JP2000151248A - 車両用ガラスアンテナ装置 - Google Patents

車両用ガラスアンテナ装置

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JP2000151248A
JP2000151248A JP10325330A JP32533098A JP2000151248A JP 2000151248 A JP2000151248 A JP 2000151248A JP 10325330 A JP10325330 A JP 10325330A JP 32533098 A JP32533098 A JP 32533098A JP 2000151248 A JP2000151248 A JP 2000151248A
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glass
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Hiroshi Iijima
浩 飯島
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
    • H01Q1/1278Supports; Mounting means for mounting on windscreens in association with heating wires or layers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後部窓ガラスまたは側部窓ガラスなどの固定
式窓ガラスの同一のガラス面内にFM放送、AM放送受
信用アンテナの両方を設け、この両方のアンテナからの
受信信号をインピーダンス変換するトランスに接続した
窓ガラスアンテナの特にAM放送受信感度の低下を防止
する車両用ガラスアンテナ装置を提供する。 【解決手段】 車両用ガラスアンテナ装置1は、自動車
の窓ガラス2上に形成したAM受信アンテナ5とFM受
信アンテナ3と窓ガラス2以外の場所にAMアンテナ側
インピーダンス変換部6と受信機側インピーダンス変換
部7と、これらのインピーダンス変換部を接続する同軸
ケーブル9と受信機8と受信機側インピーダンス変換部
7と受信機8とを接続する同軸ケーブル21を備えこの
同軸ケーブル21の分布容量を制約することによってA
Mの受信感度の低下を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の後部窓
ガラスまたは側部窓ガラスなどの固定式窓ガラスの同一
のガラス面内にFM放送、TV放送等の受信用アンテナ
と、AM放送受信用アンテナの両方を設け、この両方の
アンテナからの伝送路をインピーダンス変換するトラン
スに接続した窓ガラスアンテナの特にAM放送受信感度
の低下を防止する車両用ガラスアンテナ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の窓ガラスアンテナ装置
は、受信感度の低下防止のためにチョークコイルを設け
ていた。一方、本発明の出願人は、特開平9−0182
22号公報で、図5に示すようなチョークコイルレスト
ランス付タイプの窓ガラスアンテナを既に開示してい
る。
【0003】図5において、この窓ガラスアンテナ51
は、専用アンテナ53と、54a,54bからなるバス
バー54に接続された防曇用ヒータ線55からなる兼用
アンテナ52と、インピーダンス変換用トランス57と
を備え、専用アンテナ53にインピーダンス変換用トラ
ンス57の一次巻線の一端57aを接続し、一次巻線の
途中の位置57bから引出し線55aを介して兼用アン
テナ52に接続し、二次側の端子57c,57dはそれ
ぞれ、給電ケーブル56の芯線56a,外側導体56b
に接続してインピーダンス変換するので、チョークコイ
ルを削除しても実使用上問題の無い受信感度を得ること
ができる、インピーダンス変換用トランス付の窓ガラス
アンテナである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平9−0
18222号公報に開示された窓ガラスアンテナには、
専用アンテナに、インピーダンス変換するトランスを設
け、チョークコイルを削除して実使用上問題の無い受信
感度を得ている。しかし、図示しない受信機側インピー
ダンス変換トランスと、AM受信機の間の接続ケーブル
の長さが長く分布容量が大きいと、信号が減衰するとい
