JP2000299247A - チップコンデンサ - Google Patents

チップコンデンサ

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JP2000299247A
JP2000299247A JP11105362A JP10536299A JP2000299247A JP 2000299247 A JP2000299247 A JP 2000299247A JP 11105362 A JP11105362 A JP 11105362A JP 10536299 A JP10536299 A JP 10536299A JP 2000299247 A JP2000299247 A JP 2000299247A
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base
titanium
chip capacitor
dielectric layer
electrode layer
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JP11105362A
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Koji Azuma
紘二 東
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚み寸法が小さく且つ容量の大きいチップコ
ンデンサを提供する。 【解決手段】 チタン箔からなるベース2の一方の面上
に水熱合成法によりチタン含有強誘電体膜からなる第1
の誘電層3を形成する。第1の誘電層3の上に第1の電
極層5を形成する。ベース2の他方の面上に水熱合成法
によりチタン含有強誘電体膜からなる第2の誘電層4を
形成し、第2の誘電層4の上に第2の電極層6を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップコンデンサ
に関するものであり、特に多層回路基板の内装基板上に
実装可能なチップコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なチップコンデンサは、セラミッ
ク等の絶縁物からなるベースと、このベース上に形成さ
れた第1の電極層と第1の電極層の上に形成された誘電
層と、この誘電層の上に形成された第2の電極層とから
構成されている。そして、一対の電極層に対して半田付
け電極が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器の薄形
化に伴って、チップコンデンサの厚み寸法を小さくする
ことが求められている。しかしながら、従来のチップコ
ンデンサでは、セラミック製のベースの厚みを十分に薄
くすることに限界があるため、チップコンデンサ全体の
厚み寸法を小さくすることにも限界があった。また、多
層回路基板の内装基板上に実装される部品については、
厚み寸法を70μm以下にすることが求められている。
しかしながら、従来のチップコンデンサでは、全体の厚
み寸法が大きく、多層回路基板の内装基板上に実装する
ことには無理があった、また最近は容量の大きなチップ
コンデンサが望まれている。
【0004】本発明の目的は、厚み寸法を小さくできる
チップコンデンサを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、多層回路基板の内部
に配置できるチップコンデンサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベース上に層
構造をなすように形成された誘電層及び電極層を具備し
てなるチップコンデンサを改良の対象とする。本発明で
は、チタンを主成分とするチタン箔によりベースを形成
する。そして、このチタン箔上に水熱合成法により形成
