JP2000153986A - 重量物吊上げ材の取外し装置 - Google Patents

重量物吊上げ材の取外し装置

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JP2000153986A
JP2000153986A JP10330560A JP33056098A JP2000153986A JP 2000153986 A JP2000153986 A JP 2000153986A JP 10330560 A JP10330560 A JP 10330560A JP 33056098 A JP33056098 A JP 33056098A JP 2000153986 A JP2000153986 A JP 2000153986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベースを重量物上面に下ろさずに、スライダを
速やかに下降させる。 【解決手段】ブロックワイヤ12の基端をベース13に
係止しかつこのワイヤの先端にマスト21に嵌入可能な
リング12aを形成する。マストに上下動可能に設けら
れたスライダ23の上端が無荷重状態でスライダ用弾性
体により少なくともマストの上端に一致するように押上
げられる。スライダ下降手段28がスライダを下降さ
せ、ロック手段が下降状態でスライダを固定し、更にロ
ック解除手段がスライダの固定を解除する。ベース内に
上下動可能に挿入されたセンサロッドをスライダに緊張
材を介して連絡し、ベースに枢着されたハンドル33の
先端をセンサロッドに係止しかつ基端にベース外方に位
置する操作部33aを設ける。このハンドルの操作時に
センサロッドが上昇することによりスライダが下降する
ように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量物を吊上げる
ワイヤ、ケーブル、ロープ、チェーン等の重量物吊上げ
材を重量物から取外す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、本出願人は
ベースとクレーンのフックとの間に上部ワイヤが設けら
れ、基端がベースに取付けられた下部ワイヤが重量物の
ワイヤ係合部に係合し、その先端のリングがベースに立
設されたマストに嵌入された重量物吊上げ材の取外し装
置を特許出願した(特開平7−25578号)。この装
置では、マストに摺動可能に嵌入されたスライダが無荷
重状態で第1弾性体によりその上端がマストの上端に一
致するように押上げられ、スライダ下降手段が第1弾性
体の弾性力に打勝ってスライダを下降させるように構成
される。またロック手段がスライダの下降した状態でス
ライダを一時的に固定し、ロック解除手段がこのスライ
ダの固定を解除するように構成される。更にスライダ下
降手段はベース内に上下動可能に挿入され、下端がベー
スの下面から下方に突出し、かつスライダに緊張材を介
して連結されたセンサロッドを有する。
【0003】このように構成された取外し装置では、先
ずクレーンのフックに上部ワイヤを介してベースを吊下
げ、このベースを重量物上面或いは重量物近傍の地面に
下ろすと、ベースの下面から下方に突出したセンサロッ
ドがベース内に押込まれ、スライダが第1弾性体の弾性
力に抗して下降する。このときロック手段がスライダを
下降した状態で一時的に固定する。次に下部ワイヤを重
量物のワイヤ係合部に係合した後、下部ワイヤの先端の
リングをマストに嵌入する。この状態で重量物をクレー
ンにより吊上げて所定の場所に下ろし、ロック解除手段
によりスライダの固定を解除すると、スライダが第1弾
性体の弾性力によりマストの上端まで押上げられるの
で、下部ワイヤのリングがマストから抜ける。この状態
でクレーンによりベースを引上げると、下部ワイヤが重
量物のワイヤ係合部から抜けて重量物から離脱する。こ
のように簡単な軽作業で下部ワイヤを重量物から取外す
ことができるので、大幅な省力化を図ることができるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平7−25578号公報に示された重量物吊上げ材の
取外し装置では、センサロッドをベース内に押込んでス
ライダを下降させるために、ベースを重量物上面或いは
重量物近傍の地面に下ろさなければならず、重量物上面
等が水平でなかったり或いは重量物上面等に大きな凹凸
があると、ベースが倒れてしまい、スライダを下降させ
ることができない不具合があった。また、上記従来の重
量物吊上げ材の取外し装置では、クレーンにより通常の
重量物(吊上げ材係合部のない重量物)を吊上げるとき
には、クレーンのフックからベースを外さなければなら
ず、重量物の種類によって比較的煩わしいベースの着脱
作業が必要となる問題点もあった。更に、上記従来の重
量物吊上げ材の取外し装置では、比較的太く変形し難い
下部ワイヤを使用すると、一旦マストに嵌入した下部ワ
イヤのリングがその弾性によりマストから抜けてしまう
おそれがあった。
【0005】本発明の第1の目的は、ベースを重量物上
面等に下ろさなくても、スライダを速やかに下降させる
ことができる、重量物吊上げ材の取外し装置を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、クレーンにより吊
上げ材係合部のない重量物を吊上げるときでも、ベース
をクレーンから外さずに済み、ベースの煩わしい着脱作
業を不要にできる、重量物吊上げ材の取外し装置を提供
することにある。本発明の第3の目的は、ベースを重量
物上面等に下ろしても、或いはベースを重量物上面等に
下ろさなくても、スライダを速やかに下降させることが
できる、重量物吊上げ材の取外し装置を提供することに
ある。本発明の第4の目的は、マストに嵌入した重量物
吊上げ材のリングが重量物を吊上げる前に不意に抜ける
のを防止できる、重量物吊上げ材の取外し装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、吊上げ材係合部11aを有
する重量物11に係合させた重量物吊上げ材12を重量
物11から取外す装置であって、ベース13と、ベース
13に立設されたマスト21と、基端がベース13に係
止し先端にマスト21に嵌入可能なリング12aが形成
され吊上げ材係合部11aに係合する重量物吊上げ材1
2と、マスト21に上下動可能に設けられたスライダ2
3と、無荷重状態のスライダ23をその上端が少なくと
もマスト21の上端に一致するように押上げるスライダ
用弾性体22と、この弾性体23の弾性力に打勝ってス
