JP2576170B2 - 車両の地点検知方法 - Google Patents
車両の地点検知方法Info
- Publication number
- JP2576170B2 JP2576170B2 JP63007323A JP732388A JP2576170B2 JP 2576170 B2 JP2576170 B2 JP 2576170B2 JP 63007323 A JP63007323 A JP 63007323A JP 732388 A JP732388 A JP 732388A JP 2576170 B2 JP2576170 B2 JP 2576170B2
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- Japan
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- vehicle
- point
- distance
- ground
- timer
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は列車の走行制御を行うときに必要となる列
車の在線地点を検出する車両の地点検出方法に関するも
のである。
車の在線地点を検出する車両の地点検出方法に関するも
のである。
第4図は、交友社発行、「信号」の第558頁に示され
た従来から一般に用いられている地点検知装置の構成図
である。図において、(1)は車両、(2)は地点検知
装置、(3)は車上アンテナ、(4)は地点検知装置
(2)からの地点信号、(5)は地上コイルを示す。
た従来から一般に用いられている地点検知装置の構成図
である。図において、(1)は車両、(2)は地点検知
装置、(3)は車上アンテナ、(4)は地点検知装置
(2)からの地点信号、(5)は地上コイルを示す。
次に動作について説明する。第4図において、車上ア
ンテナ(3)が地上コイル(5)から遠く離れていると
きは、地点検知装置(2)は車上アンテナ(3)内のコ
イルで特定の周波数で発振している。そして、車上アン
テナ(3)が地上コイル(5)の上を通過するとき、車
上アンテナ(3)内のコイルと地上コイル(5)とで結
合回路を形成して発振周波数が変化する。地点検知装置
(2)は、この周波数の変化を検知して、地点信号
(4)を出力する。この周波数の変化量は、地上コイル
(5)のインダクタンスを変えることで実現できるた
め、異るインダクタンスをもつ地上コイル(5)を異る
地点におくことで、数種類の地点判別が可能となる。
ンテナ(3)が地上コイル(5)から遠く離れていると
きは、地点検知装置(2)は車上アンテナ(3)内のコ
イルで特定の周波数で発振している。そして、車上アン
テナ(3)が地上コイル(5)の上を通過するとき、車
上アンテナ(3)内のコイルと地上コイル(5)とで結
合回路を形成して発振周波数が変化する。地点検知装置
(2)は、この周波数の変化を検知して、地点信号
(4)を出力する。この周波数の変化量は、地上コイル
(5)のインダクタンスを変えることで実現できるた
め、異るインダクタンスをもつ地上コイル(5)を異る
地点におくことで、数種類の地点判別が可能となる。
従来のものは以上のように構成されているので、トラ
ンスポンダ装置における多情報の伝送が地上と車上間で
情報をバイナリーコード化して直列伝送される。そのた
め、伝文受信を解読するまでの処理時間を必要とするの
で、伝文読み取り完了をして得られる距離の地点から、
列車の速度に比例した距離のずれが生じるため、このよ
うな多情報伝送を使用した場合の正確な位置合わせが困
難であるという問題点があつた。
ンスポンダ装置における多情報の伝送が地上と車上間で
情報をバイナリーコード化して直列伝送される。そのた
め、伝文受信を解読するまでの処理時間を必要とするの
で、伝文読み取り完了をして得られる距離の地点から、
列車の速度に比例した距離のずれが生じるため、このよ
うな多情報伝送を使用した場合の正確な位置合わせが困
難であるという問題点があつた。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、精度のよい地点検知ができる車両の地点
検知方法を得ることを目的とする。
されたもので、精度のよい地点検知ができる車両の地点
検知方法を得ることを目的とする。
この発明に係る車両の地点検知方法は、特定の地点で
多情報伝送が可能なトランスポンダ装置を使用し、地上
からのキヤリヤ信号を地点通過信号として、キヤリヤ信
号発生から、トランスポンダ情報の伝文読み取り終了ま
での時間と、そのときの列車移動速度から伝文読み取り
終了までの移動距離を算出し、トランスポンダ情報に含
まれる基準距離情報を移動距離で、距離補正をして、車
両の位置の検知ができるようにしたものである。
多情報伝送が可能なトランスポンダ装置を使用し、地上
からのキヤリヤ信号を地点通過信号として、キヤリヤ信
号発生から、トランスポンダ情報の伝文読み取り終了ま
での時間と、そのときの列車移動速度から伝文読み取り
終了までの移動距離を算出し、トランスポンダ情報に含
まれる基準距離情報を移動距離で、距離補正をして、車
両の位置の検知ができるようにしたものである。
この発明における車両の地点検知方法は、多情報伝送
をするための搬送波を検知したキヤリア信号を発生さ
せ、伝文読み取り完了までの時間計測と列車移動速度か
ら距離ずれ補正を行うことで精度のよい車両位置を検知
できる。
をするための搬送波を検知したキヤリア信号を発生さ
せ、伝文読み取り完了までの時間計測と列車移動速度か
ら距離ずれ補正を行うことで精度のよい車両位置を検知
できる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図において、(1)は車両、(2)は地点検知装置、
(3)は車体に取りつけたトランスポンダ用車上アンテ
ナ、(4)はトランスポンダ用伝送装置、(5)はトラ
ンスポンダ用地上コイル、(6)は地上コイル(5)か
ら得られた地点情報、(7)は地点情報に距離補正を加
える距離補正回路、(8)はトランスポンダの搬送波を
検知して出されるキヤリア信号、(9)は車輪(11)の
回転に比例した速度パルス(10)を発生する速度発電
機、(12)は距離補正をした列車の位置情報を示す。
1図において、(1)は車両、(2)は地点検知装置、
(3)は車体に取りつけたトランスポンダ用車上アンテ
ナ、(4)はトランスポンダ用伝送装置、(5)はトラ
ンスポンダ用地上コイル、(6)は地上コイル(5)か
ら得られた地点情報、(7)は地点情報に距離補正を加
える距離補正回路、(8)はトランスポンダの搬送波を
検知して出されるキヤリア信号、(9)は車輪(11)の
回転に比例した速度パルス(10)を発生する速度発電
機、(12)は距離補正をした列車の位置情報を示す。
次に動作について説明する。第1図〜第3図におい
て、車両(1)が移動して地上に置かれた地上コイル
(5)上を車上アンテナ(3)が通過するとき、2つの
電磁結合により、地上コイル(5)から送られてくる電
波が伝送装置(4)で受信される。トランスポンダシス
テムでは地上コイル(5)から送られてくる電波は搬送