されたチタン含有強誘電体膜からなる誘電層を形成す
る。ここでいう水熱合成法とは、被形成部材(チタン
箔)を強誘電体膜を形成する材料を含有する強アルカリ
溶液中に浸漬した状態で、高温、高圧中に放置して強誘
電体膜を形成する方法である。水熱合成法では、被形成
部材に通電を行う電解式と被形成部材に通電を行わない
非電解式とがある。そして、チタンを含有する強誘電体
膜(チタン含有強誘電体膜)を水熱合成法により形成す
る場合には、必ずチタンを含む下地層が必要である。チ
タン含有強誘電体膜としては、チタン酸ジルコン酸鉛結
晶膜(PZT結晶膜)、チタン酸ストロンチウム結晶膜
(STO結晶膜)、チタン酸バリウム結晶膜(BTO結
晶膜)等がある。PZT結晶膜は電解式の水熱合成法に
より形成することができる。STO結晶膜、BTO結晶
膜は非電解式の水熱合成法により形成することができ
る。本発明のように、ベースをチタン箔により形成する
と、ベースの上に直接チタンを含有する強誘電体膜を形
成できる。そのため、本発明よればセラミックからなる
ベースを用いる必要がない分チップコンデンサの厚み寸
法を小さくできる。本発明では、例えばチップコンデン
サの厚みを50μm程度以下にできる。そのため本発明
のチップコンデンサは、多層回路基板の内装基板上にも
実装することができる。また、ベースを形成するチタン
箔の厚みを変えることによりチップコンデンサ全体の厚
みを容易に調整できる。また、チタン箔は、可撓性(フ
レキシブル性)を有しているので、多層回路基板の内装
基板上に実装する際に加圧されても、破損することがな
い。
【0007】前述したPb(ZrTi)O3 で表される
ペロブスカイト型のチタン酸ジルコン酸鉛によりチタン
含有強誘電体膜を形成すれば、電解装置を用いることな
く、接合強度の高いチタン含有強誘電体膜を得ることが
できる。
【0008】電極層は、金属粉末を含有する樹脂ペース
ト等を用いて厚膜により形成してもよいし、スパッタリ
ング等の薄膜形成技術を用いて薄膜により形成してもよ
い。電極層を薄膜形成技術を用いて形成すれば、電極層
の厚みを薄くして、チップコンデンサ全体の厚みを薄く
できる。また本発明によればベースが導電性を有してい
るので、所望の数の電極を任意の場所に形成できる。
【0009】本発明のより具体的なチップコンデンサ
は、チタンを主成分とするチタン箔からなるベースと、
ベースの一方の面上に水熱合成法により形成されたチタ
ン含有強誘電体膜からなる第1の誘電層と、第1の誘電
層の上に形成された第1の電極層と、ベースの他方の面
上に水熱合成法により形成されたチタン含有強誘電体膜
からなる第2の誘電層と、第2の誘電層の上に形成され
た第2の電極層とを具備している。このチップコンデン
サは、第1の電極層と第1の誘電層とチタン箔からなる
第1のコンデンサ部と、第2の電極層と第2の誘電層と
チタン箔からなる第2のコンデンサ部とが直列に接続さ
れた構造を有することになる。このチップコンデンサを
多層回路基板の基板と基板とに挾まれた内装基板上に実
装する場合は、第1の電極層が一方の基板と対向し、第
2の電極層が他方の基板と対向するようにチップコンデ
ンサを配置し、第1の電極層を一方の基板の回路パター
ンの所定位置に導電性接着剤等を用いて接続し、第2の
電極層を他方の基板の回路パターンの所定位置に導電性
接着剤等を用いて接続すればよい。
【0010】他の具体的なチップコンデンサは、チタン
を主成分とするチタン箔からなるベースと、ベースの一
方の面上に水熱合成法により形成されたチタン含有強誘
電体膜からなる誘電層と、誘電層の面上に形成された第
1の電極層と、ベースの他方の面上に形成された第2の
電極層とを具備している。このチップコンデンサを多層
回路基板の基板と基板とに挾まれた内装基板上に実装す
る場合も、第1の電極層が一方の基板と対向し、第2の
電極層が他方の基板と対向するようにチップコンデンサ
