JP3660052B2 - 路上位置測定方法及びシステム並びにこれらに適する装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路上を走行する車両等の移動体の位置を当該移動体の上で測定する路上位置測定方法及びシステム並びにこれらに適する装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
道路上の車両の位置をその車両の上で測定する手段としては、GPS(Global Positioning System )受信機等のように航法衛星から送信される信号を利用する手段や、車載の加速度センサ、速度センサ、方位センサ等から得られる情報を積算する手段が、従来から用いられている。しかしながら、前者は航法衛星の見晴らし範囲外(トンネル内や高架下)では測定を実行できないという問題を有しており、後者は積算に伴い誤差が累積し正確な測定を実行できないという問題を有している。これらの問題を解決すべく、両手段を組み合わせ、更にはマップマッチングを組み合わせた車載測定器が既に実用化されてはいるものの、組み合わせ方によって異なる測定結果が得られることや、また一般に処理が複雑になりがちであること等、なお問題が残っている。
【0003】
本発明の目的の一つは、漏洩ケーブル技術を利用することにより、トンネル内か否か等走行環境の如何によらず、またこれまでの走行距離等移動体の状態の如何によらず、常時正確な測定結果が得られるようにすることにある。本発明の目的の一つは、漏洩ケーブルの敷設態様及びこの漏洩ケーブルを用いた送信の方法を工夫することにより、比較的単純な信号処理にてかつ安定的に測定結果が得られるようにすることにある。本発明の目的の一つは、送信する信号の内容を工夫することにより、移動体の相対位置(例えば最寄りの送信機に対する位置)のみならず絶対位置(所定の基準点例えば特定の送信機に対する位置)をも測定可能にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
このような目的を達成するために、本発明の第1の構成に係る路上位置測定方法は、道路上を走行する移動体の位置の測定に先立ち、当該道路の延長方向に沿ってかつ互いに他のいずれかの漏洩ケーブルと少なくとも部分的に重複するよう複数の漏洩ケーブルを敷設しておくと共に、各漏洩ケーブルに対応して少なくとも1個ずつ送信機を設けておき、上記位置の測定に際しては、各送信機から対応する漏洩ケーブル上へと互いに同じ測定周期でかつ所定時間差を以て距離測定用パルス信号を送出することにより、上記道路上に当該漏洩ケーブルから距離測定用パルス信号を漏洩輻射させ、他方、上記移動体に搭載される積載測定器が、上記複数の漏洩ケーブルから漏洩輻射している距離測定用パルス信号を無線受信し、距離測定用パルス信号の受信間隔、送信機の間隔及び上記所定時間差に基づき、上記道路の延長方向に沿い上記漏洩ケーブル乃至送信機に対する上記移動体の相対位置を測定することを特徴とする。
【0005】
本構成においては、漏洩ケーブルから漏洩輻射している距離測定用パルス信号が積載測定器により無線受信され、その結果を利用して移動体の位置が測定される。即ち、その積載測定器が受信する一連の距離測定用パルス信号の受信間隔は、主に、送信機同士の距離測定用パルス信号送信時間差及び漏洩ケーブル上を距離測定用パルス信号が伝搬するのに要する時間にて定まり、また後者即ち伝搬時間は主に送信機から移動体までの距離と送信機の間隔とにより定まるから、距離測定用パルス信号の受信間隔、送信機の間隔及び送信機同士の距離測定用パルス信号送信時間差がわかれば送信機から移動体までの距離即ち移動体の相対位置がわかる。本構成においては、このように漏洩ケーブル上の信号伝搬遅延を利用した原理に基づき移動体の相対位置測定が行われるため、移動体がトンネル内にいるか否か等走行環境の如何によらず、またこれまでの走行距離等移動体の状態の如何によらず、常時正確な測定結果が得られる。更に、上述の原理による相対位置検出論理は単純な数式等で表現できる。即ち、本構成においては、複雑な信号処理乃至演算は不要であり、その実施が容易である。
【0006】
