JP2000150836A - 試料の処理システム - Google Patents

試料の処理システム

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JP2000150836A
JP2000150836A JP10316577A JP31657798A JP2000150836A JP 2000150836 A JP2000150836 A JP 2000150836A JP 10316577 A JP10316577 A JP 10316577A JP 31657798 A JP31657798 A JP 31657798A JP 2000150836 A JP2000150836 A JP 2000150836A
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Kazutaka Yanagida
一隆 柳田
Kiyobumi Sakaguchi
清文 坂口
Kazuaki Omi
和明 近江
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67155Apparatus for manufacturing or treating in a plurality of work-stations
    • H01L21/67196Apparatus for manufacturing or treating in a plurality of work-stations characterized by the construction of the transfer chamber
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S134/00Cleaning and liquid contact with solids
    • Y10S134/902Semiconductor wafer

Abstract

(57)【要約】 【課題】SOI基板の製造等に好適な処理システムを提
供する。 【解決手段】この処理システム7000は、貼り合わせ
基板50を保持する保持機構7100を円上に略等間隔
に搭載したターンテーブル7060と、ターンテーブル
7060を所定角度ずつ回動させて各保持機構7100
により保持された貼り合わせ基板又は分離後の基板を各
作業位置7110〜7150に移動させるための駆動機
構と、保持機構7100により保持された貼り合わせ基
板又は分離後の基板に対して各作業位置7110〜71
50で処理を施すための芯出し装置7400、分離装置
7200及び洗浄/乾燥装置7500とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体基板
等の製造に好適な試料の処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁層上に単結晶Si層を有する基板と
して、SOI(silicon on insulator)構造を有する基
板(SOI基板)が知られている。このSOI基板を採
用したデバイスは、通常のSi基板では達成し得ない数
々の優位点を有する。この優位点としては、例えば、以
下のものが挙げられる。 (1)誘電体分離が容易で高集積化に適している。 (2)放射線耐性に優れている。 (3)浮遊容量が小さく、素子の動作速度の高速化が可
能である。 (4)ウェル工程が不要である。 (5)ラッチアップを防止できる。 (6)薄膜化による完全な空乏型電解効果トランジスタ
の形成が可能である。
【0003】SOI構造は、上記のような様々な優位点
を有するため、ここ数十年、その形成方法に関する研究
が進められてきた。
【0004】SOI技術としては、古くは、単結晶サフ
ァイア基板上にSiをCVD(化学気層成長)法でヘテ
ロエピタキシ成長させて形成するSOS(silicon on s
apphire)技術が知られている。このSOS技術は、最
も成熟したSOI技術として一応の評価を得たものの、
Si層と下地のサファイア基板との界面における格子不
整合による大量の結晶欠陥の発生、サファイア基板を構
成するアルミニウムのSi層への混入、基板の価格、大
面積化への遅れ等の理由により実用化が進んでいない。
【0005】SOS技術に次いで各種SOI技術が登場
した。このSOI技術に関して、結晶欠陥の低減や製造
コストの低減等を目指して様々な方法が試みられてき
た。この方法としては、基板に酸素イオンを注入して埋
め込み酸化層を形成する方法、酸化膜を挟んで2枚のウ
ェハを貼り合わせて一方のウェハを研磨又はエッチング
して、薄い単結晶Si層を酸化膜上に残す方法、更に
は、酸化膜が形成されたSi基板の表面から所定の深さ
に水素イオンを打ち込み、他方の基板と貼り合わせた後
に、加熱処理等により該酸化膜上に薄い単結晶Si層を
残して、貼り合わせた基板(他方の基板)を剥離する方
法等が挙げられる。
【0006】本出願人は、特開平5−21338号にお
いて、新たなSOI技術を開示した。この技術は、多孔
質層が形成された単結晶半導体基板上に非多孔質単結晶
層(単結晶Si層を含む)を形成した第1の基板を、絶
縁層を介して第2の基板に貼り合わせ、その後、多孔質
層で両基板を分離し、第2の基板に非多孔質単結晶層を
移し取るものである。この技術は、SOI層の膜厚均一
性が優れていること、SOI層の結晶欠陥密度を低減し
得ること、SOI層の表面平坦性が良好であること、高
価な特殊仕様の製造装置が不要であること、数100Å
〜10μm程度の範囲のSOI膜を有するSOI基板を
同一の製造装置で製造可能なこと等の点で優れている。
【0007】更に、本出願人は、特開平7−30288
9号において、上記の第1の基板と第2の基板とを貼り
合わせた後に、第1の基板を破壊することなく第2の基
板から分離し、その後、分離した第1の基板の表面を平
滑にして再度多孔質層を形成し、これを再利用する技術
を開示した。この技術は、第1の基板を無駄なく使用で
きるため、製造コストを大幅に低減することができ、製
造工程も単純であるという優れた利点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の本出願人の提案
に係るSOI基板の製造方法によれば、良質のSOI基
板を製造することが可能である。しかしながら、SOI
基板を量産するためには、例えば、一連の処理を高速化
する必要がある。
【0009】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、例えばSOI基板の製造等に好適な処理シス
テムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る試料の処理
システムは、試料を保持する保持機構を円上に略等間隔
に搭載したターンテーブルと、前記ターンテーブルを所
定角度ずつ回動させて各保持機構により保持された各試
料を各作業位置に移動させるための駆動機構と、前記保
持機構により保持された試料に対して所定の作業位置で
処理を施すための少なくとも1つの処理装置とを備える
ことを特徴とする。
【0011】上記の処理システムにおいて、前記作業位
置には、例えば、処理を開始すべき試料を受け取るため
の入口位置と、処理が終了した試料を引き渡すための出
口位置が含まれることが好ましい。
【0012】上記の処理システムにおいて、例えば、前
記入口位置としての作業位置に位置する保持機構に処理
対象の試料を引き渡し、前記出口位置としての作業位置