ライダ23を下降させるスライダ下降手段28と、スラ
イダ23の下降した状態でスライダ23を一時的に固定
するロック手段30と、このスライダ23の固定を解除
するロック解除手段31とを備えた重量物吊上げ材の取
外し装置の改良である。その特徴ある構成は、スライダ
下降手段28がベース13内に上下動可能に挿入されス
ライダ23に緊張材38を介して連絡されたセンサロッ
ド32と、ベース13に枢着され先端がセンサロッド3
2に係止しかつベース13から外方に突出する基端に操
作部33aが設けられたハンドル33とを有し、ハンド
ル33の操作時にセンサロッド32が上昇することによ
りスライダ23が下降するように構成されたところにあ
る。
【0007】この請求項1に記載された重量物吊上げ材
の取外し装置では、ベース13を吊上げた状態でハンド
ル33の操作部33aを操作すると、センサロッド32
が上昇し、同時にセンサロッド32に緊張材38を介し
て連結されたスライダ23が下降する。このようにベー
ス13を重量物11上面或いは重量物11近傍の地面に
下ろさなくても、スライダ23を速やかに下降させるこ
とができる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1及び図2に示すように、ベース1
3の上部がクレーン24のフックブロック24a下部に
組込まれ、ベース13の下端にフック27が設けられ、
重量物吊上げ材12の基端がフック27に係止すること
を特徴とする。この請求項2に記載された重量物吊上げ
材の取外し装置では、吊上げ材係合部11aを有する重
量物11を吊上げるときには、ベース13下端のフック
27に重量物吊上げ材12の基端を係止し、ハンドル3
3を操作してスライダ23を下降させる。この状態でこ
の重量物吊上げ材12を吊上げ材係合部11aに係合
し、重量物吊上げ材12の先端のリング12aをマスト
21に嵌入する。一方、吊上げ材係合部のない重量物を
吊上げるときには、ハンドル33を操作せずに、ベース
13下端のフック27に上記重量物を吊上げるためのワ
イヤを係止する。このようにクレーン24により吊上げ
材係合部のない重量物を吊上げるときでも、ベース13
をクレーン24から外さずに済むので、煩わしいベース
13の着脱作業が不要になる。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図19及び図20に示すように、セン
サロッド132の下端がベース113の下面から突出
し、センサロッド132の下端がベース113内に押込
まれたときにスライダ123が下降し、ベース113の
上部がベース吊上げ材110を介してクレーン124の
フック124aに係止し、重量物吊上げ材112の基端
がベース113の下部に係止することを特徴とする。こ
の請求項3に記載された重量物吊上げ材の取外し装置で
は、重量物111上面や重量物111近傍の地面が水平
で凹凸のない場合には、ベース113を重量物111上
面等に下ろす。このときセンサロッド132の下端がベ
ース113の自重によりベース113内に押込まれるの
で、スライダ123が自動的に下降する。一方、重量物
111上面等が傾斜したり、或いは重量物111上面等
に大きな凹凸がある場合には、ベース113をクレーン
124で吊上げた状態でハンドル133を操作してスラ
イダ123を下降させる。この結果、ベース113を重
量物111上面等に下ろしても、或いはベース113を
重量物111上面等に下ろさなくても、スライダ123
を速やかに下降させることができる。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に図2及び図3に示す
ように、センサロッド32の上下動によりマスト21の
上端近傍に接近する抜止め位置とマスト21から離れる
離間位置との間を回動可能なリング抜止め部材46がベ
ース13に枢着され、リング抜止め部材46が抜止め位
置に位置するときに重量物吊上げ材12のリング12a
をマスト21に嵌入する方向へのリング抜止め部材46
の回転が許容されかつマスト21に嵌入されたリング1
2aがマスト21から抜ける方向へのリング抜止め部材
46の回転が阻止されるように構成されたことを特徴と
する。この請求項4に記載された重量物吊上げ材の取外
し装置では、センサロッド32が上昇すると、リング抜
止め部材46が抜止め位置に回転する。この状態で重量
物吊上げ材12のリング12aをマスト21に嵌入する
と、リング12aをマスト21に嵌入する方向へのリン
グ抜止め部材46の回転が許容されるので、リング12
aをスムーズにマスト21に嵌入できる。一方、一旦マ
スト21に嵌入したリング12aがその弾性によりマス
ト21から抜けようとしても、リング12aがマスト2
1から抜ける方向へのリング抜止め部材46の回転が阻
止されるので、マスト21に嵌入したリング12aが重
量物11を吊上げる前に不意に抜けるのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1に示すように、この実施
の形態では重量物11はコンクリートブロックであっ
て、その上面の両端縁中央には逆U字状のワイヤ係合部
11a(吊上げ材係合部)が固着される。また上記ワイ
ヤ係合部11aにはブロックワイヤ12(重量物吊上げ
材)が係合するように構成される。本発明のブロックワ
イヤ12の取外し装置は中央に略T字状の大径の孔14
a,16aが形成されたベース13を備える(図1、図
2及び図4)。このベース13は鋼板を略長方形に切断
して形成された一対のプレート14,16と、これらの
プレート14,16を所定の間隔をあけて接合するため
にプレート14,16の両側縁に配置された一対の側板
17,17と、プレート14,16の上縁及び下縁に沿
って配置された上部ブロック18及び下部ブロック19
とを有する。一対のプレート14,16は側板17、上
部ブロック18及び下部ブロック19を介して溶接によ
り接合される。
【0012】一対のプレート14,16の中央には上記
大径の孔14a,16aが互いに対向してそれぞれ形成
される。下部ブロック19の中央には上記ブロックワイ
ヤ12の先端のリング12aを嵌入可能なマスト21が
立設され、このマスト21の上端は大径の孔14a,1
6aの略中央に位置するように構成される(図2及び図
4)。マスト21にはスライダ用弾性体22が遊嵌さ
れ、更にプレート状のスライダ23が上下動可能に嵌入
される。スライダ23の両端には一対のプレート14,
16間に摺動可能に挿入される一対の被案内部23a,
23aがそれぞれ突設される(図7)。スライダ用弾性
