JP2000150295A - コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
コンデンサ及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電解処理装置を必要とせずに、容易に他方の
電極を作ることができるコンデンサを得る。 【解決手段】 リード線11の端部が埋設されるよう
に、チタン粉末を用いて焼結体9からなる一方の電極を
成形する。焼結体9の表面上に無電解式の水熱合成法に
より結晶性のPZT膜13を形成する。PZT膜13を
形成した焼結体9を粒径が100オングストローム以下
の独立分散型の金、銀、銀・パラジウム合金等の超微粒
子が界面活性剤からなる溶液中にコロイド状で存在する
分散液に浸漬する。そして、真空引きを焼結体9に加え
て焼結体9の多孔部内に分散液を浸透させて焼結体9上
のPZT膜13の表面全体を分散液の膜で覆う。分散液
の膜を焼成して導電膜15からなる他方の電極を形成し
て、コンデンサ素子1を作る。コンデンサ素子1の表面
の導電膜15上にリード線の端部を半田付け接続する。
電極を作ることができるコンデンサを得る。 【解決手段】 リード線11の端部が埋設されるよう
に、チタン粉末を用いて焼結体9からなる一方の電極を
成形する。焼結体9の表面上に無電解式の水熱合成法に
より結晶性のPZT膜13を形成する。PZT膜13を
形成した焼結体9を粒径が100オングストローム以下
の独立分散型の金、銀、銀・パラジウム合金等の超微粒
子が界面活性剤からなる溶液中にコロイド状で存在する
分散液に浸漬する。そして、真空引きを焼結体9に加え
て焼結体9の多孔部内に分散液を浸透させて焼結体9上
のPZT膜13の表面全体を分散液の膜で覆う。分散液
の膜を焼成して導電膜15からなる他方の電極を形成し
て、コンデンサ素子1を作る。コンデンサ素子1の表面
の導電膜15上にリード線の端部を半田付け接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ及びそ
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平9−17684号等には、チタン
を主成分とする多孔性の焼結体をコンデンサの一方の電
極として用い、この焼結体の表面上に電解式の水熱合成
法により強誘電体膜を形成したコンデンサの構造が開示
されている。三次元構造体を有する多孔性の焼結体から
なる電極の表面積は、平面状の電極の表面積に比べて大
きいため、大きな容量を得ることができる。2本のリー
ド線を有するこの種のコンデンサは次のようにして作
る。まず、一方のリード線の端部が固定されたチタン又
はチタン合金を主成分とする多孔性の焼結体を作る。次
にこの焼結体を水酸化ストロンチウム等の強誘電体膜を
形成する材料を含有するアルカリ溶液中に白金板からな
る対向電極と共に浸漬する。そして高温、高圧の環境下
で焼結体と対向電極とに電圧を印加して電解処理を行う
電解式の水熱合成法により焼結体の表面に強誘電体膜を
形成する。次に強誘電体膜にMnO2 等の金属酸化物を
介して電解処理により導電性高分子化合物膜からなる他
方の電極を作ってコンデンサ素子を完成する。導電性高
分子化合物は、多孔性の焼結体の微細な多孔部に入り込
んで、焼結体の表面に付着するので、焼結体上に形成さ
れた強誘電体膜の表面全体に膜を形成することができ
る。次にコンデンサ素子の表面上に導電性ペースト(カ
ーボンペーストと銀樹脂ペースト)を用いてリード線接
続用の電極層を形成する。そして、この電極層に他方の
リード線の端部を半田付けする。
を主成分とする多孔性の焼結体をコンデンサの一方の電
極として用い、この焼結体の表面上に電解式の水熱合成
法により強誘電体膜を形成したコンデンサの構造が開示
されている。三次元構造体を有する多孔性の焼結体から
なる電極の表面積は、平面状の電極の表面積に比べて大
きいため、大きな容量を得ることができる。2本のリー
ド線を有するこの種のコンデンサは次のようにして作
る。まず、一方のリード線の端部が固定されたチタン又
はチタン合金を主成分とする多孔性の焼結体を作る。次
にこの焼結体を水酸化ストロンチウム等の強誘電体膜を
形成する材料を含有するアルカリ溶液中に白金板からな
る対向電極と共に浸漬する。そして高温、高圧の環境下
で焼結体と対向電極とに電圧を印加して電解処理を行う
電解式の水熱合成法により焼結体の表面に強誘電体膜を
形成する。次に強誘電体膜にMnO2 等の金属酸化物を
介して電解処理により導電性高分子化合物膜からなる他
方の電極を作ってコンデンサ素子を完成する。導電性高