を配置し、第1の電極層を一方の基板の回路パターンの
所定位置に導電性接着剤等を用いて接続し、第2の電極
層を他方の基板の回路パターンの所定位置に導電性接着
剤等を用いて接続すればよい。
【0011】また、更に他の具体的なチップコンデンサ
は、チタンを主成分とするチタン箔からなるベースと、
ベースの一方の面上に水熱合成法により形成されたチタ
ン含有強誘電体膜からなる誘電層と、誘電層の上に相互
に間隔をあけて形成された複数の電極層とを具備してい
る。このチップコンデンサは、各電極層と誘電層とチタ
ン箔からなる複数のコンデンサ部がベースを中心にして
共通接続された構造を有することになる。このチップコ
ンデンサを回路基板の表面に配置する場合には、例えば
複数の電極層を基板表面の回路パターンの所定位置にそ
れぞれ半田付けまたは導電性接着剤等で接続すればよ
い。
【0012】また、更に他の具体的なチップコンデンサ
は、チタンを主成分とするチタン箔からなるベースと、
ベースの一部を露出させるようにしてベースを包むよう
に水熱合成法により形成されたチタン含有強誘電体膜か
らなる誘電層と、ベースに接触しないように誘電層を包
むように形成された第1の電極層と、ベースの一部の上
にベースを包むように形成された第2の電極層とを具備
している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1(A)は、本発明の第
1の実施の形態のチップコンデンサの平面図であり、図
1(B)は、図1(A)のB−B線断面図である。なお
図1(B)では理解を容易にするために、各部の厚みを
誇張して描いている。両図に示すように、本発明のチッ
プコンデンサ1は、チタン箔からなるベース2と、第1
及び第2の誘電層3及び4と、第1及び第2の電極層5
及び6からなる一対の電極とを有している。ベース2
は、チタンを主成分とする厚み約30μmの矩形のチタ
ン箔によって形成されている。ベース2の一方の面上に
は第1の誘電層3が形成され、ベース2の他方の面上に
は第2の誘電層4が形成されている。ベース2を構成す
るチタン箔はある程度の自立性を有する厚み(簡単に変
形することなく板状の形を維持できる厚み)を有してい
ればよく、例えば、2μm以上の厚み寸法のものを用い
ることができる。第1の誘電層3及び第2の誘電層4は
いずれも、水熱合成法により形成された厚み約10μm
のチタン酸ジルコン酸鉛結晶膜(PZT結晶膜)からな
るチタン含有強誘電体膜により形成されている。PZT
結晶膜の形成方法は後に説明する。第1の電極層5及び
第2の電極層6は、第1の誘電層3及び第2の誘電層4
のそれぞれの上に形成されている。第1の電極層5及び
第2の電極層6は、いずれもスパッタリング等の薄膜形
成技術を用いて金の薄膜により形成されており、それぞ
れ約0.1μmの厚みを有し、誘電層3,4より僅かに
小さい矩形形状を有している。このチップコンデンサ1
では、チタン箔からなるベース2の両面に誘電層3,4
が形成されているため、第1の電極層5と第1の誘電層
3とベース2からなる第1のコンデンサ部と、第2の電
極層6と第2の誘電層4とベース2からなる第2のコン
デンサ部とが直列に接続された構造を有することにな
る。
【0014】本例のチップコンデンサは、次のようにし
て製造した。まず、多数個取り用のチタン箔材料を用意
する。そして、チタン箔材料の両面に水熱合成法により
結晶性のPZT結晶膜(強誘電体膜)を次のようにして
形成した。まず、Pb(NO3 2 水溶液16mmo
l、ZrOCl2 水溶液8mmol、TiCl4 水溶液
0.08mmol及びKOH水溶液0.3mmolの強
アルカリの混合溶液中にチタン箔材料を浸漬する。そし
て、180℃、10気圧中で12時間の無電解式の水熱
処理を行い、Pb(ZrTi)O3 の結晶核を生成し
た。次にPb(NO3 2 水溶液16mmol、ZrO
Cl2 水溶液8.32mmol、TiCl4水溶液7.
