JPH07321258A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH07321258A
JPH07321258A JP6109925A JP10992594A JPH07321258A JP H07321258 A JPH07321258 A JP H07321258A JP 6109925 A JP6109925 A JP 6109925A JP 10992594 A JP10992594 A JP 10992594A JP H07321258 A JPH07321258 A JP H07321258A
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JP
Japan
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semiconductor chip
substrate
semiconductor device
thermal expansion
semiconductor
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JP6109925A
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Hiroki Kodama
宏喜 児玉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
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    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
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    • H01L2924/161Cap
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    • H01L2924/16152Cap comprising a cavity for hosting the device, e.g. U-shaped cap

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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体チップ実装基板の熱膨張率を抑えた冷却
効機構を有する半導体装置に関し、半導体チップ基板の
平面方向への熱膨脹を少なくしかつ半導体チップ実装面
から裏側への熱伝導を高めること。 【構成】半導体チップ5と冷却手段9との間に介在さ
れ、かつ、熱膨張抑制母材1aと該熱膨張抑制母材1a
の一面から他面に貫通される熱伝導率部材1b,1cを
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、よ
り詳しくは、半導体チップが実装された基板の熱膨張率
を抑えた冷却効機構を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体チップの高集積化、大型化
により、半導体チップにおける発熱量が大きくなってき
ている。そのような半導体チップを実装した半導体装置
では、半導体チップを安定して駆動させるために、半導
体チップで発生する熱を十分に放散させる必要がある。
その構造としては、半導体チップを放熱基板に直接ボン
ディングする場合に、放熱基板に熱伝導率の高い材料を
使用して半導体チップで発生した熱を放熱基板を介して
外部に効率良く放散させるものがある。
【0003】しかし、熱伝導率が高い材料は一般に熱膨
脹率も高いので、半導体チップの放熱性を高めるために
熱導電率の高い放熱基板を使用すると新たな問題が生じ
る。たとえば、シリコンなどの半導体チップを熱伝導率
が高い銅基板上の薄膜回路にフリップチップ法により実
装すると、銅基板とシリコンチップの熱膨張率が異なる
ので、半導体チップ実装面において半導体チップと基板
の接合面方向の熱膨張量に差が生じる。そのため、半導
体チップの電極と薄膜回路の電極との接合面が離れた
り、応力により半導体チップにクラックが生じたりして
半導体装置の信頼性が損なわれることになる。
【0004】したがって、半導体チップを実装する基板
としては、熱伝導率が高くかつ熱膨張率が低い材料が好
ましいが、そのような特性を有する材料は単体では存在
しない。そのため、熱膨脹率や熱伝導率が異なる複数種
類の金属からなる多層基板を使用する方法が採用されて
いる。図6は、そのような多層基板に半導体チップが実
装された半導体装置の一部を示す断面図であり、銅層1
0a、インバー層10b(FeNi系合金)および銅層10
cを張り合わし延圧した基板10の一方の面に、絶縁層
