JP2000150035A - 導電部材及び当該導電部材の自動実装に用いられるキャリアテープ - Google Patents

導電部材及び当該導電部材の自動実装に用いられるキャリアテープ

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JP2000150035A JP31945298A JP31945298A JP2000150035A JP 2000150035 A JP2000150035 A JP 2000150035A JP 31945298 A JP31945298 A JP 31945298A JP 31945298 A JP31945298 A JP 31945298A JP 2000150035 A JP2000150035 A JP 2000150035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触部を接地導体に圧接してプリント配線板
を当該接地導体に接地する導電部材において、接触部に
過大な荷重がかかった場合に生じる接触部の永久変形を
防止し、また、リフローはんだ付け処理による接触部へ
のはんだの付着を防止する。 【解決手段】 基部11をプリント配線板200から所
定距離だけ離すように基部11に脚部12を延接し、接
触部13は、基部11の外側を通り、また、2つの脚部
12の間を通って弾性変形し、基部11よりもプリント
配線板側へ移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフローはんだ付
け処理によってプリント配線板に表面実装される導電部
材に関し、弾性変形する接触部を有し、この接触部を接
地導体に圧接させてプリント配線板を当該接地導体に接
地する導電部材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
プリント配線板上に表面実装され、筐体パネル等の接地
導体に圧接して、そのプリント配線板を接地する導電部
材が知られている。例えば特開平8−287980号公
報に開示されたアース用端子がそれである。
【0003】図8は、ここに開示されたアース用端子
(以下「導電部材」という。)100の断面図である。
このような従来の導電部材100は、プリント配線板2
00上の導体パターン201に、はんだ202によって
はんだ付けされる。そして、接地導体300に圧接し、
プリント配線板200を接地する。
【0004】この導電部材100は、薄板状の金属部材
を折り曲げて形成されており、基部101と、接触部1
02とを備えている。基部101の一方の面がプリント
配線板200の導体パターン201にはんだ付けされる
接合面101aである。また、接触部102は、基部1
01に連接し、はんだ付けされる接合面101aに対し
反対側に折り返されている。接触部102は、接地導体
300からの荷重によって、基部101からの折り返し
部分(図8中に記号γで示した部分)を中心として弾性
変形し、弾性変形による反発力により接地導体300に
圧接して、プリント配線板200と接地導体300を確
実に導通させる。
【0005】ところで、この導電部材100は、接触部
102が、その長手方向の中心付近から基部101方向
へ折り返された腕部102aを有する形状となってい
る。そして、接地導体300から接触部102に対し大
きな荷重が作用した場合、腕部102aの先端部102
bが基部101に当接し、接触部102の弾性変形を規
制するようになっている。このような構成は、接地導体
300が圧接するときに加わると想定される範囲内の荷
重を前提になされており、その範囲内の荷重に対して
は、接触部102の弾性変形が規制され、例えば接触部
の変形量が多くなることによって接地導体300との接
触部分が移動し十分な導通を図ることが妨げられること
等を防止でき、十分有効であった。
【0006】しかしながら、プリント配線板に対し導電
部材を実装した状態で、プリント配線板を搬送したり、
筐体に組み付けたりするにあたって、他の物体が導電部
材の接触部に誤って接するような場合には、上述した範
囲を越える大きな荷重が接触部に加わることになる。上
述したように接触部102の端部102bが基部101
に当接すれば、逆に基部101からの抗力を受けること
になるが、接触部102に作用する荷重が大きくなる
と、基部101からの抗力も大きくなり、接触部102
に発生する応力が大きくなる。そのため、接触部102
の弾性限度を超えてしまうことがあり、その場合、接触
部102は永久変形してしまう。例えば図9に示す如く
である。図9では、物体400からの過大な荷重によっ
て、接触部102の中心付近で折り返された腕部102
aが外側へ開いてしまい永久変形している。このような
場合、導電部材は全く使用できなくなってしまう。
【0007】そのため、腕部102aを短く形成するこ
とも考えられるが、この場合には、接触部102が弾性
変形していない状態において、接触部102の端部10
