JP2000150115A - 発熱体 - Google Patents

発熱体

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JP2000150115A
JP2000150115A JP32323598A JP32323598A JP2000150115A JP 2000150115 A JP2000150115 A JP 2000150115A JP 32323598 A JP32323598 A JP 32323598A JP 32323598 A JP32323598 A JP 32323598A JP 2000150115 A JP2000150115 A JP 2000150115A
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JP
Japan
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heating element
electric
heating
transparent tube
internal
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Pending
Application number
JP32323598A
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English (en)
Inventor
Kunikazu Kuchino
邦和 口野
Toshimitsu Kurumisawa
利光 胡桃沢
Takashi Mino
嵩 三野
修三 ▲徳▼滿
Shuzo Tokumitsu
Hirobumi Tange
博文 丹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の金属線発熱体は、固有抵抗が小さく、
調理機器用あるいは暖房器用に必要な発熱量を得るため
には大型とする必要がある、また炭素材料を発熱体とし
て使用しているものは、結果的に材料ロスが多くなった
り、製造に時間がかかったりするという課題を有してい
る。 【解決手段】 炭素系物質で構成した発熱部2を複数本
透明管1に挿入するようにして、1本当たりの電力量を
少なくして、導体径を太く設定でき、発熱体の発熱温度
を焼成温度よりも低くでき、電気暖房機器、電気調理
器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、プリンターの
定着器や、電気保温および加熱機器の熱源に好適な発熱
体としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に電気暖房機
器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、
プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源
に好適な発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭素は、耐熱性、耐熱衝撃性、耐食性に
優れ、かつ熱エネルギーの放射特性が非常に優れている
ものである。つまり、発熱体の材料として非常に適して
いるものである。従来このような炭素を使用している発
熱体は、特に半導体の製造装置に使用されている高温電
気炉用の発熱体として実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記高
温電気炉用の発熱体は、そのままの構成では、調理機器
用あるいは暖房器用には適用が困難であるという課題を
有している。
【0004】すなわち、炭素は単体では固有抵抗が15
00〜2000μΩ・cmと小さいということが原因して
いるものである。つまり調理機器用あるいは暖房器用に
必要な発熱量を得るためには、発熱体の形状を太くかつ
長くしなければならないものである。また、所望の電力
量を得るためには大電流を流す必要があって、結果とし
て家庭用として許容される電力の範囲を大きく逸脱する
ことになるものである。例えば、半導体製造装置に用い
る電気炉の消費電力は50kW(50V−1000A)
程度であり、これに使用している発熱体を家庭用の調理
機器用の発熱体や暖房器用の発熱体に適している100
V−500Wに適用した場合には、発熱長を30cm程
度とした場合には、発熱体の導体径は0.6mm程度と
なるものである。従って、ワット密度が86W/cm2
非常に大きくなって、発熱体の温度は約1730℃に達
するものである。つまり、発熱体の焼成温度を超えるも
のとなる。このため非常に断線しやすく、実用には適さ
ないものとなる。また前記断線に至るほどの温度には達
しない場合であっても、使用時間の経過と共に固有抵抗
が非常に低下して消費電力が増加するものである。
【0005】また前記炭素材料で構成した発熱体を、外
