JP2000153142A - 複数流体混合装置 - Google Patents

複数流体混合装置

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JP2000153142A
JP2000153142A JP10332372A JP33237298A JP2000153142A JP 2000153142 A JP2000153142 A JP 2000153142A JP 10332372 A JP10332372 A JP 10332372A JP 33237298 A JP33237298 A JP 33237298A JP 2000153142 A JP2000153142 A JP 2000153142A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で混合効率の高い複数流体混合装置を提
供する。 【解決手段】 液相・固相・気相のいずれかの複数流体
(FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
0)内の下流側部位に、スタテックミキサー(20)を
収納する。さらに、上記流路(10)のスタテックミキ
サー(20)の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口
(31)を設けた噴射口付き衝突板(30)を設けてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水に空気を白濁状
態に混合する等の、複数の流体を混合させる複数流体混
合装置に関するものである。
【0002】通常、液相のみからなる複数の流体は混ざ
り易い場合が多く、単に両者を同一容器内に注入(投
入)しただけで均一に混合することが多い。しかし、二
液を混合しようとしても、両者の比重が極端に相違する
場合や、水と油のように混合しにくい性状のものもあ
る。そして、混合しようとする流体が、水に空気を混合
するように、液相・気相・固相の異なる性状のものどう
しを混合しようとすると、なかなか混合しにくいもので
ある。
【0003】そこで、従来、このように混合しにくい複
数の流体を混合するには、回転式の撹拌翼が一般的に使
用されている。しかし、この撹拌翼方式は混合効率が低
いので、比較的混合し易い流体どうしの混合に限定され
るという問題点を有している。
【0004】また、上記攪拌翼による混合装置は、所定
の撹拌時間を確保する必要上から、通常比較的大型な攪
拌槽が必要で、流体搬送流路系内での攪拌が難しく、流
体の搬送路からその系外に設置した攪拌槽に一度流体を
流入させ、攪拌槽内で攪拌した後に再度搬送路に戻すこ
とが通常は必要で、装置が複雑で大型化し、攪拌翼を回
転する動力と、攪拌槽から搬送路に流体を戻すという目
的に使用される動力も必要となる等の問題点を有してい
る。
【0005】また、流体の搬送路内に捻り翼を固定した
状態で内蔵し、搬送中の流体を旋回流となるように回転
させて攪拌するスタテックミキサーも従来提案されてい
る。しかし、この種の捻り翼方式のスタテックミキサー
は、混合効率を高めると意外と大きな圧力損失を伴うと
共に、なお、混合効率に十分満足できるものでないとい
う問題点を有している。すなわち、この捻り翼方式のス
タテックミキサーは流体を搬送中に旋回させて攪拌・混
合するものであるが、旋回流には遠心力が発生し、この
遠心力で混合流体に比重差が有ると、これらを分離する
ように作用し、流路の中心側に比重が小さい流体が外周
方向に比重の重い流体が集まろうとするので混合効率が
充分得られないものであるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点に鑑みなされたもので、構成が簡易・小型で、混
合効率の高い複数流体混合装置を提供することを課題と
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、液相・固相・気相のいずれかの複数流体
FL1,FL2を、合流部位11で合流させて複数流体
混合流FL3となして圧送する流路10内の下流側部位
に、スタテックミキサー20を収納し、さらに、上記流
路10のスタテックミキサー20の下流側には、偏心位
置に非円形の噴射口31を設けた噴射口付き衝突板30
を設けてなる技術的手段を講じたものである。
【0008】それ故、本発明複数流体混合装置は、合流
部位11で合流した複数流体混合流FL3が、スタテッ
クミキサー20で攪拌・混合されるのは従来と同じ作用
である。そして、スタテックミキサー20で攪拌・混合
された流体は噴射口31より流出するが、流体の一部は
噴射口31より直接流出するが、該流体の多くは衝突板
30に衝突した後、該噴射口31より流出する。すなわ
ち、該噴射口31よりの噴射の際に、噴射口31より噴
射される直前に流れ方向を変えて渦流を発生して攪拌・
混合される作用を呈する。
【0009】そして、上記噴射口31は、噴射口付き衝
突板30の偏心位置に設けられている上に、非円形とな
っているので、該噴射口31より噴出された複数流体混
合流FL3は、噴射先方側でも非常に複雑な動き(均一
な放射方向への噴射とはならない。)をして、相互に衝
突し合ってさらに攪拌・混合される作用を呈するもので
ある。
【0010】次に、「請求項2」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内の下流側部位に、スタテックミキサー2
0を収納し、このスタテックミキサー20を収納する部
位は流路断面積を狭窄しない拡径流路部12となし、さ
らに、上記流路10のスタテックミキサー20の下流側
には、偏心位置に非円形の噴射口31を設けた噴射口付