に位置する保持機構から処理済みの試料を受け取るため
の搬送機構を更に備えることが好ましい。
【0013】上記の処理システムにおいて、前記搬送機
構は、例えば、板状試料を水平な状態で前記入口位置に
位置する保持機構に引き渡すと共に、前記出口位置に位
置する保持機構から処理済みの板状試料を水平な状態で
受け取ることが好ましい。
【0014】上記の処理システムにおいて、前記搬送機
構は、例えば、スカラーロボットを含むことが好まし
い。
【0015】上記の処理システムにおいて、前記保持機
構は、例えば、板状試料を下方から保持する下方保持機
構を有することが好ましい。
【0016】上記の処理システムにおいて、前記保持機
構は、例えば、板状試料を下方から保持する下方保持機
構と、板状試料を上方から保持する上方保持機構とを有
することが好ましい。
【0017】上記の処理システムにおいて、処理対象の
試料は、例えば内部に分離用の層を有し、前記複数の処
理装置には、例えば、該分離用の層で該試料を分離する
分離装置が含まれることが好ましい。
【0018】上記の処理システムにおいて、前記分離装
置は、例えば、試料を分離するための作業位置に位置す
る前記保持機構により保持された試料の前記分離用の層
に向けて束状の流体を噴射することにより、該試料を該
分離用の層で分離することが好ましい。
【0019】上記の処理システムにおいて、前記保持機
構は、例えば、前記分離用の層に直交する軸を中心とし
て試料を回転させるための駆動源を有し、前記分離装置
は、前記回転源により試料が回転された状態で該試料を
分離することが好ましい。
【0020】上記の処理システムにおいて、前記処理装
置には、例えば、試料の芯出しを行う芯出し装置が含ま
れることが好ましい。
【0021】上記の処理システムにおいて、前記芯出し
装置は、例えば、芯出し処理を行うための作業位置に位
置する前記保持機構により保持された試料に対して芯出
し処理を施すことが好ましい。
【0022】上記の処理システムにおいて、前記処理装
置には、例えば、前記分離装置により分離して得られる
板状試料を洗浄する洗浄装置が含まれることが好まし
い。
【0023】上記の処理システムにおいて、前記洗浄装
置は、洗浄処理を行うための作業位置に位置する前記保
持機構により保持された試料に対して洗浄処理を施すこ
とが好ましい。
【0024】上記の処理システムにおいて、前記処理装
置には、例えば、前記分離装置により分離して得られる
試料を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥装置が含まれること
が好ましい。
【0025】上記の処理システムにおいて、前記洗浄/
乾燥装置は、例えば、洗浄/乾燥処理を行うための作業
位置に位置する前記保持機構により保持された試料に対
して洗浄/乾燥処理を施すことが好ましい。
【0026】上記の処理システムにおいて、各作業位置
で処理を並行して実行することが好ましい。
【0027】上記の処理システムにおいて、例えば、試
料の芯出しを行う芯出し装置と、前記芯出し装置により
芯出し処理がなされた試料を受け取って前記入口位置に
位置する保持機構に引き渡すための搬送機構とを更に備
えることが好ましい。
【0028】上記の処理システムにおいて、例えば、試
料を洗浄する洗浄装置と、前記出口位置の位置する保持
機構により保持された試料を受け取って前記洗浄装置に
引き渡すための搬送機構とを備えることが好ましい。
【0029】上記の処理システムにおいて、例えば、試
料を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥装置と、前記出口位置
の位置する保持機構により保持された試料を受け取って
前記洗浄/乾燥装置に引き渡すための搬送機構とを備え
ることが好ましい。
【0030】上記の処理システムにおいて、例えば、試
料の芯出しを行う芯出し装置と、前記芯出し装置により
芯出し処理がなされた試料を受け取って前記入口位置に
位置する保持機構に引き渡すための第1の搬送機構と、
試料を洗浄する洗浄装置と、前記出口位置の位置する保
持機構により保持された試料を受け取って前記洗浄装置
に引き渡すための第2の搬送機構とを備えることが好ま
しい。
【0031】上記の処理システムにおいて、例えば、試
料の芯出しを行う芯出し装置と、前記芯出し装置により
芯出し処理がなされた試料を受け取って前記入口位置に
位置する保持機構に引きための渡す第1の搬送機構と、
試料を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥装置と、前記出口位
置の位置する保持機構により保持された試料を受け取っ
て前記洗浄/乾燥装置に引き渡すための第2の搬送機構
とを備えることが好ましい。
【0032】上記の処理システムにおいて、例えば、前
記芯出し装置に試料を引き渡し、前記洗浄装置から試料
を受け取るための第3の搬送機構を更に備えることが好
ましい。
【0033】上記の処理システムにおいて、例えば、前
記芯出し装置に試料を引き渡し、前記洗浄/乾燥装置か
ら試料を受け取るための第3の搬送機構を更に備えるこ
とが好ましい。
【0034】上記の処理システムにおいて、例えば、前
記入口位置に位置する前記保持機構に試料を引き渡す前
に該試料に処理を施す装置を更に備えることが好まし
い。
【0035】上記の処理システムにおいて、例えば、前
記出口位置に位置する前記保持機構から試料を受け取っ
た後に該試料に対して処理を施す装置を更に備えること
が好ましい。
【0036】上記の処理システムにおいて、前記分離用
の層は、例えば、脆弱な構造の層であることが好まし
い。
【0037】上記の処理システムにおいて、前記脆弱な
構造の層は、例えば、多孔質層であることが好ましい。
【0038】上記の処置システムにおいて、前記脆弱な
構造の層は、例えば、微小気泡層であることが好まし
い。
【0039】上記の処理システムにおいて、処理対象の
板状試料は、例えば、半導体基板であることが好まし
い。
【0040】上記の処理システムにおいて、処理対象の
板状試料は、例えば、第1の基板と第2の基板とを貼り
合わせてなり、分離用の層として脆弱な構造の層を有す
ることが好ましい。
【0041】上記の処理システムにおいて、処理対象の
板状試料は、例えば、第1の半導体基板の表面を多孔質
化した後にその上に非多孔質層を形成し、該非多孔質層
に第2の基板を貼り合わせてなることが好ましい。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0043】図1は、本発明の好適な実施の形態に係る
SOI基板の製造方法を工程順に説明する図である。
【0044】図1(a)に示す工程では、単結晶Si基
板11を準備して、その表面に陽極化成等により多孔質
Si層12を形成する。次いで、図1(b)に示す工程
では、多孔質Si層12上に非多孔質単結晶Si層13
をエピタキシャル成長法により形成し、その上に絶縁層
(例えば、SiO2層)15を形成する。これにより、
第1の基板10が形成される。
【0045】図1(c)に示す工程では、第2の基板2
0を準備し、絶縁層15が面するようにして第1の基板
10と第2の基板20とを室温で密着させる。その後、
陽極接合、加圧若しくは熱処理又はこれらを組合わせた
処理により第1の基板10と第2の基板20とを貼り合
わせる。この処理により、絶縁層15と第2の基板20
とが強固に結合される。なお、絶縁層15は、上記のよ
うに非多孔質単結晶Si層13の上に形成しても良い
が、第2の基板20の上に形成しても良く、両者に形成
