JPH0349402A - 自動車用アンテナ装置 - Google Patents

自動車用アンテナ装置

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JPH0349402A
JPH0349402A JP18576089A JP18576089A JPH0349402A JP H0349402 A JPH0349402 A JP H0349402A JP 18576089 A JP18576089 A JP 18576089A JP 18576089 A JP18576089 A JP 18576089A JP H0349402 A JPH0349402 A JP H0349402A
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JP
Japan
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circuit
antenna
window glass
antenna conductor
impedance
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JP18576089A
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Harunori Murakami
治憲 村上
Yuji Baba
馬場 祐司
Shinya Niizaki
新居崎 信也
Hirofumi Natsume
夏目 弘文
Masato Arisawa
有沢 正人
Kanta Uragami
浦上 寛太
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用アンテナ装置に係り、特にアンテナ導
体を付設する面積が小さい自動車の受信システムに用い
て好適なものである。
〔発明の概要〕
アンテナ導体と共にその固有共振波長を延長する装荷用
の可変誘導性回路を自動車の窓ガラス面上に設け、受信
機側よりの同調信号を用いてその実効的な誘導成分を制
御することにより、選局周波数に対応した受信電波にア
ンテナ導体を共振させて、プリアンプ無しで高感度な受
信システムを構成することができるようにするとともに
、限られた窓ガラス面のスペースに多数のアンテナ導体
を設置することができるようにした自動車用アンテナ装
置である。
〔従来の技術〕
受信信号を誘起するためのアンテナ導体を自動車の窓ガ
ラス面上に設けてガラスアンテナを構成し、このガラス
アンテナで誘起した受信信号を車載受信機に供給するよ
うにした自動車用受信システムが知られている。
第13図はこのような受信システムに用いられるガラス
アンテナの導体パターン図及び電気回路図である。この
ガラスアンテナは後方、窓ガラス1の除の域に加熱用導
体42を設け、その上部余白部に、FMラジオ放送帯の
波長にチューニングしたパターン形状のアンテナ導体4
3を付設した構成である。
アンテナ導体43で誘起されたFM放送帯の受信信号を
給電点44から取り出し、同軸線のようなフィーダケー
ブル45aを通してプリアンプ46に供給して増幅する
と共に、増幅した受信信号を、フィーダケーブル45b
を通してFMラジオ受信機に導出する。このように、ア
ンテナ出力をプリアンプ46で増幅してからFMラジオ
受信機に与えることにより、弱電界地域でもFMラジオ
放送を聞くことができる受信システムを構成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
自動車の走行に伴ってガラスアンテナに入射する電波の
強度が変わるので、自動車上にFM受信システムを設け
てFM放送を受信する場合には、受信環境が弱電界から
強電界まで大幅に変動する。
したがって、プリアンプ46を設けて受信感度を向上さ
せるようにした従来の受信システムでは、弱電界時及び
強電界時の両方に不都合が発生する。
即ち、弱電界時においてはアンプの内部で発生するノイ
ズが目立って音声が聞き取りにくくなる。
また、例えば送信アンテナの近くのような強電界地域で
は、アンプカl包和してしまうために音声が歪んでしま
う不都合があった。
また、最近はFM’PAMのラジオ受信機の外に、テレ
ビ受像機や自動車電話装置等が自動車に搭載されること
が多い。受信信号を誘起する効率を良くするために、ア
ンテナ導体は使用波長に合った長さに形成する必要があ
る。したがって、使用波長が異なる受信装置を多数搭載
した場合は、各受信装置ごとにアンテナ導体を設けなけ
ればならない。このため、受信装置が多いと設置しなけ
ればならないアンテナ導体の数が多くなり、1枚のガラ
