JP2000153630A - サーマルプリントヘッド、およびその製造方法 - Google Patents

サーマルプリントヘッド、およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護層における最外層(耐摩耗層)の耐久性
を向上させるとともに、最外層の密着性および発熱抵抗
体の静電破壊の問題を回避する。 【解決手段】 共通電極30および個別電極31を含む
導電部3と、これらの電極30,31の間をつなぐ抵抗
部5と、導電部3および抵抗部5を覆う保護層8と、が
基板2上に形成されたサーマルプリントヘッド1におい
て、保護層8を、3以上の層80〜83から構成し、最
外層83をダイヤモンドライクカーボン膜とした。好ま
しくは、保護層8は、下地層81と、この下地層81と
ダイヤモンドライクカーボン膜83との間に介在する接
着層82と、を有するものとし、接着層82を、チタ
ン、タングステン、または炭化ケイ素によって形成し
た。また、保護層8を、最内層80の硬度が最も低く、
外側の層ほど硬度が高くなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、共通電極および
個別電極を含む導電部と、これらの電極の間をつなぐ抵
抗部と、導電部および抵抗部を覆う保護層と、が基板上
に形成されたサーマルプリントヘッド、およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より採用されているサーマルプリン
トヘッドの構成を、図3に示した厚膜型サーマルプリン
トヘッドを例にとって説明する。このサーマルプリント
ヘッド1は、セラミック製などの基板2の上面に蓄熱グ
レーズ層6が形成され、導体層3、発熱抵抗体5および
保護層8がさらに積層形成されている。
【0003】導体層3は、共通電極および個別電極を有
しており、レジネート金を用いた印刷・焼成ないしフォ
トリソ法によるエッチングにより形成されている。発熱
抵抗体5は、酸化ルテニウムを含む抵抗ペーストを印刷
・焼成することにより基板2の一側部に沿うようにして
所定厚みに形成されている。保護層8は、たとえば厚膜
形成されたガラス層8a、薄膜形成されたシリコン系の
下地層8bおよび同じく薄膜形成されたサイアロン(S
IALON)などの耐摩耗層8cからなる。この耐摩耗
層8cは、発熱抵抗体5の耐摩耗性およひ耐スクラッチ
性などの耐久性を向上させるなどの理由から形成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】耐摩耗層8cは、上記
したようにサイアロンなどによってたとえばその厚みが
2μm程度に薄膜形成されている。このため、耐摩耗層
8cのビッカース硬度は、1000〜1200kg/m
2 程度が上限となる。この程度の硬度では、耐久性が十
分とはいえず、上記構成のサーマルプリントヘッドにお
いて100kmを越えて印刷を続けた場合には、摩耗に
より保護層8の膜厚がどんどん小さくなり、最終的には
発熱抵抗体5や導体層3が露出してしまうこともある。
このような事態が生じたならば、印刷物に白スジや黒ス
ジが発生してしまうといった不具合が生じる。
【0005】また、サーマルプリントヘッドにおいて
は、印字摺動時に生じる一般的な問題として次のような
点が指摘されている。すなわち、下地層8bと耐摩耗層
8cとの間の密着性が悪い場合には、印字摺動時に下地
層8bから耐摩耗層8cが剥離してしまい、また摺動時
に耐摩耗層8cが帯電して発熱抵抗体5が静電破壊して
しまうといった課題がある。
【0006】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、保護層における最外層(耐摩耗
層)の耐久性を向上させるとともに、最外層の密着性お
よび発熱抵抗体の静電破壊の問題を回避することをその
課題としている。
【0007】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、本願発明の第1の側面により提
供されるサーマルプリントヘッドは、共通電極および個
別電極を含む導電部と、これらの電極の間をつなぐ抵抗
部と、上記導電部および抵抗部を覆う保護層と、が基板
上に形成されたサーマルプリントヘッドであって、上記
保護層は、3以上の層からなるとともに最外層がダイヤ
モンドライクカーボン膜(以下、適宜「DLC膜」とい
う)であることを特徴としている。
【0009】上記構成では、保護層の最外層がDLC膜
とされているが、DLCは、ダイヤモンドと同様な炭素
の四配位の結合(SP3 結合)を主とするとともに、部
分的にSP2 結合や水素との結合を有し、長距離秩序的
には決まった結晶構造をもたないアモルファス構造とな
っている。このため、DLC膜は、ダイヤモンドに類似