体22はこの例では圧縮コイルばねであり(図2及び図
4)、この弾性体22によりスライダ23が上方に付勢
される。一方、上部ブロック18の中央には透孔18a
が形成され、この透孔18aにはクレーン24のフック
ブロック24aから垂下された連結具24bの下端が係
合するように構成される(図1及び図2)。即ちベース
13は連結具24bを介してフックブロック24aの下
部に組込まれるように構成される。また一対のプレート
14,16の下端にはシャフト26を介してフック27
の基端が枢着され、このフック27には上記ブロックワ
イヤ12の基端が係止するように構成される。
【0013】ベース13にはスライダ用弾性体22の弾
性力に打勝ってスライダ23を下降させるスライダ下降
手段28と(図1、図2及び図4)、スライダ23の下
降した状態でスライダ23を一時的に固定するロック手
段30と、スライダ23の固定を解除するロック解除手
段31とが設けられる(図2及び図8)。スライダ下降
手段28は一対のプレート14,16間に上下動可能に
挿入されたセンサロッド32と、ベース13に枢着され
たハンドル33とを有する(図1、図2及び図4)。セ
ンサロッド32は鉛直方向に延びる一対の鉛直部32
a,32bと、これらの鉛直部32a,32bの下端に
マスト21を挟むように水平に掛け渡された一対の水平
部32c,32cとからなる(図2、図4及び図7)。
一対の鉛直部32a,32bには一対の動滑車34,3
4がそれぞれ回転可能に取付けられ、下部ブロック19
には一対の定滑車36,36がそれぞれ回転可能に取付
けられる(図2及び図6)。図7の符号37,37は側
板17,17の内面に固着されたロッド案内部材であ
り、これらのロッド案内部材37,37により鉛直部3
2a,32bの上下動が案内されるように構成される。
【0014】またセンサロッド32はスライダ23に2
本の緊張材38,38(この実施の形態ではワイヤ)を
介して連絡される(図2)。即ち一端がスライダ23に
それぞれ取付けられた2本の緊張材38,38は上記一
対の定滑車36,36及び一対の動滑車34,34を介
して配索され、それらの他端は下部ブロック19の両端
にそれぞれ取付けられる。緊張材38の他端には雄ねじ
部38aが設けられ、この雄ねじ部38aには受けナッ
ト38bが螺合される。この状態で雄ねじ部38aを下
部ブロック19に挿通し、下部ブロック19から突出し
た雄ねじ部38aに押えナット38cを螺合することに
より、緊張材38の他端が下部ブロック19の端部に取
付けられるとともに、緊張材38の全長が調整可能に構
成される。この緊張材38はセンサロッド32が上昇し
たときにスライダ23をスライダ用弾性体22の弾性力
に抗して下降させるように配索される(図2及び図
3)。また無荷重状態のスライダ23の上端は少なくと
もマスト21の上端に一致するようにスライダ用弾性体
22により押上げられる(図2及び図4)。この実施の
形態では、無荷重状態のスライダ23の上端はマスト2
1の上端より僅かに上方に突出する、即ちマスト21の
上端は無荷重状態のスライダ23内に位置するように構
成される。
【0015】ハンドル33の先端はセンサロッド32の
一対の鉛直部32a,32bから突設された一対の被係
止部32d,32dにそれぞれ係止し(図2、図4及び
図6)、ベース13から外方に突出するハンドル33の
基端には操作部33aが設けられる(図1、図6及び図
7)。具体的にはハンドル33は一対のプレート14,
16のうち一方のプレート14外面にそれぞれ一対のハ
ンドル用ブラケット33b,33b及び一対のハンドル
用ピン33c,33cを介して枢着され大径の孔14a
の両側に互いに平行に延びる一対のハンドル本体33d
と、これらのハンドル本体33dの基端に掛け渡された
操作部33aとを有する(図1、図4及び図7)。一方
のプレート14にはハンドル用ブラケット33bに近接
して角孔14bがそれぞれ形成され、ハンドル本体33
dの先端は角孔14bを通りかつ被係止部32dに向っ
て屈曲して形成される(図4〜図6)。またハンドル本
体33dの基端は一方のプレート14から離れる方向に
屈曲して形成され、ハンドル用ピン33cにはハンドル
33の基端を一方のプレート14に押付ける方向、即ち
操作したハンドル33を復帰する方向(図5の実線矢印
の方向)に付勢するハンドル用ばね(図示せず)が巻回
される。ハンドル用ばねはこの実施の形態ではねじりコ
イルばねである。
【0016】ロック手段30及びロック解除手段31は
センサロッド32の一対の鉛直部32a,32bのうち
一方の鉛直部32a上端に設けられた吸着板39と、こ
の吸着板39を磁力により吸着して保持可能なロッドホ
ルダ41とを有する(図2及び図3)。ロッドホルダ4
1の基端にはホルダ支持具41aが突設され、このホル
ダ支持具41aは一対のプレート14,16間に挿着さ
れたステー42に上下動可能に取付けられる。またホル
ダ支持具41aにはロッドホルダ41を押下げる方向に
付勢するホルダ用弾性体41b(この実施の形態では圧
縮コイルばね)が遊嵌される。ロッドホルダ41をステ
ー42に上下動可能に取付けたのは、センサロッド32
が上昇して吸着板39がロッドホルダ41に当接したと
きの衝撃を吸収するためである。ロッドホルダ41には
電磁石(図示せず)が内蔵され、この電磁石が励磁され
るとその磁力で吸着板39を吸着してセンサロッド32
が上昇した状態に保持され、電磁石を消磁するとセンサ
ロッド32の自重により吸着板39がロッドホルダ41
から離れて下降するようになっている。
【0017】ロッドホルダ41は図8に詳しく示すよう
に、遠隔操作手段43により無線で遠隔操作されるよう
に構成される。遠隔操作手段43はベース13と別に置
かれた送信装置44と、一対のプレート14,16間の
上部のボックス40内に収容された受信装置45(図2
及び図8)とを備える。送信装置44はスイッチ操作盤
44aと、この操作盤44aに電気的に接続された無線
送信部44bと、送信アンテナ44cとを有する。受信
装置45は受信アンテナ45aと、無線受信部45b
と、この受信部45bに電気的に接続されロッドホルダ
41を制御する駆動部45cとを有する。スイッチ操作
盤44aに設けられたスイッチ(図示せず)をオンオフ
することによりロッドホルダ41が作動(電磁石の励磁
状態)又は不作動状態(電磁石の消磁状態)に切換わる
ようになっている。即ち、無線送信部44bはスイッチ
操作盤44aのスイッチ操作によりロッドホルダ41の
制御信号を送信アンテナ44cより送信する。無線受信
部45bは送信された制御信号を受信アンテナ45aを