しても良く、結果として、第1の基板と第2の基板を密
着させた際に、図1(c)に示す状態になれば良い。
【0046】図1(d)に示す工程では、貼り合わせた
2枚の基板を、多孔質Si層12の部分で分離する。こ
れにより、第2の基板側(10''+20)は、多孔質S
i層12''/単結晶Si層13/絶縁層15/単結晶S
i基板20の積層構造となる。一方、第1の基板側(1
0')は、単結晶Si基板11上に多孔質Si層12’
を有する構造となる。
【0047】分離後の基板(10’)は、残留した多孔
質Si層12’を除去し、必要に応じて、その表面を平
坦化することにより、再び第1の基板(10)を形成す
るための単結晶Si基板11として使用される。
【0048】貼り合わせた基板を分離した後、図1
(e)に示す工程では、第2の基板側(10''+20)
の表面の多孔質層12''を選択的に除去する。これによ
り、単結晶Si層13/絶縁層15/単結晶Si基板2
0の積層構造、すなわち、SOI構造を有する基板が得
られる。
【0049】第2の基板としては、例えば、単結晶Si
基板の他、絶縁性基板(例えば、石英基板)や光透過性
基板(例えば、石英基板)等が好適である。
【0050】なお、上記の製造工程では、2枚の基板を
貼り合わせた後にこれを分離する処理(図1(d))を
容易にするために、分離用の領域に脆弱な構造の多孔質
層12を形成するが、この多孔質層の代わりに、例え
ば、微小気泡層を形成してもよい。微小気泡層は、例え
ば、半導体基板にイオンを注入することにより形成する
ことができる。
【0051】以下、上記のSOI基板等の製造工程にお
ける貼り合わせ基板の分離工程(図1(d))に好適な
処理システムに関して説明する。なお、以下の処理シス
テムは、貼り合わせ基板の分離工程のみならず、他の試
料の分離工程にも適用することができる。
【0052】[第1の実施の形態]図2は、本発明の第
1の実施の形態に係る処理システムの概略的な構成を示
す平面図である。この処理システム7000は、カセッ
トから貼り合わせ基板を取り出して、該貼り合わせ基板
を分離し、分離後の各基板を洗浄すると共に乾燥させ
て、処理後の各基板を分類してカセットに収容する。
【0053】この処理システム7000は、貼り合わせ
基板又は分離後の基板を保持するための複数の保持機構
7100を円上に略等間隔に搭載したターンテーブル7
060を有する。このターンテーブル7060上には、
各保持機構7100を仕切るための仕切り板7160が
設けられている。
【0054】また、このターンテーブル7060は、図
3に示すように、支持台7001に固定されたモータ7
600の回転軸7170に連結されている。モータ76
00は、ターンテーブル7060を所定角度ずつ回動さ
せて、各保持機構7100により保持された貼り合わせ
基板50又は分離後の基板を各作業位置7110〜71
50に移動させる。
【0055】作業位置7110は、スカラーロボット7
050から処理対象の貼り合わせ基板50を保持機構7
100が受け取るための入口位置、作業位置7120
は、芯出し装置7400により貼り合わせ基板50の芯
出し処理を行うための位置、作業位置7130は、分離
装置7200により貼り合わせ基板50を多孔質層で分
離する分離処理を行う位置、作業位置7140は、洗浄
/乾燥装置7500により分離後の各基板を洗浄し乾燥
させる洗浄/乾燥処理を行う位置、作業位置7150
は、処理済みの基板をスカラーロボット7050に引き
渡すための出口位置である。
【0056】ターンテーブル7060は、入口位置71
10及び出口位置7150の部分を除いて、チャンバ7
300内に収容されている。
【0057】また、この処理装置7000は、ローダ7
040、第1アンローダ7030、第2アンローダ70
20及び第3アンローダ7010を有する。ローダ70
40には、処理に先立って、1又は複数枚の貼り合わせ
基板を収容した第1カセット7041が載置される。ま
た、処理に先立って、第1アンローダ7030には、空
の第2カセット7031が載置され、第2アンローダ7
020には、空の第3カセット7021が載置され、第
3アンローダ7010には、空の第4カセット7011
が載置される。
【0058】スカラーロボット7050は、所定の回転
軸を中心としてロボットハンドを回転させると共に該ロ
ボットハンドを該回転軸から遠ざけたり近づけたりする
ことにより、貼り合わせ基板又は分離後の基板を搬送す
る。
【0059】分離装置7200は、保持機構7100に
より保持された貼り合わせ基板50の多孔質層付近に向
けてノズル7220からジェットを噴射することによ
り、貼り合わせ基板50を多孔質層で2枚の基板に分離
する。即ち、この分離装置7200は、ウォータージェ
ット法を適用したものである。
【0060】一般に、ウォータジェット法は、水を高
速、高圧の束状の流れにして対象物に対して噴射して、
セラミックス、金属、コンクリート、樹脂、ゴム、木材
等の切断、加工、表面の塗膜の除去、表面の洗浄等を行
う方法である(「ウォータージェット」第1巻1号(1
984年)第4ページ参照)。
【0061】この分離装置は、脆弱な構造部分である貼
り合わせ基板の多孔質層(分離用の層)に対して、基板
の面方向に、高速、高圧の流体を束状の流れにして噴射
して、多孔質層を選択的に崩壊させることにより、多孔
質層の部分で基板を分離するものである。以下では、こ
の束状の流れを「ジェット」という。ジェットを構成す
る流体としては、水、アルコール等の有機溶媒、弗酸、
硝酸その他の酸、水酸化カリウムその他のアルカリ、空
気、窒素ガス、炭酸ガス、希ガス、エッチングガスその
他の気体、或いはプラズマ等であってもよい。
【0062】この分離装置を半導体装置の製造工程、例
えば、貼り合わせ基板の分離工程に適用する場合、ジェ
ットを構成する流体としては、不純物金属やパーティク
ル等を極力除去した純水を使用することが好ましい。
【0063】ジェットの噴射条件は、例えば、分離領域
(例えば、多孔質層)の種類、貼り合わせ基板の外周部
の形状等に応じて決定すればよい。ジェットの噴射条件
として、例えば、ジェット構成媒体に加える圧力、ジェ
ットの走査速度、ノズルの幅又は径(ジェットの径と略
同一)、ノズル形状、ノズルと分離領域との距離、ジェ
ット構成媒体の流量等は、重要なパラメータとなる。
【0064】以上のようなウォータージェット法を応用
した分離方法によれば、貼り合わせ基板に特段の損傷を
与えることなく、該貼り合わせ基板を2枚の基板に分離
することができる。
【0065】この分離装置は、貼り合わせ基板等の試料
をその試料面が実質的に水平になるようにして保持し、
その状態で該試料を脆弱な構造部(例えば、多孔質層)
で分離する。このように、試料面が水平になるような状
態で試料を保持することにより、例えば、(1)試料の
落下を防止し、(2)試料の保持を容易にし、(3)試
料の搬送を容易にし、(4)分離装置と他の装置とにお
ける試料の受け渡しを効率化し、(5)各構成要素を上
下方向に配置することができるため、分離装置の投影面
積(占有面積)を小さくすることができる。
【0066】図8は、ターンテーブル7060に搭載さ
れる保持機構7100の概略的な構成を示す図である。
また、図9は、図8に示す保持機構7100の一部を示
す図である。
【0067】この保持機構7100は、一対の基板保持
部1909及び1901を備え、該基板保持部1909
及び1901により貼り合わせ基板50を上下から挟む
ようにして水平に保持する。
【0068】下側の基板保持部1901は、貼り合わせ