ス面上に必要なアンテナ導体を全て設置することができ
ない問題があった。
本発明は上述の問題点にかんがみ、プリアンプ無しで高
感度な受信システムを構成することができるようにする
とともに、所定のスペースに多数のアンテナ導体を設置
できるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の自動車用アンテナ装置は、使用帯域の基準波長
よりも短い固有共振波長を有するアンテナ導体3と、上
記固有共振波長を延長するために上記アンテナ導体3に
接続される装荷回路15とを自動車の窓ガラス面1上に
備え、上記装荷回路15を可変誘導性回路で構成して、
車載受信装置18からの制御電圧S、でその実効的な誘
導成分を調整する。
また、本発明の他の特徴によれば、アンテナ導体3と、
このアンテナ導体3を受信周波数に同調させる整合回路
(装荷回路15)とを自動車の窓ガラス1上に備え、上
記整合回路(装荷回路15)は、可変容量素子25aを
含み、受信機18からの選局情報S、を受けて整合条件
を変化させる共振回路21と、上記共振回路21と受信
側との間でインピーダンス整合を行うインピーダンス変
換回路22と、上記インピーダンス変換回路22と平衡
又は不平衡の給電ケーブルとの間で平衡/不平衡変換を
行う変換回路23とを備えている。
〔作用〕
アンテナ導体3と装荷回路15とを窓ガラス1面上にお
いて接続すると、アンテナ導体3の容量性リアクタンス
を打ち消して、アンテナ導体3の固有共振波長よりも長
い波長の受信周波数に共振させることができるようにな
る。したがって、受信周波数における空間波長の%より
も短いアンテナ導体3を使用しても大きな受信電力が得
られる。
また、整合回路において、各機能ごとに個別の回路を設
けると、それぞれの回路ごとに回路定数を求めることが
でき、整合の最適化が図れる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す自動車の後方窓ガラス
の正面図及び配線図である。この窓ガラスアンテナは、
後方窓ガラス1の除曇域に付設されたヒータ線2をAM
用のアンテナ導体として利用するとともに、その上部余
白部にFM用アンテナ導体3を付設し、AM及びFMの
ラジオ放送を受信できるように構成されている。
ヒータVA2に給電する方式は、上下2群に分けたヒー
タ線2の一端に連なる給電母線4.5に加熱電流を供給
し、他端の中継母線6を介して折り返し給電する方式が
用いられている。加熱電流は互いに磁気結合したチョー
クコイル7a、7b及び給電線10.11を通して給電
母vA4.5に流される。また、主電源子Bに連なるチ
ョークコイル7aと接地点に連なるチョークコイル7b
とは負結合になっていて、各コイル7a、7bに流れる
加熱電流による磁束はコア内で相殺されるので、小体積
コアを非飽和で動作させることができる。
また、受信周波数に対しては、チョークコイル7a、7
bが高インピーダンスを呈し、ヒータ線2に誘起される
受信信号は低インピーダンスの電源または接地に逃げる
ことがないので、ヒータ線2をアンテナ導体として使用
したときの受電効率が高まる。なお、主電源子Bに連な
るライン10にはデカップリングコンデンサ12を結合
して、電源ノイズが受信信号に乗らないようにしている
また、接地に連なるライン11にオン/オフスイッチ1
3を設けて電源をマイナス切りとし、ヒータ線2に十B
電圧が常に与えられるようにしている。
実施例では後方窓ガラス1上に、装荷回路15を設け、
この装荷回路15を通してFM用アンテナ導体3で誘起
した受信信号S、を車載受信機に導出している。すなわ
ち、第2図のFM受信システムのブロック図に示すよう
に、FM用アンテナ導体3と装荷回路15とで後方窓ガ
ラス1上にFMアンテナ回路16を構成している。FM
アンテナ回路16から導出された受信信号S1は、同軸
のフィーダケーブル17を介してFMラジオ受信機18
に供給される。そして、FMラジオ受信機18において
選局及び復調されたFM音声信号s2がスピーカ20に
供給される。なお、FMラジオ受信機18から装荷回路
15に選局操作に対応した制御電圧S、を導出し、後述
するようにFM用アンテナ導体3を受信周波数に共振さ
せている。
FM用アンテナ導体3には、水平方向に延びる一対の直
線状素子3a、3bから成るダイポールアンテナが用い
られている。
装荷回路15は、第3図の回路図に示すように基本的に
はりアクタンス打消回路15aとインピーダンス・伝送
モード変換回路15bとからなっている。また、機能と
しては、アンテナのりアクタンスを打消して受信周波数
に共振させる機能、リアクタンス打消回路の出力インピ