また、本発明の第2の構成に係る路上位置測定方法は、第1の構成に係る路上位置測定方法において、上記送信機が、当該送信機に固有の識別情報を表す送信機識別用パルス信号を、上記距離測定用パルス信号の後に又は先行して、対応する漏洩ケーブル上へと送出することにより、上記道路上に当該漏洩ケーブルから送信機識別用パルス信号を漏洩輻射させ、上記移動体が、上記複数の漏洩ケーブルから漏洩輻射している送信機識別用パルス信号を無線受信し、この送信機識別用パルス信号から抽出した上記識別情報及び上記相対位置に基づき、上記移動体の絶対位置を測定することを特徴とする。このように、識別情報の送受信を実行することにより、積載測定器において送信機の位置を検出可能になり、これを前述の原理にて得た相対位置と結合することにより絶対位置を測定可能になる。
【0007】
本発明の第3の構成に係る路側設備は、道路の延長方向に沿ってかつ互いに他のいずれかの漏洩ケーブルと少なくとも部分的に重複するよう設けられた複数の漏洩ケーブルと、各漏洩ケーブルに対応して少なくとも1個ずつ設けられ、対応する漏洩ケーブル上へと互いに同じ測定周期でかつ所定時間差を以て距離測定用パルス信号を送出することにより、上記道路上に当該漏洩ケーブルから距離測定用パルス信号を漏洩輻射させる送信機と、を備えることを特徴とする。また、本発明の第4の構成に係る積載測定器は、第3の構成に係る路側設備に含まれる上記複数の漏洩ケーブルから漏洩輻射している距離測定用パルス信号を、無線受信する手段と、相異なる漏洩ケーブルから漏洩輻射された距離測定用パルス信号の受信間隔、上記送信機の間隔及び上記所定時間差に基づき、上記道路の延長方向に沿い上記漏洩ケーブル乃至送信機に対する上記移動体の相対位置を測定する手段と、を備え、上記道路上を走行する移動体に搭載されることを特徴とする。これらの構成によれば、第1の構成を実施するのに適する路側設備及び積載測定器が得られる。
【0008】
本発明の第5の構成に係る路上位置測定システムは、第3の構成に係る路側設備と、第4の構成に係る積載測定器と、を有し、上記送信機が、道路の延長方向に沿い互いに所定間隔となるよう配設され、上記複数の漏洩ケーブルが、対応する送信機から見て道路の上流方向と下流方向とに対称的に延びるよう敷設され、上記路側設備及び積載測定器が、第1又は第2の構成に係る路上位置測定方法を実行することを特徴とする。本構成においては、第1又は第2の構成と同様の作用効果を呈するシステムを実現できる。更に、漏洩ケーブルを上下流に対称的に延ばしているため、漏洩ケーブル及び送信機の台数が少なくて済む。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態に関し図面に基づき説明する。
【0010】
図1に、本発明の一実施形態に係る路上位置測定システムの構成を示す。このシステムにおいては、道路の延長方向に沿い複数台の送信機10が所定の間隔Dをもって間隔配設されている。各送信機10は対応する漏洩ケーブル(例えば漏洩同軸ケーブル;LCX)12上にパルス信号を送出する。漏洩ケーブル12は、対応する送信機10から見て道路の上流側及び下流側にそれぞれDだけ延びており、従って漏洩ケーブル12の長さは2Dで表すことができる。但し、図1中最も上流側の漏洩ケーブル12及び最も下流側の漏洩ケーブル12に関しては上下流の一方にしか延びていないため、そのケーブル長はDとなる。
【0011】
また、このシステムにおいては、道路上を走行する車両14に、測定器16が搭載される。測定器16は、図2に示される機能構成を有している。図2においては、漏洩ケーブル12から漏洩輻射された信号を受信するための空中線18及び受信機20が設けられている。受信機20の出力は受信時間差計数部22及び送信機特定部24に供給されている。受信時間差計数部22は、受信機20によって受信された信号のうち、後述の距離測定用パルス信号の受信時間差(受信間隔)を計数し、その結果を相対位置計算部26に供給する。相対位置計算部26は、受信時間差計数部22にて計数された受信時間差に基づき、搭載に係る車両14の相対位置、すなわち最寄りの送信機10との距離を計算して、その結果を絶対位置計算部28あるいは図中破線で示されるように出力部30に供給する。
【0012】
