JP4052864B2 - 液晶表示素子用スペーサ及びそれを用いた液晶表示素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、散布性、特に湿式散布性に優れ、また、液晶の配向を乱す等の悪影響を液晶に与えることなく、高品位な表示性能を有するTN型液晶表示素子が得られる、TN型液晶表示素子用スペーサ、及び、それを用いたTN型液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子において、液晶とスペーサとの界面で液晶分子の配向が変則的になり、表示品質を低下させることがあることは以前より周知であった。特に近年需要の伸びているTFTに代表されるツイステッドネマチック液晶(TN液晶)においても、上記の異常配向現象が起こりやすい。
【0003】
この様な異常配向が起こると液晶表示素子を点灯作動させたときにスペーサの周囲に光り抜けというバックライトからの光が透過する現象が生じる。特に液晶画面に強い衝撃を与えたときに、異常配向が生じ、その後消えることはない。異常配向は、強い衝撃が与えられることにより、スペーサ表面と液晶とが激しく振動した結果、液晶とスペーサとの界面において、液晶分子がスペーサの表面の親水性部分に吸着し、液晶の配向が通常の状態と異なるようになることにより生じると考えられている。この様な異常配向を防止する方法としては、特開平6−11719号公報に記載の様に、表面にアルキル基を形成することが提案されている。この方法では、液晶分子に垂直配向を持たせることによりSTN(スーパーツイステッドネマチック)型液晶表示装置においては効果を示すが、TFTに代表されるTN型液晶表示装置では効果が不充分であった。
【0004】
また、通常スペーサは、一方の基板上に単粒子状に均一に散布され、このスペーサが付着した基板を用いて、液晶表示素子が作製される。スペーサの散布は、湿式散布法が用いられる場合、スペーサを分散液に分散し、この分散液を基板上に塗布して乾燥することにより行われる。分散液は、火災や爆発を避けるために、少なくとも30体積%以上の水を含んでいることが多い。従って、スペーサ表面にアルキル基を形成すると表面が疎水性になるために、分散液中で充分分散できなくなり、このため、湿式散布法では散布できなくなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、湿式散布性に優れ、また、液晶の配向を乱す等の悪影響を液晶に与えることなく、高品位な表示性能を有する液晶表示素子が得られるTN型液晶表示素子用スペーサ、及び、それを用いたTN型液晶表示素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明1は、炭素数12〜22のアルキル基、炭素数1〜6のアルキル基及び下記一般式(1)で表される置換基を表面に有するTN型液晶表示素子用スペーサである。
【0007】
【化3】
【0008】
式中、R1は水素又はメチル基を示し、mは1〜1000の整数を示す。m+1個のR1は同一であっても異なっていても良い。
【0009】
本発明2は、下記一般式(2)で表される置換基を表面に有するTN型液晶表示素子用スペーサである。
【0010】
【化4】
【0011】
式中、R2は水素又はメチル基を示し、nは1〜1000の整数を示す。n個のR2は同一であっても異なっていても良い。Zは炭素数8〜22のアルキル基を有する置換基を示す。
以下に本発明を詳述する。
【0012】
本発明1のTN型液晶表示素子用スペーサは、炭素数12〜22のアルキル基、炭素数1〜6のアルキル基及び上記一般式(1)で表される置換基をスペーサ表面に有するものである。
上記炭素数12〜22のアルキル基としては、具体的には、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘニコサン基、ドコサン基等が挙げられる。
上記炭素数1〜6のアルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。
【0013】
また、特に高品位の表示性能を得るためには、上記炭素数12〜22のアルキル基の炭素数と、上記炭素数1〜6のアルキル基の炭素数との平均値の好ましい下限は4、上限は10である。なお、上記平均値とは、上記炭素数12〜22のアルキル基及び上記炭素数1〜6のアルキル基がともに1種からなる場合には、それぞれのアルキル基の炭素数を足して2で割ったものである。また、上記炭素数12〜22のアルキル基及び/又は上記炭素数1〜6のアルキル基が複数種からなる場合には、上記炭素数12〜22のアルキル基と上記炭素数1〜6のアルキル基のそれぞれについて上記複数種の比率を係数として乗じてアルキル基の炭素数の算術平均値を求め、これらを足して2で割ったものである。