う、改良すべき点がある。
【0005】この発明はこのような点を解決するためな
されたもので、後部窓ガラスまたは側部窓ガラスなどの
固定式窓ガラスの同一のガラス面内にFM放送,TV放
送等の受信用アンテナと、AM放送受信用アンテナの両
方を設け、この両方のアンテナからの伝送路をインピー
ダンス変換するトランスに接続した窓ガラスアンテナ
の、特にAM放送受信感度の低下を防止する車両用ガラ
スアンテナ装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る車両用ガラスアンテナ装置は、アンテナ
からの伝送路をインピーダンス変換する、インピーダン
ス変換トランスと、AM放送を受信する受信機入力端ま
でを接続するケーブルの分布容量が10ピコファラド
(pF)を越えないことを特徴とする。
【0007】また、この発明に係る車両用ガラスアンテ
ナ装置は、受信機入力端までを接続するケーブルの分布
容量が10ピコファラド(pF)を越えないようにした
ので、伝送路部分での損失を低減させることができ、A
M受信信号の減衰を少なくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。なお、本発明は自動車の後
部窓ガラスまたは固定式窓ガラスの同一のガラス内にF
M放送受信アンテナ(短波帯の受信アンテナ)と、AM
放送受信アンテナ(中波用受信アンテナ)とを設け、こ
の両方のアンテナと、インピーダンスマッチングを行う
トランスとを接続し、インピーダンスマッチングしたト
ランスの出力側と、受信機入力端までを接続するケーブ
ルの分布容量を制限することで、ノイズ混入ならびに信
号の減衰を防止してAM受信感度が良好な車両用ガラス
アンテナ装置を提供するものである。
【0009】図1はこの発明に係る車両用ガラスアンテ
ナ装置の基本構成図である。図1において、車両用ガラ
スアンテナ装置1は、自動車の窓ガラス2上に形成した
AM受信アンテナ5と、FM受信アンテナ3と、窓ガラ
ス2以外の場所に設けたAMアンテナ側インピーダンス
変換部6と、受信機側インピーダンス変換部7と、これ
らのインピーダンス変換部を接続する同軸ケーブル9
と、受信機8と、受信機側インピーダンス変換部7と、
前記受信機8とを接続する同軸ケーブル21を備えてい
る。
【0010】また、車両用ガラスアンテナ装置1は、窓
ガラス2上に、導体パターンでAM受信アンテナ5と、
AM給電用電極5aと、FM受信アンテナ3と、FM給
電用電極3aとが形成され、13a,13bからなるバ
スバー13に接続された防曇用ヒータ線12が形成され
ている。
【0011】このAM受信アンテナ5とFM受信アンテ
ナ3の導体パターンは、例えば銀の微細な粒子、低融点
ガラス粉末等を有機溶媒でペースト状にした導電ペース
トを窓ガラス2上にスクリーン印刷し、さらに焼成して
形成する導電性線条、導電性金属細線、または導電性金
属箔等の導電性部材を用いて形成されている。なお、線
条の導体パターンの代りに、例えば透明の平面状の導体
パターンで形成してもよい。
【0012】防曇用ヒータ線12は、例えば細いニクロ
ム線、または銀の導電ペーストを窓ガラス2上にスクリ
ーン印刷し、さらに焼成して形成したヒータ線であり、
ヒータ線を加熱する電源は、両極間にノイズを吸収する
コンデンサ16を接続した、例えば自動車用バッテリー
の直流電源(PS)15からバスバー13を介して供給
される。
【0013】AMアンテナ側インピーダンス変換部6
は、AM受信アンテナ5の給電点5aと、同軸ケーブル
9との間に設けられ、AM受信アンテナ5の給電点5a
は、AMアンテナ側インピーダンス変換部6の入力端子
6aに接続される。また、受信機側インピーダンス変換
部7は、一次側の端子7a,7cをそれぞれ、同軸ケー
ブル9に接続される。
【0014】さらに、AMアンテナ側インピーダンス変
換部6は、AM帯の受信信号を伝送するためのトランス
T1と、FM放送の周波数帯域でのインピーダンスを高
くさせ、トランスT1やケーブルの分布容量に起因する
FM帯の受信信号の感度低下を補償するためのチョーク
コイルL1とを備える。
【0015】このトランスT1は、1次巻線T1Pと2
次巻線T1Sとの巻線比(巻数比)が9:1のものを用
いている。また、1次巻線T1Pの一端は入力端子6a
へ接続され、2次巻線T1Sの一端は、出力端子6bへ
接続される。さらに、1次巻線T1Pの他端ならびに2
次巻線T1Sの他端は、共通接続されるとともに、チョ