2を介して薄膜回路3が積層され、その薄膜回路3上の
電極4に半導体チップ5がハンダ6によってフリップチ
ップ接続されている。この半導体チップ5の実装部は金
属などの封止キャップ7で覆われ内部が封止剤8で満た
されて、気密封止されている。また、基板1の他方の面
は、放熱フィン9に接着されている。
【0005】このような構成において、半導体チップ5
から放散する熱は、ハンダ6、電極4、薄膜回路3、絶
縁層2、基板10を介して放熱フィン9に伝達して放散
される。半導体チップ5からの熱が基板10に伝達する
と、膨脹率の高い銅層10aおよび10cは基板10の
横方向に膨脹しようとするが、銅層10aおよび10c
の間に熱膨張率の低いインバー層10bが挟み込まれて
張り合わされているため、基板10横方向への熱膨脹が
抑制される。したがって、基板10の熱膨張率を低く抑
えることができ、半導体チップ5の熱膨張率との差を少
なくして、半導体チップ5の接合の剥がれなどの不都合
を回避することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置では、高熱伝導率で高膨脹率の金属層の間に
低熱膨張率の金属層を張り合わせることにより、基板横
方向への熱膨脹を抑制することはできるが、挟み込まれ
た低熱膨脹率の金属層は熱伝導率も低いために、半導体
チップから放散される熱を放熱フィンへ十分に伝達でき
ないという問題があった。
【0007】つまり、図6に示したような従来の半導体
装置の熱伝達経路中、半導体チップ5からの熱は熱伝導
率の高い銅層10aまでは良く伝達されるが、次のイン
バー層10bは熱伝導率が低いため、熱伝達の障壁とな
っている。したがって、インバー層10bが半導体チッ
プ5の放熱が制限され、半導体チップ5からの放熱が不
十分になり、半導体装置の特性を低下させる原因になっ
ていた。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、半導体チップなどを基板に実装した半導
体装置において、基板の平面方向への熱膨脹を少なくし
かつ半導体チップ実装面から裏側への熱伝導を高めるこ
とにより、信頼性を損なうことなく、基板に実装された
半導体チップの放熱性を高めることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1〜
4に例示するように、半導体チップ5と冷却手段9との
間に介在され、かつ、熱膨張抑制母材1aと該熱膨張抑
制母材1aの一面から他面に貫通される熱伝導率部材1
b,1cとを備えた基板1を有することを特徴とする半
導体装置により解決する。
【0010】または、図1〜4に例示するように、電極
を有する半導体チップ51、52と、前記半導体チップ
51、52の電極に接続する配線を形成した配線層3
と、前記半導体チップ51、52および前記配線層3を
実装するための基板であって、熱膨張率抑制母材1aの
一面から他面に熱伝導率部材1b,1cを貫通させてな
る基板1とを有することを特徴とする半導体装置により
解決する。
【0011】または、前記基板1において前記半導体チ
ップ51の下に位置する前記熱伝導率部材1cの平面形
状が、前記半導体チップ51の平面形状とほぼ等しいこ
とを特徴とする半導体装置により解決する。または図2
〜4に例示するように、前記半導体チップ51、52
は、前記半導体チップ51、52の電極形成面と反対の
面が前記基板1に絶縁膜11を介してダイボンディング
されていることを特徴とする半導体装置により解決す
る。
【0012】または、図4に例示するように、フィルム
状に形成された前記配線層32が前記基板1上の前記半
導体チップ52を覆い、かつ前記半導体層32の電極と
前記半導体チップ52の電極とが配線接続されているこ
とを特徴とする半導体装置により解決する。または、前
記基板1のうちの前記半導体チップ実装面と反対の面が
冷却手段9に装着されていることを特徴とする半導体装
置により解決する。
【0013】または、前記熱膨張抑制母材1aは、FeNi
系合金、FeCoCr系合金、FeB系合金、CrFeMn系合金、MnG
e系合金のいずれかから形成されることを特徴とする半
導体装置により解決する。または、前記熱伝導率部材1
b,1cは、銅またはアルミニウムからなることを特徴
とする半導体装置により解決する。
【0014】
【作 用】本発明によれば、半導体チップを実装する基
板として、インバーなどの低熱膨張率材料を母材とし、
その母材に前記半導体チップの実装面に対して垂直方向
に延在する銅などの高熱伝導率部材が埋め込まれた複合
基板を使用する。これにより、半導体チップで生じる熱
は、複合基板中の高熱伝導率部材を通じて冷却手段に伝
達される。また、銅などの高熱伝導率部材は熱により膨
脹しようとするが、周囲を低熱膨張率の母材で囲まれて
いるため熱膨張が抑制され、基板全体としては横方向の
