエチルイソシアネート5.0gをトルエン3
0mlに溶解した溶液を滴下し、溶液の攪拌を続行しな
がら、80℃の湯浴中で5時間反応させた後、トルエン
を留去し、洗浄及び乾燥を行うことにより、表面のOH
基にイソシアネート基が反応した、重合性官能基を有す
るプラスチック微球体Bを得た。
【0059】次に、得られたプラスチック微球体B10
gをトルエン60mlに分散させ、得られたスラリー状
の分散液にステアリルメタクリレート10gとi−ブチ
ルメタクリレート6gとイソボルニルメタクリレート4
gとを溶解させた後、過酸化ベンゾイル0.3gを添加
した。そして、窒素気流下、60℃まで昇温し、8時間
攪拌し、重合反応を行った。
【0060】8時間反応後、得られた粒子をトルエンで
よく洗浄した後、フィルタで濾過し、上記粒子を分離し
た。この粒子を50℃の乾燥器で3時間乾燥することに
より、本発明の液晶表示素子用スペーサとした。この液
晶表示素子用スペーサを用いて、下記の方法による評価
を行った。評価結果を下記の表1に示した。
【0061】実施例5 実施例1で得られたプラスチック微球体A10gを、ド
デシルトリクロロシラン0.5g、ペンチルトリクロロ
シラン0.5g及び2−トリクロロシリルノルボルナン
0.3gをヘキサン100mlに溶解した溶液に分散さ
せた。得られたスラリー状の分散液を60℃まで昇温し
た後、1時間攪拌して重合反応を行い、フィルタを用い
て濾過することにより、粒子を分離した。
【0062】この粒子を140℃の乾燥器中で1時間乾
燥することにより、液晶表示素子用スペーサとした。こ
の液晶表示素子用スペーサを用いて、下記の方法による
評価を行った。評価結果を下記の表1に示した。
【0063】比較例3 実施例3で得られたプラスチック微球体B10gをトル
エン60mlに分散させ、得られたスラリー状の分散液
にステアリルメタクリレート14gとイソボルニルメタ
クリレート6gを溶解させた後、過酸化ベンゾイル0.
3gを添加した。そして、窒素気流下、60℃まで昇温
し、8時間攪拌して、重合反応を行った。
【0064】8時間反応後、得られた粒子をトルエンで
よく洗浄した後、フィルタで濾過し、この粒子を分離
し、分離した粒子を乾燥させることにより、表示素子用
スペーサとした。この液晶表示素子用スペーサを用い
て、下記の方法による評価を行った。評価結果を下記の
表1に示した。
【0065】比較例4 イソボルニルメタクリレートの代わりにi−ブチルメタ
クリレートを用いた以外は比較例1と同様にして、液晶
表示素子用スペーサを得た。得られた液晶表示素子用ス
ペーサを用いて、下記の方法による評価を行った。評価
結果を下記の表1に示した。
【0066】比較例5 実施例1で得られたプラスチック微球体A10gを、ド
デシルトリクロロシラン0.9g及び2−トリクロロシ
リルノルボルナン0.4gをヘキサン100mlに溶解
した溶液に分散させた。
【0067】得られたスラリー状の分散液を60℃まで
昇温した後、1時間攪拌して重合反応を行い、反応後の
液をフィルタを用いて濾過することにより、粒子を分離
した。この粒子を140℃の乾燥器中で1時間乾燥する
ことにより、液晶表示素子用スペーサとした。この液晶
表示素子用スペーサを用いて、下記の方法による評価を
行った。評価結果を下記の表1に示した。
【0068】評価方法 (1)液晶配向異常 2枚の50mm×50mmの大きさのITO膜付きガラ
ス基板に、市販のポリイミド配向膜(日産化学社製、サ
ンエバー SE−7210)を配置し、焼成した後、ラ
ビング処理を施した。
【0069】次に、上記基板のうち1枚の基板に、上記
実施例又は比較例で得られたスペーサを約120個/m
2 の割合で散布した後、他の基板を、ラビング方向が
(ツイスト角)が90°になるように対向配置させた。
続いて、市販のシール剤(三井東圧化学社製 ストラク
トボンド XN−21−S)を用い、ガラス基板の周囲
にシーリング剤を配置し、2つの基板を加熱圧着し、熱
硬化させて空セルを作製した後、この空セルにTN型液
晶(メルク社製MLC−6222)を注入し、TN型液
晶セルを作製した。
【0070】次に、上記方法により作製されたTN型液
晶セルを用い、初期の液晶の配向状態及び80Vの交流
電圧を10秒間印加した後の液晶の配向状態に関し、ノ