他方、送信機特定部24は、受信機20によって受信された信号のうち後述の通信機識別用パルス信号をデコードし、その信号を送信した送信機10がどの送信機かを特定する。送信機特定部24による特定の結果は送信機位置計算部32に供給され、送信機位置計算部32はこれに基づき当該送信機10の位置を計算する。絶対位置計算部28は、前述のように相対位置計算部26から供給されている相対位置と、送信機位置計算部32により計算された送信機10の位置とに基づき、搭載に係る車両14の絶対位置、例えばある特定の送信機10を基準とした位置すなわち当該特定の送信機10の位置からの走行距離を、計算する。出力部30は、絶対位置計算部28によって得られた絶対位置あるいは走行距離を文字映像あるいは音声等により出力し、または相対位置計算部26によって得られた相対位置を同様にして出力する。なお、進行方向判定部34は、送信機特定部24により得られる情報を時系列的に監視することにより、相対位置計算部26にて使用すべき演算公式を特定する。
【0013】
図3に、本実施形態における位置測定の原理を示す。特に、図3(a)に示されているのは、各送信機10による信号送信タイミングである。この図に示されるように、各送信機10は、所定の測定周期Tを単位として、所定の送信動作を繰り返す。さらに、この測定周期T内には、距離測定用パルス信号をパルス繰返周期Tr(Tr>D/C、Cは漏洩ケーブル12上での信号伝搬速度)にて繰り返し合計P回送信する距離測定期間と、この距離測定期間に続き、送信機識別用パルス信号を送信する送信機識別期間とが含まれている。
【0014】
そのうち距離測定期間においては、図3(b)に示されるような形式にて、距離測定用パルス信号が各送信機10から送信される。すなわち、図1に示される複数の送信機10の内相隣接する2個の送信機10は、そのうち一方が距離測定用パルス信号を送信した後所定のパルス送信時間差Td(Tr−D/C>Td>D/C)を経過した時点で他方が距離測定用パルス信号を送信する、といった手順で、距離測定用パルス信号を対応する漏洩ケーブル12上に送出する。このようなタイミングで距離測定用パルス信号が漏洩ケーブル12上に送出されると、図3(c)に示されるようなタイミングで、この距離測定用パルス信号が測定器16により受信される。すなわち、一方の送信機10から送出された距離測定用パルス信号は対応する漏洩ケーブル12上への送出からTL1だけ経過した後に測定器16により受信され、他方の送信機10により対応する漏洩ケーブル12上の送出された距離測定用パルス信号はこの送出からTL2だけ経過した後に測定器16により受信される。この受信遅延TL1及びTL2は、主に、漏洩ケーブル12上における距離測定用パルス信号の伝搬によって生じるものである。従って、今、車両14が下流側の送信機10から見て距離L(D≧L≧0)の位置にあるとすると、受信遅延TL1及びTL2は
【数1】
TL1=L/C
TL2=(D−L)/C
と表される。なお、具体的な数値例としては、D=500m、C=3×108 m/sと仮定すると、T=1ms、Tr=10μs、Td=3ms、P=50等の組合せを掲げることができる。
【0015】
このように、主に漏洩ケーブル12上における伝搬遅延によって受信遅延TL1及びTL2が生ずるため、測定器16における距離測定用パルス信号の受信間隔は
【数2】
と表される値となる(図3(c)を参照)。前述の受信時間差計数部22は、この時間差t及びt´を計数し、相対位置計算部26に与える。相対位置計算部26は、時間差t又はt´に基づき距離Lすなわち相対位置を求める。Lを求めるに際しては、tを利用するのかt´を利用するのかにより、算出公式が異なる。すなわち、tを使用する際には、
【数3】
L=(D−C・t+C・Td)/2
の式を、またt´を利用する時には、
【数4】
L=(D+C・t´−C・Tr+CTd)/2
の式を、それぞれ用いるべきである。いずれの式を用いるのかを決定するために、相対位置計算部26は、進行方向判定部34の出力を参照する。すなわち進行方向判定部34は、上述の原理により送信機特定部24から得られる送信機特定の結果を利用して、車両14がある送信機10の位置を通過した時点で、この車両14の進行方向を検出する。相対位置計算部26は、進行方向判定部34の出力を利用し、受信時間差計数部22によって得られているのはtかそれともt´かを判定し、その結果に応じて上述の2式のうちいずれかを採用する。
【0016】
