JP2000150741A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 PHS構造の半導体チップをマウント基板に
マウントした場合における半導体チップでの反りの発生
を防止する。 【解決手段】 GaAs基板11の裏面にAu層12が
形成されたPHS構造の半導体チップ1をマウント基板
2上にマウントしている半導体装置において、マウント
基板2を構成するCu層21の一部を熱膨張率の異なる
Al層22で構成して多層構造とし、かつ加熱された際
のマウント基板2の反りが半導体チップ1が加熱された
ときの反りと整合するように構成する。半導体チップを
マウントした後、室温まで冷却するとソルダが固化する
と同時に半導体チップ1とマウント基板2との反りがな
くなり、半導体チップの表面が傾いていることが要因と
されるマーク検出率の低下や、電極パッドが傾いている
ことが要因とされるボンディングワイヤの接着不良が改
善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパッケージ基板上に
半導体チップを搭載する半導体装置に関し、特に半導体
チップの裏面に金属膜を形成して放熱性を高めたプレー
ティッドヒートシンク(PHS)構造の半導体装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年における半導体装置の高出力化にと
もない、半導体チップにおいて発生する熱による温度上
昇のための電気特性や信頼性の低下が大きな問題になり
つつある。そのため、この種の温度の上昇を抑制するこ
とが重要な要素の一つとなっており、特に熱伝導特性の
悪いGaAs基板を用いた半導体装置では、GaAs基
板厚を薄くして裏面に接地電極を兼ねて放熱用のPHS
であるAu層を設け、GaAs/Auの2層構造とし放
熱特性を向上させる手法が採用されている。図4はPH
S構造の半導体装置の一例を示す図であり、半導体チッ
プ1はGaAs基板11の下面にAu層12を設けたP
HS構造とし、この半導体チップ1をAuSn等のソル
ダ3によってCu等の金属板からなるマウント基板2B
上にマウントする。また、前記マウント基板2Bには絶
縁板4によってリード端子5が支持されており、前記半
導体チップ1の電極パッド13とリード端子5とをボン
ディングワイヤ6により電気接続を行っている。このた
め、この半導体装置では、半導体チップ1で発生する熱
は熱伝導性の高いAu層12を介してすみやかにマウン
ト基板2Bにまで電熱され、マウント基板2Bの表面か
ら高い効率で放熱されることになり、半導体装置の温度
上昇を抑制することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このP
HS構造の半導体装置では、半導体チップ1が半導体
(GaAs基板11)と金属(Au層12)との2層構
造をしていることが要因となり、次のような問題が生じ
ている。すなわち、前記した半導体装置の製造方法につ
いてみた場合、先ず図5(a)のようにGaAs基板1
1とAu層12の2層構造である半導体チップ1と、C
uやCuを主成分とする合金などの単層の基板からなる
マウント基板2Bとを加熱する。この加熱により、図5
(b)のように、単層基板構造のマウント基板2Bは平
坦なままであるが、半導体チップ1は2層構造であるた
め、GaAsとAuとの熱膨張率の相違に伴うバイメタ
ル効果により、半導体チップ1は上に凹となる反りを生
じる。次いで、図5(c)のように、ソルダであるAu
Sn3をマウント基板2Bにのせ、溶融した後に半導体
チップ1をAuSnソルダ3上に押し付ける。このと
き、前記した半導体チップ1の反りによりAuSnソル
ダ3の厚さが場所により異なってしまう。そして、この
状態で冷却すると、AuSnソルダ3の厚さの分布が保
持されたまま固化し、したがって半導体チップ1の反り
は戻らない。そのため、完成された半導体装置では、図
5(d)のように、マウント基板2Bは平坦であるが、
半導体チップ1は反りを保持した構成となってしまう。
【0004】このため、半導体チップに反りが生じた状
態の半導体装置では、次のワイヤボンディング工程で半
導体チップの表面が傾いていることにより、光の反射方
向がそれるために生じるマーク検出率の低下が生じる。
また、電極パッドが傾いているために、ボンディングツ
ールが電極パッド面に適切な力で当接されなくなり、ボ
ンディングワイヤの接着不良が生じるるという問題も生
じる。さらに、通常では金属からなるマウント基板の熱
膨張率が、半導体、ここではGaAsからなる半導体チ
ップの熱膨張率より大きいため、マウント後の冷却時に
はマウント基板から半導体チップに圧縮応力が加わり、