基板50と基板保持部1901の表面との間にスカラー
ロボット7050のロボットハンドを挿入するための間
隙を形成するための凸状の支持部1903を有する。こ
の支持部1903には、貼り合わせ基板50を真空吸着
するための吸引孔1902が設けられている。また、こ
の基板保持部1901は、支持部1903の外周に、ず
れ防止部材1911を有する。ずれ防止部材1911
は、例えばゴムや樹脂等で構成され、貼り合わせ基板5
0が面方向に移動することを防止する。このずれ防止部
材1911を設けることにより、小さな押圧力又は吸引
力で貼り合わせ基板50を保持することが可能になる。
【0069】また、基板保持部1901は、回転軸19
04の一端に連結されている。回転軸1904は、ベア
リング1906を介して支持台1920により支持され
ている。ベアリング1906の上部には、回転軸190
4を通すために支持台1920に設けられた開口部をシ
ールするためのシール部材1905が設けられている。
回転軸1804の内部には真空ライン1907が設けら
れており、この真空ライン1907は、基板保持部19
01の複数の吸引孔1902に連結されている。また、
この真空ライン1907は、リング1908を介して外
部の真空ラインに連結されている。回転軸1904は、
不図示の回転源に連結されており、該回転源から与えら
れる回転力により回転する。
【0070】基板保持部1901の上方には、基板保持
部1909が配置されている。この基板保持部1909
は、駆動機構1930の駆動軸1910に連結されてお
り、駆動機構1930により昇降される。また、駆動軸
1910は、駆動機構1930により回転可能に軸支さ
れている。
【0071】上側の基板保持部1909は、貼り合わせ
基板50と基板保持部1909の表面との間にスカラー
ロボット7050のロボットハンドを挿入するための間
隙を形成するための凸状の支持部1912を有する。こ
の支持部1912には、貼り合わせ基板50を真空吸着
するための吸引孔1914が設けられている。また、こ
の基板保持部1909は、支持部1912の外周に、ず
れ防止部材1913を有する。ずれ防止部材1913
は、例えばゴムや樹脂等で構成され、貼り合わせ基板5
0が面方向に移動することを防止する。このずれ防止部
材1913を設けることにより、小さな押圧力又は吸引
力で貼り合わせ基板50を保持することが可能になる。
【0072】例えば、この保持機構7100が分離処理
の作業位置7130に位置する時は、図8に示すよう
に、分離装置7200のノズル7220が位置する。ノ
ズル7220は、前述の直交ロボット7210により制
御される。ノズル7220と基板保持部1901との間
には、ノズル7220から噴射されるジェットを必要に
応じて遮断するためのシャッタを設けてもよい。
【0073】以下、分離装置7200による分離処理の
手順を説明する。分離処理の作業位置7130には、タ
ーンテーブル7060の回動により、芯出し処理の作業
位置7120において芯出しを終えた貼り合わせ基板5
0を保持した保持機構7100が移動してくる。
【0074】分離処理の作業位置7130では、まず、
駆動機構1930により基板保持部1909を降下させ
て、基板保持部1909に貼り合わせ基板50を押圧さ
せる。これにより、貼り合わせ基板50は、基板保持部
1909及び1901により両側から押圧されて保持さ
れる。
【0075】次いで、不図示の回転源を動作させること
により回転軸1904に回転力を伝達させる。これによ
り、回転軸1904、基板保持部1901、貼り合わせ
基板50及び基板保持部1909は、一体的に回転す
る。
【0076】次いで、不図示のポンプからノズル722
0に高圧のジェット構成媒体(例えば、水)を送り込
む。これにより、貼り合わせ基板50の多孔質層付近に
向けてノズル7220から高圧のジェットが噴射され、
貼り合わせ基板50の分離が開始される。
【0077】貼り合わせ基板50の分離が完了したら、
ノズル7220に連結されているポンプの動作を停止さ
せて、貼り合わせ基板50に対するジェットの打ち込み
を停止させる。また、回転軸1904の駆動を停止する
ことにより、貼り合わせ基板50の回転を停止させる。
【0078】次いで、基板保持部1901及び1909
の各真空吸着機構を動作させる。これにより、分離され
た上側の基板が基板保持部1909に吸着されると共
に、分離された下側の基板が基板保持部1901に吸着
される。次いで、駆動機構1930により基板保持部1
909を上昇させる。これにより、分離された2枚の基
板は、互いに引き離される。
【0079】ここで、貼り合わせ基板50が2枚に分離
された後において、2枚の基板の間には流体が存在す
る。この流体が液体(例えば、水)である場合には、表
面張力が相当に大きい。従って、分離された2枚の基板
を小さな力で引き離すためには、2枚の基板間にノズル
7220からジェットを供給することが好ましい。この
場合、2枚の基板を引き離した後に、ノズル7220か
らのジェットを停止させることになる。なお、その代わ
りに、2枚の基板を引き離すために使用するジェットを
噴射する機構を別個に設けてもよい。
【0080】なお、図2に示す処理システム7000
は、ターンテーブル7060、芯出し装置7400、分
離装置7200、洗浄/乾燥装置7500、スカラーロ
ボット7050、ローダ7040、第1アンローダ70
30、第2アンローダ7020及び第3アンローダ70
10を支持台7001上に一体化した構成を有する。し
かしながら、他の実施の形態においては、これらの構成
要素をユニット化し、使用に際して各ユニットを結合し
て処理システムを組み立ててもよい。例えば、ターンテ
ーブル7060、芯出し装置400、分離装置7200
及び洗浄/乾燥装置7500を一体化して第1ユニット
とし、スカラーロボット7050を第2ユニットとし、
ローダ7040、第1アンローダ7030、第2アンロ
ーダ7020及び第3アンローダ7010を一体化して
第3ユニットとし、使用に際して第1乃至第3ユニット
を一体化して1つの処理システムを構成する如きであ
る。
【0081】図10は、1枚の貼り合わせ基板に着目し
た場合の処理システム7000における処理の流れを示
す図である。まず、手動又は自動で、処理対象の貼り合
わせ基板を収容した第1カセット7041をローダ70
40上の所定位置に載置すると共に、空の第2カセット
7031、第3カセット7021、第4カセット701
1を第1アンローダ7030、第2アンローダ702
0、第3アンローダ7010上に夫々載置する。
【0082】この実施の形態では、第2カセット703
1は、分離された後の上側の基板を収容するために使用
され、第3カセット7021は、分離された後の下側の
基板を収容するために使用され、第4カセット7011
は、分離に失敗した貼り合わせ基板(又は分離後の基
板)が収容される。
【0083】ここで、第1カセット7041は、収容さ
れた貼り合わせ基板が水平になるようにローダ7040
上に載置される。また、第2カセット7031、第3カ
セット7021、第4カセット7011は、各基板を水
平に収容できるように第1アンローダ7030、第2ア
ンローダ7020、第3アンローダ7010上に夫々載
置される。
【0084】まず、ステップS101では、スカラーロ
ボット7050により、ローダ7040上の第1カセッ
ト7041から貼り合わせ基板を取り出して、入口位置
7110に位置する保持機構7100に引き渡す。図3
は、入口位置7110に位置する保持機構7100に貼