分子化合物は、多孔性の焼結体の微細な多孔部に入り込
んで、焼結体の表面に付着するので、焼結体上に形成さ
れた強誘電体膜の表面全体に膜を形成することができ
る。次にコンデンサ素子の表面上に導電性ペースト(カ
ーボンペーストと銀樹脂ペースト)を用いてリード線接
続用の電極層を形成する。そして、この電極層に他方の
リード線の端部を半田付けする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のコンデンサでは、強誘電体膜にMnO2 等の金属酸
化物を介して導電性高分子化合物膜からなる他方の電極
を形成するため、他方の電極の形成作業が繁雑である
上、他方の電極の形成にコストがかかる問題があった。
また、従来のコンデンサで、コンデンサ素子の表面上に
銀ペースト等の半田付け可能な導電性ペーストを用いて
リード線接続用の電極層を形成すると、電極層形成のた
めの工程が増える上、電極層の形成でコンデンサのコス
トが更に高くなる問題があった。
来のコンデンサでは、強誘電体膜にMnO2 等の金属酸
化物を介して導電性高分子化合物膜からなる他方の電極
を形成するため、他方の電極の形成作業が繁雑である
上、他方の電極の形成にコストがかかる問題があった。
また、従来のコンデンサで、コンデンサ素子の表面上に
銀ペースト等の半田付け可能な導電性ペーストを用いて
リード線接続用の電極層を形成すると、電極層形成のた
めの工程が増える上、電極層の形成でコンデンサのコス
トが更に高くなる問題があった。
【0004】本発明の目的は、強誘電体膜電の上に導電
膜を直接形成することができるコンデンサ及びその製造
方法を提供することにある。
膜を直接形成することができるコンデンサ及びその製造
方法を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、半田付け可能な電極
層を導電膜とは別個に形成する必要のないコンデンサ及
びその製造方法を提供することにある。
層を導電膜とは別個に形成する必要のないコンデンサ及
びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、チタン又はチ
タン化合物を主成分とする多孔質の三次元構造体と、三
次元構造体の表面の上に形成された強誘電体膜と、強誘
電体膜上に形成された導電膜とを備えるコンデンサ素子
を具備するコンデンサを改良の対象にする。本発明で
は、粒径が100オングストローム以下の金属超微粒子
が凝集することなく独立して分散しているコロイド状の
分散液を用いて形成された金属超微粒子からなる金属粒
子膜により記導電膜を構成する。より具体的に説明する
と、この金属粒子膜は、粒径が100オングストローム
以下の独立分散型の(凝集しないで粒子が個々に独立し
て分散する)金、銀、銀・パラジウム合金等の超微粒子
が界面活性剤からなる溶液中にコロイド状で存在する分
散液を三次元構造体表面全体に付着させ、付着した分散
液を加熱,硬化させることにより形成する。このような
金属粒子膜は、金属粒子が100オングストローム以下
の超微粒子であること及び加熱,硬化後に分散液の溶媒
が揮発し、金属粒子膜中には、金属粒子以外の物質が残
留しない点が、導電塗料を用いて形成する層と特に異な
っている。金属超微粒子は、三次元構造体の多孔部内に
入り込むので、導電膜は、三次元構造体上に形成された
強誘電体膜の表面全体に形成されて他方の電極となる。
そのため、本発明によれば電解処理装置を用いることな
く、簡単に他方の電極を形成できる。しかも従来のよう
に金属酸化物を介することなく、強誘電体膜電の上に導
電膜を直接形成することができる。
タン化合物を主成分とする多孔質の三次元構造体と、三
次元構造体の表面の上に形成された強誘電体膜と、強誘
電体膜上に形成された導電膜とを備えるコンデンサ素子
を具備するコンデンサを改良の対象にする。本発明で
は、粒径が100オングストローム以下の金属超微粒子
が凝集することなく独立して分散しているコロイド状の
分散液を用いて形成された金属超微粒子からなる金属粒
子膜により記導電膜を構成する。より具体的に説明する
と、この金属粒子膜は、粒径が100オングストローム
以下の独立分散型の(凝集しないで粒子が個々に独立し
て分散する)金、銀、銀・パラジウム合金等の超微粒子
が界面活性剤からなる溶液中にコロイド状で存在する分
散液を三次元構造体表面全体に付着させ、付着した分散
液を加熱,硬化させることにより形成する。このような
金属粒子膜は、金属粒子が100オングストローム以下
の超微粒子であること及び加熱,硬化後に分散液の溶媒