2bに他の物体等が引っかかる可能性が高くなるため、
腕部102aを短く形成することは望ましくない。
【0008】また、上述したような導電部材をプリント
配線板へはんだ付けする場合、接合箇所に予め適量のは
んだを供給し、外部からの熱源によってはんだを溶融さ
せてはんだ付けを行うリフローはんだ付け処理が主流と
なって来ている。このリフローはんだ付け処理の一連の
行程は、人間が手作業を加えることなく自動的に行われ
る。リフローはんだ付け処理では、適量のはんだを供給
することができるので、プリント配線板上の不必要な場
所にはんだがのることを防止でき、ブリッジ等のはんだ
付け不良を防止することができる点で有利である。
【0009】ところが、上述したような従来の導電部材
100をリフローはんだ付け処理する際には、以下に示
すような問題があった。プリント配線板200の導体パ
ターン201よりも導電部材100の温度が先にはんだ
の溶融温度に達すると、図8に示した接触部102の弾
性変形の中心となる折り返し部分(図8中に記号γで示
した部分)付近にはんだ202が吸い上げられるいわゆ
るウィッキング現象が発生する。この場合には、折り返
し部分(記号γで示した部分)付近にはんだ202が付
着して接触部102の弾性変形の性能が低下する。結果
として、接地導体300に圧接して導通させるための十
分な弾性変形が得られなくなるという問題があった。ま
た、上述したように、搬送途中あるいは組み付け途中で
他の物体から過大な荷重が作用した場合に弾性変形の性
能が低下していれば、容易に弾性限度を越えてしまい、
永久変形する可能性も高くなる。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、プリント配線板を接地導体に接
地する導電部材において、接触部に過大な荷重がかかっ
た場合に生じる接触部の永久変形を防止し、また、リフ
ローはんだ付け処理による接触部へのはんだの付着を防
止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した
目的を達成するためになされた請求項1に記載のプリン
ト配線板の導電部材は、基部と、基部から延設され、プ
リント配線板にはんだ付けされる脚部と、基部から脚部
の反対側へ折り返され、当該折り返し部分を中心に弾性
変形して接地導体に圧接すると共に、当該圧接部分付近
から基部側へ折り曲げられた腕部を有する接触部とを備
え、接触部が基部に近づく方向へ弾性変形した場合に、
腕部が基部及び脚部に係合しないよう構成することによ
って、接触部の弾性変形に連れてプリント配線板に最も
近づく腕部の最下部が、基部よりもプリント配線板側へ
移動できるようにしたことを特徴とする。
【0012】本発明の導電部材では、基部から延設され
た脚部がプリント配線板にはんだ付けされる。また、接
触部は、基部から折り返され、この折り返し部分を中心
に弾性変形し、接地導体に圧接する。この接触部は、接
地導体との圧接部分付近から基部側に折り曲げられた腕
部を有している。例えば図6(a)は導電部材50の側
面図であり、図6(b)は導電部材50の正面図(図6
(a)中の矢印A方向から見た図)である。ここに示し
た導電部材50のように、長方形薄板形状の基部51か
ら側面方向に2つの長方形薄板形状の脚部52を延設
し、基部51から脚部52と反対側へ折り返した接触部
53を形成するという具合である。この場合、脚部52
の下面がプリント配線板に対してはんだ付けされる接合
面52aである。また、接触部53は、基部51からの
折り返し部分(図6中に記号γで示した部分)を中心に
弾性変形する。接触部53は、基部51から連続する傾
斜部53d、傾斜部53から基部51側へ基部51とほ
ぼ平行に折り曲げられた水平部53b、水平部53bか
ら基部51側へ折り曲げられた下部53c、下部53c
から基部51とほぼ平行に基部51側へ折り曲げられた
端部53aとから構成されている。そして、接触部53
は、弾性変形し、傾斜部53dと水平部53bとの連接
部分(図6(a)中に記号αで示した部分)で接地導体
に圧接することになる。したがって、この場合、水平部
53b、下部53c及び端部53aが、「腕部」に相当
する。
【0013】本発明の導電部材によれば、弾性変形の中
心となる折り返し部分は、脚部を設けたことによってプ
リント配線板との接合面(はんだ付けされる面)から所
定距離だけ離れている。したがって、いわゆるウィッキ
ング現象によってはんだが吸い上がり折り返し部分に付
着する可能性が少なく、折り返し部分へのはんだの付着
を防止することができる。これによって、弾性変形の性
能の低下を防止することができ、接触部の十分な弾性変
形が保障されるので、接触部を介した確実な導通を図る
ことができる。
【0014】そして、本発明の導電部材では、接触部が
基部に近づく方向へ弾性変形した場合に、接触部の腕部
が基部及び脚部に係合しないように構成されている。そ
の結果、接触部の弾性変形に連れてプリント配線板に最
も近づく腕部の最下部は、基部よりもプリント配線板側
