JP2006280670A - 計時システム、および、タイム算定方法 - Google Patents
計時システム、および、タイム算定方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 (a)に示すように、自転車BYaが計時ラインL上に到達すると、処理装置50は、競技タイムT1を特定する。(b)に示すように、自転車BYaの無線タグ60aが計時ラインL上に到達すると、無線タグ60aは、計時タイムTT1を計時する。(c)に示すように、自転車BYbの無線タグ60bが計時ラインL上に到達すると、無線タグ60bは、計時タイムTT2を計時する。(d)に示すように、受信機40は、無線タグ60a,60bから、計時タイムTT1,TT2及び、タグIDを受信する。そして、処理装置50は、これら計時タイムTT1,TT2等を取得すると、(e)に示すように、自転車BYbの競技タイムT2を算定する。
【選択図】 図4
Description
一例として、パルス位相変調方式の双方向光通信を採用した車両別通過計測装置では、コース上をまたぐゲートに、所定間隔を空けて複数の送受信ユニット(光発振器及び光受信器)を配置し、また、各車両側に、光受信器及び応答発光器等を配置する。そして、送受信ユニットは、ゲート下を通過する車両に向けて質問パルスを送信し、一方、車両の応答発光器は、この質問パルスを受光した場合にだけ、車両固有の時間差を開けて応答光を発する。これにより、車両機器側の消費電力を低減させると共に、双方向通信の回数を増やして、順位決定の信頼性の向上を図るというものである(例えば、特許文献1参照)。
また、各車両の計測を、走行路側装置にて行っているため、送受信ユニットが応答光を受信できなかった場合等では、ラップタイム等の計時漏れが生じてしまうことになる。
そのため、車両(計時対象物)に計時機器を取り付けて、車両側で計時を行うことも試みられている。
例えば、自転車競技では、前輪の先端が計測位置となるが、計時機器を取り付けるとなると、フロントフォークやシャーシに限られてしまう。また、自動車競技(レース)では、車両の先端が計測位置となるが、実際に計時機器を取り付ける場合に、前輪のフェンダー内等になってしまう。
この他にも、オートバイ競技では、座席シートの後ろ等に計時機器が配置されてしまうなど、配置位置と計測位置とが一致しないのが現状であった。
なお、計測位置と配置位置との距離の差だけ、計時機器が計時する位置を、計時ラインからずらすことも考えられるが、競技や計時対象物が異なる度に調整が必要となり、煩雑であるだけでなく、汎用性にも乏しくなってしまう。
複数の計時対象物の所定位置にそれぞれ設置される計時機器と、当該各計時機器との間で情報を送受信する処理装置と、を含む計時システムであって、
前記各計時機器には、
計時対象物が走行する走行路上に生成された電磁場を検出する電磁場検出手段と、
前記電磁場検出手段により検出された前記電磁場の電磁界強度の増減に基づいて、予め規定された計時ラインを検出する計時ライン検出手段と、
前記計時ライン検出手段により前記計時ラインが検出された際に、所定の情報を前記処理装置に向けて送信する情報送信手段と、が設けられ、
前記処理装置には、
基準となる基準時刻を計時する基準時刻計時手段と、
前記計時ライン上への計時対象物の到達を検出する検出手段と、
前記検出手段により計時対象物の到達が検出された際に、前記基準時刻計時手段にて計時された時刻を競技タイムとして特定する競技タイム特定手段と、
前記各計時機器から送信される前記情報をそれぞれ受信する情報受信手段と、
前記競技タイム特定手段により特定された前記競技タイムと、前記情報受信手段により受信された複数の前記情報とに基づいて、前記計時ライン上へ重なって到達した計時対象物の競技タイムを算定する競技タイム算定手段と、が設けられている、
ことを特徴とする。
一方、処理装置において、基準時刻計時手段は、基準となる基準時刻を計時する。また、検出手段は、計時ライン上への計時対象物の到達を検出する。競技タイム特定手段は、検出手段により計時対象物の到達が検出された際に、基準時刻計時手段にて計時された時刻を競技タイムとして特定する。情報受信手段は、各計時機器から送信される情報をそれぞれ受信する。そして、競技タイム算定手段は、競技タイム特定手段により特定された競技タイムと、情報受信手段により受信された複数の情報とに基づいて、計時ライン上へ重なって到達した計時対象物の競技タイムを算定する。
この結果、計時対象物の計測位置に計時機器を設置できない場合でも、各計時対象物のタイムを適切に算定することができる。