き衝突板30を設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
【0011】それ故、本発明は上記「請求項1」の作用
に加え、スタテックミキサー20を収納する部位は流路
断面積を狭窄しない拡径流路部12となしたので、スタ
テックミキサー20部位での圧力損失を低減する作用を
呈するものである。
【0012】次に、「請求項3」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内の下流側部位に、スタテックミキサー2
0を収納し、さらに、上記流路10のスタテックミキサ
ー20の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口31を
設けた噴射口付き衝突板30を設けて、該噴射口付き衝
突板30より下流側は解放するか、流路径を流れ方向に
所定距離に渡って前記流路10より拡径した拡径流路部
13となした技術的手段を講じたものである。
【0013】それ故、本発明は、「請求項1」の作用に
加えて、衝突板30より下流側は解放するか流路径を流
れ方向に所定距離に渡って前記流路10より拡径した拡
径流路部13となしたので、衝突板30の噴射口31よ
り噴出する複数流体混合流FL3は流路径の拡大によっ
て減圧され拡散微小化して分断される作用を呈すると共
に、噴射口31が非円形であることとあいまって噴射方
向が複雑な方向となって噴射先端側でも噴射流体どうし
が衝突しあって攪拌・混合される作用を呈する。
【0014】次に、「請求項4」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内の下流側部位に、スタテックミキサー2
0を収納し、このスタテックミキサー20を収納する部
位は流路断面積を狭窄しない第一の拡径流路部12とな
し、さらに、上記流路10のスタテックミキサー20の
下流側には、偏心位置に非円形の噴射口31を設けた噴
射口付き衝突板30を設けて、該噴射口付き衝突板30
より下流側は解放するか、流路径を流れ方向に所定距離
に渡って前記流路10より拡径した第二の拡径流路部1
3となした技術的手段を講じたものである。
【0015】それ故、本発明は、スタテックミキサー2
0を収納する部位は流路断面積を狭窄しない第一の拡径
流路部12となしたことで、「請求項2」の作用を呈
し、さらに、衝突板30より下流側は解放するか、流路
径を流れ方向に所定距離に渡って前記流路10より拡径
した第二の拡径流路部13となしたことで「請求項3」
の作用をも呈するものである。
【0016】また、「請求項5」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内に衝突板21を流れ方向と直交方向に設
けて、この衝突板21の周縁部位に上流側に向かう周壁
(23)を突設してなるスタテックミキサー20を収納
し、さらに、上記流路10のスタテックミキサー20の
下流側には、偏心位置に非円形の噴射口31を設けた噴
射口付き衝突板30を設けた技術的手段を講じたもので
ある。
【0017】それ故、本発明は、流路10内に衝突板2
1を設けたので、この衝突板21は衝突した複数混合流
体FL3の衝突エネルギーで攪拌・混合を行う作用は少
なく、該衝突板21は流れ方向を変換して、方向転換に
よって発生する渦流による撹拌・混合作用が主となり、
衝突板21における圧力損失を低減する作用を呈するも
のであることが実験の結果認められた。
【0018】また、「請求項6」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内に衝突板21を流れ方向と直交方向に設
けて、この衝突板21の周縁部位に上流側に向かう周壁
23を突設してなるスタテックミキサー20を収納し、
上記スタテックミキサー20の外周面との流路10内周
面との間を閉塞するように連結した固定盤22aの偏心
位置に、非円形の噴射口31,31,31・・・を設け
てなる技術的手段を講じたものである。
【0019】それ故本発明は、固定盤22aの偏心位置
に、非円形の噴射口31,31,31・・・を設けてな
るので、該固定盤22aが噴射口付き衝突板30を兼ね
る作用を呈する。なお、この噴射口31,31,31・
・・の開口総面積が流路10の流路総面積より小さいと
それなりの圧力損失を伴うが、従来のスタテックミキサ
ー等の混合装置に比べては極端に攪拌・混合効率を向上
する作用を呈するものである。
【0020】また、「請求項7」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内に衝突板21を流れ方向と直交方向に設
けて、この衝突板21の周縁部位に上流側に向かう周壁
23を突設してなるスタテックミキサー20を収納し、
上記拡径流路部12の下流側には、流路10より縮径し
た下流側流路10aの上流端を延設筒部10bとして延
設して、その先端部を流路10内に機密を保って臨入さ
せるとともに、その先端を上記衝突板21で密閉し、こ
の延設筒部10bの先端に非円形の噴射口31,31,
31・・・を設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
【0021】それ故、本発明は、スタテックミキサー2
0で攪拌された複数流体混合流FL3は、その下流側で
延設筒部10bの非形の噴射口31,31,31・・・
を通過してさらに「請求項1」と同様に攪拌される作用
を呈する。なお、この噴射口31,31,31・・・は
非円形とし、延設筒部10bの中央ではなく先端に設け
て偏心させたことで「請求項1」と同じ作用を呈する。
【0022】また、「請求項8」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10の下流側部位に拡径流路部12を設け、上