また、図3(a)に示されている送信機識別期間は、下流側の送信機10から送信機識別用パルス信号を送信する期間と、上流側の送信機10から送信機識別用パルス信号を送出する期間とに分かれている。送信機識別用パルス信号の繰返し周期も、距離測定用パルス信号におけるそれすなわちTrと同じ周期とすることができる。送信機識別用パルス信号は送信に係る送信機10がどの送信機10であるのかを識別するための信号すなわち識別情報を搬送する信号である。この識別情報は、図1に示される送信機10を個々別々に区別できるようコード化されていなければならない。例えば、送信機10が合計N個設けられておりまた識別情報が二値符号化により生成されるとすると、識別情報を表現するのに必要なビット数Mは
【数5】
M≧log2 N
となるから、送信機識別用パルス信号の個数も最大でMとなる。なお、数値例としては、N=1000とした時には、log2 1024=10であるから、M=10という数値を好ましい値として掲げることができる。
【0017】
前述の送信機特定部24は、この送信機識別用パルス信号をデコードすることにより、下流側及び上流側の送信機がどの送信機であるかを特定する識別情報を抽出し、これを送信機位置計算部32及び進行方向判定部34に供給する。進行方向判定部34は、前述のようにこの識別情報を時系列的に監視することにより、車両14の進行方向を判定する。他方、送信機位置計算部32は、この識別情報を通信に係る送信機10の位置に換算する。この通信にあたっては、例えば、識別情報と、送信機10の位置座標とを対応付けるテーブルを用いても構わないし、あるいは、あらかじめ識別情報が道路の延長方向に沿った始点からの送信機10の距離を表すように設定されているのであれば、識別情報に係る代数演算により送信機10の位置を求めるようにしてもよい。絶対位置計算部28は、このようにして得られた送信機10の位置と、前述のように相対位置計算部26により得られた相対位置とを加算し、これにより絶対位置を求める。
【0018】
このように、本実施形態によれば、道路に沿って漏洩ケーブル12を付設し、この漏洩ケーブル12から漏洩輻射させる信号を車両14に搭載した測定器16にて受信し、その結果に基づき車両14の位置を測定するようにしたため、車両14がトンネル内にいるのか否か等に左右されることなく車両14の位置を測定することができ、従って、GPS等に比べ位置測定不能となる状況が発生しにくいシステムが得られる。また、上述の原理による位置測定は、漏洩ケーブル12から漏洩輻射される信号の受信によっているため、積算演算等を伴うことがないから、車載の加速度センサ、速度センサ、方位センサ等から得られる情報を積算する方法に比べ、測定の誤差を低減することができる。従って、例えば、VICS(車両情報通信システム)等を介し道路上の事故車両の位置が車両14に知らされているとき、この車両14がその事故車両に追突する等の2次災害を確実に防止することができ、高速道路等における車両交通の安全性をさらに高めることができる。
【0019】
加えて、位置測定に係る演算式は単純であり、実施は容易でかつ安定な結果が得られる。また、送信機識別用パルス信号を利用して送信に係る送信機10を特定し、その結果を利用して車両14の絶対位置、例えばある特定の送信機10を基点とした車両14の位置あるいは走行距離を求めるようにしたため、相対位置のみならず絶対位置を求められるという点でも、使用性の高いシステムが得られる。
【0020】
なお、以上の説明では道路上を走行する移動体の例として車両を掲げたが、本発明の適用対象となる移動体は車両に限定されるものではない。さらに、送信機10をある一定の間隔Dで配設する例を示したが、この間隔は一定である必要はなく、車両14側にて送信機10の配設間隔があらかじめ分かっておればよい。
【0021】
さらに、以上の説明では、距離測定期間の後に下流側に係る送信機識別期間が続きさらに上流側に係る送信機識別期間が続く例を示したが、これら3種類の期間の前後関係は変更することが可能である。また、具体的な数値例も示したが、本発明はかかる数値例に限定されるものではない。漏洩ケーブル12の詳細な構造に関しては、各種先行技術文献に示されておりかつ当業者にとって公知のものを、いずれも採用することができる。加えて、本発明に係る測定器は、従来の測定器、例えばGPS受信機又は推測航法等を用いた受信機との併用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る路上位置測定システムの構成を示す送信機及び漏洩ケーブル配置図である。