した特性、たとえば硬度が高い(ビッカース硬度が15
00〜10000kg/m2 程度)、あるいは摩擦係数
が小さい(0.1以下)といった特性を有している。し
たがって、DLC膜を最外層とする保護層を形成すれ
ば、摺動耐久性に優れるサーマルプリントヘッドを提供
することができるようになる。すなわち、たとえば10
0kmを越えて印刷を続けた場合においても摩耗により
保護層の膜厚がさほど小さくなることもなく、抵抗部や
導体部が露出してしまうことのないサーマルプリントヘ
ッドが提供され、このサーマルプリントヘッドによれば
印刷物における白スジや黒スジの発生が適切に回避され
る。
【0010】好ましい実施の形態においては、上記保護
層は、下地層と、この下地層と上記ダイヤモンドライク
カーボン膜との間に介在する接着層と、を有しており、
かつ、上記接着層は、チタン、タングステン、または炭
化ケイ素によって形成されている。
【0011】上記構成では、チタン、タングステン、ま
たは炭化ケイ素などを含む接着層が形成されており、こ
の接着層はDLC膜である最外層に対して比較的に高い
密着性を有する層とされている。DLC膜は、ガラス層
などに対する密着性が一般的に低いため、たとえばガラ
ス層などとして構成された下地層上に直接DLC膜を形
成したとしてもDLC膜が剥離しやすいが、DLC膜と
下地層の間にDLC膜との密着性が比較的に高い接着層
を介在させればDLC膜の密着性を高めることができ
る。これにより、印字摺動時におけるDLC膜の剥離を
適切に回避することができる。
【0012】また、チタン、タングステン、クロム、お
よびケイ素のうちの少なくとも一種をDLC膜に添加
し、これによって下地層とDLC膜との間の密着性を向
上させてもよい。
【0013】好ましい実施の形態においてはさらに、上
記保護層は、最内層の硬度が最も低く、外側の層ほど硬
度が高くなるようになされている。
【0014】上記構成では、保護層における硬度が段階
的に大きくなされて互いに接する2層の間の硬度の差が
小さくなされているため、これらの層の界面において生
ずる応力が緩和されている。これにより、互いに接する
層間の密着性が高められており、印字摺動時におけるD
LC膜の剥離を適切に回避することができる。
【0015】本願発明の第2の側面により提供されるサ
ーマルプリントヘッドの製造方法は、共通電極および個
別電極を含む導電部と、これらの電極の間をつなぐ抵抗
部と、上記導電部および抵抗部を覆う保護層と、が基板
上に形成され、かつ上記保護層の少なくとも最外部がダ
イヤモンドライクカーボン膜とされたサーマルプリント
ヘッドの製造方法であって、上記ダイヤモンドライクカ
ーボン薄膜に含有させる水素量を調整することによっ
て、上記ダイヤモンドライクカーボン膜の表面抵抗値お
よび硬度を調整することを特徴としている。
【0016】上述したように、DLCは、炭素のSP3
結合を主とし、水素との結合を有するアモルファス構造
であるが、結合する水素の量が少なければ炭素のSP3
結合により近づき、ダイヤモンドの特性に近づく。すな
わち、結合する水素の量が少なければ絶縁性および硬度
が高くなり、逆に大きければ抵抗値および硬度が低くな
るため、結合する水素の量を調整すればDLC膜の表面
抵抗値や硬度を調整することができる。DLC膜は印字
対象物と接して帯電し、これによって抵抗部が静電破壊
してしまうといった問題が生じかねないが、DLC膜の
表面抵抗値を所望通りに調整できれば抵抗部を静電破壊
することなく静電気を除電することができる。したがっ
て、本願発明のようにDLC膜に含有させる水素量を調
整して表面抵抗値を調整することの意義は大きい。ま
た、硬度の調整を行えれば、たとえばDLC膜と接着層
との間の硬度の差を適当に調整し、これによってこれら
の層の間の密着性を高めることができるようになる。
【0017】DLC膜の形成は、たとえばCVD法、イ
オン化蒸着法、スパッタ法などによって行われる。スパ
ッタ法としては、反応性ガスを含む雰囲気中で行われる
反応性スパッタや基板にバイアス電圧を加えながら行わ
れるバイアススパッタなどが挙げられる。反応性スパッ
タによってDLC膜を形成する場合には、DLC膜に含
有させる水素量の調整は、雰囲気中の水素および/また
は水素化合物の濃度を調整することによって行われ、バ
イアススパッタによる場合には基板に印加するバイアス
電圧の値を調整することによって行われる。いずれにし
ても、スパッタ法における通常行われる操作に何ら新た
な操作を付加することなくDLC膜に含まれる水素量を
調整するため、DLC膜の表面抵抗値や硬度を簡易かつ
所望通りに調整することができる。
【0018】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0020】図1は本願発明に係るサーマルプリントヘ
