JP2000155183A - 走行体の計時装置 - Google Patents

走行体の計時装置

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JP2000155183A
JP2000155183A JP10331335A JP33133598A JP2000155183A JP 2000155183 A JP2000155183 A JP 2000155183A JP 10331335 A JP10331335 A JP 10331335A JP 33133598 A JP33133598 A JP 33133598A JP 2000155183 A JP2000155183 A JP 2000155183A
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JP
Japan
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traveling
transmitter
time
traveling body
radio wave
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Pending
Application number
JP10331335A
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English (en)
Inventor
Masaatsu Ikeda
正温 池田
Naoto Yamamoto
直人 山本
Tadao Takahashi
忠生 高橋
Kazunori Arisuzu
一紀 有涼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PKD KK
Ueda Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
PKD KK
Ueda Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電波式の計時装置においては走行体の
走路中での挙動を知ることができず、耐侯性、精度など
に優れるにもかかわらずトレーニング用などにはデータ
不足となり採用できない問題点を生じていた。 【解決手段】 本発明により、トリガー電波発信機3が
所定の長径Lと短径Sとを有する略楕円状としたスポッ
ト電波を、長径側と走査方向とを走路Tに直角方向と
し、且つ、略楕円状が所定の重なりを持って時系列的に
一方向への断続的な走査を行わせ、応答発信機2の時系
列的な走査に応ずる出力から走行体10の走路T内での
幅方向での位置を測定する計時装置1としたことで、途
中計時を行なうと共に、走行体が走路中でどのような走
行特性を示すかも測定可能とし、以後の一層に適切なト
レーニングの指針となるデータが得られるものとして課
題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行体の計時装置に
関するものであり、詳細には応答発信機(トランスポン
ダ)とトリガー電波発信機とを用いる電波式の計時装置
において、走路内での走行位置を計測可能とした計時装
置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の計時装置90の構成の例
を示すものが図4であり、走行体80側には計時機能を
有する応答発信機91を搭載しておき、走路20側には
トリガー電波発信機92からこの走路20を直角に横切
る方向にビーム状のマイクロウエーブなど電波Wを継続
的に発射させておく。
【0003】そして、走行体80が前記したビーム状の
電波Wを横切ると応答発信機91が起動され内部にある
時計の時刻を送信する。従って、前記応答発信機91か
らの電波を受信する計測受信機93の出力の、今回の通
過時の時刻から前回の通過時の時刻を引算すれば走路の
一周に要した時間が得られるものとなる。
【0004】また、例えば200m毎にトリガー電波発
信機92と計測受信機93とをそれぞれに設けておくと
ともに、それら計測受信機93からのデータを一括処理
する中央処理装置94を設けて演算を行わせれば。20
0m毎の所要時間、一周に要した所要時間、あるいは、
スタートからゴールまでの所要時間など様々なデータが
得られるものとなる。
【0005】しかしながら、前記した従来の構成の計時
装置90においては、計測点に設置されるトリガー電波
発信機92からの電波Wは一本のビーム状であるので、
走路の中央、右寄り、左寄りなど、どのあたりの位置で
横切ったかを判定することは不可能となる。
【0006】このことは、計測が着順の判定として行な
われるときには問題とはならないが、競争馬の調教時な