【0014】
本発明1のTN型液晶表示素子用スペーサの製造方法としては特に限定されず、例えば、下記一般式(3)、一般式(4)及び/又は一般式(5)で表される化合物を基材粒子表面に表面グラフト重合させる方法等が挙げられる。
【0015】
【化5】
【0016】
式中、R3は炭素数12〜22のアルキル基を示し、Xは水素又はメチル基を示し、R4は炭素数1〜6のアルキル基を示し、R5は水素又はメチル基を示し、
mは1〜1000の整数を示し、m+1個のR5は同一であっても異なっていても良い。
【0017】
上記一般式(3)で表される化合物(以下、化合物(3)ともいう)としては、例えば、ラウリルメタクリレート、セチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、ベヘニルメタクリレート、ラウリルアクリレート、セチルアクリレート、ステアリルアクリレート等が挙げられる。
【0018】
上記一般式(4)で表される化合物(以下、化合物(4)ともいう)としては、例えば、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、ブチルメタアクリレート等が挙げられる。
【0019】
上記一般式(5)で表される化合物(以下、化合物(5)ともいう)としては、例えば、メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0020】
上記化合物(3)、化合物(4)及び化合物(5)は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよく、3種を混合して用いてもよい。また、各化合物について上記に列挙された具体例は、それぞれ、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0021】
上記化合物(3)、化合物(4)及び/又は化合物(5)を用いて本発明1のTN型液晶表示素子用スペーサを得る方法としては特に限定されず、例えば、還元性基を表面に有する基材粒子に化合物(3)、化合物(4)及び/又は化合物(5)を含浸後、酸化剤を反応させて基材粒子表面にラジカルを発生させ、そのラジカルを起点として基材粒子表面に重合層を形成させる方法が挙げられる。
上記還元性基としては、例えば、水酸基、チオール基、アルデヒド基、メルカプト基、アミノ基等が挙げられる。
上記酸化剤としては、例えば、セリウム塩、過硫酸塩等が挙げられる。
【0022】
上記還元性基を有する基材粒子としては、例えば、エチレン性不飽和基を有する単量体を重合させて得られるプラスチック微球体であって、上記還元性基を有する単量体を構成成分として含有するものが挙げられる。
【0023】
上記エチレン性不飽和基を有する単量体としては、非架橋性単量体であってもよく、架橋性単量体であってもよい。
上記非架橋性単量体としては特に限定されず、例えば、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体;メチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
上記架橋性単量体としては特に限定されず、例えば、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート;トリアリル(イソ)シアヌレート、トリアリルトリメリテート;ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、ジアリルアクリルアミド;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート;トリアリル(イソ)シアヌレート、トリアリルトリメリテート;ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、ジアリルアクリルアミド等が挙げられる。
【0024】
上記還元性基含有単量体の還元性基としては特に限定されず、例えば、水酸基、チオール基、アルデヒド基、メルカプト基、アミノ基等が挙げられる。上記還元性基含有単量体としては特に限定されず、例えば、ビニルアルコール、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−メタクリロイルオキシエチルコハク酸、2−メタクリロイルオキシフタル酸、モノ[2(メタ)アクリロイルオキシエチル]アシッドホスフェート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル誘導体;スチレン誘導体;ビニルエステル類;共役ジエン類等が挙げられる。
【0025】
上記基材粒子は、上述のエチレン性不飽和基を有する単量体を、公知の方法によりラジカル重合開始剤の存在下で水性懸濁重合することにより製造することができる。