が揮発し、金属粒子膜中には、金属粒子以外の物質が残
留しない点が、導電塗料を用いて形成する層と特に異な
っている。金属超微粒子は、三次元構造体の多孔部内に
入り込むので、導電膜は、三次元構造体上に形成された
強誘電体膜の表面全体に形成されて他方の電極となる。
そのため、本発明によれば電解処理装置を用いることな
く、簡単に他方の電極を形成できる。しかも従来のよう
に金属酸化物を介することなく、強誘電体膜電の上に導
電膜を直接形成することができる。
【0007】本発明のコンデンサでは、半田付け可能な
リード線接続用の電極層を具備するものがある。この電
極層は、導電膜に電気的に接続されてコンデンサ素子の
表面上に形成されている。この電極層も金属粒子膜によ
って形成することができる。その場合、金属超微粒子は
半田付け可能な金、銀、銀・パラジウム合金等の金属に
より形成すればよい。このように電極層も金属粒子膜に
よって形成すれば、電極層を導電膜とは別個に形成する
必要がなく、コンデンサのコストを低くできる。
リード線接続用の電極層を具備するものがある。この電
極層は、導電膜に電気的に接続されてコンデンサ素子の
表面上に形成されている。この電極層も金属粒子膜によ
って形成することができる。その場合、金属超微粒子は
半田付け可能な金、銀、銀・パラジウム合金等の金属に
より形成すればよい。このように電極層も金属粒子膜に
よって形成すれば、電極層を導電膜とは別個に形成する
必要がなく、コンデンサのコストを低くできる。
【0008】強誘電体膜としては、チタン酸ジルコン酸
鉛膜(PZT膜)、チタン酸ストロンチウム膜(STO
膜)、チタン酸バリウム膜(BTO膜)等がある。PZ
T膜は、三次元構造体を、高温且つ高圧環境下にあるP
b化合物,Zr化合物,Ti化合物を含む強アルカリ溶
液中に無電解状態で浸漬する水熱合成法により形成す
る。その場合、Pb化合物としてはPb(NO3 )2 等
を用い、Zr化合物としてはZrOCl2 等を用い、T
i化合物としてはTiCl4 等を用いることができる。
また、これらの化合物として有機金属を用いても良い。
また、STO膜,BTO膜は、電解式の水熱合成法によ
り形成すればよい。
鉛膜(PZT膜)、チタン酸ストロンチウム膜(STO
膜)、チタン酸バリウム膜(BTO膜)等がある。PZ
T膜は、三次元構造体を、高温且つ高圧環境下にあるP
b化合物,Zr化合物,Ti化合物を含む強アルカリ溶
液中に無電解状態で浸漬する水熱合成法により形成す
る。その場合、Pb化合物としてはPb(NO3 )2 等
を用い、Zr化合物としてはZrOCl2 等を用い、T
i化合物としてはTiCl4 等を用いることができる。
また、これらの化合物として有機金属を用いても良い。
また、STO膜,BTO膜は、電解式の水熱合成法によ
り形成すればよい。
【0009】本発明のコンデンサの導電膜の具体的な形
成方法は、コロイド状の分散液の膜により三次元構造体
上の強誘電体膜を覆い、その後に分散液の膜を焼成して
金属超微粒子膜を形成して導電膜とする。このような分
散液の膜は、分散液中に強誘電体膜を形成した三次元構
造体を浸漬した状態で、真空引きまたは超音波振動を三
次元構造体に加えて分散液を三次元構造体の内部に浸透
させ、その後、三次元構造体を分散液中から引き上げて
形成すればよい。このようにすれば、三次元構造体の内
部に分散液を十分に浸透でき、三次元構造体上の強誘電
体膜の表面全体に確実に導電膜を形成することができ
る。
成方法は、コロイド状の分散液の膜により三次元構造体
上の強誘電体膜を覆い、その後に分散液の膜を焼成して
金属超微粒子膜を形成して導電膜とする。このような分
散液の膜は、分散液中に強誘電体膜を形成した三次元構
造体を浸漬した状態で、真空引きまたは超音波振動を三
次元構造体に加えて分散液を三次元構造体の内部に浸透
させ、その後、三次元構造体を分散液中から引き上げて
形成すればよい。このようにすれば、三次元構造体の内
部に分散液を十分に浸透でき、三次元構造体上の強誘電
体膜の表面全体に確実に導電膜を形成することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態のコ
ンデンサの概略断面図である。本図に示すように、この
コンデンサは、コンデンサ素子1と、コンデンサ素子1
に半田接続部3により一端が接続されたリード線5と、
樹脂外装部7とを有している。コンデンサ素子1は、図
2の部分拡大図に示すように、一方の電極を構成するチ
タンを主成分とする多孔性の三次元構造体からなる焼結
体9を有しており、この焼結体9の内部には、チタン製
のリード線11の端部が埋設されて固定されている。な