記拡径流路部12には、流路10の内径に略一致する衝
突板21を流れ方向と直交方向に設けて、この衝突板2
1の周縁部位に上流側に向かう周壁23を突設してなる
スタテックミキサー20を収納し、上記周壁23の上流
端側または下流側端を、拡径流路部12の拡径段面12
aまたは縮径段面12bに、多少の間隙を有して近接さ
せてなる技術的手段を講じたものである。
【0023】それ故、本発明は、衝突板21で複数流体
混合流FL3が攪拌され、やがて、該複数流体混合流F
L3の一部は拡径段面12aまたは縮径段面12bに衝
突し、一部は周壁23に沿って案内されて、さらに残部
は直接、該周壁23と拡径段面12aまたは縮径段面1
2bとの間隙を通過することになり、この間隙より噴射
される場合は噴射方向を複雑に変化する作用を呈する。
【0024】また、「請求項9」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10の下流側部位に拡径流路部12を設け、上
記拡径流路部12には、流路10の内径に略一致する衝
突板21を流れ方向と直交方向に設けて、この衝突板2
1の周縁部位に上流側に向かう周壁23を突設してなる
スタテックミキサー20を収納し、上記周壁23の上流
端側または下流側端を、拡径流路部12の拡径段面12
aまたは縮径段面12bに接触させ、該拡径段面12a
または縮径段面12bの周壁23の接触部位には局所的
に該周壁23の内外を連通する凹部31a,31a,3
1a・・・を設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
【0025】それ故、本発明は、上記スタテックミキサ
ー20で混合された複数流体混合流FL3は、凹部31
a,31a,31a・・・内を通過することで周壁23
をくぐり抜けることになるが、「図11」に示すように
局所的な凹部31aを周壁23で二分するので、通常該
周壁23の外側は非円形となり「請求項1」と同等の作
用を呈するものである。
【0026】
【実施例】次に、本発明の実施例を、添付図面を参照し
て詳細に説明する。図中、10が流路で、この流路10
は、上流側に液相・固相・気相のいずれかの複数流体F
L1,FL2を、合流部位11で合流させて複数流体混
合流FL3となして圧送するようになしてある。
【0027】上記合流部位11は、「図1」例では第一
流路11aと第二流路11bとを一端側(下流端側)で
流路10に合流させてなり、該第一流路11aと第二流
路11bとに、夫々の流体FL1,FL2を供送する
(通常圧送する。)ようになしてある。なお、「図1」
例では、第一流路11aから空気を、第二流路11bか
ら水を供送するようになしてあるが、二流体に限定され
るものではなく、図示しない第三流路等をさらに合流さ
せて、三流体以上を合流させてもよい。また、各流体F
L1,FL2は、粉体等の固相であっても、水のような
液体であっても、空気のような気相であっても無論差し
支えない。
【0028】また、上記合流部位11として「図2」例
は、インジェクター機構を利用したもので、流体FL2
(水)を第二流路11bより流路径を順次狭窄したノズ
ル部14より大径の流路10内に圧送噴射し、このノズ
ル部14の噴射先方近くに流体FL1(空気)を吸い込
む第一流路11aの連結口を連通してなり、ノズル部1
4よりの噴射に伴う減圧によって第一流路11aより該
流体FL1(空気)を吸いこみ合流させるようになした
従来公知なものである。なお、該合流部位11は、複数
の流体を合流できるものであれば、図示例に限らず、従
来公知な種々のものが利用できることは無論である。
【0029】そして、上記流路10内の下流側部位に、
スタテックミキサー20を収納して有る。スタテックミ
キサーとしては、駆動回転式の攪拌翼を必要としないも
ので、一般的には、捻り翼式のものと衝突板式のもの等
が利用できる。上記捻り翼式のものとしては、図示はし
ていないが、帯状の板を90度または180度等の適宜
回転角度捻って捻り翼体となし、この捻り翼体を、その
長手方向を流れの方向に向けて、流路10内に固定して
収納してなる従来公知なものである。そして、流路10
内を圧送される複数流体混合流FL3は、この捻り翼体
の捻り面に沿って案内されて旋回流となり、攪拌・混合
されるものである。
【0030】上記捻り翼式のスタテックミキサーは構成
が簡易であるので、流体移送路の系内で、搬送中の流体
を攪拌するのに汎用されている。しかし、この方式は流
路10内に旋回流を発生させるので、液相と気相のよう
に比重差のある流体を混合しようとすると、前記したよ
うに旋回流によって発生する遠心力が気液等の比重差を
有する流体を分離するように作用し、混合効率を低下さ
せる原因となっている。
【0031】そこで、本発明は、上記捻り翼式のスタテ
ックミキサーを使用することは無論差し支えないが、図
示の実施形態では衝突板式のスタテックミキサー20を
使用している。すなわち、流路10内に複数流体混合流
FL3が衝突する衝突板21を設けて、複数流体混合流
FL3をこの衝突板21に衝突させ、衝突による攪拌、
及び衝突後の流れ方向変更による渦流や乱流による攪拌
・混合を行うようになしてある。
【0032】しかし、上記衝突板方式のスタテックミキ
サー20は、従来圧力損失が高いのが問題点として指摘
されている。そこで、この圧力損失を可能な範囲で低減
すべく、図示の実施例では、流路10に流路断面積を狭
窄しない拡径流路部12を設け、この拡径部12内に流
路10以上の径を有する衝突板21を複数流体混合流F
L3の流れが直交方向に衝突するように固定してある。
そして、この衝突板21の周縁には流れの方向に向け周
壁23を突設して、衝突した複数流体混合流FL3が向