【0026】
本発明1のTN型液晶表示素子用スペーサの他の製造方法としては、例えば、下記一般式(6)、一般式(7)及び/又は一般式(8)で表される化合物と、これらの化合物と反応し得る置換基を有する基材粒子とを反応させる方法が挙げられる。
【0027】
【化6】
【0028】
式中、R3、R4、R5及びmは上記一般式(3)、一般式(4)及び一般式(
5)におけるものと同一であり、Yはカルボキシル基、そのハロゲン化物又はその塩;水酸基;スルホン酸基、そのハロゲン化物又はその塩;アミノ基、メトキシシラン、グリシジル基、イソシアネート基を示す。
【0029】
上記一般式(6)で表される化合物(以下、化合物(6)ともいう)としては、例えば、長鎖アルキルカルボン酸、そのハロゲン化物又はその塩;長鎖アルキルアルコール;長鎖アルキルスルホン酸、そのハロゲン化物又はその塩;長鎖アルキルアミン、長鎖アルキルメトキシシラン、長鎖アルキルクロライド、長鎖アルキルブロマイド、長鎖グリシジル、長鎖アルキルイソシアネート等が挙げられる。なお、上記長鎖アルキル化合物のアルキル基は炭素数12〜22のものである。
【0030】
上記一般式(7)で表される化合物(以下、化合物(7)ともいう)としては、例えば、炭素数1〜6のアルキルカルボン酸、そのハロゲン化物又はその塩;アルキルアルコール;アルキルスルホン酸、そのハロゲン化物又はその塩;アルキルアミン、アルキルメトキシシラン、アルキルクロライド、アルキルブロマイド、アルキルグリシジル、アルキルイソシアネート等が挙げられる。なお、上記アルキル化合物のアルキル基は炭素数1〜6のものである。
【0031】
上記一般式(8)で表される化合物(以下、化合物(8)ともいう)としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はその片末端水酸基の水素原子をメチル基で置換した誘導体、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はその片末端水酸基の水素原子をメチル基で置換した誘導体の片末端水酸基の水素を別の還元性基で置換した誘導体等が挙げられる。上記還元性基としては、例えば、チオール基、アルデヒド基、メルカプト基、アミノ基等が挙げられる。
【0032】
上記化合物(6)、化合物(7)、化合物(8)は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよく、3種を混合して用いてもよい。また、各化合物について上記に列挙された具体例は、それぞれ、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0033】
上記化合物(6)、化合物(7)及び化合物(8)と反応し得る置換基を表面に有する基材粒子としては特に限定されず、例えば、ジビニルベンゼン/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルアルコール/ジビニルベンゼン共重合体、ジビニルベンゼン/メタクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン/グリシジルメタクリレート共重合体、ジビニルベンゼン/ビニルイソシアネート共重合体等のビニル系高分子微粒子、ベンゾグアナミン、メラミン樹脂の硬化樹脂等の重縮合高分子微粒子等が挙げられる。
【0034】
上記基材粒子の表面を化合物(6)、化合物(7)及び/又は化合物(8)で処理する方法としては、例えば、基材粒子を溶媒に分散させた後、化合物(6)、化合物(7)及び/又は化合物(8)を添加して反応させる方法が挙げられる。
【0035】
本発明1のTN型液晶表示素子用スペーサに用いられる基材粒子の好ましい直径の下限は0.1μm、上限は1000μmであり、より好ましい下限は1μm、上限は30μmである。なお、本発明1で用いられる基材粒子は必要に応じて着色されていてもよい。上記着色剤としては、例えば、カーボンブラック、分散染料、酸性染料、塩基性染料、金属酸化物等が挙げられる。
【0036】
本発明1のTN型液晶表示素子用スペーサの炭素数12〜22のアルキル基、炭素数1〜6のアルキル基及び上記一般式(1)で表される置換基からなる表層の厚さの好ましい下限は0.01μm、上限は0.2μmである。0.01μm未満であると、異常配向を防止する性能が不充分なことがあり、0.2μmを超えると、湿式散布性能が不充分なことがある。より好ましい下限は0.02μm、上限は0.1μmである。
【0037】
本発明1のTN型液晶表示素子用スペーサは、上述の構成よりなるので、散布性、特に湿式散布性に優れ、また、液晶の配向を乱す等の悪影響を液晶に与えることなく、高品位な表示性能を発現することができる。
【0038】