ーマリーホワイトの表示モードでクロスニコル下、ON
状態で液晶中に存在するスペーサ周辺の光抜け状態を観
察した。
【0071】(2)スペーサの移動 上記(1)に示した方法によりTN型液晶セルを作製し
た後、該TN型液晶セルの中央部を「勝沼式打診器」で
30回たたき、スペーサが移動しているか否かを光学顕
微鏡により観察した。
【0072】
【表1】
【0073】
【発明の効果】本発明1の液晶表示素子用スペーサは、
上述の構成からなるので、液晶の配向を乱す等、液晶に
悪影響を与えることがなく、液晶中において移動するこ
ともなく、その結果、高品位な表示性能を有する液晶表
示素子を実現することができる。また、本発明2の液晶
表示素子用スペーサは、上述の構成からなるので、本発
明1の場合と同様に、高品位な表示性能を有する液晶表
示素子を実現することができる。さらに、本発明3の液
晶表示素子用スペーサは、上述の構成からなるので、本
発明1の場合と同様に、高品位な表示性能を有する液晶
表示素子を実現することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA07 MA03X NA17 PA05 PA08 QA05 QA15 QA16 RA10 4F006 AA15 AA20 AA22 AB12 AB24 AB52 AB67 BA06 CA05 EA01 4J026 AA17 AA18 AA25 AA37 AA38 AA45 AA46 AA49 AC31 BA27 BB04 CA04 DA03 DB03 EA08 EA09 FA02 GA01 GA02 GA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン性不飽和基を有する重合性単量
    体の1種又は2種以上からなり、かつ、2個以上のエチ
    レン性不飽和基を有する重合性単量体を少なくとも5重
    量%含有する単量体又は単量体混合物を重合させて得ら
    れたプラスチック微球体の表面を構成する樹脂が、炭素
    数が1〜6のアルキル基と炭素数が8〜22のアルキル
    基とイソボルニル基及び/又はノルボルニル基とを有し
    ていることを特徴とする液晶表示素子用スペーサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラスチック微球体の表
    面に、少なくとも炭素数が1〜6のアルキル基を有する
    重合性単量体と、炭素数が8〜22のアルキル基を有す
    る重合性単量体と、イソボルニル基及び/又はノルボル
    ニル基を有する重合性単量体とを反応させて得られる共
    重合体からなる被覆層が形成されていることを特徴とす
    る液晶表示素子用スペーサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプラスチック微球体の表
    面に、炭素数が1〜6のアルキル基と炭素数が8〜22
    のアルキル基とイソボルニル基及び/又はノルボルニル
    基とを含有する樹脂からなる被覆層が形成されているこ
    とを特徴とする液晶表示素子用スペーサ。
  4. 【請求項4】 被覆層の厚さが0.05μm以上である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    液晶表示素子用スペーサ。
  5. 【請求項5】 2個以上のエチレン性不飽和基を有する
    重合性単量体は、多官能(メタ)アクリレート類、トリ
    アリル(イソ)シアヌレート、トリアリルトリメリテー
    ト、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート及びジアリ
    ルアクリルアミドからなる群から選択される少なくとも
    1種であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の液晶表示素子用スペーサ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液
    晶表示素子用スペーサを用いてなることを特徴とする液
    晶表示素子。
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