介して受信し、駆動部45cはこの受信信号に基づいて
ロッドホルダ41を制御するように構成される。
【0018】一対のプレート14,16間にはセンサロ
ッド32の上下動により回動可能なリング抜止め部材4
6が大径の孔14a,16aの斜め上方に位置して設け
られる(図2及び図3)。このリング抜止め部材46の
略中央は一対のプレート14,16に抜止め用ピン47
を介して枢着される。この抜止め用ピン47にはリング
抜止め部材46の先端をマスト21の上端から離す方
向、即ち図3の実線矢印の方向にリング抜止め部材46
を回転させるように付勢する抜止め用ばね(図示せず)
が巻回される。この抜止め用ばねはこの実施の形態では
ねじりコイルばねである。センサロッド32が上昇する
と、リング抜止め部材46の基端が他方の鉛直部32b
により押上げられて、リング抜止め部材46の先端がマ
スト21の上端近傍に接近する抜止め位置まで回転する
ように構成される(図3)。またセンサロッド32が下
降すると、抜止め用ばねの弾性力によりリング抜止め部
材46の先端がマスト21から離れる離間位置まで回転
するように構成される(図2)。
【0019】このように構成されたブロックワイヤ12
の取外し装置の使用方法を図2〜図5及び図8〜図13
に基づいて説明する。先ず、クレーン24のフックブロ
ック24aに組込まれたベース13のフック27にブロ
ックワイヤ12の基端を係止する。この状態でベース1
3をコンクリートブロック11の直上に位置させ、スイ
ッチ操作盤44aのスイッチ(図示せず)をオンして、
ハンドル33を図4の実線矢印の方向に操作する。この
ときハンドル33の先端がセンサロッド32の一対の鉛
直部32a,32bから突設された被係止部32d,3
2dを押上げるので(図3及び図5)、センサロッド3
2が上昇する。これにより一方の鉛直部32aの上端の
吸着板39がロッドホルダ41により吸着されてセンサ
ロッド32が上昇した状態に保たれ(図3)、かつスラ
イダ23がスライダ用弾性体22の弾性力に抗して下降
した状態に保たれる(図3及び図5)。同時にセンサロ
ッド32の他方の鉛直部32bの上端がリング抜止め部
材46の基端を押上げてリング抜止め部材46の先端が
抜止め位置まで回転する(図3)。なお、ハンドル33
から手を離すと、ハンドル33のみがハンドル用ばねの
弾性力により図5の実線矢印の方向に回転して元の位置
に戻る。
【0020】この状態で図9に示すようにブロックワイ
ヤ12をコンクリートブロック11のワイヤ係合部11
aに挿通させた後、ブロックワイヤ12のリング12a
をマスト21に嵌入する。このときリング12aをマス
ト21に嵌入する方向へのリング抜止め部材46の回転
が許容される、即ちリング抜止め部材46の図3の破線
矢印の方向への回転が許容されるので、リング12aを
マスト21にスムーズに嵌入することができる。一方、
一旦マスト21に嵌入したリング12aがその弾性によ
りマスト21から抜けようとしても、リング12aがマ
スト21から抜ける方向へのリング抜止め部材46の回
転が阻止される、即ちリング抜止め部材46の図3の実
線矢印の方向への回転が阻止されるので、マスト21に
嵌入したリング12aがコンクリートブロック11を吊
上げる前に不意に抜けるのを防止できる。
【0021】次に、図10に示すようにクレーン24に
よりコンクリートブロック11をフックブロック24
a、ベース13及びブロックワイヤ12を介して吊上げ
て、図11に示すように所定の場所Pに下ろすと、ブロ
ックワイヤ12が弛む。この状態でスイッチをオフする
と、ロッドホルダ41が吸着板39を吸着しなくなるの
で、センサロッド32はその自重により下降すると同時
に、無荷重状態のスライダ23がスライダ用弾性体22
の弾性力により上昇する。この結果、図12に示すよう
にブロックワイヤ12のリング12aがマスト21から
抜ける。更に、図13に示すようにクレーンワイヤ24
cを巻取ってベース13を引上げると、ブロックワイヤ
12はコンクリートブロック11のワイヤ係合部11a
から抜けてベース13とともに引上げられる。このよう
に所定の場所Pに下ろしたコンクリートブロック11か
らブロックワイヤ12を自動的に取外すことができる。
【0022】また、所定の場所Pにコンクリートブロッ
ク11を下ろしても、スイッチをオフしなければ、再び
コンクリートブロック11を吊上げて別の場所に下ろす
こともできる。更に図10に示すようにコンクリートブ
ロック11を吊上げた状態でスイッチをオフすると、ロ
ッドホルダ41による吸着板39の吸着が解除され、セ
ンサロッド32がその自重により下降するけれども、こ
のときマスト21にはコンクリートブロック11の荷重
が作用するブロックワイヤ12のリング12aが嵌入さ
れているので、スライダ23は下降した状態に保持さ
れ、緊張材38が弛む。この結果、コンクリートブロッ
ク11を所定の場所Pに下ろして、スライダ23が無荷
重状態になったときにこのスライダ23がスライダ用弾
性体22の弾性力によりマスト21の上端まで押上げら
れ、マスト21に嵌入していたブロックワイヤ12のリ
ング12aがマスト21から抜ける。なお、吊上げ材係
合部のない重量物をクレーンにより吊上げるときでも、
ベースをクレーンから外さずに済むので、煩わしいベー
スの着脱作業を不要にすることができる。
【0023】図14〜図16は本発明の第2の実施の形
態を示す。図14〜図16において上記第1の実施の形
態と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、
ロック手段60がセンサロッド32の一方の鉛直部32
aの上端に接続された被ロック部材62と、被ロック部
材62に遊嵌される長孔63aを有し被ロック部材62
の幅方向に延びる自在バー63とを有する。一対のプレ
ート16間の上部には上記自在バー63の先端が挿入さ
れかつ後述する操作用ロープ64を収容可能なボックス
66が設けられる。このボックス66の一方の側面には
ロープ64を引出すための切欠き66bを有する開閉可
能な蓋66aが取付けられる(図14及び図15)。長
孔63aは自在バー63の基端近傍にこのバー63の長
手方向に延びて形成され、その長さは被ロック部材62
の幅より僅かに長く形成される(図16)。
【0024】自在バー63の基端にはこのバー63の長
手方向に延びて形成された取付孔63bが設けられ、一
対のプレート16には一方の鉛直部32aの上方に位置
するようにバー用ピン63cが掛け渡される(図1
6)。自在バー63は取付孔63bをバー用ピン63c