本発明2のTN型液晶表示素子用スペーサは、上記一般式(2)で表される置換基をスペーサ表面に有するものである。
本発明2のTN型液晶表示素子用スペーサの製造方法としては特に限定されず、例えば、側鎖に下記式(9)の構造を有する化合物と基材粒子表面とを酸化剤の存在下で反応させて、下記式(9)の構造を有する化合物を基材粒子表面に導入した後に、下記式(9)の構造末端にある水酸基に対して炭素数8〜22のアルキル基を有する化合物を反応させる方法が挙げられる。
【0039】
【化7】
【0040】
式中、R6は水素又はメチル基を示し、nは1〜1000の整数を示す。n個のR6は同一であっても異なっていても良い。
【0041】
上記式(9)の構造を有する化合物を基材粒子表面に導入する方法としては特に限定されず、例えば、上記式(9)を有する化合物がメタクリレートやアクリレート等であれば、水酸基、チオール基、アルデヒド基、メルカプト基、アミノ基等の還元性基を表面に有する基材粒子に上記式(9)を有する化合物を含浸後、セリウム塩、過硫酸塩等の酸化剤を反応させて上記基材粒子表面にラジカルを発生させ、このラジカルを起点として上記基材粒子表面に重合層を形成させることにより得ることができる。
【0042】
上記式(9)の構造末端にある水酸基に対して炭素数8〜22のアルキル基を有する化合物を反応させる方法としては特に限定されず、例えば、アセタール化、ウレタン化、酸クロライドによってエステル結合を形成させる方法等が挙げられる。
上記アセタール化を行う方法としては、具体的には、例えば、水又は水/アルコール系の溶媒に表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子を分散した後、反応温度は30〜90℃で、塩酸等の酸触媒を用いて、表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子とアルデヒドとを1〜10時間反応させる。
上記アルデヒドとしては特に限定されないが、例えば、オクチルアルデヒド、ラウリルアルデヒド等が好適に用いられる。
上記アルデヒドの使用量の好ましい下限は表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子1gに対して0.01ミリモル、上限は100ミリモルである。0.01ミリモル未満であると、上記式(9)の構造末端にある水酸基が残留し、これをTN型液晶表示素子用スペーサとして用いた場合に異常配向が起きることがある。100ミリモルを超えると、過剰のアルデヒドを後工程で除去する必要があり、困難である。
上記塩酸の使用量の好ましい下限は全反応系に対して0.1重量%、上限は10重量%である。
【0043】
上記ウレタン化を行う方法としては、具体的には、例えば、トルエン等のイソシアネートに対して不活性、かつ、水分が除去された溶媒に表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子を分散した後、反応温度20〜90℃で、塩酸、及び、必要に応じて触媒を用いて、表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子とイソシアネートとを1〜10時間反応させる。上記イソシアネートとしては特に限定されず、例えば、オクチルイソシアネート、ラウリルイソシアネート、オクタデシルイソシアネート等が挙げられる。
上記イソシアネートの使用量の好ましい下限は表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子1gに対して0.01ミリモル、上限は100ミリモルである。0.01ミリモル未満であると、上記式(9)の構造末端にある水酸基が残留し、これをTN型液晶表示素子用スペーサとして用いた場合に異常配向が起きることがある。100ミリモルを超えると、過剰のイソシアネートを後工程で除去する必要があり、困難である。
上記塩酸の使用量の好ましい下限は全反応系に対して0.1重量%、上限は10重量%である。
上記触媒としては、環状アミン、脂肪族三級アミン又は錫系の触媒等が挙げられる。
【0044】
上記酸クロライドによるエステル結合の形成を行う方法としては特に限定されず、具体的には、例えば、トルエン等の酸クロライドに対して不活性、かつ、水分が除去された溶媒に、表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子を分散した後、反応温度20〜70℃で、表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子と酸クロライドとを1〜10時間反応させる。上記酸クロライドとしては特に限定されず、例えば、オクチル酸クロライド、ラウリル酸クロライド、ステアリル酸クロライド等が挙げられる。