ークコイルL1を介して接地端子6cへ接続される。
【0016】このチョークコイルL1は、インダクタン
スが2マイクロヘンリー(2μH)程度のものを用いて
いて、接地端子6cは、車体アース等へ接続される。な
お、AMアンテナ側インピーダンス変換部6内のトラン
スT1と、受信機側インピーダンス変換部7内のトラン
スT2とは同一のトランスであり、その1次側と2次側
を逆にして使用している。
【0017】また、受信機側インピーダンス変換部7の
出力端7bと、受信機8aとの間は、分布容量の少ない
同軸ケーブル21で接続されている。
【0018】FM放送受信アンテナ3の給電点3aとA
Mアンテナ側インピーダンス変換部6の出力端子6bと
は、FMアンテナ接続用コンデンサ11を介して接続さ
れている。
【0019】さらに、受信機側インピーダンス変換部7
は、AM帯の受信信号を伝送するためのトランスT2
と、FM放送の周波数帯域でのインピーダンスを高くす
るためのチョークコイルL2と、コンデンサC3と、チ
ョークコイルL3との直列接続回路からなり、FM帯の
受信信号を通過させるための直列共振回路を備える。
【0020】また、トランスT2は、1次巻線T2P
と、2次巻線T2Sとの巻線比(巻数比)が1:9のも
のを用いている。この1次巻線T2Pの一端は、入力端
子7aへ接続される。さらに、2次巻線T2Sの一端
は、出力端子7bへ接続され、1次巻線T2Pの他端並
びに2次巻線T2Sの他端は、共通接続されるととも
に、チョークコイルL2を介して接地端子7cへ接続さ
れる。この接地端子7cは、車体アース等へ接続され
る。
【0021】なお、チョークコイルL2は、インダクタ
ンスが2マイクロヘンリー(2μH)程度のものを用い
ている。また、FM信号パス用の直列共振回路は、コン
デンサC3と、チョークコイルL3とからなり、一端側
が入力端子7aへ接続され、他端側が出力端子7bへ接
続される。このFM信号パス用の直列共振回路に使用す
るコンデンサC3と、チョークコイルL3とは、コンデ
ンサC3の容量値が18ピコファラド(18pF)程度
のものを用い、チョークコイルL3は、インダクタンス
が0.1マイクロヘンリー(0.1μH)程度のものを
用いている。
【0022】さらに、受信機側インピーダンス変換部7
は、二次側端子7b,7cをそれぞれ同軸ケーブル21
に接続され、同軸ケーブル21の芯線は、受信機8の入
力端子(アンテナ接続端子)8aへ接続される。
【0023】また、AMアンテナ側インピーダンス変換
部6は、AM受信アンテナ5が形成された後部窓ガラス
の近傍に設置されている。そして、AMアンテナ側イン
ピーダンス変換部6の出力端子6bと、受信機側インピ
ーダンス変換部7の入力端子7aとの間を接続する同軸
ケーブル9の長さは、約4メートルとしている。
【0024】また、窓ガラス2に形成したAM受信アン
テナ5で受信されたAM帯の受信信号は、トランスT1
→同軸ケーブル9→トランスT2→同軸ケーブル21を
介して受信機8の入力端子8aへ供給される。
【0025】このように、この発明に係る車両用ガラス
アンテナ装置は、後部窓ガラスにAM放送受信用のAM
受信アンテナ5と、FM放送受信用のFM受信アンテナ
3を一緒に設け、AMアンテナに接続されたAMアンテ
ナ側インピーダンス変換トランスと、このAMアンテナ
側インピーダンス変換トランスと、受信機側インピーダ
ンス変換トランスとを同軸ケーブルで接続し、さらに受
信機側インピーダンス変換トランスと、受信機入力端ま
でとを同軸ケーブルで接続し、この同軸ケーブルの分布
容量を制限することで、ノイズ混入ならびに信号の減衰
を防止することができる。
【0026】図2は側部窓ガラスに形成したAM放送受
信アンテナと、FM放送受信アンテナのパターン図(室
内視)である。この側部窓ガラス4のその周囲に沿って
作られたパターンに、そのところどころに櫛のように複
数の直線パターンを有するAM放送受信アンテナ5を設
けるとともに、その内側に対角線方向に設けた、一本の
直線状のFM放送受信用の直線アンテナパターンのFM
放送受信アンテナ3を設けることで、AM帯の全周波数
帯域と、FM帯の周波数の受信の良好な感度を得るよう
にしている。
【0027】このように、固定式窓ガラス(例えば、オ
ペラウィンドウ,クォータウィンドウ等の側部窓ガラ
ス)にAM放送受信用のAM放送受信アンテナと、FM
放送受信用のFM放送受信アンテナとを設けた場合に
は、リアワイパ,ストップランプ,ウインカ等の電装品