お図2では、焼結体9の多孔部を誇張して描いている。
そして、焼結体9の表面全体及びリード線11の焼結体
9側の一部分上には、図3の部分拡大図に示すように、
Pb(ZrTi)O3 で表されるペロブスカイト型のチ
タン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなる強誘電体膜(P
ZT膜)13が無電解式の水熱合成法により形成されて
いる。そして、この強誘電体膜13の表面には他方の電
極を構成する金属粒子膜からなる導電膜15が形成され
ている。導電膜15は、粒径が100オングストローム
以下の銀・パラジウム合金からなる金属超微粒子により
形成されている(図2では強誘電体膜13,導電膜15
は一括して太線で示している)。この例では、コンデン
サ素子1の表面上に形成されるリード線接続用の電極層
も導電膜15によって形成されている。そのため、半田
付け可能な銀・パラジウム合金からなる導電膜15上に
半田接続部3によってリード線5が直接接続されてい
る。
を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態のコ
ンデンサの概略断面図である。本図に示すように、この
コンデンサは、コンデンサ素子1と、コンデンサ素子1
に半田接続部3により一端が接続されたリード線5と、
樹脂外装部7とを有している。コンデンサ素子1は、図
2の部分拡大図に示すように、一方の電極を構成するチ
タンを主成分とする多孔性の三次元構造体からなる焼結
体9を有しており、この焼結体9の内部には、チタン製
のリード線11の端部が埋設されて固定されている。な
お図2では、焼結体9の多孔部を誇張して描いている。
そして、焼結体9の表面全体及びリード線11の焼結体
9側の一部分上には、図3の部分拡大図に示すように、
Pb(ZrTi)O3 で表されるペロブスカイト型のチ
タン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなる強誘電体膜(P
ZT膜)13が無電解式の水熱合成法により形成されて
いる。そして、この強誘電体膜13の表面には他方の電
極を構成する金属粒子膜からなる導電膜15が形成され
ている。導電膜15は、粒径が100オングストローム
以下の銀・パラジウム合金からなる金属超微粒子により
形成されている(図2では強誘電体膜13,導電膜15
は一括して太線で示している)。この例では、コンデン
サ素子1の表面上に形成されるリード線接続用の電極層
も導電膜15によって形成されている。そのため、半田
付け可能な銀・パラジウム合金からなる導電膜15上に
半田接続部3によってリード線5が直接接続されてい
る。
【0011】本実施の形態のコンデンサは次のようにし
て製造した。まず、リード線11の端部が埋設されるよ
うに、平均粒子径50μmのチタン粉末を用いて円柱形
状に焼結体9を成形した。
て製造した。まず、リード線11の端部が埋設されるよ
うに、平均粒子径50μmのチタン粉末を用いて円柱形
状に焼結体9を成形した。
【0012】次に、焼結体9の表面上に無電解式の水熱
合成法により結晶性のPZT膜(強誘電体膜)13を次
のようにして形成した。まず、Pb(NO3 )2 水溶液
16mmol、ZrOCl2 水溶液8mmol、TiC
l4 水溶液0.08mmol及びKOH水溶液0.3m
molの強アルカリの混合溶液中にリード線11を取り
付けた焼結体9を浸漬する。そして、180℃,10気
圧中で12時間の無電解式の水熱処理を行い、Pb(Z
rTi)O3 の結晶核を生成した。次にPb(NO3 )
2 水溶液16mmol、ZrOCl2 水溶液8.32m
mol、TiCl4 水溶液7.68mmol及びKOH
水溶液2.24mmolの強アルカリの混合溶液(溶液
合計640ml)中に結晶核を生成した焼結体9を浸漬
し、160℃中で10時間の無電解式の水熱処理を行っ
てKを含有するPb(ZrTi)O3 の膜を形成した。
その後、純水中で3分間の超音波洗浄を2回行ってか
ら、1mol/lの酢酸水溶液中で3分間の超音波洗浄
を2回行い、更に純水中で3分間の超音波洗浄を2回行
った。次にこれを100℃で12時間の乾燥を行いPZ
T膜13の形成を終えた。このようにして形成されたP
ZT膜13の厚みは、10μmであり、誘電率εは約8
00であった。
合成法により結晶性のPZT膜(強誘電体膜)13を次
のようにして形成した。まず、Pb(NO3 )2 水溶液
16mmol、ZrOCl2 水溶液8mmol、TiC
l4 水溶液0.08mmol及びKOH水溶液0.3m
molの強アルカリの混合溶液中にリード線11を取り