部電極と接続するためには、外部電極との接続部の温度
を常温付近まで低下させる必要がある。このため、発熱
体の断面積を次第に大きくして電気抵抗を徐々に下げ、
発熱体部分から接続部分まで連続的に降温させる必要が
ある。従って、炭素材料を一様の形状のままで成形する
ことはできないものである。このため、材料ロスが多く
なったり、製造に時間がかかったりするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素系物質で
構成した発熱部を複数本透明管に挿入するようにして、
1本当たりの電力量を少なくして、導体径を太く設定で
き、発熱温度を焼成温度よりも低くでき、電気暖房機
器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、
プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源
に好適な発熱体としているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、炭素
系物質で構成した発熱部を複数本透明管に挿入するよう
にして、1本当たりの電力量を少なくして、導体径を太
く設定でき、発熱体の発熱温度を焼成温度よりも低くで
き、電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器
具、電子複写機、プリンターの定着器や、電気保温およ
び加熱機器の熱源に好適な発熱体としているものであ
る。
【0008】請求項2に記載した発明は、炭素系物質で
構成した複数の発熱部を、内部電線と内部電極と引っ張
りコイルと外部電線によって接続し、全体を透明管内に
収容するようにして、導体径が太く、発熱体の発熱温度
が焼成温度よりも低く、長期使用によっても特性の劣化
の少ない、電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治
療器具、電子複写機、プリンターの定着器や、電気保温
および加熱機器の熱源に好適な発熱体としているもので
ある。
【0009】請求項3に記載した発明は、透明管の内部
に充填したアルゴンまたは窒素の単体ガスまたはアルゴ
ンと窒素の混合ガスが、使用時の発熱部の蒸発を抑え、
かつ酸化消耗を防ぐので、長期に亘って安定した消費電
力量を示す家庭用の調理機器用や暖房器用に適した発熱
体としている。
【0010】請求項4に記載した発明は、透明管には石
英ガラスを用いるようにして、発熱体の使用温度を石英
ガラスの軟化点近くまで設定でき、電気暖房機器、電気
調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、プリンタ
ーの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源に好適な
発熱体としている。
【0011】請求項5に記載した発明は、内部電線は、
発熱部を接続するための接続部と、螺旋状に形成したコ
イル部と、内部電極として作用する保持部を有するよう
にして、使用時の膨張収縮があっても断線を防止でき、
電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電
子複写機、プリンターの定着器や、電気保温および加熱
機器の熱源として長期間使用できる発熱体としている。
【0012】請求項6に記載した発明は、保持部に挿入
した高融点金属の内部電線が動作時の発熱部の発熱を冷
却し、また発熱部の位置を所定の位置に保つように作用
して、長期使用によっても特性の安定した電気暖房機
器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、
プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源
に好適な発熱体としている。
【0013】請求項7に記載した発明は、高融点金属の
内部電線として使用するタングステンまたはモリブデン
が動作時の発熱部の発熱を吸収して、長期使用によって
も特性の安定した電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤
外線治療器具、電子複写機、プリンターの定着器や、電
気保温および加熱機器の熱源に好適な発熱体としてい
る。
【0014】請求項8に記載した発明は、電極部を金属
スリーブに挿入して、機械的な衝撃にも耐えることが出
来る、長期使用によっても特性の安定した電気暖房機
器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、
プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源
に好適な発熱体としている。
【0015】請求項9に記載した発明は、金属スリーブ
は、ニッケル、クロム、タングステンまたはモリブデン
のいずれか1つから選択するようにして、特に融点が高