どにおいては、走路における斜行、蛇行などは重要な調
教の要素であるので、この種の電波式の計時装置90は
耐候性が優れ、取扱も容易で且つ精度にも優れるもので
あるにもかかわらず採用できず、例えば光学式など耐候
性に劣り且つ取扱も煩雑な方式を採用せざるをえないと
いう問題点を生じていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的手段として、トリガー電
波発信機で時計機能を有する応答発信機を起動し、該応
答発信機の出力から走行体の通過時間を計時して成る走
行体の計時装置において、前記トリガー電波発信機が所
定の長径と短径とを有する略楕円状としたスポット電波
を、長径側と走査方向とを走路に直角方向とし、且つ、
前記略楕円状が所定の重なりを持って時系列的に一方向
への断続的な走査を行わせ、前記応答発信機の前記時系
列的な走査に応ずる出力から走行体の走路内での幅方向
での位置を測定することを特徴とする走行体の計時装置
を提供することで従来の課題を解決するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る計時装置であり、この計時装置1は、例
えば競争馬である走行体10に搭載され、計時機能を有
する応答発信機(トランスポンダ)2と、前記応答発信
機2に対して起動のためのトリガ電波を送信するトリガ
電波発信機3と、前記応答発信機2が発信した電波を受
信する受信/計測装置4とから構成されるものである点
は従来例のものと同様である。
【0009】尚、図中に符号5で示すものは前記トリガ
電波発信機3の制御、あるいは、前記受信/計測装置4
のそれぞれが受信した応答発信機2からのデータから各
区間の所要時間を走行体10毎に演算し、見やすい状態
に整理して例えばブラウン管などで表示を行うなどの処
理を行う中央処理装置である。
【0010】ここで本発明では、前記トリガ電波発信機
3に工夫を凝らすものであり、先ずは前記トリガ電波発
信機3の送信アンテナ3aを例えば位相差給電式とする
ことでビーム方向を可変としたものを採用する。そし
て、この送信アンテナ3aは、ビームの可変方向が走路
Tに対し直角方向(図1参照)となるように設置されて
いる。
【0011】また、前記トリガ電波発信機3はマイクロ
波を発信するものとされ、前記送信アンテナ3aを介し
て外部に放射する電波のビームの断面形状を略長円状、
もしくは、略楕円状のものとされ、長径L側がビームの
可変方向と一致させられている。加えて、前記トリガ電
波発信機3にはトリガー電波の断続機能が設けられてい
る。
【0012】図2は走路Tに対する電波の到達状態を示
すものであり、まず、最初にトリガ電波発信機3は走路
の何れか一方の端部に上記した楕円形状などとされたビ
ームの長径Lの同じ側の端部が接する位置p1として送
信を行なう。この送信時にはビーム方向を可変する機能
は停止され、従って、送信が行なわれている間はビーム
は位置p1を保つものとされている。
【0013】しかる後に、トリガ電波発信機3はトリガ
ー電波の発射を停止し、送信アンテナ3aを制御して次
回にトリガー電波を発射するべき位置p2にビーム位置
を移動させる。この位置p2は位置p1と楕円形状など
とされたビームが長径L側で適宜寸法だけ重なる位置で
あり、その詳細については後に説明する。
【0014】そして、ビーム位置の移動が所定位置とな
ると移動は停止され、再度トリガー電波の発射が行なわ
れ位置p2へのトリガー電波の放射が行なわれるものと
なる。以下、同様に位置p3、位置p4、位置p5と順
次に繰り返され走路の他方に達すると、再度、位置p1
からの行程が繰り返される。
【0015】ついで、前記楕円形状とされたビームにつ
いて説明を行なう。尚、説明を具体的とし理解を容易と
するために、この説明では走行体10が競争馬であり、
走路Tの幅が8mの例で説明する。本発明においては図
3に示す1つのビームBの長径Lと短径Sとは走行体1
0(競争馬)を基準として設定されるものであり、その
設定の要素としては走行体10の寸法、速度が参照され
る。
【0016】まず、長径Lの設定にあたっては1つのビ
ームB内に同時に2つの走行体10が入ることのないよ
うにする設定が行なわれる。ここで、競争馬の場合、平
均的な馬体幅は0.65mとされているので、長径L<
(馬体幅×2)、即ち、1.3m以下としておけば良
い。
【0017】上記の計算に従って、例えば長径Lを1m
に設定したとする。ここで走路Tの幅は8mであるの
で、ビームBを片側10cmづつ重ねる状態で上記の位
置p1、位置p2と準次に走査を行なわせれば、10回
の放射で走路Tの全幅を走査できるものとなる。
【0018】また、走行体10の速度は秒速20mとさ
れているので、もしも前記ビームBの走路Tの全幅にわ