熱膨張を低く抑えることができる。
【0015】したがって、このような複合基板に半導体
チップを実装して半導体装置を構成することにより、半
導体チップで生じる熱を効率よく放散することができ
る。また、基板横方向の熱膨張率が低くなって半導体チ
ップの熱膨張率との差が少なくなるので、半導体チップ
の接続不良の発生を防ぐことがきる。また、複合基板に
おいて半導体チップの真下に位置する高熱伝導率部材の
平面形状を半導体チップの形状とほぼ同じにすることに
より熱が伝達しやすくなるので、半導体チップから熱を
さらに効率良く放散することができる。
【0016】また、半導体チップの電極形成面の反対側
の面を複合基板にダイボンディングすることにより半導
体チップと基板との密着性が向上し、半導体チップから
の熱伝達効率が良くなり放熱性を高めることができる。
またその際、まずフィルム状に形成した配線層に半導体
チップをフリップチップ接続し、次にその半導体チップ
が接続されたフィルムを一括して複合基板に実装するこ
とにより、半導体チップの複合基板への実装が容易にな
り半導体装置の製造が簡略化される。
【0017】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例に係る
半導体装置の一部を示す断面図である。母材1aと熱伝
導部材1bからなる基板1上に、絶縁膜2を介して薄膜
回路3が積層され、その薄膜回路3の電極4に半導体チ
ップ5のバンプ(ハンダ)6がフリップチップ接続され
ている。この半導体チップ5の実装部分は金属製のキャ
ップ7で覆われ、内部はシリコン樹脂などの封止材8が
充填されている。また、基板1の下面は合金からなる放
熱フィン(冷却手段)9に接着されている。
【0018】薄膜回路3は、ポリイミドなどの多層構造
の低誘電率樹脂層にリソグラフィー法などにより配線パ
ターンが形成されたものである。絶縁膜2は、薄膜回路
3を基板1から絶縁しかつ接着するためのものであり、
ポリイミドなどの低誘電率で、かつ薄膜回路3の材料と
基板1の材料との接着性が優れたものが好ましい。基板
1は、インバー (FeNi系合金) などの低熱膨脹率の母材
1a中に、銅などの熱伝導部材1bが半導体チップ5の
実装面と垂直方向に埋め込まれている。これにより、基
板1において、複数の熱伝導部材1bが母材1aを基板
1の厚さ方向に貫通しており、熱伝導部材1bは母材1
aに取り囲まれるように構成されている。したがって、
基板1の両面には熱伝導部材1bの両端が露出してい
る。
【0019】基板1は、次のように形成する。図5(a)
〜図5(c) は、基板1を製造するための各工程を示す断
面斜視図である。まず図5(a) では、インバーなどの低
熱膨張率金属のロッドの軸方向に直径5〜10mmの穴1
Hを複数箇所に開け母材1Aを作成する。このロッドの
断面形状および太さは、実際に基板1として使用する基
板1の大きさが考慮される。また、母材1Aに開けられ
る穴1Hの大きさは、半導体チップに必要とされる放熱
量と、基板1に許容される横方向の線膨脹率を考慮して
決定される。母材1Aの材料としては、FeNi系のインバ
ーの他、FeNiCo系合金、FeNi系合金、FeCoCr系合金、Fe
B 系合金、CrFeMn系合金またはMnGe系合金などが使用で
きる。
【0020】このような母材1Aを使用して、銅などの
高熱伝導率の金属からなり且つ穴1Hの形状とほぼ等し
い断面形状を有する棒状の熱伝導部材1Bを、母材1A
の穴1Hにに挿入する。このとき、母材1Aの穴1Hの
内面と熱伝導部材1Bとを良好に接合するためには、好
ましくは、母材1Aの穴1Hの大きさと熱伝導部材1B
の太さとを、母材1Aと熱伝導部材1Bを−60℃程度
に冷やした状態で熱伝導部材1Bを母材1Aに挿入しそ
の後室温に戻したときに母材1Aの穴1Hに熱伝導部材
1Bが隙間なく入るような寸法に形成するとよい。また
別の方法として、室温で母材1Aの穴1Hに熱伝導部材
1Bを挿入した後で、その隙間をろう付けして埋めても
よい。また、熱伝導部材1Bの材料としては、銅の他に
アルミニウムなどでもよい。
【0021】母材1Aの全ての穴1Hに熱伝導部材1B
を埋め込むと、図5(b) に示すような状態となる。次に
図5(c) に示すように、レーザまたは高水圧カッターな
どを使用して、熱伝導部材1Bが埋め込まれた母材1A
を基板として使用する厚さに複数に切断する。これによ
り、図1に示すように、母材1aの厚さ方向に熱伝導部
材1bが埋め込まれた基板1が形成される。
【0022】このように構成した基板を半導体装置に使
用することにより、図1において、半導体チップ5で発
生しハンダ6、電極4、薄膜回路3、および絶縁膜2を
介して基板1に伝達された熱は、基板1の厚さ方向に埋
め込まれた熱伝導率の高い熱伝導部材1Bを通じて放熱
フィン9に効率よく伝達される。また、図5に示したよ
うに、熱伝導部材1bは周囲を低熱膨張率の母材1aに