へ移動可能となる。つまり、脚部によって基部をプリン
ト配線板から所定距離だけ離して配置すると共に、基部
と腕部とが、また、脚部と腕部が係合しないように構成
することによって、腕部の最下部が、基部よりもプリン
ト配線板側へ移動できるようにしたのである。なお、こ
こで「腕部の最下部」というのは、接触部の弾性変形に
よる腕部全体の軌跡を考えた場合、当該軌跡の中で各瞬
間にプリント配線板に最も近くなる部分をいう。したが
って、接触部の弾性変形に連れて最下部となる部分は変
わる可能性があり、腕部の中の固定的な部分を示すもの
ではない。
【0015】例えば図6に示す導電部材50では、図6
(a)の側面図中に弾性変形した様子を及びの二点
鎖線で示したが、基部51に近づく方向(図6中に記号
Dで示した方向)の弾性変形に際し、接触部53の腕部
は、基部51の外側を通り、また、2つの脚部52の間
を通る。つまり、基部51及び脚部52に係合しないの
である。その結果、腕部の最下部である端部53aは、
基部51よりもプリント配線板側へ移動可能となってい
る。
【0016】従来技術として上述したように、接触部の
腕部は、接触部が所定量変形すると、基部あるいは基部
とほぼ同じ高さにあるプリント配線板に当接してしま
う。このため、接触部に大きな荷重が作用した場合に
は、基部等からの抗力が大きくなり、接触部が永久変形
してしまうという問題があった。
【0017】本発明は、後述するように接触部の高さを
一定にするという目的を達成するため、従来と同様に接
触部が腕部を有することを前提としており、腕部がプリ
ント配線板に当接しないように、あるいは、当接するま
でに、接触部を十分弾性変形させるようにする。すなわ
ち、本発明では、接触部が基部及び脚部に係合せず弾性
変形するようにしたため、基部、脚部から抗力を受ける
ことがない。また、脚部を設けたことによって、基部は
プリント配線板から所定距離だけ離れている。そのた
め、接触部の最下部は、基部よりもプリント配線板側へ
移動可能となっている。つまり、接触部は、その最下部
がプリント配線板に当接するまで、あるいは、その最下
部がプリント配線板に当接することなく、十分に弾性変
形するのである。結果として、プリント配線板を搬送し
たり、筐体に組み付けたりするにあたって、他の物体が
導電部材の接触部に誤って圧接し、大きな荷重が接触部
に加わったとしても、基部等から受ける抗力がなくなる
ため、接触部に発生する応力が大きくなることを防止で
きる。その結果、弾性限度を超えてしまう可能性が低く
なり、接触部の永久変形を防止することができる。
【0018】なお、本発明に対する理解を容易にするた
め、図6の導電部材50を例に挙げて具体的に説明した
が、図6に示す構成に何等限定されるものではない。例
えば、接触部の腕部が基部に近づく方向へ弾性変形した
ときに基部に係合しないようにするのであれば、基部に
腕部を挿通させる挿通孔を設けてもよい。例えば図7
(a)は導電部材60の側面図であり、図7(b)は導
電部材60の正面図(図7(a)中の矢印B方向から見
た図)である。ここに示す導電部材60では、基部61
に四角形形状の挿通孔61aを形成した。そして、図7
(a)中に弾性変形した様子を二点鎖線で示したが、基
部61に近づく方向(図7中に記号Dで示した方向)へ
の弾性変形に際し、接触部63の腕部63bは、基部6
1に設けられた挿通孔61aを通り、基部61に係合し
ないようになっている。
【0019】また、基部に延設される脚部についても、
上述した具体例に限定されるものではない。すなわち、
脚部は、基部に近づく方向へ弾性変形した接触部の腕部
に係合しないように設ければよく、その形状や位置は特
に限定されない。例えば図7の導電部材60では、基部
61の両側に長方形薄板形状の2つの脚部62を設けて
いるが、例えば基部61の四方に長方形薄板形状の4つ
の脚部を設けるようにしてもよい。また、長方形形状で
なくてもよいし、薄板形状でなくてもよい。
【0020】ここで、脚部は、基部に近づく方向へ弾性
変形した接触部の腕部に係合しないように設けるのであ
るが、接触部が他の方向へ移動することを規制するよう
に設けることは構わない。例えば請求項2に示すよう
に、接触部の短手方向に荷重が作用した場合、腕部と脚
部とが係合するよう構成することによって、接触部が短
手方向へずれないようにすることが考えられる。例えば
図7(b)において、2つの脚部62の間の幅を接触部
63の短手方向の幅よりもわずかに広くするという具合
である。このようにすれば、接触部63が短手方向にず
れることがなくなる。
【0021】ところで、薄板状の材料を折り曲げて導電
部材を形成する場合、基部から接触部が折り返されるの
であるから、基部の4辺のうち、接触部が折り返された
辺を除く辺から脚部を折り曲げるようにして形成すれ
ば、1枚の薄板状の材料を折り曲げるだけで導電部材が
形成できるため、加工が容易になる。このように加工を
容易にするという観点からは、基部に対して挿通孔を設
けるよりも(図7参照)、基部の外側を接触部が通るよ