く、機械的な衝撃や熱や振動に対しても耐えることが出
来る、長期使用によっても特性の安定した電気暖房機
器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、
プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源
に好適な発熱体としている。
【0016】請求項10に記載した発明は、引っ張りコ
イルは、透明管の両端で白金箔を介してモリブデン箔と
接続するようにして、引っ張りコイルとモリブデン箔と
の接続が非常に容易にでき、製造が容易で、電気暖房機
器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、
プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源
に好適な発熱体としている。
【0017】請求項11に記載した発明は、内部電極
は、引っ張りコイルの端部を内部に収容した状態で端部
を溶接するようにして、発熱体全体の構成を簡単に、小
型に形成でき、家庭用の調理機器用や暖房器用に適した
発熱体としている。
【0018】請求項12に記載した発明は、透明管は、
両端部をモリブデン箔とともに封口して、長期に亘って
空気の侵入を防止でき、長期使用によっても特性の安定
した電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器
具、電子複写機、プリンターの定着器や、電気保温およ
び加熱機器の熱源に好適な発熱体としている。
【0019】請求項13に記載した発明は、発熱部また
は内部電線は、白金、ルテニウム、ロジウムから選択し
た金属を表面にコーティング処理するようにして、発熱
部が内部電線に吸収されることを防止でき、長期使用に
よっても特性の安定した電気暖房機器、電気調理器、家
庭用赤外線治療器具、電子複写機、プリンターの定着器
や、電気保温および加熱機器の熱源に好適な発熱体とし
ている。
【0020】
【実施例】図1は、本実施例の発熱体の構成を説明する
断面図である。本実施例では、透明管1の内部に、2本
の炭素系物質で構成した発熱部2と、発熱部2に接続し
た内部電線3とを備えている。図2は、更に詳細な構成
を説明する断面図である。前記発熱部2を保持あるいは
電気的に接続している内部電線3はタングステンで構成
しており、接続部3aとコイル部3bと、保持部3cを
有している。前記保持部3cは、外部リード線9からの
通電を発熱部2に供給する内部電極5を構成している。
内部電極5には引っ張りコイル6を接続している。引っ
張りコイル6はタングステンで構成しており、透明管1
の端部で白金箔8とモリブデン箔7に接続している。本
実施例では、引っ張りコイル6としてタングステンを使
用している。この理由は、タングステンは融点が338
7℃と高く、かつバネ性の劣化の原因となる再結晶時の
温度が2000℃付近と高いためである。本実施例では
引っ張りコイル6の温度は、高くとも1000℃程度と
なっているものである。このため、前記したように本実
施例の引っ張りコイル6にはタングステンが適している
ものである。またモリブデン箔7には、外部と接続する
ためのモリブデン線で構成した外部電線9を接続してい
る。
【0021】透明管1として本実施例では石英ガラス
を、内径8mm、肉厚1mmのパイプに成型して使用し
ている。一般に石英ガラスは耐熱性が高く1650℃で
ようやく軟化するものである。なお本実施例では透明管
1として石英ガラスを使用しているが、耐熱性が高く透
明であれば特に石英ガラスに限定するものではない。
【0022】前記内部電線3は、図3に示している構成
となっている。すなわち、接続部3aは発熱部2の周囲
に螺旋状に巻き回した構成となっており、接続部3aを
そのまま延長した形でコイル部3bを形成し、更にコイ
ル部3bを延長した形で保持部3cを形成しているもの
である。コイル部3bは螺旋状に巻き回した構成となっ
ており、このコイリング構成によって発熱部2の膨張収
縮を吸収するようになっている。また保持部3cも螺旋
状に巻き回したコイル構成となっており、内部の小空間
に高融点金属の内部電線4として使用しているタングス
テンまたはモリブデンをねじ込んで収容するようになっ
ている。
【0023】内部電極5は、図4に示している構成とな
っており、外部にタングステンで構成した引っ張りコイ
ル6の端部6aを接続しており、内部に2本の保持部3
cと保持部3c内に収容保持している内部電線4とを収
容して、ニッケルまたはクロムまたはタングステンある
いはモリブデンを使用している金属スリーブ5aによっ
て圧着し、金属スリーブ5aの端部を高融点金属の内部
電線4とともに溶着した構成としている。
【0024】また発熱部2として本実施例では、種々検
討した結果、黒鉛の炭素粉末と、焼成によって容易に炭
化する樹脂成分と、固有抵抗を大きくする成分として使