ーダンスとフィーダケーブルのインピーダンスとのイン
ピーダンスマツチングを行う機能、及びアンテナ出力の
平衡/不平衡変換を行う機能の3つを有している。
実施例ではこれらの機能ごとに独立した回路を設けてい
る。すなわち、リアクタンス打消回路15aとして共振
回路21を設け、この共振回路21の制御によりアンテ
ナ導体3を受信周波数に共振させるようにしている。ま
た、インピーダンス・伝送モード変換回路15bとして
、インピーダンス変換回路22及び平衡/不平()i変
換を行うバラン23を上記インピーダンス変換回路22
と夫々別個に設けている。そして、これらの回路21〜
23を混成集積回路14に組込んで全体を小形及び軽量
化して、窓ガラス1上に取付けても都度になることが少
ないようにしている。なお集積回路14は窓ガラス1の
周縁に形成されたセラミック等の着色マスキング8の内
側に配置される。
共振回路21は、アンテナ導体3と直列に挿入されるロ
ーディングコイル24と可変容量素子である可変容量ダ
イオード25aとから成り、窓ガラス1面上においてア
ンテナ導体3に直結される。
コイル24はアンテナ導体3の容量性リアクタンス分を
打消して、アンテナ導体3の長さを等価的に長くする作
用を有している。また、可変容量ダイオード25aはア
ンテナリアクタンスの打消量を変化させて、アンテナ導
体3を選択した受信周波数に共振させる作用を有してい
る。
実施例ではローディングコイル24を挿入スることによ
り、窓ガラス1面上に設けるFM用アンテナ導体3の長
さが使用帯域の基準長の約半分で済むようにしている。
これにより、除曇ヒータ線2があるために、余白部が小
さい窓ガラス1上にFM用アンテナ導体3を付設するこ
とが可能になる。また、アンテナ導体を1本配設するの
に必要なスペースが小さくて済むので、窓ガラスl上に
多数のアンテナを付設することができるようになる。
可変容量ダイオード25aの静電容量を変化させる制御
電圧SEは、受信周波数に応じてFMラジオ受信機18
で形成される。そして、フィーダケーブル17の信号線
17aを通してアンテナ回路16に供給され、第3図に
示すように抵抗R。
を介して信号線17aから取り出されるとともに、抵抗
R2を通して各可変容量ダイオード25に与えられる。
これにより、FM用アンテナ導体3の共振周波数を受信
周波数に応じて変化させることができ、受信周波数が変
わっても常に大きな受信電力が得られる。なお、抵抗R
1は例えばIOKΩであってそれほど大きくないが、抵
抗R2は100にΩ程度の比較的大きなものを用いてい
る。
したがって、共振回路21に直流の制御電圧S。
を与えることができ、しかも、これらの抵抗を介して受
信信号が流出しないようにすることができる。
アンテナ導体3で誘起された受信信号はインピーダンス
変換回路22及びバラン23を介してフィーダケーブル
17に加えられる。
平衡形の共振回路21と同軸型のフィーダケーブル17
とを接続するために、平衡出力を不平衡出力に変換出力
に変換する必要がある。また、共振回路21の出力を損
失無くフィーダケーブル17に導出するために、共振回
路21の出力端よりアンテナ側を見たインピーダンスと
フィーダケーブル17の特性インピーダンスとをマツチ
ングさせる必要がある。
実施例ではトランスTI 、コンデンサ26よりナルイ
ンピーダンス変換回路22を設けるとともに、それとは
別にバラン23を設けている。すなわち、インピーダン
ス変換と、平衡−不平衡変換とを各部で行なっている。
このように、機能を分けると各定数を決めやすくなり回
路の設計が容易になる。
インピーダンス変換回路22は、その出力端からアンテ
ナ側を見たインピーダンスが2ooΩとなるようにイン
ピーダンスを変換する。アンテナ側インピーダンスは1
oo〜400Ωであり、インピーダンス変換回路22で
1:2〜2:1のインピーダンス変換を行って、次のバ
ラン23と整合させる。従ってインピーダンスを上げる
場合と下げる場合との二通りがアンテナ導体のインピー
ダンスに応じて選択される。また、バラン23は伝送路
トランスT、 、’r、により構成され、平衡出力を不
平衡に変換するとともに、4:1のインピーダンス変換
を行っている。これにより、バラン出力端よりアンテナ
側を見たフィーダケーブル17の特性インピーダンス5
oΩに一賎させてぃる。なお、フィーダケーブル17の
芯線である信号線17aと接地側の外側導体17bに連
なる伝送路トランスT、との間に直流カットコンデンサ
28が挿入されている。受信機18からの制御電圧SE
は、信号線1’laからトランスT3の巻線を介して抵
抗R,に伝えられる。バラン23とインピーダンス変換
回路22との間の信号路には直流カノトコンデンザ29