特定した前記競技タイム及び取得した前記情報を受信した時系列順に並べ、未特定の競技タイムの有無を判別する判別手段が更に設けられ、
前記競技タイム算定手段が、前記判別手段により未特定の競技タイムがあると判別された場合に、前記競技タイムと、複数の前記情報を受信した時刻差とに基づいて、前記競技タイムを算定してもよい。
時刻を計時する計時手段と、
前記計時ライン検出手段により前記計時ラインが検出された際に、前記計時手段が計時した時刻を計時タイムとして特定する計時タイム特定手段と、が更に設けられ、
前記情報送信手段が、前記計時タイム特定手段により特定された前記計時タイムを、前記処理装置に向けて送信し、
前記情報受信手段が、前記各計時機器から送信される前記計時タイムをそれぞれ受信し、
前記競技タイム算定手段が、前記競技タイム特定手段により特定された前記競技タイムと、前記情報受信手段により受信された複数の前記計時タイムとの関係に基づいて、前記競技タイムを算定してもよい。
前記基準時刻計時手段により計時される基準時刻を、前記各計時機器に送信する時刻送信手段が更に設けられ、
前記各計時機器には、
前記処理装置から送信される前記基準時刻を受信する時刻情報受信手段と、
前記時刻情報受信手段が受信した前記基準時刻と同期するように、前記計時手段が計時している時刻を補正する補正手段と、が更に設けられるようにしてもよい。
複数の計時対象物の所定位置にそれぞれ設置される計時機器と、当該各計時機器との間で情報を送受信する処理装置とを含むシステムにおけるタイム算定方法であって、
前記各計時機器において、計時対象物が走行する走行路上に生成された電磁場を検出する電磁場検出ステップと、
前記各計時機器において、前記電磁場検出ステップにて検出された前記電磁場の電磁界強度の増減に基づいて、予め規定された計時ラインを検出する計時ライン検出ステップと、
前記各計時機器において、前記計時ライン検出ステップにて前記計時ラインが検出された際に、所定の情報を前記処理装置に向けて送信する情報送信ステップと、
前記処理装置において、基準となる基準時刻を計時する基準時刻計時ステップと、
前記処理装置において、前記計時ライン上への計時対象物の到達を検出する検出ステップと、
前記処理装置において、前記検出ステップにて計時対象物の到達が検出された際に、前記基準時刻計時ステップにて計時された時刻を競技タイムとして特定する競技タイム特定ステップと、
前記処理装置において、前記情報送信ステップにて前記各計時機器から送信される前記情報をそれぞれ受信する情報受信ステップと、
前記処理装置において、前記競技タイム特定ステップにて特定された前記競技タイムと、前記情報受信ステップにて受信された複数の前記情報とに基づいて、前記計時ライン上へ重なって到達した計時対象物の競技タイムを算定する競技タイム算定ステップと、
を備えることを特徴とする。
一方、処理装置において、基準時刻計時ステップは、基準となる基準時刻を計時する。また、検出ステップは、計時ライン上への計時対象物の到達を検出する。競技タイム特定ステップは、検出ステップにて計時対象物の到達が検出された際に、基準時刻計時ステップにて計時された時刻を競技タイムとして特定する。情報受信ステップは、情報送信ステップにて各計時機器から送信される情報をそれぞれ受信する。そして、競技タイム算定ステップは、競技タイム特定ステップにて特定された競技タイムと、情報受信ステップにて受信された複数の前記情報とに基づいて、計時ライン上へ重なって到達した計時対象物の競技タイムを算定する。
このように、処理装置では、特定した競技タイムと受信した複数の情報とに基づいて、競技タイム特定ステップにて特定できなかった(未特定の)競技タイムを求めることが可能となる。
この結果、計時対象物の計測位置に計時機器を設置できない場合でも、各計時対象物のタイムを適切に算定することができる。
図1は、この発明の実施の形態に適用される計時システムの構成の一例を示す模式図である。
図示するように、この計時システムは、競技コース及びその周辺に配置される磁場発生装置10、ループコイル11、PBU20(20a,20b)、送信機30、受信機40、及び、処理装置50と、自転車BYの所定位置に配置される無線タグ60とを含んで構成される。
なお、この自転車競技において、自転車BYに規定される計測位置(競技タイムの計時を行う位置)は、前輪の先頭となっているが、無線タグ60は、フロントフォーク等に配置されている。つまり、計測位置と、無線タグ60の配置位置とは、一致していない。