付けた焼結体9を浸漬する。そして、180℃,10気
圧中で12時間の無電解式の水熱処理を行い、Pb(Z
rTi)O3 の結晶核を生成した。次にPb(NO3 )
2 水溶液16mmol、ZrOCl2 水溶液8.32m
mol、TiCl4 水溶液7.68mmol及びKOH
水溶液2.24mmolの強アルカリの混合溶液(溶液
合計640ml)中に結晶核を生成した焼結体9を浸漬
し、160℃中で10時間の無電解式の水熱処理を行っ
てKを含有するPb(ZrTi)O3 の膜を形成した。
その後、純水中で3分間の超音波洗浄を2回行ってか
ら、1mol/lの酢酸水溶液中で3分間の超音波洗浄
を2回行い、更に純水中で3分間の超音波洗浄を2回行
った。次にこれを100℃で12時間の乾燥を行いPZ
T膜13の形成を終えた。このようにして形成されたP
ZT膜13の厚みは、10μmであり、誘電率εは約8
00であった。
【0013】次にPZT膜13を形成した焼結体9を粒
径が100オングストローム以下の独立分散型の(凝集
しないで粒子が個々に独立して分散する)銀・パラジウ
ム合金の超微粒子が界面活性剤からなる溶液中にコロイ
ド状で存在する分散液に浸漬した。本例では、千葉県山
武郡山武町横田516に本社を有する真空冶金株式会社
から販売されているULVAC(商標)という独立金属
超微粒子分散液を用いた。そして、真空引きを焼結体に
加え、焼結体9の多孔部内に分散液を浸透させて焼結体
9上のPZT膜13の表面全体を分散液の膜で覆う。次
に焼結体9を分散液から引き上げてから、約250℃の
炉内に配置して、分散液の膜を焼成して厚み0.25〜
2.00μmの他方の電極を構成する導電膜15を形成
して、コンデンサ素子1を完成した。凝集しない金属超
微粒子は、焼結体9の多孔部内にも容易に入り込むの
で、導電膜15はPZT膜13の表面全体に形成され
る。金属超微粒子としては、銀・パラジウム合金以外に
金、銀等を用いることができる。また、焼結体9を分散
液に単に浸漬して焼結体9の多孔部内に分散液を浸透さ
せても構わない。また焼結体9を分散液に浸漬した状態
で超音波振動を加えて、焼結体9の多孔部内に分散液を
浸透させても構わない。
径が100オングストローム以下の独立分散型の(凝集
しないで粒子が個々に独立して分散する)銀・パラジウ
ム合金の超微粒子が界面活性剤からなる溶液中にコロイ
ド状で存在する分散液に浸漬した。本例では、千葉県山
武郡山武町横田516に本社を有する真空冶金株式会社
から販売されているULVAC(商標)という独立金属
超微粒子分散液を用いた。そして、真空引きを焼結体に
加え、焼結体9の多孔部内に分散液を浸透させて焼結体
9上のPZT膜13の表面全体を分散液の膜で覆う。次
に焼結体9を分散液から引き上げてから、約250℃の
炉内に配置して、分散液の膜を焼成して厚み0.25〜
2.00μmの他方の電極を構成する導電膜15を形成
して、コンデンサ素子1を完成した。凝集しない金属超
微粒子は、焼結体9の多孔部内にも容易に入り込むの
で、導電膜15はPZT膜13の表面全体に形成され
る。金属超微粒子としては、銀・パラジウム合金以外に
金、銀等を用いることができる。また、焼結体9を分散
液に単に浸漬して焼結体9の多孔部内に分散液を浸透さ
せても構わない。また焼結体9を分散液に浸漬した状態
で超音波振動を加えて、焼結体9の多孔部内に分散液を
浸透させても構わない。
【0014】次にコンデンサ素子1の表面の導電膜15
の一部分上にリード線9の端部を半田接続部3により半
田付け接続した。そして、各部を合成樹脂で覆って樹脂
外装部7を形成してコンデンサを完成した。
の一部分上にリード線9の端部を半田接続部3により半
田付け接続した。そして、各部を合成樹脂で覆って樹脂
外装部7を形成してコンデンサを完成した。
【0015】なお、本例では、PZT膜13を形成する
際に用いるPb化合物,Zr化合物,Ti化合物として
無機化合物を用いたが、これらの化合物として有機化合
物を用いても構わない。
際に用いるPb化合物,Zr化合物,Ti化合物として
無機化合物を用いたが、これらの化合物として有機化合
物を用いても構わない。
【0016】また、本例では、コンデンサ素子1の表面
上に形成される電極層も導電膜15により形成したが、
導電膜15とは別個に電極層を形成してもよい。例え
ば、導電膜15が形成されたコンデンサ素子1にカーボ
ンペーストを塗布してから硬化してカーボンペースト層
を形成し、このカーボンペースト層の表面に銀樹脂ペー
スト等を塗布してから加熱硬化して半田付け電極層を形
成してもよい。この場合、カーボンペースト層と半田付