用している窒化ホウ素を混練したものを炭素系物質とし
て使用している。
【0025】以下本実施例の動作について説明する。図
示していないスイッチをオンすると、外部電線9から1
00V50Hzまたは100V60Hzの商用電源が供
給される。この商用電源は、引っ張りコイル6から内部
電極5を介して発熱部2に供給される。発熱部2は、こ
の商用電源によって発熱し、熱エネルギーを透明管1か
ら外部に放射する。
【0026】このとき本実施例では、発熱部2として炭
素系物質を使用している。炭素は周知のように黒体に近
似しており、黒体放射を実行するものである。すなわち
全波長領域に亘って、与えられた温度における放射エネ
ルギーの最大値を与えるものである。従って非常に効率
の高い加熱を行うことが出来、特に赤外線領域や遠赤外
線流域の波長に対する効率は非常に高いものである。前
記赤外線領域や遠赤外線領域の波長の熱線は物質の内部
に深く浸透する性質があるため、電気暖房機器、電気調
理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、プリンター
の定着器や、電気保温および加熱機器等に適しているも
のである。また本実施例では発熱部2を透明管1内に挿
入して使用するようにしているため、前記黒体放射を妨
げるものはないものである。すなわち、本実施例の発熱
体は、特に電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治
療器具、電子複写機、プリンターの定着器や、電気保温
および加熱機器の熱源に適したものとなっている。
【0027】また本実施例では、炭素系物質で構成した
発熱部2を複数本透明管1に挿入した構成としているも
のである。発明者らの実験では、発熱部2を、1850
0μΩ・cmの固有抵抗としたものを、導体径1.2mm
の一様な丸棒に成型して、発熱長を280mmとしたと
きには、314W(100V−3.14A)の消費電力
とできるものである。また、この発熱部2を2本用いる
ことによって、628Wの消費電力を得ることができ
る。換言すれば、合計の諸費電力を628Wにしたい場
合、2本の発熱部2を使用することによって、1本当た
りの消費電力の設定を少なくできるものとなる。つま
り、導体径を太く設定でき、従って発熱部2の発熱温度
を発熱部2の製造時の焼成温度よりも低くできるもので
ある。従って、長期使用によっても特性の安定してい
る、電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器
具、電子複写機、プリンターの定着器や、電気保温およ
び加熱機器の熱源に好適な発熱体を実現しているもので
ある。また、発熱部2の本数と長さを調整することによ
って、任意の定格の発熱体を得ることが出来るものであ
る。
【0028】また本実施例では、炭素系物質で構成した
複数の発熱部2と、この発熱部2を保持するあるいは電
気的に接続する内部電線3と、この内部電線3に接続す
る内部電極5と、前記内部電極5及び発熱部2を懸架す
る引っ張りコイル6と、この引っ張りコイル6に接続し
た外部電線9と、前記各部を収容する透明管1とから構
成しているものである。前記外部電線9には、高温に耐
えることが出来るようにモリブデン線を使用しており、
この外部電線9を外部電極7に接続している。外部電極
7は、モリブデン箔によって構成しており、一部には白
金箔8を設けている。前記引っ張りコイル6の端部は、
白金箔8を介して外部電極7に接続しているものであ
る。また引っ張りコイル6はタングステンをコイル状に
巻き回した構成として、コイルの伸縮によって発熱部2
の膨張収縮を吸収し、発熱部2を透明管1内の所定の位
置に懸架しているものである。発明者らの実験によれ
ば、引っ張りコイル6を線径600MG(=0.446
mm)のタングステンとしたときには、コイル径7.2
mm、ターン数7の形状として、発熱部2を所定の位置
に懸架できるものである。すなわち、本実施例の発熱部
2は、長手方向の引っ張り強度は2.2kg/mm2
ある。この引っ張り強度は、高温ではおよそその1/3
が増加するものと考えられるため、引っ張りコイル6を
前記仕様に決定しておよそ3.0kg/mm2 の荷重に
耐えられる設定としているものである。発熱部2の動作
温度を1100℃〜1400℃としたときには、発熱部
2は全体として約2〜3mm膨張するものであり、前記
仕様の引っ張りコイル6としたときには、この膨張分を
十分吸収できるものである。従って前記同様、発熱部2
の発熱温度を発熱部2の製造時の焼成温度よりも低くで
き、長期使用によっても特性の安定している発熱体とす
ることが出来ると共に、引っ張りコイル6によって発熱
部2を所定の位置に懸架できるため、一層耐久性の高い
発熱体を実現できるものである。
【0029】また本実施例の発熱体は、透明管1に挿入
した後、一旦ロータリーポンプなどの真空ポンプを用い
て0.01Torr以下に減圧した後、アルゴンまたは