ループコイル11は、一例として、図2(a)に示すように、矩形(方形)のコイル部を自転車BYの走行方向(矢印A方向)に2つ連ねたような8の字に形成されている。より詳細には、ループコイル11は8の字順方向巻きとなっており、8の字の中心(中点)、すなわち交差部に給電点sを有するように形成され、この給電点sを通って自転車BYの走行方向に対して直交する方向に延びる直線bを中心線として、略平行に所定距離だけ隔てた直線a,bに沿って、8の字の上下部が形成されている。なお、ループコイル11は、この直線bが計時を行うための計時ラインLに重なるように配置される。
つまり、直線b上の電磁場の磁界強度は、第1の電磁場110aと第2の電磁場110bとの電磁場の磁力の打ち消しにより、その両側の電磁界強度よりも極めて小さくなっている(例えば、電磁界強度が”0”となっている)。
このため、自転車BYがループコイル11上を、矢印B方向に沿って通過した場合に、無線タグ60は、計時ライン上(直線b上)を、第1の電磁場110aと第2の電磁場110bとの間の電磁場の変極点(後述するトリガポイント)として検出することができる。
具体的には、PBU20aにフォトビームの発光部が設けられ、また、PBU20bにフォトビームの受光部が設けられており、そして、計時ラインLに沿ってフォトビームが照射されるようにPBU20a,20bが配置されている。
PBU20bは、自転車BYの通過に伴いフォトビームが遮断されると、その情報を処理装置50に供給する。具体的には、フォトビームが遮断されると、処理装置50に供給する検出信号をONにし、また、自転車BYが走り抜けると(遮断が解除されると)、検出信号をOFFにする。
そして、無線タグ60は、後述するように、自己が計時する時刻をこの基準時刻に同期させる。
なお、受信機40は、処理装置50に制御され、任意の無線タグ60を指定して計時タイム等をポーリング受信するようにしてもよい。
そして、送信機30は、近傍の無線タグ60に向けてこの基準時刻を送信し、無線タグ60が計時する時刻を基準時刻に同期させる。
つまり、図3(a)に示すように、自転車BY(前輪)が計時ラインL上へ到達すると、PBU20におけるフォトビームが遮断され、それまでOFFだった検出信号がONとなる。このため、通過検出部53は、計時ラインL上の自転車BYを検出できる。
なお、図3(b)に示すように、複数の自転車BYa,BYbが重なった状態で計時ラインL上を通過する場合、自転車BYbが計時ラインL上に到達しても、既に、検出信号がONとなっているため、通過検出部53は、計時ラインL上の自転車BYbを検出できない。
なお、計時タイム取得部54は、受信機40を制御し、任意の無線タグ60を指定して計時タイム等をポーリング受信するようにしてもよい。
具体的に制御部55は、通過検出部53が計時ラインL上の自転車BYを検出したタイミングで、基準時刻計時部51が計時した基準時刻を競技タイムとして特定する。そして、計時タイム取得部54が取得したタグIDと対応付けて、記憶部56に記憶する。
具体的に説明すると、まず、図4(a)に示すように、自転車BYaが計時ラインL上に到達すると、制御部55は、競技タイムT1を特定する。
続いて、図4(b)に示すように、自転車BYaの無線タグ60aが計時ラインL上に到達すると、無線タグ60aは、計時タイムTT1を計時する。
更に、図4(c)に示すように、自転車BYbの無線タグ60bが計時ラインL上に到達すると、無線タグ60bは、計時タイムTT2を計時する。
そして、自転車BYa,BYbが計時ラインLを走り抜けた後に、図4(d)に示すように、受信機40は、無線タグ60a,60bから、計時タイムTT1,TT2及び、タグIDを受信する。
制御部55は、受信部40が受信したこれら計時タイムTT1,TT2等を取得すると、図4(e)に示すように、自転車BYbの競技タイムT2を算定する。つまり、先着となる自転車BYaの競技タイムT1に、各計時タイムTT1,TT2の時刻差(TT2−TT1)を加えることにより、後着となる自転車BYbの競技タイムT2を求める。
例えば、図5(a)に示すような複数の競技タイムと、複数の計時タイムとを得た場合、制御部55は、これらを時系列順に並べて、未特定の自転車BYの競技タイムを算定することになる。つまり、図5(b)に示すように、タグIDがBBBに対応する競技タイムが未特定となる。このため、図5(c)に示すように、先着となるAAA(タグID)の競技タイムに、AAAの競技タイムとBBBの競技タイムとの時間差を加算して、BBBの競技タイムを算定する。
そして、LFアンテナ61は、検出した電磁界強度を示す検出信号を増幅回路62に供給する。