り合わせ基板を引き渡した状態を模式的に示す図であ
る。具体的には、ステップS101では、スカラーロボ
ット7050により貼り合わせ基板50を下方から支持
して、保持機構7100の下側の基板保持部1901の
上に載置する。
【0085】ステップS102では、ターンテーブル7
060を所定の回転角度(ここでは、72度)だけ時計
回りに回動させて、ステップS101で保持機構710
0に引き渡した貼り合わせ基板を芯出し処理の作業位置
7120に移動させる。
【0086】ステップS103では、芯出し装置740
0により、芯出し処理の作業位置に位置する貼り合わせ
基板50の位置合わせをする。図4は、芯出し処理の作
業位置7120に位置する保持機構7100により保持
された貼り合わせ基板50の芯出しを行う様子を模式的
に示す図である。
【0087】具体的には、ステップS103では、図4
に示すように、支持機構7450に回動可能に軸支され
た回転軸7440を回動させることにより駆動機構74
30を回動させ、ガイド部材7410とガイド部材74
20との間に貼り合わせ基板50が位置するようにす
る。そして、駆動機構7430によりガイド部材741
0とガイド部材7420との間隔を狭めることにより、
ガイド部材7410及び7420の側壁を貼り合わせ基
板50のエッジ部に当接させ、これにより貼り合わせ基
板50の芯出しを行う。
【0088】ステップS104では、ターンテーブル7
060を所定の回転角度(ここでは、72度)だけ時計
回りに回動させて、ステップS103で芯出し装置74
00により芯出しした貼り合わせ基板50を分離処理の
作業位置7130に移動させる。
【0089】ステップS105では、分離装置7200
により、分離処理の作業位置に位置する貼り合わせ基板
50を多孔質層で分離する。図5は、分離処理の作業位
置7130に位置する保持機構7100により保持され
た貼り合わせ基板50を分理する様子を模式的に示す図
である。
【0090】具体的には、ステップS105では、保持
機構7100により貼り合わせ基板50を回転させなが
ら、分離装置7200のノズル7220から該貼り合わ
せ基板50の多孔質層付近に向けてジェットを噴射し、
これにより該貼り合わせ基板50を多孔質層で上下2枚
に分離する。そして、上下の基板保持部1901及び1
909の各真空吸着機構を動作させて、基板保持部19
09を上方に移動させることにより、分離された2枚の
基板を互いに引き離す。なお、分離処理の詳細は、前述
の通りである。
【0091】ステップS106では、ターンテーブル7
060を所定の回転角度(ここでは、72度)だけ時計
回りに回動させて、ステップS105で分離装置720
0により分離された2枚の基板を洗浄/乾燥処理の作業
位置7140に移動させる。
【0092】ステップS107では、洗浄/乾燥装置7
150により、分離後の各基板を洗浄し乾燥させる。図
6は、洗浄/乾燥処理の作業位置に位置する2枚の基板
を洗浄し乾燥させる処理を模式的に示す図である。
【0093】具体的には、ステップS107では、ま
ず、保持機構7100により各基板を回転させながら、
供給ライン7520を通して供給される洗浄液(例え
ば、水)を洗浄/乾燥ノズル7510から各基板50a
及び50bに向けて噴射して、これにより各基板50a
及び50bを洗浄する。次いで、洗浄/乾燥ノズル75
10から各基板50a及び50bに向けて気体(例え
ば、空気)を噴射して、これにより各基板50a及び5
0bを乾燥させる。ここで、洗浄用のノズルと乾燥用の
ノズルとを別体とすることもできる。また、保持機構7
100により各基板50a及び50bを高速で回転させ
ることにより、各基板50a及び50bを乾燥させるこ
とも有効である。
【0094】ステップS108では、ターンテーブル7
060を所定の回転角度(ここでは、72度)だけ時計
回りに回動させて、ステップS107で洗浄/乾燥処理
を施した各基板50a及び50bを出口位置7150に
移動させる。
【0095】ステップS109では、スカラーロボット
7050により、出口位置7150に位置する保持機構
7100の上側の基板保持部1909から基板50aを
受け取って第1アンローダ7030上の第2カセット7
031に収容する。ここで、スカラーロボット7050
に、基板を180度回転させて該基板の上下を逆にする
機構を備え、上側の基板保持部1909から受け取った
基板50aを該機構により180度回転させた後に第2
カセット7031に収容することも有効である。
【0096】ステップS110では、スカラーロボット
7050により、出口位置7150に位置する保持機構
7100の下側の基板保持部1901から基板50bを
受け取って第2アンローダ7020上の第3カセット7
021に収容する。
【0097】以上の説明は、1枚の貼り合わせ基板に着
目した場合の処理システム7000の動作である。この
処理システム7000では、各作業位置7110〜71
50において、貼り合わせ基板又は分離後の基板の操作
又は処理を並行して実行することができる。即ち、この
処理システム7000では、芯出し装置7400による
芯出し処理、分離装置7200による分離処理、洗浄/
乾燥装置7500による洗浄/乾燥処理、並びに、スカ
ラーロボット7050による貼り合わせ基板又は分離後
の基板の搬送を並行して実行することができる。また、
この処理システムによれば、ターンテーブル7060を
回動させることにより、作業位置を変更することができ
るため、1つの処理から次の処理に高速に以降させるこ
とができる。従って、この処理システムによれば、一連
の処理を高速化することができる。
【0098】この処理システム7000では、例えば、
不図示の操作パネルを介してオペレータから与えられる
指示に従って、分離に失敗した基板をスカラーロボット
7050により、第3アンローダ7010上の第4カセ
ット7011内に収容する。ここで、分離の失敗の発生
をオペレータからの指示に従って認識するのではなく、
分離状況の監視装置を設けて、該監視装置により分離の
失敗を検知してもよい。
【0099】[第2の実施の形態]図7は、本発明の第2
の実施の形態に係る処理システムの概略的な構成を示す
平面図である。この処理システム8000は、カセット
から貼り合わせ基板を取り出して、該貼り合わせ基板を
分離し、分離後の書く基板を洗浄すると共に乾燥させ
て、処理後の各基板を分類してカセットに収容する。
【0100】この処理システム8000は、貼り合わせ
基板又は分離後の基板を保持するための複数の保持機構
7100を円上に略等間隔で搭載したターンテーブル8
200を有する。このターンテーブル8200上には、
各保持機構7100を仕切るための仕切り板8250が
設けられている。
【0101】また、ターンテーブル8200は、例え
ば、下方に配置されたモータ8300の回転軸に連結さ
れている。モータ8300は、ターンテーブル8200
を所定角度ずつ回転させて、各保持機構7100により
保持された貼り合わせ基板50又は分離後の各基板を各
作業位置8210〜8230に移動させる。
【0102】作業位置8210は、芯出し装置8130
により芯出しされた貼り合わせ基板を搬送ロボット81
40から受け取るための位置(入口位置)、作業位置8
220は、分離装置7200により貼り合わせ基板50
を多孔質層で分離する分離処理を行う位置、作業位置8
230は、洗浄/乾燥装置8160に対して搬送ロボッ
ト8150により分離後の基板を引き渡すための位置
(出口位置)である。
【0103】芯出し装置8130、ターンテーブル82