うな構成(図6参照)とする方が望ましい。
【0022】また、基部から折り曲げた薄板状の脚部を
形成する場合、例えばプリント配線板にはんだ付けされ
る辺を基部の折り曲げ辺よりも長くした台形形状とすれ
ば、導電部材の安定性が向上するという点で有利であ
る。さらにまた、プリント配線板上の占有面積を小さく
するという観点からは、例えば請求項3に示すように、
プリント配線板上の信号ラインを跨いで実装可能となる
ように脚部を形成することが考えられる。例えば図6及
び図7に示した導電部材50,60では、基部51,6
1の両側に脚部52,62を形成している。したがっ
て、この脚部52,62の間隔をプリント配線板上の信
号ラインよりも広くしておけば、その信号ラインを跨ぐ
ようにしてプリント配線板上に実装することができる。
このようにすれば、導電部材の下に信号ラインを設ける
ことが可能となるため、導電部材によるプリント配線板
上の実質的な占有面積を小さくできる。
【0023】また、導電部材の高さを調整することを考
えると、従来の導電部材では、プリント配線板からの高
さを調整する場合に接触部自体の高さを調整することが
必要となってくる。この場合、導電部材の高さを高くし
ようとすると接触部が高さ方向だけでなく、横方向にも
大きくなるため、導電部材自体が大きくなってしまい、
プリント配線板上の占有面積が大きくなってしまってい
た。これに対して、本発明の導電部材では、脚部の高さ
を調整するだけで導電部材の高さを調整でき、接触部が
大きくなることがない。したがって、プリント配線板上
の占有面積が大きくなることもない。この意味で、脚部
は、接触部の高さを所定位置に保持するスペーサの役割
を担うことにもなる。
【0024】ところで、本発明は、脚部を設けることに
よってプリント配線板と基部との間に空間を設け、接触
部の腕部の最下部が基部よりもプリント配線板側へ移動
するようにして、接触部を十分に弾性変形させるもので
あった。すなわち、接触部の腕部は、その最下部がプリ
ント配線板に当接するまで弾性変形することになる。も
ちろん、脚部の高さを十分に高くすれば、その最下部は
プリント配線板に当接しなくなるため、接触部の変形量
を大きくすることができる。しかし、脚部の高さは他の
部品との関係において決定されるため、脚部を適当な高
さに設定することはできない。
【0025】したがって、脚部をあまり高くせず、接触
部が極度に弾性変形しても、接触部の腕部がプリント配
線板に当接しないようにできればさらによい。そこで、
脚部の高さを一定としておき、接触部の腕部の最下部の
軌跡がプリント配線板よりも下方を通らないように腕部
部の形状等を工夫することが考えられる。例えば図6に
示した導電部材50がその一例である。導電部材50に
おいて腕部は、水平部53b、下部53c及び端部53
aから構成されているが、水平部53bと下部53cと
の内側の角度を鋭角にしている。例えば水平部53bと
下部53cとの角度が大きくなると、端部53a又は下
部53cがプリント配線板に当接してしまうことになる
が、このように水平部53bとの角度を小さくしたた
め、接触部53の弾性変形によって、下部53c及び端
部53aは、プリント配線板に当接せず、基部51とプ
リント配線板との間に挟まれるような位置に移動するの
である(図6(a)中にの二点鎖線で示した変形図参
照)。このような工夫によって、脚部の高さを抑えるこ
とができる。
【0026】なお、接触部は、基部からの折り返し部分
を中心に弾性変形するため、極度に弾性変形すれば、こ
の折り返し部分に応力集中を生じることが考えられる。
そこで、請求項4に示すように、基部からの折り返し部
分の断面形状を、曲率半径が連続的に変化する曲線形状
とすることが好ましい。このようにすれば、折り返し部
分に発生する応力は分散され、応力集中が生じない。こ
れによって、折り返し部分が永久変形してしまう可能性
を小さくすることができる。
【0027】ところで、従来、導電部材の接触部は、接
地導体に当接していない状態において、基部に連接され
ているのみである。例えば図8に二点鎖線で示す如くで
ある。そのため、例えば搬送途中の振動やプリント配線
板の向きによって、接触部は上下方向に容易に移動する
ことになる。したがって、接触部のプリント配線板から
の高さ、すなわち導電部材のプリント配線板からの高さ
は固定的でない。結果として、他の物体に引っかかる可
能性が高くなっていた。
【0028】そこで、請求項5に示すように、接触部に
外部からの荷重が作用していない状態において、接触部
の腕部が基部又は脚部に係合するようにして、接触部の
基部から離れる方向への移動を規制するよう構成すると
よい。つまり、請求項1〜4に示した導電部材は、接触
部が基部に近づく方向へ弾性変形した場合に、接触部の
腕部が基部又は脚部に係合しないようにしたことを特徴
としているが、この場合、それに加えて、基部から離れ
る方向への移動を規制するようにした。
【0029】例えば図6に示した導電部材50では、接
触部53の腕部を構成する端部53aを基部51側に曲