より詳細に説明すると、検出回路63は、一例として、図6(a)に示すような抵抗R1〜R3、コンデンサC、及び、オペアンプOPから構成される。この検出回路63は、入力される検出信号の電圧の増加時に所定電圧の信号を出力し、また、入力される検出信号の電圧の減少時には信号を出力しない。
そのため、ループコイル11上において、検出回路63は、図6(b)に示すように、生成された電磁場の電磁界強度の増加を検出し、2回目の電磁界強度の増加時に電磁場の変極点として検出する。つまり、図6(b)に示す2回目の立ち上がりを、ループコイル11上におけるトリガポイントとして特定する。
また、制御部64は、検出回路63がループコイル11上における電磁場の変極点を検出したタイミングで、計時部65が計時する時刻を計時タイムとして特定する。そして、特定した計時タイムを、記憶部66に順次記憶する。
なお、計時部65は、高安定水晶発振器を備えており、同期後の時刻の計時を安定して維持することが可能となっている。
この記憶部66には、例えば、競技の周回数分の記憶エリアがそれぞれ設けられており、周回数に応じて計時ポイントにて計時した計時タイム等をそれぞれの記憶エリアに格納可能となっている。
なお、記憶部66は、例えば、別エリアに、無線タグ60毎(自転車BY毎)に異なる固有の識別情報(タグID)等を予め記憶している。
なお、通信回路67は、受信機40によるポーリング受信に対応可能としてもよい。例えば、受信機40からポーリングによる送信要求を受信すると、計時タイム等を受信機40に返信する。
一方、自転車BYを検出したと判別した場合に、処理装置50は、競技タイムを特定する(ステップS12)。つまり、通過検出部53が計時ラインL上の自転車BYを検出したタイミングで、基準時刻計時部51が計時した基準時刻を競技タイムとして特定する。
一方、計時タイム等を取得したと判別すると、処理装置50は取得した計時タイムを、特定した競技タイム等と共に時系列に並べる(ステップS14)。すなわち、処理装置50は、上述した図5(a)に示すように、計時タイム及び競技タイムを時系列に並べる。
処理装置50は、未特定の競技タイムが存在しないと判別すると、特定した競技タイムと対応するタグIDとを対応付けて、記憶部56に記憶する(ステップS16)。
そして、算定した特定した競技タイムと対応するタグIDとを対応付けて、記憶部56に記憶する(ステップS18)
処理装置50は、競技が終了していないと判別すると、ステップS11に処理を戻し、上述したステップS11〜S19の処理を繰り返し実行する。
一方、競技が終了したと判別した場合に、処理装置50は、タイム算定処理を終える。
この結果、計時対象物の計測位置に計時機器を設置できない場合でも、各計時対象物のタイムを適切に算定することができる。
しかしながら、競技タイムを処理装置50ではなく、PBU20にて直接行うようにしてもよい。なお、PBU20に代えて、グリップスイッチを用いた場合と比較すると、上記の実施の形態のようにPBU20を用いた場合のほうが競技タイムをより正確に計時できる。
しかしながら、各無線タグ60にて、計時タイムを行わずに自己のタグIDだけを送信するようにし、処理装置50がこれらのタグIDを受信した時点の時刻差を求め、そして、競技タイムとこの時刻差とに基づいて、未特定の競技タイムを算定してもよい。
ここで処理装置50は、後着の自転車BYの計時ラインLへの到達を検出しなかった場合(複数の自転車BYが重なった状態で計時ラインL上を通過した場合)に、これらのタグIDを受信した時刻差を求める。そして、処理装置50は、先着の自転車BYの競技タイムに、求めた時刻差を加えることにより、後着となる自転車BYの競技タイムを算定する。
この結果、計時対象物の計測位置に計時機器を設置できない場合でも、各計時対象物のタイムを適切に算定することができる。
例えば、オートバイ、自動車、車いす等の他の競技(計時対象物)にも、適宜適用可能である。
11 ループコイル
20(20a,20b) PBU
30 送信機
40 受信機
50 処理装置
60 無線タグ
Claims (6)
- 複数の計時対象物の所定位置にそれぞれ設置される計時機器と、当該各計時機器との間で情報を送受信する処理装置と、を含む計時システムであって、
前記各計時機器には、
計時対象物が走行する走行路上に生成された電磁場を検出する電磁場検出手段と、
前記電磁場検出手段により検出された前記電磁場の電磁界強度の増減に基づいて、予め規定された計時ラインを検出する計時ライン検出手段と、