ッドの一例を表す要部概略平面図、図2は図1のII−II
線に沿う断面図であり、これらの図において従来例を説
明するために参照した図面に表された部材および要素な
どと同等なものには同一の符号を付してある。なお、本
実施形態においては、厚膜型として構成されたサーマル
プリントヘッドについて説明する。
【0021】本願発明のサーマルプリントヘッド1は、
図1に示したようにセラミック基板2の上面に蓄熱グレ
ーズ層6が形成され、さらに導電部3としての共通電極
30および複数の個別電極31,…が形成されている。
共通電極30は、櫛歯状の単位電極部30aを有してお
り、隣合う単位電極部30a,30aの間に個別電極3
1の一端部31aが位置するようにして配列形成されて
いる。これらの各個別電極31の他端部は、ワイヤボン
ディング用パッド31bとされており、各パッド31b
はそれぞれ図示しない駆動ICに出力パッドにワイヤを
介して導通接続されている。なお、このような導電部3
は、基板2の上面に対して、蓄熱グレーズ層6を形成し
た後に、共通電極30および個別電極31を、レジネー
ト金を用いた印刷・焼成ないしフォトリソ法によるエッ
チングにより形成される。
【0022】そして、共通電極30の単位電極部30a
および個別電極31の上面には、これらに共通的に導通
されるようにし、一直線状に延びる発熱抵抗体5が厚膜
形成されている。この発熱抵抗体5においては、隣接す
る単位電極部30aの各相互間に発熱ドット50(図1
にクロスハッチング施した部分)が区画形成されるよう
になっており、駆動ICがこれらの発熱ドット50を所
定個数ずつ担当して駆動するように構成されている。な
お、発熱抵抗体5は、たとえば酸化ルテニウムを含む抵
抗体ペーストを用いた印刷・焼成により形成される。
【0023】さらに、上記サーマルプリントヘッド1に
おいては、図2に示したように導電部3および発熱抵抗
体5を覆うようにして保護膜8が形成されている。この
保護層8は、厚膜ガラス層80、下地層としての薄膜ガ
ラス層81、接着層82、および耐摩耗層としての最外
層83の4層からなり、最外層83に向かうほど段階的
に硬度が大きくなるようになされている。
【0024】厚膜ガラス層80は、ガラスペーストを用
いた印刷・焼成によって、その厚みが10μm程度、ビ
ッカース硬度が500〜600kg/m2 の厚膜に形成
され、たとえば樹脂成分が約26.5%およびガラス成
分が約73.5%とされた非晶質の鉛ガラスとされる。
【0025】薄膜ガラス層81は、スパッタ法、CVD
法、蒸着法などの適宜の手段によってその厚みが0.6
μm程度、ビッカース硬度が500〜700kg/m2
の酸化シリコン(SiO2 )の薄膜として形成されてい
る。
【0026】接着層82は、スパッタ法、CVD法、蒸
着法などの適宜の手段によってその厚みが2.0μm程
度、ビッカース硬度が1600〜1800kg/m2
炭化ケイ素(SiC)の薄膜として形成されている。な
お、接着層81は、チタンやタングステンなどの金属に
よって、あるいは炭化チタン(TiC)によって形成し
てもよい。
【0027】最外層83は、スパッタ法、CVD法、蒸
着法などの適宜の手段によってその厚みが1〜3μm程
度のダイヤモンドライクカーボン(DLC)の薄膜とし
て形成されている。このDLC膜83は、ダイヤモンド
と同様な炭素の四配位の結合(SP3 結合)を主とする
とともに、部分的にSP2 結合や水素との結合を有し、
長距離秩序的には決まった結晶構造をもたないアモルフ
ァス構造となっており、硬度が高い(ビッカース硬度が
1500〜10000kg/m2 程度)あるいは摩擦係
数が小さい(0.1以下)といったダイヤモンドに類似
した特性を有しているのは上述した通りである。また、
DLC膜83においては、結合する水素の量が少なけれ
ば絶縁性および硬度が高くなり、逆に大きければ抵抗値
および硬度が低くなるため、結合する水素の量を調整す
ればDLC膜83の表面抵抗値や硬度を調整することが
できる。
【0028】DLC膜83の形成には、スパッタ法、と
くに反応性スパッタやバイアススパッタが好適に採用さ
れる。反応性スパッタは、反応性ガスを含む雰囲気中で
スパッタが行われるが、雰囲気中の水素濃度ないし水素
化合物濃度を調整すればDLC膜83の水素含有量が調
整される。すなわち、DLC膜83の表面抵抗値や硬度
が調整される。一方、バイアススパッタは、基板にバイ
アス電圧を加えながら行われるものであり、バイアス電
圧の値を調整すればDLC膜83の水素含有量、ひいて
は表面抵抗値や硬度が調整される。
【0029】なお、本実施形態では、厚膜型として構成
されたサーマルプリントヘッド1について説明したが、
本願発明の技術思想は薄膜型として構成されるサーマル
プリントヘッドについても適用できる。