が更に介在されている。
可変容量ダイオード25aの静電容量の大きさと整合特
性との関係を測定するための回路図を第4図に示す。
第4図の測定用回路では可変容量ダイオード300mH
の代りに可変コンデンサ25bを設けると共に、ローデ
ィング用のコイル24と並列に5PFのコンデンサ32
を設けている。なお、ローディング用のコイル24の自
己インダクタンスを30 On H、コンデンサ26の
静電容量を24.Fとしである。このように構成された
第4図において、可変コンデンサ25bの静電容量を5
14、l0PF、3324.68□と変化させて整合特
性孝、測定した結果を第5図〜第8図にそれぞれ示す。
この測定は周波数を50MHz〜200MHzまで変化
させて行ったもので、第5図〜第8図における各A図は
反射係数のグラフ、各B図はスミス図表を示している。
第5A図において矢印で示すように、可変コンデンサ2
5bの静電容量を5PFにすると、FM用アンテナ導体
3を95MIIzの周波数に共振させることができる。
95MH2で共振しているときのインピーダンスは、第
5B図において矢印で示したようにp点の近くになって
いる。p点のインピーダンスはフィーダケーブル17の
インピーダンスと同じ50Ω±jOなので、アンテナ回
路が略整合状態で動作していることが判る。
以下第6図〜第8図に示すように可変コンデンサ25b
の静電容量を10.Fにすると、86.7MIIz、3
31.にすると77.7MH2、68PFにすると74
.7MIIzでFM用アンテナ導体3を共振させること
ができる。また、各共振時のインピーダンスは第6B図
、第7B図及び第8B図において矢印で示すようにp点
に接近していて、整合がとれている。
第9図及び第10図はガラスアンテナシステムの受信出
力をスペクトラムアナライザ30a、あるいはネットワ
ークアナライザ30bに供給して指向性や定在波比等の
アンテナシステム特性を測定する測定回路のブロック図
である。第9Mは実施例のガラスアンテナシステムを示
し、第10図は実施例のガラスアンテナシステムと比較
するために、平衡ガラスアンテナパターンに4:1のバ
ランだけを装荷したガラスアンテナシステムを示してい
る。これらのガラスアンテナシステムは地上高1.3m
に設置された自動車用窓ガラスアンテナシステムであり
、平衡タイプのアンテナ導体を用いている。
第10図のダイポールアンテナ31は、L=1゜E16
0 am (すなわち80MIIzにおける半波長の長
さ)に形成されている。
これに対し、第9図の実施例のガラスアンテナシステム
のダイポールアンテナ3は、#=1.050fflI1
1でほぼその半分に形成されている。
これらの各ガラスアンテナシステムを用いて周波数80
M1(zの電波を受信した場合の指向特性を第11図に
示し、70〜90MHzの帯域での電圧定在波比を第1
2図に示す。各図において、実線で示す特性臼&’lは
実施例のガラスアンテナシステムの特性を示し、可変容
量ダイオード25aには80Mflzでアンテナ回路を
共振させ得る制御電圧S、を与えである。また1点鎖線
で示す特性曲線Bは4:1バランのみを装荷したガラス
アンテナシステムの特性を示している。
第11図から明らかなように、実施例のガラスアンテナ
システムにおいては進行方向の横方向にデイツプが発生
しないように改善することができ、略円形な指向特性が
得られる。
fだ、第12図の特性曲線Bに示すように、4:1バラ
ンのみを装荷したガラスアンテナシステムの電圧定在波
比VSWRはFM放送帯の全域にわたって17〜19で
あった。これに対・し、第12図の特性曲線Aに示すよ
うに、実施例のガラスアンテナシステムは、80M1l
zにおける定在波比VSWRが1〜2程度あった。つま
り2波長のアンテナ導体を使用して標準の2波長ダイポ
ール以上に良好な受信波との整合(共振)が得られた。
なお、実施例では共振回路21、インピーダンス変換回
路22及びバラン23等を1つの集積回路14内に組込
んだが、これらの回路を別々に集積化してもよい。
また、ローディングコイル24と共振周波数制御用可変
容量ダイオード25aとを並列に設けてもよい。また、
アンテナ導体のパターンは不平衡タイプのものを用いる
こともできる。この場合、給電線が不平衡タイプならば
平衡/不平衡変換回路を省略できる。
〔発明の効果〕
請求項1の発明は、窓ガラス面上に設けられているアン
テナ導体の固有共振波長を延長する装荷回路を上記窓ガ
ラス面上に設け、この装荷回路の実効的な誘導成分を受
信機側から制御可能としたので、固有共振波長が基準の
受信波波長よりも大幅に短いアンテナ導体を使用しても
受信機の選局周波数に対応した受信電波に共振させるこ