上記酸クロライドの使用量の好ましい下限は、表面に上記式(9)の構造を有する化合物が導入された基材粒子1gに対して0.01ミリモル、上限は100ミリモルである。0.01ミリモル未満であると、上記式(9)の構造末端にある水酸基が残留し、これをTN型液晶表示素子用スペーサとして用いた場合に異常配向が起きることがある。100ミリモルを超えると、過剰の酸クロライドを後工程で除去する必要があり、困難である。
【0045】
本発明2のTN型液晶表示素子用スペーサに用いられる基材粒子の直径の好ましい下限は0.1μm、上限は1000μmであり、より好ましい下限は1μm、上限は30μmである。なお、本発明2で用いられる基材粒子は必要に応じて着色されていてもよい。上記着色剤としては、例えば、カーボンブラック、分散染料、酸性染料、塩基性染料、金属酸化物等が挙げられる。
【0046】
本発明2のTN型液晶表示素子用スペーサの上記一般式(2)で表される置換基からなる表層の厚さの好ましい下限は0.01μm、上限は0.2μmである。0.01μm未満であると、異常配向を防止する性能が不充分なことがあり、0.2μmを超えると、湿式散布性能が不充分なことがある。より好ましい下限は0.02μm、上限は0.1μmである。
【0047】
本発明2のTN型液晶表示素子用スペーサは、上述の構成よりなるので、散布性、特に湿式散布性に優れ、また、液晶の配向を乱す等の悪影響を液晶に与えることなく、高品位な表示性能を発現することができる。
【0048】
このような構成からなる本発明1及び2のTN型液晶表示素子用スペーサは、TN型液晶表示素子に好適に用いることができる。
本発明1及び2のTN型液晶表示素子用スペーサを用いてなるTN型液晶表示素子もまた、本発明の1つである。
【0049】
上記TN型液晶表示素子について、その要部断面図である図1を参照しながら説明する。
上記TN型液晶表示素子は、図1に示すように、偏向シート1が一面に設けられ、偏向シート1が設けられた面と反対の面に絶縁膜3、透明電極4及び配向膜5が順次積層され、配向膜5が対向するように設置された一対の透明基板2と、対向する配向膜5の間に狭持されたTN型液晶表示素子用スペーサ7と配向膜5との間に注入された液晶6と、周辺に形成されたシール材8とから構成されている。
【0050】
上記TN型液晶表示素子は、例えば、以下の方法を用いて作製することができる。
まず、偏向シート1が一面に設けられた2枚の透明基板2の偏向シート1が設けられた面と反対側の面に、SiO2等からなる絶縁膜3を形成し、絶縁膜3の上にITO等からなる透明電極4をフォトリソグラフィーによりパターンニングして形成する。その後、それぞれの透明電極4上に、ポリイミド等からなる配向膜5を形成し、1枚の透明基板2の配向膜5上にTN型液晶表示素子用スペーサ7を散布する。
【0051】
その後、TN型液晶表示素子用スペーサ7を散布した基板に、スペーサが散布されていない他の基板を、配向膜5が対向するように設置し、これらの基板の周囲に、シール材8を用いて周辺部に接着層を形成し、TN型液晶表示素子用スペーサを散布した基板とスペーサが散布されていない基板とを貼り合わせ、更に液晶6をこれら基板間に注入することにより液晶セルを作製し、得られた液晶セルに配線を設けることによりTN型液晶表示素子10を作製する。
【0052】
上記TN型液晶表示素子用スペーサを基板上に散布する際の散布密度は、10〜1000個/mm2が好ましい。10個/mm2未満であると、TN型液晶表示
素子のギャップが均一にならない場合があり、1000個/mm2を超えると、TN型液晶表示素子用スペーサの存在によりTN型液晶表示素子のコントラストが低下することがある。
【0053】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0054】
[実施例1]
(基材粒子の作製)
ポリビニルアルコールの3%水溶液800重量部に、ジビニルベンゼン100重量部、過酸化ベンゾイル2重量部の混合液を加え、ホモジナイザーにて攪拌して粒度調整を行った。その後、攪拌しながら窒素気流下にて、80℃まで昇温して、15時間反応を行った。得られた基材粒子を熱イオン交換水及びメタノールにて洗浄後、分級操作を行った。得られた基材粒子は、平均粒径5.0μm、CV値5%であった。
【0055】
(基材粒子の表面処理)
セパラブルフラスコに、上記操作で作製した基材粒子100g、イオン交換水500g、ヒドロキシエチルメタクリレート150g、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(平均EO付加モル数m=100)150gを加え、撹拌した。次に、反応系に窒素ガスを導入し、30℃にて3時間撹拌した。これに1Nの硝酸水溶液で調製した0.1モル/Lの硝酸第二セリウムアンモニウム溶液200gを添加し5時間反応させた。反応終了後、反応液を取り出し、孔径3μmのメンブレンフィルターにて、粒子と反応液とを濾別した。得られた微球体をエタノール及びアセトンにて洗浄し、真空乾燥器にて、減圧乾燥した。