前記計時ライン検出手段により前記計時ラインが検出された際に、所定の情報を前記処理装置に向けて送信する情報送信手段と、が設けられ、
前記処理装置には、
基準となる基準時刻を計時する基準時刻計時手段と、
前記計時ライン上への計時対象物の到達を検出する検出手段と、
前記検出手段により計時対象物の到達が検出された際に、前記基準時刻計時手段にて計時された時刻を競技タイムとして特定する競技タイム特定手段と、
前記各計時機器から送信される前記情報をそれぞれ受信する情報受信手段と、
前記競技タイム特定手段により特定された前記競技タイムと、前記情報受信手段により受信された複数の前記情報とに基づいて、前記計時ライン上へ重なって到達した計時対象物の競技タイムを算定する競技タイム算定手段と、が設けられている、
ことを特徴とする計時システム。 - 前記処理装置には、
特定した前記競技タイム及び取得した前記情報を受信した時系列順に並べ、未特定の競技タイムの有無を判別する判別手段が更に設けられ、
前記判別手段により未特定の競技タイムがあると判別された場合に、前記競技タイム算定手段が、前記競技タイムと複数の前記情報を受信した時刻差とに基づいて、前記競技タイムを算定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の計時システム。 - 先後着となる計時対象物の前記各情報を受信した時刻差を、前記競技タイムに加算することにより、前記競技タイム算定手段が、前記競技タイムを算定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の計時システム。 - 前記各計時機器には、
時刻を計時する計時手段と、
前記計時ライン検出手段により前記計時ラインが検出された際に、前記計時手段が計時した時刻を計時タイムとして特定する計時タイム特定手段と、が更に設けられ、
前記情報送信手段が、前記計時タイム特定手段により特定された前記計時タイムを、前記処理装置に向けて送信し、
前記情報受信手段が、前記各計時機器から送信される前記計時タイムをそれぞれ受信し、
前記競技タイム算定手段が、前記競技タイム特定手段により特定された前記競技タイムと、前記情報受信手段により受信された複数の前記計時タイムとの関係に基づいて、前記競技タイムを算定する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の計時システム。 - 前記処理装置には、
前記基準時刻計時手段により計時される基準時刻を、前記各計時機器に送信する時刻送信手段が更に設けられ、
前記各計時機器には、
前記処理装置から送信される前記基準時刻を受信する時刻情報受信手段と、
前記時刻情報受信手段が受信した前記基準時刻と同期するように、前記計時手段が計時している時刻を補正する補正手段と、が更に設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載の計時システム。 - 複数の計時対象物の所定位置にそれぞれ設置される計時機器と、当該各計時機器との間で情報を送受信する処理装置とを含むシステムにおけるタイム算定方法であって、
前記各計時機器において、計時対象物が走行する走行路上に生成された電磁場を検出する電磁場検出ステップと、
前記各計時機器において、前記電磁場検出ステップにて検出された前記電磁場の電磁界強度の増減に基づいて、予め規定された計時ラインを検出する計時ライン検出ステップと、
前記各計時機器において、前記計時ライン検出ステップにて前記計時ラインが検出された際に、所定の情報を前記処理装置に向けて送信する情報送信ステップと、
前記処理装置において、基準となる基準時刻を計時する基準時刻計時ステップと、
前記処理装置において、前記計時ライン上への計時対象物の到達を検出する検出ステップと、
前記処理装置において、前記検出ステップにて計時対象物の到達が検出された際に、前記基準時刻計時ステップにて計時された時刻を競技タイムとして特定する競技タイム特定ステップと、
前記処理装置において、前記情報送信ステップにて前記各計時機器から送信される前記情報をそれぞれ受信する情報受信ステップと、
前記処理装置において、前記競技タイム特定ステップにて特定された前記競技タイムと、前記情報受信ステップにて受信された複数の前記情報とに基づいて、前記計時ライン上へ重なって到達した計時対象物の競技タイムを算定する競技タイム算定ステップと、
を備えることを特徴とするタイム算定方法。
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