窒素の単体ガスまたはアルゴンと窒素の混合ガスを充填
しているものである。アルゴンまたは窒素の単体ガスま
たはアルゴンと窒素の混合ガスは、不活性ガスとして作
用するものであり、発熱時に発熱部2や内部電線3が酸
化・消耗することを防止できるものである。もともと発
熱部2の材料として使用している炭素系物質は、蒸気圧
が極く低いものである(例えば10Torrを与える温
度は3946℃)。従って不活性ガスを充填する効果は
非常に大きいものである。このとき使用する不活性ガス
としては、透明管1の内部に水蒸気が少し残っている場
合、或いは真空度が低い場合には、特にアーク放電を防
止する必要があって、アルゴンよりも窒素の単体ガスま
たはアルゴンと窒素の混合ガスが有効である。この場合
のガス圧は600Torr前後が適当である。
【0030】またこのとき本実施例では、透明管1とし
て石英ガラスを使用しているものである。石英ガラスは
軟化点が1650℃であり非常に高いものである。この
ため、発熱部2の発熱温度を透明管1の温度で前記16
50℃付近まで高く設定することが出来、家庭用の調理
機器用や暖房器用に適した発熱体を実現できるものであ
る。
【0031】また本実施例では、内部電線3は、発熱部
2を接続するための接続部3aと、螺旋状に形成したコ
イル部3bと、内部電極として作用する保持部3cを有
する構成としているものである。このため発熱部2が使
用時に膨張収縮しても断線を防止でき、電気暖房機器、
電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、プリ
ンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源とし
て長期間使用できる発熱体を実現しているものである。
【0032】また本実施例では、保持部3cには高融点
金属で構成した内部電線4を挿入した構成としているも
のである。この内部電線4は、動作時の発熱部2の発熱
を冷却する作用を有すると共に、電極部5の位置を安定
に調整でき従って発熱部2の位置を所定の位置に保つこ
とが出来るように作用するものである。従って本実施例
によれば、長期使用によっても特性の安定した電気暖房
機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写
機、プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の
熱源に好適な発熱体を実現するものである。
【0033】また本実施例では内部電線4として線径
1.1mmのモリブデン線またはタングステン線等の高
融点金属を使用しているものである。このため、発熱部
2が発熱状態であるときタングステンあるいはモリブデ
ンがこの発熱を吸収でき、発熱部2の動作温度の設定を
高く取ることが出来、耐久性が高い家庭用の調理機器用
や暖房器用に適した発熱体を実現するものである。
【0034】また本実施例では、内部電極5に金属スリ
ーブ5aを挿入しているものである。このため、機械的
な衝撃にも耐えることが出来る、長期使用によっても特
性の安定した電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線
治療器具、電子複写機、プリンターの定着器や、電気保
温および加熱機器の熱源に好適な発熱体を実現している
ものである。
【0035】また本実施例では、金属スリーブ5aの材
質として、ニッケル、クロム、タングステンまたはモリ
ブデンのいずれか1つの金属を選択しているものであ
る。これらの金属はいずれもスリーブをかしめるうえで
適度な硬さを有しているものであり、かつ融点が高い金
属である。このため、熱や振動などの衝撃によってスリ
ーブ内部に挿入した内部電線等が容易に外れないもので
あり、家庭用の調理機器用や暖房器用に適した炭素発熱
体を実現することができる。
【0036】また本実施例では、引っ張りコイル6は、
透明管1の両端で白金箔8を介してモリブデン箔7と接
続するようにしているものである。このため、タングス
テンで構成した引っ張りコイル6とモリブデン箔7との
接続が非常に容易にでき、製造の容易な発熱体を実現す
るものである。
【0037】また本実施例では、内部電極5は、引っ張
りコイル6の端部を内部に収容した状態で端部を高融点
金属の内部電線4とともに溶接するようにしているもの
である。このため、1本の引っ張りコイル6によって複
数の発熱部2の熱伸縮を吸収でき、発熱体全体の構成を
簡単に、小型に形成でき、家庭用の調理機器用や暖房器
用に適した炭素発熱体を実現することができる。
【0038】また本実施例では、透明管1は、両端部を
モリブデン箔7とともに封口した構成としているもので
ある。本実施例で使用しているモリブデン箔7は、断面
形状が凸レンズ状になっており、中心部の膜厚は約30
μmで、先端側はフェザーエッジになっているものであ
る。従って透明管1との間の隙間は常温では最大でも数