け電極層とにより電極層が構成される。また、銀樹脂ペ
ーストの層の上にカーボンペースト層を更に形成しても
よい。
上に形成される電極層も導電膜15により形成したが、
導電膜15とは別個に電極層を形成してもよい。例え
ば、導電膜15が形成されたコンデンサ素子1にカーボ
ンペーストを塗布してから硬化してカーボンペースト層
を形成し、このカーボンペースト層の表面に銀樹脂ペー
スト等を塗布してから加熱硬化して半田付け電極層を形
成してもよい。この場合、カーボンペースト層と半田付
け電極層とにより電極層が構成される。また、銀樹脂ペ
ーストの層の上にカーボンペースト層を更に形成しても
よい。
【0017】また、上記例では、三次元構造体として焼
結体を用いたが、三次元構造体として発泡金属体等の他
の三次元構造体を用いても構わない。また、三次元構造
体にチタン又はチタン合金を含まないものを用いる場合
には、三次元構造体の表面にスパッタ、蒸着、電気泳動
等の物理的方法、または焼結、MOCVD、ゾル、ゲル
等の化学的方法等によりTiO2 の膜を形成しておけば
よい。
結体を用いたが、三次元構造体として発泡金属体等の他
の三次元構造体を用いても構わない。また、三次元構造
体にチタン又はチタン合金を含まないものを用いる場合
には、三次元構造体の表面にスパッタ、蒸着、電気泳動
等の物理的方法、または焼結、MOCVD、ゾル、ゲル
等の化学的方法等によりTiO2 の膜を形成しておけば
よい。
【0018】また、上記例では、リード線を用いるタイ
プのコンデンサに本発明を適用した例であるが、低背ハ
イチップタイプ等の他のコンデンサにも本発明は適用で
きる。コンデンサによっては、チタン又はチタン合金の
三次元構造体の所定位置上のみにPZT膜を形成するこ
とが求められることがある。その場合には、三次元構造
体の所定位置以外に部分にNiメッキを施せば良い。N
iメッキを施こした部分には、PZT膜が形成されるこ
とはない。
プのコンデンサに本発明を適用した例であるが、低背ハ
イチップタイプ等の他のコンデンサにも本発明は適用で
きる。コンデンサによっては、チタン又はチタン合金の
三次元構造体の所定位置上のみにPZT膜を形成するこ
とが求められることがある。その場合には、三次元構造
体の所定位置以外に部分にNiメッキを施せば良い。N
iメッキを施こした部分には、PZT膜が形成されるこ
とはない。
【0019】
【発明の効果】金属超微粒子は、焼結体の多孔部内に入
り込むので、導電膜は、焼結体上に形成された強誘電体
膜の表面全体に形成されて他方の電極となる。そのた
め、本発明によれば電解処理装置を用いることなく、簡
単に他方の電極を形成できる。しかも従来のように金属
酸化物を介することなく、強誘電体膜電の上に導電膜を
直接形成することができる。また、電極層も金属粒子膜
によって形成できるので、電極層を導電膜とは別個に形
成する必要がなく、コンデンサのコストを低くできる。
り込むので、導電膜は、焼結体上に形成された強誘電体
膜の表面全体に形成されて他方の電極となる。そのた
め、本発明によれば電解処理装置を用いることなく、簡
単に他方の電極を形成できる。しかも従来のように金属
酸化物を介することなく、強誘電体膜電の上に導電膜を
直接形成することができる。また、電極層も金属粒子膜
によって形成できるので、電極層を導電膜とは別個に形
成する必要がなく、コンデンサのコストを低くできる。
【図1】本発明の実施の形態のコンデンサの概略断面図
である。
である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
1 コンデンサ素子 9 焼結体 13 強誘電体膜(PZT膜) 15 導電膜(金属粒子膜)
Claims (7)
- 【請求項1】 チタン又はチタン化合物を主成分とする
多孔質の三次元構造体と、前記三次元構造体の表面の上
に形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成さ
れた導電膜とを備えてなるコンデンサ素子を具備するコ
ンデンサにおいて、 前記導電膜は、粒径が100オングストローム以下の金
属超微粒子が凝集することなく独立して分散しているコ
ロイド状の分散液を用いて形成された前記金属超微粒子
からなる金属粒子膜により構成されていることを特徴と
するコンデンサ。 - 【請求項2】 前記金属超微粒子が半田付け可能な金属
により形成されていることを特徴とする請求項1に記載
のコンデンサ。 - 【請求項3】 チタン又はチタン合金を主成分とする多
孔質の三次元構造体と、前記三次元構造体の表面の上に