【0056】
乾燥終了後、微球体100gをテトラハイドロフラン1000mLに分散し、そこにトリエチルアミン50gを加えた。窒素還流下でラウリル酸クロライド50g、メチル酸クロライド50gを滴下した後、60℃で3時間反応させた。反応終了後、微球体をメチルアルコール1000mLに分散し、孔径3μmのメンブレンフィルターで濾過した。このメチルアルコール及びテトラヒドロフランを用いた操作を更に2回繰り返した後、真空乾燥器により減圧乾燥を行い、表面重合処理された微球体を得た。なお、基材粒子の表面処理の前後で粒子径の測定を行い、粒子径の変化から表面処理層の厚さを求めた。
上記微球体の表面に導入された炭素数12〜22のアルキル基の炭素数と炭素数1〜6のアルキル基の炭素数との平均値は6.5であった。
【0057】
得られた微球体をTN型液晶表示素子用スペーサとして用いて、TN型液晶表示素子を作製し、液晶の配向状態及び湿式散布性を下記の評価方法を用いて評価した。結果を表1に示した。
【0058】
[性能評価]
(1)配向状態
一対の透明ガラス板(150mm×150mm)の一面に、CVD法によりSiO2膜を蒸着した後、SiO2膜の表面全体にスパッタリングによりITO膜を
形成して得たITO膜付きガラス基板に、スピンコート法によりポリイミド配向膜(日産化学社製、SE−7210)を配置し、280℃で90分間焼成することによりポリイミド配向膜を形成した。このガラス板にラビング処理を行った後、上記基板のうちの一枚の基板の配向膜側に、合成したTN型液晶表示素子用スペーサを簡易散布機を用いて1mm2当たり100〜200個となるよう散布した。もう一方の基板の周辺に周辺シール剤(主剤:SE4500、硬化剤:HAVEN CHEMICAL社製)を形成した後、ラビング方向(ツイスト角)が90°になるように対向配置させ、両者を張り合わせた後、160℃で90分間処理してシール剤を硬化させ、空セルを作製した。得られた空セルに、TN型液晶(メルク社製 MLC−6222)を注入した後、注入口を接着剤で塞いでTN型液晶表示素子を作製し、更に、120℃で30分間熱処理した。
【0059】
このようにして得られたTN型液晶表示素子をノーマリホワイト表示モードになるようにクロスニコルに配置した偏光フィルムで挟み込み、7Vの電圧を印加しながら顕微鏡で200倍に拡大した写真をとり光抜けの状態を観察した。
【0060】
(2)湿式散布性
得られたTN型液晶表示素子用スペーサを、純水とイソプロパノールとを等体積混合した液に分散させて、分散液(TN型液晶表示素子用スペーサ濃度:1重量%)を調整し、この分散液を散布装置を用いて面積450cm2のガラス基板上に120個/mm2の散布密度で散布し、該ガラス基板上にTN型液晶表示素子用スペーサを付着させた。その後、6.3mm2当たりに5個以上のTN型液晶表示素子用スペーサが凝集した塊の数を調べた。
【0061】
[実施例2]
実施例1においてメトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(平均EO付加モル数m=100)の代わりに、ポリオキシプロピレンアクリレート(平均PO付加モル数m=7)を用いた以外は実施例1と同様にして微球体及びTN型液晶表示素子用スペーサを得た。なお、基材粒子の表面処理の前後で粒子径の測定を行い、粒子径の変化から表面処理層の厚さを求めた。得られた微球体の表面に導入された炭素数12〜22のアルキル基の炭素数と炭素数1〜6のアルキル基の炭素数との平均値は6.5であった。得られたTN型液晶表示素子用スペーサについて、実施例1と同様にして表面処理層の厚さ、配向状態及び湿式散布性を評価した。結果を表1に示した。
【0062】
[実施例3]
実施例1においてラウリル酸クロライドの代わりに、ステアリン酸クロライドを用いた以外は実施例1と同様にして微球体及びTN型液晶表示素子用スペーサを得た。なお、得られた微球体の表面に導入された炭素数12〜22のアルキル基の炭素数と炭素数1〜6のアルキル基の炭素数との平均値は9.5であった。得られたTN型液晶表示素子用スペーサについて、実施例1と同様にして表面処理層の厚さ、配向状態及び湿式散布性を評価した。結果を表1に示した。
【0063】
[実施例4]
実施例1においてメチル酸クロライドの代わりに、ブチル酸クロライドを用いた以外は実施例1と同様にして微球体及びTN型液晶表示素子用スペーサを得た。なお、得られた微球体の表面に導入された炭素数12〜22のアルキル基の炭素数と炭素数1〜6のアルキル基の炭素数との平均値は8であった。得られたTN型液晶表示素子用スペーサについて、実施例1と同様にして表面処理層の厚さ、配向状態及び湿式散布性を評価した。結果を表1に示した。