流方向に方向転換されて案内されるようになしてある。
【0033】なお、上記衝突板21は流体の流れ方向と
平行または所定の捻り角度を持たせた放射状の複数の連
結翼体22,22,22・・・で、上記拡径流路部12
内周面に連結固定されてなる。また、この連結翼体2
2,22,22・・・と衝突板21と周壁23とを設け
ても流路断面積はどの部位でも、流路10の断面積より
大きく設定し、衝突による激しい乱流・渦流が発生して
も、圧力損失がいたずらに高くなることを最大限抑止で
きるようになしてある。
【0034】すなわち、上記衝突板21の詳細な作用を
「図5」で説明すると、複数流体混合流FL3は衝突板
21に衝突した後、矢印P1に示す該衝突板21に沿う
放射方向の流れとなり、次に、周壁23の近くに達する
と、この周壁23を乗り越えるために、その内周面に沿
って矢印P2の向流方向の流れとなり、流れ方向が一時
反転するもので、このように流れ方向を変換するとその
逆流部位では、順次上流方向から圧送されてくる流体と
すれ違って激しい乱流の発生が伴うものである。
【0035】なお、上記衝突板21は、図示例の平らな
円盤に代え、中心側が流れ方向(「図5」左側)に膨出
させる(図示せず)か、または、縦断面が略W字を90
度回転した形状のように流れ方向と逆方向に中央部を膨
出した曲面形状(図示せず)とすることで、上記衝突板
21と周壁23とが一体化したものと見做すことも可能
である。
【0036】また、「図5」図示例では、衝突板21の
上流側面に多数の凹部24,24,24・・・が設けら
れている。この凹部24,24,24・・・は、さらに
乱流(渦流)を発生させるためのもので、例えば、半球
凹部形状(形状は特に限定されるものではない。)等と
なしておくことで、その内面に衝突した流れが、衝突部
位で小さな渦流を局所的に多数発生させて撹拌・混合効
率をさらに高めるものである。なお、この凹部24は周
壁23の表面や拡径流路部12の内面等に設けてもよい
ものである。
【0037】また、周壁23を乗り越えた複数流体混合
流FL3は、「図5」の矢印P3に示すように、周壁2
3の外周面と拡径流路部12の内周面との間を通り、衝
突板21の裏側(下流側)において矢印P4で示すよう
に合流する。したがって、拡径流路部12内では流れ方
向が複雑に変化して渦流・乱流・衝突流が発生して複数
流体(例えば、気液)が確実に攪拌・混合されるもので
あるが、該拡径流路部12内は流路径が流路10に対し
ていずれの部位でも狭窄されていないので、複数流体混
合流FL3の全量が衝突板21に必ず衝突するとは限ら
ず、一部は矢印P3方向に流れて、圧力の損失を低減
し、複雑な乱流で攪拌・混合が行えるものである。
【0038】なお、上記流路径を狭窄しないことを条件
に種々実験を行い好ましい結果を得たが、流路径を狭窄
した場合、上記衝突板21と周壁23を有したスタテッ
クミキサー20は、意外にも混合効率が高いことが判明
した。1Kg/cmGの圧力損失がある捻り翼式のス
タテックミキサーと、同じ圧力損失の衝突板21と周壁
23を有したスタテックミキサー20とで、水に空気を
混入・攪拌して比較したところ、捻り翼式の場合は両者
の混合比率にかかわらず空気の半分程度が気泡として水
に混ざることが無く、攪拌したものを自然放置すると数
秒で気泡が浮上して分離してしまうのに対して、衝突板
21と周壁23を有したスタテックミキサー20では空
気と水が混ざり3分間自然放置しても白濁状態を保持で
きる水が得られ、混合効率が高いことを確認できた。
【0039】そして、本発明は、さらに、上記流路10
のスタテックミキサー20の下流側には、偏心位置に非
円形の噴射口31を有した衝突板30を設けてなる。こ
の、衝突板30は、「図1」では流路10の下流端を塞
ぐエンドプレート状態に設けられてなり、この衝突板3
0の偏心部位に非円形の噴射口31を設けてなるが、該
流路10の下流端側の流路径をノズル状に順次狭窄し
て、その先端に該衝突板30を設けたり、逆に、該流路
10の下流端側の流路径を順次拡径して、その先端に該
衝突板30を設けてもよい。
【0040】上記衝突板30の噴射口31は、「図3」
及び「図4」に示した例のごとく、衝突板30の偏心し
た位置に適宜な非円形の噴射口31を設ければよい。な
お、「図4」(A)乃至(F)の、夫々の噴射口31の
形状は例示であって、図示例には限定されるものではな
い。また、この噴射口31は「図4」(D)に示すよう
に衝突板30に複数箇所設けてもよい。なお、該噴射口
31の一部は、「図4」(A)乃至(D)に示すよう
に、一部が(比較的多くの部分が)流路10の内周面に
一致するようになすと、噴射口31より噴射される流体
の噴射方向がより複雑化するものである。
【0041】衝突板21に衝突して拡径流路部12内で
攪拌・混合された複数流体混合流FL3の多くは、今度
は噴射口付き衝突板30に衝突(一部は直接、噴射口3
1より流出こともある。)する。すると、噴射口付き衝
突板30に衝突した流体は「図5」に示すように、該噴
射口付き衝突板30の内面に沿って矢印P5の流れとな
り、この際に渦流が発生して再度、攪拌・混合される。
そして、噴射口付き噴射板30の噴射口31より噴射さ
れる複数流体混合流FL3は、噴射口31が偏心して非
円形であるので、全てが均一な放射方向には噴射され
ず、一部は「図5」の矢印P6に示すような偏った方向
への噴射となり、噴射後にも複数流体混合流FL3どう
しが衝突して攪拌・混合されるものである。
【0042】なお、該噴射口付き衝突板30より下流側
は解放するか、前記流路10と同じ流路を連結してもよ
く、「図6」例では、流路10の延設部位内に流体の流
れ方向に複数段に該噴射口付き衝突板30,30を設け
たものである。