波にFSK変調がかけられており、それを伝送装置(4)
で復調することで地上からの伝文を解読することが可能
となる。この伝文はシリアルで送られてくるため、伝文
受信から解読するまでに、伝文長、伝送速度に比例した
遅れが生ずる。通常、地上と車上間の伝送は読み取り誤
りを防ぐため、数回同じ伝文のくり返し伝送がなされ
る。このため、この遅れは一義的には定まらない。従つ
て、本発明では、電波の搬送波を検知したキヤリヤ信号
(8)を伝送装置(4)から出力する。このキヤリヤ信
号(8)を距離補正装置(7)が受信すると、タイマー
を起動させる。伝送装置(4)は地上からの伝文の解読
を完了すると、その中に含まれる地点情報(6)を距離
補正装置(7)に送信する。距離補正装置(7)はこれ
を正しく受信したことを確認した時点で、タイマーを停
止させるとともに(1)式の様な距離の補正を行う。
て、車両(1)が移動して地上に置かれた地上コイル
(5)上を車上アンテナ(3)が通過するとき、2つの
電磁結合により、地上コイル(5)から送られてくる電
波が伝送装置(4)で受信される。トランスポンダシス
テムでは地上コイル(5)から送られてくる電波は搬送
波にFSK変調がかけられており、それを伝送装置(4)
で復調することで地上からの伝文を解読することが可能
となる。この伝文はシリアルで送られてくるため、伝文
受信から解読するまでに、伝文長、伝送速度に比例した
遅れが生ずる。通常、地上と車上間の伝送は読み取り誤
りを防ぐため、数回同じ伝文のくり返し伝送がなされ
る。このため、この遅れは一義的には定まらない。従つ
て、本発明では、電波の搬送波を検知したキヤリヤ信号
(8)を伝送装置(4)から出力する。このキヤリヤ信
号(8)を距離補正装置(7)が受信すると、タイマー
を起動させる。伝送装置(4)は地上からの伝文の解読
を完了すると、その中に含まれる地点情報(6)を距離
補正装置(7)に送信する。距離補正装置(7)はこれ
を正しく受信したことを確認した時点で、タイマーを停
止させるとともに(1)式の様な距離の補正を行う。
ここで、Soは伝送装置からの地点距離情報(m)、V
は速度パルス(10)から演算した車両速度(Km/h)、T
はタイマーの計数時間(秒)である。
は速度パルス(10)から演算した車両速度(Km/h)、T
はタイマーの計数時間(秒)である。
以上のようにこの発明によれば、キヤリア信号を用い
て伝送遅れ時間と列車速度から距離補正が可能なように
構成したので、精度良い地点検知ができる。
て伝送遅れ時間と列車速度から距離補正が可能なように
構成したので、精度良い地点検知ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例を適用した地点検知装置の
構成図、第2図は第1図のブロツク図、第3図は第1図
の動作を説明した演算処理タイミング図、第4図は従来
の地点検知装置を示す構成図である。図において、
(1)は車両、(3)は車上アンテナ、(4)は伝送装
置、(5)は地上コイル(第1の手段)、(9)は速度
発電機である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
構成図、第2図は第1図のブロツク図、第3図は第1図
の動作を説明した演算処理タイミング図、第4図は従来
の地点検知装置を示す構成図である。図において、
(1)は車両、(3)は車上アンテナ、(4)は伝送装
置、(5)は地上コイル(第1の手段)、(9)は速度
発電機である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】地上に設置された第1の手段と車両に積載
された第2の手段とからなるトランスポンダ装置で信号
の授受をして上記車両の位置を検知する車両の地点検出
方法において、上記第1の手段からのキヤリア信号を上
記第2の手段で受信してタイマを起動し、上記第1の手
段から出される基点からの基準距離に対応した位置情報
を含む伝文を受信完了して上記タイマを停止し、速度検
出手段で検出した車両速度と上記タイマの作動時間とか
ら車両の移動距離を算出して、上記基準距離と上記移動
距離との和を上記車両の位置情報とすることを特徴とす
る車両の地点検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63007323A JP2576170B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 車両の地点検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63007323A JP2576170B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 車両の地点検知方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01185106A JPH01185106A (ja) | 1989-07-24 |
JP2576170B2 true JP2576170B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=11662763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63007323A Expired - Lifetime JP2576170B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 車両の地点検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576170B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8576114B2 (en) | 2011-06-24 | 2013-11-05 | Thales Canada Inc. | Location of a transponder center point |
JP6198933B2 (ja) * | 2014-09-05 | 2017-09-20 | 三菱電機株式会社 | 自動列車運行システム及びブレーキ制御装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59123407A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-17 | Mitsubishi Electric Corp | 自動列車制御方法 |
-
1988
- 1988-01-14 JP JP63007323A patent/JP2576170B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01185106A (ja) | 1989-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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