半導体チップに割れや欠けが生じる等、半導体装置の信
頼性が低下するという問題も生じる。
【0005】なお、このような半導体チップに生じる反
りを防止するために、特許第2629653号公報に記
載の技術では、半導体チップの対向する2辺のそれぞれ
を支持体によりマウント基板に対して押さえる構造を採
用しているが、この構造では別部材の支持体が必要であ
り、半導体装置の小型化、低価格化を図る上での障害と
なる。また、特許第2757805号公報では、半導体
チップの下面に形成するPHS構造を異なる金属の複数
層に形成し、半導体チップ自体における反りの防止を図
っているが、この技術では半導体チップの構造が複雑に
なり、かつ製造工数も増加して高価格になるという問題
も生じる。
【0006】本発明の目的の一つはPHS構造の半導体
チップをマウント基板にマウントした場合でも、半導体
チップにおける反りの発生を防止し、信頼性の高い半導
体装置の製造を可能とした半導体装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体層の裏
面に金属層が形成されたPHS構造の半導体チップをマ
ウント基板上にマウントしている半導体装置において、
前記マウント基板の少なくとも一部を熱膨張率の異なる
材料からなる多層構造とし、かつ加熱された際の反りが
前記半導体チップが加熱されたときの反りと整合するよ
うに構成したことを特徴とする。ここで、前記マウント
基板は、平面全領域、あるいはマウントされる半導体チ
ップの長辺に沿って延長される部分が多層構造として構
成される。例えば、本発明においては、半導体チップは
GaAs基板の裏面にAu層が一体に形成されたPHS
構造とされ、前記マウント基板はCu基板の全領域にA
l層が、または一部の領域にW層が積層された構成とさ
れる。
【0008】本発明の半導体装置では、マウント基板を
熱膨張率がそれぞれ異なる多層構造にし、それぞれの層
の膜厚を調整することでバイメタル効果により、半導体
チップと整合した反りをマウント基板に生じさせる。こ
の状態で半導体チップをマウントすると、マウント基板
との反りが整合するため、ソルダは厚さが均一に形成さ
れる。このため、室温まで冷却するとソルダが固化する
と同時に反りがなくなり、マウント基板が平坦になると
同時に半導体チップも平坦になる。したがって、次のボ
ンディング工程で半導体チップの表面が傾いていること
が要因とされるマーク検出率の低下や、電極パッドが傾
いていることが要因とされるボンディングワイヤの接着
不良が改善される。
【0009】 〔発明の詳細な説明〕次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の半導体装置の第1の
実施形態の斜視図であり、図4に示した半導体装置と同
様な構成とした例である。半導体チップ1はPHS構造
に構成されており、マイクロ波高出力素子としてGaA
s基板11を用いて構成されているが、GaAs基板1
1を薄く研磨し、その下面に接地電極を兼ねて放熱用の
PHSであるAu層12が設けられている。また、Ga
As基板11の表面には複数個の電極パッド13が配設
されている。一方、マウント基板2は、熱膨張率がそれ
ぞれ異なる金属を積層した多層金属構造として形成され
ている。ここでは、Cu(銅)層21の下層にAl(ア
ルミニウム)層22を一体に積層した構成とされてい
る。そして、前記マウント基板2の表面にAuSnソル
ダ3によって前記半導体チップ1をマウントする。ま
た、前記マウント基板2には絶縁板4を介してリード端
子5が支持されており、前記半導体チップ1の電極パッ
ド13とリード端子5とがボンディングワイヤ6により
電気接続されている。
【0010】図2は図1の半導体装置の製造方法を工程
順に示す図である。先ず、図2(a)のように、GaA
s基板11の下面にAu層12を一体に形成したPHS
構造の半導体チップ1と、Cu層21の下層にAl層2
2を一体に形成した2層構造のマウント基板2を用意す
る。そして、図2(b)のように、前記半導体チップ1
とマウント基板2とを、AuSnの溶融温度(約280
℃)よりも若干高めの300℃程度に加熱する。このと
き、半導体チップ1は、これまでと同様にGaAsとA
uとの熱膨張率の相違により、バイメタル効果によって
反りが発生する。一方、前記マウント基板2はCuとA
lの積層構造であり、両者の熱膨張率の相違により、バ
イメタル効果によって反りが発生する。ここで、マウン
ト基板2を構成するCuの熱膨張率は約17E−6/K
程度であり、Alの熱膨張率は約23.7E−6/K程
度である。一方、半導体チップ1を構成するGaAsの
熱膨張率は約5.9E−6/K程度であり、Auの熱膨