【0043】次に、「請求項2」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内の下流側部位に、スタテックミキサー2
0を収納してあるのは「請求項1」と同じである。
【0044】そして、本発明は、上記スタテックミキサ
ー20を収納する部位は流路断面積を狭窄しない拡径流
路部12となしている。本発明において、この拡径流路
部12を設けた理由は前記したように圧力損失を低減さ
せることを目的とするもので、前記はしていないがスタ
テックミキサー20が図示しない捻り翼方式の場合も、
該捻り翼を収納して流路径が減少する分以上を拡径する
ことで、攪拌効率は多少低下するも、圧力損失は大幅に
低減できるものである。
【0045】さらに、上記流路10のスタテックミキサ
ー20の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口31を
設けた噴射口付き衝突板30を設けてなるは「請求項
1」と同じである。
【0046】次に、「請求項3」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内の下流側部位に、スタテックミキサー2
0を収納するのは「請求項1」と同じである。
【0047】そして、本発明は、上記流路10のスタテ
ックミキサー20の下流側には、偏心位置に非円形の噴
射口31を設けた噴射口付き衝突板30を設けて、該噴
射口付き衝突板30より下流側は解放するか、流路径を
流れ方向に所定距離に渡って前記流路10より拡径した
拡径流路部13となしている。
【0048】すなわち、「図1」および「図5」例が、
噴射口付き衝突板30より下流側を解放した例で、この
場合、混合された流体は衝突板30より使用場所または
貯蔵場所に噴射される。また、「図6」例は噴射口付き
衝突板30より下流側を、流路径を流れ方向に所定距離
に渡って前記流路10より拡径した拡径流路部13とな
したもので、該流路10の下流端は適宜場所まで延設さ
れる。なお、この噴射口付き衝突板30は「図6」およ
び「図7」図示例のように所定の距離を隔てて複数段設
けてもよい。また、「図7」例は、拡径部13内に噴射
口付き衝突板30を設けたもので、この場合圧力損失は
低減でき、流路10と同じ面積以上の噴射口31を有し
た衝突板30を設けることも可能となるものである。
【0049】上記噴射口付き衝突板30より下流側は解
放するか、流路径を流れ方向に所定距離に渡って前記流
路10より拡径すると、衝突板30より噴射される噴射
先端側は減圧されることになる。すると、噴射された例
えば気液混合流体は拡散微小化して分断される作用を呈
すると共に、噴射口31が非円形であることとあいまっ
て噴射方向が複雑な方向となって噴射先端側でも噴射流
体が衝突して攪拌・混合されることになる。なお、前記
「図6」例では噴射後の大きな攪拌・混合が期待でき、
「図7」例は攪拌・混合は多少効率が低くなるも圧力損
失の低減が期待できるものである。
【0050】次に「請求項4」の発明は、液相・固相・
気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部位
11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送す
る流路10内の下流側部位に、スタテックミキサー20
を収納するのは「請求項1」と同じである。
【0051】そして、上記スタテックミキサー20を収
納する部位は流路断面積を狭窄しない第一の拡径流路部
12となしてあるのは「請求項2」と同じである。
【0052】さらに、上記流路10のスタテックミキサ
ー20の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口31を
設けた噴射口付き衝突板30を設けて、該噴射口付き衝
突板30より下流側は解放するか、流路径を流れ方向に
所定距離に渡って前記流路10より拡径した第二の拡径
流路部13となしてあるのは「請求項3」と同じであ
る。
【0053】したがって、本発明は「請求項1」乃至
「請求項3」の全ての作用を呈し、圧力損失が少なく、
効率的な混合が行えるものである。
【0054】次に「請求項5」の発明は、液相・固相・
気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部位
11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送す
る流路10内に衝突板21を流れ方向と直交方向に設け
て、この衝突板21の周縁部位に上流側に向かう周壁2
3を突設してなるスタテックミキサー20を収納してあ
る。
【0055】すなわち、本発明はスタテックミキサー2
0に、前記した図示例の衝突板21の周縁部位に上流側
に向かう周壁23を突設してなる衝突板式のものを使用
したものである。この種、衝突板式のスタテックミキサ
ー20は前記したように、圧力損失は無駄に大きくなら
ず、混合効率が高いものである。
【0056】さらに、上記流路10のスタテックミキサ
ー20の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口31を
設けた噴射口付き衝突板30を設けてある。なお、上記
衝突板21の周縁部位に上流側に向かう周壁23を突設
してなるスタテックミキサー20は、前記した拡径流路
部12内に収納すると、さらに、圧力損失が低減する
が、上記噴射口付き衝突板30部位での圧力損失を考慮
して、全体的に最も圧力損失が少なくなるように該拡径
流路部12を採用するか否かを選定すればよいものであ
る。
【0057】次に「請求項6」の発明は、液相・固相・
気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部位