00、洗浄/乾燥装置8160、搬送ロボット8140
及び8150は、チャンバ8100内に配置されてい
る。チャンバ8100には、2つのシャッタ8110及
び8120が設けられており、スカラーロボット805
0は、シャッタ8110を開いた状態で、貼り合わせ基
板を芯出し装置8130に引渡し、シャッタ8120を
開いた状態で、洗浄/乾燥が完了した基板を洗浄/乾燥
装置8160から受け取る。
【0104】この処理システム8000は、ローダ80
10、第1アンローダ8020、第2アンローダ803
0及び第4アンローダ8040を有する。ローダ801
0には、処理に先立って、1又は複数枚の貼り合わせ基
板を収容した第1カセット8011が載置される。ま
た、処理に先立って、第1アンローダ8020には、空
の第2カセット8021が載置され、第2アンローダ8
030には、空の第3カセット8031が載置され、第
3アンローダ8040には、空の第4カセット8041
が載置される。
【0105】なお、この実施の形態においても、第1の
実施の形態と同様に、処理システム8000の構成要素
をユニット化し、使用に際して各ユニットを結合して処
理システムを組み立ててもよい。
【0106】スカラーロボット8050は、所定の回転
軸を中心としてロボットハンドを回転させると共に該ロ
ボットハンドを該回転軸から遠ざけたり近づけたりする
ことにより、貼り合わせ基板又は分離後の基板を搬送す
る。
【0107】図11は、1枚の貼り合わせ基板に着目し
た場合の処理システム8000における処理の流れを示
す図である。まず、手動又は自動で、処理対象の貼り合
わせ基板を収容した第1カセット8011をローダ80
10上の所定位置に載置すると共に、空の第2カセット
8021、第3カセット8031、第4カセット804
1を第1アンローダ8020、第2アンローダ803
0、第3アンローダ8040上に夫々載置する。
【0108】この実施の形態では、第2カセット802
1は、分離された後の上側の基板を収容するために使用
され、第3カセット8031は、分離された後の下側の
基板を収容するために使用され、第4カセット8041
は、分離に失敗した貼り合わせ基板(又は分離後の基
板)が収容される。
【0109】ここで、第1カセット8011は、収容さ
れた貼り合わせ基板が水平になるようにローダ8010
上に載置される。また、第2カセット8021、第3カ
セット8031、第4カセット8041は、各基板を水
平に収容できるように第1アンローダ8020、第2ア
ンローダ8030、第3アンローダ8040上に夫々載
置される。
【0110】まず、ステップS201では、シャッタ8
110を開いて、スカラーロボット8050により、ロ
ーダ8010上の第1カセット8011から貼り合わせ
基板50を取り出して、芯出し装置8130に引き渡
す。ステップS202では、芯出し装置8130により
貼り合わせ基板の芯出しを行う。ステップS203で
は、搬送ロボット8140により、芯出しを終えた貼り
合わせ基板を作業位置8210に位置する保持機構71
00に引き渡す。
【0111】ステップS204では、ターンテーブル8
200を所定の回転角度(ここでは、120度)だけ反
時計回りに回動させて、ステップS203で作業位置8
210に位置する保持機構7100に引き渡した貼り合
わせ基板50を分離処理の作業位置8220に移動させ
る。
【0112】ステップS205では、分離装置7200
により、分離処理の作業位置8220に位置する貼り合
わせ基板50を多孔質層で分離する。図5は、分離処理
の作業位置8220に位置する保持機構7100により
保持された貼り合わせ基板50を分理する様子を模式的
に示す図である。
【0113】具体的には、ステップS205では、保持
機構7100により貼り合わせ基板50を回転させなが
ら、分離装置7200のノズル7220から該貼り合わ
せ基板50の多孔質層付近に向けてジェットを噴射し、
これにより該貼り合わせ基板50を多孔質層で上下2枚
に分離する。そして、上下の基板保持部1901及び1
909の各真空吸着機構を動作させて、基板保持部19
09を上方に移動させることにより、分離された2枚の
基板を互いに引き離す。なお、分離処理の詳細は、前述
の通りである。
【0114】ステップS206では、ターンテーブル8
200を所定の回転角度(ここでは、120度)だけ反
時計回りに回動させて、ステップS205で分離した各
基板を作業位置8230に移動させる。
【0115】ステップS207では、搬送ロボット81
50により、分離された上側の基板を作業位置8230
の保持機構7100から洗浄/乾燥装置8160に引き
渡し、ステップS208では、該上側の基板を洗浄/乾
燥装置8160により洗浄し乾燥させる。ステップS2
09では、シャッタ8120を開いて、スカラーロボッ
ト8050により、洗浄/乾燥装置8160から上側の
基板を受け取って第1アンローダ8020上の第2カセ
ット8021に収容する。ここで、スカラーロボット8
050に、基板を180度回転させて該基板の上下を逆
にする機構を備え、洗浄/乾燥装置8160から受け取
った上側の基板を該機構により180度回転させた後に
第2カセット8021に収容することも有効である。
【0116】ステップS210では、搬送ロボット81
50により、分離された下側の基板を作業位置8230
の保持機構7100から洗浄/乾燥装置8160に引き
渡し、ステップS211では、該上側の基板を洗浄/乾
燥装置8160により洗浄し乾燥させる。ステップS2
12では、シャッタ8120を開いて、スカラーロボッ
ト8050により、洗浄/乾燥装置8160から下側の
基板を受け取って第2アンローダ8030上の第3カセ
ット8031に収容する。
【0117】以上の説明は、1枚の貼り合わせ基板に着
目した場合の処理システム8000の動作である。この
処理システム8000では、芯出し装置8130による
芯出し処理、分離装置7200による分離処理、洗浄/
乾燥装置8150による洗浄/乾燥処理を並行して実行
することができる。また、この処理システムによれば、
ターンテーブル8200を回動させることにより、高速
に作業位置を変更することができる。従って、この処理
システムによれば、一連の処理を高速化することができ
る。
【0118】この処理システム8000では、例えば、
不図示の操作パネルを介してオペレータから与えられる
指示に従って、分離に失敗した基板をスカラーロボット
8050により、第3アンローダ8040上の第4カセ
ット8041内に収容する。ここで、分離の失敗の発生
をオペレータからの指示に従って認識するのではなく、
分離状況の監視装置を設けて、該監視装置により分離の
失敗を検知してもよい。
【0119】[スカラーロボットのロボットハンドの他
の構成例]次に、スカラーロボット7050のロボット
ハンドの他の構成例を説明する。図13は、スカラーロ
ボット7050のロボットハンドの他の構成例を示す図
である。図13(a)は、平面図、図13(b)は、図
13(a)をA−A’で切断した断面図である。図13
に示すロボットハンドは、U字型の本体9004と、貼
り合わせ基板又は分離後の基板をその端部で保持する保
持部9001乃至9003を有する。保持部9001乃
至9003の材質としては、例えばPTFEが好適であ
る。
【0120】この構成例に係るロボットハンドは、貼り
合わせ基板又は分離後の基板の端部とのみ接触するた
め、貼り合わせ基板又は分離後の基板の面に傷等を付け
る可能性が極めて低い。
【0121】また、この構成例に係るロボットハンド