に嵌入することにより鉛直面内で回動可能にかつ長手方
向に摺動可能にベース13に取付けられる(図14〜図
16)。自在バー63が所定の角度になると、被ロック
部材62は長孔63aに係止されるように構成される
(図16(a))。換言すれば、自在バー63がバー用
ピン63cを中心に回転しかつその長手方向に移動し
て、自在バー63の長孔63aの両端縁に被ロック部材
62の幅方向の両端縁が係止することにより、センサロ
ッド32が上昇した状態、即ちスライダ23の下降した
状態で被ロック部材62が一時的に固定されるように構
成される。また自在バー63の先端には自在バー63の
係止角度を調節する調節ボルト63dが螺合され、この
ボルト63dはロックナット63eにより固定される
(図16)。
【0025】ロック解除手段61は、図16に詳しく示
すように基端がボックス66にアーム用ブラケット67
及びアーム用ピン68を介して枢着されたアーム69
と、一端がアーム69の先端に連結された操作用ロープ
64とを有する。アーム69の基端は自在バー63の下
方に位置し、アーム69の略中央に上記調節ボルト63
dの下端が載るように構成される。またボックス66に
は水平片71a及び鉛直片71bを有する逆L字上のロ
ープ用ブラケット71が取付けられる。このブラケット
71の水平片71a上にはアーム69の先端が載り、鉛
直片71bの上部には上記ロープ64が摺動可能に挿通
されるロープ挿通部71cが設けられる。アーム69の
上方かつロープ挿通部71cの側方にはロープ64を受
けるロープ用ローラ72が回転可能に設けられる。一端
がアーム69の先端に連結されたロープ64はロープ用
ローラ72及びロープ挿通部71cを介して配索され、
ロープ用ブラケット71より右側のボックス66に収納
される。またアーム用ピン68にはアーム69の先端を
上記水平片71a上に押付ける方向にアーム69が回転
するように付勢するアーム用ばね(図示せず)が巻回さ
れる。アーム用ばねはこの実施の形態ではねじりコイル
ばねである。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成
される。
【0026】このように構成されたブロックワイヤ12
の取外し装置の使用方法を説明する。ベース13上部の
ボックス66から操作用ロープ64を引出し、ベース1
3のフック27にブロックワイヤ12の基端を係止す
る。この状態でベース13をコンクリートブロックの直
上に位置させ、ハンドル33を操作すると、ハンドル3
3の先端がセンサロッド32の一対の鉛直部32a,3
2bから突設された被係止部32d,32dを押上げる
ので(図15)、センサロッド32が上昇する。これに
より一方の鉛直部32aの上端に接続された被ロック部
材62が上昇し、被ロック部材62が自在バー63の長
孔63aに係止するので、センサロッド32が上昇した
状態に保たれ、かつスライダ23がスライダ用弾性体2
2の弾性力に抗して下降した状態に保たれる(図1
5)。
【0027】この状態でブロックワイヤ12をコンクリ
ートブロックのワイヤ係合部に挿通させ、ブロックワイ
ヤ12のリング12aをマスト21に嵌入した後に、コ
ンクリートブロックを吊上げる。コンクリートブロック
を吊上げた状態又はコンクリートブロックを所定の場所
に下ろした状態で、操作用ロープ64を図16(a)の
実線矢印の方向に引張ると、アーム69が自在バー63
の先端を図16(b)に示すように押上げるので、自在
バー63の長孔63aと被ロック部材62との係止が解
除され、被ロック部材62が下降する。この結果、電波
障害等の発生し易い場所でも確実にロック手段60及び
ロック解除手段61を作動させることができる。また操
作用ロープ64を使用しないときにはこのロープ64を
ボックス66内に収納できるので、ロープ64を別の場
所に保管する必要がなく、従ってロープ64を紛失する
ことはない。上記以外の使用方法は第1の実施の形態と
同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0028】図17及び図18は本発明の第3の実施の
形態を示す。この実施の形態では、ロック手段80はベ
ース(図示せず)上部のボックス84内に突出する被ロ
ック部材82に形成された通孔82aと、この通孔82
aに挿入可能なロックピン83とを有する。被ロック部
材82はセンサロッドの一方の鉛直部(図示せず)の上
端に接続される。ロックピン83はボックス84に固着
されたピン保持具86により摺動可能に保持される。通
孔82aはセンサロッドが上昇したときにロックピン8
3の先端に対向する位置に形成される。ロックピン83
は通孔82aに挿入される挿入部83aと、挿入部83
aの後端に形成されたフランジ部83bとを有する(図
18)。ピン保持具86内にはロックピン83を被ロッ
ク部材82に向って押出すように付勢するピン用弾性体
87が内蔵される。この弾性体87はこの実施の形態で
は圧縮コイルばねである。
【0029】ロック解除手段81は通孔82aに挿入さ
れたロックピン83を通孔82aから引抜く手段であ
り、ピン保持具86の上面にその長手方向に延びて形成
されたガイド孔86aと、ロックピン83に固着されガ
イド孔86aから上方に突出する操作ピン83cと、操
作ピン83cに略中央が係止する操作バー88とを有す
る(図17及び図18)。操作バー88の略中央にはそ
の長手方向に延びる係止孔88aが形成され、この係止
孔88aが操作ピン83cに遊嵌される。操作バー88
の基端はバー用ピン89を介してボックス84に回動可
能に取付けられ、操作バー88の先端には操作用ロープ
91が取付けられる(図17)。上記以外は第1の実施
の形態と同一に構成される。
【0030】このように構成されたブロックワイヤの取
外し装置の使用方法を説明する。ベース上部のボックス
84から操作用ロープ91を引出し、ベースのフックに
ブロックワイヤの基端を係止する。この状態でベースを
コンクリートブロックの直上に位置させ、ハンドルを操
作すると、ハンドルの先端がセンサロッドの一対の鉛直
部から突設された被係止部を押上げるので、センサロッ
ドが上昇する。これにより一方の鉛直部の上端に接続さ
れた被ロック部材82が上昇し、ロックピン83がピン
用弾性体87の弾性力により被ロック部材82の通孔8
2aに挿入されるので(図17及び図18(a))、セ
ンサロッドが上昇した状態に保たれ、かつスライダがス
ライダ用弾性体の弾性力に抗して下降した状態に保たれ
る。
【0031】この状態でブロックワイヤをコンクリート
ブロックのワイヤ係合部に挿通させ、ブロックワイヤの