【0030】また、本実施形態の保護層83は、4層と
して構成されていたが、保護層を3層、あるいは5層以
上として構成してもよく、本実施形態のように接着層8
2を積極的に形成せずに、DLC膜83にチタン、タン
グステン、クロム、およびケイ素のうちの少なくとも一
種を添加して下地層81とDLC膜83との密着性を高
めてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るサーマルプリントヘッドの一例
を表す要部を拡大した概略平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】従来のサーマルプリントヘッドの一例を表す要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 サーマルプリントヘッド 2 基板 3 導電部 5 発熱抵抗体(抵抗部としての) 8 保護層 30 共通電極 31 個別電極 80 厚膜ガラス層(保護層を構成する) 81 薄膜ガラス層(保護層の下地層としての) 82 接着層(保護層を構成する) 83 DLC膜(保護層の最外層としての)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 浩昭 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 Fターム(参考) 2C065 GB02 JF01 JF05 JF14 JF15 JF16 JF17 JF19 JH08 JH11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通電極および個別電極を含む導電部
    と、これらの電極の間をつなぐ抵抗部と、上記導電部お
    よび抵抗部を覆う保護層と、が基板上に形成されたサー
    マルプリントヘッドであって、 上記保護層は、3以上の層からなるとともに最外層がダ
    イヤモンドライクカーボン膜であることを特徴とする、
    サーマルプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 上記保護層は、下地層と、この下地層と
    上記ダイヤモンドライクカーボン膜との間に介在する接
    着層と、を有しており、かつ、 上記接着層は、チタン、タングステン、または炭化ケイ
    素によって形成されている、請求項1に記載のサーマル
    プリントヘッド。
  3. 【請求項3】 上記ダイヤモンドライクカーボン膜に
    は、チタン、タングステン、クロム、およびケイ素のう
    ちの少なくとも一種が添加されている、請求項1または
    2に記載のサーマルプリントヘッド。
  4. 【請求項4】 上記保護層は、最内層の硬度が最も低
    く、外側の層ほど硬度が高くなるようになされている、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のサーマルプリント
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 共通電極および個別電極を含む導電部
    と、これらの電極の間をつなぐ抵抗部と、上記導電部お
    よび抵抗部を覆う保護層と、が基板上に形成され、かつ
    上記保護層の少なくとも最外部がダイヤモンドライクカ
    ーボン膜とされたサーマルプリントヘッドの製造方法で
    あって 上記ダイヤモンドライクカーボン膜に含有させる水素量
    を調整することによって、上記ダイヤモンドライクカー
    ボン膜の表面抵抗値および硬度を調整することを特徴と
    する、サーマルプリントヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記ダイヤモンドライクカーボン膜は、
    反応性ガスを含む雰囲気中で行われる反応性スパッタに
    よって形成され、かつ、 上記ダイヤモンドライクカーボン膜に含有させる水素量
    の調整は、上記雰囲気中の水素および/または水素化合
    物の濃度を調整することによって行われる、請求項5に
    記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記ダイヤモンドライクカーボン膜は、
    基板にバイアス電圧を加えながら行われるバイアススパ
    ッタによって形成され、かつ、 上記ダイヤモンドライクカーボン膜に含有させる水素量
    の調整は、基板に印加するバイアス電圧の値を調整する
    ことによって行われる、請求項5に記載のサーマルプリ
    ントヘッドの製造方法。
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