げて形成することによって、接触部53に外部からの荷
重が作用していない状態では、接触部53の腕部を構成
する端部53aが基部51の下方の面51bに係合し、
基部51から離れる方向(図6中に記号Uで示した方
向)への移動が規制されている。また、例えば図7に示
した導電部材60では、接触部63に外部からの荷重が
作用していない状態では、接触部63の腕部63bを構
成する端部63aが基部61に設けられた挿通孔61a
の周縁部分に係合し、基部61から離れる方向(図7中
に記号Uで示した方向)への移動が規制されている。
【0030】このようにすれば、接触部の高さは所定高
さ以内に抑えられ、他の物体に引っかかる可能性を低減
することができる。また、たとえ引っかかった場合であ
っても、基部から離れる方向への移動は規制されてお
り、基部に近づく方向へ弾性変形する可能性が高いた
め、接触部の永久変形を招くことが少なくなる。
【0031】なお、このような導電部材をプリント配線
板に自動実装する際、吸引ノズルで吸い上げるのが一般
的である。例えば、接触部に上方から吸引ノズルを当て
て吸い上げる。ところが、吸引ノズルの吸引口が接触部
に当接した際、接触部が基部方向に弾性変形して移動す
ると、吸引ノズルの吸引口付近に隙間が生じ、導電部材
が吸い上げられないという状況が発生する。
【0032】そこで、請求項6に示すように、請求項5
に示した構成において、接触部が弾性変形した状態で、
当該接触部の腕部が基部又は脚部に係合するよう構成す
ることが望ましい。この場合、接触部が弾性変形した状
態で、その腕部が基部又は脚部に係合しているのである
から、接触部は、基部から離れる方向へ付勢された状態
となっている。したがって、吸引ノズルの吸引口が接触
部に当接した際、接触部が下方に弾性変形しにくくなる
ため、吸引ノズルの吸引口付近に隙間が生じることを防
止できる可能性が高くなり、その結果、導電部材が吸い
上げられないという状況を回避できる可能性が高くな
る。
【0033】また、このような導電部材は、自動実装ラ
インで連続的にプリント配線板上に載置される。このた
め、部品を入れるくぼみを設けたプラスチックのテープ
であるエンボスキャリアテープに収納され、このエンボ
スキャリアテープにトップカバーテープが貼られ、所定
の規格でいわゆるテーピングがなされて供給される。つ
まり、このようにテーピングされた導電部材は、自動実
装ラインにおいて、トップカバーテープが剥がされた
後、エンボスキャリアテープから上述したような吸引ノ
ズルで吸い上げられてプリント配線板上に載置されるの
である。
【0034】そこで、請求項7に示すようなキャリアテ
ープを採用することが考えられる。そのキャリアテープ
は、請求項1〜6に記載の導電部材をプリント配線板に
自動実装するためのテーピングに用いられ、当該導電部
材を収納するためのくぼみを有したキャリアテープであ
って、くぼみには、当該くぼみに導電部材が脚部側を下
にして収納された状態で、接触部の腕部に下方より当接
し、接触部の基部に近づく方向への弾性変形を規制する
規制凸部が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0035】このようなキャリアテープを用いれば、吸
引ノズルが上方から接触部に当接した場合であっても、
接触部は、規制凸部によって下方へ移動しないため、吸
引ノズルの吸引口付近に隙間が生じることがなくなり、
その結果、確実に導電部材を吸い上げることが可能とな
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施
形態に本発明は何等限定されるものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲において、他の形態でも実施可能
であることは言うまでもない。
【0037】図1は、本実施形態の導電部材1を示して
いる。図1(a)は、導電部材1の側面図であり、図1
(b)は、導電部材1の正面図(図1(a)中の記号C
で示す方向から見た図)であり、図1(c)は、導電部
材1の平面図である。図1に示すように、導電部材1
は、薄板状の金属材料を折り曲げて形成されており、長
方形形状の基部11と、基部11から延設された脚部1
2と、基部11から脚部12の反対側へ折り返された接
触部13とを備えている。
【0038】接触部13は、基部11の長手方向におけ
る一方の端部側から折り返されて形成されており、その
幅(短手方向の長さ)は、基部11の幅(短手方向の長
さ)よりも少し狭くなっている。接触部13は、その長
手方向における所定位置で基部11側へ折り曲げられて
おり、基部11側から順に傾斜部13a、水平部13
b、下部13c、端部13dで構成されている。傾斜部
13aは、基部11と鋭角をなすように折り返された部
分であり、水平部13bは、基部11と略平行となるよ
うに傾斜部13aから折り曲げられた部分である。ま
た、下部13cは、水平部13bと鋭角をなすように水
平部13bから折り曲げられた部分であり、端部13d