張率は14.2E−6/K程度である。したがって、前
記半導体チップ1とマウント基板2はそれぞれ、バイメ
タル効果により上に凹となる反りを生じる。この時、C
u層21とAl層22の厚さを適当に選ぶことにより、
その反り量を半導体チップ1の反り量と整合するよう
に、つまり、半導体チップ1の裏面(Au面)の曲率半
径と、マウント基板2の表面(Cu面)の曲率半径の差
が、前記AuSnソルダ3の厚さと同等になるように設
定する。
【0011】しかる上で、図2(c)のように、マウン
ト基板2上にAuSnソルダ3を乗せると、マウント基
板2の熱によってAuSnソルダ3は溶融され、さらに
このAuSnソルダ3の溶融後にAuSnソルダ3上に
半導体チップ1を押し付けることにより、半導体チップ
1をマウント基板2の表面上にマウントし、両者を一体
化する。このとき、前記したように、半導体チップ1の
Au面の曲率半径と、マウント基板2のCu面の曲率半
径との差がAuSnソルダ3の厚さと同等であるため、
半導体チップ1とマウント基板2とは両者間の間隔を均
等に保った状態、換言すればAuSnソルダ3を均一な
厚さに保った状態でマウントが行われる。そして、前記
半導体チップ1とマウント基板2とを冷却することによ
り、図2(d)のように、半導体チップ1及びマウント
基板2の反りは平坦に戻るが、このときAuSnソルダ
3の厚さが均一なため、半導体チップ1の反りもマウン
ト基板2に平行になり平坦となる。なお、通常では、強
度上の点からマウント基板2の厚さは半導体チップ1の
厚さに比べて厚いため、冷却後のマウント基板2の平坦
性に半導体チップ1が与える影響は小さい。
【0012】このように、半導体チップ1のマウント後
は、半導体チップ1の表面は平坦状態とされるため、次
のワイヤボンディング工程において、半導体チップ1の
表面が傾いていることが要因となるマーク検出率の低下
や、電極パッド13の表面が傾いていることが要因とさ
れるボンディングワイヤ6の接着不良が改善される。さ
らに、通常では、マウント基板2の熱膨張率は、GaA
sが主体の半導体チップ1の熱膨張率より大きいため、
冷却時には半導体チップ1に圧縮応力が加わり、信頼性
の低下の要因となるおそれがあるが、加熱時に上側に凹
に沿っているマウント基板2では凹側の表面に圧縮応力
が生じているため、これが熱膨張による伸張を緩和する
ことになり、その分冷却時の半導体チップ1に加わる圧
縮応力が緩和でき、前記したような問題は抑制できる。
したがって、第1の実施形態の半導体装置では、信頼性
の高い半導体装置を得ることが可能となる。
【0013】図3は本発明の第2の実施形態の斜視図で
あり、図1と等価な部分には同一符号を付してある。前
記第1の実施形態では、マウント基板の全体がCuとA
lの2層構造として構成されているが、マウント基板の
反りを決定する部分だけを2層構造とすることも可能で
ある。通常高出力用の半導体チップは基本FETを並列
に接続した構成をとるため、横長のチップとなり、長辺
方向の反りが問題となる場合が多い。そこで、第2の実
施形態では、マウント基板2Aとして、Cu層21の表
面側にタングステン(W)層23を積層したW/Cuの
2層構造を採用するが、W層23はCu層21の両側に
沿った領域にのみ形成している。すなわち、マウント基
板2の全領域をW/Cuの2層構造にした場合には、W
とソルダとしてのAuSnの接着性が悪く、また別なソ
ルダを適用したとしてもWの熱伝導性が悪いため、十分
な放熱特性が得られない。したがって、第2の実施形態
では、PHS構造の半導体チップ1をマウントする領域
以外の部分で、半導体チップ1の長辺方向には連続とな
るようにマウント基板2AをW層23とCu層21の2
層構造とし、その一方で半導体チップ1のマウント領域
は特に2層構造とはしないでCu層21の単層構造とし
ている。なお、図3において、マウント基板2A上に絶
縁板4を介してリード端子5が支持されており、このリ
ード端子5と半導体チップ1の電極パッド13とがボン
ディングワイヤ6によって電気接続されることは第1の
実施形態と同じである。
【0014】この構成では、Wの熱膨張率は約4.5E
−6/K程度であり、Cuの熱膨張率は約17E−6/
K程度であるので、W/Cuの2層構造部分の面積がC
uの単層領域の面積に比べて十分大きな場合には、図2
に示したマウント方法で半導体チップ1をマウント基板
2Aにマウントすることにより、半導体チップ1の長辺
方向においては、第1の実施形態と同様に半導体チップ
1を平坦化する効果がある。なお、半導体チップ1の短
辺方向では若干の反りが生じるが、辺の長さが短いため
に反りによる半導体チップ表面の傾斜や電極パッドの傾
斜は僅かであり、特に問題にはならない。また、短辺方