オングストローム(1オングストローム=0.1nm)
しかないものである。また発熱時には、相対的にモリブ
デン箔7の方が透明管1より膨張するものである。従っ
て、透明管1の両端部をモリブデン箔7とともに封口す
ることによって、内部に空気が侵入したり、内部に収容
した不活性ガスが抜けたりすることはないものである。
従って長期使用によっても特性の安定した電気暖房機
器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、
プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源
に好適な発熱体を実現するものである。
【0039】また本実施例では、発熱部2と内部電線3
とは、白金、ルテニウム、ロジウムから選択した金属を
表面にコーティング処理しているものである。H.Moissa
n らの研究事例(Compt.rend.,116,1893,p349;Ann.chi
m.et phys.,8, 1896,p559)によれば、タングステンま
たはモリブデンは炭素系物質と高温で反応しカーバイド
化するとされている。この反応は、一般には、酸素のな
い雰囲気中でタングステンとは概ね850℃以上で、モ
リブデンとは概ね500℃以上で発生するものである。
この反応によって、次第に炭素系物質がタングステンま
たはモリブデンに吸収されるものである。すなわち本実
施例では発熱部2として炭素系物質を使用しており、こ
の炭素系物質が内部電線3として使用しているタングス
テンに吸収されていくというものである。この現象は、
長期使用を保証する上で大きな課題となるものである。
そこで本実施例では前記しているように、発熱部2と内
部電線3とは、白金、ルテニウム、ロジウムから選択し
た金属を表面にコーティング処理しているものである。
発明者らは、種々検討した結果、白金、ルテニウム、ロ
ジウムが、タングステンまたはモリブデンと炭素系物質
とが炭素系物質の発熱温度に至っても、中間バリヤー層
となって反応を抑制することを見いだしているものであ
る。
【0040】つまり、これらの金属をタングステンまた
はモリブデンと炭素系物質との間に存在させることによ
って、これらの金属が高温での原子の拡散を抑えるバリ
ヤーとして作用するものである。
【0041】このとき本実施例では、前記金属を発熱部
2と内部電線3との間に介在させる方法として、内部電
線3の表面に前記金属をコーティングする方法と、発熱
部2の表面に前記金属をコーティングする方法を採用し
ている。内部電線3に対するコーティングは、メッキな
どの化学的手段による方法と、蒸着などの物理的手段に
よるものとがある。また発熱部2に対してコーティング
する場合には、発熱部2と内部電線3との接続部以外に
はコーティングは不要であるから、接続部のみをコーテ
ィングすることが重要である。また、前記コーティング
の際にハロゲン元素などを含む処理液を使うことはでき
ないものである。ハロゲン元素は、本実施例の発熱体の
耐久性に著しく悪影響を与えるものである。
【0042】そこで実際には、白金、ルテニウム、ロジ
ウムより選択した金属の硝酸溶液中に、発熱部2を浸漬
し、加熱処理によって前記金属の単体に変化させてい
る。またこの状態の発熱部2を透明管1に挿入した後、
真空下で少なくとも1200℃以上の温度となるよう
に、発熱部2を通電しているものである。この通電によ
って、発熱部2を構成する炭素系物質に含まれるハロゲ
ンなどの不純物は除去されるものである。
【0043】次に、本実施例の発熱体の性能を検証する
実験を行った結果を報告する。この実験には、発熱体2
として、固有抵抗が18000μΩ・cm、直径が1.2
mm、発熱長が280mmのものを使用している。この
結果、発熱体の消費電力は、100V−314Wとなっ
ている。また2本を並列に使用したときには、314W
×2=628Wとなるものである。
【0044】前記サンプルを過電圧試験のために、2本
を並列にして110Vで通電したときには770Wとな
るものである。このときの発熱温度は1300℃となる
ものである。このサンプルについて110V過電圧で5
分通電し、5分休止するサイクル試験を行っている。図
5はこの試験結果を示す特性図である。本実施例の発熱
体は、前記条件のサイクル試験の結果、通電、休止の積
算時間が1600時間でも断線しないものである。また
このときの消費電力量の変化も、初期値に比べて2%以
内に収まっているものである。つまり、定格電圧100
Vで使用した場合には、7560時間つまり10年間に
相当するだけの寿命を有するものとなる。つまり本実施
例の発熱体は、極めて耐久性が高いものである。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、炭素系物質
で構成した発熱部を複数本透明管に挿入した構成とし
て、1本当たりの電力量を少なくして、導体径を太く設
定でき、発熱体の発熱温度を焼成温度よりも低くでき、