11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送す
る流路10内に衝突板21を流れ方向と直交方向に設
け、この衝突板21の周縁部位に上流側に向かう周壁2
3を突設してなるスタテックミキサー20を収納してあ
るのは「請求項5」と略同じである。
【0058】但し、上記スタテックミキサー20は、図
示例では第一の拡径流路部12内に収納しているが、本
発明では図示例に限定されるものではなく、後記する噴
射口31,31,31・・・部位での圧力損失に応じ
て、流路10の拡径しない部位、または縮径した部位に
収納してもよいものである。
【0059】そして、上記スタテックミキサー20の外
周面との流路10内周面との間を閉塞するように連結し
た固定盤22aの偏心位置に、非円形の噴射口31,3
1,31・・・を設けてなる。すなわち、「図8」の固
定盤22a,22aは、前記した連結翼体22,22,
22・・・とは異なり、内周をスタテックミキサー20
の周壁23の外周に連結し、外周を流路10の内周面に
連結するリング盤形状となしてある。
【0060】したがって、上記固定盤22a,22aは
流路10を閉塞することになるので、この固定盤22
a,22aには内周側または外周側に偏った位置に三日
月形状などの非円形の噴射口31,31,31・・・を
設けてなる。なお、この固定盤22aは、「図8」例で
は一対使用して、一方はその外周側に噴射口31,3
1,31・・・を設け、他方はその内周側に噴射口3
1,31,31・・・を設けてなるが、一枚または三枚
以上の該固定盤22aを使用してもよい。
【0061】すなわち、本発明は「請求項5」の噴射口
31を前記固定盤22aに設けて構成を簡略化したもの
である。そして、上記噴射口31,31,31・・・の
開口総面積を種々変更して実験したところ、この部位で
流路径が狭窄されて生ずる圧力損失は無論相応に有る
も、圧力損失を補う混合効率の向上が確認でき、敢え
て、流路径を拡径した拡径流路部12内にスタテックミ
キサー20を収納しなくても充分実用的なものであっ
た。
【0062】次に「請求項7」の発明は、液相・固相・
気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部位
11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送す
る流路10内衝突板21を流れ方向と直交方向に設け
て、この衝突板21の周縁部位に上流側に向かう周壁2
3を突設してなるスタテックミキサー20を収納してな
るのは上記「請求項6」と同じである。
【0063】そして、上記拡径流路部12の下流側に
は、流路10より縮径した下流側流路10aの上流端を
延設筒部10bとして延設して、その先端部を流路10
内に気密を保って臨入させるとともに、その先端を上記
衝突板21で密閉し、この延設筒部10bの先端に非円
形の噴射口31,31,31・・・を設けてなる。
【0064】すなわち、本発明は噴射口31を延設筒部
10bに設けて、構成を簡略化したものである。なお、
「図9」例では、流路10に拡径流路部12を設け、こ
の拡径流路部12内に前記スタテックミキサー20を収
納してある。そして、この拡径流路部12の下流端は、
エンドプレート12cで塞ぎ、拡径流路部12より縮径
した(ここでは、拡径流路部12を設けているので、こ
の拡径流路部12より縮径すればよいが、この拡径流路
部12が無い場合は流路10より縮径する。)下流側流
路10aの上流側端部の延設筒部10bを、このエンド
プレート12cを、気密を保って挿通して、その先端を
上記衝突板21に密着固定して、該延設筒部10bの先
端をこの衝突板21で密閉してある。
【0065】したがって、上記衝突板21とエンドプレ
ート12cの間隙が流路の一部となり、スタテックミキ
サー20で攪拌・混合した流体は該衝突板21とエンド
プレート12cの間隙を求心方向に流れる。したがっ
て、この流路に対して、延設筒部10bの先端(「図
9」の左端で、同図の衝突板21とエンドプレート12
cとの中央ではない。)は偏心位置となるので、ここに
非円形の噴射口31,31,31・・・を設けることで
構成を簡易化できるものである。
【0066】また、「請求項8」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10内の下流側部位に、段状に拡径した第一の
拡径流路部12を設け、上記第一の拡径流路部12に
は、流路10の内径に略一致する衝突板21を流れ方向
と直交方向に設けて、この衝突板21の周縁部位に上流
側に向かう周壁23を突設してなるスタテックミキサー
20を収納してある。
【0067】上記拡径流路部12は、流路10を部分的
に拡径すればよく、図示例では、流路10を段面12
a,12b部位で段状に拡径・縮径してあるが、この拡
径流路部12の両側の段面12a,12bは、流路10
を順次拡径または縮径するテーパー面となしてもよいも
のである。また、上記スタテックミキサー20は、衝突
板21の周縁部位に上流側に向かう周壁23を突設した
前述のものを使用すればよいものである。
【0068】そして、上記周壁23の上流端側または下
流側端を、拡径流路部12の拡径段面12aまたは縮径
段面12bに、多少の間隙を有して近接させてなる。
「図10」例では、上記周壁23の上流端を拡径流路部
12の拡径段面12aに多少の間隔(実施例としては
0.2mm〜数mm)を有して近接させてあるが、該周
壁23を衝突板21より下流側にも「図10」に破線で
示すように突出させて、その下流端を縮径段面12bに
多少の間隔を有して近接してもよいものである。
【0069】上記周壁23の端部と拡径段面12aまた