よって囲まれているので、熱伝導部材1bの熱膨張は抑
えられ、基板1の横方向(接合面方向)の熱膨張率が低
くなり、シリコンなどの半導体チップ5の熱膨脹率にか
かる応力を小さくし、かつ半導体チップ5の剥がれを防
止できる。
【0023】したがって、基板と半導体チップの熱膨張
の差による半導体チップの接触不良などの信頼性の低下
を招くことなく、半導体チップからの放熱性を高めるこ
とができる。 (第2の実施例)次に、図2は本発明の第2の実施例に
係る半導体装置の一部を示す断面図である。
【0024】本実施例の半導体装置は、第1の実施例で
説明したような低熱膨張率の母材1aの厚さ方向に熱伝
導部材1bが埋め込まれた基板1上に、半導体チップ5
1がダイボンディングされた構造を有している。半導体
チップ5の基板1への実装面側には、SiO2などの絶縁膜
11が形成されており、これにより基板1と半導体チッ
プ51とは絶縁されている。また、半導体チップ51の
周囲の基板1上には、絶縁膜21を介して薄膜回路31
が積層形成され、また、薄膜回路31の電極41と半導
体チップ51の電極はワイヤボンディングにより接続さ
れている。また、半導体チップ51の接続はフィルム状
に形成した薄膜回路31を使用して、TABなどにより
接続してもよい。基板1の下面は放熱フィン9に接着さ
れている。
【0025】このような構成により、半導体チップ51
は基板1に直接搭載されて、半導体チップ51と基板1
との接触面積が大きくなるので、半導体チップ51で生
じた熱は効率良く基板1に伝達し、熱伝導部材1bを通
じて放熱フィン9から放散される。したがって、半導体
チップ51の発熱量が多い場合でも、その熱を基板1を
通じて効率よく放散することができる。 (第3の実施例)次に、図3は本発明の第3の実施例に
係る半導体装置の一部を示す断面図である。
【0026】本実施例における半導体装置の全体的な構
造は前述の第2の実施例に比べて、半導体チップ51の
下の熱伝導部材1cが半導体チップ51真下のダイボン
ディング領域とほぼ一致した大きさに形成されている点
で異なる。したがって、半導体チップ51真下の熱伝導
部材1cの断面積が大きくなるので熱伝達率が高くな
り、半導体チップ51で生じた熱は熱伝導部材1cに効
率よく伝達し、半導体チップ51の放熱性が高まる。ま
た、熱伝導部材1cの周囲は低熱膨張率の母材1aに囲
まれているので、熱伝導部材1cの基板1横方向への熱
膨張は抑制され、半導体チップ51の接続不良などによ
る半導体装置の信頼性低下を招くことはない。 (第4の実施例)次に、図4は本発明の第4の実施例に
係る半導体装置の一部を示す断面図である。
【0027】図4において、低熱膨脹率の母材1aの厚
さ方向に熱伝導部材1b、1cが埋め込まれた基板1上
に、半導体チップ52が絶縁膜20を介してダイボンデ
ィングされている。熱伝導部材1cは、半導体チップ5
2をダイボンディングする位置に設けられており、それ
ぞれの平面形状は半導体チップ52の平面形状とほぼ同
じである。
【0028】半導体チップ52の上の薄膜回路32は、
ポリイミドなどの樹脂フィルムに金属配線層を積層した
ラミネートフイルム薄膜回路であり、この薄膜回路32
の電極42と半導体チップ52の電極がバンプ(ハン
ダ)62を介して接続されている。このような構成にお
いては、半導体チップ52のそれぞれと対応するよう
に、基板1に半導体チップ52と同じ大きさの熱伝導部
材1cが設けられているので、半導体チップ52からの
熱を放熱フィン9から効率よく放散することができる。
そのため、半導体チップ52を複数個高密度で実装して
も、それぞれの半導体チップ52を十分に冷却すること
ができる。また、熱伝導部材1cは、それぞれ低熱膨張
率の母材1aで囲まれているため、基板1の横方向への
熱膨張が抑制され、半導体チップ52の接続不良などに
よる半導体装置の信頼性低下を招くことはない。
【0029】さらに、半導体チップ52を実装する際に
は、フィルム状の薄膜回路32にフリップチップ接続し
た後に、半導体チップ52と薄膜回路32を一括して基
板1に接着することができるので、基板1への薄膜回路
3の取付けと半導体チップ5の位置合わせおよび実装を
同時に行うことができ、半導体装置の製造を簡略化する
ことができる。
【0030】なお、以上の実施例では、冷却手段として
冷却フィンを用いているが、冷却手段としてヒートパイ
プ、ペルチェ素子などを利用した冷却体にも本発明は適
用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、半導
体チップを実装するための基板として、インバーなどの
低熱膨張率材料を母材としその母材に半導体実装面に対
して垂直方向に延在する銅などの高熱導電率部材を埋め
込んだ複合基板を使用しているので、基板横方向の熱膨
張率を低く抑えかつ半導体チップで発生する熱を放散す