電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電
子複写機、プリンターの定着器や、電気保温および加熱
機器の熱源に好適な発熱体を実現しているものである。
【0046】請求項2に記載した発明は、炭素系物質で
構成した複数の発熱部と、前記発熱部を保持するあるい
は電気的に接続する内部電線と、前記内部電線に接続す
る内部電極と、前記内部電極及び発熱部を懸架する引っ
張りコイルと、前記引っ張りコイルに接続した外部電線
と、前記各部を収容する透明管とから成る構成として、
導体径が太く、発熱体の発熱温度が焼成温度よりも低
く、長期使用によっても特性の劣化の少ない、電気暖房
機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写
機、プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の
熱源に好適な発熱体を実現しているものである。
【0047】請求項3に記載した発明は、透明管は、一
旦内部を真空にした後、充填したアルゴンまたは窒素の
単体ガスまたはアルゴンと窒素の混合ガスを有する構成
として、使用時の発熱部の蒸発を抑え、長期に亘って安
定した消費電力量を示す家庭用の調理機器用や暖房器用
に適した発熱体を実現するものである。
【0048】請求項4に記載した発明は、透明管は石英
ガラスを使用する構成として、発熱体の使用温度を石英
ガラスの軟化点近くまで設定でき、電気暖房機器、電気
調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、プリンタ
ーの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源に好適な
発熱体を実下男するものである。
【0049】請求項5に記載した発明は、内部電線は、
発熱部を接続するための接続部と、螺旋状に形成したコ
イル部と、内部電極として作用する保持部を有する構成
として、使用時の膨張収縮があっても断線を防止でき、
電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電
子複写機、プリンターの定着器や、電気保温および加熱
機器の熱源として長期間使用できる発熱体を実現するも
のである。
【0050】請求項6に記載した発明は、保持部には高
融点金属の内部電線を挿入した構成として、動作時の発
熱部の発熱を冷却し、また発熱部の位置を所定の位置に
保つように作用して、長期使用によっても特性の安定し
た電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、
電子複写機、プリンターの定着器や、電気保温および加
熱機器の熱源に好適な発熱体を実現しているものであ
る。
【0051】請求項7に記載した発明は、高融点金属の
内部電線としてタングステンまたはモリブデンを使用す
るようにして、タングステンまたはモリブデンが動作時
の発熱部の発熱を吸収して、長期使用によっても特性の
安定した電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療
器具、電子複写機、プリンターの定着器や、電気保温お
よび加熱機器の熱源に好適な発熱体を実現しているもの
である。
【0052】請求項8に記載した発明は、内部電極は金
属スリーブに挿入した構成として、機械的な衝撃にも耐
えることが出来る、長期使用によっても特性の安定した
電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電
子複写機、プリンターの定着器や、電気保温および加熱
機器の熱源に好適な発熱体を実現するものである。
【0053】請求項9に記載した発明は、金属スリーブ
は、ニッケル、クロム、タングステンまたはモリブデン
のいずれか1つの金属で構成して、特に融点が高く、機
械的な衝撃や熱や振動に対しても耐えることが出来る、
長期使用によっても特性の安定した電気暖房機器、電気
調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、プリンタ
ーの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源に好適な
発熱体を実現するものである。
【0054】請求項10に記載した発明は、引っ張りコ
イルは、透明管の両端で白金箔を介してモリブデン箔と
接続した構成として、引っ張りコイルとモリブデン箔と
の接続が非常に容易にでき、製造が容易で、電気暖房機
器、電気調理器、家庭用赤外線治療器具、電子複写機、
プリンターの定着器や、電気保温および加熱機器の熱源
に好適な発熱体を実現するものである。
【0055】請求項11に記載した発明は、内部電極
は、引っ張りコイルの端部を内部に収容した状態で端部
を溶接した構成として、発熱体全体の構成を簡単に、小
型に形成でき、家庭用の調理機器用や暖房器用に適した