リングをマストに嵌入した後に、コンクリートブロック
を吊上げる。コンクリートブロックを吊上げた状態又は
コンクリートブロックを所定の場所に下ろした状態で、
操作用ロープ91を図17の実線矢印の方向に引張る
と、操作バー88がバー用ピン89を中心に破線矢印の
方向に回転するので、ロックピン83が通孔82aから
引抜かれ(図18(b))、被ロック部材82が下降す
る。この結果、電波障害等の発生し易い場所でも確実に
ロック手段80及びロック解除手段81を作動させるこ
とができるとともに、ベースに振動等が発生しても操作
用ロープ91を引かない限り被ロック部材82が下降す
ることはない。上記以外の使用方法は第1の実施の形態
と同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0032】図19〜図21は本発明の第4の実施の形
態を示す。この実施の形態では、ベース113の上部が
ベースワイヤ110(ベース吊上げ材)を介してクレー
ン124のフック124aに係止し、ブロックワイヤ1
12の基端がベース113の下部に係止するように構成
される(図19)。ベース113は一対のプレート11
4,116と、これらのプレート114,116を所定
の間隔をあけて接合するためにプレート114,116
の両側縁に配置された一対の側板117,117と、プ
レート114,116の下縁中央に配置された下部ブロ
ック119とを有する(図19〜図21)。下部ブロッ
ク119にはマスト121が立設される。マスト121
にはスライダ用弾性体122(この実施の形態では圧縮
コイルばね)が遊嵌され、更にスライダ123が上下動
可能に嵌入される(図20及び図21)。スライダ12
3を下降させるスライダ下降手段128はベース113
内に上下動可能に挿入され下端がベース113の下面か
ら下方に突出するセンサロッド132と、センサロッド
132に回転可能に取付けられた一対の動滑車134,
134と、一対のプレート114,116に回転可能に
取付けられた一対の定滑車136,136と、一端がス
ライダ123に取付けられ他端が一対のプレート11
4,116に取付けられかつセンサロッド132がベー
ス113内に押込まれたときにスライダ123を下降さ
せるように定滑車136及び動滑車134を介して配索
された緊張材138とを有する。
【0033】センサロッド132は一対の脚部132
a,132aと、一対の脚部132a,132aの上端
を連結する上部連結部132bと、一対の脚部132
a,132aの下端を連結する下部連結部132cとか
らなる(図20及び図21)。また一対のプレート11
4,116のうち一方のプレート114には第1の実施
の形態と同様にハンドル133が枢着される。このハン
ドル133の先端はセンサロッド132の一対の脚部1
32a,132aから突設された一対の被係止部132
d,132dにそれぞれ係止し(図20及び図21)、
ベース113から外方に突出するハンドル133の基端
には操作部133aが設けられる(図19)。
【0034】スライダ123の下降した状態でスライダ
123を一時的に固定するロック手段130はセンサロ
ッド132に一体的に設けられベース113の上面から
上方に突出する被ロック部材139と、被ロック部材1
39に遊嵌される長孔141aを有し遊嵌状態で鉛直面
内で回動可能にかつ長手方向に摺動可能にベース113
に取付けられた自在バー141とを有する(図20及び
図21)。自在バー141は第2の実施の形態の自在バ
ーと略同一に形成され、自在バー141が所定の角度に
なると被ロック部材139が長孔141aに係止するよ
うに構成される。
【0035】またスライダ123の固定を解除するロッ
ク解除手段131は自在バー141から被ロック部材1
39を解放する方向に自在バー141を回転させるアー
ム142と、自在バー141から被ロック部材139を
解放する方向にアーム142を付勢するアーム用弾性体
143(この実施の形態では圧縮コイルばね)と、作動
時にアーム用弾性体143の弾性力に抗してアーム14
2を保持して自在バー141に被ロック部材139を係
止し不作動時にアーム142を解放して自在バー141
から被ロック部材139を解放するアームホルダ144
とを有する。アーム142にはアームホルダ144に吸
着される吸着板142aが枢着される。またアームホル
ダ144は第1の実施の形態のロッドホルダと同一に構
成され、遠隔操作手段(図示せず)により無線で遠隔操
作されるように構成される。なお、図19の符号114
aはプレート114の略中央に形成された大径の孔であ
り、図20及び図21の符号116aはプレート116
の略中央に形成された大径の孔である。
【0036】このように構成されたブロックワイヤ11
2の取外し装置の使用方法を説明する。 コンクリートブロック111上面が水平で凹凸のな
い場合 先ず、ベース113をベースワイヤ110を介してクレ
ーン124により吊上げる。このとき被ロック部材13
9は図20に示すように最下端まで下降し、被ロック部
材139上端のローラ139aがアーム142を介して
吸着板142aをアームホルダ144に圧接するので、
遠隔操作手段のスイッチ操作盤のスイッチ(図示せず)
をオンしてアームホルダ144を作動させ、吸着板14
2aをアームホルダ144により吸着した状態に保つ。
上記ベース113をコンクリートブロック111上に下
ろすと、ベース113の下面から下方に突出したセンサ
ロッド132の脚部132a,132aがベース113
内に押込まれ、スライダ123がスライダ用弾性体12
2の弾性力に抗して下降する。このとき被ロック部材1
39は図21に示すように上昇し、被ロック部材139
が自在バー141に係止する。この状態でブロックワイ
ヤ112をコンクリートブロック111のワイヤ係合部
111aに挿通させた後、ブロックワイヤ112の先端
のリング112aをマスト121に嵌入する(図2
1)。
【0037】次に、クレーン124によりコンクリート
ブロック111をベースワイヤ110、ベース113及
びブロックワイヤ112を介して吊上げると、被ロック
部材139が自在バー141の長孔141aに係止して
いるので、センサロッド132は下降しない。クレーン
124により吊上げられたコンクリートブロック111
を所定の場所に下ろした後に、上記スイッチをオフする
と、アームホルダ144が不作動になり、アーム142
がアーム用弾性体143の弾性力によりアームホルダ1
44から離れる方向に回転する。このアーム142の回
転に伴い、自在バー141の先端が上昇する方向に回転
するので、被ロック部材139が自在バー141から解