は、基部11と略平行となるように下部13cから折り
曲げられた部分である。
【0039】そして、端部13dの両側には突片13e
が基部11と平行に突設されており、端部13d及び突
片13eが、基部11の長手方向におけるもう一方の端
部の下面に係合している。この接触部13は、基部11
からの折り返し部分(図1(a)中に記号γで示した部
分)を中心に基部11側へ弾性変形した状態で、上述し
たように端部13d及び突片13eが基部11と係合し
ている。弾性変形の中心となる折り返し部分は、応力の
集中を防止するために、その断面がなめらかなカーブを
描く形状になっている。
【0040】脚部12は、基部11の短手方向の両側に
一対に延設されている。脚部12は、図1(a)から分
かるように長手方向の長さが基部11の長手方向の長さ
よりも長くなっており、接触部13の下部13cの一部
と端部13dを挟み込むように配置されている。したが
って、接触部13が弾性変形した際、基部11の短手方
向へ大幅にずれることがない。
【0041】脚部12は、基部11側から順に湾曲部1
2a、垂直部12b、端部12cで構成されている。湾
曲部12aは、基部11から一旦上方へ湾曲し、さらに
U字型に湾曲して、垂直部12bにつながっている。垂
直部12bは、基部11に対して略垂直となっており、
端部12cは、この垂直部12bから内側へ略直角に曲
げられている。この端部12cの下側の面は、プリント
配線板にはんだ付けされる接合面12dである。
【0042】さて、本実施形態の導電部材1は、図2
(a)に示すように、プリント配線板200のパターン
201に、脚部12の端部12cの外側面である接合面
12dがはんだ202によってはんだ付けされ、プリン
ト配線板200に実装される。そして、接触部13に接
地導体300が当接すると、接触部13は、基部11か
らの折り返し部分(図2(a)中に記号γで示した部
分)を中心に弾性変形し、弾性変形による反発力によっ
て、接触部13の傾斜部13aと水平部13bとの連接
部分にて接地導体300に圧接する。これによって、プ
リント配線板200のパターン201と接地導体300
とを導通させ、プリント配線板200を接地導体300
に接地する。したがって、本実施形態の導電部材1にお
いては、接触部13の水平部13b、下部13c、端部
13d及び突片13eが「接触部の有する腕部」に相当
する。
【0043】以下、本実施形態の導電部材1が発揮する
効果を説明する。本実施形態の導電部材1は、プリント
配線板200のパターン201に対し、リフローはんだ
付け処理によってはんだ付けされるのであるが、弾性変
形の中心となる折り返し部分(図2(a)中に記号γで
示した部分)は、プリント配線板200との接合面12
d(はんだ付けされる面)を脚部12に設けたことによ
って、この接合面12dから所定距離だけ離れている。
したがって、いわゆるウィッキング現象によってはんだ
が吸い上がり折り返し部分(記号γで示した部分)に付
着する可能性が少なく、折り返し部分(記号γで示した
部分)へのはんだの付着を防止することができる。これ
によって、弾性変形の性能の低下を防止することがで
き、接触部13の十分な弾性変形が保障されるので、接
触部13を介した確実な導通を図ることができる。
【0044】また、本実施形態の導電部材1では、図2
(b)に示すように、接触部13に対し物体400から
過大な荷重が作用した場合、接触部13の腕部は、基部
11の外側を通り、また、2つの脚部12の間を通って
弾性変形し、基部11及び脚部12に係合しない。そし
て、接触部13の腕部の最下部は、基部11よりもプリ
ント配線板200側へ移動する。
【0045】さらに、接触部13の腕部の形状を工夫し
ており、水平部13bから内側の角度が鋭角となるよう
に下部13cを形成した。そのため、接触部13の弾性
変形によって、接触部13の腕部を構成する下部13c
又は端部13dは、プリント配線板200に当接するこ
となく、基部11とプリント配線板200との間の空間
に移動する。つまり、接触部13は十分に弾性変形する
のである。図2(b)に示す如くである。
【0046】その結果、導電部材1の実装されたプリン
ト配線板200を搬送したり、筐体に組み付けたりする
にあたって、他の物体400が導電部材1の接触部13
に誤って圧接し、大きな荷重が接触部13に作用して、
接触部13が極度に弾性変形しても、プリント配線板2
00等からの抗力を受けないため、接触部13に過大な
応力が発生することがない。したがって、接触部13に
発生する応力が弾性限度を超えてしまう可能性が低くな
り、接触部13の永久変形を防止することができる。
【0047】さらにまた、本実施形態の導電部材1で
は、接触部13に対して荷重が作用していないとき、接
触部13の腕部を構成する端部13d及び突片13e
は、基部11の下方の面と係合している。つまり、接触
部13の基部11から離れる方向への移動が規制されて
いるのである。したがって、接触部13の高さは所定高
さ以内に抑えられ、他の物体に引っかかる可能性を低減