ならびにそれらの電装品への配線(ワイヤハーネス)
と、アンテナとの距離を離すことができ、電装品ノイズ
の混入を低減できる効果もある。
【0028】図3はこの発明に係る他の車両用ガラスア
ンテナ装置の構成図である。図3に示す車両用ガラスア
ンテナ装置31は、窓ガラス22上に、第1のFMアン
テナパターン23aと、第2のFMアンテナパターン2
3bとで構成される、FMアンテナパターン23と、第
1のAMアンテナパターン25aと、第2のAMアンテ
ナパターン25bとで構成される、AMアンテナパター
ンとで形成し、さらに、防曇用ヒータ線12と、一対の
バスバー(13a,13b)とからなるデフォッガ14
と、FM給電用電極23cと、AM給電用電極25cに
接続されるAMアンテナ側インピーダンス変換部26
と、同軸ケーブル17と、受信機側インピーダンス変換
部27と、FM信号を通過させるコンデンサC4と、F
M受信機29と、受信機側インピーダンス変換部27に
接続される同軸ケーブル18と、AM受信機28とを備
える。
【0029】なお、図3でAMアンテナ側インピーダン
ス変換部26、受信機側インピーダンス変換部27およ
び同軸ケーブル17は、それぞれ図1のAMアンテナ側
インピーダンス変換部6、受信機側インピーダンス変換
部7および同軸ケーブル9と同一なので説明は省略す
る。
【0030】車両用ガラスアンテナ装置31のFMアン
テナパターン23は、防曇用ヒータ線12との直接結合
を回避するために、垂直導体パターンと、防曇用ヒータ
線12の最上段に近接して布設した水平導体パターンと
からなる逆T字型の第一のFMアンテナパターン23a
と、防曇用ヒータ線12が配設されている窓ガラス領域
に布設した第二のFMアンテナパターン23bとに2分
して備え、第一のFMアンテナパターン23aの水平導
体パターンによって、第一のFMアンテナパターン23
aと、第二のFMアンテナパターン23bと、防曇用ヒ
ータ線12の最上段線とを容量結合するように構成され
ている。
【0031】また、第一のFMアンテナパターン23a
の防曇用ヒータ線12の最上段線に近接して布設した水
平導体パターンと、防曇用ヒータ線12の最上段線との
結合容量の大きさで定まる線路短縮率を選択することに
より、防曇用ヒータ線12の入力インピーダンスを非常
に高くすることができる。さらに、防曇用ヒータ線12
は、第二のFMアンテナパターン23bから切り離した
状態にすることができるので、FMアンテナパターン2
3の受信感度を向上させることができる。
【0032】AMアンテナパターン(25a,25b)
およびFMアンテナパターン23からの受信信号は、A
M/FM帯の合成受信信号としてAMアンテナ側インピ
ーダンス変換部26から、図示しない同軸コネクタを介
して同軸ケーブル17を通じて受信機側インピーダンス
変換部27に接続され、さらに同軸ケーブル18を経由
してAM受信機28に伝達される。
【0033】ここで、AMアンテナパターン(25a,
25b)の利得は、アンテナ容量が同軸ケーブル17の
容量に比較して大きいほど増加し、受信感度は向上す
る。AMアンテナパターン(25a,25b)からの受
信信号は、AMアンテナ側インピーダンス変換部26の
端子26aに伝達され、受信感度の向上は、AMアンテ
ナパターン(25a,25b)と同軸ケーブル17間の
AMアンテナ側インピーダンス変換部26を設けた場合
には、AMアンテナパターン(25a,25b)からみ
た同軸ケーブル17の容量を小さくすることができ、伝
送損失を低減することができる。あるいは、AMアンテ
ナ側インピーダンス変換部26を設けた場合には、同軸
ケーブル17からみたAMアンテナパターン(25a,
25b)の容量が大きくなったとも言える。
【0034】なお、AMアンテナパターン(25a,2
5b)の受信感度を向上させるためには、アンテナイン
ピーダンスを下げることが有効であり、アンテナインピ
ーダンスを下げるためには、AMアンテナパターン(2
5a,25b)の導体パターンをできるだけ大きく、か
つ長く形成してアンテナ容量を大きくすることが望まし
く、線状の導体パターンの代りに、例えば透明の平面状
の導体パターンで形成してもよい。
【0035】さらに、AM受信帯の受信感度を向上させ
るには、受信機側インピーダンス変換部27からAM受
信器28までの伝送路部分での信号の減衰を少なくする
ために同軸ケーブル18の分布容量を小さくすればよ
い。
【0036】一方、FM放送受信アンテナとして作用す
るFMアンテナパターン(23a,23b)からの受信