【0064】
[実施例5]
(基材粒子の表面処理)
セパラブルフラスコに、実施例1と同様の操作で作製した基材粒子100g 、イオン交換水500g、ポリエチレングリコールモノメタクリレート(平均EO付加モル数m=9)300gを加え、攪拌した。次に、反応系に窒素ガスを導入し、30℃にて3時間撹拌した。これに1Nの硝酸水溶液で調製した0.1モル/Lの硝酸第二セリウムアンモニウム溶液200gを添加し5時間反応させた。反応終了後、反応液を取り出し、孔径3μmのメンブレンフィルターにて、粒子と反応液とを濾別した。得られた微球体をエタノール及びアセトンにて洗浄し、真空乾燥器にて、減圧乾燥した。
【0065】
乾燥終了後、微球体100gをテトラハイドロフラン1000mLに分散し、そこにトリエチルアミン50gを加えた。窒素還流下でラウリル酸クロライド100gを滴下した後、60℃で3時間反応させた。反応終了後、微球体をメチルアルコール1000mLに分散し、孔径3μmのメンブレンフィルターで濾過した。このメチルアルコール及びテトラヒドロフランを用いた操作を更に2回繰り返した後、真空乾燥器により減圧乾燥を行い、表面重合処理された微球体を得た。得られたTN型液晶表示素子用スペーサについて、実施例1と同様にして表面処理層の厚さ、配向状態及び湿式散布性を評価した。結果を表1に示した。
【0066】
[実施例6]
実施例5においてラウリル酸クロライドの代わりに、ステアリン酸クロライドを用いた以外は実施例5と同様にして微球体及びTN型液晶表示素子用スペーサを得た。得られたTN型液晶表示素子用スペーサについて、実施例1と同様にして表面処理層の厚さ、配向状態及び湿式散布性を評価した。結果を表1に示した。
【0067】
[比較例1]
実施例1において、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(平均EO付加モル数m=100)を用いなかったこと以外は実施例1と同様にして微球体及びTN型液晶表示素子用スペーサを得た。なお、得られた微球体の表面に導入された炭素数12〜22のアルキル基の炭素数と炭素数1〜6のアルキル基の炭素数との平均値は6.5であった。得られたTN型液晶表示素子用スペーサについて、実施例1と同様にして表面処理層の厚さ、配向状態及び湿式散布性を評価した。結果を表1に示した。
【0068】
[比較例2]
実施例1において、ラウリル酸クロライドを用いなかったこと以外は実施例1と同様にして微球体及びTN型液晶表示素子用スペーサを得た。なお、得られた微球体の表面に導入された炭素数12〜22のアルキル基の炭素数と炭素数1〜6のアルキル基の炭素数との平均値は1であった。得られた液晶表示素子用スペーサについて、実施例1と同様にして表面処理層の厚さ、配向状態及び湿式散布性を評価した。結果を表1に示した。
【0069】
[比較例3]
実施例1において、メチル酸クロライドを用いなかったこと以外は実施例1と同様にして微球体及びTN型液晶表示素子用スペーサを得た。なお、得られた微球体の表面に導入された炭素数12〜22のアルキル基の炭素数と炭素数1〜6のアルキル基の炭素数との平均値は12であった。得られたTN型液晶表示素子用スペーサについて、実施例1と同様にして表面処理層の厚さ、配向状態及び湿式散布性を評価した。結果を表1に示した。
【0070】
【表1】
【0071】
実施例1〜6で得られたTN型液晶表示素子用スペーサは、水分散性に優れており、ごく一部に異常配向が生じたものの、実用上は全く問題なかった。比較例1で得られたTN型液晶表示素子用スペーサは、水分散性に劣るものであり、湿式散布法に不適なものであった。比較例2及び3で得られたTN型液晶表示素子用スペーサでは、全域に異常配向が生じた。
【0072】
【発明の効果】
本発明のTN型液晶表示素子用スペーサは、上述の構成よりなるので、湿式分散性に優れ、かつ、液晶異常配向防止機能が付与されている。従って、本発明のTN型液晶表示素子用スペーサを用いれば、湿式散布性に優れ、また、液晶の配向を乱す等の悪影響を液晶に与えることなく、高品位な表示性能を有するTN型液晶表示素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTN型液晶表示素子用スペーサを用いたTN型液晶表示素子を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 偏光シート
2 透明基板
3 絶縁膜
4 透明電極
5 配向膜
6 液晶
7 TN型液晶表示素子用スペーサ
8 シール材
10 TN型液晶表示素子
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