することができる。また、たとえ引っかかった場合であ
っても、基部11から離れる方向への移動は規制されて
おり、基部11に近づく方向へ弾性変形する可能性が高
いため、接触部13の永久変形を招くことが少ない。
【0048】また、本実施形態の導電部材1は、プリン
ト配線板200へ載置される際、吸引ノズルが接触部1
3の吸引部13cに当てられ、吸引ノズルによって吸い
上げられるのであるが、基部11からの折り返し部分
(図1(a)中に記号γで示した部分)を中心に基部1
1側へわずかに弾性変形した状態で、端部13d及び突
片13eが基部11と係合している。すなわち、接触部
13は、基部11から離れる方向へ付勢された状態とな
っている。したがって、吸引ノズルの吸引口が接触部に
当接した際、接触部が下方に弾性変形しにくくなるた
め、吸引ノズルの吸引口付近に隙間が生じることを防止
できる可能性が高くなり、その結果、導電部材が吸い上
げられないという状況を回避できる可能性が高くなる。
【0049】さらにまた、本実施形態の導電部材1は、
図1(b)に示したように、基部11の両側に2つの薄
板形状の脚部12を有している。このため、プリント配
線板200上に形成される信号ラインよりも脚部12の
端部12cの間隔を広くしておけば、その信号ラインを
跨いでプリント配線板200に実装することもできる。
このように信号ラインを跨いでプリント配線板200上
に実装した場合、プリント配線板200上で導電部材1
の占有する面積を実質的に小さくすることができ、高密
度実装に寄与することができる。
【0050】以上は本実施形態の導電部材1について説
明してきたが、この導電部材1は、自動実装ラインで連
続的にプリント配線板200上に載置され、その後、リ
フローはんだ付け処理されてプリント配線板200に実
装される。このため、導電部材1は、所定の規格でテー
ピングされて供給される。これについて図4に基づいて
説明する。
【0051】図4(a)は、本実施形態のエンボスキャ
リア型テーピングを示す説明図である。導電部材1は、
プラスチックのテープであるエンボスキャリアテープ2
1のくぼみ21aに収納され、トップカバーテープ22
を貼った状態で自動実装リール23に巻かれて供給され
る。
【0052】エンボスキャリアテープ21には所定規格
の送り穴21bが設けられており、自動実装ラインにお
いて、送り穴21aで自動実装リール23から引き出さ
れる。そして、導電部材1は、トップカバーテープ22
が剥がされた後、エンボスキャリアテープ21のくぼみ
21bから吸引ノズルで吸い上げられてプリント配線板
200上に載置される。
【0053】図4(b)は、実施形態のエンボスキャリ
アテープ21に導電部材1が収納された状態を示す平面
図である。そして、図5(a)は、図4(b)のA−A
線断面図であり、図5(b)は、図4(b)のB−B線
断面図である。図4(b)及び図5に示すように、導電
部材1は、エンボスキャリアテープ21のくぼみ21a
に、テーピングの規格に則って、プリント配線板200
に接合される脚部12を下にして収納されている。この
とき、くぼみ21aの側面には2つの凸部21cが形成
されており、また、くぼみ21aの底面には規制凸部2
1dが形成されている。そして、くぼみ21aの側面に
設けられた2つの凸部21cが、導電部材1の脚部12
に両側から当接し、導電部材1が、エンボスキャリアテ
ープ21のくぼみ21aに収納された状態においてガタ
つかないようになっている。また、くぼみ21aの底部
に設けられた規制凸部21dは、図5(b)に示すよう
に導電部材1の2つの脚部12の間に位置し、図5
(a)及び(b)に示すように、接触部13の腕部を構
成する端部13dに下方から当接している。
【0054】導電部材1は、上述したようにプリント配
線板200上へ載置される際、接触部13の水平部13
bに吸引ノズルが当てられ吸い上げられる。このとき、
接触部13は、上述したように基部11から離れる方向
に付勢されているのであるが、吸引ノズルからの荷重が
大きくなれば、接触部13が弾性変形してしまうことに
なる。例えば図3に示すように、吸引ノズル500が接
触部13の水平部13bに当接して、接触部13が基部
11に近づく方向へ弾性変形すると、吸引ノズル500
の吸引口付近に隙間(図3中に記号βで示した)が生
じ、その結果、導電部材1の吸い上げができない可能性
が高くなる。
【0055】そこで、本実施形態では、エンボスキャリ
アテープ21のくぼみ21aの底面に規制凸部21dを
設けた(図5参照)。つまり、規制凸部21dが、接触
部13の端部13dに下方から当接しているため、基部
11に近づく方向への接触部13の弾性変形が規制され
るのである。したがって、エンボスキャリアテープ21
のくぼみ21aに収納された導電部材1を吸引ノズル5
00で吸い上げる際、吸引ノズル500が接触部13の
水平部13bに当接しても、接触部13は弾性変形しな
い。その結果、吸引ノズル500の吸引口付近に隙間β