68mmol及びKOH水溶液2.24mmolの強ア
ルカリの混合溶液(溶液合計640ml)中に結晶核を
生成したチタン箔材料を浸漬し、160℃中で10時間
の無電解式の水熱処理を行ってKを含有するPb(Zr
Ti)O3 の膜を形成した。その後、純水中で3分間の
超音波洗浄を2回行ってから、1mol/lの酢酸水溶
液中で3分間の超音波洗浄を2回行い、更に純水中で3
分間の超音波洗浄を2回行った。次にこれを100℃で
12時間の乾燥を行いチタン箔材料の両面にそれぞれ約
10μmの厚みのPZT結晶膜を形成した。
【0015】次にチタン箔材料の両面の各PZT結晶膜
の上の所定位置にマスクを配置してからPZT結晶膜上
にスパッタリングにより厚み約0.1μmの複数の金か
らなる電極層を形成した。次にマスクを除去した後、チ
タン箔材料を所定の寸法に切断して50μm×120m
m×130mmの寸法を有する多数のチップコンデンサ
を得た。
【0016】図2は、図1に示すチップコンデンサ1を
多層回路基板の内装基板上に実装した図である。この多
層回路基板は、ガラス−エポキシ樹脂からなる基板1
0,11が、エポキシ樹脂を含浸したプリプレグ12を
介して積層された構造を有している。チップコンデンサ
1は、第1の電極層5がプリプレグ12と対向し、第2
の電極層6が基板11と対向するようにプリプレグ12
と基板11との間に配置されている。基板10のプリプ
レグ12と対向する面上には銅箔からなる回路パターン
13が形成されている。この回路パターン13の所定位
置には、プリプレグ12側に向って突出する截頭円錐形
状のピボット14が形成されている。ピボット14は、
先端部がプリプレグ12を厚み方向に突き破ってチップ
コンデンサ1の第1の電極層と当ってつぶれた状態で第
1の電極層と接触している。また基板11のプリプレグ
12と対向する面上には銅箔からなる回路パターン15
が形成されており、回路パターン15の電極部15a上
にはチップコンデンサ1の第2の電極層6が導電性接着
剤を用いて接続されている。図2において、16はプリ
プレグ12から溶出したエポキシ樹脂が硬化して形成さ
れた樹脂層である。
【0017】次に下記表1に示すようにベース及び各層
の面方向の寸法が異なり、その他は上記例と同様の構造
のチップコンデンサ1〜3を作り、各チップコンデンサ
に周波数の異なるパルス信号を印加した場合の容量及び
tanδを測定した。下記表2はその測定結果を示して
いる。
【0018】
【表1】
【表2】 図3は、本発明の他の実施の形態(第2の実施の形態)
のチップコンデンサ21の断面図である。本図に示すよ
うに、このチップコンデンサ21では、チタン箔からな
るベース22の一方の面上のみにPZT結晶膜からなる
誘電層23が形成され、ベース22の他方の面上には第
2の電極層26が形成されている。このチップコンデン
サ21を多層回路基板の内装部に配置する場合も、図1
に示すチップコンデンサ1と同様に、第1の電極層25
が一方の基板またはプリプレグと対向し、第2の電極層
26が他方の基板またはプリプレグと対向するようにチ
ップコンデンサ21を多層回路基板の内装基板上に配置
し、図2に示す方法と同様に電極層25,26を所定の
回路パターンと接続すればよい。
【0019】図4は、本発明の更に他の実施の形態(第
3の実施の形態)のチップコンデンサ31の断面図であ
る。本図に示すように、このチップコンデンサ31で
は、チタン箔からなるベース32の一方の面上のみにP
ZT結晶膜からなる誘電層34が形成され、誘電層34
の上に第1の電極層35と、第1の電極層35と所定の
間隔を隔てた第2の電極層36とが形成されている。こ
のチップコンデンサ31は、第1の電極層35と誘電層
34とチタン箔からなるベース32からなる第1のコン
デンサ部と、第2の電極層36と誘電層34とベース3
2からなる第2のコンデンサ部とが直列に接続された構
造を有している。チップコンデンサ31を回路基板の表
面に配置する場合には、第1及び第2の電極層35,3
6を基板表面の回路パターンの所定位置にそれぞれ半田
付けまたは導電性接着剤等で接続すればよい。なお、こ
の例では2つの電極を形成しているが、電極層の数は任
意である。例えば電極層を5つ形成し、各電極層を等間
隔に配置して、いわゆる星形配線を形成してもよい。
【0020】図5は、本発明の更に他の実施の形態(第
4の実施の形態)のチップコンデンサ41の断面図であ
る。このチップコンデンサ41では、チタン箔からなる
ベース42と、ベース42の一部を露出させるようにし
てベース42の大部分を包むように形成されたPZT結
晶膜からなる誘電層43と、ベース42に接触しないよ
うにして誘電層43を包むように形成された第1の電極
層45と、ベース42の露出された端部の外面を包むよ
うに形成された第2の電極層46とを具備している。
【0021】なお、上記の各実施の形態では、スパッタ