は、分離後の基板の端部とのみ接触するため、分離面が
上側であるか下側であるかに拘らず、分離後の基板を下
方から保持した場合においても、切削屑等により基板の
面に傷等を付ける可能性が低い。
【0122】また、この構成例に係るロボットハンド
は、貼り合わせ基板又は分離後の基板が面方向に移動す
ることを規制した状態で該貼り合わせ基板又は分離後の
基板を保持するため、貼り合わせ基板又は分離後の基板
が落下することを防止することができる。
【0123】この構成例に係るロボットハンドでは、各
保持部9001乃至9003の全部又は一部に吸着機構
を設けることも有効であり、この場合、貼り合わせ基板
又は分離後の基板の落下をより効果的に防止することが
できる他、例えば基板を上方から支持することも可能に
なる。
【0124】また、この構成例に係るロボットハンドで
は、分離後の基板を吸着した状態で本体9004を18
0度回転させて、これにより分離後の基板の上下を逆に
する機構を更に設けてもよい。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、ターンテーブ
ルの回動により作業位置を変更することができるため、
一連の処理を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係るSOI基板の
製造方法を工程順に説明する図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る処理システム
の概略的な構成を示す平面図である。
【図3】入口位置に位置する保持機構に貼り合わせ基板
を引き渡した状態を模式的に示す図である。
【図4】芯出し処理の作業位置に位置する保持機構によ
り保持された貼り合わせ基板の芯出しを行う様子を模式
的に示す図である。
【図5】分離処理の作業位置に位置する保持機構により
保持された貼り合わせ基板を分理する様子を模式的に示
す図である。
【図6】洗浄/乾燥処理の作業位置に位置する2枚の基
板を洗浄し乾燥させる処理を模式的に示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る処理システム
の概略的な構成を示す平面図である。
【図8】ターンテーブルに搭載される保持機構の概略的
な構成を示す図である。
【図9】図8に示す保持機構の一部を示す図である。
【図10】1枚の貼り合わせ基板に着目した場合の第1
の実施の形態に係る処理システムにおける処理の流れを
示す図である。
【図11】1枚の貼り合わせ基板に着目した場合の第1
の実施の形態に係る処理システムにおける処理の流れを
示す図である。
【図12】スカラーロボットのロボットハンドの他の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
10 第1の基板 11 単結晶Si基板 12 多孔質Si層 13 非多孔質単結晶Si層 15 絶縁層 20 第2の基板 50 貼り合わせ基板 1901 基板保持部 1902 吸引孔 1903 支持部 1904 回転軸 1905 シール部材 1906 ベアリング 1907 真空ライン 1908 リング 1909 基板保持部 1910 駆動軸 1911 ずれ防止部材 1912 支持部 1913 ずれ防止部材 1914 吸引孔 1920 支持台 1921 ノズル 1922 シャッタ 1930 駆動機構 7000 処理システム 7001 支持台 7010 第3アンローダ 7011 第4カセット 7020 第2アンローダ 7021 第3カセット 7030 第1アンローダ 7031 第2カセット 7040 ローダ 7041 第1カセット 7050 スカラーロボット 7060 ターンテーブル 7100 保持機構 7110 入口位置 7120 芯出し処理の作業位置 7130 分離処理の作業位置 7140 洗浄/乾燥処理の作業位置 7150 洗浄/乾燥装置 7160 仕切り板 7170 回転軸 7200 分離装置 7210 直交ロボット 7220 ノズル 7300 チャンバ 7400 芯出し装置 7410 ガイド部材 7420 ガイド部材 7430 駆動機構 7440 回転軸 7450 支持機構 7500 洗浄/乾燥装置 7510 洗浄/乾燥ノズル 7520 供給ライン 7600 モータ 8000 処理システム 8010 ローダ 8011 第1カセット 8020 第1アンローダ 8021 第2カセット 8030 第2アンローダ 8031 第3カセット 8040 第3アンローダ 8041 第4カセット 8050 スカラーロボット 8100 チャンバ 8110 シャッタ 8120 シャッタ 8130 芯出し装置 8140 搬送ロボット 8150 搬送ロボット 8160 洗浄/乾燥装置 8200 ターンテーブル 8210 入口位置 8220 分離処理の作業位置 8230 出口位置 8250 仕切り板 8300 モータ 9002 保持部 9003 保持部 9004 ロボットハンドの本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近江 和明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 FA01 FA11 FA12 GA24 GA43 GA54 HA13 KA11 MA23 MA28 MA31 5F043 AA09 BB30 DD13 DD23 DD30 EE07 EE08 EE35 EE36 EE40 GG10

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を処理する処理システムであって、 試料を保持する保持機構を円上に略等間隔に搭載したタ
    ーンテーブルと、 前記ターンテーブルを所定角度ずつ回動させて各保持機
    構により保持された各試料を各作業位置に移動させるた
    めの駆動機構と、 前記保持機構により保持された試料に対して所定の作業
    位置で処理を施すための少なくとも1つの処理装置と、 を備えることを特徴とする処理システム。
  2. 【請求項2】 前記作業位置には、処理を開始すべき試
    料を受け取るための入口位置と、処理が終了した試料を
    引き渡すための出口位置が含まれることを特徴とする請
    求項1に記載の処理システム。
  3. 【請求項3】 前記入口位置としての作業位置に位置す
    る保持機構に処理対象の試料を引き渡し、前記出口位置
    としての作業位置に位置する保持機構から処理済みの試
    料を受け取るための搬送機構を更に備えることを特徴と
    する請求項2に記載の処理システム。
  4. 【請求項4】 前記搬送機構は、板状試料を水平な状態
    で前記入口位置に位置する保持機構に引き渡すと共に、
    前記出口位置に位置する保持機構から処理済みの板状試
    料を水平な状態で受け取ることを特徴とする請求項3に
    記載の処理システム。
  5. 【請求項5】 前記搬送機構は、スカラーロボットを含
    むことを特徴とする請求項4に記載の処理システム。
  6. 【請求項6】 前記保持機構は、板状試料を下方から保
    持する下方保持機構を有することを特徴とする請求項5
    に記載の処理システム。
  7. 【請求項7】 前記保持機構は、板状試料を下方から保
    持する下方保持機構と、板状試料を上方から保持する上
    方保持機構とを有することを特徴とする請求項5に記載
    の処理システム。
  8. 【請求項8】 処理対象の試料は、内部に分離用の層を