信号は、FMアンテナパターン(23a,23b)と同
軸ケーブル17間のインピーダンス変換を行うAMアン
テナ側インピーダンス変換部26の端子26bに伝達さ
れ、AMアンテナ側インピーダンス変換部26の出力端
子に接続された同軸ケーブル17を通った後、受信機側
インピーダンス変換部27の入力端子からFM信号通過
用コンデンサC4を経由して、FM受信機29に供給さ
れる。
【0037】図4は本発明に係るAM帯の感度−周波数
特性の説明図である。この説明図は、図3に示した車両
用ガラスアンテナ装置において、同軸ケーブル18の長
さを変えて(分布容量を変えて)AM受信感度を測定し
た値である。
【0038】ここで、AM信号の受信感度は、同軸ケー
ブルの分布容量と密接に関係し、この分布容量が増加す
ると、受信感度が低下していることがわかる。また、こ
の同軸ケーブル18が長くなりすぎると、せっかくAM
信号路のインピーダンスをT1、T2で合せてマッチン
グをとって受信レベルの低下を防止しても、この分布容
量が大きくなって受信感度が低下してしまうので、長さ
は極力短くすることが必要になってくる。
【0039】さらに、この説明図から分かるように1.
5C2Vの同軸ケーブルを使用した場合は、ケーブル長
が15センチメートル以下または分布容量が10ピコフ
ァラド(10pF)以下になるようにすれば受信感度の
低下は、フェンダーポール比で−6dB以内に収めるこ
とができる。
【0040】なお、図4に示したAM受信感度は、フェ
ンダーポールアンテナ(全長900ミリメートル)を基
準アンテナとし、フェンダーポールアンテナを用いたと
きの受信機入力レベルと本願発明の受信機入力レベルと
の比(フェンダーポール比)である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る車両
用ガラスアンテナ装置は、インピーダンス変換トランス
と、AM放送を受信する受信機入力端までを接続するケ
ーブルの分布容量が10ピコファラド(pF)を越えな
いようにしたので、伝送路部分での損失を低減させるこ
とができ、AM受信信号の減衰が少なく高感度で受信す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用ガラスアンテナ装置の基
本構成図
【図2】側部窓ガラスに形成したAM/FMアンテナの
パターン図(室内視)
【図3】この発明に係る車両用ガラスアンテナ装置の別
構成図
【図4】この発明に係るAM帯の感度−周波数特性を示
す説明図
【図5】従来の窓ガラスアンテナ装置の構成図
【符号の説明】
1,21,31,51…車両用ガラスアンテナ装置、
2,22…窓ガラス、3…FM受信アンテナ、3a,2
3c…FM給電用電極、4…側部窓ガラス、5…AM受
信アンテナ、5a,25c…AM給電用電極、6,26
…AMアンテナ側インピーダンス変換部、7,27…受
信機側インピーダンス変換部、8…受信機、9,17,
18,21,22…同軸ケーブル、11…FMアンテナ
接続用コンデンサ、12,55…防曇用ヒータ線、1
3,54…バスバー、14…デフォッガ、15…直流電
源、16…ノイズ吸収用コンデンサ、23,23a,2
3b…FMアンテナパターン、25,25a,25b…
AMアンテナパターン、28…AM受信機、29…FM
受信機、52…兼用アンテナ、53…専用アンテナ、5
6…給電インピーダンス、57…トランス、T1,T2
…トランス、L1,L2…チョークコイル、C3,C4
…FMパス用のコンデンサ、L3…FMパス用のチョー
クコイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の後部窓ガラスまたは別部位の固
    定式窓ガラスの同一窓ガラス内にFM放送受信用のFM
    アンテナと、AM放送受信用のAMアンテナの両方の受
    信アンテナを設け、この両方のアンテナに接続される伝
    送路をインピーダンス変換する、アンテナ側インピーダ
    ンス変換トランスと、受信機側インピーダンス変換トラ
    ンスとを備えた車両用ガラスアンテナ装置において、 前記受信機側インピーダンス変換トランスと、AM放送
    を受信する受信機入力端までを接続するケーブルの分布
    容量が10ピコファラド(pF)を越えないことを特徴
    とする車両用ガラスアンテナ装置。
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