発熱体を実現するものである。
【0056】請求項12に記載した発明は、透明管は、
両端部をモリブデン箔とともに封口した構成として、長
期に亘って空気の侵入を防止でき、長期使用によっても
特性の安定した電気暖房機器、電気調理器、家庭用赤外
線治療器具、電子複写機、プリンターの定着器や、電気
保温および加熱機器の熱源に好適な発熱体を実現するも
のである。
【0057】請求項13に記載した発明は、発熱部また
は内部電線は、白金、ルテニウム、ロジウムから選択し
た金属を表面にコーティング処理した構成として、発熱
部が内部電線に吸収されることを防止でき、長期使用に
よっても特性の安定した電気暖房機器、電気調理器、家
庭用赤外線治療器具、電子複写機、プリンターの定着器
や、電気保温および加熱機器の熱源に好適な発熱体を実
現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である発熱体の構成を示す断面
【図2】同、構成の詳細を説明する発熱体の断面図
【図3】同、内部電線の形状を示す側面図
【図4】同、電極部の構造を示す断面図
【図5】同、発熱体の耐久試験の結果を示す特性図
【符号の説明】
1 透明管 2 発熱部 3 内部電線 3a 接続部 3b コイル部 3c 保持部 4 高融点金属の内部電線 5 内部電極 5a ニッケルスリーブ 6 引っ張りコイル 7 外部電極 8 白金箔 9 外部電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三野 嵩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲徳▼滿 修三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 丹下 博文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K092 PP00 PP01 PP02 PP03 PP06 PP18 QA02 QB14 QB24 QB49 QC02 QC16 QC22 QC27 QC37 QC42 QC43 QC59 RA03 RB14 RD11 RD17 RD18 SS32 SS40 TT22 TT36 UB03 UB04 VV01 VV03 VV04 VV09 VV31 VV36

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素系物質で構成した発熱部を複数本透
    明管に挿入して成る発熱体。
  2. 【請求項2】 炭素系物質で構成した複数の発熱部と、
    前記発熱部を保持するあるいは電気的に接続する内部電
    線と、前記内部電線に接続する内部電極と、前記内部電
    極及び発熱部を懸架する引っ張りコイルと、前記引っ張
    りコイルに接続した外部電線と、前記各部を収容する透
    明管とから成る発熱体。
  3. 【請求項3】 透明管は、一旦内部を真空にした後、充
    填したアルゴンまたは窒素の単体ガスまたはアルゴンと
    窒素の混合ガスを有する請求項1または2に記載した発
    熱体。
  4. 【請求項4】 透明管は石英ガラスを使用する請求項1
    から3のいずれか1項に記載した発熱体。
  5. 【請求項5】 内部電線は、発熱部を接続するための接
    続部と、螺旋状に形成したコイル部と、内部電極として
    作用する保持部を有する請求項2から4のいずれか1項
    に記載した発熱体。
  6. 【請求項6】 保持部には高融点金属の内部電線を挿入
    した請求項5に記載した発熱体。
  7. 【請求項7】 高融点金属の内部電線としてタングステ
    ンまたはモリブデンを使用する請求項6に記載した発熱
    体。
  8. 【請求項8】 内部電極は金属スリーブに挿入した請求
    項2から7のいずれか1項に記載した発熱体。
  9. 【請求項9】 金属スリーブは、ニッケル、クロム、タ
    ングステンまたはモリブデンのいずれか1つの金属で構
    成した請求項8に記載した発熱体。
  10. 【請求項10】 引っ張りコイルは、透明管の両端で白
    金箔を介してモリブデン箔と接続した請求項9に記載し
    た発熱体。
  11. 【請求項11】 内部電極は、引っ張りコイルの端部を
    内部に収容した状態で端部を引っ張りコイルと共に溶接
    した請求項10に記載した発熱体。
  12. 【請求項12】 透明管は、両端部をモリブデン箔とと
    もに封口した請求項10または11に記載した発熱体。
  13. 【請求項13】 発熱部または内部電線は、白金、ルテ
    ニウム、ロジウムから選択した金属を表面にコーティン
    グ処理した請求項1から12のいずれか1項に記載した
    発熱体。
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