【図2】 この実施形態における測定器の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 この実施形態における位置測定及び送信機特定の原理を示すタイミングチャートであり、特に(a)は各送信機による送信タイミングを、(b)は距離測定用パルス信号の送信タイミングを、(c)は距離測定用パルス信号の受信タイミングをそれぞれ示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 送信機、12 漏洩ケーブル、14 車両、16 測定器、20 受信機、22 受信時間差計数部、24 送信機特定部、26 相対位置計算部、28 絶対位置計算部、30 出力部、32 送信機位置計算部、34 進行方向判定部、D 送信機間隔、L 車両の相対位置(送信機との距離)、T 測定周期、Tr パルス繰返周期、Tt パルス送信時間差、TL1、TL2 受信遅延、P 距離測定用パルス信号の個数、M 送信機識別用パルス信号の個数、C漏洩ケーブル上での信号伝搬速度、N 送信機の個数、t,t´ パルス受信時間差。
Claims (5)
- 道路上を走行する移動体の位置の測定に先立ち、当該道路の延長方向に沿ってかつ互いに他のいずれかの漏洩ケーブルと少なくとも部分的に重複するよう複数の漏洩ケーブルを敷設しておくと共に、各漏洩ケーブルに対応して少なくとも1個ずつ送信機を設けておき、
上記位置の測定に際しては、各送信機から対応する漏洩ケーブル上へと互いに同じ測定周期でかつ所定時間差を以て距離測定用パルス信号を送出することにより、上記道路上に当該漏洩ケーブルから距離測定用パルス信号を漏洩輻射させ、
他方、上記移動体に搭載される積載測定器が、上記複数の漏洩ケーブルから漏洩輻射している距離測定用パルス信号を無線受信し、距離測定用パルス信号の受信間隔即ち時間差、上記送信機の間隔及び上記所定時間差に基づき、上記道路の延長方向に沿い上記漏洩ケーブル乃至送信機に対する上記移動体の相対位置を測定することを特徴とする路上位置測定方法。 - 請求項1記載の路上位置測定方法において、
上記送信機が、当該送信機に固有の識別情報を表す送信機識別用パルス信号を、上記距離測定用パルス信号の後に又は先行して、対応する漏洩ケーブル上へと送出することにより、上記道路上に当該漏洩ケーブルから送信機識別用パルス信号を漏洩輻射させ、
上記移動体が、上記複数の漏洩ケーブルから漏洩輻射している送信機識別用パルス信号を無線受信し、この送信機識別用パルス信号から抽出した上記識別情報及び上記相対位置に基づき、上記移動体の絶対位置を測定することを特徴とする路上位置測定方法。 - 道路の延長方向に沿ってかつ互いに他のいずれかの漏洩ケーブルと少なくとも部分的に重複するよう設けられた複数の漏洩ケーブルと、
各漏洩ケーブルに対応して少なくとも1個ずつ設けられ、対応する漏洩ケーブル上へと互いに同じ測定周期でかつ所定時間差を以て距離測定用パルス信号を送出することにより、上記道路上に当該漏洩ケーブルから距離測定用パルス信号を漏洩輻射させる送信機と、
を備えることを特徴とする路側設備。 - 請求項3記載の路側設備に含まれる上記複数の漏洩ケーブルから漏洩輻射している距離測定用パルス信号を、無線受信する手段と、
相異なる漏洩ケーブルから漏洩輻射された距離測定用パルス信号の受信間隔即ち時間差、上記送信機の間隔及び上記所定時間差に基づき、上記道路の延長方向に沿い上記漏洩ケーブル乃至送信機に対する上記移動体の相対位置を測定する手段と、
を備え、上記道路上を走行する移動体に搭載されることを特徴とする積載測定器。 - 請求項3記載の路側設備と、請求項4記載の積載測定器と、を有し、
上記送信機が、道路の延長方向に沿い互いに所定間隔となるよう配設され、上記複数の漏洩ケーブルが、対応する送信機から見て道路の上流方向と下流方向とに対称的に延びるよう敷設され、
上記路側設備及び積載測定器が、請求項1又は2記載の路上位置測定方法を実行することを特徴とする路上位置測定システム。
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