放される、即ちロック手段130によるスライダ123
の固定が解除される。この結果、スライダ123がスラ
イダ用弾性体122の弾性力によりマスト121の上端
まで押上げられるので、マスト121に嵌入していたブ
ロックワイヤ112のリング112aがマスト121か
ら抜ける。この状態でクレーン124によりベース11
3を引上げると、ブロックワイヤ112がコンクリート
ブロック111のワイヤ係合部111aから抜けてコン
クリートブロック111から離脱する。
【0038】またコンクリートブロック111を所定の
場所に下ろす前に上記ロック手段130によるスライダ
123の固定を解除すると、センサロッド132は下降
するけれども、マスト121にはコンクリートブロック
111の荷重が作用するブロックワイヤ112のリング
112aが嵌入されているので、スライダ123は下降
した状態に保持される。この結果、コンクリートブロッ
ク111を所定の場所に下ろしたときに、スライダ12
3が無荷重状態になってスライダ用弾性体122の弾性
力によりマスト121の上端まで押上げられるので、マ
スト121に嵌入していたブロックワイヤ112のリン
グ112aがマスト121から抜ける。
【0039】 コンクリートブロック111上面等が
傾斜したり、コンクリートブロック111上面に大きな
凹凸がある場合 ベース113をクレーン124により吊上げた状態で、
第1の実施の形態と同様にハンドル133を操作してス
ライダ123を下降させる。この後の作業は第1の実施
の形態と同様であるので、繰返しの説明を省略する。従
って、ベース113をコンクリートブロック111上面
等に下ろしても、或いはベース113をコンクリートブ
ロック111上面等に下ろさなくても、スライダ123
を速やかに下降させることができるとともに、所定の場
所に下ろしたコンクリートブロック111のワイヤ係合
部111aからブロックワイヤ112を速やかに取外す
ことができる。
【0040】なお、上記第1〜第4の実施の形態では、
本発明の吊上げ材の取外し装置を土木建築工事に適用し
たが、本発明の装置はこれに限定されず、重量物を設置
する場所に作業者が行くことが安全上又は衛生上問題が
ある場合にも適用することができる。また、上記第1〜
第4の実施形態では、重量物吊上げ材及び緊張材として
ワイヤを用いたが、ワイヤに限らずケーブル、ロープ又
はチェーン等を用いてもよい。また、上記第1〜第4の
実施の形態では、鋼板製の一対のプレートを一対の側
板、上部ブロック及び下部ブロックを介して溶接にて接
合することによりベースを形成したが、ベースを鋳鋼や
鋳鉄により一体成形してもよい。
【0041】また、上記第1〜第4の実施の形態では、
重量物としてコンクリートブロックを挙げ、かつ吊上げ
材係合部として逆U字状のワイヤ係合部を挙げたが、重
量物は電信柱のような円柱体でも又はテトラポットのよ
うな複数の突起を有するものでもよく、これらの重量物
ではこれらの重量物の周面全体が吊上げ材係合部となり
重量物吊上げ材はこれらの周面に巻付けられる。また、
上記第1〜第4の実施の形態では、センサロッドに動滑
車を取付け、ベースに定滑車を取付け、かつ一端がスラ
イダに取付けられた緊張材を定滑車及び動滑車を介して
配索しその他端をベースに取付けたが、緊張材の一端を
スライダに取付け、その他端をセンサロッドに取付け、
かつこの緊張材を定滑車を介して配索すれば動滑車は不
要になる。更に、上記第1〜第4の実施の形態における
マスト、スライダ、スライダ用弾性体等の形状及び構造
は一例であって、それぞれ同等の機能を有するものであ
れば、上記形態に限定されない。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
ライダ下降手段のセンサロッドをベース内に上下動可能
に挿入し、このセンサロッドをスライダに緊張材を介し
て連絡し、ベースに枢着されたハンドルの先端をセンサ
ロッドに係止し、更にベースから外方に突出するハンド
ルの基端に操作部を設けたので、ベースを吊上げた状態
でハンドルの操作部を操作すると、センサロッドが上昇
し、同時にセンサロッドに緊張材を介して連結されたス
ライダが下降する。このようにベースを重量物上面或い
は重量物近傍の地面に下ろさなくても、スライダを速や
かに下降させることができる。
【0043】またベースの上部をクレーンのフックブロ
ック下部に組込み、ベースの下端にフックを設け、重量
物吊上げ材の基端をフックに係止すれば、ハンドルを操
作してスライダを下降させ、上記重量物吊上げ材を吊上
げ材係合部に係合してその先端のリングをマストに嵌入
するという作業で、吊上げ材係合部を有する重量物を吊
上げることができる。一方、吊上げ材係合部のない重量
物を吊上げるときには、ハンドルを操作せずに、ベース
下端のフックに上記重量物を吊上げるためのワイヤを係
止する。このようにクレーンにより吊上げ材係合部のな
い重量物を吊上げるときでも、ベースをクレーンから外
さずに済むので、煩わしいベースの着脱作業が不要にな
る。
【0044】またセンサロッドの下端をベースの下面か
ら突出させ、センサロッドの下端がベース内に押込まれ
たときにスライダが下降し、ベースの上部をベース吊上
げ材を介してクレーンのフックに係止し、更に重量物吊
上げ材の基端をベースの下部に係止すれば、重量物上面
や重量物近傍の地面が水平で凹凸のない場合には、ベー
スを重量物上面等に下ろすことによりスライダが自動的
に下降し、重量物上面等が傾斜したり、或いは重量物上
面等に大きな凹凸がある場合には、ベースをクレーンで
吊上げた状態でハンドルを操作することによりスライダ
を下降させる。この結果、ベースを重量物上面等に下ろ
しても、或いはベースを重量物上面等に下ろさなくて
も、スライダを速やかに下降させることができる。
【0045】更にセンサロッドの上下動によりリング抜
止め部材が抜止め位置と離間位置との間を回動するよう
に構成すれば、リング抜止め部材が抜止め位置に位置す
る場合であって、重量物吊上げ材のリングをマストに嵌
入しようとすると、リング抜止め部材は上記リングのマ
ストへの嵌入方向に回転し、マストに嵌入されたリング
がその弾性によりマストから抜けようとしても、リング
抜止め部材は上記リングのマストからの抜け方向に回転
しない。この結果、リングをマストにスムーズに嵌入で
きるとともに、一旦マストに嵌入したリングが重量物を
吊上げる前にマストから不意に抜けるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の取外し装置を介してクレ