るために必要な熱伝導率を確保することができる。した
がって、半導体チップと基板の熱膨張率の差が少なくな
るので、半導体チップの接続不良などにより半導体装置
の信頼性を損なうことがなく、半導体チップの放熱性を
高めることができる。
【0032】また、半導体チップの電極形成面の反対面
を複合基板の高熱伝導率部材にダイボンディングするこ
とにより、半導体チップの放熱性をさらに高めることが
できる。またその際、半導体チップを実装するためにラ
ミネートフィルム配線膜を使用し、そのラミネートフィ
ルム配線膜に半導体チップをフリップチップ接続してか
ら複合基板に一括して積層し実装することにより、半導
体チップの実装が容易になり、半導体装置の製造工程を
簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体装置に一部
を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る半導体装置に一部
を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る半導体装置に一部
を示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例に係る半導体装置に一部
を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る半導体装置に使用され
る複合基板の製造方法を示し、(a) 〜(c) はそれぞれ工
程を示す概略的な斜視図である。
【図6】従来の半導体装置の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 1a 母材 1b、1c 熱伝導部材 2 絶縁膜 3 薄膜回路 4 電極 5 半導体チップ 6 ハンダ 7 封止キャップ 8 封止剤 9 放熱フィン 10 基板 10a インバー層 10b、10c 銅層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップ(5)と冷却手段(9)と
    の間に介在され、かつ、熱膨張抑制母材(1a)と該熱
    膨張抑制母材(1a)の一面から他面に貫通される熱伝
    導率部材(1b,1c)とを備えた基板(1)を有する
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 電極を有する半導体チップ(51、5
    2)と、 前記半導体チップ(51、52)の電極に接続する配線
    を形成した配線層(3)と、 前記半導体チップ(51、52)および前記配線層
    (3)を実装するための基板であって、熱膨張率抑制母
    材(1a)の一面から他面に熱伝導率部材(1b,1
    c)を貫通させてなる基板(1)とを有することを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記基板(1)において前記半導体チッ
    プ(51)の下に位置する前記熱伝導率部材(1c)の
    平面形状が、前記半導体チップ(51)の平面形状とほ
    ぼ等しいことを特徴とする請求項2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体チップ(51、52)は、前
    記半導体チップ(51、52)の電極形成面と反対の面
    が前記基板(1)に絶縁膜(11)を介してダイボンデ
    ィングされていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 フィルム状に形成された前記配線層(3
    2)が前記基板(1)上の前記半導体チップ(52)を
    覆い、かつ前記半導体層(32)の電極と前記半導体チ
    ップ(52)の電極とが配線接続されていることを特徴
    とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記基板(1)のうちの前記半導体チッ
    プ実装面と反対の面が冷却手段(9)に装着されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記熱膨張抑制母材(1a)は、FeNi系
    合金、FeCoCr系合金、FeB系合金、CrFeMn系合金、MnGe
    系合金のいずれかから形成されることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記熱伝導率部材(1b,1c)は、銅
    またはアルミニウムからなることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の半導体装置。
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