は縮径段面12bとの間隙は、前述した偏心位置に設け
た非円形の噴射口31に代わるものである。この間隙の
間を複数混合流体FL3が通過することで、撹拌・混合
が行えるもので、衝突板21に衝突して周壁23に案内
されて方向を転換した複数混合流体FL3に対して、こ
の間隙は偏心位置の開口に相当する。そして、この間隙
は細いスリット状であるので非円形開口に相当するもの
である。
【0070】また、「請求項9」の発明は、液相・固相
・気相のいずれかの複数流体FL1,FL2を、合流部
位11で合流させて複数流体混合流FL3となして圧送
する流路10の下流側部位に拡径流路部12を設け、上
記拡径流路部12には、流路10の内径に略一致する衝
突板21を流れ方向と直交方向に設けて、この衝突板2
1の周縁部位に上流側に向かう周壁23を突設してなる
スタテックミキサー20を収納してあるのは「請求項
8」と同じである。
【0071】そして、上記周壁23の上流端側または下
流側端を、拡径流路部12の拡径段面12aまたは縮径
段面12bに接触させ、該拡径段面12aまたは縮径段
面12bの周壁23の接触部位には局所的に該周壁23
の内外を連通する凹部31a,31a,31a・・・を
設けてなる。
【0072】「請求項8」で、間隙が偏心位置に設けた
非円形の噴射口31に相当するとしたが、この間隙は流
路径に対して非常に小さく設定することが、混合・撹拌
を効率的に行う上で望ましく、その寸法精度も厳格に設
定することが必要であった。しかし、小さな間隙を寸法
精度よく設定することは、意外と困難で、本発明は容易
にこの間隙を設定できるようになしたもので、さらに
は、偏心位置に設けた非円形の噴射口31の機能をより
有効に引き出すようになしたものである。
【0073】そこで、本発明では上記拡径段面12aま
たは縮径段面12bの周壁23の接触部位には、「図1
1」及び「図12」に示すように、局所的に該周壁23
の内外を連通する凹部31a,31a,31a・・・を
設け、複数混合流体FL3はこの凹部31a内を流過し
て周壁23の端部をくぐり抜けるようになしてある。
【0074】上記凹部31aは、「図11」「図12」
例では平面円形で所定の深さとなしてある。そして、こ
の凹部31aの径は周壁23の肉厚よりも大きく設定
し、その位置は拡径段面12aまたは縮径段面12bに
周壁23端部を接触させた際に平面から見ると、該周壁
23の内外両側に凹部31aの一部が突出するようにな
してある。したがって、この凹部31aの大きさ、深さ
を設定すれば微小な間隙をも容易に設定できるものであ
る。なお、「図11」からも明らかなように、周壁23
の外側に突出する凹部31aの部位は三日月形となり、
まさしく非円形となって撹拌効率を向上させるものであ
る。
【0075】
【発明の効果】本発明は上記のごときであるので、複数
流体混合流FL3は、先ず、スタテックミキサー20で
攪拌・混合され、次いで、噴射口付き衝突板の内面部で
攪拌・混合され、さらに、噴射口31より噴射された直
後にも噴射流体どうしの衝突で攪拌・混合され、効率的
な混合ができる複数流体混合装置を提供できるものであ
る。
【0076】また、本発明は、駆動機構部が無いので、
装置が簡易で耐久性が大きく、コンパクトに構成でき、
攪拌翼を回転する動力は不要であるので流体移送路に手
軽に介装できる複数流体混合装置を提供できるものであ
る。
【0077】なお、「請求項2」ないし「請求項4」の
各発明では、圧力損失を極力低く抑えているので、小さ
な動力で確実な攪拌・混合が効率的に行える複数流体混
合装置を提供できるものである。
【0078】そして、「請求項5」ないし「請求項9」
の各発明は噴射口を簡易に製造できる複数流体混合装置
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明複数流体混合装置の一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】本発明装置に使用される合流部の他の実施例縦
断面図である。
【図3】「図1」の右側面図である。
【図4】本発明装置に使用される種々の衝突板の正面図
である。
【図5】作用を説明する要部縦断面図である。
【図6】本発明複数流体混合装置の他の実施例を示す縦
断面図である。
【図7】本発明複数流体混合装置のさらに別の実施例を
示す縦断面図である。
【図8】別の実施形態の縦断面図である。
【図9】さらに別の実施形態の縦断面図である。
【図10】さらに別の実施形態の縦断面図である。
【図11】さらに別の実施形態の縦断面図である。
【図12】「図11」のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 流路 10a 下流側流路 10b 延設筒部 11 合流部位 12 拡径流路部 12a 拡径段面 12b 縮径段面 13 拡径流路部 20 スタテックミキサー 21 衝突板 22 周縁壁部 22a 固定盤 23 周壁 30 噴射口付き衝突板 31 噴射口 31a 凹部 FL1 複数流体 FL2 複数流体 FL3 複数混合流体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)内の下流側部位に、スタテックミキサー(20)を
    収納し、 さらに、上記流路(10)のスタテックミキサー(2
    0)の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口(31)
    を設けた噴射口付き衝突板(30)を設けてなる複数流
    体混合装置。
  2. 【請求項2】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)内の下流側部位に、スタテックミキサー(20)を