ーンによりコンクリートブロックを吊上げた状態を示す
要部斜視図。
【図2】取外し装置のスライダが上昇した状態を示す図
1のA−A線断面図。
【図3】スライダが下降した状態を示す図2に対応する
断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図3のC−C線断面図。
【図6】図2のD−D線断面図。
【図7】図2のE−E線断面図。
【図8】ロック手段及びロック解除手段であるロッドホ
ルダを遠隔操作する遠隔操作手段の構成図。
【図9】吊上げるコンクリートブロックの直上にベース
を位置させてマストにブロックワイヤのリングを嵌入し
ている状態を示す要部正面図。
【図10】コンクリートブロックをベースを介してクレ
ーンにより吊上げた状態を示す図9に対応する正面図。
【図11】コンクリートブロックを所定の場所Pに着地
させた状態を示す図9に対応する正面図。
【図12】スライダが上昇してマストに嵌入されていた
ブロックワイヤの先端のリングがマストから抜けた状態
を示す図9に対応する正面図。
【図13】ベースをクレーンにより引上げ、ブロックワ
イヤをコンクリートブロックのワイヤ係合部から引抜い
ている状態を示す図9に対応する正面図。
【図14】本発明第2実施形態を示す図2に対応する断
面図。
【図15】スライダが下降した状態を示す図14に対応
する断面図。
【図16】図15のF部拡大断面図。
【図17】本発明第3実施形態のロック手段及びロック
解除手段を示す要部斜視図。
【図18】図17のG−G線断面図。
【図19】本発明第3実施形態を示す図1に対応する要
部斜視図。
【図20】スライダが上昇した状態を示す図19のH−
H線断面図。
【図21】スライダが下降した状態を示す図20に対応
する断面図。
【符号の説明】
11,111 コンクリートブロック(重量物) 11a,111a ワイヤ係合部(吊上げ材係合部) 12,112 ブロックワイヤ(重量物吊上げ材) 12a,112a リング 13,113 ベース 21,121 マスト 22,122 スライダ用弾性体 23,123 スライダ 24,124 クレーン 24a クレーンのフックブロック 27 フック 28,128 スライダ下降手段 30,60,80,130 ロック手段 31,61,81,131 ロック解除手段 32,132 センサロッド 33,133 ハンドル 33a,133a ハンドルの操作部 38,138 緊張材 46 リング抜止め部材 110 ベースワイヤ(ベース吊上げ材) 124a クレーンのフック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊上げ材係合部(11a,111a)を有する重量
    物(11,111)に係合させた重量物吊上げ材(12,112)を前記
    重量物(11,111)から取外す装置であって、 ベース(13,113)と、前記ベース(13,113)に立設されたマ
    スト(21,121)と、基端が前記ベース(13,113)に係止し先
    端に前記マスト(21,121)に嵌入可能なリング(12a,112a)
    が形成され前記吊上げ材係合部(11a,111a)に係合する重
    量物吊上げ材(12,112)と、前記マスト(21,121)に上下動
    可能に設けられたスライダ(23,123)と、無荷重状態の前
    記スライダ(23,123)をその上端が少なくとも前記マスト
    (21,121)の上端に一致するように押上げるスライダ用弾
    性体(22,122)と、前記弾性体(22,122)の弾性力に打勝っ
    て前記スライダ(23,123)を下降させるスライダ下降手段
    (28,128)と、前記スライダ(23,123)の下降した状態で前
    記スライダ(23,123)を一時的に固定するロック手段(30,
    60,80,130)と、前記スライダ(23,123)の固定を解除する
    ロック解除手段(31,61,81,131)とを備えた重量物吊上げ
    材の取外し装置において、 前記スライダ下降手段(28,128)が前記ベース(13,113)内
    に上下動可能に挿入され前記スライダ(23,123)に緊張材
    (38,138)を介して連絡されたセンサロッド(32,132)と、 前記ベース(13,113)に枢着され先端が前記センサロッド
    (32,132)に係止しかつ前記ベース(13,113)から外方に突
    出する基端に操作部(33a,133a)が設けられたハンドル(3
    3,133)とを有し、 前記ハンドル(33,133)の操作時に前記センサロッド(32,
    132)が上昇することにより前記スライダ(23,123)が下降
    するように構成されたことを特徴とする重量物吊上げ材
    の取外し装置。
  2. 【請求項2】 ベース(13)の上部がクレーン(24)のフッ
    クブロック(24a)下部に組込まれ、前記ベース(13)の下
    端にフック(27)が設けられ、重量物吊上げ材(12)の基端
    が前記フック(27)に係止する請求項1記載の重量物吊上
    げ材の取外し装置。
  3. 【請求項3】 センサロッド(132)の下端がベース(113)
    の下面から突出し、前記センサロッド(132)の下端が前
    記ベース(113)内に押込まれたときにスライダ(123)が下
    降し、前記ベース(113)の上部がベース吊上げ材(110)を
    介してクレーン(124)のフック(124a)に係止し、重量物
    吊上げ材(112)の基端が前記ベース(113)の下部に係止す
    る請求項1記載の重量物吊上げ材の取外し装置。
  4. 【請求項4】 センサロッド(32)の上下動によりマスト
    (21)の上端近傍に接近する抜止め位置と前記マスト(21)
    から離れる離間位置との間を回動可能なリング抜止め部
    材(46)がベース(13)に枢着され、前記リング抜止め部材
    (46)が前記抜止め位置に位置するときに重量物吊上げ材
    (12)のリング(12a)を前記マスト(21)に嵌入する方向へ
    の前記リング抜止め部材(46)の回転が許容されかつ前記
    マスト(21)に嵌入された前記リング(12a)が前記マスト
    (21)から抜ける方向への前記リング抜止め部材(46)の回
    転が阻止されるように構成された請求項1ないし3いず
    れか記載の重量物吊上げ材の取外し装置。
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