リングによる金の薄膜により第1及び第2の電極層を形
成したが、Ag,Pd,Cu等の金属粉末を含有する導
電性樹脂ペーストを用いる厚膜により第1及び第2の電
極層を形成してもよいのは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ベースをチタン箔によ
り形成するので、ベースの上に直接チタンを含有する強
誘電体膜を形成できる。そのため、セラミックからなる
ベースを用いる必要がない分チップコンデンサの厚み寸
法を小さくできる。本発明では、例えばチップコンデン
サの厚みを50μm程度以下にできる。そのため、本発
明のチップコンデンサは、多層回路基板の内装基板上に
も実装することができる。また、ベースを形成するチタ
ン箔の厚みを変えることによりチップコンデンサ全体の
厚みを容易に調整できる。また、チタン箔は、可撓性
(フレキシブル性)を有しているので、多層回路基板の
内装基板上に実装する際に加圧されても、破損すること
がない。また本発明によればベースが導電性を有してい
るので、所望の数の電極を任意の場所に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の第1の実施の形態のチップ
コンデンサの平面図であり、(B)は図1(A)のB−
B線断面図である。
【図2】図1に示すチップコンデンサを多層回路基板の
内層部に配置した図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のチップコンデンサ
の断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態のチップコンデンサ
の断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態のチップコンデンサ
の断面図である。
【符号の説明】
1 チップコンデンサ 2 ベース 3 第1の電極層 4 第2の電極層 5 第1の誘電層 6 第2の誘電層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと前記ベース上に層構造をなすよ
    うに形成された誘電層と電極層とを具備してなるチップ
    コンデンサであって、 前記ベースはチタンを主成分とするチタン箔からなり、
    前記誘電層は前記チタン箔上に水熱合成法により形成さ
    れたチタン含有強誘電体膜からなることを特徴とするチ
    ップコンデンサ。
  2. 【請求項2】 チタンを主成分とするチタン箔からなる
    ベースと、 前記ベースの一方の面上に水熱合成法により形成された
    チタン含有強誘電体膜からなる第1の誘電層と、 前記第1の誘電層の上に形成された第1の電極層と、 前記ベースの他方の面上に水熱合成法により形成された
    チタン含有強誘電体膜からなる第2の誘電層と、 前記第2の誘電層の上に形成された第2の電極層とを具
    備してなるチップコンデンサ。
  3. 【請求項3】 チタンを主成分とするチタン箔からなる
    ベースと、 前記ベースの一方の面上に水熱合成法により形成された
    チタン含有強誘電体膜からなる誘電層と、 前記誘電層の面上に形成された第1の電極層と、 前記ベースの他方の面上に形成された第2の電極層とを
    具備してなるチップコンデンサ。
  4. 【請求項4】 チタンを主成分とするチタン箔からなる
    ベースと、 前記ベースの一方の面上に水熱合成法により形成された
    チタン含有強誘電体膜からなる誘電層と、 前記誘電層の上に相互に間隔をあけて形成された複数の
    電極層とを具備してなるチップコンデンサ。
  5. 【請求項5】 チタンを主成分とするチタン箔からなる
    ベースと、 前記ベースの一部を露出させるようにして前記ベースを
    包むように水熱合成法により形成されたチタン含有強誘
    電体膜からなる誘電層と、 前記ベースに接触しないように前記誘電層を包むように
    形成された第1の電極層と、 前記ベースの前記一部の上に前記ベースを包むように形
    成された第2の電極層とを具備してなるチップコンデン
    サ。
  6. 【請求項6】 前記チタン含有強誘電体膜は無電解式の
    水熱合成法を用いて形成されたPb(ZrTi)O3
    表されるペロブスカイト型のチタン酸ジルコン酸鉛によ
    り形成されていることを特徴とする請求項1,2,3,
    4,または5に記載のチップコンデンサ。
  7. 【請求項7】 前記電極層は薄膜形成技術を用いて形成
    された薄膜からなることを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5に記載のチップコンデンサ。
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