形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成され
た導電膜とを備えてなるコンデンサ素子と、 前記導電膜に電気的に接続されて前記コンデンサ素子の
表面上に形成された半田付け可能な電極層とを具備する
コンデンサにおいて、 前記導電膜は、粒径が100オングストローム以下の独
立分散型の金属超微粒子が凝集することなく独立して分
散しているコロイド状の分散液を用いて形成された前記
金属超微粒子からなる金属粒子膜により構成されている
ことを特徴とするコンデンサ。 - 【請求項4】 前記電極層も前記金属粒子膜によって形
成され、前記金属超微粒子が半田付け可能な金属により
形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコン
デンサ。 - 【請求項5】 前記強誘電体膜は、無電解式の水熱合成
法を用いて形成されたPb(ZrTi)O3 で表される
ペロブスカイト型のチタン酸ジルコン酸鉛により形成さ
れていることを特徴とする請求項1または3に記載のコ
ンデンサ。 - 【請求項6】 チタン又はチタン合金を主成分とする多
孔質の三次元構造体と、前記三次元構造体の表面の上に
形成された強誘電体膜と、前記強誘電体膜上に形成され
た導電膜とを備えてなるコンデンサ素子と、 前記導電膜に電気的に接続されて前記コンデンサ素子の
表面上に形成された半田付け可能な電極層とを具備する
コンデンサの製造方法において、 分散溶液中に粒径100オングストローム以下の金属超
微粒子が凝集することなく独立して分散しているコロイ
ド状の分散液の膜により前記強誘電体膜を覆い、その後
に前記分散液の膜を焼成して前記金属超微粒子膜を形成
して前記導電膜とすることを特徴とするコンデンサの製
造方法。 - 【請求項7】 前記分散液の膜は、前記分散液中に前記
強誘電体膜を形成した前記三次元構造体を浸漬した状態
で、真空引きまたは超音波振動を前記三次元構造体に加
えて前記分散液を前記三次元構造体の内部に浸透させ、 その後、前記三次元構造体を前記分散液中から引き上げ
て形成することを特徴とする請求項6に記載のコンデン
サの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32657398A JP2000150295A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | コンデンサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32657398A JP2000150295A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | コンデンサ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000150295A true JP2000150295A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18189333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32657398A Withdrawn JP2000150295A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | コンデンサ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000150295A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8486493B2 (en) | 2005-12-28 | 2013-07-16 | Showa Denko K.K. | Complex oxide film and method for producing same, composite body and method for producing same, dielectric material, piezoelectric material, capacitor and electronic device |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP32657398A patent/JP2000150295A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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