たる走査が1/200秒で終了するのであれば、その間
に走行体10は10cmだけ前進するものとなる。従っ
て、短径S≧20cmとしておけば、この短径Sを通過
する間に、少なくとも2回は走行体10に取付けられた
応答発信機2にトリガ電波が達するものとなり、データ
ーの入手は確実に行なえるものとなる。
【0019】ここで、本発明の計時装置1においては、
位置p1から位置p10と順次に走査を行なっていくも
のであるので、位置p1と位置p10とにはトリガ電波
に時間差を生じるものとなり、計時に誤差を生じる可能
性があるが、上記にも説明したように各位置間の時間差
は公知であるので、受信/計測装置4が何れの位置のト
リガ電波を受信したかで補正を行なうことは容易であ
る。
【0020】次いで、上記の構成とした本発明の計時装
置1の作用及び効果について説明する。本発明によりト
リガ電波発信機3を走路Tを位置p(1〜10)で分割
すると共に、各位置pに時間差を設けてトリガ電波を発
射するものとしたことで、応答発信機2が何番目のトリ
ガ電波に応答したかで走行体10が通過した走路T上の
位置が例えば走路幅の1/10単位で知れるものとな
る。
【0021】よって、走路Tの全長にわたり複数個所に
本発明の計時装置1を設けておけば、測定を目的とする
走行体10が直進したか、左右いずれかに斜行したか、
或いは、蛇行したかなどが途中距離毎の所要時間と共に
測定できるものとなり、走行体毎の特性なども知ること
ができるものとなる。
【0022】以上に説明したように本発明により、トリ
ガー電波発信機が所定の長径と短径とを有する略楕円状
としたスポット電波を、長径側と走査方向とを走路に直
角方向とし、且つ、前記略楕円状が所定の重なりを持っ
て時系列的に一方向への断続的な走査を行わせ、前記応
答発信機の前記時系列的な走査に応ずる出力から走行体
の走路内での幅方向での位置を測定する走行体の計時装
置としたことで、途中計時など計時を行なうと共に、走
行体が走路中でどのような走行特性を示すかも測定可能
とし、一層に適切なトレーニングの指針となるデータが
得られるものとするなどして、この種の計時装置の性能
の向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る計時装置の実施形態を走路に設
置した状態で示す説明図である。
【図2】 同じ実施形態におけるトリガ電波発信機の動
作状態を示す説明図である。
【図3】 図2の要部の拡大説明図である。
【図4】 従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1……計時装置 2……応答発信機 3……トリガ電波発信機 3a……送信アンテナ 4……受信/計測装置 5……中央処理装置 10……走行体 B……ビーム T……走路 S……短径 L……長径 p(1〜10)……位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 忠生 長野県小県郡東部町大字加沢638−5 (72)発明者 有涼 一紀 東京都昭島市大神町3−10−12 Fターム(参考) 2F085 CC04 DD00 EE04 FF11 FF16 GG21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリガー電波発信機で時計機能を有する
    応答発信機を起動し、該応答発信機の出力から走行体の
    通過時間を計時して成る走行体の計時装置において、前
    記トリガー電波発信機が所定の長径と短径とを有する略
    楕円状としたスポット電波を、長径側と走査方向とを走
    路に直角方向とし、且つ、前記略楕円状が所定の重なり
    を持って時系列的に一方向への断続的な走査を行わせ、
    前記応答発信機の前記時系列的な走査に応ずる出力から
    走行体の走路内での幅方向での位置を測定することを特
    徴とする走行体の計時装置。
JP10331335A 1998-11-20 1998-11-20 走行体の計時装置 Pending JP2000155183A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015128541A (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 移動体検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015128541A (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 移動体検知装置

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