とができる。このため窓ガラス上の占有面積が小さいア
ンテナ導体を用いて利得の高いアンテナ装置を構成する
ことができ、限られた面積の窓ガラス面上に多数のアン
テナ導体を付設して、多種類の情報受信システムやグイ
バシティ受信システムを構成することが可能となる。
また、アンテナ導体を受信周波数に共振させて受信信号
を誘起する能力を高めることにより、弱電界地域におい
ても大きな受信感度が得られる。
したがって、プリアンプなしで受信システムを構成する
ことができ、弱電界時のノイズや強電界時の音声歪等が
ない高品質の受信信号が得られる。
請求項3の発明は、共振、インピーダンスマツチング及
び平衡/不平衡変換等の各機能ごとに回路を構成したの
で、各定数を設定しやすくなり、全体としてアンテナ装
置を最適に設計することができ、プリアンプを使用しな
いでも高利得の受信システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す自動車の後方窓ガラス
の正面図及び電気回路図、第2図はFM放送受信システ
ムのブロック図、第3図は装荷回路の回路図、第4図は
装荷回路の作用を測定するための回路図、第5図〜第8
図は第4図の回路の測定結果を示すグラフであり、第5
A図〜第8A図は反射率のグラフ、第5B図〜第8B図
はスミススチャート、第9図は実施例のガラスアンテナ
システムの特性を測定する測定回路のブロック図、第1
0図は4:1バランを装荷したガラスアンテナシステム
の特性を測定する測定回路のブロック図、第11図は指
向特性のグラフ、第12図は電圧定在波比のグラフ、第
13図は従来のアンプ付きガラスアンテナシステムにお
ける自動車窓ガラスの正面図である。 なお図面に用いた符号において、 1・−・・−・・・・−−一−−−・・・−後方窓ガラ
ス3−・・・・・・・・−・・・・・・FM用アンテナ
導体14−・−・−=−・−・・・・集積回路15−・
−・・−・−・−・−装荷回路16−・−・・・・・−
・−・−・FMアンテナ回路17−・−・・−・・−・
・−・・・フィーダケーブル2t−−・・−・−・−一
一−−−−共振回路22・−・・・・−・・−・・・・
インピーダンス変換回路23・・・−・−・・−・−・
−・バラン21−−−−一・・−・・・・−・・−・−
ローディングコイル25a・−・−・〜・・−・−・可
変容量ダイオードSゆ・・−・・・・・−・・・制御電
圧である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、使用帯域の基準波長よりも短い固有共振波長を有す
    るアンテナ導体と、 上記固有共振波長を延長するために上記アンテナ導体に
    接続される装荷回路とを自動車の窓ガラス面上に備え、 上記装荷回路を可変誘導性回路で構成して、車載受信装
    置からの制御電圧でその実効的な誘導成分を調整するこ
    とを特徴とする自動車用アンテナ装置。 2、上記可変誘導性回路が、上記アンテナ導体と直列に
    接続されるローディングコイルと、このコイルに直列又
    は並列接続される可変容量素子とから成り、上記制御電
    圧を上記可変容量素子に供給することを特徴とする請求
    項1に記載の自動車用アンテナ装置。 3、アンテナ導体と、このアンテナ導体を受信周波数に
    同調させる整合回路とを自動車の窓ガラス上に備え、上
    記整合回路は、 可変容量素子を含み、受信機からの選局情報を受けて整
    合条件を変化させる共振回路と、上記共振回路と受信側
    との間でインピーダンス整合を行うインピーダンス変換
    回路と、 上記インピーダンス変換回路と平衡又は不平衡の給電ケ
    ーブルとの間で平衡/不平衡変換を行う変換回路とを備
    えることを特徴とする自動車用アンテナ装置。
JP18576089A 1989-07-18 1989-07-18 自動車用アンテナ装置 Pending JPH0349402A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014011787A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用ガラスアンテナ並びに車両用ウインドウガラス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014011787A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用ガラスアンテナ並びに車両用ウインドウガラス

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