が生じることがなくなり、確実に導電部材を吸い上げる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施形態の導電部材を示す側面図であ
り、(b)は実施形態の導電部材を示す正面図であり、
(c)は実施形態の導電部材を示す平面図である。
【図2】実施形態の導電部材の作用を示す説明図であ
る。
【図3】実施形態の導電部材を吸引ノズルで吸引する場
合の問題点を示す説明図である。
【図4】(a)は、エンボスキャリア型テーピングを示
す説明図であり、(b)は、導電部材がエンボスキャリ
アテープに収納された状態を示す平面図である。
【図5】(a)は図4(b)のA−A線断面図であり、
(b)は図4(b)のB−B線断面図である。
【図6】発明の特徴部分を具体的に示す説明図である。
【図7】発明の特徴部分を具体的に示す説明図である。
【図8】従来の導電部材を示す断面図である。
【図9】従来の導電部材の問題点を説明するための断面
図である。
【符号の説明】
1…導電部材 11…基部 12…脚部 12a…湾曲
部 12b…垂直部 12c…端部 12d…接合面 13…接触部 13a…傾斜部 13b…水平
部 13c…下部 13d…端部 13e…突片 21…エンボ
スキャリアテープ 21a…くぼみ 21b…送り
穴 21c…凸部 21d…規制
凸部 22…トップカバーテープ 23…自動実
装リール 50,60…導電部材 51,61…
基部 51b…下面 61a…挿通
孔 52,62…脚部 52a,62
a…接合面 53,63…接触部 53a,63
a…端部 53b…水平部 53c…下部 53d…傾斜部 63b…腕部 100…導電部材 101…基部 101a…接合面 102…接触
部 102a…腕部 102b…端
部 200…プリント配線板 201…導体
パターン 202…はんだ 300…接地
導体 400…物体 500…吸引
ノズル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部と、 前記基部から延設され、プリント配線板にはんだ付けさ
    れる脚部と、 前記基部から前記脚部の反対側へ折り返され、当該折り
    返し部分を中心に弾性変形して接地導体に圧接すると共
    に、当該圧接部分付近から前記基部側へ折り曲げられた
    腕部を有する接触部とを備え、 前記接触部が前記基部に近づく方向へ弾性変形した場合
    に、前記腕部が前記基部及び前記脚部に係合しないよう
    構成することによって、前記接触部の弾性変形に連れて
    前記プリント配線板に最も近づく前記腕部の最下部が、
    前記基部よりもプリント配線板側へ移動できるようにし
    たことを特徴とする導電部材。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の導電部材において、 前記接触部の短手方向に荷重が作用した場合、前記腕部
    が前記脚部に係合するよう構成することによって、前記
    接触部が短手方向へずれないようにしたことを特徴とす
    る導電部材。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の導電部材におい
    て、 前記プリント配線板上の信号ラインを跨いで実装可能と
    なるように前記脚部を形成したことを特徴とする導電部
    材。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の導電部材
    において、 前記基部からの折り返し部分の断面形状を、曲率半径が
    連続的に変化する曲線形状としたことを特徴とする導電
    部材。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の導電部材
    において、 前記接触部に外部からの荷重が作用していない状態にお
    いて、前記接触部の腕部が前記基部又は前記脚部に係合
    するようにして、前記接触部の前記基部から離れる方向
    への移動を規制するよう構成したことを特徴とする導電
    部材。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の導電部材において、 前記接触部が弾性変形した状態で、前記腕部が前記基部
    又は前記脚部に係合していることを特徴とする導電部
    材。
  7. 【請求項7】請求項1〜6に記載の導電部材を前記プリ
    ント配線板に自動実装するためのテーピングに用いら
    れ、当該導電部材を収納するためのくぼみを有したキャ
    リアテープであって、 前記くぼみには、当該くぼみに前記導電部材が前記脚部
    側を下にして収納された状態で、前記接触部の腕部に下
    方より当接し、前記接触部の前記基部に近づく方向への
    弾性変形を規制する規制凸部が形成されていることを特
    徴とするキャリアテープ。
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