    有し、前記複数の処理装置には、該分離用の層で該試料
    を分離する分離装置が含まれることを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれか1項に記載の処理システ
    ム。。
  9. 【請求項9】 前記分離装置は、試料を分離するための
    作業位置に位置する前記保持機構により保持された試料
    の前記分離用の層に向けて束状の流体を噴射することに
    より、該試料を該分離用の層で分離することを特徴とす
    る請求項8に記載の処理システム。
  10. 【請求項10】 前記保持機構は、前記分離用の層に直
    交する軸を中心として試料を回転させるための駆動源を
    有し、前記分離装置は、前記回転源により試料が回転さ
    れた状態で該試料を分離することを特徴とする請求項9
    に記載の処理システム。
  11. 【請求項11】 前記処理装置には、試料の芯出しを行
    う芯出し装置が含まれることを特徴とする請求項1乃至
    請求項10のいずれか1項に記載の処理システム。
  12. 【請求項12】 前記芯出し装置は、芯出し処理を行う
    ための作業位置に位置する前記保持機構により保持され
    た試料に対して芯出し処理を施すことを特徴とする請求
    項11に記載の処理システム。
  13. 【請求項13】 前記処理装置には、前記分離装置によ
    り分離して得られる板状試料を洗浄する洗浄装置が含ま
    れることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれ
    か1項に記載の処理システム。
  14. 【請求項14】 前記洗浄装置は、洗浄処理を行うため
    の作業位置に位置する前記保持機構により保持された試
    料に対して洗浄処理を施すことを特徴とする請求項13
    に記載の処理システム。
  15. 【請求項15】 前記処理装置には、前記分離装置によ
    り分離して得られる試料を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥
    装置が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    4のいずれか1項に記載の処理システム。
  16. 【請求項16】 前記洗浄/乾燥装置は、洗浄/乾燥処
    理を行うための作業位置に位置する前記保持機構により
    保持された試料に対して洗浄/乾燥処理を施すことを特
    徴とする請求項15に記載の処理システム。
  17. 【請求項17】 各作業位置で処理を並行して実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1
    項に記載の処理システム。
  18. 【請求項18】 試料の芯出しを行う芯出し装置と、 前記芯出し装置により芯出し処理がなされた試料を受け
    取って前記入口位置に位置する保持機構に引き渡すため
    の搬送機構と、 を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の処理シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 試料を洗浄する洗浄装置と、 前記出口位置の位置する保持機構により保持された試料
    を受け取って前記洗浄装置に引き渡すための搬送機構
    と、 を備えることを特徴とする請求項2に記載の処理システ
    ム。
  20. 【請求項20】 試料を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥装
    置と、 前記出口位置の位置する保持機構により保持された試料
    を受け取って前記洗浄/乾燥装置に引き渡すための搬送
    機構と、 を備えることを特徴とする請求項2に記載の処理システ
    ム。
  21. 【請求項21】 試料の芯出しを行う芯出し装置と、 前記芯出し装置により芯出し処理がなされた試料を受け
    取って前記入口位置に位置する保持機構に引き渡すため
    の第1の搬送機構と、 試料を洗浄する洗浄装置と、 前記出口位置の位置する保持機構により保持された試料
    を受け取って前記洗浄装置に引き渡すための第2の搬送
    機構と、 を備えることを特徴とする請求項2に記載の処理システ
    ム。
  22. 【請求項22】 試料の芯出しを行う芯出し装置と、 前記芯出し装置により芯出し処理がなされた試料を受け
    取って前記入口位置に位置する保持機構に引きための渡
    す第1の搬送機構と、 試料を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥装置と、 前記出口位置の位置する保持機構により保持された試料
    を受け取って前記洗浄/乾燥装置に引き渡すための第2
    の搬送機構と、 を備えることを特徴とする請求項2に記載の処理システ
    ム。
  23. 【請求項23】 前記芯出し装置に試料を引き渡し、前
    記洗浄装置から試料を受け取るための第3の搬送機構を
    更に備えることを特徴とする請求項21に記載の処理シ
    ステム。
  24. 【請求項24】 前記芯出し装置に試料を引き渡し、前
    記洗浄/乾燥装置から試料を受け取るための第3の搬送
    機構を更に備えることを特徴とする請求項22に記載の
    処理システム。
  25. 【請求項25】 前記入口位置に位置する前記保持機構
    に試料を引き渡す前に該試料に処理を施す装置を更に備
    えることを特徴とする請求項2に記載の処理システム。
  26. 【請求項26】 前記出口位置に位置する前記保持機構
    から試料を受け取った後に該試料に対して処理を施す装
    置を更に備えることを特徴とする請求項2又は請求項2
    5に記載の処理システム。
  27. 【請求項27】 前記分離用の層は、脆弱な構造の層で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項26のいずれ
    か1項に記載の処理システム。
  28. 【請求項28】 前記脆弱な構造の層は、多孔質層であ
    ることを特徴とする請求項27に記載の処理システム。
  29. 【請求項29】 前記脆弱な構造の層は、微小気泡層で
    あることを特徴とする請求項27に記載の処理システ
    ム。
  30. 【請求項30】 処理対象の板状試料は、半導体基板で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項26のいずれ
    か1項に記載の処理システム。
  31. 【請求項31】 処理対象の板状試料は、第1の基板と
    第2の基板とを貼り合わせてなり、分離用の層として脆
    弱な構造の層を有することを特徴とする請求項1乃至請
    求項26のいずれか1項に記載の処理システム。
  32. 【請求項32】 処理対象の板状試料は、第1の半導体
    基板の表面を多孔質化した後にその上に非多孔質層を形
    成し、該非多孔質層に第2の基板を貼り合わせてなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項26のいずれか1項
    に記載の処理システム。
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