    収納し、このスタテックミキサー(20)を収納する部
    位は流路断面積を狭窄しない拡径流路部(12)とな
    し、 さらに、上記流路(10)のスタテックミキサー(2
    0)の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口(31)
    を設けた噴射口付き衝突板(30)を設けてなる複数流
    体混合装置。
  3. 【請求項3】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)内の下流側部位に、スタテックミキサー(20)を
    収納し、 さらに、上記流路(10)のスタテックミキサー(2
    0)の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口(31)
    を設けた噴射口付き衝突板(30)を設けて、該噴射口
    付き衝突板(30)より下流側は解放するか、流路径を
    流れ方向に所定距離に渡って前記流路(10)より拡径
    した拡径流路部(13)となした複数流体混合装置。
  4. 【請求項4】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)内の下流側部位に、スタテックミキサー(20)を
    収納し、このスタテックミキサー(20)を収納する部
    位は流路断面積を狭窄しない第一の拡径流路部(12)
    となし、 さらに、上記流路(10)のスタテックミキサー(2
    0)の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口(31)
    を設けた噴射口付き衝突板(30)を設けて、該噴射口
    付き衝突板(30)より下流側は解放するか、流路径を
    流れ方向に所定距離に渡って前記流路(10)より拡径
    した第二の拡径流路部(13)となした複数流体混合装
    置。
  5. 【請求項5】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)内に衝突板(21)を流れ方向と直交方向に設け
    て、この衝突板(21)の周縁部位に上流側に向かう周
    壁(23)を突設してなるスタテックミキサー(20)
    を収納し、 さらに、上記流路(10)のスタテックミキサー(2
    0)の下流側には、偏心位置に非円形の噴射口(31)
    を設けた噴射口付き衝突板(30)を設けた複数流体混
    合装置。
  6. 【請求項6】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)内に衝突板(21)を流れ方向と直交方向に設け
    て、この衝突板(21)の周縁部位に上流側に向かう周
    壁(23)を突設してなるスタテックミキサー(20)
    を収納し、 上記スタテックミキサー(20)の外周面との流路(1
    0)内周面との間を閉塞するように連結した固定盤(2
    2a)の偏心位置に、非円形の噴射口(31,31,3
    1・・・)を設けてなる複数流体混合装置。
  7. 【請求項7】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)内に衝突板(21)を流れ方向と直交方向に設け
    て、この衝突板(21)の周縁部位に上流側に向かう周
    壁(23)を突設してなるスタテックミキサー(20)
    を収納し、 上記拡径流路部(12)の下流側には、流路(10)よ
    り縮径した下流側流路(10a)の上流端を延設筒部
    (10b)として延設して、その先端部を流路(10)
    内に機密を保って臨入させるとともに、その先端を上記
    衝突板(21)で密閉し、この延設筒部(10b)の先
    端に非円形の噴射口(31,31,31・・・)を設け
    てなる複数流体混合装置。
  8. 【請求項8】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)の下流側部位に拡径流路部(12)を設け、 上記拡径流路部(12)には、流路(10)の内径に略
    一致する衝突板(21)を流れ方向と直交方向に設け
    て、この衝突板(21)の周縁部位に上流側に向かう周
    壁(23)を突設してなるスタテックミキサー(20)
    を収納し、 上記周壁(23)の上流端側または下流側端を、拡径流
    路部(12)の拡径段面(12a)または縮径段面(1
    2b)に、多少の間隙を有して近接させてなる複数流体
    混合装置。
  9. 【請求項9】液相・固相・気相のいずれかの複数流体
    (FL1,FL2)を、合流部位(11)で合流させて
    複数流体混合流(FL3)となして圧送する流路(1
    0)の下流側部位に拡径流路部(12)を設け、 上記拡径流路部(12)には、流路(10)の内径に略
    一致する衝突板(21)を流れ方向と直交方向に設け
    て、この衝突板(21)の周縁部位に上流側に向かう周
    壁(23)を突設してなるスタテックミキサー(20)
    を収納し、 上記周壁(23)の上流端側または下流側端を、拡径流
    路部(12)の拡径段面(12a)または縮径段面(1
    2b)に接触させ、該拡径段面(12a)または縮径段
    面(12b)の周壁(23)の接触部位には局所的に該
    周壁(23)の内外を連通する凹部(31a,31a,
    31a・・・)を設けてなる複数流体混合装置。
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