向の反りをも防止する場合には、図3のマウント基板2
Aの単層領域の両端部をW/Cuの2層構造にしてもよ
い。この第2の実施形態では、半導体チップ1とマウン
ト基板2Aとの接着性や放熱特性を考慮することなく、
半導体チップの反りを制御するためだけに2層構造とな
る材料を選択することができ、設計の自由度を高めるこ
とが可能となる。
【0015】ここで、前記第1及び第2の実施形態にお
けるマウント基板の2層構造を構成する熱膨張率の異な
る材料の層厚については特に言及していないが、これは
半導体チップにおいて生じる反り量に追従して層厚を計
算すればよい。また、マウント基板を構成する材料は、
金属に限られるものはなく、熱伝導性のよい材料であれ
ば任意に採用できる。また、マウント基板は2層に限ら
れるものではなく、3層以上の構成としてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、PHS構
造の半導体チップをマウントするためのマウント基板の
構成として、少なくとも一部を熱膨張率の異なる材料か
らなる多層構造とし、かつ加熱された際の反りが半導体
チップが加熱されたときの反りと整合するように構成し
ているので、加熱状態でのマウントを行った後は、半導
体チップの表面はマウント基板と共に平坦状態とされる
ため、次の工程におけるマーク検出やボンディングワイ
ヤの接続を好適に行うことができ、信頼性の高い半導体
装置を得ることかてきる。また、マウント基板の平面全
領域を多層構造とすることで、前記した効果を高めるこ
とができ、また、半導体チップの長辺に沿って延長され
る部分を多層構造とすることで、半導体チップのマウン
ト性が損なわれることなく、前記した効果を得ることも
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の半導体装置の外観斜
視図である。
【図2】図1の半導体装置の製造方法における半導体チ
ップのマウント工程を工程順に示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の半導体装置の外観斜
視図である。
【図4】従来の半導体装置の外観斜視図である。
【図5】従来の半導体装置の製造方法における半導体チ
ップのマウント工程を工程順に示す図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 2 マウント基板 2A マウント基板 2B マウント基板 3 AuSnソルダ 4 絶縁板 5 リード端子 6 ボンディングワイヤ 11 GaAs基板 12 Au層 13 電極パッド 21 Cu層 22 Al層 23 W層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層の裏面に金属層が形成されたP
    HS構造の半導体チップをマウント基板上にマウントし
    ている半導体装置において、前記マウント基板の少なく
    とも一部を熱膨張率の異なる材料からなる多層構造と
    し、かつ加熱された際の反りが前記半導体チップが加熱
    されたときの反りと整合するように構成したことを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記マウント基板は、平面全領域が多層
    構造である請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記マウント基板は、マウントされる半
    導体チップの長辺に沿って延長される部分が多層構造で
    ある請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体チップはGaAs基板の裏面
    にAu層が一体に形成されており、前記マウント基板は
    Cu基板の全領域にAl層が、または一部の領域にW層
    が積層されている請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体チップはソルダによって前記
    マウント基板にマウントされ、前記半導体チップの反り
    時の曲率半径と前記マウント基板の反り時の曲率半径と
    の差が前記ソルダの層厚と同等である請求項1ないし4
    のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体チップは表面に電極パッドが
    配設され、前記電極パッドは前記マウント基板に搭載さ
    れたリード端子にボンディングワイヤにより電気接続さ
    れる請求項1ないし5のいずれかに記載に半導体装置。
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